JPH06240297A - 酵素固定化洗浄用助剤 - Google Patents
酵素固定化洗浄用助剤Info
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- JPH06240297A JPH06240297A JP5026847A JP2684793A JPH06240297A JP H06240297 A JPH06240297 A JP H06240297A JP 5026847 A JP5026847 A JP 5026847A JP 2684793 A JP2684793 A JP 2684793A JP H06240297 A JPH06240297 A JP H06240297A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】水溶性有機高分子重合体に、蛋白質分解酵素
と、蛋白質分解酵素以外の少なくとも1種類以上の消化
酵素を固定化させたことを特徴とする酵素固定化洗浄用
助剤。 【効果】従来の洗浄用助剤として蛋白質分解酵素と他の
酵素が配合された場合の保管中における蛋白質分解酵素
による酵素の失活の問題、浸け置き洗いや洗浄中におけ
る蛋白質分解酵素による酵素の失活問題、洗浄力低下の
問題などに対して顕著な効果を有するものであり、高い
酵素活性、洗浄性を維持することができる。
と、蛋白質分解酵素以外の少なくとも1種類以上の消化
酵素を固定化させたことを特徴とする酵素固定化洗浄用
助剤。 【効果】従来の洗浄用助剤として蛋白質分解酵素と他の
酵素が配合された場合の保管中における蛋白質分解酵素
による酵素の失活の問題、浸け置き洗いや洗浄中におけ
る蛋白質分解酵素による酵素の失活問題、洗浄力低下の
問題などに対して顕著な効果を有するものであり、高い
酵素活性、洗浄性を維持することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、酵素配合洗浄剤におい
て、蛋白質分解酵素による酵素同志の共食い失活を防止
すると同時に、酵素単独での活性保持に対しても有効な
酵素固定化洗浄用助剤に関するものである。
て、蛋白質分解酵素による酵素同志の共食い失活を防止
すると同時に、酵素単独での活性保持に対しても有効な
酵素固定化洗浄用助剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、洗浄用助剤として蛋白質・脂質を
分解する酵素類が優れた効果をあげていることは周知の
事実であり、これらの酵素類を配合した酵素配合洗浄剤
が各分野で広く用いられている。
分解する酵素類が優れた効果をあげていることは周知の
事実であり、これらの酵素類を配合した酵素配合洗浄剤
が各分野で広く用いられている。
【0003】しかし、これらの酵素配合洗浄剤の中でも
特に蛋白質分解酵素と他の酵素が配合されたものでは、 酵素配合液体洗浄剤では長期保管中に溶液安定性がく
ずれ、配合された酵素の変性、失活が起り、失活した酵
素は蛋白質分解酵素の影響をさらに受けやすくなるため
失活が進み洗浄力の低下が起る。 蛋白質分解酵素が配合されている洗浄剤水溶液では、
浸け置き洗い、あるいは洗浄中において、蛋白質分解酵
素による配合酵素の失活が生じ、酵素活性を著しく低下
させるため、洗浄力の低下が起る。 などの欠点があった。
特に蛋白質分解酵素と他の酵素が配合されたものでは、 酵素配合液体洗浄剤では長期保管中に溶液安定性がく
ずれ、配合された酵素の変性、失活が起り、失活した酵
素は蛋白質分解酵素の影響をさらに受けやすくなるため
失活が進み洗浄力の低下が起る。 蛋白質分解酵素が配合されている洗浄剤水溶液では、
浸け置き洗い、あるいは洗浄中において、蛋白質分解酵
素による配合酵素の失活が生じ、酵素活性を著しく低下
させるため、洗浄力の低下が起る。 などの欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記したよ
うな問題点、即ち、洗浄用助剤として蛋白質分解酵素と
他の酵素が配合された場合の保管中における蛋白質分解
酵素による酵素の失活の問題、浸け置き洗いや洗浄中に
おける蛋白質分解酵素による酵素の失活問題、洗浄力低
下の問題などを解決した酵素固定化洗浄用助剤を提供す
ることを目的とする。
うな問題点、即ち、洗浄用助剤として蛋白質分解酵素と
他の酵素が配合された場合の保管中における蛋白質分解
酵素による酵素の失活の問題、浸け置き洗いや洗浄中に
おける蛋白質分解酵素による酵素の失活問題、洗浄力低
下の問題などを解決した酵素固定化洗浄用助剤を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は次の構成を有する。
め、本発明は次の構成を有する。
【0006】すなわち、水溶性有機高分子重合体に、蛋
白質分解酵素と、蛋白質分解酵素以外の少なくとも1種
類以上の消化酵素を固定化させたことを特徴とする酵素
固定化洗浄用助剤である。
