JPH0632676A - 多孔性軽量骨材及びその製造方法 - Google Patents
多孔性軽量骨材及びその製造方法Info
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- JPH0632676A JPH0632676A JP21332292A JP21332292A JPH0632676A JP H0632676 A JPH0632676 A JP H0632676A JP 21332292 A JP21332292 A JP 21332292A JP 21332292 A JP21332292 A JP 21332292A JP H0632676 A JPH0632676 A JP H0632676A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 環境汚染をすることがなく、強度、透水性及
び保水性等に優れ、且つ資源の有効利用を図ることがで
きる多孔性軽量骨材、及びその製造方法を提供する。 【構成】 本製造方法は、石灰石を採掘する際に生じる
汚泥を凝集沈殿させ、その後、脱水して得られる石灰石
含有脱水汚泥(含水率30%)とベントナイト脱水汚泥
(含水率85%)の等量(重量比)100部に、起泡剤
(炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、アジド化合
物又は界面活性剤等)0.03部を添加し混練し、次い
で、1100℃にて焼成して炭酸ガスを発生させること
により透水性構造を有する多孔性軽量骨材を製造する。
び保水性等に優れ、且つ資源の有効利用を図ることがで
きる多孔性軽量骨材、及びその製造方法を提供する。 【構成】 本製造方法は、石灰石を採掘する際に生じる
汚泥を凝集沈殿させ、その後、脱水して得られる石灰石
含有脱水汚泥(含水率30%)とベントナイト脱水汚泥
(含水率85%)の等量(重量比)100部に、起泡剤
(炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、アジド化合
物又は界面活性剤等)0.03部を添加し混練し、次い
で、1100℃にて焼成して炭酸ガスを発生させること
により透水性構造を有する多孔性軽量骨材を製造する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石灰石の採掘及び工業
過程で発生する汚泥及びベントナイト工法等により建設
現場から発生する汚泥等を原料とする軽量骨材及びその
製造方法に関し、更に詳しくは、均一な気孔を保持し、
強度、透水性及び保水性に優れ、且つ資源の有効利用を
図ることができる多孔性軽量骨材及びその製造方法に関
する。本発明は建築材料、農業、ゴルフ場、ハウス栽
培、造園等の土質改良材及び水浄化剤等に広く利用され
る。
過程で発生する汚泥及びベントナイト工法等により建設
現場から発生する汚泥等を原料とする軽量骨材及びその
製造方法に関し、更に詳しくは、均一な気孔を保持し、
強度、透水性及び保水性に優れ、且つ資源の有効利用を
図ることができる多孔性軽量骨材及びその製造方法に関
する。本発明は建築材料、農業、ゴルフ場、ハウス栽
培、造園等の土質改良材及び水浄化剤等に広く利用され
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、石灰工業では、採掘された石灰
石(CaCO3 )、ドロマイト岩(MgCO3 )から水
洗、破砕、分級、仮焼等の工程を経て、炭酸カルシウ
ム、消石灰又は生石灰を製造する。このような石灰工業
において発生する汚泥は、石灰石の水洗工程で発生する
含水率の高いものであり、その一般的処理方法として
は、シックナーにより凝集沈殿した汚泥を、フィルター
プレス等で脱水して脱水ケーキとして埋立て処分をして
いる。また、ベントナイト汚泥は、主にベントナイトの
膨潤性が高い特性を利用し、基礎杭工の側壁を保護する
