JPH0519477B2 - - Google Patents
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- JPH0519477B2 JPH0519477B2 JP58217672A JP21767283A JPH0519477B2 JP H0519477 B2 JPH0519477 B2 JP H0519477B2 JP 58217672 A JP58217672 A JP 58217672A JP 21767283 A JP21767283 A JP 21767283A JP H0519477 B2 JPH0519477 B2 JP H0519477B2
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/40—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used characterised by the base backcoat, intermediate, or covering layers, e.g. for thermal transfer dye-donor or dye-receiver sheets; Heat, radiation filtering or absorbing means or layers; combined with other image registration layers or compositions; Special originals for reproduction by thermography
- B41M5/41—Base layers supports or substrates
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- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/50—Recording sheets characterised by the coating used to improve ink, dye or pigment receptivity, e.g. for ink-jet or thermal dye transfer recording
- B41M5/52—Macromolecular coatings
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
〔発明の技術分野〕
この発明は、熱転写記録用紙及びこれを用いる
熱転写記録装置に係わり、特に、カラー記録、高
速記録、高解像度記録にすぐれた熱転写記録用紙
及びこれを用いる転写等記録装置に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 近年、オフイスオートメーシヨンの発展に従が
い、普通紙に記録可能な記録装置が要求されてい
る。 この代表例が熱転写記録装置であり、現在、カ
ラー記録、高速記録、高解像度記録を目指して、
更に開発が進められている。 熱転写記録装置は、インクを熱により溶融又は
軟化させて記録紙に転写するという簡単な原理に
より記録を行うので、構造が簡単であり、メンテ
ナンスフリーという特徴を有するが、逆に、イン
クの転写の精度により画質が特定されるので、イ
ンク転写を正確に行うことが必要となる。しか
し、熱転写記録を高速で行つた場合、あるいは、
複数色のインクを重ねてカラー記録を行つた場
合、第1図aに示されるように、画点のカケ、あ
るいは第1図bに示されるように画点のヌケが生
じる。更に高解像度記録では、著しく文字の鮮明
さに欠ける。カラー画像の色ムラが生じるなどの
問題が生じている。 この問題を解決するためには、用紙の平滑性を
増せばよいということが一般的に知られている。
すなわち、用紙が平滑であればあるほど、インク
の転写が効率よく行われると言われている。しか
し、本発明者が実験を行つたところ、高い平滑を
有する用紙では、逆に、インクの用紙への転写が
不確実になつてしまつた。 〔発明の目的〕 この発明は、以上の欠点を除去し、高速記録、
カラー記録の際にもインクが確実に転写されうる
熱転写記録用紙及びこれを用いる熱転写記録装置
を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 この発明は熱転写記録用紙のインク受容面に、
ベツク平滑度が300秒以上2500以下という条件及
びプリントサーフラフネスが0.6μ以上5μ以下とい
う条件を課すことを特徴とする。 この発明に先立ち、本発明者は、〔発明の技術
的背景とその問題点〕で述べたように、高平滑度
の記録用紙を用いた場合、インク転写が不確実に
なるという事実から次のような推論を行つた。す
なわち、用紙へのインクの転写は所望の転写領域
において、インクと用紙が接触し(これを接触
ステツプと呼ぶ)、インク加熱後インクが用紙
にインクの凝集力あるいはインクがインクのキヤ
リアであるフイルムに対する付着力よりも強い付
着力を持ち(付着ステツプと呼ぶ)、用紙とイ
ンクリボンの剥離によつてなされるが、平滑性の
向上は、接触ステツプを確実にするためには有用
であるが、付着ステツプでは必ずしも有用でない
と考えられる。 この付着ステツプを支配する因子を考察したと
ころ、第2図aに示されるように、用紙21表面
が滑らかであるよりも、第2図bに示されるよう
に、適当な粗さを有している方が、インク付着力
が向上するという結論に至つた。 更に、熱転写記録においては、インク担体と記
録用紙とを圧接状態にして記録を行うことから、
所定の押圧下にある時に、用紙表面に実現される
粗さが重要であると思われる。以上の点に着目
し、本発明はなされたものである。 ここでいうベツク平滑度とは、JISP8119に規
定されるように、所定面積の被測定表面と理想的
な平滑面との間に所定量の流体を流し、これが全
て流出する時間によつて定義される。単位は秒で
ある。このベツク平滑度によつて示されるのは、
用紙表面の全体的な滑らかさである。 これに対し、プリントサーフラフネスは、押圧
下における表面の局部的な凹凸の程度を示し、以
下のように測定される。すなわち、第3図に示さ
れるように低圧に調整された空気の流入口31と
流量計(図示せず)に接続された空気流出口32
と、所定面積の隔壁33を持つ測定ヘツド34と
所定の硬さの背面支持台35の間に用紙36をイ
ンク受容面が測定ヘツド34に向くように配置し
て、測定ヘツド34、背面支持台35によつて用
紙36に一定圧力を印加しつつ、一定時間に隔壁
33を介して空気流入口31より空気流出口32
にリークしてくる空気量を測定することにより、
押圧下における用紙表面の微小な表面粗さを導く
