JPH0623335B2 - 自己レベリング性床光沢剤 - Google Patents

自己レベリング性床光沢剤

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JPH0623335B2
JPH0623335B2 JP59079308A JP7930884A JPH0623335B2 JP H0623335 B2 JPH0623335 B2 JP H0623335B2 JP 59079308 A JP59079308 A JP 59079308A JP 7930884 A JP7930884 A JP 7930884A JP H0623335 B2 JPH0623335 B2 JP H0623335B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は別にレベリング剤(leveling agent)を附加す
る必要なしに床光沢剤に処方され得る自己レベリング性
の床光沢用ポリマー組成物に関するものである。
本組成物はレベリング剤としてポリアルコキシル化され
た鎖状脂肪族アルコールで通常の床光沢剤乳化物又は製
剤を処理することによって調製される。
レベリング性は床光沢剤を特徴づける鍵となる性能特性
である。ひも状モップや其の他の用具の形を反影する、
平坦でないフィルム堆積物のうねや渦を生ずることな
く、均等な光沢をもった平滑な光沢フィルムを与えるた
めにレベリング剤が用いられる。従来十分なレベリング
性能はレベリング剤としてトリスブトキシエチルフォス
フェートを使用した床光沢剤の処方について得られてき
た。この変性剤は高価であり、処方に組み込むことが難
しく又適用した床光沢剤の耐磨耗性を減少させる。
トリスブトキシエチル フォスフェートの使用が過重で
あると永続的な可塑性を与え、逆に耐磨耗性に影響し、
又汚損の原因となる。
レベリングの物理的、化学的根拠は明らかでない。
従来トリスブトキシエチル フォスフェートの効果は床
光沢用製剤の表面張力を減少させる能力に関連するもの
と推測されてきたが、表面張力とレベリングとの間の関
係は、湿潤剤として使用される弗化炭化水素界面活性剤
のような、他の床光沢剤成分が、表面張力のより有効な
緩和剤であるにもかかわらず、十分なレベリング性能を
増進しないので、非常に複雑なものであることが明らか
になった。
レベリング性は、組み込まれたレベリング剤と床光沢用
製剤に使用されたアルカリ可溶樹脂との両方の作用であ
る。
アルカリ可溶樹脂の代表的なものはアクリル酸又はスチ
レン//マレイン酸 無水物又は変性ロジンエステル樹脂
である。これ等のアルカリ可溶樹脂はすべてレベリング
補助剤といわれる。1978年12月6日特許になった米国特
許4,131,585でアール フェイギンは、アルコキシル化
された枝わかれ鎖状アルコールとメルカプタンよりなる
床光沢レベリング剤を開示している。これらの組成物は
可塑化化合物であり、これはバフをかけなくても乾くと
輝いた仕上り面を与える改良された床光沢乳化液を製造
する添加物として使用される。
これ等のレベリング剤は光沢やレベリング性、耐水性、
靴のヒール跡に対する耐性、粉末化に対する抵抗性等に
不利益な影響を与えることなく種々の床光沢用製剤にお
いて、また、非常にすぐれた光沢、水しみやヒール跡に
対する抵抗性、除去性及び洗浄剤に対する耐性を示すあ
る種の処方において、トリスブトキシエチル フォスフ
ェートに代替できる。
フェイギンは更にアルコキシル化された鎖状アルコール
は単に有効でないばかりでなく又有害でレベリング剤と
して作用しないと、本発明の開示と正反対の開示をして
いる。(第2欄31行〜34行) 米国特許2,865,877,4,022,730及び4,168,255はすべて、
エトキシル化されたアルキルフェノール非イオン界面活
性剤を使用すると光沢剤のレベリング性能を高めること
を教示している。しかしレベリング性能はトリスブトキ
シエチル フォスフェートの使用なしでは達成されな
い。
1973年11月に特許になった米国特許3,770,684でドリス
