JPH0623236U - 貫通コンデンサ - Google Patents
貫通コンデンサInfo
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Landscapes
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】沿面放電が起こりにくい貫通コンデンサを提供
する。 【構成】セラミックの筒体からなりその内外周面にそれ
ぞれ内部電極3および外部電極4が形成された素体1
と、素体1内を貫通して配置された貫通端子2と、貫通
端子3の周囲を囲む環状を有しており、かつ一端が素体
1から突出するように素体1の両端部に配置され、内部
電極3と外部電極4との間に発生する沿面放電を低減す
る沿面放電低減部材11とを備えた貫通コンデンサ。な
お、沿面放電低減部材11は素体1外側の外周角部全周
に断面円弧状の面取り部12を有していることが好まし
い。
する。 【構成】セラミックの筒体からなりその内外周面にそれ
ぞれ内部電極3および外部電極4が形成された素体1
と、素体1内を貫通して配置された貫通端子2と、貫通
端子3の周囲を囲む環状を有しており、かつ一端が素体
1から突出するように素体1の両端部に配置され、内部
電極3と外部電極4との間に発生する沿面放電を低減す
る沿面放電低減部材11とを備えた貫通コンデンサ。な
お、沿面放電低減部材11は素体1外側の外周角部全周
に断面円弧状の面取り部12を有していることが好まし
い。
Description
【0001】
本考案は、例えば高周波誘導加熱装置や高周波誘電加熱装置の電源部に用いら れる貫通コンデンサに関する。
【0002】
図3の等価回路図に示す高周波誘導加熱装置40や図4の等価回路図に示す高 周波誘電加熱装置50においては、電源回路や制御系電子回路へのノイズの影響 を除去する目的から、その高圧交流電源ラインに貫通コンデンサを組み込むこと が行われている。
【0003】 従来から、このような目的に用いられる貫通コンデンサとして、図2に示すも のがある。この貫通コンデンサ20はセラミック素体1と貫通端子2とを備えて いる。セラミック素体1は略円筒形をしており、その内外周面にはそれぞれ銀電 極からなる内部電極3および外部電極4が形成されている。貫通端子2は素体1 内に挿通されており、素体1両端部において接続端子5によって内部電極3に接 続固定されている。接続端子5は金属板を円盤状や花びら状に加工して構成され ている。
【0004】
ところで、このような貫通コンデンサ20には、沿面放電が発生しやすいとい う問題があった。というのも、素体1の両端の内側角部(図中、aで表示してい る)にはDC電圧以外にも高周波成分やサージ電圧が印加されるために、ここに 電界集中が生じやすく、このような電界集中によって貫通コンデンサ20に許容 電圧以上の電圧が加わり、内部電極3と外部電極4との間に沿面放電が発生する ことがあった。
【0005】 本考案は、このような問題に鑑みてなされたものであって、沿面放電が起こり にくい貫通コンデンサを提供することを目的としている。
【0006】
本考案は上記目的を達成するために、セラミックの筒体からなりその内外周面 にそれぞれ内部電極および外部電極が形成された素体と、素体内を貫通して配置 された貫通端子と、この貫通端子の周囲を囲む環状を有しており、かつ一端が素 体から突出するように素体の両端部に配置され、内部電極と外部電極との間に発 生する沿面放電を低減する沿面放電低減部材とを備えた貫通コンデンサ。
【0007】
上記構成によれば、素体の内側角部の外側に導体からなる沿面放電低減部材が 配置されることになり、この沿面放電低減部材によってここに発生する電界集中 は緩和されることになる。
【0008】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。この貫通コンデ ンサ10はセラミック素体1と貫通端子2とを備えている。セラミック素体1は 略円筒形をしており、その内外周面にはそれぞれ銀電極からなる内部電極3およ び外部電極4が形成されている。貫通端子2はその外周面全面に雄ねじ部2aを 形成した金属棒体からなっており、素体1の内部に貫通して配置されている。
【0009】 以上の構成は従来例と同様である。次に本考案の特徴となる構成を述べる。こ の貫通コンデンサ10には一対の沿面放電低減部材11が取り付けられている。 沿面放電低減部材11は短円筒形をしており、真ちゅう、銅等の導電性のよい金 属から構成されている。沿面放電低減部材11は素体1内に圧入できるように、 その外周径は素体1の内周径より若干ながら大きくなっている。沿面放電低減部 材11の内周面には前記した貫通端子2の雄ねじ部2aに螺合する雌ねじ部11 aが形成されている。そして、この雌ねじ部11aを貫通端子2の両端から雄ね じ部2aに螺合させて、沿面放電低減部材11が貫通コンデンサ10に取り付け られている。取り付けられた沿面放電低減部材11はその端部を素体1から若干 突出させた状態で素体1の両端部それぞれに配置されることになり、ここで貫通 端子2と内部電極3とを互いに導通させる。
【0010】 また、沿面放電低減部材11には、素体1外側外周角部に、全周に渡って断面 円周状の面取り部12が形成されている。
