JPH06240131A - 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 - Google Patents

導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

Info

Publication number
JPH06240131A
JPH06240131A JP2667993A JP2667993A JPH06240131A JP H06240131 A JPH06240131 A JP H06240131A JP 2667993 A JP2667993 A JP 2667993A JP 2667993 A JP2667993 A JP 2667993A JP H06240131 A JPH06240131 A JP H06240131A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molecular weight
low molecular
resin composition
weight
copolymer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2667993A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Okuzono
敏昭 奥園
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2667993A priority Critical patent/JPH06240131A/ja
Publication of JPH06240131A publication Critical patent/JPH06240131A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形品外観、機械的性質、耐熱性、寸法精度
を損なうことなく、特に成形時の流動性および導電性の
著しく改善されたポリフェニレンエーテル樹脂組成物を
提供する。 【構成】 (A)25℃クロロホルム溶液で測定した極
限粘度が0.50〜0.35dl/gのポリフェニレン
エーテル35〜95重量%、(B)ビニル芳香族炭化水
素樹脂0〜60重量%、(C)低分子量PPE、低分子
量ポリカーボネート、低分子量スチレン系共重合体、か
ら選ばれた1種以上の低分子量化合物3〜20重量%か
らなる組成物100重量部と(D)カーボンブラック3
〜30重量部からなる導電性を有するポリフェニレンエ
ーテル樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の樹脂組成物は、成形品外
観、機械的性質、耐熱性、寸法精度を損なうことなく、
特に成形時の流動性(以下流動性と略記)および導電性
の著しく改善されたポリフェニレンエーテル樹脂組成物
に関し、電気・電子部品、雑貨、IC用耐熱トレーなど
導電性の要求される分野で使用できる。
【0002】
【従来の技術】従来から、表面固有抵抗率の高いポリフ
ェニレンエーテル樹脂組成物に金属粉、金属繊維、金属
メッキしたガラス繊維、炭素繊維、カーボンブラックな
どを添加して、表面固有抵抗率を低下させた導電性ポリ
フェニレンエーテル樹脂組成物が開発され、電気・電子
部品、OA機器部品、IC用耐熱トレーなど導電性の要
求される分野で使用されている。
【0003】しかしながら、金属粉やカーボンブラック
をポリフェニレンエーテル樹脂に添加して導電性を付与
した樹脂組成物では、一般に溶融粘度が著しく高くな
り、射出成形が困難になるばかりではなく、成形品の外
観が悪くなると言う新たな問題が生じる。また、金属繊
維、金属メッキしたガラス繊維、炭素繊維をポリフェニ
レンエーテル樹脂に添加して導電性を付与したポリフェ
ニレンエーテル樹脂組成物の場合も、溶融粘度が高くな
