JPH06231925A - 異方性磁石の製造方法 - Google Patents
異方性磁石の製造方法Info
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- JPH06231925A JPH06231925A JP5014095A JP1409593A JPH06231925A JP H06231925 A JPH06231925 A JP H06231925A JP 5014095 A JP5014095 A JP 5014095A JP 1409593 A JP1409593 A JP 1409593A JP H06231925 A JPH06231925 A JP H06231925A
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- Japan
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- anisotropic magnet
- earth metal
- rare earth
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
- H01F1/032—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials
- H01F1/04—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of hard-magnetic materials metals or alloys
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- H01F1/0533—Alloys characterised by their composition containing rare earth metals in a bonding agent
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- Power Engineering (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
- Hard Magnetic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程を簡単にして製造コストの低減を図
ることができると共に、容易に高い配向性を持たせるこ
とができ、且つ良好な耐蝕性を有する異方性磁石の製造
方法を提供するものである。 【構成】 アモルファスを含む希土類金属磁性粉を母粒
子3とし、結晶ヘキ開性が良くかつ母粒子3の固化温度
において流動性を有する弗化物を子粒子4とするカプセ
ル粒子5を、成形型内で焼結固化するようにしたもので
ある。
ることができると共に、容易に高い配向性を持たせるこ
とができ、且つ良好な耐蝕性を有する異方性磁石の製造
方法を提供するものである。 【構成】 アモルファスを含む希土類金属磁性粉を母粒
子3とし、結晶ヘキ開性が良くかつ母粒子3の固化温度
において流動性を有する弗化物を子粒子4とするカプセ
ル粒子5を、成形型内で焼結固化するようにしたもので
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は異方性磁石の製造方法に
係り、特に母粒子と該母粒子の周囲を覆う子粒子とから
なるカプセル粒子を使用した異方性磁石の製造方法に関
する。
係り、特に母粒子と該母粒子の周囲を覆う子粒子とから
なるカプセル粒子を使用した異方性磁石の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、配向性を持たせた異方性磁石は、
周知のホットプレス法により希土類金属磁性粉の圧粉成
形と焼結との工程を同時に行って予備成形を行った後、
周知のホットフォームにて圧延することにより製造して
いる。この圧延工程では、原料粉の粘性が低い程流動性
が良く、少ない変位量で配向を持たせることができる。
また、このようにして製造された異方性磁石は、その表
面にニッケルメッキや樹脂塗装を施すことにより防錆処
理されている。
周知のホットプレス法により希土類金属磁性粉の圧粉成
形と焼結との工程を同時に行って予備成形を行った後、
周知のホットフォームにて圧延することにより製造して