コルとシンガーはポリエーテル チェインの何れかの端
に分子量200乃至400の水に不溶の炭化水素残基を持つ分
子量3000乃至3500の水溶性のポリエーテルが、ラテック
スペイントのレベリング剤、粘度改良剤として使用でき
ることを開示している。
1974年4月に特許になった米国特許3,802,835でエッチ
プリートはモノヒドロキシ低級アルコールのレベリン
グ剤を有するアンモニア液染浴を開示している。
1975年11月に特許になった米国特許3,989,456でディー
アブル、ベスシア及びウィーダーはポリエステル繊維の
染色に対する染料分散浴の均染剤について開示してい
る。100℃より上の染料分散浴に於ける均染剤としての
8〜C12脂肪族アルコールが開示されている。
本発明の目的の一つはレベリング剤又はレベリング剤の
混合物を含有する水性の床光沢剤のポリマー組成物を提
供するにある。
本発明の他の目的は良好なレベリング特性を有する床光
沢用製剤を提供するにある。さらによいレベリング特性
をもった水性の床光沢剤を製造するために床光沢業者に
よって後でレベリング剤を附加する必要のない、あらか
じめレベリング剤が加えられている水性の床光沢用乳化
液を提供するにある。
本発明の他の目的はトリスブトキシエチル フォスフェ
ート以外のレベリング剤を含有する水性床光沢剤ポリマ
ー組成物を含む組成物を提供するにある。又本発明の今
一つの目的は新しいレベリング剤を用いて処方された組
成物を用いて床を磨く方法を提供するにある。
これ等の諸目的は以下の本発明の説明により、より明ら
かになるであろう。
本発明の組成物は、レベリング剤としてポリアルコキシ
ル化された鎖状脂肪族アルコールを含有する水性の床光
沢剤ポリマー組成物を含む。
本発明はレベリング剤としてえポリアルコキシル化され
た直鎖状脂肪族アルコールを含有する水性床光沢剤ポリ
マー組成物を含む床光沢剤組成物において、レベリング
剤が次式(I)で示される化合物 CH3(CH2mO(CH2CH2O)nH(ここでmは9
〜15の整数であり、nは2〜6の整数である)よりなる
群から選ばれたすくなくとも一つの化合物である床光沢
剤組成物である。床光沢剤組成物は、乳化重合によって
作られ、水性の媒体に分散されている一般に水に不溶の
ラテックスポリマーの形であるポリマーとレベリング剤
を含有している。
このポリマー組成物は任意成分例えば防腐剤、分散剤、
抗菌剤、染料、着色剤その他を含有することができる。
このポリマー組成物は水性光沢剤特に水性床光沢剤を処
方するのに用いることができる。
典型的な水性床光沢剤(床光沢剤組成物)は更に他の成
分を添加したポリマー組成物から調製される。
これらの諸成分はアルカリ可溶の樹脂、ワックスの乳化
液、可塑剤、界面活性剤、防腐剤、香料、塩基及び水で
あることができる。代表的には、床光沢剤組成物中のポ
リマー重量%はポリマー組成物中のポリマー重量%より
も実質的に少ない、と言うのはポリマー組成物はこれ等
の他の成分の添加により薄められるからである。本発明
のポリマー組成物で調製された床光沢剤組成物は、特に
良好なレベリング性能を達成する目的で更に他の成分を
添加することを必要としない。
以上のような理由で、これらの床光沢剤組成物及びポリ
マー組成物は自己レベリング性であると言える。
本発明のレベリング剤はポリアルコキシル化された鎖状
脂肪族アルコールの混合物より構成されることができ
る。
ポリアルコキシル化されたアルコールはその中に1ケよ
り多いアルコキシグループを持っていることでモノアル
コキシル化されたアルコールと区別される。
本発明のポリアルコキシル化された鎖状脂肪族アルコー
ルを製法については化学技術的にはよく知られている。
例えば、エヌ シャハト及びエッチ エル グリーンワ
ルドの著書非イオン界面活性剤、8〜43(マーセル デ
ッカー、ニューヨーク、1967)“エチレンオキサイド縮
合の機構”に、エチレンオキサイドと鎖状アルコールと
の縮合の化学の概論が記載されている。アルコキシレー
ションによって出来るものは典型的に分子量が異なった