白質分解酵素と、蛋白質分解酵素以外の少なくとも1種
類以上の消化酵素を固定化させたことを特徴とする酵素
固定化洗浄用助剤である。
【0007】本発明は、蛋白質分解酵素と他の酵素の併
用だけでは到達し得なかった酵素の安定性・洗浄性を、
蛋白質分解酵素と消化酵素を水溶性有機高分子重合体に
固定化することにより可能ならしめたものである。
用だけでは到達し得なかった酵素の安定性・洗浄性を、
蛋白質分解酵素と消化酵素を水溶性有機高分子重合体に
固定化することにより可能ならしめたものである。
【0008】水溶性有機高分子重合体に酵素を固定化す
ると、高い酵素活性と安定性を発現すると同時に、固定
化酵素自身が水溶性であるため被分解物質との親和性を
高く維持することができる。
ると、高い酵素活性と安定性を発現すると同時に、固定
化酵素自身が水溶性であるため被分解物質との親和性を
高く維持することができる。
【0009】また、固定化担体である水溶性有機高分子
重合体は、蛋白質分解酵素あるいはその他の固定化され
る消化酵素によって固定化担体自身が分解されると酵素
が単独で遊離する形となり、蛋白質分解酵素の影響を他
の酵素が直接受けて失活する恐れがあるため、本発明に
おける水溶性有機高分子重合体としては、蛋白質分解酵
素あるいはその他の固定化される消化酵素によって分解
されないものが好ましい。
重合体は、蛋白質分解酵素あるいはその他の固定化され
る消化酵素によって固定化担体自身が分解されると酵素
が単独で遊離する形となり、蛋白質分解酵素の影響を他
の酵素が直接受けて失活する恐れがあるため、本発明に
おける水溶性有機高分子重合体としては、蛋白質分解酵
素あるいはその他の固定化される消化酵素によって分解
されないものが好ましい。
【0010】本発明において用いられる水溶性有機高分
子重合体は、水溶性を有する有機高分子重合体であれば
よいが、なかでもメチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体が、固定化させる酵素反応によって分解しな
いこと、酵素と固定化担体との結合が容易であること、
固定化後の酵素活性の維持性が高いことなどの観点から
優れているので好ましく用いられる。
子重合体は、水溶性を有する有機高分子重合体であれば
よいが、なかでもメチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体が、固定化させる酵素反応によって分解しな
いこと、酵素と固定化担体との結合が容易であること、
固定化後の酵素活性の維持性が高いことなどの観点から
優れているので好ましく用いられる。
【0011】蛋白質分解酵素、蛋白質分解酵素以外の少
なくとも1種以上の消化酵素の各々の酵素が単独で固定
化された状態で併用する場合では、蛋白質分解酵素が固
定化されてはいるが遊離した状態となり、酵素同志の共
食い・失活が起りやすいが、蛋白質分解酵素と蛋白質分
解酵素以外の少なくとも1種以上の消化酵素を同時に水
溶性有機高分子重合体に固定化することにより、遊離し
た酵素による共食い、失活が起りにくくなり、活性保持
性が大きく改善される。
なくとも1種以上の消化酵素の各々の酵素が単独で固定
化された状態で併用する場合では、蛋白質分解酵素が固
定化されてはいるが遊離した状態となり、酵素同志の共
食い・失活が起りやすいが、蛋白質分解酵素と蛋白質分
解酵素以外の少なくとも1種以上の消化酵素を同時に水
溶性有機高分子重合体に固定化することにより、遊離し
た酵素による共食い、失活が起りにくくなり、活性保持
性が大きく改善される。
【0012】本発明において、固定化する酵素として蛋
白質分解酵素を用いることは、生活汚れの中で汚れ物質
のバインダー的働きをする蛋白質を分解し、繊維布帛の
汚れを効果的に除去しやすくすることができるので重要
である。
白質分解酵素を用いることは、生活汚れの中で汚れ物質
のバインダー的働きをする蛋白質を分解し、繊維布帛の
汚れを効果的に除去しやすくすることができるので重要
である。
【0013】蛋白質分解酵素としては、洗濯に際して、
汚れやシミを容易に分解することが知られている任意の
蛋白質分解酵素が挙げられる。蛋白質分解酵素の中でも
好適な蛋白質分解酵素としては、中性からアルカリ領域
で高い活性を示すアルカリプロテアーゼを挙げることが
できる。
汚れやシミを容易に分解することが知られている任意の
蛋白質分解酵素が挙げられる。蛋白質分解酵素の中でも
好適な蛋白質分解酵素としては、中性からアルカリ領域
で高い活性を示すアルカリプロテアーゼを挙げることが
できる。
【0014】また、本発明において蛋白質分解酵素以外
の少なくとも1種類以上の消化酵素を用いることは、生
活汚れに関わっている汚れ成分のほとんどが生体系およ
び食品系の汚れであり、これらの汚れを蛋白質分解酵素
との相乗効果によって効率よく除去するため、重要であ
る。
の少なくとも1種類以上の消化酵素を用いることは、生
活汚れに関わっている汚れ成分のほとんどが生体系およ
