JPH06234280A - 熱転写記録方法 - Google Patents

熱転写記録方法

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JPH06234280A
JPH06234280A JP6037551A JP3755194A JPH06234280A JP H06234280 A JPH06234280 A JP H06234280A JP 6037551 A JP6037551 A JP 6037551A JP 3755194 A JP3755194 A JP 3755194A JP H06234280 A JPH06234280 A JP H06234280A
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JP
Japan
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recording
paper
ink
ink ribbon
color
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JP6037551A
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Tadayoshi Ono
忠義 大野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 この発明は、固体状のインクリボンとベック
平滑度が300秒以上2500以下という条件及びプリ
ントサーフラフネスが0.6μ以上5μ以下という条件
を課す熱転写記録用紙とを比較的低い圧力下で接触さ
せ、この後部分的に加熱してインクを記録用紙に転写記
録することを特徴とする。 【効果】 この発明によれば、単に平滑度が高いだけで
なく局部的には、その表面に微小な凹凸があるので、イ
ンクの転写の際、インクと用紙が密着すると共に、イン
クと用紙との付着力も強いものとなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、熱転写記録方法に係
わり、特に、カラー記録、高速記録、高解像度記録にす
ぐれた熱転写記録方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、オフィスオートメーションの発展
に従い、普通紙に記録可能な記録装置が要求されてい
る。
【0003】この代表例が熱転写記録装置であり、現
在、カラー記録、高速記録、高解像度記録を目指して、
更に開発が進められている。
【0004】熱転写記録装置は、インクを熱により溶融
又は軟化させて記録紙に転写するという簡単な原理によ
り記録を行うので、構造が簡単であり、メンテナンスフ
リーという特徴を有するが、逆に、インクの転写の精度
により画質が特定されるので、インク転写を正確に行う
ことが必要となる。しかし、熱転写記録を高速で行った
場合、あるいは、複数色のインクを重ねてカラー記録を
行った場合、図5(a)に示されるように、画点のカ
ケ、あるいは図5(b)に示されるように画点のヌケが
生じる。更に高解像度記録では、著しく文字の鮮明さに
欠ける。カラー画像の色ムラが生じるなどの問題が生じ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決するた
めには、用紙の平滑性を増せばよいということが一般的
に知られている。すなわち、用紙が平滑であればあるほ
ど、インクの転写が効率よく行われると言われている。
しかし、本発明者が実験を行ったところ、高い平滑を有
する用紙では、逆に、インクの用紙への転写が不確実に
なってしまった。
【0006】この発明は、以上の欠点を除去し、高速記
録、カラー記録の際にもインクが確実に転写されうる熱
転写記録方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、接着剤に昇
華性染料を含む固体状のインクリボンと、ベック平滑度
が300秒以上2500以下という条件及びプリントサ
ーフラフネスが0.6μ以上5μ以下という条件を課す
熱転写記録用紙とを比較的低い圧力下で接触させ、この
後部分的に加熱してインクを記録用紙に転写記録するこ
とを特徴とする。
【0008】この発明に先立ち、本発明者は、発明が解
決しようとする課題で述べたように、高平滑度の記録用
紙を用いた場合、インク転写が不確実になるという事実
から次のような推論を行った。すなわち、用紙へのイン
クの転写は所望の転写領域において、1.インクと用紙