ものに分布する。本発明ではポリアルコキシル化された
鎖状アルコールの混合物が使用され得る。塩基性の状態
で製造されたエトキシル化された鎖状アルコールはナイ
カンダーの分布モデルに適合する(同所37)。
アルコキシレーションについてはシー エー ブューレ
ル及びデー,イー,ピアーソンが1 有機合成の概観30
4-05(ウィリー−インターサイエンス1970)の中で論議
している。アルコキシレーションによる製品の分布及び
触媒についての研究には、エス ウィンスタイン及びア
ール ビー ヘンダーソン の1 複素環式化合物 22
-39(ウィリー エンド サン1950)、パーカー及びア
イザックの59ケミカル レビュー 737-99(1959);エ
ッチ,シーチットウッド及びビーティーフロイレの68
ジャーナル オブ アメリカン ケミカル ソサイエテ
ィー680(1946):又 アディーおよびパーカーのジャ
ーナル オブ ケミカル ソサエティー915(1963)が
ある。
ポリアルコキシル化された鎖状アルコールの例として
は、CH3(CH210O(CH2CH2O)6Hおよび後
記の実施例1〜3で用いられているものなどがあげられ
る。
本発明のレベリング剤はポリアルコキシル化された鎖状
脂肪族アルコールの混合物であることができるから、こ
の混合物は、混合物のうちのアルコキシル化されたアル
コールのメチレン単位の平均数及びアルコシキ単位の平
均数によって特徴づけられる。例えばレベリング剤が上
記の式Iによって表わされるアルコキシル化された鎖状
アルコールの混合物よりなるときはその混合物は与えら
れたn及びmの平均値によって特徴づけられる。
本発明の一具体例に於いて、mの平均値が約12.5で、n
の平均値が約2〜4であることが望ましいとされてい
る。さらに好ましくはnの平均値が約3である。
本発明の水性床光沢剤ポリマー組成物は少なくとも1ケ
のエチレン性不飽和モノマーの乳化重合によって得られ
た水不溶性の附加ポリマー5乃至50重量パーセント含有
していることが望ましい。水不溶性附加ポリマーは、C
1〜C8アルキルアクリレート及びメタアクリレート、モ
ノ及びジ(C1〜C5)アルキル、イタコネート及びフマ
レート、マレイン酸無水物、塩化ビニリデン、スチレ
ン、ビニルトルエン、アクリロニトリル、メタアクリロ
ニトリル、アクリルアマイド、メタクリルアマイド、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、フマル酸、シト
ラコン酸、クロトン酸、ベータアクリロキシプロピオン
酸及びヒドロキシ−(C1〜C6)−アルキルアクリレー
ト及びメタクリレートよりなる群から選ばれた少なくと
も1ケのエチレン性不飽和モノマーから乳化重合によっ
て得られたものであることが望ましい。
本発明の一つの具体例では乳化重合ポリマーはアルカリ
可溶であり得る。
ポリマー固形物に対するレベリング剤の総重量の比率は
約0.05から0.15であることが望ましい。
一具体例に於て、本発明の組成は床光沢用として好適
で、且つ本発明のレベリング剤に加えて、アルカリ可溶
樹脂、分散剤、界面活性剤、アンモニア及び遷移金属架
橋剤を含有している。又これらの組成は、合成ポリエチ
レンワックス又はカルナウバワックスのように天然に得
られた、ワックス類を含有することが出来る。さらにこ
れらは又可塑剤を含有し、又合同溶剤を含有することも
出来る。
エチレン性不飽和モノマーから水に不溶の附加ポリマー
を製造するために乳化重合を用いることはこの分野では
よく知られている。乳化重合の実施についてはデーシー
ブラックレイの書いた乳化重合(ウィリー、1975)の中
で詳細に論議されている。
本発明の組成物は内部可塑化ポリマー乳化物を使用して
処方されることもできる。内部可塑化乳化液の調製につ
いては、ここに文献として記載されている1979年4月17
日に特許になったデーアール ゲーマン其の他に米国特
許4,150,005の中で詳細に論議されている。非内部可塑
化床光沢剤乳化液ポリマーの調製については、ここに文
献として記載されている1981年3月30日に特許になった