いる。この圧延工程では、原料粉の粘性が低い程流動性
が良く、少ない変位量で配向を持たせることができる。
また、このようにして製造された異方性磁石は、その表
面にニッケルメッキや樹脂塗装を施すことにより防錆処
理されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の異方
性磁石の製造方法にあっては、ホットプレス法により予
備成形を行った後、圧延を行わなければ、配向を持たせ
ることができず、製造工程が複雑で製造コストが増大す
るという問題があった。
性磁石の製造方法にあっては、ホットプレス法により予
備成形を行った後、圧延を行わなければ、配向を持たせ
ることができず、製造工程が複雑で製造コストが増大す
るという問題があった。
【0004】また、異方性磁石に高い配向性を持たせる
ためには、圧延工程で高い圧力を負荷しなければならな
いという問題があった。
ためには、圧延工程で高い圧力を負荷しなければならな
いという問題があった。
【0005】さらに、異方性磁石を製造後、その表面に
防錆処理を施さなければならないという問題があった。
防錆処理を施さなければならないという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記課題に鑑み、製造工
程を簡単にして製造コストの低減を図ることができると
共に、容易に高い配向性を持たせることができ、且つ良
好な耐蝕性を有する異方性磁石の製造方法を提供するこ
とにある。
程を簡単にして製造コストの低減を図ることができると
共に、容易に高い配向性を持たせることができ、且つ良
好な耐蝕性を有する異方性磁石の製造方法を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
発明に係る異方性磁石の製造方法は、アモルファスを含
む希土類金属磁性粉を母粒子とし、結晶ヘキ開性が良く
かつ母粒子の固化温度において流動性を有する弗化物を
子粒子とするカプセル粒子を、成形型内で焼結固化する
ようにしたものである。
発明に係る異方性磁石の製造方法は、アモルファスを含
む希土類金属磁性粉を母粒子とし、結晶ヘキ開性が良く
かつ母粒子の固化温度において流動性を有する弗化物を
子粒子とするカプセル粒子を、成形型内で焼結固化する
ようにしたものである。
【0008】また、上記焼結固化後に、圧延を行うよう
にしたものである。
にしたものである。
【0009】
【作用】上記構成によれば、アモルファスを含む希土類
金属磁性粉を母粒子とし、この母粒子の周囲を弗化物か
らなる子粒子で覆って、カプセル粒子を形成している。
上記子粒子に採用する弗化物は、結晶ヘキ開性が良く、
かつ母粒子の固化温度において流動性を有している。従
って、母粒子同士間に子粒子としての弗化物が介在する
ことにより、弗化物が母粒子同士の滑材的な働きをし、
結晶の一軸方向性(結晶方向が特定な一方向に揃うこと
で磁気特性が向上すること)を容易にするものである。
金属磁性粉を母粒子とし、この母粒子の周囲を弗化物か
らなる子粒子で覆って、カプセル粒子を形成している。
上記子粒子に採用する弗化物は、結晶ヘキ開性が良く、
かつ母粒子の固化温度において流動性を有している。従
って、母粒子同士間に子粒子としての弗化物が介在する
ことにより、弗化物が母粒子同士の滑材的な働きをし、
結晶の一軸方向性(結晶方向が特定な一方向に揃うこと
で磁気特性が向上すること)を容易にするものである。
【0010】このように弗化物が滑材として機能するた
めには、その物性として所望の融点や結晶構造が必要で
あり、焼結固化する希土類金属磁性粉の固化温度で弗化
物の粘度が下がることや、その結晶構造がヘキ開性を示
すことが要求される。即ち、上記子粒子としての弗化物
が流動性を有するとは、該弗化物の融点が希土類金属磁
性粉の固化温度に近いことを意味する。また、結晶ヘキ
開性は、結晶の内部構造において、相対的に結合の弱い
方向があると、これと直角な面に平行に割れ易く、この
面をヘキ開面という。この結晶ヘキ開性の無いものに比
べて、ヘキ開があると、この面で滑り易く、結果として
結晶の移動が促進されるものである。よって、異方性磁
石の配向に関して、弗化物が滑材になり、弗化物を添加
しないものに比して、この段階でも焼結固化の圧力方向
に配向した異方性磁石が得られることになる。
めには、その物性として所望の融点や結晶構造が必要で