が接触し(これを接触ステップと呼ぶ)、インク加熱後
2.インクが用紙にインクの凝集力あるいはインクがイ
ンクのキャリアであるフィルムに対する付着力よりも強
い付着力を持ち(付着ステップと呼ぶ)、3.用紙とイ
ンクリボンの剥離によってなされるが、平滑性の向上
は、接触ステップを確実にするためには有用であるが、
付着ステップでは必ずしも有用でないと考えられる。
【0009】この付着ステップを支配する因子を考察し
たところ、図6(a)に示されるように、用紙21表面
が滑らかであるよりも、図6(b)に示されるように、
適当な粗さを有している方が、インク付着力が向上する
という結論に至った。
【0010】更に、熱転写記録においては、インク担体
と記録用紙とを圧接状態にして記録を行うことから、所
定の押圧下にある時に、用紙表面に実現される粗さが重
要であると思われる。以上の点に着目し、本発明はなさ
れたものである。
【0011】ここでいうベック平滑度とは、JISP8
119に規定されるように、所定面積の被測定表面と理
想的な平滑面との間に所定量の流体を流し、これが全て
流出する時間によって定義される。単位は秒である。こ
のベック平滑度によって示されるのは、用紙表面の全体
的な滑らかさである。
【0012】これに対し、プリントサーフラフネスは、
押圧下における表面の局部的な凹凸の程度を示し、以下
のように測定される。すなわち、図7に示されるように
低圧に調整された空気の流入口31と流量計(図示せ
ず)に接続された空気流出口32と、所定面積の隔壁3
3を持つ測定ヘッド34と所定の硬さの背面支持台35
の間に用紙36をインク受容面が測定ヘッド34に向く
ように配置して、測定ヘッド34、背面支持台35によ
って用紙36に一定圧力を印加しつつ、一定時間に隔壁
33を介して空気流入口31より空気流出口32にリー
クしてくる空気量を測定することにより、押圧下におけ
る用紙表面の微小な表面粗さを導くもので、この値をプ
リントサーフラフネスとする。このような手段を有する
装置として、H,E,MESSMER LIMITED
のPARKER PRINT−SURF(商品名)の一
連のモデルがある。本発明になる用紙のプリントサーフ
ラフネスの値は、PARKER PRINT−SURF
MODEL 750で測定されたもので、押圧条件1
960kPA である。
【0013】
【作用】この発明によれば、単に平滑度が高いだけでな
く局部的には、その表面に微小な凹凸があるので、イン
クの転写の際、インクと用紙が密着すると共に、インク
と用紙との付着力も強いものとなる。
【0014】
【実施例】次に本発明の実施例を図面を持って詳細に説
明する。
【0015】この実施例での熱転写記録用紙は、NBK
P,LBKP,NBSP,LBSPなどのさらしケミカ
ルパルプを単独あるいはGP,RGP,TMPなどのメ
カニカルパルプ、セミケミカルパルプ、ケミグラウドパ
ルプなどとの混合パルプ、松脂系の樹脂酸マレイン化
物、アルキルケテンダイマーや合成ポリマーなどのサイ
ズ剤、白土、炭酸カルシウム、ホワイトカーボン、タル
クなどの填料、澱粉、メラミンホルムアルデヒド樹脂、
尿素ホルム、アルデヒド樹脂などの紙力増強剤、硫酸ア
ルミニウムなどの定着剤を添加して、長網抄紙機などの
抄紙機により普通に製造され、必要に応じてサイズ剤、
紙力増強剤を外添し、スーパーカレンダーなどによりカ
レンダー処理した非塗工紙または図4に示されるように
基紙41の表面に顔料42、バインダ43からなる塗工
層を設けた塗工紙が用いられる。
【0016】基紙41には、一般にNBKP,LBK
P,NBSP,LBSPなどのさらしケミカルパルプ、
GP,RGP,TMPなどのメカニカルパルプ、セミケ
ミカルパルプ、ケミグラウンドパルプなどに適度にサイ
ジングした、あるいは無サイズの中質紙、上質紙あるい
はポリエステル、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂フィ
ルムあるいは合成紙などが使用できるが、基紙自体の組
成についてはとくに限定されるものではない。また、ス
ーパーカレンダーなどにより平滑処理した基紙を使用し
てもよい。
【0017】顔料42としては、針状軽質炭酸カルシウ
ムなどの好ましくは長経の平均が0.5μ未満の針状無
機顔料、あるいは粉末状の尿素ホルムアルデヒド樹脂、
粉末状のポリスチレン樹脂などの好ましくは平均粒径
0.5μ未満の粒状合成樹脂、あるいは平均粒径0.5
μ未満の天然またはホワイトカーボンなどの合成シリ
カ、クレー、タルク、硫酸アルミニウム、二酸化チレ
