JPH06241345A - 太陽熱温水器と給湯器との定温切替バルブ - Google Patents

太陽熱温水器と給湯器との定温切替バルブ

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JPH06241345A
JPH06241345A JP2257793A JP2257793A JPH06241345A JP H06241345 A JPH06241345 A JP H06241345A JP 2257793 A JP2257793 A JP 2257793A JP 2257793 A JP2257793 A JP 2257793A JP H06241345 A JPH06241345 A JP H06241345A
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JP
Japan
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hot water
water heater
valve
hot
water supply
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JP2257793A
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English (en)
Inventor
Masanari Yamamoto
政成 山本
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Yamamoto Seisakusho Inc
Original Assignee
Yamamoto Seisakusho Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】圧力の低い太陽熱温水器からの湯水に、これよ
り圧力の高い給湯器からの熱湯を適宜加えて所定温度の
湯水を給湯管側に供給することのできる定温切替バルブ
を提供する。 【構成】太陽熱温水器又は給湯器からの各温水又は混合
温水を、湯水混合栓の給湯管に供給する定温切替弁10
0において、太陽熱温水器に接続される第1流入口1
1、給湯器に接続される第2流入口12、及び給湯管に
接続される流出口13とを備えたバルブ本体10と、第
1流入口に連通する給湯室と、流出口に連通する混合室
と、混合室内に配置されて隔壁に形成された第1弁孔1
5に向けて進退するアクチュエータ31を備えた感温体
20と、第1弁孔を塞ぐ弁体40と、第1弁孔とは反対
側に位置する混合室内に形成され、弁体40によって開
閉される第2弁孔を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、二つの供給源からの温
水または熱湯を一つの給湯管に切替えながら供給するた
めの切替えバルブに関し、特に二つの供給源の内の一つ
を太陽熱温水器とした場合に、一つの給湯管側に所定温
度の湯水を確実に供給するようにするための定温切替バ
ルブに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年においては、風呂や台所において必
要な湯水の一部を太陽熱温水器によって形成して、湯水
とするためのエネルギーの節約を図ることが多く行われ
ている。この太陽熱温水器は、言わば自然状態におかれ
て湯水を形成するものであるから、太陽熱温水器によっ
て形成される湯水の温度及び量は、季節は勿論、その日
の天候状況によっても大きく変動するものである。そこ
で、この太陽熱温水器を利用する場合に、所謂ボイラー
や電気あるいはガスを利用して熱湯を形成する給湯器を
併用することによって、太陽熱温水器の湯水の温度が低
かったり、量が少なかったりした際には、この給湯器か
らの熱湯を加えることが行われているのである。
【0003】このような太陽熱温水器について給湯器を
併用して、一つの給湯管側に湯水を供給するには、通常
は、これらの太陽熱温水器、給湯器及び給湯管を「三方
弁」に接続しておき、この三方弁による切換えによって
給湯器からの熱湯を適宜使用するようにしているのであ
る。ところが、三方弁では、太陽熱温水器からの低い温
度の湯水に給湯器からの熱湯を適宜加えながら、給湯管
側に一定温度の温水を供給することは非常に困難であ
る。何故なら、三方弁は、温度を検出しながら太陽熱温
水器または給湯器からの温水の流量を調整することはで
きない構造となっているからである。
【0004】このため、三方弁に代えて、湯と水とを自
動的に混合して、一定(所定)温度の湯水を供給できる
