JPH0623397A - 石灰質スラッジの処理方法 - Google Patents
石灰質スラッジの処理方法Info
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- JPH0623397A JPH0623397A JP18382692A JP18382692A JPH0623397A JP H0623397 A JPH0623397 A JP H0623397A JP 18382692 A JP18382692 A JP 18382692A JP 18382692 A JP18382692 A JP 18382692A JP H0623397 A JPH0623397 A JP H0623397A
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- Japan
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- sludge
- water
- calcareous
- porous
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- Pending
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- Treatment Of Sludge (AREA)
- Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、石灰質スラッジを、水分に接して
分解することなく、耐水性のある多孔質軽量骨材として
再利用可能なものとする。 【構成】 石灰石の採掘およびその工業化過程で発生す
るスラッジを脱水した後、起泡材を混合して、900〜
1200℃で焼成する。スラッジに含有される炭酸カル
シウム等が焼成時に炭酸ガスを発生して発泡し、焼成物
を適当に多孔質化する。
分解することなく、耐水性のある多孔質軽量骨材として
再利用可能なものとする。 【構成】 石灰石の採掘およびその工業化過程で発生す
るスラッジを脱水した後、起泡材を混合して、900〜
1200℃で焼成する。スラッジに含有される炭酸カル
シウム等が焼成時に炭酸ガスを発生して発泡し、焼成物
を適当に多孔質化する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、石灰石の採掘および
その工業化過程で発生するスラッジの処理方法及びこの
処理で得られる多孔質軽量骨材に関する。
その工業化過程で発生するスラッジの処理方法及びこの
処理で得られる多孔質軽量骨材に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に石灰工業では、採掘された石灰石
(CaCO3 )、ドロマイト岩(CaCO3 ・MgCO
3 )から水洗、破砕、分級、か焼等の工程を経て炭酸カ
ルシウム、消石灰、生石灰を製造することはよく知られ
ている。
(CaCO3 )、ドロマイト岩(CaCO3 ・MgCO
3 )から水洗、破砕、分級、か焼等の工程を経て炭酸カ
ルシウム、消石灰、生石灰を製造することはよく知られ
ている。
【0003】このような石灰工業において発生するスラ
ッジは、主に石灰石の水洗工程で発生する含水率の高い
ものであり、その一般的な処理方法としては、水中に凝
集沈澱した汚泥をフィルタープレス機によっていわゆる
脱水ケーキとし、これを廃棄処理していた。
ッジは、主に石灰石の水洗工程で発生する含水率の高い
ものであり、その一般的な処理方法としては、水中に凝
集沈澱した汚泥をフィルタープレス機によっていわゆる
脱水ケーキとし、これを廃棄処理していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した脱水
ケーキは、乾燥した状態では固形化しているが、再度水
分に接すると、分解して赤色の汚泥となり、廃棄処理場
周辺を汚染する等の欠点を有する。このため、前記スラ
ッジを再利用するべく、有効な処理法が要望されてい
た。
ケーキは、乾燥した状態では固形化しているが、再度水
分に接すると、分解して赤色の汚泥となり、廃棄処理場
周辺を汚染する等の欠点を有する。このため、前記スラ
ッジを再利用するべく、有効な処理法が要望されてい
た。
【0005】そこで、この発明は上記した問題点を解決
し、石灰質スラッジを、水分に接しても分解することな
く、耐水性ある多孔質性の軽量骨材として再利用可能な
ものとすることを課題としている。
し、石灰質スラッジを、水分に接しても分解することな
く、耐水性ある多孔質性の軽量骨材として再利用可能な
ものとすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明においては、石灰質含有のスラッジを脱水
した後、焼成する手段を採用したのである。
め、この発明においては、石灰質含有のスラッジを脱水
した後、焼成する手段を採用したのである。
【0007】また、石灰質含有のスラッジの焼成物は多
孔質軽量骨材として用いることができる。
孔質軽量骨材として用いることができる。
【0008】
【作用】この発明の石灰質スラッジの処理方法では、ス
ラッジ自体に含有される炭酸カルシウム等が焼成時に炭
酸ガスを発生し、焼成物を適当に多孔質化する。
ラッジ自体に含有される炭酸カルシウム等が焼成時に炭
酸ガスを発生し、焼成物を適当に多孔質化する。
【0009】多孔質化した焼成物は、熱変性により不溶
化されていると共に、機械的強度、保水性および透水性
