JPH06234392A - 船尾着脱式ボート手押し車 - Google Patents

船尾着脱式ボート手押し車

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JPH06234392A
JPH06234392A JP31258292A JP31258292A JPH06234392A JP H06234392 A JPH06234392 A JP H06234392A JP 31258292 A JP31258292 A JP 31258292A JP 31258292 A JP31258292 A JP 31258292A JP H06234392 A JPH06234392 A JP H06234392A
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JP
Japan
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arm
boat
clamp
tilt
stern
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JP31258292A
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Tadaaki Maruyama
忠昭 丸山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 船尾着脱式ボート手押し車を任意のボートの
船尾板に取付ければ、そのボートの、車からの上下ろし
や、岸から水中への上下ろしを、誰でも一人で容易に実
施することができる。 【構成】 クランプ1にアーム2の一端を、垂直面内
で、180度回転自在に取付け、アーム2のもう一方の
端に車輪19を回転自在に取付ける。クランプ1と、ア
ーム2の上記一端との間には鉤板3を設けて、アーム2
の上記一端と鉤板3とを、垂直方向に互いに相対的に滑
動自在に配置し、それによって鉤板3の上下の切欠き部
13、14を、アーム2のパイプ31と着脱自在に係合
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車(以下、車と言
う)の屋根のラックへのボートの上下ろし及び、岸から
水中へのボートの上下ろしを、誰でも一人で容易に実施
することができるようにするための、任意のボートの船
尾板に着脱自在に取付けられる船尾着脱式ボート手押し
車に関する。
【0O02】
【従来の技術】従来のボート手押し車は、特定のボート
の船首部分に取付けられる(例えば、1988年9月6
日付で、ジエリーJ.セルケン(Jerry J. S
elken)氏に付与された米国特許第4,768,4
54号参照)か、又は、特定のボートの船尾板に取付け
られる。いずれにしても、従来のボート手押し車は、当
該手押し車を取付けるための特定の取付け装置を、船体
の一部に予め備えている特定のボートにだけ取付けるこ
とができる。
【0003】
【発明が解決しようする課題】上述の通り、従来のボー
ト手押し車は、特定のボート専用のものであるので、任
意のボートに手軽に取付けて利用することができない。
更にその上、従来のボート手押し車は、ボートの船底を
下にした状態すなわちボートの正常位において、自己の
車輪を下方に最大限降下させて、即ちチルトダウンさせ
て、その位置で接地させることはできるが、当該チルト
ダウン位置から垂直面内で角度でほぼ180度まで、自
己の車輪を最大限上方に振上げてその位置(以下、チル
トアップ位置と言う)に固定させることはできない。
【0004】なぜ、車輪を上記チルトアップ位置まで振
上げてその位置に固定させることが必要になるかと言う
と、一旦ボートを岸から水中に入れた後では、車輪を上
方に振上げてその位置に固定させておかないと、車輪に
よる水の抵抗が大であるためボートの速度が車輪によっ
て著しく低下させられるからである。では、ボート手押
し車を外せばいいではないかと言うかもしれないが、そ
うしないのは、一旦水中に入れたボートは再び岸に上げ
なければならないので、その時に再びボート手押し車を
