JPH06233512A - 回転電機 - Google Patents
回転電機Info
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- JPH06233512A JPH06233512A JP3265393A JP3265393A JPH06233512A JP H06233512 A JPH06233512 A JP H06233512A JP 3265393 A JP3265393 A JP 3265393A JP 3265393 A JP3265393 A JP 3265393A JP H06233512 A JPH06233512 A JP H06233512A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡易な構造で、回転電機のT/N特性値を大
幅に向上させることを可能とするとともに、回転電機の
より小型化を図る。 【構成】 界磁磁石27に取り付けたヨーク板26,2
8の形状により、電機子の鉄心23側に界磁磁石27の
総磁束を反転させつつ集中させ、界磁磁石27の総磁束
を分散させることなく集中させる構造で多極化を行うこ
とによって、従来のように界磁磁石に多極着磁を行うこ
となく、しかも電機子側の構造を簡易に維持しつつ、界
磁磁石27からの磁束を常時最大限に利用し、磁極数及
び有効磁束Φの双方を同時に増大可能とするとともに、
異なる相に対応する鉄心23どうしを、並列の磁気回路
を構成する位置関係に配置して簡易な構成を得るように
したもの。
幅に向上させることを可能とするとともに、回転電機の
より小型化を図る。 【構成】 界磁磁石27に取り付けたヨーク板26,2
8の形状により、電機子の鉄心23側に界磁磁石27の
総磁束を反転させつつ集中させ、界磁磁石27の総磁束
を分散させることなく集中させる構造で多極化を行うこ
とによって、従来のように界磁磁石に多極着磁を行うこ
となく、しかも電機子側の構造を簡易に維持しつつ、界
磁磁石27からの磁束を常時最大限に利用し、磁極数及
び有効磁束Φの双方を同時に増大可能とするとともに、
異なる相に対応する鉄心23どうしを、並列の磁気回路
を構成する位置関係に配置して簡易な構成を得るように
したもの。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相対的に移動するよう
に設けられた電機子と界磁磁石とを有する回転電機に関
する。
に設けられた電機子と界磁磁石とを有する回転電機に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、種々の回転電機が開発されている
が、従来の回転電機の一例として図11及び図12に示
された構成の3相モータがある。このものは、所謂2−
3(磁極数−コア極数)構造と呼ばれているモータであ
り、ケーシング1の内周壁に中空円筒状の界磁磁石2が
固定されているとともに、この界磁磁石2の内周側に電
機子3が回転自在に配置されている。上記界磁磁石2の
着磁は、円周方向に2つの異なる磁極N,Sを形成する
ように行われているとともに、前記電機子3は、界磁磁
石2の内周壁に近接して磁束を集める3体の突極3a,
3a,3aを有しており、これらの各突極3aの各々に
コイル3b,3b,3bがそれぞれ巻回されている。
が、従来の回転電機の一例として図11及び図12に示
された構成の3相モータがある。このものは、所謂2−
3(磁極数−コア極数)構造と呼ばれているモータであ
り、ケーシング1の内周壁に中空円筒状の界磁磁石2が
固定されているとともに、この界磁磁石2の内周側に電
機子3が回転自在に配置されている。上記界磁磁石2の
着磁は、円周方向に2つの異なる磁極N,Sを形成する
ように行われているとともに、前記電機子3は、界磁磁
石2の内周壁に近接して磁束を集める3体の突極3a,
3a,3aを有しており、これらの各突極3aの各々に
コイル3b,3b,3bがそれぞれ巻回されている。
【0003】また多極型の回転電機として、例えば図1
3に示されているような構成のモータがある。このもの
では、ケーシング11の内周壁に固定された中空円筒状
の界磁磁石12に、円周方向に沿って異なる磁極N,S
が所定のピッチで多数着磁されているとともに、この界
磁磁石12の内周側に回転自在に配置された電機子13
に、多数の突極13a,13a,…が設けられている。
これらの各突極13aの各々には、コイル13bがそれ
ぞれ巻回されている。
3に示されているような構成のモータがある。このもの
では、ケーシング11の内周壁に固定された中空円筒状
の界磁磁石12に、円周方向に沿って異なる磁極N,S
が所定のピッチで多数着磁されているとともに、この界
磁磁石12の内周側に回転自在に配置された電機子13
に、多数の突極13a,13a,…が設けられている。
これらの各突極13aの各々には、コイル13bがそれ
ぞれ巻回されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところがこのような従
来の各種回転電機では、所謂T/N特性値が未だ十分で
ないという問題がある。すなわちT/N特性値は、回転
電機のT−N特性におけるトルクTと回転数Nとの商で
あり、具体的には、 T/N特性値=TS /NO =ΔT/ΔN =KE ・KT /R・・・・・・・・・・ で表される。ここで、 TS ;始動トルク NO ;無負荷回転数 KE ;逆起電圧定数 KT ;トルク定数 R ;内部抵抗 である。
来の各種回転電機では、所謂T/N特性値が未だ十分で
ないという問題がある。すなわちT/N特性値は、回転
電機のT−N特性におけるトルクTと回転数Nとの商で
あり、具体的には、 T/N特性値=TS /NO =ΔT/ΔN =KE ・KT /R・・・・・・・・・・ で表される。ここで、 TS ;始動トルク NO ;無負荷回転数 KE ;逆起電圧定数 KT ;トルク定数 R ;内部抵抗 である。
【0005】このT/N特性値は、回転電機の基本であ
るT−N特性の大きさを表しており、回転電機の大きさ
