JPH06234310A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents

空気入りラジアルタイヤ

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Publication number
JPH06234310A
JPH06234310A JP50A JP2304293A JPH06234310A JP H06234310 A JPH06234310 A JP H06234310A JP 50 A JP50 A JP 50A JP 2304293 A JP2304293 A JP 2304293A JP H06234310 A JPH06234310 A JP H06234310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stiffener
tire
carcass
hard
bead
Prior art date
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Pending
Application number
JP50A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidenori Takahashi
英則 高橋
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH06234310A publication Critical patent/JPH06234310A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏平率を小化してもカーカスコードの疲労破
断防止とビード部の耐久力向上とを両立すること。 【構成】 スティフナー18はサイドウォール20に近
い側を軟スティフナー18A、ビードコア14に近い側
を硬スティフナー18Bとし、硬スティフナー18Bの
上端を折り返し部16Bよりも低い位置にする。本体部
16A側の動きは、ビードコア14によって直接抑えら
れ、更に本体部16Aの動きは軟スティフナー18Aで
折り返し部16Bへ伝達することが緩和され、硬スティ
フナー18Bにより折り返し部16Bの動きが抑えられ
るため、折り返し端16Cの歪みを大幅に抑制すること
ができる。このため、ビード部12の耐久性を維持しつ
つ硬スティフナー18Bの上端の位置を従来よりも下げ
ることが可能となり、フレックスゾーンを拡大してカー
カスプライ16の疲労破断を抑制することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は空気入りラジアルタイヤ
に係り、特にカーカスコードの耐久性及びビード部の耐
久性を向上させた空気入りラジアルタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】カーカスコードの疲労破断の問題に対
し、従来の改良手段は、素線径を細くする、コードの撚
り構造を改良する等、コード自体の構造、材料の改良に
関するものが多かった。
【0003】また、従来の空気入りラジアルタイヤ11
0では、図2に示すように、スティフナー112は、硬
スティフナー112Bがカーカスプライ114の本体部
114A側に配置され、軟スティフナー112Aがカー
カスプライ114の折り返し部114B側に配置されて
いる。これは、カーカスプライ114の折り返し端11
4Cの歪みに対し、本体部114Aの変形が影響を与え
ていることから、その変形をカーカスプライ114の本
体部114A側自体で抑制しようという意図であり、硬
スティフナー112Bの上端は折り返し端114Cの上
端位置を越えてかなり高い位置にある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】また、カーカスコード
の疲労破断を解消するためには、カーカスコード自体に
作用する歪みを小さくすればよく、このためにフレック
スゾーン(実質的には硬スティフナー上端からバットレ
スにかけての屈曲し易い領域)をタイヤ径方向に広げる
ことが考えられる。
【0005】ところが、このフレックスゾーンを広げる
ためにビード部の補強材料の高さを低くする、即ち、硬
スティフナー上端の位置を低くするとビード部の耐久力
が低下する。
【0006】偏平率の大きい、例えば、80シリーズ以
上のタイヤでは、ビード部の補強材料の高さを大きくと
ってもフレックスゾーンは比較的広く取ることができ
る。
【0007】しかし、偏平率が小さい特に70シリーズ
以下のタイヤにおいては、従来、補強材料を高くする構
造では、フレックスゾーンを広く保つには限界がある。
ビード部の耐久性を向上するために補強材料を高くする
と、フレックスゾーンが狭くなり、変形できる領域が限
られて歪みが集中し、フレックスゾーンにおいてカーカ
スコードの疲労破断が顕著化する。
【0008】本発明は上記事実を考慮し、偏平率を小化
してもカーカスコードの疲労破断防止とビード部の耐久
力向上とを両立できる空気入りラジアルタイヤを提供す
ることが目的である。
【0009】
【課題を解決するための手段】発明者らの検討により、
カーカス本体側に軟スティフナーを配置しても、カーカ
ス本体の動きは硬スティフナーよりも剛性の大きいビー
ドコアによって直接抑えられるため十分であり、逆にこ
うすることによってカーカス本体部の動きを折り返し部
へ伝達することを軟スティフナーで緩和して、折り返し
部の特に折り返し端の歪みを抑制できることを見出し
た。
【0010】さらに、硬スティフナーを折り返し側に配
置することによって折り返し部側の動きを抑えて折り返