ようにした「温水混合栓」を採用することが当然と考え
られる。しかしながら、この給水混合栓は、湯または水
の一方のみを積極的に使用するという構造のものではな
く、あくまでも供給されてきた湯または水の混合を行っ
て、所定温度の湯水を形成するというものであるから、
太陽熱温水器の湯水を積極的に使用するということはで
きないものである。従って、上述した三方弁に代えて、
一定(所定)温度の湯水を供給できるようにした「温水
混合栓」を採用することは、単純にはできないのであ
る。
【0005】特に、太陽熱温水器の湯水は、短時間内に
形成できるものではないし、例えば次の日が冬の雲天と
予想される夜に風呂を使いたい場合に、当日太陽熱温水
器によって形成された湯水は、仮に温度が低いものであ
っても使い切ってしまいたい場合がある。太陽熱温水器
内の湯水が確保した熱をその日の内に使用してしまうこ
とが、太陽熱温水器を効率よく使用できるからであり、
また給湯器側でのエネルギー源をできるだけ少なくする
ことができるからである。
【0006】つまり、太陽熱温水器からの湯水をその日
の内に十分使い切るとともに、この太陽熱温水器の湯水
に給湯器からの熱湯を加えて所定温度の湯水とするため
には、従来の三方弁や湯水混合栓では絶対に対応するこ
とができなかったのである。
【0007】そこで、本発明者は、供給圧力の低い太陽
熱温水器からの湯水を確実に使い切ることができ、しか
も風呂や台所において必要な所定温度の湯水を供給でき
るようにするにはどうしたらよいかについて種々検討を
重ねてきた結果、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な実状及び経緯に基づいてなされたもので、その解決し
ようとする課題は、供給圧力の低い太陽熱温水器からの
湯水の完全な使い切りである。そして、本発明の目的と
するところは、圧力の低い太陽熱温水器からの湯水に、
これより圧力の高い給湯器からの熱湯を適宜加えて所定
温度の湯水を給湯管側に供給することのできる定温切替
バルブを簡単な構成によって提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明の採った手段は、実施例において使用する
符号を付して説明すると、「太陽熱温水器200または
給湯器300からの各温水、またはこれらの混合温水
を、湯水混合栓400等のための給湯管410に供給す
る定温切替バルブ100であって、太陽熱温水器200
に接続される第1流入口11、給湯器300に接続させ
る第2流入口12、及び給湯管410に接続される流出
口13とを備えたバルブ本体10と、このバルブ本体1
0内に形成されて、第1流入口11に連通する給湯室2
1と、この給湯室21と隔壁14を隔てて隣接するとと
もに、給湯室21を囲みながら流出口13に連通する混
合室22と、この混合室22内に配置されて、隔壁14
に形成した第1弁孔15に向けて進退するアクチュエー
タ31を備えた感温体30と、アクチュエータ31の先
端側の混合室22内に設けられて、隔壁14の第1弁孔
15を塞ぐ弁体40とこの弁体40の第1弁孔15とは
反対側に位置する混合室22内に形成されて、弁体40
によって開閉される第2弁孔16とを備えたことを特徴
とする太陽熱温水器と給湯器との定温切替バルブ10
0」である。
【0010】すなわち、本発明に係る定温切替バルブ1
00は、太陽熱温水器200側に連通する給湯室21を
形成する隔壁14の第1弁孔15と、給湯器300側に
連通する混合室22内に収納した弁座部材17の第2弁
孔16とを、互いに対向させた状態でバルブ本体10内
に形成しておき、これらの第1弁孔15と第2弁孔16
との間に、混合室22内の温度を検知する感温体30に
よって作動される弁体40を配置したものであり、この
弁体40の動きによって、給湯器300からの熱湯に太
陽熱温水器200からの温水を適量加えるようにしたも
のである。そして、この定温切替バルブ100は、所定
温度となった湯水を、例えば風呂のために設置した湯水
混合栓400の給湯管410に、バルブ本体10の流出
口13から供給するようにしたものである。
【0011】
【発明の作用】以上のように構成した定温切替バルブ1
00の作用を、図1、図2及び図5を参照しながら、そ
の使用の態様とともに説明するが、その前に、この定温
切替バルブ100がどのような場所に配置されて、全体
としてどのような作動をするものであるのかを、図2に
ついて説明する。
【0012】この定温切替バルブ100は、例えば図2
に示したように、太陽熱温水器200と、ボイラー、電
