JPH0623648B2 - X線透視検査方法 - Google Patents

X線透視検査方法

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JPH0623648B2
JPH0623648B2 JP2182374A JP18237490A JPH0623648B2 JP H0623648 B2 JPH0623648 B2 JP H0623648B2 JP 2182374 A JP2182374 A JP 2182374A JP 18237490 A JP18237490 A JP 18237490A JP H0623648 B2 JPH0623648 B2 JP H0623648B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、移動する被検査物の欠陥を検出する方法に関
し、例えば、このX線透視検査によって鋼材の表面及び
内部欠陥等が検出される。
[従来の技術] 被検査物の被破壊検査を行なうに際して、例えばX線透
視検査法は、フィルムの現像を伴なうX線フィルム法と
比較し、直ちに結果がフィードバックできる大きな利点
を有している。
しかし、工業用被破壊検査では、JIS規格(日本)ま
たはASME規格(米国)等で像質が規定されており、
X線透視画像はX線フィルム画画像に比べて像質が悪い
ため、上記各規格を満足することができない。X線透視
画像の像質が悪い主な原因は、X線量子ノイズとイメー
ジ増倍管の空間分解能による。イメージ増倍管の空間分
解能は欠陥の投影面上の大きさが大きい場合はあまり問
題にならず、線量子ノイズの影響は多数の透視画像を重
ね合わせることによって改善することができる。
多数の透視画像を被検査物の静止状態にて重ね合わせる
積分器は従来から存在し、また、先の積分器を移動する
被検査物のX線透視画像による検査に適用した例とし
て、特開昭60−123754号公報がある。
従来は、上記のような方法で得た画像をもとにして、検
査員による目視検査により欠陥の検出を実施していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような目視による検査は、生産ライ
ンに乗って搬送される被検査物を対象とするために熱練
を要し、また、検査員に大きな負担を強いることにな
る。
そこで本発明においては、被検査物の欠陥検出を自動化
し得る高精度の欠陥検出方法を提供することを課題とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するために、本発明においては、X線透
視検査において、所定の方向に移動する被検査物の、所
定検出範囲の物理的な特徴を示す特徴データに対し、所
定時間毎に移動した移動量を計測し、特徴データを移動
量分だけシフトさせて積分処理した特徴データを該検出
範囲の2次元的な位置に対応付けして抽出し、該特徴デ
ータを処理を加える方向に対応する方向に平滑化し、該
平滑したデータと元の特徴データとの差分データを求
め、該差分データに基づいて被検査物に生じた欠陥を検
出する。
[作用] 本発明において、被検査材は所定の方向に所定の処理が
加えられるので、その処理が予定している被検査材の物
理的な特徴の変化はほぼ連続しているが、該被検査材に
欠陥を生じるとその変化が不連続になる。例えば、被検
査材に対しX線透視検査を実施した場合、その被検査材
の厚みは長さ方向にほぼ均一であるため、X線透視画像
の濃度はほぼ均一となるが、欠陥部では厚みに変化を生
じるため、X線透視画像の濃度変化が急峻になる。
つまり、本発明によれば、所定の方向に移動する被検査
物の、所定検出範囲の物理的な特徴を示す特徴データに
対し所定時間毎に移動した移動量を計測し、特徴データ
を移動量分だけシフトさせて積分処理することによりノ
イズ分を低減し画質の改善を行ない、また、移動速度の
変化による濃度むらの発生をなくした。積分処理された
特徴データを処理を加える方向に平滑化して、被検査材
に加える処理が予定している物理的特徴の変化を予測
し、該予測と元の特徴データとの差分に基づいて該処理
が予定していなかった被検査材の物理的特徴の変化を検
出しているので、被検査材に加えた処理の影響等を受け
ることなく、高い精度で欠陥を検出することができる。
[実施例] 第1図に、本発明を一例で実施する鋼管の欠陥検出装置
を模式的に示した。第1図において、1は、円筒状の被
検査材で矢印方向に移動している。2は、X線管で被検
査材1の溶接部3近傍にX線を照射する。4は蛍光増倍