り、成形品表面に繊維が露出して表面平滑性や外観を損
ない、場合によっては導電性のバラツキが大きく商品価
値を著しく低下させる。
【0004】また、荷重撓み温度と溶融粘度の低いポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ABSに金
属粉、金属繊維、金属メッキしたガラス繊維、炭素繊
維、カーボンブラックなどを添加して、表面固有抵抗率
を低下させた導電性樹脂組成物は、流動性にはすぐれて
いるが、機械的強度、耐熱性、寸法精度などが不十分
で、電気・電子部品、OA機器部品、IC用耐熱トレー
としては使用できない。
【0005】前記導電性ポリフェニレンエーテル樹脂組
成物の流動性改良のため、特開平2−283052号報
には、酸イミド化合物を添加することが提案されてい
る。しかし、ポリフェニレンエーテル樹脂組成物に流動
性を改良できる量の酸イミド化合物を添加した場合、溶
融混練時や射出成形時に酸イミド化合物が揮散し、流動
性改良効果が低下したり、金型や環境を汚染する問題を
引き起こす。
【0006】
【本発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上
記問題点を解決し、成形品外観、機械的性質、耐熱性、
寸法精度を損なうことなく、特に流動性と導電性の著し
く改善されたポリフェニレンエーテル樹脂組成物を提供
することにある。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明者は、上記の従来
の技術的課題を解決するため鋭意検討を行った。その結
果、成形品外観、機械的性質、耐熱性、寸法精度を損な
うことなく、特に、流動性と導電性の著しく改善された
ポリフェニレンエーテル樹脂組成物を再現性良く得るこ
とができ、本発明を完成させた。
【0008】すなわち、本発明は、(A)25℃クロロ
ホルム溶液で測定した極限粘度が0.50〜0.35d
l/gのポリフェニレンエーテル樹脂35〜95重量
%、(B)ビニル芳香族炭化水素樹脂0〜60重量%、
(C)低分子量ポリフェニレンエーテル、低分子量ポリ
カーボネート、低分子量スチレン系共重合体から選ばれ
た1種以上の低分子量化合物3〜20重量%からなる組
成物100重量部と(D)カーボンブラック3〜30重
量部からなる導電性を有する樹脂組成物である。本発明
の導電性PPE樹脂組成物は、特に流動性に優れている
ので、成形品の外観も良好で、荷重撓み温度が120℃
以上、表面抵抗率が107 Ω以下で導電性を有し、しか
も機械的性質や寸法精度を損なわないという特長を有す
る。
【0009】本発明に使用されるポリフェニレンエーテ
ル樹脂(以下、PPEと略称する)は、例えば特開昭6
3−286464号報に記載されている方法に準じて製
造できる。特に、ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フ
ェニレン)エーテル、2,6−ジメチル−1,4−フェ
ノール/2,3,6−トリメチル−1,4−フェノール
共重合体およびこれらにそれぞれスチレンをグラフト重
合したポリフェニレンエーテル−スチレングラフト共重
合体が本発明に用いられるPPEとして好ましい。これ
らのPPEのうち、極限粘度が、25℃クロロホルム溶
液で測定した時0.50〜35dl/gの範囲にあるも
のが使用される。極限粘度が0.50dl/gより高い
と組成物の溶融粘度が高くなり、溶融時の流動性が低下
して特に大型薄肉成形品の成形が困難になる。逆に、極
限粘度が0.35dl/gより低くなると機械的強度の
低下が大きく実用成形品としての価値が損なわれる。
【0010】本発明に使用されるビニル芳香族炭化水素
樹脂としては、スチレン、メチルスチレン、エチルスチ
レン、ジメチルスチレン、クロルスチレン、α−メチル
スチレンなどの単独重合体、共重合体が例示される。P