アール イー ズダノウスキーの米国特許3 573,239、1
967年6月27日に特許になったアール イー ズダノウ
スキーの米国特許3,328,325、1971年1月12日に特許に
なったデー アール ゲーマン其の他の米国特許3,554,
790、1969年9月16日に特許になったアイ エス フィ
アマン其の他の米国特許3,467,610に記載されている。
本発明の組成に使用されるポリマーの製造には普通の乳
化重合技術が用いられる。
このようにしてモノマーは陰イオン又は陽イオン又は非
イオン分散剤をモノマー全量の約0.5乃至10%使用して
乳化される。
酸性のモノマーは水溶性で、乳化工程で使用される他の
モノマーを乳化するための分散剤として充分役立つ。
アンモニア、過硫酸カリのような、遊離基型の重合開始
剤は単独又はメタビサルファイトカリ又はチオ硫酸ソー
ダのような促進剤と一緒に使用できる。普通一般に触媒
と称している開始剤及び促進剤は共重合されるモノマー
の重量を基礎として1/2乃至2パーセントの割合で使用
される。重合温度は室温から90℃又はそれ以上が普通で
ある。
本発明に使用される乳化液の重合方法に適した乳化剤の
例としては、アルキル、アリール、アラルキルおよびア
ラルキルスルホン酸、同じく硫酸および同じくポリエー
テル硫酸のアルカリ金属塩およびアンモニウム塩;これ
に対応するリン酸塩、ホスホニウム塩及びエトキシル化
された、脂肪酸、エステル、アルコール、アミン、アマ
イド及びアルキルフェノールが含まれる。メルカプタ
ン、ポリメルカプタン及びポリハロゲン化合物を含む連
鎖移動剤をポリマー分子量を制御するために重合混合物
中に使用することがしばしば望まれる。
本発明に用いられる乳化液の製造に用いられる酸性のモ
ノマーは、アルファ、ベーター モノエチレン性不飽和
酸例えばマレイン酸、フマル酸、クロトン酸、シトラコ
ン酸、アクリロキシプロピオン酸、アクリル酸、メタク
リル酸、又はイタコン酸である。
本発明の水不溶性附加ポリマーを生成するために共重合
される酸性モノエチレン性不飽和モノマーの其の他の例
としては、不飽和脂肪族ジカルボン酸の部分的エステル
及び特にこれらの酸のアルキルハーフエステルがある。
このような部分的エステルは、アルキルグループが1〜
6の炭素原子を有する、イタコン酸、フマール酸及びマ
レイン酸のアルキル ハーフ エステルである。このグ
ループの化合物の代表的なものは、イタコン酸メチル、
イタコン酸ブチル、フマル酸エチル、フマル酸ブチル及
びマレイン酸メチルである。アクリル酸、メタクリル
酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、クロトン酸
及びベーターアクリロキシプロピオン酸が望ましい。
本発明のポリマーは少なくとも1ケのビニル芳香族モノ
マーの残基を含有している。
斯くの如きビニルモノマーの例としては、スチレン、ビ
ニルトルエン、2−ブロモ−スチレン、o−ブロモ−ス
チレン、p−クロロ−スチレン、o−メトキシ−スチレ
ン、p−メトキシ−スチレン、アリルフェニルエーテ
ル、アリルトリルエーテル及びアルファ−メチル スチ
レンの様なアルファ、ベータ エチレン性不飽和芳香族
モノマーがあげられる。
本発明のポリマーは又、アクリロニトリル、メタクリロ
ニトリル、シス及びトランスクロトンニトリル、アルフ
ァ−シアノスチレン、アルファ−クロロアクリロニトリ
ル、エチル ビニル エーテル、イソプロピル ビニル
エーテル、イソブチル ビニル エーテル、ジエチレ
ン グリコール ビニル エーテル、デシル ビニル
エーテル、酢酸ビニル、ヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート、例えば2−ヒドロキシエチル メタクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル アクリレート、3−ヒド
ロキシプロピル メタクリレート、ブタンジアリル ア
クリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル アクリレート、