び食品系の汚れであり、これらの汚れを蛋白質分解酵素
との相乗効果によって効率よく除去するため、重要であ
る。
【0015】消化酵素としては特に限定されることな
く、油脂を加水分解する各種リパーゼ類、デンプンを加
水分解するアミラーゼ類などを挙げることができる。
く、油脂を加水分解する各種リパーゼ類、デンプンを加
水分解するアミラーゼ類などを挙げることができる。
【0016】上記のような構成からなる本発明の洗浄用
助剤は、水溶性有機重合体に蛋白質分解酵素と他の消化
酵素が固定化されているため、従来のような酵素の変
性、失活、蛋白質分解酵素による配合酵素の失活、洗浄
力の低下が抑制されることにより、高い酵素活性、洗浄
性を維持することが可能となるのである。
助剤は、水溶性有機重合体に蛋白質分解酵素と他の消化
酵素が固定化されているため、従来のような酵素の変
性、失活、蛋白質分解酵素による配合酵素の失活、洗浄
力の低下が抑制されることにより、高い酵素活性、洗浄
性を維持することが可能となるのである。
【0017】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに具体的に
説明する。
説明する。
【0018】また、実施例中の測定方法は次の方法で行
ない、測定結果を表1に示した。なお、実施例の%は重
量%を意味する。
ない、測定結果を表1に示した。なお、実施例の%は重
量%を意味する。
【0019】(1) 溶液液中での酵素安定性 一定期間放置後、溶液中における蛋白質分解酵素により
分解されていない消化酵素の残存活性をもとめて算出し
た。
分解されていない消化酵素の残存活性をもとめて算出し
た。
【0020】消化酵素として、油脂分解酵素(リパー
ゼ)であるリリパーゼB−2(ナガセ生化学工業株式会
社製)、デンプン分解酵素(アミラーゼ)であるスピタ
ーゼLH(ナガセ生化学工業株式会社製)を用い、それ
ら消化酵素単独の単位重量当たりの活性を100とし、
洗浄液中酵素の単位重量当たりの相対活性として算出し
た。
ゼ)であるリリパーゼB−2(ナガセ生化学工業株式会
社製)、デンプン分解酵素(アミラーゼ)であるスピタ
ーゼLH(ナガセ生化学工業株式会社製)を用い、それ
ら消化酵素単独の単位重量当たりの活性を100とし、
洗浄液中酵素の単位重量当たりの相対活性として算出し
た。
【0021】また、液安定性を示すひとつの尺度とし
て、一定期間放置後、変性、不溶化してしまった酵素
(蛋白質)による洗浄液の濁度を4段階(◎:濁ってい
ない、○:わずかに濁っている、△:濁っている、×:
非常に濁っている)に視覚判定した。
て、一定期間放置後、変性、不溶化してしまった酵素
(蛋白質)による洗浄液の濁度を4段階(◎:濁ってい
ない、○:わずかに濁っている、△:濁っている、×:
非常に濁っている)に視覚判定した。
【0022】(2) 酵素固定化洗浄用助剤による洗浄性 布帛を汚染液に浸漬、風乾し汚染布帛とした。
【0023】酵素固定化洗浄用助剤を市販洗剤(添加酵
素なし)洗浄液に加え、上記汚染布帛を一定時間洗濯の
後、布帛に残存した汚れの程度を汚染用グレースケール
を用いて評価した。
素なし)洗浄液に加え、上記汚染布帛を一定時間洗濯の
後、布帛に残存した汚れの程度を汚染用グレースケール
を用いて評価した。
【0024】条 件 布帛 :ポリエステルタフタ 経糸、緯糸;75デニール×36フィラメント 織密度;縦98×横84/インチ 目 付;64g/m2 汚染液 :生卵に、馬鈴薯デンプンを生卵に対し1%、
カーボンブラックを生卵に対し1%を加えてなるもの 洗剤濃度:ザブ(花王株式会社製)を100℃×3分間
の酵素失活処理したもの2g/l 酵素固定化洗浄用助剤:蛋白質分解酵素量を基準とし、
蛋白質分解酵素が0.5g/lになるよう添加 洗濯条件:40℃×25分間洗い、10分間すすぎ
カーボンブラックを生卵に対し1%を加えてなるもの 洗剤濃度:ザブ(花王株式会社製)を100℃×3分間
の酵素失活処理したもの2g/l 酵素固定化洗浄用助剤:蛋白質分解酵素量を基準とし、
蛋白質分解酵素が0.5g/lになるよう添加 洗濯条件:40℃×25分間洗い、10分間すすぎ
【0025】実施例1 蛋白質分解酵素 「ビオプラーゼAPL−30」(ナガセ生化学工業株式
会社製) 20g/lリン酸緩衝液 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 20g/lリン酸緩衝液 「スピターゼLH」(デンプン分解酵素;ナガセ生化学
工業株式会社製) 20g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 80g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、酵素固定化洗浄用助剤を得た。
会社製) 20g/lリン酸緩衝液 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 20g/lリン酸緩衝液 「スピターゼLH」(デンプン分解酵素;ナガセ生化学