を比較することができる。例えばT/N=3の回転電機
は、T/N=1の回転電機を3個同時に回したのと同じ
T−N特性が出せる。より具体的には、T/N特性値
は、回転電機の体積の約2乗(正確には5/3乗)に比
例しており、また界磁磁石のBHMAX にほぼ比例する関
係を有している。したがって従来から、より大きいモー
タや強い磁石を使用しようとする場合には、結果的にT
/N特性値を大きくしようとしているものである。
るT−N特性の大きさを表しており、回転電機の大きさ
を比較することができる。例えばT/N=3の回転電機
は、T/N=1の回転電機を3個同時に回したのと同じ
T−N特性が出せる。より具体的には、T/N特性値
は、回転電機の体積の約2乗(正確には5/3乗)に比
例しており、また界磁磁石のBHMAX にほぼ比例する関
係を有している。したがって従来から、より大きいモー
タや強い磁石を使用しようとする場合には、結果的にT
/N特性値を大きくしようとしているものである。
【0006】T/N特性値を大きくした場合には、次の
ようなことが可能となる。 1)発生トルクの増大。 2)立上り時間の低減。 3)トルク定数及び逆起電圧定数の増大。 4)定格電流の低減。 5)損失(銅損)の低減。 6)高効率化。 7)発熱の低減。 8)出力の増大。 9)負荷変動による回転数変動への影響低減。
ようなことが可能となる。 1)発生トルクの増大。 2)立上り時間の低減。 3)トルク定数及び逆起電圧定数の増大。 4)定格電流の低減。 5)損失(銅損)の低減。 6)高効率化。 7)発熱の低減。 8)出力の増大。 9)負荷変動による回転数変動への影響低減。
【0007】またT/N特性値に余裕がある場合には、
活用の仕方によって次のようなことが可能になる。 1)回転電機の小型、薄型、軽量化。 2)材料見直し等による低コスト化。 3)設計の自由度の拡大。
活用の仕方によって次のようなことが可能になる。 1)回転電機の小型、薄型、軽量化。 2)材料見直し等による低コスト化。 3)設計の自由度の拡大。
【0008】このように従来から提案されている回転電
機に関する各種の提案には、結果的により高いT/N特
性値を得るためのものが多い。すなわち回転電機の軽薄
短小化、省電力化、省資源化、低価格化等の要請の根底
になっているのは、(T/N特性値)/(体格)及び
(T/N特性値)/(コスト)であり、T/N特性値を
いかに効率よく出すかが従来からの課題となっている。
例えば、 1)小型化、薄型化、軽量化。 2)始動トルクの伸長。 3)立上がり時間の短縮化。 4)電流値の低減。 5)損失(銅損)の低減。 6)合理化。 等であり、従来から回転電機の技術に関する提案は、結
果的にT/N特性値を向上させるための検討ともいえる
ものが多い。実際的には、T/N特性値で5%乃至10
%の違いが競合されている。
機に関する各種の提案には、結果的により高いT/N特
性値を得るためのものが多い。すなわち回転電機の軽薄
短小化、省電力化、省資源化、低価格化等の要請の根底
になっているのは、(T/N特性値)/(体格)及び
(T/N特性値)/(コスト)であり、T/N特性値を
いかに効率よく出すかが従来からの課題となっている。
例えば、 1)小型化、薄型化、軽量化。 2)始動トルクの伸長。 3)立上がり時間の短縮化。 4)電流値の低減。 5)損失(銅損)の低減。 6)合理化。 等であり、従来から回転電機の技術に関する提案は、結
果的にT/N特性値を向上させるための検討ともいえる
ものが多い。実際的には、T/N特性値で5%乃至10
%の違いが競合されている。
【0009】次にこのようなT/N特性値を決める要素
としては、P(磁極数)、Φ(有効磁束)、H(並列コ
イル数)、A(コイル断面積)、L(1T当りのコイル
長)があり、それを式で表すと、 T/N特性値=P2 ・Φ2 ・H・A/L・・・・ となる。したがってこれらの各要素を全体として最大と
なるように組み合わせればT/N特性値が最大になる。
特に、P2 ×Φ2 をいかに大きくするかがポイントにな
る。
としては、P(磁極数)、Φ(有効磁束)、H(並列コ
イル数)、A(コイル断面積)、L(1T当りのコイル
長)があり、それを式で表すと、 T/N特性値=P2 ・Φ2 ・H・A/L・・・・ となる。したがってこれらの各要素を全体として最大と
なるように組み合わせればT/N特性値が最大になる。
特に、P2 ×Φ2 をいかに大きくするかがポイントにな
る。
【0010】このような観点から考察すれば、上述した
図11及び図12に示された所謂2−3(磁極数−コア
極数)構造の回転電機の場合には、3相のモータにおい
て磁極数と突極数とが最小限の組み合せとなっており、
例えば図示の位置関係においては、矢印で示したように
N極の総磁束が1カ所の突極3aに集中している。した
がって有効磁束Φは大きくなっている。しかしながら磁
極数Pが2であるため、T/N特性値の向上には限界が
ある。
図11及び図12に示された所謂2−3(磁極数−コア
極数)構造の回転電機の場合には、3相のモータにおい
て磁極数と突極数とが最小限の組み合せとなっており、
例えば図示の位置関係においては、矢印で示したように
N極の総磁束が1カ所の突極3aに集中している。した
がって有効磁束Φは大きくなっている。しかしながら磁
極数Pが2であるため、T/N特性値の向上には限界が
ある。
【0011】一方図13に示された多極型のものでは、
磁極数Pと並列コイル数Hとが増大されていると同時
に、コイル長Lが減じられることによって、T/N特性
値の向上が図られているが、電機子13の突極13aと
界磁磁石12との1突極当りの対向面積が小さくなって
おり、磁束が分散使用されている。すなわち同じ総磁束
を多極に分けて使っているため、磁極数Pは増えている
が有効磁束Φは減少しており、結局、上式中におけるP
2 ×Φ2 の値は変わっていない。また並列コイル数Hの
増大は可能であるが、コイル断面積Aの減少に打ち消さ
れてしまい、構造が複雑化する割にはT/N特性値を大
幅に向上させることはできない。したがってこの多極型
の場合には、BHMAX の大きい磁石を採用して有効磁束