2−ヒドロキシプロピル メタクリレート及びビニル
チオール例えば2−メルカプトプロピル メタクリレー
ト、2−スルフォエチル メタクリレート、メチル ビ
ニル チオエーテル及びプロピル ビニル チオエーテ
ル 以上のような少なくとも一つの極性をもった又は分
極可能な非イオン性親水性モノマーの残基を含有するこ
とが出来る。
アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリルア
マイド、メタクリルアマイド及びヒドロキシ−(C1
6)アルキルアクリレート及びメタアクリレートが特
に望ましい。
本発明の乳化ポリマーはエステルの酸部分が芳香族及び
(C1〜C18)の脂肪族の酸より選ばれたものである少
なくとも1ケのビニルエステル単量体の残基を含有する
ことが出来る。
これらの酸の例としては、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、
n−酪酸、n−吉草酸、タルミティックアシッド、ステ
リックアシッド、フェニル酢酸、安息香酸、クロロ酢
酸、ジクロロ酢酸、ガンマ−クロロ−酢酸、ガンマ−ク
ロロ−酪酸、4−クロロ安息香酸、2−5−ジメチル安
息香酸、o−トルイル酸、2,4,5−トリ−メトキシ
安息香酸、シクロブタンカルボン酸、シクロヘキサン
カルボン酸、1−(パラ−メトキシフェニル)シクロヘ
キサン カルボン酸、1−(パラ−トリル)−1−シク
ロペンタンカルボン酸、カプロン酸、ミリスチン酸及び
p−トルイル酸が挙げられる。モノマーのヒドロキシ
ビニル部分はヒドロキシエチレン、3−ヒドロキシ−プ
ロップ−1−エン、3−4−ジヒドロキシ−プロップ−
1−エン及び3−ヒドロキシ−ペント−1−エンのよう
なヒドロキシビニル化合物から選ばれる。化合物が酢酸
とヒドロキシエチレンから誘導されたものと考えられる
酢酸ビニルモノマーの場合、実際はモノマーはこのよう
な前駆モノマーからは製造出来ないように、物質の由来
は純粋に形式的なものであり得ると解される。
本発明の乳化ポリマーは、メチルメタアクリレート、メ
チルアクリレート、エチルアクリレート、エチルメタア
クリレート、N−ブチルメタアクリレート、N−ブチル
アクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、N−
オクチルアクリレート、セク−ブチルアクリレート、イ
ソ−ブチルメタクリレート及びシクロプロピルメタアク
リレートのような(C1〜C8)アルコールのアクリル又
はメタクリル酸エステルより選ばれた少なくとも1種類
のモノマーの残基を含有することが出来る。この中で
(C1〜C8)アルキルアクリレート及びメタクリレート
モノマーが望ましい。
本発明の組成物にはイオン架橋剤も使用することが出来
る。このイオン架橋剤は多価金属部分と有機性配位子部
分、および若し架橋剤がキレートとして可溶性の形で配
合に加えられる場合はアルカリ部分を含有している多価
金属錯体である。多価金属イオンはベリリウム、カドミ
ウム、銅、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ジルコニ
ウム、バリウム、アルミニウム、ビスマス、アンチモニ
ー、鉛、コバルト、鉄、ニッケル又は其の他の多価金属
であり、少なくとも重量で約1%水に顕著な溶解性を示
す、オキサイド、ヒドロキサイド、塩基性、酸性、中性
塩の形で組成物に加えられる。アルカリ部分はアンモニ
ア又はアミンによって供給される。有機配位子はアンモ
ニア又はアミン又は有機二配位アミノ酸であり得る。配
位子が2つあるアミノ酸は脂肪族アミノ酸であり又複素
環式アミノ酸である。
配位子が2ケであるアミノ酸は次のような式で表わされ
る。
1(R2)N−R3−C(O)OH ここでR1及びR2は独立に水素、アルキル、フェニル及
びベンジルから選ばれたもので、R3は直鎖又は枝わか
れ鎖状のアルキレン、アルキリデン又はアラルキリデン
基で1〜12の炭素原子望ましくは1〜4の炭素原子を有