気あるいはガス給湯器等の給湯器300との二次側に配
置されるものであり、風呂や台所等において使用される
湯水混合栓400等の一次側に配置されるものである。
つまり、この定温切替バルブ100は、太陽熱温水器2
00及び給湯器300にて形成された湯水と熱湯とを混
合して所定温度の湯水を形成し、この湯水を給湯管41
0側に供給するものである。勿論、太陽熱温水器200
及び給湯器300は、水道等を供給源、つまり一次側と
するものであり、これらの太陽熱温水器200及び給湯
器300に対しては給水管500が接続されるものであ
る。また、本実施例では、風呂に湯水混合栓400を設
置したので、この湯水混合栓400の他の一次側に対し
ても水道等を供給源とする給水管500が接続されるも
のである。
【0013】さて、図2において示した風呂において、
太陽熱温水器200からの温水を利用しながら湯水混合
栓400から所定の温度の温水を出したい場合には、ま
ず給湯器300のスイッチを入れ、あるいは図示しない
弁を開いて定温切替バルブ100に熱湯を供給するよう
にするのである。このとき、定温切替バルブ100にお
いては、図3、図4及び図5の(イ)に示すように、弁
体40が第1弁孔15を図示下側から閉止しているの
で、太陽熱温水器200からの温水が定温切替バルブ1
00内に積極的に流れないと同時に、給湯器300から
の熱湯が給湯室21側に逆流することはないのである。
従って、給湯器300からの熱湯は、図1の矢印1及び
2に示したように、第2流入口12を介して混合室22
内に入り、この混合室22の弁座部材17の第2弁孔1
6を通して、図示上方に位置している給湯室21の周囲
をめぐり、流出口13から給湯管410側へと供給され
るのである。
【0014】この給湯器300から熱湯が給湯室21の
周囲をめぐり始めると、図1の矢印3にて示すように、
混合室22内に配置してある感温体30の周囲もめぐり
始め、これによって感温体30全体をあたため始めるこ
とになる。この感温体30は、その温度に応じてアクチ
ュエータ31を突出するものであるから、給湯器300
からの熱湯によって加えられた熱に応じて、そのアクチ
ュエータ31によって混合室22の下部に配置してある
弁体40を、図5の(ロ)あるいは(ハ)に示すように
図示下方に押し下げるのである。これに応じて、太陽熱
温水器200に連通している給湯室21と混合室22と
の境界を形成している隔壁14の第1弁孔15が開かれ
るのであり、一方弁座部材17側の第2弁孔16は弁体
40の図示下部によって閉じられることになるのであ
り、太陽熱温水器200からの湯水の給湯室21の流入
が許容されるとともに、給湯器300からの熱湯の混合
室22内に対する供給が抑制されるのである。
【0015】つまり、太陽熱温水器200側の圧力が低
くて給湯器300側の圧力が高くても、給湯器300か
らの熱湯の圧力は、第2弁孔16が弁体40によって閉
塞されることによって低く抑えられ、太陽熱温水器20
0からの温水が給湯室21内に流れ込むようになるので
ある。以下に示す実施例においては、第1流入口11及
び第2流入口12側の逆止弁11a・12aがそれぞれ
設けてあるので、給湯室21内の圧力が低くなっても、
給湯器300からの熱湯がこの中に流れ込むことはない
ものである。
【0016】換言すれば、当該定温切替バルブ100に
対して給湯器300から熱湯が供給されてから暫くした
後に、給湯器300からの熱湯の供給が遮断されて、太
陽熱温水器200からの湯水が主として使用されること
になるのである。太陽熱温水器200からの湯水の温度
が十分な場合、例えば65℃以上の場合は、図5の
(ハ)に示した状態が維持されて、太陽熱温水器200
側の湯水のみが給湯管410を介して湯水混合栓400
等に供給されるのである。また、太陽熱温水器200か
らの湯水の温度が65℃より低くなると、これに応じて
感温体30が少し冷却されることになり、感温体30の
アクチュエータ31が後退することになるから、弁体4
0は例えば図5の(ロ)に示したように、言わば中間に
位置することになり、太陽熱温水器200側の温水と給
湯器300側の熱湯とは混合室22内にて混合されて給
湯管410側に出されるのである。
【0017】以上のようにして、感温体30の周囲に流
れる混合水の温度に応じた作動を感温体30が行なうの
で、定温切替バルブ100の流出口13から給湯管41
0に向けて供給される湯温は略一定のものとなるのであ
る。実施例の定温切替バルブ100においては、この感
温体30をバルブ本体10内の調整筒32に収納して、
この調整筒32を調整ハンドル34によって位置調整さ