ことから使用等された余剰汚泥で、泥土が混じった汚泥
をいい、含水率の高いものである。この汚泥の処理方法
としては、生石灰やセメントよる乾燥で、乾燥後埋立て
処分がなされている。一方、多孔性軽量骨材を製造する
方法としては、焼成する際に炭素成分を混入させ炭素成
分を燃焼させる方法が知られている。
石(CaCO3 )、ドロマイト岩(MgCO3 )から水
洗、破砕、分級、仮焼等の工程を経て、炭酸カルシウ
ム、消石灰又は生石灰を製造する。このような石灰工業
において発生する汚泥は、石灰石の水洗工程で発生する
含水率の高いものであり、その一般的処理方法として
は、シックナーにより凝集沈殿した汚泥を、フィルター
プレス等で脱水して脱水ケーキとして埋立て処分をして
いる。また、ベントナイト汚泥は、主にベントナイトの
膨潤性が高い特性を利用し、基礎杭工の側壁を保護する
ことから使用等された余剰汚泥で、泥土が混じった汚泥
をいい、含水率の高いものである。この汚泥の処理方法
としては、生石灰やセメントよる乾燥で、乾燥後埋立て
処分がなされている。一方、多孔性軽量骨材を製造する
方法としては、焼成する際に炭素成分を混入させ炭素成
分を燃焼させる方法が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記脱水汚泥
は、自硬性が有り乾燥すると固形化されているかのよう
に見えるが、一旦水に接触すると水により分解されて赤
泥を呈し、埋立て周辺を汚染する等の環境を損なう。ま
た、乾燥して固形状となったベントナイト汚泥について
も、水分に接すると同様に分解して汚泥状となり、同様
の環境汚染の問題がある。従って、この汚泥の有効な処
理方法が要望されていた。更に、上記埋立て処分する場
合は、有用な資源を廃棄することとなるので、資源の有
効利用を図れないとともに、その処分する手間及びコス
トは大変なものであった。更に、上記従来の軽量骨材を
製造する方法においては、焼成が不十分な場合には多孔
質化が不十分になり、安定して均質をものを作ることが
困難であり、また骨材そのものの強度にも影響する。
は、自硬性が有り乾燥すると固形化されているかのよう
に見えるが、一旦水に接触すると水により分解されて赤
泥を呈し、埋立て周辺を汚染する等の環境を損なう。ま
た、乾燥して固形状となったベントナイト汚泥について
も、水分に接すると同様に分解して汚泥状となり、同様
の環境汚染の問題がある。従って、この汚泥の有効な処
理方法が要望されていた。更に、上記埋立て処分する場
合は、有用な資源を廃棄することとなるので、資源の有
効利用を図れないとともに、その処分する手間及びコス
トは大変なものであった。更に、上記従来の軽量骨材を
製造する方法においては、焼成が不十分な場合には多孔
質化が不十分になり、安定して均質をものを作ることが
困難であり、また骨材そのものの強度にも影響する。
【0004】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、環境汚染をすることがなく、強度、透水性及び保水
性等に優れ、且つ資源の有効利用を図ることができる多
孔性軽量骨材、及びその製造方法を提供することを目的
とする。
り、環境汚染をすることがなく、強度、透水性及び保水
性等に優れ、且つ資源の有効利用を図ることができる多
孔性軽量骨材、及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、石灰石の
採掘汚泥を原料とする軽量骨材の製造方法について、鋭
意研究した結果、ベントナイト又は更に起泡剤を混入混
練した汚泥を焼成したところ、強度に優れるとともに強
度変化が少ない多孔質性軽量骨材が製造できるとの知見
を得て本発明を完成するに至ったのである。即ち、本発
明の多孔性軽量骨材の製造方法は、石灰石を採掘する際
に生じる汚泥を凝集沈殿させ、その後脱水して得られる
石灰石含有脱水汚泥とベントナイト汚泥を混合し、混練
し、次いで、焼成して炭酸ガスを発生させることを特徴
とする。