あり、焼結固化する希土類金属磁性粉の固化温度で弗化
物の粘度が下がることや、その結晶構造がヘキ開性を示
すことが要求される。即ち、上記子粒子としての弗化物
が流動性を有するとは、該弗化物の融点が希土類金属磁
性粉の固化温度に近いことを意味する。また、結晶ヘキ
開性は、結晶の内部構造において、相対的に結合の弱い
方向があると、これと直角な面に平行に割れ易く、この
面をヘキ開面という。この結晶ヘキ開性の無いものに比
べて、ヘキ開があると、この面で滑り易く、結果として
結晶の移動が促進されるものである。よって、異方性磁
石の配向に関して、弗化物が滑材になり、弗化物を添加
しないものに比して、この段階でも焼結固化の圧力方向
に配向した異方性磁石が得られることになる。
【0011】この焼結固化後に、さらに圧延を行うよう
にすれば、上記弗化物の結晶ヘキ開性及び流動性によっ
て、高い配向性が得られる。この圧延工程での負荷圧力
は、低い圧力で足りるものである。
にすれば、上記弗化物の結晶ヘキ開性及び流動性によっ
て、高い配向性が得られる。この圧延工程での負荷圧力
は、低い圧力で足りるものである。
【0012】また、上記焼結固化時に、母粒子としての
希土類金属磁性粉の周囲が子粒子としての弗化物で覆わ
れるので、防錆処理が不要で、耐蝕性を有する異方性磁
石が得られるものである。
希土類金属磁性粉の周囲が子粒子としての弗化物で覆わ
れるので、防錆処理が不要で、耐蝕性を有する異方性磁
石が得られるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る異方性磁石の製造方法の
好適一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
好適一実施例を添付図面に基づいて詳述する。
【0014】図1乃至図5は、本実施例の異方性磁石の
製造方法を示す概略図である。まず図1に示すように、
原料粉1の計量を行う。原料粉1には、希土類金属磁性
粉と弗化物粉とを使用する。希土類金属磁性粉には、例
えば、非晶質磁性材料に単ロール急冷法を用いて製造さ
れた急冷凝固系Fe−Nd−B−Co磁性粉を用いる。
この急冷凝固系磁性粉には、アモルファス磁性粉も含む
ものである。このアモルファスも含むとは、急冷凝固系
合金の微結晶はその列的規則性が急冷によって準安定に
なっているので、材料組成によって非晶質になっている
ものも含む趣旨である。具体的には、ネオケムNdメタ
ルに、ネオジウム(Nd),鉄(Fe),ボロン(B)
及びコバルト(Co)の合金を混合し、この混合物をジ
ェットキャストしたものを粉砕して粉末化した後、これ
に所定の熱処理を施して製造されるものである。
製造方法を示す概略図である。まず図1に示すように、
原料粉1の計量を行う。原料粉1には、希土類金属磁性
粉と弗化物粉とを使用する。希土類金属磁性粉には、例
えば、非晶質磁性材料に単ロール急冷法を用いて製造さ
れた急冷凝固系Fe−Nd−B−Co磁性粉を用いる。
この急冷凝固系磁性粉には、アモルファス磁性粉も含む
ものである。このアモルファスも含むとは、急冷凝固系
合金の微結晶はその列的規則性が急冷によって準安定に
なっているので、材料組成によって非晶質になっている
ものも含む趣旨である。具体的には、ネオケムNdメタ
ルに、ネオジウム(Nd),鉄(Fe),ボロン(B)
及びコバルト(Co)の合金を混合し、この混合物をジ
ェットキャストしたものを粉砕して粉末化した後、これ
に所定の熱処理を施して製造されるものである。
【0015】一方、弗化物粉には、結晶ヘキ開性が良
く、かつ希土類金属磁性粉の固化温度において流動性を
有するアルカリ金属やアルカリ土類金属、例えば、Ca
F2 ,PbF2 ,NaF,CuF2 ,LiF等を使用す
る。
く、かつ希土類金属磁性粉の固化温度において流動性を
有するアルカリ金属やアルカリ土類金属、例えば、Ca
F2 ,PbF2 ,NaF,CuF2 ,LiF等を使用す
る。
【0016】次に、図2に示すように、計量した希土類
金属磁性粉と弗化物粉との混合を行う。この混合工程
は、例えば、図示されているような乳鉢2,ボールミ
ル,又は他の機械的混合機を用いて行う。原料粉1の混
合を行うと、図3に示すように、上記希土類金属磁性粉
を母粒子3とし、上記弗化物粉を子粒子4とするカプセ
ル粒子5が形成される。このカプセル状態とは、周知の
ファンデル・ワールス力による付着作用を利用して、母