もので、この値をプリントサーフラフネスとす
る。このような手段を有する装置として、H,
E,MESSMER LIMITEDのPARKER
PRINT−SURF(商品名)の一連のモデルがあ
る。本発明になる用紙のプリントサーフラフネス
の値は、PARKER PRINT−SURF
MODEL750で測定されたもので、押圧条件
1960kPAである。 〔発明の効果〕 この発明によれば、単に平滑度が高いだけでな
く局部的には、その表面に微小な凹凸があるの
で、インクの転写の際、インクと用紙が密着する
と共に、インクと用紙との付着力も強いものとな
る。よつて、インクの転写がより確実に行われ
る。特に、高速記録、カラー記録に際して、その
効果は顕著である。又、高解像度も実現される。 〔発明の実施例〕 次に本発明になる熱転写記録用紙とそれを用い
た熱転写記録装置について図面を持つて詳細に説
明する。 この実施例での熱転写記録用紙は、NBKP、
LBKP、NBSP、LBSPなどのさらしケミカルパ
ルプを単独あるいはGP、RGP、TMPなどのメ
カニカルパルス、セミケミカルパルプ、ケミグラ
ウドパルプなどとの混合パルプ、松脂系の樹脂酸
マレイン化物、アルキルケテンダイマーや合成ポ
リマーなどのサイズ剤、白土、炭酸カルシウム、
ホワイトカーボン、タルクなどの填料、澱粉、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルム、アル
デヒド樹脂などの紙力増強剤、硫酸アルミニウム
などの定着剤を添加して、長網抄紙機などの抄紙
機により普通に製造され、必要に応じてサイズ
剤、紙力増強剤を外添し、スーパーカレンダーな
どによりカレンダー処理した非塗工紙または第4
図に示されるように基紙41の表面に顔料42、
バインダ43からなる塗工層を設けた塗工紙が用
いられる。 基紙41には、一般にNBKP、LBKP、
NBSP、LBSPなどのさらしケミカルパルプ、
GP、RGP、TMPなどのメカニカルパルブ、セ
ミケミカルパルプ、ケミグラウンドパルブなどに
適度にサイジングした、あるいは無サイズの中質
紙、上質紙あるいはポリエステル、ポリスチレン
などの熱可塑性樹脂フイルムあるいは合成紙など
が使用できるが、基紙自体の組成についてはとく
に限定されるものではない。また、スーパーカレ
ンダーなどにより平滑処理した基紙を使用しても
良い。 顔料42としては、針状軽質炭酸カルシウムな
どの好ましくは長経の平均が0.5μ未満の針状無機
顔料、あるいは粉末状の尿素ホルムアルデヒド樹
脂、粉末状のポリスチレン樹脂などの好ましくは
平均粒径0.5μ未満の粒状合成樹脂、あるいは平均
粒径0.5μ未満の天然またはホワイトカーボンなど
の合成シリカ、クレー、タルク、硫酸アルミニウ
ム、二酸化チレン、酸化亜鉛などの無機顔料が利
用でき、好ましくは平均粒径0.1μ以下のホワイト
カーボンなどの合成シリカ、軽質または重質の炭
酸カルシウムなどの無機顔料が利用できる。本発
明に使用される顔料は上述の形状、粒径の無機顔
料および粒状合成樹脂であるが、これら特定の顔
料は顔料成分として30%以上含まれていれば、他
の顔料として上記以外の形状、粒径の顔料と併用
しても良い。また、無機が料をロート油、ドデシ
ル硫酸ナトリウム、有機アミン、金属セツケン、
リグニンスルホン酸ナトリウムなどの非イオン、
陽イオン、両性活性剤で処理することにより、イ
ンクリボンのインクとの濡れが良化され好適に使
用できる。 バインダ43はスチレン−ブタジエンゴム
(SBR)、ニトリルゴム(NBR)などのゴム系、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル
−エチレン共重合体、エチレンセルロース、石油
樹脂などの非水溶性の高分子からなる接着剤単
独、あるいはカルナバワツクス、木ロウなどの植
物性ワツクス、密ロウ、セラツカロウなどの動物
性ワツクス、マイクロクリスタリンワツクス、パ
ラフインワツクスなどの石油系ワツクス、酸化ワ
ツクス、エステルワツクスなどの合成ワツクスな
どの固形ワツクスとを併用してなる。接着剤とし
ての要件は成膜性と小さな、好ましくは40dyn/
cm以下の表面エネルギーであることである。固形
ワツクスの接着剤に対する割合は、5〜50%、好
ましくは5〜25%である。これは5%以下ではワ
ツクス配合の効果がなくなり、50%以上では、成
膜性に問題が生ずるためである。 塗工層34を形成する顔料42とバインダ43
の割合は固形分比で顔料100に対して、バインダ
10〜50である。好ましくは顔料100に対して15〜
40である。塗工層44を形成する塗工液には各種
の補助剤、塗工層の耐水化剤、塗料塗工時の流動
性改善剤、光沢仕上剤、防腐剤、消泡剤、染料な
ど必要に応じて入れることができる。 塗工層形成には、ブレードコータ、エアーナイ
フコータ、ロールコータ、バーコータなどの通常
の塗工機、あるいはサイズプレス、ゲートロール
装置などによりなされる。また塗工層を設けただ
けの紙の表面は平滑性および均一性に劣るので、
塗布、乾燥後スーパーカルダンなどで圧縮し、平
滑度を調整する。 本発明になる熱転写記録用紙はベツク平滑度
300秒以上、2500秒以下、プリントサーフラフネ
ス0.6μ以上5μ以下、好ましくはベツク平滑度500
秒以上2000秒以下、プリントサーフラフネス0.8μ
以上3μ以下の表面特性を持つ。これはベツク平
滑度300秒以下、プリントサーフラフネス5μ以下
では、インクの用紙への接触が不均一となり、画
点のカケなどが生じ、2500秒以上0.6μ以下では、
インクの付着力ば不分でなくインクが未転写とな
ることが多くなる。これは複数のインクを順次用
紙に転写してカラー画像をつくるカラー熱転写記
録装置のように用紙表面が先に転写されたインク
により不均一になる場合、特に生じ易い。 次に本発明になる熱転写記録装置の基本構成を
第5図に示す。インクリボン50はインクリボン
供給リール51よりインクリボン供給ローラ52
によつて繰り出される。用紙53は用紙供給リー
ル54よりインクリボン供給ローラ55によつて
繰り出される。繰り出されたインクリボン50と
用紙53はローラ56,57とプラテンローラ5
8から構成されるインクリボン−用紙圧接手段5
9によつてプラテンローラ58上にインクリボン
のインク(図示せず)を介して圧接される。圧接
状態のインクリボン50は用紙53の接している
反対側より、駆動回路(図示せず)によつて、記
録情報に応じて時間的、空間的に選択的に発熱す
る加熱手段60により加熱される。加熱手段60
はインクリボン50、用紙53をプラテンローラ
58と協働して圧接する構成をなくしている。加
熱記録の後、インクリボン50はインクリボン排
出ローラ61の駆動によつてローラ57の地点で
