JPH06233834A - 有機塩素化合物の分解除去方法 - Google Patents

有機塩素化合物の分解除去方法

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JPH06233834A
JPH06233834A JP4205793A JP4205793A JPH06233834A JP H06233834 A JPH06233834 A JP H06233834A JP 4205793 A JP4205793 A JP 4205793A JP 4205793 A JP4205793 A JP 4205793A JP H06233834 A JPH06233834 A JP H06233834A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡便な装置及び操作で、しかも、添加剤を用
いることもなく、比較的安全な薬品を用い、更に廃油の
ように劣化した黒色油等にも適用できる、有機塩素化合
物の分解除去方法を提供する。 【構成】 本分解除去方法は、有機塩素化合物を含む被
分解油に、ナトリウムエチラート粉末及びナトリウムエ
チラート溶液の少なくとも一方を添加(被分解液100
g中のNa量が約0.9g)して加熱し(80℃、20
〜30分)、その後、温水で水洗して塩素成分を塩素イ
オンとして水側に移行させることにより除去する。この
塩素分解率は約91%であり、ナトリウムメチラートの
約53%と比べて優れる。この被分解油としては、塩素
付加パラフィン系炭化水素を含む鉱物油からなる廃油と
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有機塩素化合物の分解
除去方法に関し、更に詳しく言えば、鉱物油中に含まれ
る有機塩素化合物、特に塩素付加パラフィン系炭化水素
を効率良く分解する方法に関する。本発明は塩素付加パ
ラフィン系炭化水素を含む廃油から再生油を製造する場
合等に利用される。
【0002】
【従来の技術】有機塩素化合物を含んだ廃油等を処分す
る場合、一般に、塩素対策を施した特別の焼却炉を用い
て焼却処分が行われている。この焼却方法では、資源の
有効利用を図ることができないし、また焼却した場合で
も、ダイオキシン等の有害な副産物を生ずる危険性もあ
る。焼却以外の分解方法としては、(1)有機塩素化合
物をメチラート又はイソプロピルアルコールにナトリウ
ムを溶かした溶液下で、低圧紫外線を照射する方法(特
開平4−235930号公報)、及び(2)エチレング
リコールジメチルエーテル又は有機アミンの存在下に有
機溶剤中にて脂肪族フッ化炭化水素にアルカリ金属ナフ
タレニドを作用させる方法(特開平2−19330号公
報)が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記(1)の
方法では、紫外線照射装置を必要とするので、大がかり
な装置が必要となる。また、上記(2)の方法では、脱
塩素ではなくフッ化炭化水素の脱フッ素を目的とするも
のであるとともに、極めて活性なアルカリ金属ナフタレ
ニドを用いるので、その薬品の取扱いに非常に危険を伴
う。更に、エチレングリコールジメチルエーテル又は有
機アミンの添加剤を用いるので、その組成が複雑になる
とともに、これが不純物として分解油中に含有され、そ
のため分解油の品質が低下するとともに、その用途が限
定されてしまう。また、有機溶剤も使用するので、これ
を除去する必要が生じ、工程が複雑となる。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、簡便な装置及び操作で、しかも、添加剤を用いるこ
ともなく、比較的安全な薬品を用い、更に廃油のように
劣化した黒色油等にも適用できる、有機塩素化合物の分
解除去方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、廃油等に含
まれる有機塩素化合物を分解除去する方法として、アル
カリ金属ナフタレニドよりも安全に取り扱うができ、大
型の装置も必要ない簡便な方法がないか、種々検討した
結果、ナトリウムエチラート溶液等を用いて加熱するこ
とにより簡便に分解除去できることを見出して、本発明