Φを稼ぎ、T/N特性値の向上を図っているのが現状で
ある。
磁極数Pと並列コイル数Hとが増大されていると同時
に、コイル長Lが減じられることによって、T/N特性
値の向上が図られているが、電機子13の突極13aと
界磁磁石12との1突極当りの対向面積が小さくなって
おり、磁束が分散使用されている。すなわち同じ総磁束
を多極に分けて使っているため、磁極数Pは増えている
が有効磁束Φは減少しており、結局、上式中におけるP
2 ×Φ2 の値は変わっていない。また並列コイル数Hの
増大は可能であるが、コイル断面積Aの減少に打ち消さ
れてしまい、構造が複雑化する割にはT/N特性値を大
幅に向上させることはできない。したがってこの多極型
の場合には、BHMAX の大きい磁石を採用して有効磁束
Φを稼ぎ、T/N特性値の向上を図っているのが現状で
ある。
【0012】このように従来型の回転電機では、強い磁
石を使うという大幅コストアップにつながる方法でしか
T/N特性値の向上を図ることができないという問題が
ある。
石を使うという大幅コストアップにつながる方法でしか
T/N特性値の向上を図ることができないという問題が
ある。
【0013】そこで本発明は、簡易な構造でT/N特性
値を大幅に向上させることができるようにした回転電機
を提供することを目的とする。
値を大幅に向上させることができるようにした回転電機
を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、鉄心に複数相のコイルが巻回された電機子
と、この電機子に対して所定の回転軸の回りに相対的に
回転移動可能に配置された界磁磁石と、を有する回転電
機において、上記界磁磁石には、円周方向と直交する方
向に着磁が施されているとともに、この界磁磁石の着磁
両端面のそれぞれに、当該界磁磁石の着磁端面に沿って
延在する環状のヨーク板がそれぞれ取り付けられ、それ
らの両ヨーク板には、円周方向に所定のピッチで配置さ
れる複数の磁路形成用凸部が設けられてなり、前記鉄心
と磁路形成用凸部とは、界磁磁石の磁束を鉄心に集束さ
せるように相互に近接・離間し、かつその鉄心内を通過
する磁束の方向が、電機子と界磁磁石との相対移動に伴
い上記磁路形成用凸部の配置ピッチ毎に反転する位置関
係に設けられているとともに、上記鉄心の異なる相に対
応する突極どうしが、並列の磁気回路を構成する位置関
係に配置された構成を有している。
本発明は、鉄心に複数相のコイルが巻回された電機子
と、この電機子に対して所定の回転軸の回りに相対的に
回転移動可能に配置された界磁磁石と、を有する回転電
機において、上記界磁磁石には、円周方向と直交する方
向に着磁が施されているとともに、この界磁磁石の着磁
両端面のそれぞれに、当該界磁磁石の着磁端面に沿って
延在する環状のヨーク板がそれぞれ取り付けられ、それ
らの両ヨーク板には、円周方向に所定のピッチで配置さ
れる複数の磁路形成用凸部が設けられてなり、前記鉄心
と磁路形成用凸部とは、界磁磁石の磁束を鉄心に集束さ
せるように相互に近接・離間し、かつその鉄心内を通過
する磁束の方向が、電機子と界磁磁石との相対移動に伴
い上記磁路形成用凸部の配置ピッチ毎に反転する位置関
係に設けられているとともに、上記鉄心の異なる相に対
応する突極どうしが、並列の磁気回路を構成する位置関
係に配置された構成を有している。
【0015】
【作用】このような構成を有する手段においては、界磁
磁石に取り付けられたヨーク板の形状により、磁石の総
磁束を分散させることなく集中させる構造によって多極
化が行われているため、磁石に多極着磁を行うことな
く、しかも電機子側の構造を簡易に維持しつつ、磁極数
及び有効磁束の双方が同時に増大されるようになってい
る。
磁石に取り付けられたヨーク板の形状により、磁石の総
磁束を分散させることなく集中させる構造によって多極
化が行われているため、磁石に多極着磁を行うことな
く、しかも電機子側の構造を簡易に維持しつつ、磁極数
及び有効磁束の双方が同時に増大されるようになってい
る。
【0016】また本発明では、鉄心の異なる相に対応す
る突極どうしが磁気回路的に並列接続されているため、
各相が並列に磁気回路を構成しつつ有効磁束の集中を行
うこととなり、したがって構造の単純化が図られるよう
になっている。
る突極どうしが磁気回路的に並列接続されているため、
各相が並列に磁気回路を構成しつつ有効磁束の集中を行
うこととなり、したがって構造の単純化が図られるよう
になっている。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。まず図1及び図2に示されている第1の実
施例は、2相のモータに本発明を適用したものであっ
て、図示を省略したケーシングの中心部に設けられた中
空円筒状の軸受21内に、回転軸22が回転自在に支承
されている。また上記軸受21の外周部には、電機子を
構成する一対の鉄心23,23が固定されているととも
に、これらの各鉄心23,23に対して2相のコイル2
4,24がそれぞれ巻回されている。上記各鉄心23
は、方向性電磁鋼鈑等を所定の厚さに積層してなるもの
であって、半径方向に延びる2体の突極23a,23b
をそれぞれ有しており、2体の突極23a,23bどう
しは、円周方向に所定のピッチ間隔で設けられている。
上記各コイル24は、両突極23a,23bどうしの間
部分における胴部に励磁用として巻回されている。
に説明する。まず図1及び図2に示されている第1の実
施例は、2相のモータに本発明を適用したものであっ
て、図示を省略したケーシングの中心部に設けられた中
空円筒状の軸受21内に、回転軸22が回転自在に支承
されている。また上記軸受21の外周部には、電機子を
構成する一対の鉄心23,23が固定されているととも
に、これらの各鉄心23,23に対して2相のコイル2
4,24がそれぞれ巻回されている。上記各鉄心23
は、方向性電磁鋼鈑等を所定の厚さに積層してなるもの
であって、半径方向に延びる2体の突極23a,23b
をそれぞれ有しており、2体の突極23a,23bどう
しは、円周方向に所定のピッチ間隔で設けられている。