するものである。但し少なくとも1ケしかし4より下の
炭素原子が窒素原子及びカルボニル基の炭素原子と直鎖
状をなしている必要がある。
1及びR3はこれらが結合した窒素原子と5又は6員環
の複素環式環を形成することができる。ただし、R2
水素である。
1及びR2は望ましくは水素であり、R1及びR2の適当
なアルキル基はメチル、エチル、イソプロピル及びブチ
ルのように1〜6の炭素原子を含有している。
3は望ましくはメチレンであるが、エチレン、プロピ
レン、ナフチリデン、n−プロピリデン、イソ−プロピ
リデン、ブチリデン及びフェニルナフチリディンでもよ
い。
代表的な二配位アミノ酸配位子としてはグリシン、アラ
ニン、ベーターアラニン、バリン、ノルバリン、ガンマ
−アミノ ブチリック アシド、ロイシン、ノルロイシ
ン、N−メチルアミノ酢酸、N−エチルアミノ酢酸、ジ
メチルアミノ酢酸、ジエチルアミノ酢酸、N−n−プロ
ピルアミノ酢酸、N−イソプロピルアミノ酢酸、N−ブ
チルアミノ酢酸、フェニルアラニン、N−フェニルアミ
ノ酢酸、N−ベンヂルアミノ酢酸及びニコチン酸があげ
られる。
多価金属錯体としてはジアンモニウム亜鉛(II)及びテ
トラーアンモニウム亜鉛(II)イオン、カドミウムグリ
シネート、ニッケルグリシネート、亜鉛グリシネート、
ジルコニウム、グリシネート、亜鉛アラネート、銅ベー
ターアラネート、亜鉛ベーターアラネート、亜鉛バラネ
ート、ジメチルアミノ酢酸銅があげられる。多価金属錯
体又は配位結合化合物は光沢剤ビヒクル組成の水性媒体
に最初にたやすく溶解する。特にpHが6.5乃至10.5の場
合によくとけ、乾くと、本質的には水に不溶であるが除
去可能な光沢剤折出物を形成するので好都合である。
多価金属錯体は水に不溶の乳化共重合体に可溶性の形で
添加することが出きる。このことは金属錯体を稀薄アン
モニア液のようなアルカリ性の溶液に可溶化することに
よって達成される。アンモニアは多価金属配位化合物す
なわちカドミウムグリシネートのような化合物と錯体を
作るので、アンモニア溶液に溶解された場合はカドミウ
ム アンモニア グリシネートと名付けられる。
他の多価金属錯体も上例と同じように命名される。
本発明の組成に使用される乳化重合によって得られた水
に不溶性のポリマーは、それを含有する組成物が折出し
たフィルムのクヌープ硬度数(KHN)として少なくと
も0.5望ましくは1.2から15を示す硬度を与える。しかし
多くの用途に対しての被覆されたフィルムのKHNは、
ガラスのパネルの上の0.5乃至2.5mmの厚さのフィルムに
ついて測定した場合は16又はそれ以上である。
乳化共重合体の最低フィルム形成温度(MFT)は、約
85℃より下であり、望ましくは80℃より下である。
遷移金属架橋剤は製剤のどの段階ででも組成に配合する
ことができる。
一般に遷移金属錯体は水不溶性の附加ポリマーに加える
のが好都合であるが、金属錯体は床光沢剤そのものの製
剤のどの段階ででも加えられる。
本発明の工法は表面を、レベリング剤としてポリアルコ
キシル化された鎖状脂肪族アルコールを含有する水性の
床光沢剤ポリマー組成物を含有する組成物で被覆するこ
とよりなる。
実施にはひも状のモップ又は他の手段又は機械化された
器具で行う。
本発明のレベリング剤は主な構成成分に対して以下に規
定するような割合で床光沢剤組成に入れて用いる。
構成 成分 比 率 A 予め又は引きつづき遷移金属 錯体によって架橋せしめられた 水不溶性附加ポリマー乳化液の 10〜100 固形分重量 B ワックス乳化液の固形分重量 0〜90 C アルカリ可溶樹脂(ASR)の 固形分重量 0〜90 D 湿潤、乳化、及び分散剤、脱泡剤 レベリング剤、固形分重量 0.01〜20 E 使用温度で光沢あるフィルムを 形成するに充分な可塑剤及び 合同溶剤(Coalescing Solvents) F 光沢剤の固形分が0.5〜45パー セント望ましくは5〜30パーセ ントにならせるに充分な水 A、B及びCの合計は100とする。
湿潤及び分散剤の例は床光沢用製剤の技術分野ではよく
知られている。これは普通の非イオン界面活性剤と同様