管で被検査物1を透過したX線を受けて電気信号に変換
し、カメラコントローラ6により制御されるITVカメ
ラ5によりX線透視画像を得る。X線管2の出力は、X
線制御器7にて管電圧及び管電流を設定し、その制御信
号が高圧発生器8に入力されて決定される。測長装置9
は、被検査材1に接触して回線するローラとこのローラ
の回転数を検出するエンコーダからなり、被検査材1の
移動量に応じたパルス信号を出力する。プロコン(プロ
セスコントローラ)10より被検査材の管理ナンバーが
入出力装置14へ送られ、画像処理装置12にて画像処
理された結果はモニター13に表示されるとともに、入
出力装置14で整理された後、その結果をプロコン10
に返送する。
第2図は、画像の移動積分処理の内容を示すブロック図
である。第2図において、ITVカメラ5は受光素子列
でなり、各受光素子は受光エネルギに応じた電気信号
(以下、濃度信号という:「濃度高」は「エネルギ高」
に対応する)を、640×480画素区分で出力する
(これにおいて、水平方向に主走査し、垂直方向に副走
査するラスタスキヤンが行なわれ、副走査方向は被検査
材の搬送方向と平行になるものとする)。ITVカメラ
5は1/30秒で1画面を撮像する。画像処理装置12
へ入力されるITVカメラ5の濃度信号(アナログ信
号)は、A/Dコンバータ121でデジタル信号に変換
される。初期状態においては、切り換えスイッチ122
がa側に閉じることにより、第3a図に示すX線透視画
像はストレートに画像メモリ127へ入力される。次回
からは、切り換えスイッチ122はb側に閉じ、次回の
第3b図に示すX線透視画像は減算回路124にて前回
のX線透視画像とで減算され、この減算結果に対し乗算
回路125で定数(α)を乗算し、更に、この乗算結果
は加算回路126にて、前回のX線透視画像に加算され
る。なお、注目X線透視画像の入力画像(画面)データ
A(n)とし、注目X線透視画像の処理後の画像(画
面)データをB(n)とすると、 B(n)=B(n-1)+α〔A(n)-B(n-1)〕 ……(1) で与えられる。
被検査材の搬送移動距離は測長装置9にて計測を行な
い、シフト量演算器123にて1/30秒間における被
検査材の移動量(L)だけシフトさせて画像メモリ12
7にて積分処理される。以下、逐次同様の処理が繰り返
し行なわれ、第4図に示すように検査視野を水平方向に
70mm、垂直方向に52mmとした場合、初期の検査視野
範囲では段階的に積分される画像の回数が増え、次回の
検査視野範囲からは所定の積分回数処理されたX線透視
画像が得られることになる。例えば、被検査材の搬送速
度を4m/minでは23回、1m/minでは93回の積分処理
が可能であり、第5a図に示すように積分処理を加えな
い場合には、ノイズを含んだX線透視画像となるが、積
分処理を加えることにより第5b図に示すように、ノイ
ズが低減されたX線透視画像が得られる。ここで、画像
メモリ127は第6a図に示すような疵データを有した
積分画像を得たものとすると、それと第7a図に示した
ようなその平滑画像とを用いて第8a図に示したような
差分画像を作成し、更2値化して第9a図に示したよう
な2値画像を得る。つまり、画像中の疵を通る被検査材
の搬送方向に平行な副走査ラインLvに注目してその方
向の濃度変化を調べると、第6a図に示した画像から第
6b図に示したように低周波で変化する厚みのむらに対
応する波形と高周波で変化する疵に対応する波形とを合
成したデータが得られ、第7a図に示した画像から第7
b図に示したように低周波で変化する厚みのむらに対応
するデータが得られる。従って、第8a図に示したこれ
らの差分画像から高周波で変化する疵のみに対応するデ
ータが得られ、これを2値化することにより、第9b図
に示したような副走査方向の疵の位置を特定するデータ
が得られる。
平滑データは、副走査ライン上の画素の濃度データを逐
次取り込みながら1次遅れ要素と2次遅れ要素により、
下側に隣接する画素の濃度データを予測した、予測デー
タである。つまり、差分データは、上側に連続する濃度
データから予測されなかったデータということになる。
具体的には、副走査ライン上に並ぶ画素の濃度データの
取り込みに主走査画素数(640)分のラインバッファ
1214及び1215を用いて、定数(×α)乗算回路129と
加算回路1210により1次遅れ要素を演算し、加算回路12
11により2次遅れ要素を演算し(本来微分要素が含まれ
るが、ここではサンプリング周期を単位としてその演算
を省略している)、定数(×β)乗算回路1212と加算回