上記各コイル24は、両突極23a,23bどうしの間
部分における胴部に励磁用として巻回されている。
【0018】一方上記回転軸22の軸受突出部分には、
回転円板25が一体回転するように固定されているとと
もに、この回転円板25の外周部に、ヨーク板26を介
して界磁磁石27が固定されている。界磁磁石27は、
上記電機子の各突極23a,23bの外周側を、所定の
空隙を介して環状に取り囲む中空円筒体からなり、固定
状態にある上記電機子の回りを回転移動するように構成
されている。すなわち電機子を構成する鉄心23及びコ
イル24が、界磁磁石27の内周側に対向配置されてい
る。上記界磁磁石27としては、フェライト或いは稀土
類のマグネットが採用されており、その延在方向である
周方向に直交する方向(軸方向)に着磁が行われてい
る。本実施例では、界磁磁石27の図1上側端面がN極
に着磁されているとともに、図1下側端面がS極に着磁
されている。
回転円板25が一体回転するように固定されているとと
もに、この回転円板25の外周部に、ヨーク板26を介
して界磁磁石27が固定されている。界磁磁石27は、
上記電機子の各突極23a,23bの外周側を、所定の
空隙を介して環状に取り囲む中空円筒体からなり、固定
状態にある上記電機子の回りを回転移動するように構成
されている。すなわち電機子を構成する鉄心23及びコ
イル24が、界磁磁石27の内周側に対向配置されてい
る。上記界磁磁石27としては、フェライト或いは稀土
類のマグネットが採用されており、その延在方向である
周方向に直交する方向(軸方向)に着磁が行われてい
る。本実施例では、界磁磁石27の図1上側端面がN極
に着磁されているとともに、図1下側端面がS極に着磁
されている。
【0019】上記ヨーク板26は、界磁磁石27におけ
る図示上側の着磁端面に取り付けられているとともに、
界磁磁石27の図1下側の着磁端面には、ヨーク板28
が取り付けられている。これらの各ヨーク板26,28
は、界磁磁石27の各着磁端面に沿って延在するリング
状の強磁性材からなり、界磁磁石27の図1上側のN極
側に取り付けられたヨーク板26がN極に磁化されてい
るとともに、界磁磁石27の図示下側のS極側に取り付
けられたヨーク板28はS極に磁化されている。
る図示上側の着磁端面に取り付けられているとともに、
界磁磁石27の図1下側の着磁端面には、ヨーク板28
が取り付けられている。これらの各ヨーク板26,28
は、界磁磁石27の各着磁端面に沿って延在するリング
状の強磁性材からなり、界磁磁石27の図1上側のN極
側に取り付けられたヨーク板26がN極に磁化されてい
るとともに、界磁磁石27の図示下側のS極側に取り付
けられたヨーク板28はS極に磁化されている。
【0020】また一方のヨーク板26の内周縁部には、
軸中心に向かって突出する8体の磁路形成用凸部26
a,26b,26c,…,26hが設けられているとと
もに、他方のヨーク板28の内周縁部には、軸中心に向
かって突出する8体の磁路形成用凸部28a,28b,
28c,…,28hが設けられている。これらヨーク板
26の磁路形成用凸部26a,…及びヨーク板28の磁
路形成用凸部28a,…どうしは、前記電機子の鉄心2
3を軸方向から挟み込みつつ回転移動するように構成さ
れている。すなわち各ヨーク板26及び28の磁路形成
用凸部26a,…及び28a,…と、電機子の鉄心23
とは、両者の相対移動に伴い近接・離間するようになさ
れており、両者が軸方向に対面するように近接したとき
には、界磁磁石27からの磁束が、上記各ヨーク板26
及び28の磁路形成用凸部26a,…及び28a,…を
通して、鉄心23側に集束する構成になされている。こ
のとき磁路形成用凸部26a,…及び28a,…の板厚
及び鉄心23との対面長さは、鉄心23の厚さとほぼ同
じ寸法に設定されている。
軸中心に向かって突出する8体の磁路形成用凸部26
a,26b,26c,…,26hが設けられているとと
もに、他方のヨーク板28の内周縁部には、軸中心に向
かって突出する8体の磁路形成用凸部28a,28b,
28c,…,28hが設けられている。これらヨーク板
26の磁路形成用凸部26a,…及びヨーク板28の磁
路形成用凸部28a,…どうしは、前記電機子の鉄心2
3を軸方向から挟み込みつつ回転移動するように構成さ
れている。すなわち各ヨーク板26及び28の磁路形成
用凸部26a,…及び28a,…と、電機子の鉄心23
とは、両者の相対移動に伴い近接・離間するようになさ
れており、両者が軸方向に対面するように近接したとき
には、界磁磁石27からの磁束が、上記各ヨーク板26
及び28の磁路形成用凸部26a,…及び28a,…を
通して、鉄心23側に集束する構成になされている。こ
のとき磁路形成用凸部26a,…及び28a,…の板厚
及び鉄心23との対面長さは、鉄心23の厚さとほぼ同
じ寸法に設定されている。
【0021】これら両ヨーク板26及び28における各
磁路形成用凸部26a,…及び28a,…は、周方向に
所定のピッチ間隔で並設されており、一方側の磁路形成
用凸部26a,…と他方側の磁路形成用凸部28a,…
とは、周方向において互いに半ピッチずらして配置され
ている。すなわち平面視において、N極に磁化された磁
路形成用凸部26a,…と、S極に磁化された磁路形成
用凸部28a,…とは、周方向に一定のピッチ間隔で交
互に環状配置されており、一方側の磁路形成用凸部26
a、他方側の磁路形成用凸部28a、一方側の磁路形成
用凸部26b、他方側の磁路形成用凸部28b、…の順
に交互に配置されている。そしてこれにより計16極の
磁極が多極着磁を行うことなく構成されている。したが
って前記各鉄心23のコイル24を装着した部分を通過
する磁束の方向が、上記両側の磁路形成用凸部26a,
28a,…の配置ピッチ毎に反転する配置関係になされ
ている。また上記各鉄心23,23どうしは、互いに異
なる相に対応しているが、一方の鉄心23における突極
23a,23bと、他方の鉄心23における突極23
a,23bとは、並列の磁気回路を構成する位置関係に
配置されている。
磁路形成用凸部26a,…及び28a,…は、周方向に