にアミン及びオレイン酸及びリシノレイン酸のナトリウ
ム、カリウム、アンモニウム、モルフォリンの塩のよう
な炭素原子を12から18持っているような高級脂肪酸のア
ルカリ金属塩を含んでいる。
これらの薬材は床光沢用製剤の安定化に役立つと同時に
光沢剤の展延効果を改良するためにその表面張力を低く
する。
消泡剤及び泡防止剤は乾いた光沢フィルムに泡のマーク
がつくのを除去又は減少させるために床光沢剤の実用に
際して使用されるのが普通である。最近に行われている
製剤技術では、これらの代表的なものは脂肪酸又はシリ
コーンポリマーの乳化液である。効果が大きく、長く活
性を有しているためにシリコーン乳液が好ましいとされ
ている。可塑剤及び合同溶剤(Coalescent Solvents)は
使用温度の状態で床光沢製剤の乳化液成分に凝集力ある
フィルムを与えるように使用される。
一般にこの分野で行われているように可塑剤及び合同溶
剤は50′F(10℃)より下の最低フィルム形成温度(MF
T)をもった製剤を供給するのに充分な量が使用され
る。これらの溶剤は当技術分野に精通したものにはよく
知られている。これらの溶剤としては、エチレン グリ
コール、ジエチレン グリコール、トリエチレン グリ
コール、プロプレン グリコール、ジプロピレン グリ
コール又はトリプロピレン グリコールのアルキル及び
芳香族エーテル、これらと同じグリコールのアルキル又
は芳香族エステル、フタル酸のモノ及びジアルキルエス
テル、イソ−オクタン ジオールのモノ及びジアルキル
エステル其の他があげられる。
可塑剤及び合同溶剤の量及び選択は適宜以下の項目を勘
案して製剤者が選ぶ。即ち光沢剤の最低フィルム形成温
度(MFT)の低下効率、価格及び有用性、水抵抗性及
び光沢についての限界効果等について製剤者によって希
望される性能特性のバランスによってきめられる。
香料、臭気マスキング剤、染料、着色剤、殺菌剤、細菌
発達防止剤、のような他の配合剤も又製剤者によって適
宜加えられる。
以下に示す略記号で使用するポリマー化合物を表わす。
EA エチル アクリレート BA ブチル アクリレート MMA メチル メタクリレート MAA メタクリル酸 AA アクリル酸 Sty スチレン 本発明の明瞭ならしめるために以下に特有の実施例を述
べる。これらの実施例は単に本発明の説明しているもの
で本発明の特許の範囲を限定するものではない。
レベリング剤の実施例及び比較例は次のような床光沢用
製剤として評価を行った。
材 料 重量部 水 62.68 アルカリ可溶樹脂(全固形部42%)4 3.57 FC-120(全固形分1%)2 0.50 SWS-2113 0.01 レベリング剤 4.00 ラテックス ポリマー(全固形分40%)1 28.13 ポリエチレン ワックス乳化液 (全固形分40%) 5.631 MMA/BA/Sty/MAA/52/28/12/8(重量比) (亜鉛金属として、ポリマーの重量の2.1%の亜鉛を含
む)2 フルオロ カーボン界面活性剤、湿潤剤 (3M社製)3 シリコーン乳化液、脱泡剤(ストウファーワッカー
シリコーン社製)4 EA/MMA/AA/MAA/29.8/53.7/7.5/9(重量比)5/2の割合
でトリトンX-45界面活性剤(CAS登録No 9036-19-5)と
混合したもの。
比較例 表−1は (1)レベリング剤を含まないで製造された光沢剤(比較
例1)の床磨き仕上り性能と (2)レベリング剤としてトリスブトキシエチルフォスフ
ェートを使用した光沢剤(比較例2)及びレベリング剤
としてエトキシル化したオクチル フェノールを使用し
た(比較例3、トリトンX-45界面活性剤、CAS登録No.90
36-19-5,平均エチレンオキサイド 単位7−8のエチ
レン オキサイド単位52重量部)床光沢剤の床磨き仕上
り性能の詳細を示す。
実施例 表1は又本発明のエトキシル化した鎖状アルコール レ
ベリング剤を用いて製造された床光沢剤の床磨きの仕上
り性能の詳細を示す。実施例1及び2はトリスブトキシ
エチル フォスフェートを用いて作られた比較例2に匹