ボートに取付ける必要があるから、その度に一々外した
り取付けたりするのは極めて煩雑であるからである。
【0005】更に、ボートを車の屋根の上のラックに載
せる際、ボートは裏返しにされるのであるが、この時に
もボート手押し車の車輪を上記チルトアップ位置に固定
しておけば、車へのボートの上下ろし作業がボート手押
し車の車輪によって大いに容易化される。ボートを車の
屋根のラックに載せる際に、なぜ裏返しにするかと言う
と、正常位では丸い船底がラックに接するので、ボート
が不安定になるからである。即ち、ボートの甲板側は平
らであるので、ボートを裏返し状態でラックに載せれば
ボートが安定するからである。
【0006】従って、本発明の目的は、船外機と同様の
方法で、任意のボートの船尾板に着脱自在に容易に取付
けられ得る船尾着脱式ボート手押し車であって、自己の
回転自在なアームの自由端に車輪を支持し、ボートに取
付けられた時に、当該アームは、垂直面内において実質
的に180度の角度の範囲内で回転自在にされ、上方に
最大限度まで振上げられた時にチルトアップ位置を取
り、このチルトアップ位置から下方に最大限度まで振下
げられた時にチルトダウン位置を取ることができ、チル
トアップ位置とチルトダウン位置の各々において、上記
車輪を、ボートの船体から外方に突出させた状態で、ボ
ートに解除可能に施錠し固定させることができる船尾着
脱式ボート手押し車を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、下記構成の船尾着脱式ボート手押し車が提供され
る:互いに平行に隔てられた一対の実質的に垂直な脚部
と、該脚部の上端同士を互いに一体的に連結させる中間
部とからなる実質的にC字形状の本体(8)を有するク
ランプ(1)であって、該脚部の一方の下端(9)には
該脚部の該一方に対して垂直な方向に伸びる少なくとも
一つの雌ねじが設けられ、該雌ねじに、先端に回転自在
に端部材(10)を取付けたねじ部材(11)がねじ結
合され、該脚部のもう一方は、該ねじ部材(11)の軸
線方向に該端部材(10)と対峙させられる垂直部材
(32)から構成される、ボートの船尾板を該垂直部材
(32)と該端部材(10)との間で着脱自在にクラン
プする該クランプ(1)と;一端(15)を、水平軸
(4)を介して、該クランプ(1)に、垂直面内で実質
的に180度の角度の範囲まで回転自在に取付けられ、
もう一方の端すなわち自由端に、該水平軸(4)に対し
て平行な車軸(18)を介して、少なくとも一つの車輪
(19)を回転自在に支持するアーム(2)であって、
該一端(15)が回転させられて、該自由端が上方に最
大限度まで振上げられた時にチルトアップ位置を取り、
該自由端が該チルトアップ位置から下方に最大限度まで
振下げられた時にチルトダウン位置を取る該アーム
(2)と;そして、 該クランプ(1)と該アーム(2)のうちの少なくとも
一方に取付けられ、該クランプ(1)に対する該アーム
(2)の相対的な回転を、該チルトアップ位置と該チル
トダウン位置の各々において、解除可能に阻止する少な
くとも一つの鉤手段(3)と;からなる船尾着脱式ボー
ト手押し車。
【0008】更に、本発明の上記目的を達成するため
に、下記構成の船尾着脱式ボート手押し車が提供され
る:上記構成の船尾着脱式ボート手押し車において、該
鉤手段(3)と該水平軸(4)とは、垂直方向に所定の
範囲内で、互いに相対的に移動可能にされる、ことを特
徴とする船尾着脱式ボート手押し車。
【0009】
【作用】上記構成を有する本発明の船尾着脱式ボート手
押し車は: 任意のボートの船尾板に着脱自在に取付け
られ; ボートを裏返しにすると、車輪がチルトアップ
位置に固定されて、車の屋根のラックへのボートの上下
ろしが容易化され; 更にボートを裏返しにして正常位
に戻すと、車輪がチルトダウン位置に固定されて、岸か
ら水中へのボートの上下ろしが容易化される。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の実施例
を詳細に説明する。図1に本発明の第1実施例の船尾着
脱式ボート手押し車を示す。第1実施例は、図4に示さ