用紙53と剥離され、インクの転写が行なわれ
る。用紙5は用紙排出ローラ62により装置外部
へ排出される。この一連のプロセスによつて熱転
写記録は終了する。カラー記録の場合、面順次記
録か線順次記録によつて、用紙、インクリボンの
搬送制御は異なるが色数に合せてこのプロスセを
繰り返す。 インクリボン50は4〜20μのポリエステルな
どの樹脂フイルム、コンデンサー紙などの紙など
のベースフイルムにカルナバワツクス、パラフイ
ンワツクスなどの固形ワツクス類、低分子量ポリ
エチレン、石油樹脂などの融点が65〜150℃の容
易に熱溶融しうる樹脂類などからなる接着剤に、
カーボンブラツク、フタロシアニンブルーなどの
一般に印刷分野で使用される顔料、染材あるいは
分散性モノアゾ染料、分散アントラキノン系染料
アンスラセン染料など昇華温度が65〜200℃の昇
華性染料を分散させた常温で固体のインクが2〜
20g/m2の塗付量で塗布されている。また、イン
ク塗布の形態は単色リボン、ほぼ一画面分の複数
の異なる色のインク層が長手方向に繰り返し設け
られたカラーインクリボン、または長手方向に色
インク領域を区分したカラーインクリボンなどが
あり、リボン巾、長さも任意に決められる。 用紙53は本発明になる用紙である。ロール
紙、カツト紙などの形態で用いることができる。
加熱手段60はムービングヘツドタイプ、ライン
ヘツドタイプのサーマルヘツド、熱ワイヤ、熱母
型文字などが利用できる。プラテンローラ58
は、サーマルヘツドのように接触しなければ加熱
できない場合、サーマルヘツド、インクリボン、
用紙が適度な圧接条件になるように、シリコンゴ
ムなどの弾性体であることが好ましい。また、加
熱記録地点より剥離地点の間では、インクリボン
と用紙は一体となつて動くことが好ましい。 次に、以上のような装置を動作させた際の記録
結果について述べる。 ここでは本発明に係る熱転写記録用紙の性能評
価を12ドツト/mmの発熱素子密度を持つサーマル
ヘツドを備え、水平、垂直方向とも12ドツト/mm
の解像度で画像記録する評価装置を用いて次の4
項目について行なつた。4を除いて記録電圧、印
加パルス幅などの記録条件、は一定としインクリ
ボンは(1)、(2)、(4)は同じ仕様の黒色インクリボン
を、(3)は同じ仕様のカラーインクリボンを使用し
た。 (1) 転写確立;2ドツト×2ドツトで構成される
画点を紙送り速度2.5cm/分で記録し、正規の
画点の大きさの7/8以上あるものの数を観察し、
総観察数50に対する百分率を求めた。 (2) 解像度特性A;辺の長さnの市松模様をN=
1、2、3、4、6(各々、解像度12、6、4、
3、2ドツト/mmに相当)と変えて記録し、マ
クベス濃度計RD−2で転写濃度を測定し、等
濃度の領域で最大の解像度を求めた。 (3) 解像度特性B;辺の長さnの市松模様をN=
1、2…(各々、解像度12、6、…ドツト/mm
に相当)と変えて第1色を記録し、市松模様の
空いている部分に第2色で記録した後、第2色
目のドツトを拡大観察し、ドツトの形状をA、
B、Cの3段階で評価した。正方形に近いもの
をA、ややカケのあるものB、著るしくカケの
あるものをCとした。 (4) 高速記録性;転写確率評価パターン記録を紙
送り速度250cm/分で行ない、(1)の転写確率と
同じ評価基準で転写確率を求めた。 評価例 1 叩解されたLBKP80重量部とGP20重量部から
なる混合パルスにタルク15重量部、硫酸アルミニ
ウム2重量部を添加し、長網抄紙機で常法により
抄紙後、酸化澱粉でサイズプレスを行ない、メー
トル坪50g/m2の基紙をつくつた。この基紙をス
ーパーカレンダーに通してベツク平滑度300秒以
上、プリントサーフラフネス5μ以下の3種類の
記録用紙(1)〜(3)を座た。また比較例としてベツク
平滑度300秒以下、プリントサーフラフネス5μ以
上の市販の中質紙、上質紙、グラビア用紙を比較
用紙(1)〜(3)とした。これらの記録用紙のベツク平
滑度、プリントサーフラフネスおよび評価結果を
第1表に示す。
熱転写記録装置に係わり、特に、カラー記録、高
速記録、高解像度記録にすぐれた熱転写記録用紙
及びこれを用いる転写等記録装置に関する。 〔発明の技術的背景とその問題点〕 近年、オフイスオートメーシヨンの発展に従が
い、普通紙に記録可能な記録装置が要求されてい
る。 この代表例が熱転写記録装置であり、現在、カ
ラー記録、高速記録、高解像度記録を目指して、
更に開発が進められている。 熱転写記録装置は、インクを熱により溶融又は
軟化させて記録紙に転写するという簡単な原理に
より記録を行うので、構造が簡単であり、メンテ
ナンスフリーという特徴を有するが、逆に、イン
クの転写の精度により画質が特定されるので、イ
ンク転写を正確に行うことが必要となる。しか
し、熱転写記録を高速で行つた場合、あるいは、
複数色のインクを重ねてカラー記録を行つた場
合、第1図aに示されるように、画点のカケ、あ
るいは第1図bに示されるように画点のヌケが生
じる。更に高解像度記録では、著しく文字の鮮明
さに欠ける。カラー画像の色ムラが生じるなどの
問題が生じている。 この問題を解決するためには、用紙の平滑性を
増せばよいということが一般的に知られている。
すなわち、用紙が平滑であればあるほど、インク
の転写が効率よく行われると言われている。しか
し、本発明者が実験を行つたところ、高い平滑を
有する用紙では、逆に、インクの用紙への転写が
不確実になつてしまつた。 〔発明の目的〕 この発明は、以上の欠点を除去し、高速記録、
カラー記録の際にもインクが確実に転写されうる
熱転写記録用紙及びこれを用いる熱転写記録装置
を提供することを目的とする。 〔発明の概要〕 この発明は熱転写記録用紙のインク受容面に、
ベツク平滑度が300秒以上2500以下という条件及
びプリントサーフラフネスが0.6μ以上5μ以下とい
う条件を課すことを特徴とする。 この発明に先立ち、本発明者は、〔発明の技術
的背景とその問題点〕で述べたように、高平滑度
の記録用紙を用いた場合、インク転写が不確実に
なるという事実から次のような推論を行つた。す
なわち、用紙へのインクの転写は所望の転写領域
において、インクと用紙が接触し(これを接触
ステツプと呼ぶ)、インク加熱後インクが用紙
にインクの凝集力あるいはインクがインクのキヤ
リアであるフイルムに対する付着力よりも強い付
着力を持ち(付着ステツプと呼ぶ)、用紙とイ
ンクリボンの剥離によつてなされるが、平滑性の
向上は、接触ステツプを確実にするためには有用
であるが、付着ステツプでは必ずしも有用でない
と考えられる。 この付着ステツプを支配する因子を考察したと
ころ、第2図aに示されるように、用紙21表面
が滑らかであるよりも、第2図bに示されるよう
に、適当な粗さを有している方が、インク付着力