し端の歪みを低減することができ、また硬ゴムは局所的
な歪みによる耐疲労破壊性が劣ることから、その高さを
折り返し端よりも低くして折り返し端には硬ゴムが位置
しないようにすることによって、折り返し端からのセパ
レーションの発生を防止できることを見出した。また、
硬いゴムは軟らかいゴムに比較して発熱が大きいが、こ
の構成により発熱による折り返し端付近の接着性の低下
を抑制して折り返し端からのセパレーションの発生を効
果的に防止できることを見出した。
【0011】本発明は、一対のビード部に跨がりビード
コア間に延びるカーカス本体部とこれにつづいてビード
コアに巻き回される折り返し部を備えた少なくとも1層
のカーカスと、前記カーカス本体部と折り返し部の間に
スティフナーを備えた空気入りラジアルタイヤにおい
て、前記スティフナーは折り返し部側に配置される硬ス
ティフナーとカーカス本体部側に配置される軟スティフ
ナーとからなり、前記硬スティフナーの上端はカーカス
折り返し端よりもビードコア側に位置することを特徴と
している。
【0012】
【作用】本発明の空気入りラジアルタイヤによれば、タ
イヤ転動によるカーカス本体側の動きが、剛性の大きい
ビードコアによって直接抑えられ、カーカス本体部の動
きは軟スティフナーで折り返し部へ伝達することが緩和
され、さらに、硬スティフナーによって折り返し部の動
きが抑制されてるため、折り返し端の歪みは大幅に抑制
される。
【0013】さらに、硬スティフナーの高さを折り返し
端よりも低くし、折り返し端に硬ゴムが位置しないよう
にしたので、折り返し端が耐疲労破壊性の良い軟ゴムで
保護され、折り返し端からのセパレーションの発生を抑
制することができる。
【0014】また、硬いゴムは軟らかいゴムに比較して
発熱が大きいが、折り返し端には発熱の小さい軟らかい
ゴムが位置するので、発熱による折り返し端付近のカー
カスコードと周囲のゴムとの接着性の低下が抑制され、
発熱による折り返し端からのセパレーションの発生を抑
制できる。
【0015】
【実施例】本発明の一実施例を図1にしたがって説明す
る。
【0016】図1に示すように、本実施例の空気入りラ
ジアルタイヤ10(タイヤサイズ265/70R22.
5)においては、一対のビード部12にそれぞれリング
状のビードコア14が配設されている。
【0017】カーカスプライ16は、ビードコア14の
回りをタイヤ軸方向内側から外側へ向けて折り返され、
折り返し部16Bが形成されている。
【0018】カーカスプライ16の本体部16Aと折り
返し部16Bとに囲まれる区域内には、スティフナー1
8が配設されている。
【0019】このスティフナー18はビードコア14側
からサイドウォール20側へ向けてその肉厚が漸減して
おり、断面が略三角形を呈している。
【0020】スティフナー18はサイドウォール20に
近い側は軟スティフナー18Aとされ、ビードコア14
に近い側が硬スティフナー18Bとされている。
【0021】これら軟スティフナー18Aと硬スティフ
ナー18Bとのタイヤ子午線断面における分割線22
は、一端がビードコアのタイヤ軸方向内側へ至ってお
り、他端が折り返し部16B側で、かつ折り返し端16
Cよりもタイヤ軸方向内側の位置に至っている。
【0022】ここで、軟スティフナー18Aは100%
モジュラスで15〜40kg/cm2とすることが好ましく、
硬スティフナー18Bは100%モジュラスで110〜
160kg/cm2とすることが好ましい。
【0023】また、折り返し部16Bのビードコア14
側とは反対側には、ワイヤーチェーファー24が配設さ
れている。なお、ワイヤーチェーファー24のタイヤ軸
方向外側にテキスタイルチェーファーを設ける構成とし
てもよい。
【0024】ここで、カーカスプライ16のタイヤ軸方
向最内位置からタイヤ半径方向最外位置までのタイヤ半
径方向の寸法をH2、カーカスプライ16のタイヤ軸方
向最内位置から折り返し端16Cまでのタイヤ半径方向
の寸法をH1、カーカスプライ16のタイヤ軸方向最内
位置から硬スティフナー18Bのタイヤ半径方向最外端
位置までのタイヤ半径方向の寸法をh1、カーカスプラ
イ16のタイヤ軸方向最内位置からスティフナー18
(軟スティフナー18A)のタイヤ半径方向最外端位置
までのタイヤ半径方向の寸法をh2とすると(図1参
照)、h1/H2は0.13〜0.22、好ましくは
0.15〜0.20とするのが良く、H1/H2は0.
15〜0.30とするのが良い。
【0025】本実施例の空気入りラジアルタイヤ10で
は、寸法H1が34.2mm、寸法H2が159mm、寸法
h1が25.8mm、寸法h2が86.6mmであり、h1
/H2が0.16、H1/H2が0.21である。
【0026】なお、カーカスプライ16のタイヤ径方向
外側には、ベルト層28が配置されベルト層28の両端
部とカーカスプライ16の間にはクッションゴム30が
配置されている。また、ベルト層28のタイヤ径方向外
側にはパターンの形成されたトレッド32が配置されて
いる。なお、これらベルト層28、トレッド32等の構
成は一般的なラジアルタイヤの構造と同様な構造である
ので詳細な説明は省略する。
【0027】また、本実施例の空気入りラジアルタイヤ
10では、折り返し部16Bの折り返し端16Cが所定
厚さの間ゴム26で被覆されている。なお、間ゴム26
は100%モジュラスで40〜50kg/cm2とすることが
好ましい。
【0028】次に、本実施例の作用を説明する。本実施
例の空気入りラジアルタイヤ10によれば、タイヤ転動
によるカーカスプライ16の本体部16A側の動きは、
剛性の大きいビードコア14によって直接抑えられ、更
に本体部16Aの動きは軟スティフナー18Aで折り返
し部16Bへ伝達することが緩和され、さらに、硬ステ
ィフナー18Bにより折り返し部16Bの動きが抑えら