採掘汚泥を原料とする軽量骨材の製造方法について、鋭
意研究した結果、ベントナイト又は更に起泡剤を混入混
練した汚泥を焼成したところ、強度に優れるとともに強
度変化が少ない多孔質性軽量骨材が製造できるとの知見
を得て本発明を完成するに至ったのである。即ち、本発
明の多孔性軽量骨材の製造方法は、石灰石を採掘する際
に生じる汚泥を凝集沈殿させ、その後脱水して得られる
石灰石含有脱水汚泥とベントナイト汚泥を混合し、混練
し、次いで、焼成して炭酸ガスを発生させることを特徴
とする。
【0006】通常、この「石灰石含有脱水汚泥」は、通
常、含水率が20〜40(特に30)重量%であり、こ
の中には、石灰石以外の他成分としてSiO2 、Al2
O3、FeO、MgO、Na2 O等の成分が単独若しく
は結合した形で含まれており、これらの他成分量は、こ
の汚泥の種類等により変動がある。また、上記「ベント
ナイト汚泥」としては、モンモリナイトを主成分とした
汚泥であればよく、土木工業的に発生するものだけに限
らず、顔料製造過程等において発生するものでもよく、
また生成されたベントナイトを水に分散させたもの等で
もよく、広く採用できる。更に、この汚泥は、通常、沈
降させて濃縮したもの、又は乾燥若しくは脱水させた脱
水汚泥(若しくは濃縮汚泥)を用いる。通常、この汚泥
の含水率は70〜90(特に85)重量%である。上記
石灰石含有脱水汚泥とベントナイト汚泥の混合割合は、
通常、固形分換算にて、1:〔0.2以下(特に0.1
〜0.2)〕である。ベントナイト汚泥が、この0.2
を越えると、機械的強度が低下しもろくなり、これが少
ないと機械的強度は向上するものの、処理が困難なベン
トナイト汚泥の有効利用が図れないので、好ましくな
い。
常、含水率が20〜40(特に30)重量%であり、こ
の中には、石灰石以外の他成分としてSiO2 、Al2
O3、FeO、MgO、Na2 O等の成分が単独若しく
は結合した形で含まれており、これらの他成分量は、こ
の汚泥の種類等により変動がある。また、上記「ベント
ナイト汚泥」としては、モンモリナイトを主成分とした
汚泥であればよく、土木工業的に発生するものだけに限
らず、顔料製造過程等において発生するものでもよく、
また生成されたベントナイトを水に分散させたもの等で
もよく、広く採用できる。更に、この汚泥は、通常、沈
降させて濃縮したもの、又は乾燥若しくは脱水させた脱
水汚泥(若しくは濃縮汚泥)を用いる。通常、この汚泥
の含水率は70〜90(特に85)重量%である。上記
石灰石含有脱水汚泥とベントナイト汚泥の混合割合は、
通常、固形分換算にて、1:〔0.2以下(特に0.1
〜0.2)〕である。ベントナイト汚泥が、この0.2
を越えると、機械的強度が低下しもろくなり、これが少
ないと機械的強度は向上するものの、処理が困難なベン
トナイト汚泥の有効利用が図れないので、好ましくな
い。
【0007】第2発明に示すように、上記第1発明の原
料に、更に、起泡剤を添加することもできる。この「起
泡剤」としては、加熱により所定のガスを発生させるも
の又は界面活性剤を用いることができる。前者として
は、発生ガスの種類、発泡温度等を特に限定することな
く、例えば、加熱された時に炭酸ガス、窒素、アンモニ
アガス、水蒸気等のガスを発生させるようなもの、具体
的には、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、アジ
ド化合物等が挙げられる。後者の界面活性剤も、機械的
撹拌により混合物全体を発泡させる作用があり、十分に
起泡剤として活用できる。この起泡剤は、上記脱水汚泥
の固形分100重量部に対して、0.03〜0.7重量
部(以下、単に「部」という。より好ましくは0.05
〜1.0部)添加されるのが好ましい。これが、0.0
3部未満では十分な発泡効果が得られにくいし、一方、
0.7部を越えると強度が低下してくるので、好ましく
ない。また、第3発明のように、第2発明においてベン
トナイト汚泥を使用せずに、同様にして製造したものと