が向上するという結論に至つた。 更に、熱転写記録においては、インク担体と記
録用紙とを圧接状態にして記録を行うことから、
所定の押圧下にある時に、用紙表面に実現される
粗さが重要であると思われる。以上の点に着目
し、本発明はなされたものである。 ここでいうベツク平滑度とは、JISP8119に規
定されるように、所定面積の被測定表面と理想的
な平滑面との間に所定量の流体を流し、これが全
て流出する時間によつて定義される。単位は秒で
ある。このベツク平滑度によつて示されるのは、
用紙表面の全体的な滑らかさである。 これに対し、プリントサーフラフネスは、押圧
下における表面の局部的な凹凸の程度を示し、以
下のように測定される。すなわち、第3図に示さ
れるように低圧に調整された空気の流入口31と
流量計(図示せず)に接続された空気流出口32
と、所定面積の隔壁33を持つ測定ヘツド34と
所定の硬さの背面支持台35の間に用紙36をイ
ンク受容面が測定ヘツド34に向くように配置し
て、測定ヘツド34、背面支持台35によつて用
紙36に一定圧力を印加しつつ、一定時間に隔壁
33を介して空気流入口31より空気流出口32
にリークしてくる空気量を測定することにより、
押圧下における用紙表面の微小な表面粗さを導く
もので、この値をプリントサーフラフネスとす
る。このような手段を有する装置として、H,
E,MESSMER LIMITEDのPARKER
PRINT−SURF(商品名)の一連のモデルがあ
る。本発明になる用紙のプリントサーフラフネス
の値は、PARKER PRINT−SURF
MODEL750で測定されたもので、押圧条件
1960kPAである。 〔発明の効果〕 この発明によれば、単に平滑度が高いだけでな
く局部的には、その表面に微小な凹凸があるの
で、インクの転写の際、インクと用紙が密着する
と共に、インクと用紙との付着力も強いものとな
る。よつて、インクの転写がより確実に行われ
る。特に、高速記録、カラー記録に際して、その
効果は顕著である。又、高解像度も実現される。 〔発明の実施例〕 次に本発明になる熱転写記録用紙とそれを用い
た熱転写記録装置について図面を持つて詳細に説
明する。 この実施例での熱転写記録用紙は、NBKP、
LBKP、NBSP、LBSPなどのさらしケミカルパ
ルプを単独あるいはGP、RGP、TMPなどのメ
カニカルパルス、セミケミカルパルプ、ケミグラ
ウドパルプなどとの混合パルプ、松脂系の樹脂酸
マレイン化物、アルキルケテンダイマーや合成ポ
リマーなどのサイズ剤、白土、炭酸カルシウム、
ホワイトカーボン、タルクなどの填料、澱粉、メ
ラミンホルムアルデヒド樹脂、尿素ホルム、アル
デヒド樹脂などの紙力増強剤、硫酸アルミニウム
などの定着剤を添加して、長網抄紙機などの抄紙
機により普通に製造され、必要に応じてサイズ
剤、紙力増強剤を外添し、スーパーカレンダーな
どによりカレンダー処理した非塗工紙または第4
図に示されるように基紙41の表面に顔料42、
バインダ43からなる塗工層を設けた塗工紙が用
いられる。 基紙41には、一般にNBKP、LBKP、
NBSP、LBSPなどのさらしケミカルパルプ、
GP、RGP、TMPなどのメカニカルパルブ、セ
ミケミカルパルプ、ケミグラウンドパルブなどに
適度にサイジングした、あるいは無サイズの中質
紙、上質紙あるいはポリエステル、ポリスチレン
などの熱可塑性樹脂フイルムあるいは合成紙など
が使用できるが、基紙自体の組成についてはとく
に限定されるものではない。また、スーパーカレ
ンダーなどにより平滑処理した基紙を使用しても
良い。 顔料42としては、針状軽質炭酸カルシウムな
どの好ましくは長経の平均が0.5μ未満の針状無機
顔料、あるいは粉末状の尿素ホルムアルデヒド樹
脂、粉末状のポリスチレン樹脂などの好ましくは
平均粒径0.5μ未満の粒状合成樹脂、あるいは平均
粒径0.5μ未満の天然またはホワイトカーボンなど
の合成シリカ、クレー、タルク、硫酸アルミニウ
ム、二酸化チレン、酸化亜鉛などの無機顔料が利
用でき、好ましくは平均粒径0.1μ以下のホワイト
カーボンなどの合成シリカ、軽質または重質の炭
酸カルシウムなどの無機顔料が利用できる。本発
明に使用される顔料は上述の形状、粒径の無機顔
料および粒状合成樹脂であるが、これら特定の顔
料は顔料成分として30%以上含まれていれば、他
の顔料として上記以外の形状、粒径の顔料と併用
しても良い。また、無機が料をロート油、ドデシ
ル硫酸ナトリウム、有機アミン、金属セツケン、
リグニンスルホン酸ナトリウムなどの非イオン、
陽イオン、両性活性剤で処理することにより、イ
ンクリボンのインクとの濡れが良化され好適に使
用できる。 バインダ43はスチレン−ブタジエンゴム
(SBR)、ニトリルゴム(NBR)などのゴム系、
塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、アクリル樹
脂、メタクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル
−エチレン共重合体、エチレンセルロース、石油
樹脂などの非水溶性の高分子からなる接着剤単
独、あるいはカルナバワツクス、木ロウなどの植
物性ワツクス、密ロウ、セラツカロウなどの動物
性ワツクス、マイクロクリスタリンワツクス、パ
ラフインワツクスなどの石油系ワツクス、酸化ワ
ツクス、エステルワツクスなどの合成ワツクスな
どの固形ワツクスとを併用してなる。接着剤とし
ての要件は成膜性と小さな、好ましくは40dyn/
cm以下の表面エネルギーであることである。固形
ワツクスの接着剤に対する割合は、5〜50%、好
ましくは5〜25%である。これは5%以下ではワ
ツクス配合の効果がなくなり、50%以上では、成
膜性に問題が生ずるためである。 塗工層34を形成する顔料42とバインダ43
の割合は固形分比で顔料100に対して、バインダ
10〜50である。好ましくは顔料100に対して15〜
40である。塗工層44を形成する塗工液には各種
の補助剤、塗工層の耐水化剤、塗料塗工時の流動
性改善剤、光沢仕上剤、防腐剤、消泡剤、染料な
ど必要に応じて入れることができる。 塗工層形成には、ブレードコータ、エアーナイ
フコータ、ロールコータ、バーコータなどの通常
の塗工機、あるいはサイズプレス、ゲートロール
装置などによりなされる。また塗工層を設けただ
けの紙の表面は平滑性および均一性に劣るので、
塗布、乾燥後スーパーカルダンなどで圧縮し、平
滑度を調整する。 本発明になる熱転写記録用紙はベツク平滑度
300秒以上、2500秒以下、プリントサーフラフネ
ス0.6μ以上5μ以下、好ましくはベツク平滑度500
秒以上2000秒以下、プリントサーフラフネス0.8μ
以上3μ以下の表面特性を持つ。これはベツク平
滑度300秒以下、プリントサーフラフネス5μ以下