【0011】 次に、このように構成された実施例品および従来例品の貫通コンデンサにおけ る沿面放電発生電圧を測定した結果を表1に示す。この測定では、実施例品、従 来例品とも外形80mm、内径34mm、軸長160mmの素体1に銀電極から なる内外電極3,4を形成し、この素体1に軸長225mm、M10の貫通端子 2を取り付けたものを用いた。また、実施例品の沿面放電低減部材として、外周 径が36mm、一端側をR10にて面取りしたものを用いた。
【0012】
【表1】
【0013】 この表から明らかなように、本実施例品は従来例品に比べて放電発生電圧を2 0%高めることができ、その分、沿面放電は起こりにくくなっていることがわか る。これは、沿面放電低減部材11によって素体1の内側角部aに電界が集中し にくくなったためである。
【0014】 なお、沿面放電低減部材11の素体1外側外周角部bには、素体1の内側角部 aと同様、電界が集中しやすくなっている。しかしながら、この角部bには全周 に渡って断面円周状の面取り部12が形成されており、この面取り部12によっ てこのような電界集中を防止している。そのため、沿面放電低減部材11を設け たために新たな生じる電界集中によって十分なる沿面放電低減効果が得られなく なるといった不都合を起こすこともない。
【0015】 なお、上記実施例では、沿面放電低減部材11に貫通端子2と内部電極3とを 導通させる接続端子の機能を持たせたものを示したが、必ずしもこのような機能 を持たせる必要はない。すなわち、沿面放電低減部材11の外周径を素体1の内 周径より若干小さくして内部電極3とは非接触の状態にし、この沿面放電低減部 材11とは別体の接続端子を用いて、貫通端子2と内部電極3とを導通させる構 造とすることができる。
【0016】 そして、このような構造によっても上記実施例と同様に、内部電極3と外部電 極4との沿面放電を低減することができる。
【0017】
以上のように、本考案によれば、端子端部を素体から突出させて沿面放電低減 部材を素体の両端部それぞれに取り付けたので、素体の内側角部の外側に導体で ある沿面放電低減部材が配置されることになり、ここに発生する電界集中は緩和 されることになった。そのため、貫通コンデンサに発生する沿面放電を大幅に低 減することかできた。
【0018】 また、沿面放電低減部材の素体外側外周角部には、素体の内側角部と同様、電 界が集中しやすくなっている。しかしながら、この角部に全周に渡って断面円周 状の面取り部を形成しておけば、この面取り部によってこのような電界集中は防 止され、沿面放電低減部材を設けたために新たに生じる電界集中によって、十分 なる沿面放電低減効果が得られないといった不都合を起こすこともない。
【図1】本考案の一実施例の構造を示す断面図である。
【図2】従来例の構造を示す断面図である。
【図3】貫通コンデンサが組み込まれる高周波誘導加熱
装置の等価回路図である。
装置の等価回路図である。
【図4】貫通コンデンサが組み込まれる高周波誘電加熱
装置の等価回路図である。
装置の等価回路図である。
1 素体 2 貫通端子 3 内部電極 4 外部電極 11 沿面放電低減部材 12 面取り部
Claims (2)
- 【請求項1】セラミックの筒体からなりその内外周面に
それぞれ内部電極(3)および外部電極(4)が形成さ
れた素体(1)と、 素体(1)内を貫通して配置された貫通端子(2)と、 この貫通端子(3)の周囲を囲む環状を有しており、か
つ一端が素体(1)から突出するように素体(1)の両
端部に配置され、内部電極(3)と外部電極(4)との
間に発生する沿面放電を低減する沿面放電低減部材(1
1)とを、備えたことを特徴とする貫通コンデンサ。 - 【請求項2】前記沿面放電低減部材(11)は素体
(1)外側の外周角部全周に断面円弧状の面取り部(1
2)を有していることを特徴とする請求項1記載の貫通
コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6040292U JPH0623236U (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 貫通コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6040292U JPH0623236U (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 貫通コンデンサ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623236U true JPH0623236U (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=13141145
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6040292U Pending JPH0623236U (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | 貫通コンデンサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623236U (ja) |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP6040292U patent/JPH0623236U/ja active Pending
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