ン、酸化亜鉛などの無機顔料が利用でき、好ましくは平
均粒径0.1μ以下のホワイトカーボンなどの合成シリ
カ、軽質または重質の炭酸カルシウムなどの無機顔料が
利用できる。本発明に使用される顔料は上述の形状、粒
径の無機顔料及び粒状合成樹脂であるが、これら特定の
顔料は顔料成分として30%以上含まれていれば、他の
顔料として上記以外の形状、粒径の顔料と併用しても良
い。また、無機顔料をロート油、ドデシル硫酸ナトリウ
ム、有機アミン、金属セッケン、リグニンスルホン酸ナ
トリウムなどの非イオン、陽イオン、両性活性剤で処理
することにより、インクリボンのインクとの濡れが良化
され好適に使用できる。
【0018】バインダ43はスチレン−ブタジエンゴム
(SBR)、ニトリルゴム(NBR)などのゴム系、塩
化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹脂、メタク
リル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル−エチレン共重合
体、エチルセルロース、石油樹脂などの非水溶性の高分
子からなる接着剤単独、あるいはカルナバワックス、木
ロウなどの植物性ワックス、密ロウ、セラッカロウなど
の動物性ワックス、マイクロクリスタリンワックス、パ
ラフィンワックスなどの石油系ワックス、酸化ワック
ス、エステルワックスなどの合成ワックスなどの固形ワ
ックスとを併用してなる。接着剤としての要件は成膜性
と小さな、好ましくは40dyn/cm以下の表面エネ
ルギーであることである。固形ワックスの接着剤に対す
る割合は、5〜50%、好ましくは5〜25%である。
これは5%以下ではワックス配合の効果がなくなり、5
0%以上では、成膜性に問題が生ずるためである。
【0019】塗工層34を形成する顔料42とバインダ
43の割合は固形分比で顔料100に対して、バインダ
10〜50である。好ましくは顔料100に対して15
〜40である。塗工層44を形成する塗工液には各種の
補助剤、塗工層の耐水化剤、塗料塗工時の流動性改善
剤、光沢仕上剤、防腐剤、消泡剤、染料など必要に応じ
て入れることができる。
【0020】塗工層形成には、ブレードコータ、エアー
ナイフコータ、ロールコータ、バーコータなどの通常の
塗工機、あるいはサイズプレス、ゲートロール装置など
によりなされる。また塗工層を設けただけの紙の表面は
平滑性及び均一性に劣るので、塗布、乾燥後スーパーカ
ルダンなどで圧縮し、平滑度を調整する。
【0021】本発明に用いる熱転写記録用紙はベック平
滑度300秒以上、2500秒以下、プリントサーフラ
フネス0.6μ以上5μ以下、好ましくはベック平滑度
500秒以上2000秒以下、プリントサーフラフネス
0.8μ以上3μ以下の表面特性を持つ。これはベック
平滑度300秒以下、プリントサーフラフネス5μ以上
では、インクの用紙への接触が不均一となり、画点のカ
ケなどが生じ、2500秒以上0.6μ以下では、イン
クの付着力は不分でなくインクが未転写となることが多
くなる。これは複数のインクを順次用紙に転写してカラ
ー画像をつくるカラー熱転写記録装置のように用紙表面
が先に転写されたインクにより不均一になる場合、特に
生じ易い。
【0022】次に本発明の基本構成を図1の熱転写記録
装置を用いて説明する。インクリボン50はインクリボ
ン供給リール51よりインクリボン供給ローラ52によ
って繰り出される。用紙53は用紙供給リール54より
インクリボン供給ローラ55によって繰り出される。繰
り出されたインクリボン50と用紙53はローラ56,
57とプラテンローラ58から構成されるインクリボン
−用紙圧接手段59によってプラテンローラ58上にイ
ンクリボンのインク(図示せず)を介して圧接される。
圧接状態のインクリボン50は用紙53の接している反
対側より、駆動回路(図示せず)によって、記録情報に
応じて時間的、空間的に選択的に発熱する加熱手段60
により加熱される。加熱手段60はインクリボン50、
用紙53をプラテンローラ58と協働して圧接する構成
をなしている。加熱記録の後、インクリボン50はイン
クリボン排出ローラ61の駆動によってローラ57の地
点で用紙53と剥離され、インクの転写が行われる。用
紙53は用紙排出ローラ62により装置外部へ排出され
る。この一連のプロセスによって熱転写記録は終了す
る。カラー記録の場合、面順次記録か線順次記録によっ
て、用紙、インクリボンの搬送制御は異なるが色数に合
わせてこのプロセスを繰り返す。
【0023】インクリボン50は4〜20μのポリエス