工業株式会社製) 20g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 80g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、酵素固定化洗浄用助剤を得た。
【0026】表1に示すように、固定化された消化酵素
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
85%、アミラーゼ:80%と高く、洗浄液には濁りも
認められなかった。
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
85%、アミラーゼ:80%と高く、洗浄液には濁りも
認められなかった。
【0027】また、洗濯後の残存汚れのグレースケール
の級判定では5級と洗浄効果の高い酵素固定化洗浄用助
剤が得られた。
の級判定では5級と洗浄効果の高い酵素固定化洗浄用助
剤が得られた。
【0028】実施例2 蛋白質分解酵素 「ビオプラーゼAPL−30」(ナガセ生化学工業株式
会社製) 15g/lリン酸緩衝液 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 15g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF 社製、MW:20,000) 60g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、本発明による酵素固定化洗浄用助剤を得た。
会社製) 15g/lリン酸緩衝液 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 15g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF 社製、MW:20,000) 60g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、本発明による酵素固定化洗浄用助剤を得た。
【0029】表1に示すように、固定化された消化酵素
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
85%と高く、洗浄液には濁りも認められなかった。
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
85%と高く、洗浄液には濁りも認められなかった。
【0030】消化酵素にアミラーゼが存在しない分、洗
濯後の残存汚れのグレースケールの級判定では4−5級
と若干洗浄効果の低い酵素固定化洗浄用助剤が得られ
た。
濯後の残存汚れのグレースケールの級判定では4−5級
と若干洗浄効果の低い酵素固定化洗浄用助剤が得られ
た。
【0031】実施例3 実施例1に基づいて酵素溶液3種類を調製したものと、
水溶性有機高分子重合体として グルタルアルデヒド(25%水溶液):320g/lリ
ン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、本発明による酵素固定化洗浄用助剤を得た。
水溶性有機高分子重合体として グルタルアルデヒド(25%水溶液):320g/lリ
ン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、本発明による酵素固定化洗浄用助剤を得た。
【0032】表1に示すように、固定化された消化酵素
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
75%、アミラーゼ:75%と高く、洗浄液には少し濁
りが認められた程度であった。
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
75%、アミラーゼ:75%と高く、洗浄液には少し濁
りが認められた程度であった。
【0033】水溶性有機高分子重合体の違いにより、固
定化された消化酵素の活性が低下した分、洗濯後の残存
汚れのグレースケールの級判定では4級と洗浄効果の少
し低い酵素固定化洗浄用助剤が得られた。
定化された消化酵素の活性が低下した分、洗濯後の残存
汚れのグレースケールの級判定では4級と洗浄効果の少
し低い酵素固定化洗浄用助剤が得られた。
【0034】実施例4 実施例2に基づいて酵素溶液2種類を調製したものと水
溶性有機高分子重合体として グルタルアルデヒド(25%水溶液):240g/lリ
ン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、本発明による酵素固定化洗浄用助剤を得た。
溶性有機高分子重合体として グルタルアルデヒド(25%水溶液):240g/lリ
ン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、本発明による酵素固定化洗浄用助剤を得た。