では、インクの用紙への接触が不均一となり、画
点のカケなどが生じ、2500秒以上0.6μ以下では、
インクの付着力ば不分でなくインクが未転写とな
ることが多くなる。これは複数のインクを順次用
紙に転写してカラー画像をつくるカラー熱転写記
録装置のように用紙表面が先に転写されたインク
により不均一になる場合、特に生じ易い。 次に本発明になる熱転写記録装置の基本構成を
第5図に示す。インクリボン50はインクリボン
供給リール51よりインクリボン供給ローラ52
によつて繰り出される。用紙53は用紙供給リー
ル54よりインクリボン供給ローラ55によつて
繰り出される。繰り出されたインクリボン50と
用紙53はローラ56,57とプラテンローラ5
8から構成されるインクリボン−用紙圧接手段5
9によつてプラテンローラ58上にインクリボン
のインク(図示せず)を介して圧接される。圧接
状態のインクリボン50は用紙53の接している
反対側より、駆動回路(図示せず)によつて、記
録情報に応じて時間的、空間的に選択的に発熱す
る加熱手段60により加熱される。加熱手段60
はインクリボン50、用紙53をプラテンローラ
58と協働して圧接する構成をなくしている。加
熱記録の後、インクリボン50はインクリボン排
出ローラ61の駆動によつてローラ57の地点で
用紙53と剥離され、インクの転写が行なわれ
る。用紙5は用紙排出ローラ62により装置外部
へ排出される。この一連のプロセスによつて熱転
写記録は終了する。カラー記録の場合、面順次記
録か線順次記録によつて、用紙、インクリボンの
搬送制御は異なるが色数に合せてこのプロスセを
繰り返す。 インクリボン50は4〜20μのポリエステルな
どの樹脂フイルム、コンデンサー紙などの紙など
のベースフイルムにカルナバワツクス、パラフイ
ンワツクスなどの固形ワツクス類、低分子量ポリ
エチレン、石油樹脂などの融点が65〜150℃の容
易に熱溶融しうる樹脂類などからなる接着剤に、
カーボンブラツク、フタロシアニンブルーなどの
一般に印刷分野で使用される顔料、染材あるいは
分散性モノアゾ染料、分散アントラキノン系染料
アンスラセン染料など昇華温度が65〜200℃の昇
華性染料を分散させた常温で固体のインクが2〜
20g/m2の塗付量で塗布されている。また、イン
ク塗布の形態は単色リボン、ほぼ一画面分の複数
の異なる色のインク層が長手方向に繰り返し設け
られたカラーインクリボン、または長手方向に色
インク領域を区分したカラーインクリボンなどが
あり、リボン巾、長さも任意に決められる。 用紙53は本発明になる用紙である。ロール
紙、カツト紙などの形態で用いることができる。
加熱手段60はムービングヘツドタイプ、ライン
ヘツドタイプのサーマルヘツド、熱ワイヤ、熱母
型文字などが利用できる。プラテンローラ58
は、サーマルヘツドのように接触しなければ加熱
できない場合、サーマルヘツド、インクリボン、
用紙が適度な圧接条件になるように、シリコンゴ
ムなどの弾性体であることが好ましい。また、加
熱記録地点より剥離地点の間では、インクリボン
と用紙は一体となつて動くことが好ましい。 次に、以上のような装置を動作させた際の記録
結果について述べる。 ここでは本発明に係る熱転写記録用紙の性能評
価を12ドツト/mmの発熱素子密度を持つサーマル
ヘツドを備え、水平、垂直方向とも12ドツト/mm
の解像度で画像記録する評価装置を用いて次の4
項目について行なつた。4を除いて記録電圧、印
加パルス幅などの記録条件、は一定としインクリ
ボンは(1)、(2)、(4)は同じ仕様の黒色インクリボン
を、(3)は同じ仕様のカラーインクリボンを使用し
た。 (1) 転写確立;2ドツト×2ドツトで構成される
画点を紙送り速度2.5cm/分で記録し、正規の
画点の大きさの7/8以上あるものの数を観察し、
総観察数50に対する百分率を求めた。 (2) 解像度特性A;辺の長さnの市松模様をN=
1、2、3、4、6(各々、解像度12、6、4、
3、2ドツト/mmに相当)と変えて記録し、マ
クベス濃度計RD−2で転写濃度を測定し、等
濃度の領域で最大の解像度を求めた。 (3) 解像度特性B;辺の長さnの市松模様をN=
1、2…(各々、解像度12、6、…ドツト/mm
に相当)と変えて第1色を記録し、市松模様の
空いている部分に第2色で記録した後、第2色
目のドツトを拡大観察し、ドツトの形状をA、
B、Cの3段階で評価した。正方形に近いもの
をA、ややカケのあるものB、著るしくカケの
あるものをCとした。 (4) 高速記録性;転写確率評価パターン記録を紙
送り速度250cm/分で行ない、(1)の転写確率と
同じ評価基準で転写確率を求めた。 評価例 1 叩解されたLBKP80重量部とGP20重量部から
なる混合パルスにタルク15重量部、硫酸アルミニ
ウム2重量部を添加し、長網抄紙機で常法により
抄紙後、酸化澱粉でサイズプレスを行ない、メー
トル坪50g/m2の基紙をつくつた。この基紙をス
ーパーカレンダーに通してベツク平滑度300秒以
上、プリントサーフラフネス5μ以下の3種類の
記録用紙(1)〜(3)を座た。また比較例としてベツク
平滑度300秒以下、プリントサーフラフネス5μ以
上の市販の中質紙、上質紙、グラビア用紙を比較
用紙(1)〜(3)とした。これらの記録用紙のベツク平
滑度、プリントサーフラフネスおよび評価結果を
第1表に示す。
【表】
第1表より明らかなように比較例(1)〜(3)に比べ
て本発明になる記録用紙(1)〜(3)は熱転写記録用紙
としてすぐれた適性を示している。 評価例 2 叩解されたLBKP100重量部に白土8重量部、
硫酸アルミニウム2重量部を添加し、長網抄紙機
で常法により抄紙後、酸化澱粉でサイズプレスを
行ない、マシンカレンダー処理して、メートル坪
50g/m2の基紙をつくつた。スチレンブタジエン
ラテツクス15重量部(固形分)に平均粒系0.1μの
軽質炭酸カルシウムおよび平均粒系0.03μの合成
シリカを各々、100重量部(固形分)混合し、2
種類の塗料A、Bを調整した。これらの塗料を基
紙上に片面塗布量が8g/m2となるようにエアー
ナイフコータで塗布、乾燥した後塗工面がベツク
平滑度300秒以上2500秒以下、プリントサーフラ
フネス0.6μ以上5μ以下になるようにスーパーカレ
ンダ処理を行ない6種類の記録用紙4〜9を得
た。また比較例としてスチレレブタジエンラテツ
クス8重量部(固形分)に平均粒径0.1μのサチン
ホワイト100重量部(固形分)を混合して、塗料
を調整し、基紙上に片面塗布量が20g/m2となる
ようにエアーナイフコータで塗布、乾燥した後ス
ーパーカレンダー処理を行なつて、塗工面がベツ
ク平滑度2500秒以上、プリントサーフラフネス
0.5μ以下の比較用紙(4)(5)を得た。これらの記録用
紙、比較用紙のベツク平滑度、プリントサーフラ