所定のピッチ間隔で並設されており、一方側の磁路形成
用凸部26a,…と他方側の磁路形成用凸部28a,…
とは、周方向において互いに半ピッチずらして配置され
ている。すなわち平面視において、N極に磁化された磁
路形成用凸部26a,…と、S極に磁化された磁路形成
用凸部28a,…とは、周方向に一定のピッチ間隔で交
互に環状配置されており、一方側の磁路形成用凸部26
a、他方側の磁路形成用凸部28a、一方側の磁路形成
用凸部26b、他方側の磁路形成用凸部28b、…の順
に交互に配置されている。そしてこれにより計16極の
磁極が多極着磁を行うことなく構成されている。したが
って前記各鉄心23のコイル24を装着した部分を通過
する磁束の方向が、上記両側の磁路形成用凸部26a,
28a,…の配置ピッチ毎に反転する配置関係になされ
ている。また上記各鉄心23,23どうしは、互いに異
なる相に対応しているが、一方の鉄心23における突極
23a,23bと、他方の鉄心23における突極23
a,23bとは、並列の磁気回路を構成する位置関係に
配置されている。
【0022】このような実施例におけるモータでは、電
機子側と界磁磁石側とが、図示の位置関係にあるとき、
すなわち一方のヨーク板26の磁路形成用凸部26a
(N極)が、一方の鉄心23における一つの突極23a
に近接し、かつ他方のヨーク板28の磁路形成用凸部2
8f(S極)が他の突極23bに近接しているときに
は、図示矢印のように界磁磁石27からの総磁束が、各
磁路形成用凸部26a,28bを通して鉄心23に集束
される。
機子側と界磁磁石側とが、図示の位置関係にあるとき、
すなわち一方のヨーク板26の磁路形成用凸部26a
(N極)が、一方の鉄心23における一つの突極23a
に近接し、かつ他方のヨーク板28の磁路形成用凸部2
8f(S極)が他の突極23bに近接しているときに
は、図示矢印のように界磁磁石27からの総磁束が、各
磁路形成用凸部26a,28bを通して鉄心23に集束
される。
【0023】このとき異なる相に対応する一方の鉄心2
3の突極23a,23bと、他方の鉄心23の突極23
a,23bとは、磁気回路的に並列に接続されているた
め、各相が並列に有効磁束の集中を行うこととなる。し
たがって鉄心形状や、突極と磁極との対向形状等、構造
の単純化が図られるとともに、磁路形成部分の断面積の
小型化が図られ、総磁束の分散により磁束の飽和状態を
回避することができる。また振動等のバランスをとるこ
とができるという利点が得られる。このような並列の磁
気回路を形成する場合の作用・効果は、上記実施例のよ
うな2相あるいは3相の場合において特に顕著である。
3の突極23a,23bと、他方の鉄心23の突極23
a,23bとは、磁気回路的に並列に接続されているた
め、各相が並列に有効磁束の集中を行うこととなる。し
たがって鉄心形状や、突極と磁極との対向形状等、構造
の単純化が図られるとともに、磁路形成部分の断面積の
小型化が図られ、総磁束の分散により磁束の飽和状態を
回避することができる。また振動等のバランスをとるこ
とができるという利点が得られる。このような並列の磁
気回路を形成する場合の作用・効果は、上記実施例のよ
うな2相あるいは3相の場合において特に顕著である。
【0024】次にこの状態から界磁磁石側が、磁路形成
用凸部の配置ピッチだけ回転移動したときには、例えば
ヨーク板28の磁路形成用凸部28a(S極)が突極2
3aに近接するともに、ヨーク板26の磁路形成用凸部
26g(N極)が突極23bに近接する。したがって界
磁磁石27からの総磁束は、上述した矢印方向とは反対
側に反転して鉄心23に集束される。このように磁束が
反転した場合においても、上述の場合と同様に並列の磁
気回路が構成されるため、各相が別々に有効磁束の集中
を行うようになっている。
用凸部の配置ピッチだけ回転移動したときには、例えば
ヨーク板28の磁路形成用凸部28a(S極)が突極2
3aに近接するともに、ヨーク板26の磁路形成用凸部
26g(N極)が突極23bに近接する。したがって界
磁磁石27からの総磁束は、上述した矢印方向とは反対
側に反転して鉄心23に集束される。このように磁束が
反転した場合においても、上述の場合と同様に並列の磁
気回路が構成されるため、各相が別々に有効磁束の集中
を行うようになっている。
【0025】このように本実施例では、界磁磁石27に
取り付けられた一対のヨーク板26,28の形状によ
り、界磁磁石27の総磁束を分散させることなく集中さ
せる構造で多極化が図られており、これによって界磁磁
石27からの磁束が常時最大限に利用され、磁極数P及
び有効磁束Φの双方が同時に増大されるようになってい
る。そしてその多極化にあたっては、従来のように界磁
磁石に多極着磁は行われておらず、しかも電機子側の構
造が簡易に維持されている。
取り付けられた一対のヨーク板26,28の形状によ
り、界磁磁石27の総磁束を分散させることなく集中さ
せる構造で多極化が図られており、これによって界磁磁
石27からの磁束が常時最大限に利用され、磁極数P及
び有効磁束Φの双方が同時に増大されるようになってい
る。そしてその多極化にあたっては、従来のように界磁
磁石に多極着磁は行われておらず、しかも電機子側の構
造が簡易に維持されている。
【0026】この状態は、前述した図11及び図12に
示された所謂2−3構造の回転電機と同様な総磁束集中
状態のままで、磁極数Pを増大させた状態となってい
る。そして前述した式に示した通り、T/N特性値に
対して磁極数Pは2乗で寄与することから、磁極数Pを
3倍とすればT/N特性値は9倍となり、磁極数Pを4
倍とすればT/N特性値は16倍、磁極数Pが5倍なら
T/N特性値は25倍、本実施例のように磁極数Pが8
倍ならT/N特性値は64倍のようにしてT/N特性値
は大幅に向上される。
示された所謂2−3構造の回転電機と同様な総磁束集中
状態のままで、磁極数Pを増大させた状態となってい
る。そして前述した式に示した通り、T/N特性値に
対して磁極数Pは2乗で寄与することから、磁極数Pを
3倍とすればT/N特性値は9倍となり、磁極数Pを4