SやHIPSのようなポリスチレンが特に好ましい。
【0011】本発明の樹脂組成物の流動性改良を主目的
に用いられる低分子量重合体は、(a)低分子量PP
E、(b)低分子量ポリカーボネート、または(c)低
分子量スチレン系共重合体に限定される。なぜなら、そ
れら以外の低分子量重合体、例えば、低分子量ポリエチ
レンや低分子量ポリプロピレンを使用すると、単軸押出
機や二軸押出機で溶融混練する時にスクリューとシリン
ダー壁間で樹脂組成物がスリップを生じ、押出機のホッ
パー下から樹脂の出口であるノズル方向へ樹脂が進行せ
ず、溶融混練が困難になるからである。これに対し、本
発明で用いられる(a)低分子量PPE、(b)低分子
量ポリカーボネート、または(c)低分子量スチレン系
共重合体を樹脂組成物に添加した場合は、スクリューと
シリンダー壁間でスリップを生ずることなく、押出機で
の溶融混練が容易で、作業性に優れ、成形品に層剥離な
どの不良が発生しないことも本発明の樹脂組成物の大き
な特長である。
【0012】本発明に使用される(a)低分子量PPE
は、特公昭45−25992号報に記載されているよう
な、低分子量ポリフェニレンエーテルが(2,6−ジメ
チル−1,4−フェニレン)エーテル重合体、2,6−
ジメチル−1,4−フェノール/2,3,6−トリメチ
ル−1,4−フェノール共重合体およびこれらにスチレ
ンをグラフト重合したグラフト共重合体から選ばれた1
種以上のものが好適に使用できる。低分子量PPEとし
ては、極限粘度が0.05〜0.35dl/gのものが
好適に使用できる。低分子量PPEの極限粘度が0.0
5より小さいと、本発明樹脂組成物の機械的性質を損な
い、溶融混練時のガス発生量が多く、金型や環境汚染を
引き起こすので好ましくない。逆に、極限粘度が0.3
5dl/gを越えると、流動性改良効果が小さく好まし
くない。
【0013】本発明に使用される(b)低分子量ポリカ
ーボネートは、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3,5−ジフロモ−4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパンに代表
される芳香族二価フェノール系化合物と、ホスゲンや炭
酸エステルに代表されるカーボネート前駆体との反応に
よって得られる。芳香族二価フェノール系化合物は、1
種または数種を混合して用いても良い。本発明に使用さ
れる低分子量ポリカーボネートは、数平均分子量が10
00〜5000ののものであって、メチレンクロライド
中25℃で極限粘度0.3以下のものが好適に使用でき
る。この低分子量ポリカーボネートを製造するには、例
えば、ホスゲンを用いる界面重合法では、フェノールお
よび/またはアルキル置換フェノールを重合系に添加す
ることにより、分子鎖末端を封鎖して分子量の調整をす
れば良い。本発明の樹脂組成物に添加する低分子量ポリ
カーボネートは、数平均分子量が1000より低いもの
では本発明樹脂組成物の機械的性質を損ない、溶融混練
時のガス発生量が多く、金型や環境汚染を引き起こすの
で好ましくない。逆に、数平均分子量が5000を越え
るものでは流動性改良効果が小さく好ましくない。
【0014】本発明に使用される(c)低分子量スチレ
ン系共重合体としては、スチレン−アクリル系共重合
体、エチレン重合体に芳香族ビニル化合物がグラフト結
合した共重合体およびポリスチレン相および水素添加ポ
リ共役ジエン相からなるジブロックまたはトリブロック
共重合体から選ばれた1種以上が使用される。スチレン
−アクリル系共重合体としては、数平均分子量が100
0〜95000のものが好適に使用される。これらは、
三洋化成(株)からハイマーSBM−73、SBM10
0の商品名で販売されている。エチレン重合体に芳香族
ビニル化合物がグラフト結合した共重合体としては、エ
チレン重合体に芳香族ビニル化合物がグラフト結合した