フネスおよび評価結果を第2表に示す。
て本発明になる記録用紙(1)〜(3)は熱転写記録用紙
としてすぐれた適性を示している。 評価例 2 叩解されたLBKP100重量部に白土8重量部、
硫酸アルミニウム2重量部を添加し、長網抄紙機
で常法により抄紙後、酸化澱粉でサイズプレスを
行ない、マシンカレンダー処理して、メートル坪
50g/m2の基紙をつくつた。スチレンブタジエン
ラテツクス15重量部(固形分)に平均粒系0.1μの
軽質炭酸カルシウムおよび平均粒系0.03μの合成
シリカを各々、100重量部(固形分)混合し、2
種類の塗料A、Bを調整した。これらの塗料を基
紙上に片面塗布量が8g/m2となるようにエアー
ナイフコータで塗布、乾燥した後塗工面がベツク
平滑度300秒以上2500秒以下、プリントサーフラ
フネス0.6μ以上5μ以下になるようにスーパーカレ
ンダ処理を行ない6種類の記録用紙4〜9を得
た。また比較例としてスチレレブタジエンラテツ
クス8重量部(固形分)に平均粒径0.1μのサチン
ホワイト100重量部(固形分)を混合して、塗料
を調整し、基紙上に片面塗布量が20g/m2となる
ようにエアーナイフコータで塗布、乾燥した後ス
ーパーカレンダー処理を行なつて、塗工面がベツ
ク平滑度2500秒以上、プリントサーフラフネス
0.5μ以下の比較用紙(4)(5)を得た。これらの記録用
紙、比較用紙のベツク平滑度、プリントサーフラ
フネスおよび評価結果を第2表に示す。
【表】
第2表から明らかなように、記録用紙の表面平
滑度は高すぎてもインクの付着力が弱くなり、イ
ンクリボンと記録用紙は剥離することによりイン
クを転写する熱転写記録用紙としては、適してい
ないことが分る。 また、第1表、第2表に示されるように、ベツ
ク平滑度500秒以上2000秒以下、プリントサーフ
ラフネス0.8μ以上3μ以下の表面特性(インク受容
面特性)を持つ記録用紙は特にすぐれたインク受
容性を示しており、高速記録用、高解像記録用、
カラー記録用記録用紙として好適であることを示
している。 評価例 3 評価例2の記録用紙7を用いた本発明になる熱
転写カラー記録装置の1実施例を図をもつて説明
する(第6図)。 12素子/mmで2624の抵抗素子が1列に配置され
ているサーマルヘツド、63とサーマルヘツド6
3を支持している支持板64と支持板64に取り
つけられているインクリボン剥離ローラ65から
なる記録ヘツドアセンブリ66はバネ67と電磁
レバー68の作用により記録ヘツドアセンブリ6
6に対向して配置され、ステツプモータ(図示せ
ず)により、定められた紙送り速度で回転するゴ
ム硬度(JIS硬度)40°のシリコンゴムローラ69
と圧接または離間のいずれの状態もとれるように
なつている。巾210mmで長手方向にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラツクの4色のインクが297
mmピツチで繰り返し表われる4色カラーインクリ
ボン70はインクリボン供給ロール71よりガイ
ドローラ72,73に導かれ、記録ヘツドアセン
ブリ66とプラテンローラ69の間を通り、剥離
ローラ65、ガイドローラ74を介して、モータ
(図示せず)によつて駆動されている。インクリ
ボン巻き取りロール75に巻き取られる。記録用
紙76は記録用紙供給ロール77より繰り出さ
れ、記録用紙圧接ローラ78とプラテンローラ6
9の間をプラテンローラ69周面に密接した状態
で供給される。 次に装置の記録動作について説明する。スター 次に装置の記録動作について説明する。スター
ト信号の入力されるとインクリボンセンサ79に
よつて、イエロインクを検出し、その先端がサー
マルヘツド63の発熱素子列の位置に来るように
セツトされる。この時記録ヘツドアセンブリ66
はプラテンローラ69と離間した状態にあり、イ
ンクリボン70のみがインクリボン巻き取りロー
ル75の駆動により搬送される。その後記録ヘツ
ドアセンブリ66が下り、サーマルヘツド63、
インクリボン70、記録用紙76、プラテンロー
ラ69は圧接状態となり、記録準備完了状態とな
る。記録情報源(図示せず)よりのイエロ記録に
対応する記録信号によりサーマルヘツド63の駆
動回路(図示せず)が駆動され、発熱素子はパル
ス巾1ms(最大)、パルス周期2ms、70mJ/
mm2の発熱エネルギーで選択的に発熱する。このサ
ーマルヘツド63は、全発熱素子駆動が可能なの
で、プラテンローラ69の回動により2ms毎に
1/12mmづつインクリボン70、記録用紙76はズ
レルことなく搬送される。また発熱素子の発熱温
度は記録信号量によらず一定となるようにサーマ
ルヘツド63の駆動は制御されている。部分的に
接着したインクリボン70と記録用紙76は剥離
ローラ65により剥離され、インクの記録用紙へ
の転写が行なわれる。この時、インクリボン70
はインクリボン巻き取りロール75の駆動により
張られており、転写不良の原因となるインクリボ
ン70のバタツキを防止している。このようにし
てまず、イエロインクにより一画面分の記録がな
される。この間、インクリボン70と記録用紙7
6は等速で搬送される。 イエロー記録終了後、記録ヘツドアセンブリ7
6はプラテンローラ69と離間される。記録用紙
76はプラテンローラ69に接続するステツプモ
ータを倍速で逆転させる。前進ステツプ数と同数
逆進させることにより、記録用紙76は最初の位
置にセツトされる。この間にインクリボン70の
マゼンタインクのセツトがインクリボン巻き取り
ロール75の駆動により行なわれる。インクリボ
ン70、記録用紙76のセツト終了後、記録ヘツ
ドアセンブリ66は、下がり再びサーマルヘツド
63、インクリボン70、記録用紙76、プラテ
ンローラ69は圧接状態となり、マゼンタ記録準
備完了となる。イエロー記録と同様に、記録情報
源(図示せず)よりマゼンタ記録に相当する記録
信号によりサーマルヘツド63を駆動し、マゼン
タインクによる記録をイエロー記録に重ねて行な
う。同様にシアン記録ブラツク記録を行なう。 ここで実施例でのインクの転写状態を更に詳し
く述べる。第7図は、記録紙76上に1色目のイ
ンク80の転写終了後、2色目のインク82の転
写を行う寸前の状態を示している。1色目の記録
が終了しているので、記録紙76上には、インク
80が点圧している。ここで、例えば1色目のイ
ンク80の間に2色目のインク82を転写しよう
とすると2色目のインク82にとつて、被転写物
体は、記録紙76とインク80との合成物であつ
て、記録紙76単独の場合の表面に比べて大きな
凹凸が存在している。 当然このインク82にすれば、インク80の間
で記録紙76との接触状態は好ましいとは云え
ず、インク82は記録紙76に対して、より弱い
圧力で圧接されることになる。しかし、記録紙7