することもできる。
料に、更に、起泡剤を添加することもできる。この「起
泡剤」としては、加熱により所定のガスを発生させるも
の又は界面活性剤を用いることができる。前者として
は、発生ガスの種類、発泡温度等を特に限定することな
く、例えば、加熱された時に炭酸ガス、窒素、アンモニ
アガス、水蒸気等のガスを発生させるようなもの、具体
的には、炭酸水素ナトリウム、炭酸アンモニウム、アジ
ド化合物等が挙げられる。後者の界面活性剤も、機械的
撹拌により混合物全体を発泡させる作用があり、十分に
起泡剤として活用できる。この起泡剤は、上記脱水汚泥
の固形分100重量部に対して、0.03〜0.7重量
部(以下、単に「部」という。より好ましくは0.05
〜1.0部)添加されるのが好ましい。これが、0.0
3部未満では十分な発泡効果が得られにくいし、一方、
0.7部を越えると強度が低下してくるので、好ましく
ない。また、第3発明のように、第2発明においてベン
トナイト汚泥を使用せずに、同様にして製造したものと
することもできる。
【0008】本第4発明に係わる多孔性軽量骨材は、カ
ルシウム、硅素、アルミニウム、鉄、マグネシウム及び
ナトリウムを少なくとも含むそれらの酸化物であって、
石灰石含有汚泥及びベントナイト汚泥を焼成することか
ら製造され、透水性構造を有することを特徴とし、上記
第1及び第2発明により製造できる。上記「焼成」に際
して、通常、所定形状に造粒若しくは成形し、その後、
乾燥(自然乾燥又は予備乾燥等)する。また、その焼成
温度は、通常、900〜1200℃であり、実用的には
1100℃程度で十分である。
ルシウム、硅素、アルミニウム、鉄、マグネシウム及び
ナトリウムを少なくとも含むそれらの酸化物であって、
石灰石含有汚泥及びベントナイト汚泥を焼成することか
ら製造され、透水性構造を有することを特徴とし、上記
第1及び第2発明により製造できる。上記「焼成」に際
して、通常、所定形状に造粒若しくは成形し、その後、
乾燥(自然乾燥又は予備乾燥等)する。また、その焼成
温度は、通常、900〜1200℃であり、実用的には
1100℃程度で十分である。
【0009】
【作用】本製造方法において、石灰石含有脱水汚泥中に
炭酸カルシウムが含有されるので、焼成時に炭酸ガスが
発生し、そのため焼成物が多孔質化するとともに透水性
構造(連続気泡構造)となる。また、この汚泥中には、
他成分としてSiO2 、Al2 O3 、FeO、MgO、
CaO、Na2 O等が単独若しくは結合した形で含まれ
ている。更に、混合されるベントナイト汚泥はシリカア
ルミナを主成分としたモンモリナイトを多く含む。従っ
て、これらのシリカ、アルミナ成分等が焼成により溶融
して、団結し焼結して行き、強固な結合を形成して行
く。従って、石灰石のみ(若しくは実質上石灰石)を加
熱焼成した場合と異なって、水に接触しても溶解するこ
ともなく固形強度を維持することができる。
炭酸カルシウムが含有されるので、焼成時に炭酸ガスが
発生し、そのため焼成物が多孔質化するとともに透水性
構造(連続気泡構造)となる。また、この汚泥中には、
他成分としてSiO2 、Al2 O3 、FeO、MgO、
CaO、Na2 O等が単独若しくは結合した形で含まれ
ている。更に、混合されるベントナイト汚泥はシリカア
ルミナを主成分としたモンモリナイトを多く含む。従っ
て、これらのシリカ、アルミナ成分等が焼成により溶融
して、団結し焼結して行き、強固な結合を形成して行
く。従って、石灰石のみ(若しくは実質上石灰石)を加
熱焼成した場合と異なって、水に接触しても溶解するこ
ともなく固形強度を維持することができる。
【0010】また、上記第1発明の原料に、更に起泡剤
を添加する場合(特に水溶性無機物質の場合)は、これ
が容易に汚泥(水)中に溶解し若しくは分散される。従
って、この起泡剤が加熱により所定のガスを発生し、こ
のガスが炭酸カルシウムの分解により生じる炭酸ガスに
付加されるので、より均一な発泡多孔質体を製造でき