構造からなる共重合体が使用される。両者の比はエチレ
ン重合体30〜70wt%対芳香族ビニル化合物70〜
30wt%が好適である。ここで、芳香族ビニル化合物
としては、スチレン、メチルスチレン、エチルスチレ
ン、ジメチルスチレン、クロルスチレン、α−メチルス
チレンなどが例示される。エチレン重合体に芳香族ビニ
ル化合物がグラフト結合した共重合体としては、数平均
分子量が10000〜200000のものが好適に使用
される。これらは、日本油脂(株)からモディパーの商
品名で販売されている。
【0015】ポリスチレン相および水素添加ポリ共役ジ
エン相からなるジブロックまたはトリブロック共重合体
としては、スチレン−共役ジエンのジブロックまたはト
リブロック共重合体の水素添加物が使用できる。共役ジ
エンとしては、ブタジエン、イソプレンなどが例示され
る。両者の比はポリスチレン相25〜75wt%対水素
添加共役ジエン相75〜25wt%が好適である。この
うち、特に、200℃、10Kgの条件で測定したメル
トインデックス(以下MIと略記)が0.1〜200g
/10分のものが好適である。低分子量スチレン系共重
合体において、数平均分子量が低すぎたり、MI値が高
すぎると、本発明樹脂組成物の機械的性質を損ない、溶
融混練時のガス発生量が多く、金型や環境汚染を引き起
こすので好ましくない。逆に、数平均分子量が高すぎた
り、MI値が低すぎると、流動性の改良効果が小さく好
ましくない。好適なスチレン−共役ジエンのジブロック
またはトリブロック共重合体の水素添加物としては、
(株)クラレからセプトンの商品名で販売されているも
のが挙げられる。前記した各種の低分子量スチレン系共
重合体は、既に公知の塊状重合、溶液重合、乳化重合、
懸濁重合などのいずれの方法で製造されても良い。
【0016】本発明において使用される(D)カーボン
ブラックは、粉末状、顆粒状の炭素である。たとえば、
ファネスブラック、アセチレンブラックなどが好適に用
いられる。これらは、アメリカのCABOT社から販売
されているバルカンXC72、旭カーボン(株)から販
売されている旭HS−500、オランダ・アクゾ社から
販売されているケッチェンブラックEC、東海カーボン
から販売されているSEAST−116などがある。
【0017】本発明の樹脂組成物の混合比率は、(A)
PPE35〜95重量%、(B)ビニル芳香族炭化水素
樹脂0〜60重量%、(C)低分子量PPE、低分子量
ポリカーボネート、低分子量スチレン系共重合体から選
ばれた1種以上の低分子量化合物3〜20重量%からな
る組成物100重量部、および(D)カーボンブラック
3〜30重量部が好適である。PPEの混合比率が35
重量%より低いと、機械的性質が低下し、また荷重撓み
温度が120℃以下となり好ましくない。逆に、PPE
の混合比率が95重量%より高いと溶融粘度が著しく高
くなり、成形性に劣り好ましくない。ビニル芳香族炭化
水素樹脂の添加率が60重量%を越えると、特に荷重撓
み温度が120℃以下となり、好ましくない。
【0018】低分子量PPE、低分子量ポリカーボネー
ト、低分子量スチレン系共重合体から選ばれた1種以上
の低分子量化合物の添加率が3重量%より低いと、樹脂
組成物の流動性改良効果が小さく、20重量%を越える
と荷重撓み温度の低下や、機械的性質の低下が大きくな
り、ともに好ましくない。カーボンブラックの添加率
が、3重量部より低いと成形品の導電性が不足し、30
重量部を越えると、樹脂組成物の溶融粘度が著しく高
く、射出成形が困難になり、実用価値が無くなるので好
ましくない。
【0019】本発明の樹脂組成物には、導電性を損なわ
ない範囲で、他の熱可塑性樹脂、例えば、PC、PB
T、PET、PE、PP、6ナイロン、6,6ナイロ
ン、12ナイロン、POM、PMMA、MS、MBS、
AS、AAS、AES、AMBSなどが添加できる。本