路1213により予測データを演算している。この予測デー
タを、そのとき注目している画素(注目画素)の濃度デ
ータから減じたものが差分データであり、その演算は減
算回路128においてなされる。
なお、注目画素の濃度データをO(z)とし、そのときの
予測データ(平滑データ)をP(z)とすると(zは副走
査アドレスを示す)、1次遅れ要素S(z)は、 S(z)=P(z)+α〔O(z)−P(z)〕 ……(2) 2次遅れ要素S′(z)は、 S′(z)=S′(z-1)+α〔O(z)−(z)〕 ……(3) 下側に隣接する次の画素の予測データP(z)は、 P(z)=S(z)+β・S′(z) ……(4) でそれぞれ与えられる。
差分データは、比較回路1216においてマイクロコンピュ
ータ1219より与えられる2値化しきい値Sthと比較さ
れ、それより濃度が低い(暗い)ときには「1」、高い
(明るい)ときには「0」として2値化される。この2
値化データは、カウンタ1217に入力される。カウンタ12
17は、副走査同期信号でリセットされ、2値データの
「0」の立ち下がりでカウントアップする。このカウン
トデータは、各主走査の終了時にシフトレジスタ1218に
入力される。従って、1フレームの処理を終了したと
き、シフトレジスタ1218には2値画像の「0」画素を1
本の副走査ライン上に投影したデータが得られる。つま
り、例えば第10a図に示したような「0」で与えられ
た疵を含む2値画像が得られたものとすると、シフトレ
ジスタ1218には、第10b図に示したように、副走査方
向の「0」画素の出現度を示したヒストグラムに対応す
る縦射影データF(z)が得られる(但し、各縦射影デー
タは副走査アドレスzにより特定される)。マイクロコ
ンピュータ1219では、この縦射影データF(z)と所定の
しきい値Wthとを比較し、副走査方向に連続して該しき
い値を越えるデータ群(第10b図のヒストグラムを2
値化して得られる第10c図の2値データに対応)のそ
れぞれに関して主走査方向の最大画素数を「幅」、副走
査方向の画素数を「高さ」、中央の副走査アドレスを
「位置」とする特徴量をプロコン10より与えられた疵
判定規準に基づいて吟味し、各疵を検出する。
次に、本実施例装置の全体的な動作を説明する。第11
図を参照されたい。
入出力装置14は、プロコン10より被検出材の外径,
板厚,パイプ番号及び溶接異常情報等が入力され、被検
査材の条件を設定し、測長装置9は被検査材の板厚より
X線管2の管電圧及び管電流をX線制御器7により設定
を行なう。画像処理装置12は、入出力装置14を介し
てオペレータにより画像処理条件が入力されると、2値
化しきい値Sthや疵判定基準(W1l,T1l)等に関
する画像処理条件を設定し、システムコントローラを待
機モードに設定する。
また、画像処理装置12のマイクロコンピュータ1219
は、入出力ポートや内部レジスタ等を初期化した後、画
像処理条件を登録し、比較回路1216に2値化しきい値St
hを与えて待機モードに設定する。
この後、被検査材検知センサTSENが被検査材の先端
を検知すると、システムコントローラ11及び画像処理
装置12のマイクロコンピュータ1219が立ち上がり、画
像処理の開始を指示する。
マイクロコンピュータ1219は、画像処理開始の指示があ
ると、そのときITVカメラ5が撮像した画面に対する
画像処理を行なう。第12図は、移動する被検査材に対
してITVカメラ5より入力される画像を積分処理する
サブルーチンを示したフローチャートである。第12図
を参照して説明する。
ITVカメラ5の副走査方向(査検査材の搬送される方
向に対して平行方向)の検査視野距離H,測長装置9の
1パルスカウント当りの距離L,及び画像の移動積分処
理定数αの読み込みを行なう。被検査材の搬送が開始さ
れ、被検査材検知センサTSENが検知動作を行なう
と、被検査材1の移動量を測長装置9にて計測を開始
し、ITVカメラ5の撮像タイミング信号である1/3
0秒毎に被検査材の移動量としてパルスカウント数P
(n)を読み込み、画像のシフト量S(n)をL×P(n)にて
演算を行ない、また、同タイミングにてX線透視画像A
(n)の読み込みを行なう(ステップ1〜7)。
読み込みを行なった画像が初期画像であれば、読み込み
を行なった画像A(n)を画像B(n)として画像メモリへ入
力しモニター表示を行なう(ステップ8,9,12,1
3)。
画像シフト量の積算値ΣS(n)が検査視野距離Hより小
さければ、nを1インクリメントして戻りパルスカウン