る。更に、界面活性剤を用いる場合は、混合物を機械撹
拌することにより生じる泡を安定化させるし、且つ各原
料成分をより均一に分散させるので、この場合もより均
一な発泡多孔質体を製造できる。
を添加する場合(特に水溶性無機物質の場合)は、これ
が容易に汚泥(水)中に溶解し若しくは分散される。従
って、この起泡剤が加熱により所定のガスを発生し、こ
のガスが炭酸カルシウムの分解により生じる炭酸ガスに
付加されるので、より均一な発泡多孔質体を製造でき
る。更に、界面活性剤を用いる場合は、混合物を機械撹
拌することにより生じる泡を安定化させるし、且つ各原
料成分をより均一に分散させるので、この場合もより均
一な発泡多孔質体を製造できる。
【0011】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
る。 (1)試験片の作製 実施例1 石灰汚泥の脱水ケーキとベントナイト汚泥を重量比にて
等分に混合し、混練した混練物10kgに、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムを3g添加し、強制2軸ミ
キサー(商品名;「スラッジミキサー」、日本エバトラ
イ(株)製)を用いて更に混練した。この石灰汚泥の脱
水ケーキは、含水率が30%(脱水ケーキ中の固形分;
3.5kg)である。この固形分には、酸化物組成でい
えば、CaO、MgO、SiO2 、Al2 O3 、酸化鉄
等が含まれている。ベントナイト汚泥は、含水率が85
%(この汚泥中の固形分;750g)であり、この固形
分は、シリカアルミナを主成分としており、各組成成分
の含有割合は、SiO2 ;約70〜71%、Al
2 O3 ;約17%、Fe2 O3 ;約3〜4%、Na
2 O;約4%、他にCaO+MgO+K2 O;約3%で
ある。
る。 (1)試験片の作製 実施例1 石灰汚泥の脱水ケーキとベントナイト汚泥を重量比にて
等分に混合し、混練した混練物10kgに、アルキルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウムを3g添加し、強制2軸ミ
キサー(商品名;「スラッジミキサー」、日本エバトラ
イ(株)製)を用いて更に混練した。この石灰汚泥の脱
水ケーキは、含水率が30%(脱水ケーキ中の固形分;
3.5kg)である。この固形分には、酸化物組成でい
えば、CaO、MgO、SiO2 、Al2 O3 、酸化鉄
等が含まれている。ベントナイト汚泥は、含水率が85
%(この汚泥中の固形分;750g)であり、この固形
分は、シリカアルミナを主成分としており、各組成成分
の含有割合は、SiO2 ;約70〜71%、Al
2 O3 ;約17%、Fe2 O3 ;約3〜4%、Na
2 O;約4%、他にCaO+MgO+K2 O;約3%で
ある。
【0012】上記混練物を方形状型枠(4×4×16m
m)に突き固め、そのまま24時間自然乾燥させた。そ
の後、これを焼成炉に収容し、1100℃で10分間焼
成して、角柱状の多孔質試験片を得た。この切断面を虫
メガネ(約5倍)で観察した所、約0.4〜0.6mm
の気泡が略全体に均一に分布していた。
m)に突き固め、そのまま24時間自然乾燥させた。そ
の後、これを焼成炉に収容し、1100℃で10分間焼
成して、角柱状の多孔質試験片を得た。この切断面を虫
メガネ(約5倍)で観察した所、約0.4〜0.6mm
の気泡が略全体に均一に分布していた。
【0013】実施例2 上記実施例1において使用したアルキルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウムを用いないこと以外は、実施例1と同様
にして試験片を作製した。この試験片は、同様に虫メガ
ネで観察した所、細かい孔(点に見えるもの)が無数に
びっしりとあるのが確認された。 実施例3 上記実施例1において使用した脱水ケーキ及び界面活性
剤のみを用い、ベントナイト汚泥を用いないこと以外