発明の樹脂組成物には、導電性を損なわない範囲で、エ
ラストマー、例えば、スチレン−イソプレン共重合体、
アクリルゴム、ニトリル系エラストマー、SBR、ポリ
ブタジエンゴム、ポリイソプレンゴム、熱可塑性ポリエ
ステルエラストマー、ポリエステル−ポリエーテルコエ
ラストマー、水添ポリイソプレン、水添SEBSエラス
トマー(例、シェル化学(株)、クレイトンG)、EV
A、エチレン−αオレフィン共重合体(例、三井石油化
学(株)、タフマー)およびプロピレン−αオレフィン
共重合体などが添加できる。
【0020】本発明の導電性PPE樹脂組成物の機械的
強度、剛性、寸法安定性改良のため、ガラス繊維、ガラ
スビーズ、ガラスフレーク、ガラス繊維クロス、ガラス
繊維マット、グラファイト、炭素繊維、炭素繊維クロ
ス、炭素繊維マット、アルミおよびステンレスや銅から
作った金属繊維や金属フレーク、金属粉末、有機繊維、
針状チタンサンカリウム、マイカ、タルク、クレー、酸
化チタンから選ばれた1種以上の強化剤を添加しても良
い。上記強化剤の表面を公知の表面処理剤、例えばビニ
ルアルキルシラン、メタクリロアルキルシラン、エポキ
シアルキルシラン、アミノアルキルシラン、メルカプト
アルキルシラン、クロロアルキルシランなどで表面処理
を行ってもよい。
【0021】本発明の導電性PPE樹脂組成物には、必
要に応じて、難燃剤としてトリフェニールホスヘートや
トリクレジルホスヘート、あるいはそれらの重縮合体、
または赤リンのような公知のリン化合物を添加できる。
また、デカブロムジフェニールエーテル、ブロム化ポリ
スチレン、低分子量ブロム化ポリカーボネート、ブロム
化エポキシ化合物のようなハロゲン化合物を難燃剤とし
て添加できる。ハロゲン化合物と三酸化アンチモンまた
は/および四酸化アンチモンのような難燃剤助剤も添加
できる。
【0022】本発明の導電性PPE樹脂組成物には、必
要に応じて、すでに公知のフェノール系酸化防止剤、ホ
スファイト系酸化防止剤、チオエーテル系酸化防止剤、
ヒンダードフェノール系、硫化亜鉛、酸化亜鉛などの酸
化防止剤、熱安定剤を用いることができる。さらに必要
に応じて、可塑剤、潤滑剤、離型剤なども添加すること
ができる。
【0023】本発明の導電性PPE樹脂組成物は、一般
に熱可塑性樹脂組成物の製造に用いられる設備と方法に
より製造することができる。例えば、導電性PPE樹脂
組成物を構成する成分を一括してタンブラーなどの混合
機で混合し、一軸や二軸の押出機を使用して混練し、押
出して成形用ペレットを製造することも可能である。ま
た、低分子量ポリフェニレンエーテル、低分子量ポリカ
ーボネート、低分子量スチレン系共重合体から選ばれた
1種以上の低分子量化合物とカーボブラックを溶融混練
後、他の成分を加えて混合しても良い。
【0024】以上の説明から明らかなように、本発明の
導電性PPE樹脂組成物は、成形品外観、機械的性質、
耐熱性、寸法精度を損なうことなく、流動性および導電
性が改善されているので、電気・電子部品、雑貨、IC
用耐熱トレーなど導電性の要求される分野で使用でき
る。次の実施例と比較例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。実施
例と比較例における試験片の成形方法、試験方法は次の
通りである。 (1)メルトフローインデックス(以下MIと略記し単
位はg/10分) 成形時の流動性の大小を比較するため、樹脂組成物のM
IをJIS−K7210に準拠して測定する。MI試験
機は東洋精機製を使用し、荷重2.16Kg、測定温度
300℃とする。
【0025】(2)試験片の成形条件 本発明の樹脂組成物ペレットを100℃で5時間乾燥
後、住友重機械製SG125型射出成形機により金型温
度100℃、シリンダー設定温度280℃、射出圧力9
8MPaで、120×120×3mmの角板を射出成形
した。角板の成形条件と同一条件で、63.5×12.