敵する仕上り性能を示す。
エトキシ化を出来る丈最小にしたレベリング剤を使用し
た比較例4はレベリング剤を配合しないで作られた光沢
用製剤よりも良好なフィルム形成及び塗装性能を示す。
しかしながらレベリング性能はポリエトキシル化した鎖
状アルコールを含んだ光沢用製剤よりは劣っている。
試験方法 実施例及び比較例の床光沢剤配合物の評価にASTMスタン
ダード(米国材料検査協会)の試験方法を用いた。
更に泡コントロールの評価は次のように行った。
シボン ダブリュー デー(石鹸)の1パーセント溶液
又は光沢剤の50ccを、100ccのところに停止線の目盛が
あるシリンダーに入れる。次で泡防止剤/脱泡剤を溶液
/光沢剤にそれぞれ加え、この混合物を手で1分間激し
く振り動かす。発生した泡を最初の5分間、1分間置き
に測定しその後は5分間置きに測定する。混合物は発生
した泡の総量及び消滅する速度によって等級がつけられ
る。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レベリング剤としてポリアルコキシル化さ
    れた直鎖状脂肪族アルコールを含有する水性床光沢剤ポ
    リマー組成物を含む床光沢剤組成物において、レベリン
    グ剤が次式(I)で示される化合物 CH3(CH2mO(CH2CH2O)nH(ここでmは9
    〜15の整数であり、nは2〜6の整数である)よりなる
    群から選ばれたすくなくとも一つの化合物である床光沢
    剤組成物。
  2. 【請求項2】全固形分が5〜50重量%であり、少なくと
    も一つのエチレン性不飽和モノマーから乳化重合によっ
    て得られた水不溶性の付加ポリマーを含有する特許請求
    の範囲第1項記載の組成物。
  3. 【請求項3】ポリマーが、C1〜C8のアルキルアクリレ
    ート及びメタアクリレート、モノ及びジ−(C1〜C5
    アルキルイタコネート及びフマレート、マレイン酸無水
    物、ビニリデンクロライド、スチレン、ビニルトルエ
    ン、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、アクリ
    ルアマイド、メタクリルアマイド、アクリル酸、メタク
    リル酸、イタコン酸、フマル酸、シトラコン酸、クロト
    ン酸、ベータアクリロキシプロピオン酸、及びヒドロキ
    シ−(C1〜C6)アルキルアクリレート及びメタクリレ
    ートより本質的になる群から選ばれた少なくとも一つの
    エチレン性不飽和モノマーの乳化重合によって得られた
    ものである特許請求の範囲第2項記載の組成物。
  4. 【請求項4】ポリマーがアルカリ可溶性である特許請求
    の範囲第3項記載の組成物。
  5. 【請求項5】レベリング剤の総重量のポリマー固形分に
    対する比率が約0.05乃至0.15である特許請求の範囲第1
    項記載の組成物。
  6. 【請求項6】mの平均値が約12.5であり、nの平均値が
    約2〜4である特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  7. 【請求項7】nの平均値が約3である特許請求の範囲第
    6項記載の組成物。
  8. 【請求項8】更にアルカリ可溶性樹脂、分散剤、界面活
    性剤、アンモニア及び遷移金属架橋剤を含有する、床磨
    き剤としての特許請求の範囲第1項記載の組成物。
  9. 【請求項9】更にワックスを含有する特許請求の範囲第
    8項記載の組成物。
  10. 【請求項10】更に可塑剤を含有する特許請求の範囲第
    9項記載の組成物。
  11. 【請求項11】直鎖状脂肪族アルコールがn−デシル、
    n−ウンデシル、−ドデシル、n−トリデシル及びn−
    テトラデシル アルコール類及びそれらの混合物から選
    ばれたものである特許請求の範囲第1項記載の組成物。
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