に至ったものである。
【0006】即ち、本第1発明の有機塩素化合物の分解
除去方法は、有機塩素化合物を含む被分解油に、ナトリ
ウムエチラート粉末及びナトリウムエチラート溶液の少
なくとも一方を添加して加熱し、その後、水洗して塩素
成分を塩素イオンとして水側に移行させることにより除
去することを特徴とする。上記「有機塩素化合物を含む
被分解油」としては、塩素付加パラフィン系炭化水素を
含む鉱物油からなる廃油とすることができる。この廃油
としては、広く切削油、プレス油として使用される塩素
化パラフィンを成分としてもつ加工油の使用済油等が挙
げられる。尚、トリクロロエチレン等の揮発性有機塩素
化合物は加熱により揮散除去されるので、本発明の対象
成分としては好ましくない。また、この被分解油中に油
脂類を多く含むものは、この油脂類がナトリウムエチラ
ートを優先的に消費してしまうので、好ましくない。上
記「ナトリウムエチラート溶液」は、エタノールにナト
リウムを溶解(反応)させた液でもよいし、ナトリウム
エチラート粉末を種々の有機溶剤に溶解させたものでも
よい。
【0007】
【作用】本発明の分解除去方法においては、有機塩素化
合物を含む被分解油に、ナトリウムエチラート溶液等の
みを添加してこれらを単に加熱することにより、塩素成
分を分解させて塩化ナトリウムを生成させる。そして、
この分解された塩化ナトリウムはその後の水洗により水
側に容易に移行されて、油から完全に分離除去される。
従って、大型な装置も必要ないし、また溶剤も添加剤も
必要なく、簡単な薬品により容易に塩素成分を分解除去
できる。
【0008】また、ナトリウムエチラート溶液等は従来
知られているアルカリ金属ナフタレニドと比べると、安
定なものであり、その取扱いも容易である。特に、アル
コールにナトリウムを溶解、反応させて得られた溶液は
比較的安定なため、その取扱いも安全且つ容易に行うこ
とができる。更に、紫外線照射装置を用いないので、廃
油のように黒色等に着色した被分解油(塩素化合物以外
の油成分が紫外線を吸収してしまう。)であっても、確
実に塩素成分を分解除去でき、廃油を再利用でき資源の
有効利用を図ることができる。
【0009】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳細に説明す
る。 (1)試験に用いた試料の種類及びその添加量 比較試験に用いたNa試料(Na製剤)の種類及びその
添加量を表1に示す。尚、Cl含有試料100g中に添
加されるナトリウム含有量も併記した。尚、このナトリ
ウム含有量は、比較のため略同量(0.9g前後)の添
加とした。また、試験に用いた塩素含有試料としては、
46タービン油に塩素化パラフィン(〔商品名;「アデ
カルーブS−3」、旭電化(株)製〕、塩素含有率;3
3重量%)を、試料全体に対して塩素含有量が1.08
重量%になるように加え、完全に溶解させたものを用い
た。同表中の「Naナフタレニド」としては、ナフタ
レンにナトリウムを複合させたコンプレックスであり、
ナトリウム含有量は15〜18重量%の固体である。使
用に際しては、この固体を溶剤1,3−ジメチル−2−
イミダゾリジノンに溶解させて、濃度12重量%の溶液
として使用した。「Naメチラート」としては、メタ
ノールにナトリウムを溶解させた溶液であり、ナトリウ
ム含有量が42.6重量%のものを用いた。「Naエ
チラート」としては、ナトリウム含有量が33.8重量
%の粉末を用いた。「水素化Na」としては、ナトリ
ウム含有量が約57重量%の粉末〔尚、少量の油(流動
パラフィン)が含浸されている。〕を用いた。「水素
化ほう素Na」としては、ナトリウム含有量が60.8
重量%の粉末を用いた。
【0010】
【表1】
【0011】(2)試験方法 以下の様にして試験を行った。 Naナフタレニドの場合 上記Cl含有試料100gに、表1に示すNaナフタレ
ニド量と1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを窒
素雰囲気中にて加え攪拌して反応させた。その後、2日
間放置し、次いでエタノール20mlを加え、更に、こ
れに60℃の温水40mlを4回加えて各々振盪し油水
分離し、分解してできた塩化ナトリウム成分を油中から
除去した。