7×3.2mmのアイゾット衝撃試験片、127×1
2.7×6.35mmの荷重撓み温度試験片を成形し
た。
【0026】(3)表面抵抗率測定法 120×120×3mmの角板の6か所に、10mm間
隔で銀塗料を6×10mmに塗布し、23℃室内で48
時間以上乾燥し、角板上に銀電極を作製した。角板上の
銀電極間の抵抗をアドバンテック社のデジタルマルチメ
ーターIR−6853にて測定した。測定は7か所/枚
測定し、最大値と最小値を除いた5回の表面抵抗率の測
定値の平均値(以下SRと略記し、単位はΩ)で示し
た。
【0027】(4)アイゾット衝撃強度測定法(以下I
Zと略記し、単位はKgcm/cm) ASTM−D256に準じ、0.25Rのノッチを切削
加工により切り込み、23℃で5本づつ測定し、5本の
平均値で示した。
【0028】(5)荷重撓み温度(DTULと略記し、
単位は℃) ASTM−D648に準じ、荷重1.82MPaで3本
測定し、その平均値で示した。
【0029】
【実施例】
実施例1〜7と比較例1〜5 PPEとして三菱瓦斯化学(株)製の極限粘度0.42
のPPE、ハイインパクトポリスチレン(以下HIPS
と略記)として電気化学(株)製HI−S−3、低分子
量PPEとして、極限粘度が0.10dl/gの三菱瓦
斯化学製のPPE(低PPEと略記)を、低分子量スチ
レンアクリロニトリルコポリマーとして三洋化成(株)
製ハイマーSMB−73(分子量40000、以下SM
Bと略記)、(株)クラレ製SEPS・2002(スチ
レン含有率30wt%、200℃、10Kgで測定した
MIが100g/10分、以下SEPSと略記)、低分
子量ポリカーボネートとして三菱瓦斯化学(株)製AL
オリゴマー(分子量1500、以下ALと略記)、カー
ボンブラックとしてオランダ国アクゾ社製ケッチェンブ
ラックEC、(以下ECと略記)を、表1〜2に示す比
率で溶融混練後、試験片を成形し、試験した。結果を表
1〜2に示す。
【0030】
【発明の効果】本発明の樹脂組成物は、成形品外観、機
械的性質、耐熱性、寸法精度を損なうことなく、特に成
形時の流動性および導電性が著しく改善されているの
で、電気・電子部品、雑貨、IC用耐熱トレーなど導電
性の要求される分野で好適に使用できる。
【0031】
【表1】 表1 実施例番号 1 2 3 4 5 6 7 PPE (重量部) 50 40 40 60 80 60 50 HIPS(重量部) 35 55 55 30 10 25 40 低PPE(重量部) 15 SMB (重量部) 5 5 10 15 SEPS(重量部) 10 AL (重量部) 10CB (重量部) 10 8 10 10 10 20 10 MI 15 9 7 13 5 7 8 DTUL 140 125 125 145 160 150 140 IZ 7 8 7 7 6 4 8 SR 105 106 105 105 104 102 105
【0032】
【表2】 表2 比較例番号 1 2 3 4 5 PPE (重量部) 40 60 80 60 40 HIPS(重量部) 60 35 20 25 55 SMB (重量部) 15 5 AL (重量部) 5 CB (重量部) 10 1 10 40 1 MI 1 13 <1 <1 11 HDT 120 145 160 *1 120 IZ 7 7 6 *1 9SR *1 1014 *1 *1 1013 註)*1は溶融粘度が高すぎて試験片が成形できず、物
性値が測定できなかったことを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 53/02 LLV 7308−4J LLY 7308−4J LLZ 7308−4J H01B 1/24 Z 7244−5G //(C08L 71/12 25:00 69:00)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)25℃クロロホルム溶液で測定し
    た極限粘度が0.50〜0.35dl/gのポリフェニ
    レンエーテル樹脂35〜95重量%、(B)ビニル芳香
    族炭化水素樹脂0〜60重量%、(C)低分子量ポリフ
    ェニレンエーテル、低分子量ポリカーボネート、低分子
    量スチレン系共重合体から選ばれた1種以上の低分子量
    化合物3〜20重量%からなる組成物100重量部と
    (D)カーボンブラック3〜30重量部からなる導電性
    を有する樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)ポリフェニレンエーテル樹脂がポ
    リ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル
    重合体、2,6−ジメチル−1,4−フェノール/2,
    3,6−トリメチル−1,4−フェノール共重合体およ
    びこれらにスチレンをグラフト重合したグラフト共重合
    体から選ばれた1種であることを特徴とする請求項1の
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (C)低分子量ポリフェニレンエーテル
    が(2,6−ジメチル−1,4−フェニレン)エーテル
    重合体、2,6−ジメチル−1,4−フェノール/2,
    3,6−トリメチル−1,4−フェノール共重合体およ
    びこれらにスチレンをグラフト重合したグラフト共重合
    体から選ばれた1種以上であって、極限粘度が0.05
    〜0.30dl/gであることを特徴とする請求項1の
    樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 (C)低分子量ポリカーボネートが数平
    均分子量1000〜5000のポリカーボネートである
    ことを特徴とする請求項1の樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 (C)低分子量スチレン系共重合体が数
    平均分子量1000〜95000の、スチレン−アクリ
    ロニトリル共重合体であることを特徴とする請求項1の
    樹脂組成物。
  6. 【請求項6】 (C)低分子量スチレン系共重合体が、
    数平均分子量10000〜200000の、エチレン重
    合体に芳香族ビニル化合物がグラフト結合した共重合体
    であることを特徴とする請求項1の樹脂組成物。