粒子3の周囲を子粒子4で覆うものである。このように
カプセル状態にするには、母粒子3の直径に対して子粒
子4の直径を、例えば、十分の一から二十分の一程度に
小さく設定することが望ましい。
金属磁性粉と弗化物粉との混合を行う。この混合工程
は、例えば、図示されているような乳鉢2,ボールミ
ル,又は他の機械的混合機を用いて行う。原料粉1の混
合を行うと、図3に示すように、上記希土類金属磁性粉
を母粒子3とし、上記弗化物粉を子粒子4とするカプセ
ル粒子5が形成される。このカプセル状態とは、周知の
ファンデル・ワールス力による付着作用を利用して、母
粒子3の周囲を子粒子4で覆うものである。このように
カプセル状態にするには、母粒子3の直径に対して子粒
子4の直径を、例えば、十分の一から二十分の一程度に
小さく設定することが望ましい。
【0017】そして、図4に示すように、混合により形
成されたカプセル粒子5を成形型6内に充填する。この
成形型6の材質には、例えば、WC−Co合金等の金
属,カーボン及びサーメット等を使用する。
成されたカプセル粒子5を成形型6内に充填する。この
成形型6の材質には、例えば、WC−Co合金等の金
属,カーボン及びサーメット等を使用する。
【0018】その後、図5に示すように、電源7から上
記成形型6に通電し、例えば、約700℃の温度で約1
〜3分間程プラズマ焼結法により成形固化する。そし
て、離型すれば異方性磁石としての焼結体8を得ること
ができる。
記成形型6に通電し、例えば、約700℃の温度で約1
〜3分間程プラズマ焼結法により成形固化する。そし
て、離型すれば異方性磁石としての焼結体8を得ること
ができる。
【0019】さらに、必要に応じて上記プラズマ焼結後
に圧延を施す。この圧延は、通常のホットフォーム等に
よるもので良く、その負荷圧力は低い圧力で構わない。
に圧延を施す。この圧延は、通常のホットフォーム等に
よるもので良く、その負荷圧力は低い圧力で構わない。
【0020】次に、上記実施例における作用を述べる。
【0021】上述したように、本実施例の異方性磁石の
製造方法は、アモルファスを含む希土類金属磁性粉を母
粒子3とし、CaF2 等の弗化物粉を子粒子4とするカ
プセル粒子5を使用している。上記子粒子4としての弗
化物は、結晶ヘキ開性が良く、かつ母粒子3の固化温度
において流動性を有している。従って、母粒子3同士間
に子粒子4としての弗化物が介在し、弗化物が母粒子3
同士の滑材的な働きをし、結晶の一軸方向性を容易にす
ることができるものである。
製造方法は、アモルファスを含む希土類金属磁性粉を母
粒子3とし、CaF2 等の弗化物粉を子粒子4とするカ
プセル粒子5を使用している。上記子粒子4としての弗
化物は、結晶ヘキ開性が良く、かつ母粒子3の固化温度
において流動性を有している。従って、母粒子3同士間
に子粒子4としての弗化物が介在し、弗化物が母粒子3
同士の滑材的な働きをし、結晶の一軸方向性を容易にす
ることができるものである。
【0022】このように弗化物が滑材として機能するた
めには、その物性として所望の融点や結晶構造が必要で
あり、焼結固化する希土類金属磁性粉の固化温度で弗化
物の粘度が下がることや、その結晶構造がヘキ開性を示
すことが要求される。即ち、上記子粒子としての弗化物
が流動性を有するとは、該弗化物の融点が希土類金属磁
性粉の固化温度に近いことを意味する。具体的には、希
土類金属磁性粉の固化温度で弗化物の粘度が下がるもの
として、融点が500〜1000℃の弗化物、特に融点
が700〜1000℃の弗化物が有効であり、例えば、
下記表1の弗化合物等がある。
めには、その物性として所望の融点や結晶構造が必要で
あり、焼結固化する希土類金属磁性粉の固化温度で弗化
物の粘度が下がることや、その結晶構造がヘキ開性を示
すことが要求される。即ち、上記子粒子としての弗化物
が流動性を有するとは、該弗化物の融点が希土類金属磁
性粉の固化温度に近いことを意味する。具体的には、希
土類金属磁性粉の固化温度で弗化物の粘度が下がるもの
として、融点が500〜1000℃の弗化物、特に融点
が700〜1000℃の弗化物が有効であり、例えば、
下記表1の弗化合物等がある。
【0023】
【表1】
【0024】また、結晶ヘキ開性は、結晶の内部構造に
おいて、相対的に結合の弱い方向があると、これと直角
なヘキ開面に平行に割れ易く、このヘキ開面で結晶が滑
り易く、結果として結晶の移動が促進される。この結晶