れるボート23の船尾板22に、当該手押し車を着脱自
在に取り付けるためのクランプ1を有する。クランプ1
は、船外機のC形クランプと実質的に同じ構成を有す
る。
【0011】即ち、図1に示す通り、クランプ1は:
互いに平行に隔てられた一対の実質的に垂直な脚部と、
これらの脚部の上端同士を互いに一体的に連結させる中
間部と、からなる実質的にC字形状の本体8を有する。
本体8の外周面には、半径方向外方に突出する一対の互
いに実質的に平行なフランジ部7が、溶接などの適当な
手段によって一体的に固着される。これらのフランジ部
7は、クランプ1の剛性を高める一方、アーム2の支持
軸すなわち水平軸4に対する取付け手段を提供する。
【0012】クランプ1の上記脚部の一方の下端9には
当該脚部の一方に対して垂直な方向に伸びる少なくとも
一つの雌ねじが設けられ、この雌ねじに、先端に回転自
在に端部材10を取付けたねじ部材11がねじ結合され
る。ねじ部材11の後端には、ねじ部材11の軸線方向
に対して垂直な方向にのびるハンドル12が、滑動自在
に取付けられる。ハンドル12の両端には、大径部がも
うけられ、それによってねじ部材11からのハンドル1
2の脱落が防止される。クランプ1の上記脚部のもう一
方は、ねじ部材11の軸線方向に端部材10と対峙させ
られて、垂直部材32を形成する。
【0013】使用に際しては、船外機のC形クランプと
同じ方法で、ボート23の船尾板22を、クランプ1の
端部材10と垂直部材32との間に挟み、次いで、ねじ
部材11のハンドル12を使用者が手で締付け方向に回
すことによって、クランプ1が船尾板22に着脱自在に
取付けられる。
【0014】図1の第1実施例において、アーム2は、
実質的に長方形形状のフレームに組まれたパイプによっ
て構成される。即ち、アーム2は、弧状または「く」の
字形状に曲げられ且つ互いに平行に隔てられた実質的に
垂直な一対のパイプ17を、互いに平行に隔てられた水
平なパイプ31、18によって一体的に結合させること
によって、構成される。パイプ31は、バイプ17の上
部間に溶接などによって固着される。一方、パイプ18
は、パイプ31と平行に配置される車軸18を構成す
る。車軸18は、パイプ17の下端に溶接などによって
固着されて、両端に一対の車輪19を回転自在に支持す
る。各々のパイプ17の下部は、図1に示す通り、車輸
19が最下方位置にある状熊においてパイプ17の下端
がクランプ1のハンドル12に近ずく方向に曲げられ
て、曲がり部20を形成する。一方、各々のパイプ17
の上端には、プラスチック等の適当な材料からなる軸受
部材15が、リベット21によって固着される。
【0015】クランプ1の一対のフランジ部7の前方垂
直部には、当該垂直部に形成された貫通穴27を介し
て、水平軸4が水平に取付けられて、両端をフランジ部
7の側方外方に突出させる。水平軸4のこの突出した両
端の各々に、アーム2の軸受部材15が、クランプ1の
垂直部材32の外面に隣接した状態で、ワッシャ28と
止めねじ16を介して、回転自在に取付けられる。従っ
て、図1から明らかな通り、アーム2は、クランプ1の
垂直部材32によって自己の先端の軸受部材15の回転
範囲を制限される。この結果、図1において想像線で示
される通り、アーム2は、クランプ1に対して、垂直面
内で実質的に180度の角度の範囲までしか回転するこ
とができない。アーム2のもう一方の端すなわち自由端
には、水平軸4に対して平行な車軸18を介して、上述
の通り、一対の車輪19が回転自在に支持される。
【0016】作動において、アーム2の一端の軸受部材
15が、水平軸4の回りに垂直面内で回転させられ、そ
れによってアーム2の自由端にある車輪19が上方に最
大限度まで振上げられと、それ以上の軸受部材15の回
転は、クランプ1の垂直部材32の外面上端に軸受部材
15のリベット21の頭が当接することによって、阻止
される。その結果、アーム2はチルトアップ位置で停止
させられる。反対に、アーム2の自由端の車輪19がこ
のチルトアップ位置から下方に最大限度まで振下げられ
ると、今度はクランプ1の垂直部材32の外面下端に軸
受部材15のリベット21の頭が当接するので、それ以