れるものであるから、定温切替バルブ100から給湯管
410に供給される温水の温度は所定範囲内で調整・設
定し得るものである。また、例えば厳寒地の冬期におい
ては、太陽熱温水器200を全く使用しない場合があ
り、このようなときに、太陽熱温水器200やこれに対
する配管等において水の凍結による破壊が行われないよ
うにするために、太陽熱温水器200及びこれに連なる
部分の水を完全に抜いておくことが行われる。このよう
な場合に、調整ハンドル34を完全に緩めて感温体30
が作動しないようにすべく、調整筒32を図3の上端に
位置させておくのである。
【0018】なお、この定温切替バルブ100によっ
て、太陽熱温水器200からの湯水のみを使用すること
になった場合、流出口13から給湯管410側に流出さ
れる温水の圧力は太陽熱温水器200から第1流入口1
1に供給される湯水の圧力と略同じ(0.4〜0.8k
g/cm2 )となるため、これを例えば実施例における
ような湯水混合栓400にて使用することになる。しか
しながら、一般的な湯水混合栓400は、給水管500
から供給される水の圧力(1〜5kg/cm2 )に混合
される湯の圧力が低くても十分対処できる構造となって
いるから、何等問題はない。勿論、この圧力の温水を給
湯管410から直接浴槽内に流下させるようにした場合
には、その圧力が低いことによる問題は一切ない。
【0019】
【実施例】次に、本発明に係る定温切替バルブ100
を、図面に示した実施例に従って説明すると、この定温
切替バルブ100は、図1に概略的に示したように、そ
のバルブ本体10内に、太陽熱温水器200が接続され
る第1流入口11と、ボイラーや電気温水器等の給湯器
300が接続される第2流入口12と、当該バルブ本体
10内にて混合された湯水を湯水混合栓400等の湯水
が使用される部分に供給するための流出口13を備えて
いるものである。具体的には、図2に示したように、こ
の定温切替バルブ100と、太陽熱温水器200、給湯
器300及び湯水混合栓400とは、それぞれ供給管2
10、供給管310及び給湯管410によって接続され
るものである。
【0020】なお、この種のバルブは、湯水等の流れを
一方向に限定するために、所謂逆止弁を備えているのが
一般的であるが、本実施例においては、図3に示したよ
うに、第1流入口11及び第2流入口12のそれぞれの
内部に、逆止弁11a及び12aを備えているものであ
る。本実施例におけるこれらの逆止弁11a及び12a
は、供給圧力が0.4〜0.8kg/cm2 である太陽
熱温水器200と、1〜5kg/cm2 である給湯器3
00とにそれぞれ接続される第1流入口11及び第2流
入口12内に収納されるものであるから、それぞれその
圧力に対応するものとして構成してあることは当然であ
る。また、各太陽熱温水器200、給湯器300及び湯
水混合栓400には、水道水等を別途供給しなければな
らないものであるから、これらには、図2に示したよう
に、給水管500がそれぞれ接続されるものである。
【0021】また、本実施例に係る定温切替バルブ10
0のバルブ本体10には、図1及び図3に示したよう
に、図示上端部内に調整筒32が上下動可能に収納して
あり、この調整筒32の図示上端には調整ハンドル34
が一体化してある。この調整ハンドル34は、バルブ本
体10に対する調整筒32の位置を調整するものである
が、これにより、後述する感温体30の作動許容範囲を
調整するものである。
【0022】さて、このバルブ本体10内であるが、図
3及び図4に示したように、第1流入口11を介して太
陽熱温水器200側に連通する給湯室21と、第2流入
口12を介して給湯器300側に連通する混合室22と
が、両図の図示中央に位置する隔壁14及びその他の隔
壁によって形成されているものであり、混合室22は概
略給湯室21を周回するような形で形成してある。そし
て、混合室22の上部内に感温体30が収納配置してあ
り、この感温体30のアクチュエータ31の先端側であ
って給湯室21とは反対側の混合室22内に弁体40が
配置してあるのである。
【0023】感温体30は、図3に示したように、混合
室22の上部内に配置されて、その周囲が前述した調整
筒32によって囲まれているものである。そして、この
感温体30と調整筒32間にはスプリング33が介装し
てあるものであり、感温体30はこのスプリング33に
よって常に図示下方側に付勢されるようになっている。
勿論、この感温体30は、前述したように、調整ハンド
ル34を回転して調整筒32を上動させたとき、スプリ
ング33の付勢力があったとしても、そのアクチュエー
タ31が弁体40に直接作用しないようにすることがで