テルなどの樹脂フィルム、コンデンサー紙などの紙など
のベースフィルムにカルナバワックス、パラフィンワッ
クスなどの固形ワックス類、低分子量ポリエチレン、石
油樹脂などの樹脂類などからなる接着剤に、分散性モノ
アゾ染料、分散アントラキノン系染料アンスラセン染料
など昇華温度が65〜200℃の昇華性染料を分散させ
た常温で固体のインクが2〜20g/m2 の塗付量で塗
布されている。また、インク塗布の形態は単色リボン、
ほぼ一画面分の複数の異なる色のインク層が長手方向に
繰り返し設けられたカラーインクリボン、または長手方
向に色インク領域を区分したカラーインクリボンなどが
あり、リボン幅、長さも任意に決められる。
【0024】用紙53は本発明に用いる用紙である。ロ
ール紙、カット紙などの形態で用いることができる。加
熱手段60はムービングヘッドタイプ、ラインヘッドタ
イプのサーマルヘッド、熱ワイヤ、熱母型文字などが利
用できる。プラテンローラ58は、サーマルヘッドのよ
うに接触しなければ加熱できない場合、サーマルヘッ
ド、インクリボン、用紙が適度な圧接条件になるよう
に、シリコンゴムなどの弾性体であることが好ましい。
また、加熱記録地点より剥離地点の間では、インクリボ
ンと用紙は一体となって動くことが好ましい。
【0025】次に、以上のような装置を動作させた際の
記録結果について述べる。
【0026】ここでは本発明に用いる熱転写記録用紙の
性能評価を12ドット/mmの発熱素子密度を持つサー
マルヘッドを備え、水平、垂直方向とも12ドット/m
mの解像度で画像記録する評価装置を用いて次の4項目
について行った。4を除いて記録電圧、印加パルス幅な
どの記録条件は一定としインクリボンは(1),(2),(4)は
同じ仕様の黒色インクリボンを、(3) は同じ仕様のカラ
ーインクリボンを使用した。
【0027】(1) 転写確率;2ドット×2ドットで構
成される画点を紙送り速度2.5cm/分で記録し、正
規の画点の大きさの7/8以上あるものの数を観察し、
総観察数50に対する百分率を求めた。
【0028】(2) 解像度特性A;辺の長さnの市松模
様をN=1,2,3,4,6(各々、解像度12,6,
4,3,2ドット/mmに相当)と変えて記録し、マク
ベス濃度計RD−2で転写濃度を測定し、等濃度の領域
で最大の解像度を求めた。
【0029】(3) 解像度特性B;辺の長さnの市松模
様をn=1,2…(各々、解像度12,6,…ドット/
mmに相当)と変えて第1色を記録し、市松模様の空い
ている部分に第2色で記録した後、第2色目のドットを
拡大観察し、ドットの形状をA,B,Cの3段階で評価
した。正方形に近いものをA、ややカケのあるものB,
著しくカケのあるものをCとした。
【0030】(4) 高速記録性;転写確率評価パターン
記録を紙送り速度250cm/分で行い、 (1)の転写確
率と同じ評価基準で転写確率を求めた。 [評価例1]叩解されたLBKP 80重量部とGP
20重量部からなる混合パルスにタルク15重量部、硫
酸アルミニウム2重量部を添加し、長網抄紙機で常法に
より抄紙後、酸化澱粉でサイズプレスを行い、メートル
坪50g/m2 の基紙をつくった。この基紙をスーパー
カレンダーに通してベック平滑度300秒以上、プリン
トサーフラフネス5μ以下の3種類の記録用紙 (1)〜
(3) を座た。また比較例としてベック平滑度300秒以
下、プリントサーフラフネス5μ以上の市販の中質紙、
上質紙、グラビア用紙を比較用紙 (1)〜(3) とした。こ
れらの記録用紙のベック平滑度、プリントサーフラフネ
ス及び評価結果を表1に示す。
【0031】
【表1】 表1より明らかなように比較例 (1)〜(3) に比べて本発
明になる記録用紙 (1)〜(3) は熱転写記録用紙としてす
ぐれた適性を示している。 [評価例2]叩解されたLBKP 100重量部に白土
8重量部、硫酸アルミニウム2重量部を添加し、長網抄
紙機で常法により抄紙後、酸化澱粉でサイズプレスを行
い、マシンカレンダー処理して、メートル坪50g/m
2 の基紙をつくった。スチレンブタジエンラテックス1
5重量部(固形分)に平均粒径0.1μの軽質炭酸カル
シウム及び平均粒径0.03μの合成シリカを各々、1
00重量部(固形分)混合し、2種類の塗料A,Bを調
整した。これらの塗料を基紙上に片面塗布量が8g/m
2 となるようにエアーナイフコータで塗布、乾燥した後
塗工面がベック平滑度300秒以上2500秒以下、プ
リントサーフラフネス0.6μ以上5μ以下になるよう
にスーパーカレンダ処理を行い6種類の記録用紙4〜9
を得た。また比較例としてスチレンブタジエンラテック