6のプリントサーフラフネスが、適当な値である
と、インク82と記録紙76とのなじみ、濡れが
良く、弱い圧力であつても、より確実に記録紙7
6とインク82とは密着する。これが画質向上の
メカニズムである。 この記録装置により12ドツト/mmの解像度を持
つA4サイズのブルカラー画像を約40秒で出力す
る高速カラー熱転写記録装置ができた。得られた
画像は、画点のカケ、ヌケがないので極めて、階
調性の良い、鮮明な画点の極めてすぐれたフルカ
ラー画像であつた。 評価例1の比較用紙2および評価例2の比較用
紙5を用いて構成したカラー熱転写記録装置で
は、画点のヌケのため、非常にザラザラした感じ
の階調性の悪いカラー画像しか得られなかつた。 以上この発明の実施例について詳述したが、こ
の発明は、以上の実施例に限定されるものではな
い。例えば、熱転写記録法としては、インク担体
上のインクを熱により溶融、流動、昇華又は、蒸
発等といつた状態に変化させることは用いるもの
であればよく、特に限定されない。 このように、この発明の趣旨を逸脱しない限り
どのような変形をもこの発明に含まれる。
滑度は高すぎてもインクの付着力が弱くなり、イ
ンクリボンと記録用紙は剥離することによりイン
クを転写する熱転写記録用紙としては、適してい
ないことが分る。 また、第1表、第2表に示されるように、ベツ
ク平滑度500秒以上2000秒以下、プリントサーフ
ラフネス0.8μ以上3μ以下の表面特性(インク受容
面特性)を持つ記録用紙は特にすぐれたインク受
容性を示しており、高速記録用、高解像記録用、
カラー記録用記録用紙として好適であることを示
している。 評価例 3 評価例2の記録用紙7を用いた本発明になる熱
転写カラー記録装置の1実施例を図をもつて説明
する(第6図)。 12素子/mmで2624の抵抗素子が1列に配置され
ているサーマルヘツド、63とサーマルヘツド6
3を支持している支持板64と支持板64に取り
つけられているインクリボン剥離ローラ65から
なる記録ヘツドアセンブリ66はバネ67と電磁
レバー68の作用により記録ヘツドアセンブリ6
6に対向して配置され、ステツプモータ(図示せ
ず)により、定められた紙送り速度で回転するゴ
ム硬度(JIS硬度)40°のシリコンゴムローラ69
と圧接または離間のいずれの状態もとれるように
なつている。巾210mmで長手方向にイエロー、マ
ゼンタ、シアン、ブラツクの4色のインクが297
mmピツチで繰り返し表われる4色カラーインクリ
ボン70はインクリボン供給ロール71よりガイ
ドローラ72,73に導かれ、記録ヘツドアセン
ブリ66とプラテンローラ69の間を通り、剥離
ローラ65、ガイドローラ74を介して、モータ
(図示せず)によつて駆動されている。インクリ
ボン巻き取りロール75に巻き取られる。記録用
紙76は記録用紙供給ロール77より繰り出さ
れ、記録用紙圧接ローラ78とプラテンローラ6
9の間をプラテンローラ69周面に密接した状態
で供給される。 次に装置の記録動作について説明する。スター 次に装置の記録動作について説明する。スター
ト信号の入力されるとインクリボンセンサ79に
よつて、イエロインクを検出し、その先端がサー
マルヘツド63の発熱素子列の位置に来るように
セツトされる。この時記録ヘツドアセンブリ66
はプラテンローラ69と離間した状態にあり、イ
ンクリボン70のみがインクリボン巻き取りロー
ル75の駆動により搬送される。その後記録ヘツ
ドアセンブリ66が下り、サーマルヘツド63、
インクリボン70、記録用紙76、プラテンロー
ラ69は圧接状態となり、記録準備完了状態とな
る。記録情報源(図示せず)よりのイエロ記録に
対応する記録信号によりサーマルヘツド63の駆
動回路(図示せず)が駆動され、発熱素子はパル
ス巾1ms(最大)、パルス周期2ms、70mJ/
mm2の発熱エネルギーで選択的に発熱する。このサ
ーマルヘツド63は、全発熱素子駆動が可能なの
で、プラテンローラ69の回動により2ms毎に
1/12mmづつインクリボン70、記録用紙76はズ
レルことなく搬送される。また発熱素子の発熱温
度は記録信号量によらず一定となるようにサーマ
ルヘツド63の駆動は制御されている。部分的に
接着したインクリボン70と記録用紙76は剥離
ローラ65により剥離され、インクの記録用紙へ
の転写が行なわれる。この時、インクリボン70
はインクリボン巻き取りロール75の駆動により
張られており、転写不良の原因となるインクリボ
ン70のバタツキを防止している。このようにし
てまず、イエロインクにより一画面分の記録がな
される。この間、インクリボン70と記録用紙7
6は等速で搬送される。 イエロー記録終了後、記録ヘツドアセンブリ7
6はプラテンローラ69と離間される。記録用紙
76はプラテンローラ69に接続するステツプモ
ータを倍速で逆転させる。前進ステツプ数と同数
逆進させることにより、記録用紙76は最初の位
置にセツトされる。この間にインクリボン70の
マゼンタインクのセツトがインクリボン巻き取り
ロール75の駆動により行なわれる。インクリボ
ン70、記録用紙76のセツト終了後、記録ヘツ
ドアセンブリ66は、下がり再びサーマルヘツド
63、インクリボン70、記録用紙76、プラテ
ンローラ69は圧接状態となり、マゼンタ記録準
備完了となる。イエロー記録と同様に、記録情報
源(図示せず)よりマゼンタ記録に相当する記録
信号によりサーマルヘツド63を駆動し、マゼン
タインクによる記録をイエロー記録に重ねて行な
う。同様にシアン記録ブラツク記録を行なう。 ここで実施例でのインクの転写状態を更に詳し
く述べる。第7図は、記録紙76上に1色目のイ
ンク80の転写終了後、2色目のインク82の転
写を行う寸前の状態を示している。1色目の記録
が終了しているので、記録紙76上には、インク
80が点圧している。ここで、例えば1色目のイ
ンク80の間に2色目のインク82を転写しよう
とすると2色目のインク82にとつて、被転写物
体は、記録紙76とインク80との合成物であつ
て、記録紙76単独の場合の表面に比べて大きな
凹凸が存在している。 当然このインク82にすれば、インク80の間
で記録紙76との接触状態は好ましいとは云え
ず、インク82は記録紙76に対して、より弱い
圧力で圧接されることになる。しかし、記録紙7
6のプリントサーフラフネスが、適当な値である
と、インク82と記録紙76とのなじみ、濡れが
良く、弱い圧力であつても、より確実に記録紙7
6とインク82とは密着する。これが画質向上の
メカニズムである。 この記録装置により12ドツト/mmの解像度を持
つA4サイズのブルカラー画像を約40秒で出力す
る高速カラー熱転写記録装置ができた。得られた
画像は、画点のカケ、ヌケがないので極めて、階
調性の良い、鮮明な画点の極めてすぐれたフルカ