【0035】表1に示すように、固定化された消化酵素
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
75%と高く、洗浄液には少し濁りが認められた程度で
あった。
の残存活性は、一定期間(30日)放置後もリパーゼ:
75%と高く、洗浄液には少し濁りが認められた程度で
あった。
【0036】水溶性有機高分子重合体の違いにより、固
定化された消化酵素の活性が低下した分と消化酵素にア
ミラーゼが存在しない分、洗濯後の残存汚れのグレース
ケールの級判定では3−4級と洗浄効果の低い酵素固定
化洗浄用助剤が得られた。
定化された消化酵素の活性が低下した分と消化酵素にア
ミラーゼが存在しない分、洗濯後の残存汚れのグレース
ケールの級判定では3−4級と洗浄効果の低い酵素固定
化洗浄用助剤が得られた。
【0037】比較例1 蛋白質分解酵素 「ビオプラーゼAPL−30」(ナガセ生化学工業株式
会社製) 10g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 40g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、酵素固定化物質を得た。
会社製) 10g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 40g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行ない、酵素固定化物質を得た。
【0038】表1に示すように、一定期間(30日)放
置後も洗浄液に濁りは認められないが、固定化された消
化酵素が存在しない分、洗濯後の残存汚れのグレースケ
ールの級判定では3級と洗浄効果のない酵素固定化物質
が得られた。
置後も洗浄液に濁りは認められないが、固定化された消
化酵素が存在しない分、洗濯後の残存汚れのグレースケ
ールの級判定では3級と洗浄効果のない酵素固定化物質
が得られた。
【0039】比較例2 蛋白質分解酵素 「ビオプラ−ゼAPL−30」(ナガセ生化学工業株式
会社製) 30g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 120g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行なった(A液)。
会社製) 30g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 120g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行なった(A液)。
【0040】一方、 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 30g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 120g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行なった(B液)。
業株式会社製) 30g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 120g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行なった(B液)。
【0041】さらに、 デンプン分解酵素 「スピターゼLH」(ナガセ生化学工業株式会社製) 30g/lリン酸緩衝液 水溶性有機高分子重合体 “GANTREZ AN”(メチルビニルエーテル/無水マレイン
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 120g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行なった(C液)。
酸共重合体;GAF社製、MW:20,000) 120g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、20℃で48時間酵素固定化反応を
行なった(C液)。
【0042】上記のA、B、Cの3種の調製液を混合、
酵素固定化物質を得た。
酵素固定化物質を得た。
【0043】表1に示すように、一定期間(30日)放
置後の固定化された消化酵素の残存活性は、いずれも6
0%に低下しており、洗浄液には濁りが認められた。
置後の固定化された消化酵素の残存活性は、いずれも6
0%に低下しており、洗浄液には濁りが認められた。
【0044】それぞれの酵素は固定化されているが、固
定化された酵素が互いに遊離している状態なため、共食
いにより活性が低下する分、洗濯後の残存汚れのグレー
スケールの級判定では3級と洗浄効果のない酵素固定化
物質が得られた。
定化された酵素が互いに遊離している状態なため、共食