上のアーム2の回転が阻止されて、アーム2はチルトダ
ウン位置で停止させられる。
【0017】図1に示す第1実施例において、クランプ
1とアーム2(水平軸4を含む)の間に、少なくとも一
つの鉤手段3が垂直方向に滑動自在に設けられる。鉤手
段3は、平らな鉤板3から構成され、クランプ1に対す
るアーム2の相対的な回転を、車輪19のチルトアップ
位置とチルトダウン位置の各々において、解除可能に阻
止する役目を果たす。
【0018】構成において、鉤板3は: 垂直方向に伸
びる所定長さの長穴5であって、水平軸4を垂直方向
に、自己の全長に渡って滑動自在に貫通させる長穴5
と; クランプ1の垂直部材32の外面に滑動自在に隣
接する側の上下両隅部に設けられた一対の実質的に長方
形状の切欠き部13、14であって、これらの切欠き部
13、14の各々の垂直壁部の長さが、アーム2のパイ
プ31の少なくとも半径よりも大きい切欠き部13、1
4と; そして、切欠き部13、14の間に形成され
て、クランプ1の垂直部材32の外面に滑動自在に隣接
する中間滑り面33であって、垂直方向に、長穴5の上
下両端を越えて所定長さだけ伸びる中間滑り面33と;
を有する。
【0019】更に、図1に示す第1実施例は、鉤板3の
中間滑り面33の垂直方向の滑動を案内するための案内
手段6を、クランプ1の垂直部材32の外面に設けてい
る。案内手段6は、クランプ1の垂直部材32の外面に
沿って伸びる一対の垂直な棒材6によって構成される。
棒材6は、互いに平行に、鉤板3の幅よりもやや広い幅
だけ隔てられて、クランプ1の垂直部材32の外面に、
溶接などの適当な手段によって固着される。従って、組
立てに際して、鉤板3の中間滑り面33の側が、棒材6
の間に収められる結果、鉤板3は、棒材6によって垂直
方向に滑動自在に案内される。クランプ1の垂直部材3
2の外面に垂直方向に伸びる溝(図示せず)を形成さ
せ、この溝によって鉤板3の中間滑り面33の垂直方向
の滑動を案内させることもできる。
【0020】図2は、図1の矢印B方向から見た、第1
実施例の要部の説明図である。図2において、鉤板3は
重力によって下方に落下しており、自己の下方切欠き部
13の水平壁部を、アーム2のパイプ31の上面に当接
させている。従って、この状態で、アーム2は、鉤板3
によって、図1および図4に示されるチルトダウン位置
に固定される。即ち、例えば、図4において、ボート2
3を岸から水中に上下ろしする際に、車輪19に障害物
がぶつかってアーム2を水平軸4の回りに、図2におい
て時計回り方向に回転させようとすると、アーム2のパ
イプ31の前面が、鉤板3の下方切欠き部13の垂直壁
部に当接して、鉤板3を左方向に押す。その結果、鉤板
3もまた同様に水平軸4の回りに時計回り方向に回転し
ようとする。しかしながら、この時、鉤板3の中間滑り
面33の上端24が、クランプ1の垂直部材32の外面
上端に当接するので、アーム2の時計回り方向の回転は
阻止される。アーム2の反時計回り方向の回転は、既述
の通り、クランプ1の垂直部材32の外面下端に、アー
ム2の軸受部材15のリベット21の頭が当接すること
によって阻止される。従って、使用に際して、実施例1
においては、図1、図2および図4に示されるチルトダ
ウン位置に車輪19は、確実に保持される。
【0021】ボート23が水上に浮んだら、使用者は、
手で鉤板3を上方に一杯に引上げてアーム2を鉤板3か
ら解放し、次いでアーム2を少し回転させることによっ
て、図2において、アーム2のパイプ31を鉤板3の下
側を左方に通過させてから、鉤板3から手を離すと、鉤
板3は重力で再び下方に落下する。その後、アーム2を
更に回転させてチルトアップ位置に置く。それから、鉤
板3を再び上方に一杯に引上げることによって、アーム
2をチルトアップ位置に固定させる。この状態で手を鉤
板3から離すと鉤板3が重力によって再び下方に落下す
るので、アーム2をチルトアップ位置に固定させること
ができなくなる。このことを防止するための手段とし
て、図2に示される突起26が、鉤板3の上方切欠き部
14の垂直壁部の上端に設けられる。
【0022】即ち、水上でアーム2を、チルトアップ位