ラー画像であつた。 評価例1の比較用紙2および評価例2の比較用
紙5を用いて構成したカラー熱転写記録装置で
は、画点のヌケのため、非常にザラザラした感じ
の階調性の悪いカラー画像しか得られなかつた。 以上この発明の実施例について詳述したが、こ
の発明は、以上の実施例に限定されるものではな
い。例えば、熱転写記録法としては、インク担体
上のインクを熱により溶融、流動、昇華又は、蒸
発等といつた状態に変化させることは用いるもの
であればよく、特に限定されない。 このように、この発明の趣旨を逸脱しない限り
どのような変形をもこの発明に含まれる。
第1図は熱転写記録における画点形成の問題点
を説明するための図、第2図は記録用紙の表面特
性とインク転写の関係を説明するための図、第3
図はプリントサーフラフネス測定手段の説明図、
第4図は、本発明の一実施例に係る記録用紙の構
成を説明するための図、第5図、第6図は本発明
の一実施例に係る熱転写記録装置の構成を示す
図、第7図は、カラー記録の際のインクの転写を
説明するための模式図である。 21,76……用紙、22,80,82……イ
ンク、41……基紙、42……顔料、43……バ
インダ、44……塗工層、40……インクリボ
ン、53,76……記録用紙、60……加熱源、
63……サーマルヘツド、58,69……プラテ
ンローラ、70……カラーインクリボン。
を説明するための図、第2図は記録用紙の表面特
性とインク転写の関係を説明するための図、第3
図はプリントサーフラフネス測定手段の説明図、
第4図は、本発明の一実施例に係る記録用紙の構
成を説明するための図、第5図、第6図は本発明
の一実施例に係る熱転写記録装置の構成を示す
図、第7図は、カラー記録の際のインクの転写を
説明するための模式図である。 21,76……用紙、22,80,82……イ
ンク、41……基紙、42……顔料、43……バ
インダ、44……塗工層、40……インクリボ
ン、53,76……記録用紙、60……加熱源、
63……サーマルヘツド、58,69……プラテ
ンローラ、70……カラーインクリボン。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ベツク平滑度が300秒以上2500秒以下、かつ、
プリントサーフラフネスが0.6μ以上5μ以下である
インク受容面を有することを特徴とする熱転写記
録用紙。 2 ベツク平滑度が300秒以上2500秒以下、プリ
ントサーフラフネスが0.6μ以上5μ以下であるイン
ク受容面を有する記録用紙と、この記録用紙に転
写されるインクが担持されたインク担体と、この
インク担体に選択的に熱を加える加熱手段とを備
えることを特徴とする熱転写記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58217672A JPS60110488A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 熱転写記録用紙及びこれを用いる熱転写記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP58217672A JPS60110488A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 熱転写記録用紙及びこれを用いる熱転写記録装置 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6037551A Division JPH06234280A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | 熱転写記録方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60110488A JPS60110488A (ja) | 1985-06-15 |
| JPH0519477B2 true JPH0519477B2 (ja) | 1993-03-16 |
Family
ID=16707908
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP58217672A Granted JPS60110488A (ja) | 1983-11-21 | 1983-11-21 | 熱転写記録用紙及びこれを用いる熱転写記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60110488A (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62162589A (ja) * | 1986-01-13 | 1987-07-18 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写プリンタ−による中間調画像形成方法 |
| JPS62202788A (ja) * | 1986-03-03 | 1987-09-07 | Oji Paper Co Ltd | 熱転写による中間調画像形成方法 |
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Family Cites Families (11)
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|---|---|---|---|---|
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| JPS5985792A (ja) * | 1982-11-10 | 1984-05-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 染料熱転写記録用受容体 |
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| JPS59182787A (ja) * | 1983-04-01 | 1984-10-17 | Kanzaki Paper Mfg Co Ltd | 熱転写記録用受像シ−ト |
| JPS59187892A (ja) * | 1983-04-11 | 1984-10-25 | Fuji Xerox Co Ltd | 熱転写記録用被転写シ−ト |
-
1983
- 1983-11-21 JP JP58217672A patent/JPS60110488A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60110488A (ja) | 1985-06-15 |
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