いにより活性が低下する分、洗濯後の残存汚れのグレー
スケールの級判定では3級と洗浄効果のない酵素固定化
物質が得られた。
【0045】比較例3 蛋白質分解酵素 「ビオプラ−ゼAPL−30」(ナガセ生化学工業株式
会社製) 15g/lリン酸緩衝液 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 15g/lリン酸緩衝液 「スピターゼLH」(デンプン分解酵素;ナガセ生化学
工業株式会社製) 15g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、計30mlとし、混合酵素溶液を得
た。
会社製) 15g/lリン酸緩衝液 その他の消化酵素 「リリパーゼB−2」(油脂分解酵素;ナガセ生化学工
業株式会社製) 15g/lリン酸緩衝液 「スピターゼLH」(デンプン分解酵素;ナガセ生化学
工業株式会社製) 15g/lリン酸緩衝液 を同体積ずつ混合、計30mlとし、混合酵素溶液を得
た。
【0046】表1に示すように、消化酵素の残存活性は
一定期間(30日)放置後にはリパーゼが40%、アミ
ラーゼが40%と低く、洗浄液は非常に濁っていた。
一定期間(30日)放置後にはリパーゼが40%、アミ
ラーゼが40%と低く、洗浄液は非常に濁っていた。
【0047】酵素が固定化されていない分、蛋白質分解
酵素による失活が大きく、洗濯後の残存汚れのグレース
ケールの級判定では2級と洗浄効果のない酵素固定化物
質が得られた。
酵素による失活が大きく、洗濯後の残存汚れのグレース
ケールの級判定では2級と洗浄効果のない酵素固定化物
質が得られた。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明は、以上の説明から明らかなよう
に、従来の洗浄用助剤として蛋白質分解酵素と他の酵素
が配合された場合の保管中における蛋白質分解酵素によ
る酵素の失活の問題、浸け置き洗いや洗浄中における蛋
白質分解酵素による酵素の失活問題、洗浄力低下の問題
などに対して顕著な効果を有するものであり、高い酵素
活性、洗浄性を維持することができる。
に、従来の洗浄用助剤として蛋白質分解酵素と他の酵素
が配合された場合の保管中における蛋白質分解酵素によ
る酵素の失活の問題、浸け置き洗いや洗浄中における蛋
白質分解酵素による酵素の失活問題、洗浄力低下の問題
などに対して顕著な効果を有するものであり、高い酵素
活性、洗浄性を維持することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】水溶性有機高分子重合体に、蛋白質分解酵
素と、蛋白質分解酵素以外の少なくとも1種類以上の消
化酵素を固定化させたことを特徴とする酵素固定化洗浄
用助剤。 - 【請求項2】水溶性有機高分子重合体がメチルビニルエ
ーテルと無水マレイン酸とからなる共重合体であること
を特徴とする請求項1記載の酵素固定化洗浄用助剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5026847A JPH06240297A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 酵素固定化洗浄用助剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5026847A JPH06240297A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 酵素固定化洗浄用助剤 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06240297A true JPH06240297A (ja) | 1994-08-30 |
Family
ID=12204673
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5026847A Pending JPH06240297A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 酵素固定化洗浄用助剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06240297A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1997024427A1 (en) * | 1995-12-29 | 1997-07-10 | The Procter & Gamble Company | Detergent compositions comprising immobilized enzymes |
| EP0874893A2 (en) * | 1995-12-29 | 1998-11-04 | The Procter & Gamble Company | Detergent compositions comprising immobilized enzymes |