置まで回転させた後、鉤板3を上方に引上げる際、鉤板
3を上方に強制的に押すことによって、パイプ31の弾
性的な撓みを利用して、図2において想像線で示される
通り、鉤板3の突起26をして、パイプ31の左側を通
過させる。突起26の通過後、パイプ31は自己の弾性
によって正常な位置に復帰するので、鉤板3の突起26
がパイプ31に引掛かる。従って、その後、使用者が、
鉤板3から手を離しても、パイプ31によって、鉤板3
は、図2の想像線で示される位置(即ち、チルトアップ
位置)に保持される。この状態で、鉤板3がパイプ31
に押されて水平軸4の回りに反時計回り方向に回転しよ
うとしても、図2の想像線の位置にある鉤板3の中間滑
り面33の下端25がクランプ1の垂直部材32の外面
下端に当接するので、当該反時計回り方向の鉤板3の回
転は阻止される(ちなみに、この阻止のメカニズムは、
図3において、車29の屋根の上のラックに設けられた
後部ローラ30上に、ボート23を上下ろしする際にも
働く)。上述の通り、アーム2は、鉤板3によって、水
上でチルトアップ位置に固定される。従って、使用者
は、車輪19を水中から引上げて保持することができる
ので、車輪19による水の抵抗によってボート23の速
度が低下させられることを防止することができる。
【0023】次に、例えば、図4においてボート23を
水中から岸に引上げ図3の車29の屋根に載せる場合、
水上で先ず初めに、鉤板3を、図2において、想像線で
示される位置から実線で示される位置まで強制的に移動
させることによって、アーム2を鉤板3から解放させて
回転自在にさせる。次いで、アーム2を回転させて車輪
19を水中に降下させると、アーム2のパイプ31が、
鉤板3の外面下端に当接するので、一旦、鉤板3を上方
に手で引上げることによって、パイプ31が、図2にお
いて右方に移動することを許してやる。その後、鉤板3
から手を離すと、鉤板3が重力によって下方に落下する
ので、鉤板3によって、アーム2は、図4に示されるチ
ルトダウン位置(図2においては実線で示される位置)
に固定される。
【0024】この様にして、ボート23を岸に引上げて
正常位のまま車29の近くまで移動させる。その後、ボ
ート23を裏返しにすると、図1に示されるチルトダウ
ン位置に固定されたアーム2は、鉤板3が今度はボート
23の甲板方向に即ち下方に重力によって落下するの
で、アーム2が鉤板3から自動的に解放される。この結
果、アーム2は、チルトアップ位置に向けて回転可能に
される。そこで、アーム2を、チルトアップ位置に向け
て回転させると、アーム2は、重力によって車輪19が
地面に当接するまで、ほぼ90度の角度だけ回転する。
この状態で、使用者が、手で鉤板3を上方に一杯に持上
げたままボート23の船尾板22を上方に持上げると、
アーム2は、更に下方に落下して自動的に、図3に示さ
れるチルトアップ位置に来る。その後、使用者が鉤板3
から手を離すと、今度は鉤板3が重力によって下方に落
下して、鉤板3の突起26がアーム2のパイプ31に当
接するので、後は鉤板3を強制的に更に下方に押し下げ
て、図2に想像線で示される位置まで鉤板3を移動させ
る。そうすると、アーム2は、裏返し状態のボート23
において、図3のチルトアップ位置に固定される。
【0025】従って、その後は、ボート23の船尾部分
を車輪19によって支持させることができるので、使用
者は、ボート23の船首部分のみを持上げれば、裏返し
状態のボート23を車29のすぐ後方まで移動させるこ
とができ、更に、図3に示される通りに、車29のラッ
クの後部ローラ30上に船首部分を容易に載せることが
できる。後は、ボート23の船尾部分を上方に持上げて
ボート23全体を車29のラック上に押上げれば良い。
ボート23を車29のラックから下ろし、そして岸から
水中に下ろす場合は、上述の順序と逆の順序で作業を行
なえば良い。
【0026】図5は、本発明の第2実施例の要部を示す
当該要部の、図2と同様の説明図である。この第2実施
例は、下記の点でのみ、第1実施例と相違している。即
ち、第2実施例においては、鉤板3は、第1実施例の中
間滑り面33に対応する自己の面33を、クランプ1の