倍とすればT/N特性値は16倍、磁極数Pが5倍なら
T/N特性値は25倍、本実施例のように磁極数Pが8
倍ならT/N特性値は64倍のようにしてT/N特性値
は大幅に向上される。
【0027】ここで回転電機の発生トルクは、コイルの
中を通る磁束Φの単位角度θ当たりの変化(dΦ/d
θ;磁束密度の傾斜の大きさ)に比例し、T/N特性値
はその2乗に比例している。そのため回転電機の1回転
中における磁束Φの変化を、従来の2極型モータ(P
=2)、従来の多極型モータ(P=10)及び本発
明にかかるモータ(P=10)のそれぞれについて比較
してみる。
中を通る磁束Φの単位角度θ当たりの変化(dΦ/d
θ;磁束密度の傾斜の大きさ)に比例し、T/N特性値
はその2乗に比例している。そのため回転電機の1回転
中における磁束Φの変化を、従来の2極型モータ(P
=2)、従来の多極型モータ(P=10)及び本発
明にかかるモータ(P=10)のそれぞれについて比較
してみる。
【0028】図3から明らかなように、まず破線で示し
た従来の2極型モータ()では、大きな磁束がゆっく
り変化しており、太線で示した従来の多極型モータ
()では磁束Φの切り替わりが5倍となっている。し
かし磁束Φ自体は1/5になっているため、結局、磁束
Φの変化dΦ/dθ(傾斜の大きさ)は両者とも同じで
ある。これに対して細線で示した本発明構造()の場
合には、従来の2極型モータ()と同じ総磁束を集中
的に集めているとともに、従来の多極型モータ()と
同じ間隔で切り替えが行われている。そのため磁束Φの
変化dΦ/dθ(傾斜の大きさ)が非常に大きくなって
いる。この場合、各モータの電機子側条件が仮に同じで
あるとすると、の従来型モータに比べての本発明
のモータは、発生トルク(トルク定数)が5倍、T/N
特性値が25倍となる。
た従来の2極型モータ()では、大きな磁束がゆっく
り変化しており、太線で示した従来の多極型モータ
()では磁束Φの切り替わりが5倍となっている。し
かし磁束Φ自体は1/5になっているため、結局、磁束
Φの変化dΦ/dθ(傾斜の大きさ)は両者とも同じで
ある。これに対して細線で示した本発明構造()の場
合には、従来の2極型モータ()と同じ総磁束を集中
的に集めているとともに、従来の多極型モータ()と
同じ間隔で切り替えが行われている。そのため磁束Φの
変化dΦ/dθ(傾斜の大きさ)が非常に大きくなって
いる。この場合、各モータの電機子側条件が仮に同じで
あるとすると、の従来型モータに比べての本発明
のモータは、発生トルク(トルク定数)が5倍、T/N
特性値が25倍となる。
【0029】また図4に示されている実施例では、図1
及び図2の実施例に対応する構成物について、十の位の
符号「2」を「5」に代えて表している。この実施例で
は、異なる相に対応する3体の鉄心53,53,53
が、円周方向に別体にて設けられており、各鉄心53ど
うしが、並列の磁気回路を構成する位置関係に配置され
ている。上記各鉄心53には、それぞれ2体の突極53
a,53bが設けられている。その他の構造については
同様であり、詳細な説明は省略する。
及び図2の実施例に対応する構成物について、十の位の
符号「2」を「5」に代えて表している。この実施例で
は、異なる相に対応する3体の鉄心53,53,53
が、円周方向に別体にて設けられており、各鉄心53ど
うしが、並列の磁気回路を構成する位置関係に配置され
ている。上記各鉄心53には、それぞれ2体の突極53
a,53bが設けられている。その他の構造については
同様であり、詳細な説明は省略する。
【0030】さらに図5に示されている実施例では、図
1及び図2の実施例に対応する構成物について、十の位
の符号「2」を「6」にそれぞれ代えて表している。こ
の実施例においては、電機子を構成する2体の鉄心6
3,63が、界磁磁石66の外周側所定領域に対向配置
されている。上記両鉄心63,63は、並列の磁気回路
を構成するように所定間隔離して分散配置されている。
その他の構造については同様であり、詳細な説明は省略
する。
1及び図2の実施例に対応する構成物について、十の位
の符号「2」を「6」にそれぞれ代えて表している。こ
の実施例においては、電機子を構成する2体の鉄心6
3,63が、界磁磁石66の外周側所定領域に対向配置
されている。上記両鉄心63,63は、並列の磁気回路
を構成するように所定間隔離して分散配置されている。
その他の構造については同様であり、詳細な説明は省略
する。
【0031】さらにまた図6に示されている実施例で
は、上述した図1及び図2の第1実施例に対応する構成
物について、十の位の符号「2」を「7」に代えて表し
ている。この実施例における鉄心73の突極73a,7
3bは、コイル74が巻回された本体胴から界磁磁石7
7とほぼ平行に突出した後、ほぼ直角に屈曲しており、
これらの各突極73a,73bは、N極に磁化されたヨ
ーク板76の両端縁部分の磁路形成用凸部76a,…及
びS極に磁化されたヨーク板78の両端縁部分の磁路形
成用凸部78a,…にそれぞれ外側(図示上下側)から
近接配置されている。その他の構造については同様であ
り、詳細な説明は省略する。
は、上述した図1及び図2の第1実施例に対応する構成
物について、十の位の符号「2」を「7」に代えて表し
ている。この実施例における鉄心73の突極73a,7
3bは、コイル74が巻回された本体胴から界磁磁石7
7とほぼ平行に突出した後、ほぼ直角に屈曲しており、
これらの各突極73a,73bは、N極に磁化されたヨ
ーク板76の両端縁部分の磁路形成用凸部76a,…及
びS極に磁化されたヨーク板78の両端縁部分の磁路形
成用凸部78a,…にそれぞれ外側(図示上下側)から
近接配置されている。その他の構造については同様であ
り、詳細な説明は省略する。
【0032】また図7に示されている実施例では、上述
した図1及び図2の第1実施例に対応する構成物につい
て、十の位の符号「2」を「8」に代えて表している。
この実施例における鉄心83の突極83a,83bは、
コイル84が巻回された本体胴から界磁磁石87側に向
かって突出しており、これらの各突極83a,83b