| JP2000017299A (ja) * | 1998-07-01 | 2000-01-18 | San Contact Lens:Kk | 蛋白分解酵素含有洗浄液、および酵素洗浄液中の蛋白分解酵素を安定化する方法 |
| KR100507960B1 (ko) * | 2002-10-22 | 2005-08-19 | (주)나노팜 | 피부 각질 제거용 조성물, 이의 제조방법, 및 이를 포함하는 세안조성물 |
| WO2014006424A1 (en) * | 2012-07-06 | 2014-01-09 | Xeros Limited | New cleaning material |
| US9121000B2 (en) | 2010-09-14 | 2015-09-01 | Xeros Limited | Cleaning method |
| US9127882B2 (en) | 2011-01-19 | 2015-09-08 | Xeros Limited | Drying method |
| US9297107B2 (en) | 2010-04-12 | 2016-03-29 | Xeros Limited | Cleaning method |
| US9523169B2 (en) | 2013-11-25 | 2016-12-20 | Xeros Limited | Cleaning apparatus and method |
| US9803307B2 (en) | 2011-01-14 | 2017-10-31 | Xeros Limited | Cleaning method |
| US10081900B2 (en) | 2013-11-08 | 2018-09-25 | Xeros Limited | Cleaning method including use of solid particles |
| JP2021101015A (ja) * | 2006-11-22 | 2021-07-08 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | 生物機能材料 |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP5026847A patent/JPH06240297A/ja active Pending
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0874893A2 (en) * | 1995-12-29 | 1998-11-04 | The Procter & Gamble Company | Detergent compositions comprising immobilized enzymes |
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| US12139701B2 (en) | 2006-11-22 | 2024-11-12 | Toyota Motor Corporation | Biofunctional materials |
| JP2021101015A (ja) * | 2006-11-22 | 2021-07-08 | トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド | 生物機能材料 |
| US9297107B2 (en) | 2010-04-12 | 2016-03-29 | Xeros Limited | Cleaning method |
| US9550966B2 (en) | 2010-09-14 | 2017-01-24 | Xeros Limited | Cleaning method |
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| CN104662142A (zh) * | 2012-07-06 | 2015-05-27 | 塞罗斯有限公司 | 新型清洁材料 |
| WO2014006424A1 (en) * | 2012-07-06 | 2014-01-09 | Xeros Limited | New cleaning material |
| US10081900B2 (en) | 2013-11-08 | 2018-09-25 | Xeros Limited | Cleaning method including use of solid particles |
| US9523169B2 (en) | 2013-11-25 | 2016-12-20 | Xeros Limited | Cleaning apparatus and method |
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