垂直部材32の外面に、溶接などの適当な手段によって
固着させる。このことによって、鉤板3は、本来の、ア
ーム2に対する施錠機能に加えて、第1実施例における
クランプ1のフランジ部7の機能(即ち、クランプ1に
剛性を与えると共に、貫通穴27を介して水平軸4を支
持する機能)に対応する機能をも果たす。一方、図5の
第2実施例において、パイプ31よって示されるアーム
2は、水平軸4と一体化され、水平軸4と共に、鉤板3
の長穴5内で長穴5の全長に渡って、クランプ1の垂直
部材32の外面に対して、垂直方向に相対的に移動可能
にされる。
【0027】図5に示す状態の第2実施例おいて、パイ
プ31によって示されるアーム2は、水平軸4と共に、
実線によって示されるチルトダウン位置に固定される。
この状態では、図4から明らかなように、正常位のボー
ト23の船尾重量が、クランプ1に固着された鉤板3を
介して、上方からアーム2の水平軸4およびパイプ31
に加えられるので、アーム2がチルトダウン位置から外
れる恐れは無い。従って、岸から水中へのボート23の
上下ろしに際して、アーム2は、第1実施例の場合と同
じように鉤板3によって、チルトダウン位置に確実に保
持される。
【0028】次いで、例えば、図4において、ボート2
3を岸から水中に下ろして水に浮かべた状態で、使用者
が、チルトダウン位置にあるアーム2を、水上で更に下
方に押下げると、アーム2のパイプ31が鉤板3の下方
切欠き部13から外れるので、使用者はアーム2を、水
平軸4を中心として、チルトアップ位置まで回転させる
ことができる。即ち、チルトアップ位置の真上まで来た
らば、使用者は手を離せば良い。そうすると、アーム2
が重力によって下方に落下するので、アーム2のパイプ
31は、水平軸4と共に、図5の想像線によって示され
る位置まで落下する。即ち、バイプ31は、鉤板3の上
方切欠き部14内に収まる。この状態で、アーム2は、
重力によってチルトアップ位置に確実に保持される。
【0029】従って、第2実施例では、第1実施例にお
いて必要とされた突起26を鉤板3に設けなくても、上
記説明から明らかな通り、アーム2が重力によって下方
に落下しようとするので、ボート23が正常位にある水
上において、アーム2をチルトアップ位置に確実に保持
しておくことができる。第2実施例においては、更に、
図5において、水平軸4と一体化され、それ故、水平軸
4によって示されるアーム2の、鉤板3の長穴5内での
垂直方向の滑動は、クランプ1に固着された鉤板3自体
によって案内させることができる。従って、第1実施例
において必要とされた案内手段6も、第2実施例におい
ては不要となる。更に、第2実施例においては、鉤板3
が、第1実施例におけるクランプ1のフランジ部7とし
ても機能するので、第2実施例における鉤板3の長穴5
は、第1実施例におけるフランジ部7の貫通穴27の機
能に対応する機能も果たす。従って、第2実施例におい
ては、第1実施例において必要とされた貫通穴27は不
要となる。これ等は、第2実施例の利点である。
【0030】
【発明の効果】本発明の船尾着脱式ボート手押し車は、
船外機と同様に、任意のボート23の船尾板22に着脱
自在に容易に取付けることができる。その上、コンパク
トで簡単な構造であるので、極めて軽量でもある。従っ
て、容易にそして安価に製造することができる。更に、
過酷な条件下で使用されても、個々の部品の構造が簡単
で耐久性が大であるため、たとえ長期に渡って海辺など
の過酷な条件下に放置された後でも、確実に機能するこ
とができる。
【0031】本発明のボート手押し車は、上述の通り、
コンパクトで極めて軽量であるので、ゴムボートなどの
比較的に船体強度の低いボートに対しても、安心して取
付け使用することができる。また、本発明のボート手押
し車のアーム2は、上述の構成の曲がり部20を備えて
いるので、図4に示される通り、アーム2がチルトダウ
ン位置に固定されると、車輪19はボート23の下側に
配置されるようになる。従って、チルトダウン位置にお
いて、車輪19がボート23の後方に突出して、ボート
23の見掛け上の全長がいたずらに長くなってボート2