は、S極に磁化されたヨーク板88の両端縁部分に設け
られた磁路形成用凸部88a,…に近接配置されてい
る。またN極に磁化されたヨーク板86の両端縁部分に
設けられた磁路形成用凸部86a,…は、上記鉄心83
の各突極83a,83bを外側から覆うようにして近接
配置されている。その他の構造については同様であり、
詳細な説明は省略する。
した図1及び図2の第1実施例に対応する構成物につい
て、十の位の符号「2」を「8」に代えて表している。
この実施例における鉄心83の突極83a,83bは、
コイル84が巻回された本体胴から界磁磁石87側に向
かって突出しており、これらの各突極83a,83b
は、S極に磁化されたヨーク板88の両端縁部分に設け
られた磁路形成用凸部88a,…に近接配置されてい
る。またN極に磁化されたヨーク板86の両端縁部分に
設けられた磁路形成用凸部86a,…は、上記鉄心83
の各突極83a,83bを外側から覆うようにして近接
配置されている。その他の構造については同様であり、
詳細な説明は省略する。
【0033】さらに図8に示された実施例は、図1及び
図2の第1実施例に対応する構成物について、十の位の
符号「2」を「9」に代えて表している。本実施例で
は、界磁磁石97の各着磁端面に、ヨーク板96及びヨ
ーク板98がそれぞれ取り付けられている。これらの各
ヨーク板96及び98の両側縁部には、鉄心93の各突
極23a,23bに近接するように突出する多数の磁路
形成用凸部96a,…及び98a,…が各々設けられて
おり、これら両ヨーク板96及びヨーク板98における
磁路形成用凸部96a,…及び98a,…どうしは、前
記電機子の鉄心93の各突極を、図示上下方向の外側か
ら挟み込むようにして、所定のピッチ間隔で近接配置さ
れている。その他の構造については同様であり、詳細な
説明は省略する。
図2の第1実施例に対応する構成物について、十の位の
符号「2」を「9」に代えて表している。本実施例で
は、界磁磁石97の各着磁端面に、ヨーク板96及びヨ
ーク板98がそれぞれ取り付けられている。これらの各
ヨーク板96及び98の両側縁部には、鉄心93の各突
極23a,23bに近接するように突出する多数の磁路
形成用凸部96a,…及び98a,…が各々設けられて
おり、これら両ヨーク板96及びヨーク板98における
磁路形成用凸部96a,…及び98a,…どうしは、前
記電機子の鉄心93の各突極を、図示上下方向の外側か
ら挟み込むようにして、所定のピッチ間隔で近接配置さ
れている。その他の構造については同様であり、詳細な
説明は省略する。
【0034】次に図9に示されている実施例では、上述
した図1及び図2の第1実施例に対応する構成物につい
て、十の位の符号「2」を「10」に代えて表してい
る。この実施例における鉄心103の突極103a,1
03bは、コイル104が巻回された本体胴から界磁磁
石107とほぼ平行に突出した後、ほぼ直角に屈曲して
おり、これらの各突極103a,103bは、N極に磁
化されたヨーク板106の両端縁部分の磁路形成用凸部
106a,…及びS極に磁化されたヨーク板108の両
端縁部分の磁路形成用凸部108a,…にそれぞれ突出
の方向に対面するようにして近接配置されている。その
他の構造については同様であり、詳細な説明は省略す
る。
した図1及び図2の第1実施例に対応する構成物につい
て、十の位の符号「2」を「10」に代えて表してい
る。この実施例における鉄心103の突極103a,1
03bは、コイル104が巻回された本体胴から界磁磁
石107とほぼ平行に突出した後、ほぼ直角に屈曲して
おり、これらの各突極103a,103bは、N極に磁
化されたヨーク板106の両端縁部分の磁路形成用凸部
106a,…及びS極に磁化されたヨーク板108の両
端縁部分の磁路形成用凸部108a,…にそれぞれ突出
の方向に対面するようにして近接配置されている。その
他の構造については同様であり、詳細な説明は省略す
る。
【0035】このように本発明には、種々の形状の電機
子及び界磁磁石を採用することができ、同様な作用・効
果を得ることができる。また上述した各実施例中の電機
子と界磁磁石とは、固定側と回転側、及び内周側と外周
側とを任意に設定することができる。
子及び界磁磁石を採用することができ、同様な作用・効
果を得ることができる。また上述した各実施例中の電機
子と界磁磁石とは、固定側と回転側、及び内周側と外周
側とを任意に設定することができる。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、界磁磁石に
取り付けたヨーク板の形状により、界磁磁石の総磁束を
電機子の鉄心側に反転を繰り返すように集中させ、界磁
磁石の総磁束を分散させることなく集中させる構造で多
極化を行うものであるから、従来のように界磁磁石に多
極着磁を行うことなく、しかも電機子側の構造を簡易に
維持しつつ、界磁磁石からの磁束を常時最大限に利用し
て磁極数及び有効磁束の双方を同時に増大することがで
き、簡易な構造でT/N特性値を大幅に向上させること
ができる。
取り付けたヨーク板の形状により、界磁磁石の総磁束を
電機子の鉄心側に反転を繰り返すように集中させ、界磁
磁石の総磁束を分散させることなく集中させる構造で多
極化を行うものであるから、従来のように界磁磁石に多
極着磁を行うことなく、しかも電機子側の構造を簡易に
維持しつつ、界磁磁石からの磁束を常時最大限に利用し
て磁極数及び有効磁束の双方を同時に増大することがで
き、簡易な構造でT/N特性値を大幅に向上させること
ができる。
【0037】特に本発明では、鉄心の異なる相に対応す
る突極どうしを並列の磁気回路を構成する位置関係に配
置し、各相毎に並列の磁気回路を構成しつつ有効磁束の
集中を行っているから、構造の単純化を図ることがで
き、簡易な構成とすることができる。
る突極どうしを並列の磁気回路を構成する位置関係に配
置し、各相毎に並列の磁気回路を構成しつつ有効磁束の
集中を行っているから、構造の単純化を図ることがで
き、簡易な構成とすることができる。
【図1】本発明の第1実施例における回転電機を表した
平面説明図である。