ヘキ開性は鉱物に多く見られ、アルカリ金属やアルカリ
土類金属の弗化物は結晶構造がガンエン型やホタル石型
構造を取るので結晶ヘキ開性を示す。この結晶ヘキ開性
を示す弗化物には、例えば、Na,Li,K,Ca,M
g,Sr等の弗化物がある。特に、有効な弗化物は、上
述のように母粒子3の固化温度において流動性を有し、
かつ結晶ヘキ開性が良い弗化物である。即ち、アルカリ
金属のNa,Li,Kの弗化物が最も効果的である。
おいて、相対的に結合の弱い方向があると、これと直角
なヘキ開面に平行に割れ易く、このヘキ開面で結晶が滑
り易く、結果として結晶の移動が促進される。この結晶
ヘキ開性は鉱物に多く見られ、アルカリ金属やアルカリ
土類金属の弗化物は結晶構造がガンエン型やホタル石型
構造を取るので結晶ヘキ開性を示す。この結晶ヘキ開性
を示す弗化物には、例えば、Na,Li,K,Ca,M
g,Sr等の弗化物がある。特に、有効な弗化物は、上
述のように母粒子3の固化温度において流動性を有し、
かつ結晶ヘキ開性が良い弗化物である。即ち、アルカリ
金属のNa,Li,Kの弗化物が最も効果的である。
【0025】以上のような弗化物の機能によって、弗化
物を添加しないものに比べて、焼結固化の圧力方向に配
向した異方性磁石を得ることができるものである。
物を添加しないものに比べて、焼結固化の圧力方向に配
向した異方性磁石を得ることができるものである。
【0026】この焼結固化後に、さらに通常のホットフ
ォーム等による圧延を行えば、上記弗化物の結晶ヘキ開
性及び流動性によって、低い圧力で高い配向性が得られ
るものである。
ォーム等による圧延を行えば、上記弗化物の結晶ヘキ開
性及び流動性によって、低い圧力で高い配向性が得られ
るものである。
【0027】また、上記焼結固化時に、母粒子3として
の希土類金属磁性粉の周囲が子粒子4としての弗化物で
覆われる。従って、結晶粒子のカプセル化により配向と
同時に防錆処理が行われ、耐蝕性を有する異方性磁石が
得られるものである。
の希土類金属磁性粉の周囲が子粒子4としての弗化物で
覆われる。従って、結晶粒子のカプセル化により配向と
同時に防錆処理が行われ、耐蝕性を有する異方性磁石が
得られるものである。
【0028】尚、本発明に係る異方性磁石の製造方法に
関連する技術が特開昭63−255902号公報や特開
平1−175705号公報に開示されている。これらに
開示されている弗化物は希土類弗化物であり、かつ融点
が高い弗化物(NdF3 :1374℃,DyF3 :11
54℃)である。この希土類弗化物は希土類金属磁性粉
と反応し易く、少なからず該希土類金属磁性粉の組成に
影響を与えることになる。しかし、本発明に採用してい
る弗化物はアルカリ金属やアルカリ土類金属であり希土
類ではないので、希土類金属磁性粉の組成に影響を与え
ることはない。また、これらの先行例での配向方法は磁
場プレスによる方法であり、本発明に係る異方性磁石の
製造方法のように焼結固化するだけで高い配向が行える
技術とは明らかに相違するものである。
関連する技術が特開昭63−255902号公報や特開
平1−175705号公報に開示されている。これらに
開示されている弗化物は希土類弗化物であり、かつ融点
が高い弗化物(NdF3 :1374℃,DyF3 :11
54℃)である。この希土類弗化物は希土類金属磁性粉
と反応し易く、少なからず該希土類金属磁性粉の組成に
影響を与えることになる。しかし、本発明に採用してい
る弗化物はアルカリ金属やアルカリ土類金属であり希土
類ではないので、希土類金属磁性粉の組成に影響を与え
ることはない。また、これらの先行例での配向方法は磁
場プレスによる方法であり、本発明に係る異方性磁石の
製造方法のように焼結固化するだけで高い配向が行える
技術とは明らかに相違するものである。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係る異方性
磁石の製造方法によれば、弗化物の流動性や結晶ヘキ開
性により、焼結固化するだけで配向性を持たせることが
できるので、製造工程が簡単になり、製造コストの低減
を図ることができる。また圧延を行うと、低い圧力で容
易に高い配向性を持たせることができる。さらに、焼結
固化時に弗化物が希土類金属磁性粉の周囲を覆うので、
良好な耐蝕性を有し、防錆処理が不要であるという優れ
た効果を発揮する。
磁石の製造方法によれば、弗化物の流動性や結晶ヘキ開