3の陸上での取回しが困難になることが、アーム2の曲
がり部20によって防止される。一方、水上でアーム2
がチルトアップ位置に固定されると、図3から明らかな
通り、車輪19は、アーム2の曲がり部20によってボ
ート23の外側に配置されるので、車輪19によってボ
ート船内の貴重なスペースが狭められることが、アーム
2の曲がり部20によって防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】船尾着脱式ボート手押し車の第1実施例の、一
部を破断して示した全体斜視図である。
【図2】第1実施例の要部の説明図であり、図1の矢印
Bの方向から見た当該要部の側面図である。
【図3】車の屋根のラックからボートを上下ろしする時
の説明図である。
【図4】岸から水中にボートを上下ろしする時の説明図
である。
【図5】船尾着脱式ボート手押し車の第2実施例の要部
の説明図であり、当該要部の、図2と同様の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 クランプ 2 アーム 3 鉤板 4 水平軸 5 長穴 13 下方切欠き部 14 上方切欠き部 19 車輪 20 曲がり部 31 パイプ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に隔てられた一対の実質的に
    垂直な脚部と、該脚部の上端同士を互いに一体的に連結
    させる中間部とからなる実質的にC字形状の本体(8)
    を有するクランプ(1)であって、該脚部の一方の下端
    (9)には該脚部の該一方に対して垂直な方向に伸びる
    少なくとも一つの雌ねじが設けられ、該雌ねじに、先端
    に回転自在に端部材(10)を取付けたねじ部材(1
    1)がねじ結合され、該脚部のもう一方は、該ねじ部材
    (11)の軸線方向に該端部材(10)と対峙させられ
    る垂直部材(32)から構成される、ボートの船尾板を
    該垂直部材(32)と該端部材(10)との間で着脱自
    在にクランプする該クランプ(1)と;一端(15)
    を、水平軸(4)を介して、該クランプ(1)に、垂直
    面内で実質的に180度の角度の範囲まで回転自在に取
    付けられ、もう一方の端すなわち自由端に、該水平軸
    (4)に対して平行な車軸(18)を介して、少なくと
    も一つの車輪(19)を回転自在に支持するアーム
    (2)であって、該一端(15)が回転させられて、該
    自由端が上方に最大限度まで振上げられた時にチルトア
    ップ位置を取り、該自由端が該チルトアップ位置から下
    方に最大限度まで振下げられた時にチルトダウン位置を
    取る該アーム(2)と;そして、 該クランプ(1)と該アーム(2)のうちの少なくとも
    一方に取付けられ、該クランプ(1)に対する該アーム
    (2)の相対的な回転を、該チルトアップ位置と該チル
    トダウン位置の各々において、解除可能に阻止する少な
    くとも一つの鉤手段(3)と;からなる船尾着脱式ボー
    ト手押し車。
  2. 【請求項2】 該鉤手段(3)と該水平軸(4)とは、
    垂直方向に所定の範囲内で、互いに相対的に移動可能に
    される、ことを特徴とする請求項1記載の船尾着脱式ボ
    ート手押し車。
JP31258292A 1992-10-09 1992-10-09 船尾着脱式ボート手押し車 Pending JPH06234392A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS621904A (ja) * 1985-06-27 1987-01-07 加藤 正晴 路上空間を利用した自動車専用道路

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS621904A (ja) * 1985-06-27 1987-01-07 加藤 正晴 路上空間を利用した自動車専用道路

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