平面説明図である。
【図2】図1に表した回転電機の構造を表した縦断面説
明図である。
明図である。
【図3】回転電機の1回転中における磁束Φの変化を比
較した線図である。
較した線図である。
【図4】本発明の第2実施例における回転電機を表した
平面説明図である。
平面説明図である。
【図5】本発明の第3実施例における回転電機を表した
平面説明図である。
平面説明図である。
【図6】本発明の第4実施例における回転電機を表した
部分横断面説明図である。
部分横断面説明図である。
【図7】本発明の第5実施例における回転電機の要部を
表した部分横断面説明図である。
表した部分横断面説明図である。
【図8】本発明の第6実施例における回転電機の要部を
表した部分横断面説明図である。
表した部分横断面説明図である。
【図9】本発明の第7実施例における回転電機の要部を
表した部分横断面説明図である。
表した部分横断面説明図である。
【図10】従来における回転電機の一例を表した平面説
明図である。
明図である。
【図11】図10に表した回転電機の構造を表した縦断
面説明図である。
面説明図である。
【図12】従来における回転電機の他の例を表した平面
説明図である。
説明図である。
23,53,63,73,83,93,103 鉄心 24,54,64,74,84,94,104 コイル 26,56,66,76,86,96,106 ヨーク
板 28,58,68,78,88,98,108 ヨーク
板 27,57,67,77,87,97,107 界磁磁
石 26a,26b,26c,28a,28b,28c 磁
路形成用凸部 56a〜56h,58a〜58h 磁路形成用凸部 66a〜56i,68a〜68i 磁路形成用凸部 76a,76b,78a,78b 磁路形成用凸部 86a,86b,88a,88b 磁路形成用凸部 96a,96b,98a,98b 磁路形成用凸部 106a,106b,108a,108b 磁路形成用
凸部
板 28,58,68,78,88,98,108 ヨーク
板 27,57,67,77,87,97,107 界磁磁
石 26a,26b,26c,28a,28b,28c 磁
路形成用凸部 56a〜56h,58a〜58h 磁路形成用凸部 66a〜56i,68a〜68i 磁路形成用凸部 76a,76b,78a,78b 磁路形成用凸部 86a,86b,88a,88b 磁路形成用凸部 96a,96b,98a,98b 磁路形成用凸部 106a,106b,108a,108b 磁路形成用
凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 突極を有する鉄心に複数相のコイルが巻
回された電機子と、この電機子に対して所定の回転軸の
回りに相対的に回転移動可能に配置された界磁磁石と、
を有する回転電機において、 上記界磁磁石には、円周方向と直交する方向に着磁が施
されているとともに、 この界磁磁石の着磁両端面のそれぞれに、当該界磁磁石
の着磁端面に沿って延在する環状のヨーク板がそれぞれ
取り付けられ、 それらの両ヨーク板には、円周方向に所定のピッチで配
置される複数の磁路形成用凸部が設けられてなり、 前記鉄心と磁路形成用凸部とは、界磁磁石の磁束を鉄心
に集束させるように相互に近接・離間し、かつその鉄心
内を通過する磁束の方向が、電機子と界磁磁石との相対
移動に伴い上記磁路形成用凸部の配置ピッチ毎に反転す
る位置関係に設けられているとともに、 上記鉄心の異なる相に対応する突極どうしが、並列の磁
気回路を構成する位置関係に配置されていることを特徴
とする回転電機。 - 【請求項2】 請求項1に記載の回転電機において、 コイルの相数が3相であることを特徴とする回転電機。
- 【請求項3】 請求項1に記載の回転電機において、 コイルの相数が2相であることを特徴とする回転電機。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3265393A JPH06233512A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 回転電機 |
| US08/171,625 US5552653A (en) | 1992-12-22 | 1993-12-22 | Electric motor with increased T/N characteristic value |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3265393A JPH06233512A (ja) | 1993-01-28 | 1993-01-28 | 回転電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06233512A true JPH06233512A (ja) | 1994-08-19 |
Family
ID=12364830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3265393A Withdrawn JPH06233512A (ja) | 1992-12-22 | 1993-01-28 | 回転電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06233512A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113924715A (zh) * | 2019-06-04 | 2022-01-11 | 株式会社电装 | 旋转电机 |
-
1993
- 1993-01-28 JP JP3265393A patent/JPH06233512A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN113924715A (zh) * | 2019-06-04 | 2022-01-11 | 株式会社电装 | 旋转电机 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000404 |