ト数P(n)、X線透視画像A(n)を読み込み、画像処理後
の画像B(n)をB(n-1)+α〔A(n)−B(n-1)〕より求
め、画像をS(n)分シフトして画像メモリに読み込みを
行ない積分処理する。画像シフト量の積算値ΣS(n)が
検査視野距離Hより小さければ、nを1インクリメント
して同様の処理を繰り返し行なう(ステップ5〜8,1
0〜15)。
画像シフト量の積算値ΣS(n)を検査視野距離Hと比較
し、等しいか大きければ、得られた積分処理画像を1回
目であるか比較を行ない、1回目であればnをクリア
し、元へ戻る。2回目以後であり、検査が完了していな
ければ次の欠陥判定処理を行なう(ステップ14,1
6,17,18)。
第13a図及び第13b図は、欠陥判定処理のサブルー
チンを示したフローチャートである。このサブルーチン
は、システムコントローラ11より欠陥判定処理実行の
指令があり、1視野分の移動積分処理終了時に起動され
る。以下、順を追ってこの処理を説明する。
前述したように、1視野分の移動積分処理終了的に、縦
射影データ採取を開始し、シフトレジスタ1218の出力端
から縦射影データF(z)が出力されるので、まずステッ
プ2においてこのデータを読み取り、ステップ3におい
てレジスタT,W,G,Z,i及びzをクリア(O)す
る。
レジスタGは、副走査方向に連続してしきい値Wthを越
える縦射影データF(z)のグループを検出するためのフ
ラグであり、この値が0であればレジスタz(副走査ア
ドレスに対応)を逐次インクリメントしながらしきい値
Wthを越える縦射影データF(z)を探索する(ステップ
4,5,13,14)。この間にしきい値Wthを越える
縦射影データF(z)が見つつかると、ステップ6におい
てレジスタGの値を1にセットしてレジスタiを1イン
クメントし、ステップ7においてレジスタiの値で特定
されるレジスタW(i)(以下、レジスタW(i)という:他
についても同様)の値(当初は0)とデータF(z)より
小さい値であれば、ステップ8においてレジスタW(i)
にデータF(z)をを格納し、ステップ9においてレジス
タT(i)の値を1インクリメントし、ステップ13にお
いてレジスタzの値を1インクリメントしてステップ4
に戻る。
今度は、レジスタGの値が1であるので、ステップ10
において縦射影データF(z)としきい値Wth以下になるま
でステップ10,7〜9,13,14及び4を繰り返
す。この後、縦射影データF(z)がしきい値Wth以下にな
ると、ステップ11においてレジスタGをクリアし、ス
テップ12においてレジスタzの値からレジスタT(i)
の値の1/2を減じた値をレジスタZ(i)に格納する。
つまり、この時点で、しきい値Wthを越える縦射影デー
タF(z)グループのうち、上からi番目のグループの
「幅(グループ内の最大画素数)」がレジスタW(i)
に、「高さ(グループの副走査方向の画素数)」がレジ
スタT(i)に、「位置(グループの中心画素の副走査ア
ドレス)」がレジスタZ(i)に、それぞれ格納される。
縦射影データF(z)のすべてについて以上の処理を行な
い、しきい値Wthを越える縦射影データF(z)のグループ
の特徴量をレジスタW(i),T(i)及びZ(i)に整理する
と、次に特徴量と欠陥判定基準との比較により各グルー
プの吟味を行なう。
このとき検出したグループの数はレジスタiの値で示さ
れるので、ステップ15においてレジスタiの値をレジ
スタIに退避し、ステップ16においてレジスタAw,
Atをクリア(O)し、レジスタiに1を格納する。次
に、ステップ17においてレジスタW(i)に格納してい
るそのグループの幅データと幅判定基準W1lとを比較
し、ステップ18においてレジスタT(i)に格納してい
るそのグループの高さデータと高さ判定基準T1lとを
比較する。これらの比較において、幅データが幅判定基
準W1lを越え、且つ、高さデータが高さ判定基準H1
lを越える時には、その縦射影データF(z)のグループ
は欠陥に対応するものと判定し、ステップ19において
レジスタAw(i)にレジスタ(i)の値を、レジスタAt
(i)にレジスタ(i)の値をそれぞれ格納し、ステップ20
においてレジスタiの値を1インクリメントする。
上記の吟味をすべての縦射影データF(z)のそのグルー
プについて行ない、検出した欠陥の特徴量(幅及び高
さ)をレジスタAw及びAtに整理するとステップ22
においてそれらのデータをフレーム番号に対応付けて記
憶(登録)する。
以上の処理を、被検査材検知センサTSENが被検査材
なしを検出するまで、所定の撮像周期毎に繰り返す。