性により、焼結固化するだけで配向性を持たせることが
できるので、製造工程が簡単になり、製造コストの低減
を図ることができる。また圧延を行うと、低い圧力で容
易に高い配向性を持たせることができる。さらに、焼結
固化時に弗化物が希土類金属磁性粉の周囲を覆うので、
良好な耐蝕性を有し、防錆処理が不要であるという優れ
た効果を発揮する。
【図1】本発明に係る異方性磁石の製造方法の一実施例
における原料粉計量工程を示す概略図である。
における原料粉計量工程を示す概略図である。
【図2】本発明に係る異方性磁石の製造方法の一実施例
における原料粉混合工程を示す概略図である。
における原料粉混合工程を示す概略図である。
【図3】本発明に係る異方性磁石の製造方法の一実施例
における母粒子と子粒子とのカプセル状態を示す概略図
である。
における母粒子と子粒子とのカプセル状態を示す概略図
である。
【図4】本発明に係る異方性磁石の製造方法の一実施例
における混合粉充填工程を示す概略図である。
における混合粉充填工程を示す概略図である。
【図5】本発明に係る異方性磁石の製造方法の一実施例
における焼結固化工程を示す概略図である。
における焼結固化工程を示す概略図である。
3 母粒子 4 子粒子 5 カプセル粒子 6 成形型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧田 茂生 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 加藤 雅之 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内 (72)発明者 原 裕一郎 神奈川県藤沢市土棚8番地 株式会社い すゞ中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 アモルファスを含む希土類金属磁性粉を
母粒子とし、結晶ヘキ開性が良くかつ母粒子の固化温度
において流動性を有する弗化物を子粒子とするカプセル
粒子を、成形型内で焼結固化するようにしたことを特徴
とする異方性磁石の製造方法。 - 【請求項2】 前記焼結固化後に、圧延を行うようにし
た請求項1に記載の異方性磁石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5014095A JPH06231925A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 異方性磁石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5014095A JPH06231925A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 異方性磁石の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06231925A true JPH06231925A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=11851560
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5014095A Pending JPH06231925A (ja) | 1993-01-29 | 1993-01-29 | 異方性磁石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06231925A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006066853A (ja) * | 2004-06-25 | 2006-03-09 | Hitachi Ltd | 希土類磁石及びその製造方法、並びに磁石モータ |
| JP2006066870A (ja) * | 2004-07-28 | 2006-03-09 | Hitachi Ltd | 希土類磁石 |
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- 1993-01-29 JP JP5014095A patent/JPH06231925A/ja active Pending
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