は、実施例と同様にして、試験片を作製した。このこの
試験片は、同様に観察した所、実施例1と同様に、約
0.4〜0.6mmの気泡が略全体に均一に分布してい
た。
ン酸ナトリウムを用いないこと以外は、実施例1と同様
にして試験片を作製した。この試験片は、同様に虫メガ
ネで観察した所、細かい孔(点に見えるもの)が無数に
びっしりとあるのが確認された。 実施例3 上記実施例1において使用した脱水ケーキ及び界面活性
剤のみを用い、ベントナイト汚泥を用いないこと以外
は、実施例と同様にして、試験片を作製した。このこの
試験片は、同様に観察した所、実施例1と同様に、約
0.4〜0.6mmの気泡が略全体に均一に分布してい
た。
【0014】比較例 実施例1で用いた石灰席含有脱水汚泥及び同ベントナイ
ト汚泥の同混合物を、実施例と同形状に成形し、100
℃で乾燥して同形状の試験片を得た。この試験片を同様
に観察した所、細かい孔(点)も観察されず、水に触れ
ると表面が粘度状になってしまった。
ト汚泥の同混合物を、実施例と同形状に成形し、100
℃で乾燥して同形状の試験片を得た。この試験片を同様
に観察した所、細かい孔(点)も観察されず、水に触れ
ると表面が粘度状になってしまった。
【0015】(2)性能試験及びその評価 上記各試験片の多孔質軽量骨材としての実用性を確認す
るため、以下の強度試験、保水試験及び透水試験を行っ
た。 強度試験 上記実施例1の試験片3本について、モルタルの強度試
験方法(JISK102)により、一軸圧壊試験を行
い、破壊される時の圧力を求めた。その圧力強度は、
75.0kg/cm2 、74.5kg/cm2 、7
5.0kg/cm2 であり、軽量骨材として好ましい強
度であることが判明した。また、上記実施例2の試験片
についても、同様に試験した所、その圧力強度は、上記
とほとんど同じの75.2kg/cm2 、74.9
kg/cm2 、75.1kg/cm2 であった。尚、
上記比較例の試験片においては、乾燥後放置すると乾燥
するに伴って、ひび割れが生じてきた。更に、上記実施
例3の試験片についても、同様に試験した所、その圧力
強度は、実施例1の場合よりも大きな値(即ち、10
5.0kg/cm2 、105.5kg/cm2 、1
04.0kg/cm2 )であった。
るため、以下の強度試験、保水試験及び透水試験を行っ
た。 強度試験 上記実施例1の試験片3本について、モルタルの強度試
験方法(JISK102)により、一軸圧壊試験を行
い、破壊される時の圧力を求めた。その圧力強度は、
75.0kg/cm2 、74.5kg/cm2 、7
5.0kg/cm2 であり、軽量骨材として好ましい強
度であることが判明した。また、上記実施例2の試験片
についても、同様に試験した所、その圧力強度は、上記
とほとんど同じの75.2kg/cm2 、74.9
kg/cm2 、75.1kg/cm2 であった。尚、
上記比較例の試験片においては、乾燥後放置すると乾燥
するに伴って、ひび割れが生じてきた。更に、上記実施
例3の試験片についても、同様に試験した所、その圧力
強度は、実施例1の場合よりも大きな値(即ち、10
5.0kg/cm2 、105.5kg/cm2 、1
04.0kg/cm2 )であった。
【0016】保水試験 上記実施例1の試験片を約5mmの粒状に揃え、その5
0gを200mlのメスシリンダーに入れ150mlの
水を注入して、10分間浸した後取り出した。そして、
取出し直後及び室温20℃で48時間自然乾燥後の試験
片の重さの変化を調べた。この結果、水に浸して取り出
した直後の試験片は、63.0g(保水量13.0
g)、48時間後では58.5gであった。従って、こ
の経過時間内では4.5gと極めて少量の蒸発量(保水
量8.5g)であり、十分な保水性があることが判明し
た。また、上記実施例2の試験片についても、同様に試
験した所、保水量はやや少ないものの蒸発量は少なかっ
た。即ち、取出し直後の試験片は57.0g(保水量
7.0g)、48時間後では55.0g、蒸発量は2.