に優れた無機多孔性となり、特に軽量骨材として最適の
物性を有する。
化されていると共に、機械的強度、保水性および透水性
に優れた無機多孔性となり、特に軽量骨材として最適の
物性を有する。
【0010】
【実施例】この発明に用いる石灰質含有のスラッジとし
ては、石灰岩、ドロマイト等の原料を水洗した際に発生
するもの、または、その後に、生石灰を消化・分離する
工程において発生するもの等、特にその発生要因や化学
組成を限定することなく、少なくとも炭酸カルシウムを
含有する泥状物であれば、これを広く採用できる。
ては、石灰岩、ドロマイト等の原料を水洗した際に発生
するもの、または、その後に、生石灰を消化・分離する
工程において発生するもの等、特にその発生要因や化学
組成を限定することなく、少なくとも炭酸カルシウムを
含有する泥状物であれば、これを広く採用できる。
【0011】上記スラッジは、焼成前に脱水して保形性
を高め、必要に応じて成型する。脱水の手法としては、
フィルタープレス機等で加圧脱水を施し、好ましくは水
分30〜40%とすればよい。
を高め、必要に応じて成型する。脱水の手法としては、
フィルタープレス機等で加圧脱水を施し、好ましくは水
分30〜40%とすればよい。
【0012】また、上記スラッジに対し、その焼成時に
均一な多孔質を得るために、予め起泡剤を混入し、さら
には所要温度で予備発泡させておいてもよい。起泡剤と
しては、発生ガスの種類、発泡温度を特に限定すること
なく、例えば、被加熱時にCO2 、NH2 、N2 、H2
Oガスを発生するような炭酸水素ナトリウム、炭酸アン
モニウム、アジド化合物等が挙げられ、また、アルキル
ベンゼンスルホン酸(以下、ABSという)等の界面活
性剤を用いてもよい。
均一な多孔質を得るために、予め起泡剤を混入し、さら
には所要温度で予備発泡させておいてもよい。起泡剤と
しては、発生ガスの種類、発泡温度を特に限定すること
なく、例えば、被加熱時にCO2 、NH2 、N2 、H2
Oガスを発生するような炭酸水素ナトリウム、炭酸アン
モニウム、アジド化合物等が挙げられ、また、アルキル
ベンゼンスルホン酸(以下、ABSという)等の界面活
性剤を用いてもよい。
【0013】また、この発明における焼成とは、スラッ
ジ中の炭酸カルシウム等が、熱分解してCO2 の分解圧
の1気圧を越え(いわゆる、か焼)、さらに通常の石灰
工業の工程では不純物となるような例えば、SiO2 、
Al2 O3 、FeO、MgO、CaO、Na2 O等の成
分が適度に溶融して固結または焼結することをいう。具
体的な焼成温度としては、900〜1200℃、実用的
には1100℃程度で充分である。
ジ中の炭酸カルシウム等が、熱分解してCO2 の分解圧
の1気圧を越え(いわゆる、か焼)、さらに通常の石灰
工業の工程では不純物となるような例えば、SiO2 、
Al2 O3 、FeO、MgO、CaO、Na2 O等の成
分が適度に溶融して固結または焼結することをいう。具
体的な焼成温度としては、900〜1200℃、実用的
には1100℃程度で充分である。
【0014】〔実験例〕石灰質含有のスラッジをフィル
タープレス機で水分30〜40%となるよう加圧脱水し
て得られた脱水ケーキ10kgに、起泡剤としてABSを
3g添加し、二軸強制撹拌機で混練した後、方形状型枠
(4cm×4cm×16cm)に突き固め、そのまま24時間
自然乾燥した。ついで、これを焼成炉に収容して110
0℃で10分間焼成して、角柱状の多孔質試験片を得
た。
タープレス機で水分30〜40%となるよう加圧脱水し
て得られた脱水ケーキ10kgに、起泡剤としてABSを
3g添加し、二軸強制撹拌機で混練した後、方形状型枠
(4cm×4cm×16cm)に突き固め、そのまま24時間
自然乾燥した。ついで、これを焼成炉に収容して110
0℃で10分間焼成して、角柱状の多孔質試験片を得
た。
【0015】得られた試験片の多孔質軽量骨材としての
実用性を確かめるため、以下に圧力強度試験、保水試
験、透水試験を行なった。
実用性を確かめるため、以下に圧力強度試験、保水試
験、透水試験を行なった。
【0016】(1) 圧力強度試験 モルタルの強度試験法(JISK102) により、一軸圧壊試験
(軸方向に加圧する)を行ない、破壊される時の圧力
(kg/cm2)を求めた。
(軸方向に加圧する)を行ない、破壊される時の圧力
(kg/cm2)を求めた。
【0017】上記試験を3回繰り返し、測定した圧力強
度は、105kg/cm2 105.5kg/cm2 104
kg/cm2 であり、軽量骨材として好ましい強度であるこ
とが判明した。
度は、105kg/cm2 105.5kg/cm2 104
kg/cm2 であり、軽量骨材として好ましい強度であるこ
とが判明した。
【0018】(2) 保水試験 前記実験例で得た試験片を直径約5mmの粒状に破砕し、
その50gを、200ミリリットルのメスシリンダーに
収容し、この上から150ミリリットルの水を注入し
て、10分間浸漬した後取り出した。そして、取り出し
直後および室温20℃で48時間自然乾燥後の試験片の
重さの変化を調べた。
その50gを、200ミリリットルのメスシリンダーに
収容し、この上から150ミリリットルの水を注入し
て、10分間浸漬した後取り出した。そして、取り出し
直後および室温20℃で48時間自然乾燥後の試験片の
重さの変化を調べた。
【0019】この結果、水に浸漬して取り出した直後の
試験片は、63.0g、48時間後では58.8gでで
あった。したがって、この経過時間内では4.5gと極