  7. 【請求項7】 (C)低分子量スチレン系共重合体が、
    ポリスチレン相および水素添加ポリ共役ジエン相からな
    るジブロックまたはトリブロック共重合体であって、2
    00℃、10Kgの条件で測定したメルトインデックス
    が0.1〜200g/10分であることを特徴とする請
    求項1の樹脂組成物。
JP2667993A 1993-02-16 1993-02-16 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物 Pending JPH06240131A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2667993A JPH06240131A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2667993A JPH06240131A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06240131A true JPH06240131A (ja) 1994-08-30

Family

ID=12200089

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2667993A Pending JPH06240131A (ja) 1993-02-16 1993-02-16 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06240131A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256143A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Riken Technos Corp 導電性ポリフェニレンエーテル樹脂組成物及びその成形品
JP2006519298A (ja) * 2003-02-28 2006-08-24 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ポリ(アリーレンエーテル)組成物
WO2014097360A1 (ja) * 2012-12-20 2014-06-26 東京インキ株式会社 半導体集積回路装置包装トレイ用樹脂組成物および半導体集積回路装置包装トレイ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002256143A (ja) * 2001-03-02 2002-09-11 Riken Technos Corp 導電性ポリフェニレンエーテル樹脂組成物及びその成形品
JP2006519298A (ja) * 2003-02-28 2006-08-24 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ポリ(アリーレンエーテル)組成物
WO2014097360A1 (ja) * 2012-12-20 2014-06-26 東京インキ株式会社 半導体集積回路装置包装トレイ用樹脂組成物および半導体集積回路装置包装トレイ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU565562B2 (en) Synergistic effect of metal flake and metal or metal coated fiber on emi shielding effectiveness of thermoplastics
US4596670A (en) EMI shielding effectiveness of thermoplastics
US6043307A (en) Styrene-based resin composition
DE69902600T2 (de) Styrolharzzusammensetzung und Verfahren zu ihrer Herstellung, sowie Verfahren zur Herstellung von Formkörpern aus Styrolharz
US5990217A (en) Styrene based resin composition
AU3759400A (en) Polyphenylene ether resin concentrates containing organic phosphates
KR940010825B1 (ko) 스티렌계 수지 조성물
US6376606B1 (en) Semi-transparent blends of polyphenylene ether and styrenic copolymers
JP3705624B2 (ja) 酸変性ポリフェニレンエーテルの製造法
US6087435A (en) Composition of styrene resin, thermoplastic resin and rubber particles
JPH05271532A (ja) 導電性樹脂組成物
JP2000080228A (ja) スチレン系熱可塑性樹脂組成物
US6046275A (en) Styrene resin with rubber polymer particles
JPH06240131A (ja) 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JP3006647B2 (ja) 導電性ポリフェニレンエーテル系樹脂組成物
JPH11302480A (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH07165998A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3181702B2 (ja) 熱安定性に優れた樹脂組成物の製造法
JP2006274032A (ja) ポリフェニレンエーテル樹脂組成物
JPS6154337B2 (ja)
JP2006137808A (ja) 回収スチレン系樹脂含有ポリフェニレンエーテル樹脂組成物
JP4567218B2 (ja) 導電性ポリフェニレンエーテル樹脂組成物及びその成形品
JPH111589A (ja) 樹脂の組成物およびic用耐熱トレー
JPH0264140A (ja) スチレン系樹脂組成物
JPH0657127A (ja) 耐衝撃性に優れた樹脂組成物