ス8重量部(固形分)に平均粒径0.1μのサチンホワ
イト100重量部(固形分)を混合して、塗料を調整
し、基紙上に片面塗布量が20g/m2 となるようにエ
アーナイフコータで塗布、乾燥した後スーパーカレンダ
ー処理を行って、塗工面がベック平滑度2500秒以
上、プリントサーフラフネス0.5μ以下の比較用紙
(4)(5)を得た。これらの記録用紙、比較用紙のベック平
滑度、プリントサーフラフネス及び評価結果を表2に示
す。
【0032】
【表2】 表2から明らかなように、記録用紙の表面平滑度は高す
ぎてもインクの付着力が弱くなり、インクリボンと記録
用紙は剥離することによりインクを転写する熱転写記録
用紙としては、適していないことが分る。
【0033】また、表1,表2に示されるように、ベッ
ク平滑度500秒以上2000秒以下、プリントサーフ
ラフネス0.8μ以上3μ以下の表面特性(インク受容
面特性)を持つ記録用紙は特にすぐれたインク受容性を
示しており、高速記録用、高解像記録用、カラー記録用
記録用紙として好適であることを示している。 [評価例3]評価例2の記録用紙7を用いた本発明に係
る熱転写カラー記録装置の一実施例を図をもって説明す
る(図2)。
【0034】12素子/mmで2624の抵抗素子が1
列に配置されているサーマルヘッド、63とサーマルヘ
ッド63を支持している支持板64と支持板64に取り
つけられているインクリボン剥離ローラ65からなる記
録ヘッドアセンブリ66はバネ67と電磁レバー68の
作用により記録ヘッドアセンブリ66に対向して配置さ
れ、ステップモータ(図示せず)により、定められた紙
送り速度で回転するゴム硬度(JIS硬度)40°のシ
リコンゴムローラ69と圧接または離間のいずれの状態
もとれるようになっている。幅210mmで長手方向に
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインク
が297mmピッチで繰り返し表われる4色カラーイン
クリボン70はインクリボン供給ロール71よりガイド
ローラ72,73に導かれ、記録ヘッドアセンブリ66
とプラテンローラ69の間を通り、剥離ローラ65、ガ
イドローラ74を介して、モータ(図示せず)によって
駆動されているインクリボン巻き取りロール75に巻き
取られる。記録用紙76は記録用紙供給ロール77より
繰り出され、記録用紙圧接ローラ78とプラテンローラ
69の間をプラテンローラ69周面に密接した状態で供
給される。
【0035】次に装置の記録動作について説明する。ス
タート信号が入力されるとインクリボンセンサ79によ
って、イエロインクを検出し、その先端がサーマルヘッ
ド63の発熱素子列の位置にくるようにセットされる。
この時記録ヘッドアセンブリ66はプラテンローラ69
と離間した状態にあり、インクリボン70のみがインク
リボン巻き取りロール75の駆動により搬送される。そ
の後記録ヘッドアセンブリ66が下り、サーマルヘッド
63、インクリボセン70、記録用紙76、プラテンロ
ーラ69は圧接状態となり、記録準備完了状態となる。
記録情報源(図示せず)よりのイエロ記録に対応する記
録信号によりサーマルヘッド63の駆動回路(図示せ
ず)が駆動され、発熱素子はパルス幅1ms(最大)、
パルス周期2ms,70mJ/mm2 の発熱エネルギー
で選択的に発熱する。このサーマルヘッド63は、全発
熱素子駆動が可能なので、プラテンローラ69の回動に
より2ms毎に1/12mmづつインクリボン70、記
録用紙76はズレルことなく搬送される。また発熱素子
の発熱温度は記録信号量によらず一定となるようにサー
マルヘッド63の駆動は制御されている。部分的に接着
したインクリボン70と記録用紙76は剥離ローラ65
により剥離され、インクの記録用紙への転写が行われ
る。この時、インクリボン70はインクリボン巻き取り
ロール75の駆動により張られており、転写不良の原因
となるインクリボン70のバタツキを防止している。こ
のようにしてまず、イエロインクにより一画面分の記録
がなされる。この間、インクリボン70と記録用紙76
は等速で搬送される。
【0036】イエロー記録終了後、記録ヘッドアセンブ
リ76はプラテンローラ69と隔間される。記録用紙7
6はプラテンローラ69に接続するステップモータを倍
速で逆転させる。前進ステップ数と同数逆進させること
により、記録用紙76は最初の位置にセッサされる。こ
の間にインクリボン70のマゼンタインクのセットがイ
ンクリボン巻き取りロール75の駆動により行われる。
インクリボン70、記録用紙76のセット終了後、記録