【0012】Naアルコラートの場合 上記と同量の試料に、表1に示す量の各Naアルコラー
トを加え、80℃(沸騰水浴中)にて20〜30分、撹
拌しつつ加熱し、上記と同様に温水にて4回水洗を行っ
た。 水素化Na及び水素化ほう素Naの場合 上記と同量の試料に、表1に示す量の各水素化Na又は
水素化ほう素Naを加え、80℃以上(沸騰水浴中)に
て20〜30分、撹拌しつつ加熱し、その後エタノール
20mlを加え、20℃にて20分撹拌し、次いで上記
と同様に温水にて4回水洗を行った。 ブランクの場合 上記と同量の試料を、上記の場合と同様にして、加熱
し、エタノールを加え4回の温水洗浄を行った。
【0013】(3)反応状態及び試験結果 上記各試験において、加熱・撹拌時における反応状態、
エタノール添加時における状態及び水洗水の状態、分解
後の塩素量、及び塩素の分解率を評価し、表1に示し
た。この結果によれば、加熱時に、のNaナフタレニ
ド及びのNaエチラートの場合は、グリース状とな
り、反応していることを示している。他の場合は、反応
していないか又は反応していてもその反応率が小さい。
また、エタノール添加時においては、水素化Na及び
の水素化ほう素Naの場合は発泡し、反応しているこ
とを示している。更に、水洗水の着色においてもその反
応の程度が判別でき、即ち、及びの場合は着色度が
大きく、反応が進んでいることを示している。上記の結
果に呼応して、分解率を計算してみると、及びの場
合は、約91%と極めて大きい。一方、のNaエチラ
ートの類似化合物であるNaメチラートにおいては、
約53%の分解率しかなく、意外と分解が進んでいない
ことが判った。尚、ブランクの場合は分解工程中におい
て何ら反応している状態を示さず、これに対応して分解
率も0%であった。以上より、のNaエチラートを用
いた場合は、塩素の分解率が大きく、しかもNaナフタ
レニドと比べると安定な化合物であり、その取扱いも安
心であった。
【0014】尚、本発明においては、前記具体的実施例
に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明の範
囲内で種々変更した実施例とすることができる。即ち、
被分解油中に含まれる有機塩素化合物の種類は特に限定
されず、上記実施例で用いたもの以外の他の種々の化合
物を用いることができる。また、被分解油としても廃油
でなくてもよいし、また他種の廃油でもよい。更に、ナ
トリウムエチラートの添加量も種々選択される。そし
て、分解条件(温度、時間等)も特に限定されず、ま
た、塩化ナトリウムを抽出移行させるための水の温度、
使用量等も特に限定されない。
【0015】
【発明の効果】以上より本発明の方法によれば、簡便な
装置、操作により、比較的安全な薬品を用いて、効率良
く有機塩素化合物を分解できる。そして、廃油のように
劣化した黒色油等にも本方法を適用でき、資源の有効利
用を図ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機塩素化合物を含む被分解油に、ナト
    リウムエチラート粉末及びナトリウムエチラート溶液の
    少なくとも一方を添加して加熱し、その後、水洗して塩
    素成分を塩素イオンとして水側に移行させることにより
    除去することを特徴とする有機塩素化合物の分解除去方
    法。
  2. 【請求項2】 上記有機塩素化合物を含む被分解油は、
    塩素付加パラフィン系炭化水素を含む鉱物油からなる廃
    油である請求項1記載の有機塩素化合物の分解除去方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109337710A (zh) * 2018-09-28 2019-02-15 蒋旭辉 一种液体脱氯剂
CN116727422A (zh) * 2023-06-15 2023-09-12 河海大学 一种亚临界二甲醚-水协同溶解氯离子实现飞灰资源化利用的方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49109351A (ja) * 1973-02-26 1974-10-17

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