れるため、折り返し端16Cの歪みを大幅に抑制するこ
とができる。このため、ビード部12の耐久性を維持し
つつ硬スティフナー18Bの上端の位置を従来よりも下
げることが可能となり、これによってタイヤサイド部の
フレックスゾーンを拡大してタイヤショルダー部からサ
イド部にかけてのカーカスプライ16の疲労破断を抑制
することができる。
【0029】また、硬スティフナー18Bの高さ位置を
折り返し端16Cよりも低くし、折り返し端16Cに硬
いゴムが位置しないようにして、さらに、折り返し端1
6Cを間ゴム26で被覆したので、軟スティフナー18
Aとの剛性差が緩和されると共に折り返し端16Cに対
して周辺のゴムの追従性が良くなり、折り返し端16C
からのセパレーションの発生を抑制することができる。
【0030】また、硬いゴムは軟らかいゴムに比較して
発熱が大きいが、折り返し端16Cには発熱の小さい軟
スティフナー18Aが位置するので、発熱による折り返
し端16C付近のカーカスプライ16のカーカスコード
と周囲のゴムとの接着性の低下が抑制され、発熱による
折り返し端16Cからのセパレーションの発生を抑制で
きる。
【0031】(試験例)本発明の効果を調べるために実
施例の空気入りラジアルタイヤ及び従来の空気入りラジ
アルタイヤ(図2参照、諸寸法は表1内参照)のコード
の残存強力試験及びビード部の耐久力試験を行った。な
お、試験結果は以下の表1に示す。
【0032】ここでいうコードの残存強力は、試験タイ
ヤを室内のドラム試験機によって一定時間走行させた後
のカーカスコードの引張強力をいい、所定距離走行後の
タイヤを分解し、引張試験機にてカーカスコードの強力
を測定した。なお、測定結果は、従来例タイヤのカーカ
スコードの引張強力を100とした指数表示としてお
り、数値の大きいほど残存強力が大きいことを示す。
【0033】また、耐久力は、同じく試験タイヤを室内
のドラム試験機によって連続走行させ、折り返し端部か
ら故障が発生するまでの走行距離をもってビード部の耐
久力とした。なお、測定結果は、従来例タイヤの走行距
離を100とした指数表示としており、数値の大きいほ
どビード部の耐久性に優れていることを示す。
【0034】
【表1】
【0035】上記表1の結果からも、本発明の適用され
た空気入りラジアルタイヤは従来構造の空気入りラジア
ルタイヤに比較してカーカスプライの耐久性及びビード
部の耐久性に優れていることは明らかである。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の空気入り
ラジアルタイヤは上記構成としたので、偏平率を小化し
てもカーカスコードの疲労破断防止とビード部の耐久力
向上とを両立できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る空気入りラジアルタイ
ヤの子午線断面図である。
【図2】従来例に係る空気入りラジアルタイヤの子午線
断面図である。
【符号の説明】
10 空気入りラジアルタイヤ 12 ビード部 14 ビードコア 16 カーカスプライ 16A 本体部 16B 折り返し部 16C 折り返し端 18 スティフナー 18A 軟スティフナー 18B 硬スティフナー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のビード部に跨がりビードコア間に
    延びるカーカス本体部とこれにつづいてビードコアに巻
    き回される折り返し部を備えた少なくとも1層のカーカ
    スと、前記カーカス本体部と折り返し部の間にスティフ
    ナーを備えた空気入りラジアルタイヤにおいて、 前記スティフナーは折り返し部側に配置される硬スティ
    フナーとカーカス本体部側に配置される軟スティフナー
    とからなり、前記硬スティフナーの上端はカーカス折り
    返し端よりもビードコア側に位置することを特徴とする
    空気入りラジアルタイヤ。
JP50A 1993-02-10 1993-02-10 空気入りラジアルタイヤ Pending JPH06234310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP50A JPH06234310A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 空気入りラジアルタイヤ

Applications Claiming Priority (1)

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JP50A JPH06234310A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 空気入りラジアルタイヤ

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JPH06234310A true JPH06234310A (ja) 1994-08-23

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ID=12099408

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JP50A Pending JPH06234310A (ja) 1993-02-10 1993-02-10 空気入りラジアルタイヤ

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JP (1) JPH06234310A (ja)

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