めて少量の蒸発量(保水量8.5g)であり、充分な保
水性があることが判明した。 (3) 透水試験 実験例で得た試験片を100メッシュ以下に粉砕し、そ
の100gを200ミリリットルのメスシリンダーに収
容して100gの水を注ぎ、メスシリンダーの底部に水
が到達するまでの時間を計測した。
試験片は、63.0g、48時間後では58.8gでで
あった。したがって、この経過時間内では4.5gと極
めて少量の蒸発量(保水量8.5g)であり、充分な保
水性があることが判明した。 (3) 透水試験 実験例で得た試験片を100メッシュ以下に粉砕し、そ
の100gを200ミリリットルのメスシリンダーに収
容して100gの水を注ぎ、メスシリンダーの底部に水
が到達するまでの時間を計測した。
【0020】この結果、到達時間は約7秒であり、透水
性に優れていることが判明した。
性に優れていることが判明した。
【0021】〔比較例〕石灰質含有のスラッジを低温
(100℃)で乾燥させた脱水ケーキを100メッシュ
以下に粉砕し、これを前記(3) の透水試験に供した。
(100℃)で乾燥させた脱水ケーキを100メッシュ
以下に粉砕し、これを前記(3) の透水試験に供した。
【0022】この結果、メイシリンダーの底部には1時
間後でも水が到達せず、透水性が極めて低いものと認め
られた。
間後でも水が到達せず、透水性が極めて低いものと認め
られた。
【0023】
【効果】この発明は、以上説明したように、石灰工業上
生産される石灰質含有のスラッジを、水に不溶化しかつ
多孔質化するので、このものを耐水性ある軽量の汎用資
材として活用することが可能となり、この処理方法によ
って得られた焼成物はその透水性、保水性、機械的強度
が充分高められているので、軽量骨材として、たとえば
建築材料の他、土質改良材として有効に再利用できる利
点がある。
生産される石灰質含有のスラッジを、水に不溶化しかつ
多孔質化するので、このものを耐水性ある軽量の汎用資
材として活用することが可能となり、この処理方法によ
って得られた焼成物はその透水性、保水性、機械的強度
が充分高められているので、軽量骨材として、たとえば
建築材料の他、土質改良材として有効に再利用できる利
点がある。
Claims (2)
- 【請求項1】 石灰質含有のスラッジを脱水した後、焼
成する石灰質スラッジの処理方法。 - 【請求項2】 石灰質含有のスラッジの焼成物からなる
多孔質軽量骨材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18382692A JPH0623397A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 石灰質スラッジの処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18382692A JPH0623397A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 石灰質スラッジの処理方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0623397A true JPH0623397A (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=16142527
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18382692A Pending JPH0623397A (ja) | 1992-07-10 | 1992-07-10 | 石灰質スラッジの処理方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0623397A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4880468A (ja) * | 1972-01-31 | 1973-10-27 | ||
| JPS518269A (ja) * | 1974-07-10 | 1976-01-23 | Nikken Chemicals Co Ltd | Tetorahidoroindazooruruino goseihoho |
| JPS5315284A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Production of catalyst structure |
-
1992
- 1992-07-10 JP JP18382692A patent/JPH0623397A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4880468A (ja) * | 1972-01-31 | 1973-10-27 | ||
| JPS518269A (ja) * | 1974-07-10 | 1976-01-23 | Nikken Chemicals Co Ltd | Tetorahidoroindazooruruino goseihoho |
| JPS5315284A (en) * | 1976-07-28 | 1978-02-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Production of catalyst structure |
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