きるのでものある。
【0024】感温体30のアクチュエータ31は、感温
体30の温度が高くなったときに伸長するものであり、
図3及び図4に示したように、給湯室21を貫通して隔
壁14の第1弁孔15から混合室22の下部内に突出す
るものである。そして、このアクチュエータ31の先端
側には弁体40が配置してあるから、アクチュエータ3
1が伸長したとき、その先端によって弁体40を押下す
るものである。なお、このアクチュエータ31は、第1
弁孔15を有する隔壁14の上方に位置する隔壁を連通
するものであるから、この隔壁とアクチュエータ31間
はシール部材によってシールされていることは当然であ
る。
【0025】弁体40は、図3及び図4に示したような
形状を有しているものであり、その下方に位置する混合
室22内に収納した弁座部材17との間に介装したスプ
リング41によって、常に上動するように付勢されてい
るものである。そして、この弁体40は、図3及び図5
の(イ)に示したように、感温体30のアクチュエータ
31によって押下されていないときには、スプリング4
1の作用によって隔壁14の第1弁孔15に密着するも
のであり、感温体30が作動したときには、図5の
(ロ)の状態を経てから、図5の(ハ)の状態となるも
のである。この図5の(ハ)の状態は、弁体40が完全
に押下された場合を示すものであり、この弁体40の下
面によって弁座部材17の第2弁孔16を完全に閉じて
いるものである。
【0026】換言すれば、この弁体40は、感温体30
のアクチュエータ31による押下量に応じて次のような
切替えを行うものであり、これを図5の(イ)〜(ハ)
の各状態に応じて説明すると、以下の通りである。
【0027】(イ)弁体40が隔壁14の第1弁孔15
を閉じているとき この状態は、当該定温切替バルブ100が全く使用され
ない場合と、定温切替バルブ100の使用初期において
生ずるものであり、要するに感温体30の周囲に湯水が
流れない場合である。この場合には、隔壁14の第1弁
孔15は閉じられているが、弁座部材17側の第2弁孔
16は完全に開放されているから、給湯器300から供
給された熱湯は第2流入口12から弁座部材17内を通
して第2弁孔16から混合室22内に流入するのであ
り、混合室22内に配置してある感温体30を温めなが
ら給湯室21の外周をまわって流出口13から給湯管4
10側に流出するのである。
【0028】(ロ)弁体40が第1弁孔15と第2弁孔
16との中間にあるとき この状態は、混合室22内に流入してきた熱湯により感
温体30が作動されたとき、つまりアクチュエータ31
が少し伸長したときに生ずるものであり、第1弁孔15
及び第2弁孔16は共に開放されることになるものであ
る。この場合には、給湯器300側の第2流入口12か
らの熱湯の混合室22内への流入が許容されるととも
に、太陽熱温水器200側の第1流入口11からの湯水
の混合室22内への流入も許容されるのである。この場
合重要なことは、弁体40と、第1弁孔15及び第2弁
孔16との間に、流量調整を行う一種のオリフィスが形
成されることである。つまり、太陽熱温水器200及び
給湯器300から送られてくる湯水及び熱湯は、それぞ
れその圧力が異なることが多いため、圧力の高い方の流
量を調整しないと、両者の混合室22内への流入は不均
衡となるのであるが、その調整は、弁体40の位置(感
温体30の作動によって調整される)によって行われる
ものである。従って、この(ロ)の状態においては、設
定された温度の湯水が混合室22内で形成されて、流出
口13から給湯管410に向けて送り出されるのであ
る。なお、この温度調整は、調整ハンドル34の回動量
によって行うことができるものであり、通常は作り出さ
れる湯水の温度を65℃以上とされるものである。
【0029】(ハ)弁体40が弁座部材17の第2弁孔
16を閉じているとき この状態は、太陽熱温水器200において形成される湯
水の温度が、例えば65℃以上ある場合に生ずるもので
ある。つまり、この場合には、給湯器300からの熱湯
を使用しなくても、太陽熱温水器200からの温水が十
分な温度を有しているから、感温体30のアクチュエー
タ31を伸長させたままの状態が維持されるのである。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した通り、本発明においては、
上記実施例にて例示した如く、「太陽熱温水器200ま
たは給湯器300からの各温水、またはこれらの混合温
水を、湯水混合栓400等のための給湯管410に供給
する定温切替バルブ100であって、太陽熱温水器20