0g(保水量5.0g)であった。これは、気泡(孔)
が小さ過ぎるためと考えられる。更に、上記実施例3の
試験片についても、同様に試験した所、実施例1と全く
同じであった。即ち、取出し直後の試験片は63.0g
(保水量13.0g)、48時間後では58.5g、蒸
発量は4.5g(保水量8.5g)であった。
0gを200mlのメスシリンダーに入れ150mlの
水を注入して、10分間浸した後取り出した。そして、
取出し直後及び室温20℃で48時間自然乾燥後の試験
片の重さの変化を調べた。この結果、水に浸して取り出
した直後の試験片は、63.0g(保水量13.0
g)、48時間後では58.5gであった。従って、こ
の経過時間内では4.5gと極めて少量の蒸発量(保水
量8.5g)であり、十分な保水性があることが判明し
た。また、上記実施例2の試験片についても、同様に試
験した所、保水量はやや少ないものの蒸発量は少なかっ
た。即ち、取出し直後の試験片は57.0g(保水量
7.0g)、48時間後では55.0g、蒸発量は2.
0g(保水量5.0g)であった。これは、気泡(孔)
が小さ過ぎるためと考えられる。更に、上記実施例3の
試験片についても、同様に試験した所、実施例1と全く
同じであった。即ち、取出し直後の試験片は63.0g
(保水量13.0g)、48時間後では58.5g、蒸
発量は4.5g(保水量8.5g)であった。
【0017】透水試験 上記実施例1で得た試験片を100メッシュ以下に粉砕
し、その100gを200mlのメスシリンダーに収容
し、その上から100gの水を注ぎ、メスシリンダーの
底部に到達するまでの時間を計測した。この到達時間は
約7秒であり、この試験片は透水性に優れることが判明
した。透水性を有することから、連続気泡構造をしてい
るといえる。また、上記実施例2の試験片についても、
同様に試験した所、孔が小さいにもかかわらず約7〜8
秒と略同性能を示した。更に、上記実施例3の試験片に
ついても、同様に試験した所、実施例1と同じ結果の約
7秒を示し、同様に、透水性に優れることを示した。
し、その100gを200mlのメスシリンダーに収容
し、その上から100gの水を注ぎ、メスシリンダーの
底部に到達するまでの時間を計測した。この到達時間は
約7秒であり、この試験片は透水性に優れることが判明
した。透水性を有することから、連続気泡構造をしてい
るといえる。また、上記実施例2の試験片についても、
同様に試験した所、孔が小さいにもかかわらず約7〜8
秒と略同性能を示した。更に、上記実施例3の試験片に
ついても、同様に試験した所、実施例1と同じ結果の約
7秒を示し、同様に、透水性に優れることを示した。
【0018】一方、上記比較例で得た試験片について
も、同様に100メッシュ以下に粉砕品を用いて試験し
た所、メスシリンダーの底部に1時間後でも水が到達せ
ず、透水性が極めて低いものと認められた。以上の結果
から、実施例1〜3の試験片は、比較例のものと比べ
て、強度的、保水性、透水性に優れた軽量骨材としての
性格を十分に充たす結果を得た。特に、実施例1及び3
は保水性、透水性に優れ、実施例2は機械的強度に優れ
た結果を示した。尚、本発明においては、前記具体的実
施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明
の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
も、同様に100メッシュ以下に粉砕品を用いて試験し
た所、メスシリンダーの底部に1時間後でも水が到達せ
ず、透水性が極めて低いものと認められた。以上の結果
から、実施例1〜3の試験片は、比較例のものと比べ
て、強度的、保水性、透水性に優れた軽量骨材としての
性格を十分に充たす結果を得た。特に、実施例1及び3
は保水性、透水性に優れ、実施例2は機械的強度に優れ
た結果を示した。尚、本発明においては、前記具体的実
施例に示すものに限られず、目的、用途に応じて本発明
の範囲内で種々変更した実施例とすることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の方法により製造
される軽量骨材は、機械的強度、透水性、保水性に優れ
るので、軽量の汎用資材として活用でき、例えば、建築
材料、土質改良剤等に広く利用できる。また、汚泥の処
分地の確保、水処理の問題が同時に解決され、しかも資
源の有効利用ができ、新たな生産事業として石灰工業界
に貢献できるものである。
される軽量骨材は、機械的強度、透水性、保水性に優れ
るので、軽量の汎用資材として活用でき、例えば、建築
材料、土質改良剤等に広く利用できる。また、汚泥の処
分地の確保、水処理の問題が同時に解決され、しかも資
源の有効利用ができ、新たな生産事業として石灰工業界
に貢献できるものである。
Claims (4)
- 【請求項1】 石灰石を採掘する際に生じる汚泥を凝集