ヘッドアセンブリ66は、下がり再びサーマルヘッド6
3、インクリボン70、記録用紙76、プラテンローラ
69は圧接状態となり、マゼンタ記録準備完了となる。
イエロー記録と同様に、記録情報源(図示せず)よりマ
ゼンタ記録に相当する記録信号によりサーマルヘッド6
3を駆動し、マゼンタインクによる記録をイエロー記録
に重ねて行う。同様にシアン記録ブラック記録を行う。
【0037】ここで実施例でのインクの転写状態を更に
詳しく述べる。図3は、記録紙76上に1色目のインク
80の転写終了後、2色目のインク82の転写を行う寸
前の状態を示している。1色目の記録が終了しているの
で、記録紙76上には、インク80が点圧している。こ
こで、例えば1色目のインク80の間に2色目のインク
82を転写しようとすると2色目のインク82にとっ
て、被転写物体は、記録紙76とインク80との合成物
であって、記録紙76単独の場合の表面に比べて大きな
凹凸が存在している。
【0038】当然このインク82にすれば、インク80
の間で記録紙76との接触状態は好ましいとは言えず、
インク82は記録紙76に対して、より弱い圧力で圧接
されることになる。しかし、記録紙76のプリントサー
フラフネスが、適当な値であると、インク82と記録紙
76とのなじみ、濡れが良く、弱い圧力であっても、よ
り確実に記録紙76とインク82とは密着する。これが
画質向上のメカニズムである。
【0039】この記録装置により12ドット/mmの解
像度を持つA4サイズのブルカラー画像を約40秒で出
力する高速カラー熱転写記録装置ができた。得られた画
像は、画点のカケ、ヌケがないので極めて、階調性の良
い、鮮明な画点の極めてすぐれたフルカラー画像であっ
た。
【0040】評価例1の比較用紙2及び評価例2の比較
用紙5を用いて構成したカラー熱転写記録装置では、画
点のヌケのため、非常にザラザラした感じの階調性の悪
いカラー画像しか得られなかった。
【0041】以上のこの発明の実施例について詳述した
が、この発明は、以上の実施例に限定されるものではな
い。
【0042】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
単に平滑度が高いだけでなく局部的には、その表面に微
小な凹凸があるので、、インクの転写の際、インクと用
紙が密着すると共に、インクと用紙との付着力も強いも
のとなる。よって、インクの転写がより確実に行われ
る。特に、高速記録、カラー記録に際して、その効果は
顕著である。又、高解像度も実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例を説明するための図。
【図2】 本発明の実施例を説明するための熱転写記録
装置の構成図。
【図3】 本発明におけるカラー記録の際のインクの転
写を説明するための模式図。
【図4】 本発明に用いる記録用紙について説明するた
めの図。
【図5】 従来の熱転写記録における画点形成の問題点
を説明するための図。
【図6】 記録用紙の表面特性とインク転写の関係を説
明するための図。
【図7】 プリントサーフラフネス測定手段の説明図。
【符号の説明】 21,76…用紙 22,80,82…インク 40…インクリボン 41…基紙 42…顔料 43…バインダ 44…塗工層 53,76…記録用紙 60…加熱源 63…サーマルヘッド 58,69…プラテンローラ 70…カラーインクリボン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接着剤に昇華性染料を含む固体状のインク
    リボンと、ベック平滑度が300秒以上2500秒以
    下、かつ、プリントサーフラフネスが0.6μ以上5μ
    以下である記録紙とを、所定圧力下で接触させる工程
    と、この接触状態で前記インクリボンを部分的に加熱
    し、この加熱されたインクを前記記録紙に転写する工程
    と、前記インクリボンと記録紙とを剥離する工程とを備
    えたことを特徴とする熱転写記録方法。
JP6037551A 1994-02-14 1994-02-14 熱転写記録方法 Pending JPH06234280A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012121183A (ja) * 2010-12-07 2012-06-28 Toppan Printing Co Ltd 情報記録装置

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