0に接続される第1流入口11、給湯器300に接続さ
せる第2流入口12、及び給湯管410に接続される流
出口13とを備えたバルブ本体10と、このバルブ本体
10内に形成されて、第1流入口11に連通する給湯室
21と、この給湯室21と隔壁14を隔てて隣接すると
ともに、給湯室21を囲みながら流出口13に連通する
混合室22と、この混合室22内に配置されて、隔壁1
4に形成した第1弁孔15に向けて進退するアクチュエ
ータ31を備えた感温体30と、アクチュエータ31の
先端側の混合室22内に設けられて、隔壁14の第1弁
孔15を塞ぐ弁体40とこの弁体40の第1弁孔15と
は反対側に位置する混合室22内に形成されて、弁体4
0によって開閉される第2弁孔16とを備えたこと」に
その構成上の特徴があり、これにより圧力の低い太陽熱
温水器からの湯水に、これより圧力の高い給湯器からの
熱湯を適宜加えて所定温度の湯水を給湯管側に供給する
ことのできる定温切替バルブを簡単な構成によって提供
することができるのである。
【0031】すなわち、本発明に係る定温切替バルブ1
00によれば、通常低い圧力である太陽熱温水器200
の湯水を、給湯器300からの熱湯を利用することによ
り、浴室や台所等において完全に使い切ることができる
のであり、給湯器300において熱湯を必要以上に形成
する必要がなく、湯水を効率よく使用することができる
のである。
【0032】特に、この定温切替バルブ100によれ
ば、太陽熱温水器200において十分な温度の湯水が形
成されていなくても、この湯水に給湯器300からの熱
湯を必要量だけ混合するのであるから、太陽熱温水器2
00の低い温度の湯水を使用しても常に一定温度の温水
を供給することができるのであり、給湯器300での熱
湯を形成するための電気や燃料の節約を行うことができ
るのである。
【0033】さらに、以上のような優れた効果を有する
定温切替バルブ100ではあるが、その全体の構成が非
常にシンプルであって、この定温切替バルブ100を簡
単に製造することができることは勿論、これを安価に提
供することができて、産業上非常に有利なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定温切替バルブの概略構成を示す
斜視図である。
【図2】同定温切替バルブが使用される一例を示した配
管図である。
【図3】同定温切替バルブの第1流入口及び第2流入口
を通る面で切断した縦断面図である。
【図4】同定温切替バルブの図2に示したのと直交する
面で切断した縦断面図である。
【図5】同定温切替バルブ内の弁体の作動を順を追って
示す部分断面図である。
【符号の説明】
10 バルブ本体 11 第1流入口 11a 逆止弁 12 第2流入口 12a 逆止弁 13 流出口 14 隔壁 15 第1弁孔 16 第2弁孔 17 弁座部材 21 給湯室 22 混合室 30 感温体 31 アクチュエータ 32 調整筒 33 スプリング 34 調整ハンドル 40 弁体 41 スプリング 100 定温切替バルブ 200 太陽熱温水器 210 供給管 300 給湯器 310 供給管 400 湯水混合栓 410 給湯管 500 給水管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 太陽熱温水器または給湯器からの各温
    水、またはこれらの混合温水を、湯水混合栓等のための
    給湯管に供給する定温切替バルブであって、 前記太陽熱温水器に接続される第1流入口、給湯器に接
    続させる第2流入口、及び前記給湯管に接続される流出
    口とを備えたバルブ本体と、 このバルブ本体内に形成されて、前記第1流入口に連通
    する給湯室と、この給湯室と隔壁を隔てて隣接するとと
    もに、前記給湯室を囲みながら流出口に連通する混合室
    と、この混合室内に配置されて、前記隔壁に形成した第
    1弁孔に向けて進退するアクチュエータを備えた感温体
    と、前記アクチュエータの先端側の混合室内に設けられ
    て、前記隔壁の第1弁孔を塞ぐ弁体とこの弁体の前記第
    1弁孔とは反対側に位置する前記混合室内に形成され
    て、前記弁体によって開閉される第2弁孔とを備えたこ
    とを特徴とする太陽熱温水器と給湯器との定温切替バル
    ブ。
JP2257793A 1993-02-10 1993-02-10 太陽熱温水器と給湯器との定温切替バルブ Pending JPH06241345A (ja)

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