システムコントローラ11は、被検査材検知センサTS
ENの被検査材なしを検出すると、画像処理装置12の
マイクロコンピュータ1219に処理終了を出力する。これ
により、マイクロコンピュータ1219からフレーム番号に
対応付けられて登録された欠陥に関するデータが転送さ
れるので、画像処理装置12では、フレーム番号と欠陥
を整理し、被検査材先端からの距離に対応付けて各欠陥
ならびに特徴量を入出力装置14のディスプレィに表示
し、併せてプリンタを介してプリントアウトする。
また、ここでは、本発明をITVカメラによる撮像を用
いた被検査材のX線透視検査における欠陥検出に適用し
た例を説明したが、他の手段により採取した被検査材の
物理的な特徴データ用いる欠陥検出にも同様に適用する
ことができる。
[発明の効果] 以上説明したとうり、本発明においては、所定の方向に
移動する被検査材の、所定検出範囲の物理的な特徴を示
す特徴データに対し所定時間毎に移動した移動量を計測
し、特徴データを移動量分だけシフトさせて積分処理し
た特徴データを該検出範囲の2次元的な位置に対応付け
して抽出し、該特徴データを処理を加える方向に対応す
る方向に平滑化し、該平滑したデータと元の特徴データ
との差分データを求め、該差分データに基づいて被検査
材に生じた欠陥を検出している。
つまり、所定の方向にに移動する被検査材の、所定検出
範囲の物理的な特徴を示す特徴データに対し所定時間毎
に移動した移動量を計測し、特徴データを移動量分だけ
シフトさせて積分処理することにより、ノイズを低減し
画質の改善を行ない、また、移動速度の変化による濃度
むらの発生をなくした。積分処理された特徴データを処
理を加える方向に平滑化して、被検査材に加える処理が
予定している物理的特徴の変化を予測し、該予測と元の
特徴データとの差分に基づいて該処理が予定していなか
った被検査材の物理的特徴の変化を検出しているので、
被検査材に加えた処理の影響を受けることなく高い精度
で欠陥を検出することができる。
なお、実施例に示した装置では、実際の欠陥検出におい
て被検査材の板厚40mmにて深さ3mmの欠陥の検出が可
能という高い信頼性が得られている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を一態様で実施する被検査材の欠陥検
出装置の構成を示す模式図である。 第2図は、実施例の装置に備わる画像処理装置12の詳
細な構成を示すブロック図である。 第3a図,第3b図,第3c図及び第3d図は画像処理
装置12で行なわれる画像の移動積分処理の画像を示す
平面図、第4図は画像処理装置12で移動積分処理され
る画像の位置を示す模式図である。 第5a図及び第5b図は、それぞれ、移動積分処理未実
施時のX線透視画像と移動積分処理実施時のX線透視画
像を示す平面図である。 第6a図,第6b図,第7a図,第7b図,第8a図,
第8b図,第9a図及び第9b図は、画像処理装置12
で行なわれる欠陥検出処理における各画像を示す平面図
である。 第10a図,第10b図及び第10c図は、画像処理装
置で行なわれる欠陥の特徴データの抽出処理の内容を示
す平面図である。 第11図は、実施例の装置の全体動作を示すフローチャ
ートである。 第12図は、画像処理装置12で行なわれる移動積分処
理を示すフローチャートである。 第13a図及び第13b図は、画像処理装置12で行な
われる欠陥検出処理を示すフローチャートである。 1:パイプ、2:X線管 3:溶接部(ビード)、4:蛍光増倍管 5:ITVカメラ、6:カメラコントローラ 7:X線制御装置、8:高圧発生器 9:測長装置、10:プロコン 11:システムコントローラ 12:画像処理装置、13:モニター 14:入出力装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】X線透視検査において、所定の方向に移動
    する被検査物の、所定検出範囲の物理的な特徴を示す特
    徴データに対し、所定時間毎に移動した移動量を計測
    し、特徴データを移動量分だけシフトさせて積分処理し
    た特徴データを該検出範囲の2次元的な位置に対応付け
    して抽出し、該特徴データを処理を加える方向に対応す
    る方向に平滑化し、該平滑したデータと元の特徴データ
    との差分データを求め、該差分データに基づいて被検査
    物に生じた欠陥を検出する、X線透視検査方法。
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