沈殿させ、その後、脱水して得られる石灰石含有脱水汚
泥とベントナイト汚泥を混合し、混練し、次いで、焼成
して炭酸ガスを発生させることを特徴とする多孔性軽量
骨材の製造方法。 - 【請求項2】 石灰石を採掘する際に生じる汚泥を凝集
沈殿させ、その後、脱水して得られる石灰石含有脱水汚
泥及びベントナイト汚泥に、起泡剤を添加し混練し、次
いで、焼成して炭酸ガスを発生させることを特徴とする
多孔性軽量骨材の製造方法。 - 【請求項3】 石灰石を採掘する際に生じる汚泥を凝集
沈殿させ、その後、脱水して得られる石灰石含有脱水汚
泥に、起泡剤を添加し混練し、次いで、焼成して炭酸ガ
スを発生させることを特徴とする多孔性軽量骨材の製造
方法。 - 【請求項4】 カルシウム、硅素、アルミニウム、鉄、
マグネシウム及びナトリウムを少なくとも含むそれらの
酸化物であって、石灰石含有汚泥及びベントナイト汚泥
を焼成することから製造され、透水性構造を有すること
を特徴とする多孔性軽量骨材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21332292A JPH0632676A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 多孔性軽量骨材及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21332292A JPH0632676A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 多孔性軽量骨材及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0632676A true JPH0632676A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16637236
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21332292A Pending JPH0632676A (ja) | 1992-07-17 | 1992-07-17 | 多孔性軽量骨材及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0632676A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006131446A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Kaneki Seitosho:Kk | 多孔質セラミックの製造方法、多孔質セラミック及びタイル |
| CN115353809A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-11-18 | 重庆华裕胜久材料科技有限公司 | 一种耐高温无机胶粘剂及其制备方法 |
| CN116283221A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-06-23 | 南京声远声学科技有限公司 | 一种基于太湖底泥的微开孔吸声陶瓷材料及其制备方法 |
| CN117819889A (zh) * | 2024-01-03 | 2024-04-05 | 中国长江三峡集团有限公司 | 一种复合膨润土以及由其形成的膨润土垫、河道护坡 |
-
1992
- 1992-07-17 JP JP21332292A patent/JPH0632676A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006131446A (ja) * | 2004-11-04 | 2006-05-25 | Kaneki Seitosho:Kk | 多孔質セラミックの製造方法、多孔質セラミック及びタイル |
| CN115353809A (zh) * | 2022-09-21 | 2022-11-18 | 重庆华裕胜久材料科技有限公司 | 一种耐高温无机胶粘剂及其制备方法 |
| CN116283221A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-06-23 | 南京声远声学科技有限公司 | 一种基于太湖底泥的微开孔吸声陶瓷材料及其制备方法 |
| CN116283221B (zh) * | 2023-03-01 | 2023-11-14 | 南京声远声学科技有限公司 | 一种基于太湖底泥的微开孔吸声陶瓷材料及其制备方法 |
| CN117819889A (zh) * | 2024-01-03 | 2024-04-05 | 中国长江三峡集团有限公司 | 一种复合膨润土以及由其形成的膨润土垫、河道护坡 |
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