JPH06241809A - 方位検出装置 - Google Patents

方位検出装置

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JPH06241809A
JPH06241809A JP3080093A JP3080093A JPH06241809A JP H06241809 A JPH06241809 A JP H06241809A JP 3080093 A JP3080093 A JP 3080093A JP 3080093 A JP3080093 A JP 3080093A JP H06241809 A JPH06241809 A JP H06241809A
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Hiroto Mizutani
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩雑な旋回操作を省略でき、計算時間が短
く、しかもステアリングセンサ等を必要としないこと。 【構成】 方位センサ1は、移動体に取り付けられ、地
磁気に対する移動体の進行方向に応じたX,Y成分信号
を対で出力する。演算処理回路2は、これらの信号を入
力し、方位円を形成すべき三点T1 ,T2 ,T3 を選定
し、(ステップ101〜110)、中間座標点T2 が方
位円のいずれの象限に属するかを判別し(ステップ11
2)、T1 ,T2 ,T3 相互の位置関係(移動体の旋回
方向を含む。)を判別し(ステップ113)、T2 の所
属象限とT1 ,T2 ,T3 の位置関係とにより、予め場
合分けして記憶されている4つの補正計算式から該当す
る補正計算式を選択し、この補正計算式により方位円の
中心を求め(ステップ114)、方位円中心により、方
位センサ1のX,Y成分信号から定まるX,Y座標点を
補正する(ステップ115)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は方位検出装置、詳しく
は、車両等移動体に取り付けられる方位センサを備え、
該方位センサから対で出力されるX成分信号、Y成分信
号に基づいて移動体の進行方向を検出する方位検出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の方位検出装置においては、地磁
気に歪がないときには、方位センサのX成分信号、Y成
分信号により定まるX,Y座標点の軌跡は、X,Y座標
の原点を中心とした円(方位円)又は楕円(方位楕円)
を描く。しかし、移動体が踏切り等強磁場を通過すると
移動体が着磁され、その後の方位センサの出力信号に上
記着磁の方向及び大きさに応じた外乱成分が含まれるた
め、その後の方位円の中心が上記原点からずれ、移動体
の進行方向即ち方位を正確に検出することができなくな
る。
【0003】上記の点にかんがみ、従来から、方位円の
X成分信号、Y成分信号から定まるX,Y座標点が描く
方位円の中心座標を求め、次に、この中心座標と原点と
のずれを求めるようにして、上記X,Y座標点を補正す
る方策が種々採られている。
【0004】その一例として、移動体を1回転、旋回さ
せ、このときの方位センサの出力信号に基づいてX,Y
座標点を補正する方策(以下、第1の従来例という。)
が知られている。
【0005】また、他の一例として、特開昭58−34
314号公報に記載されるように、移動体の進行中に、
方位センサの出力信号から任意の3つのX,Y座標点を
選定し、これら3つのX,Y座標点から一の所定の計算
式を用いて直接中心座標を求めることにより、X,Y座
標点を補正する方策(以下、第2の従来例という。)が
知られている。
【0006】さらに、他の一例として、特開平3−68
811号公報に記載されるように、予め、移動体の右旋
回時に使用する計算式と左旋回時に使用する計算式とを
場合分けして記憶しておき、移動体の進行中に、ステア
リングセンサ等により旋回方向を検知して、当該旋回方
向に該当する計算式を用いて、X,Y座標点を補正する
方策(以下、第3の従来例という。)が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記第
1の従来例には、X,Y座標点の補正のために移動体を
1回転、旋回させるという煩雑な操作を必要とするとい
う問題があった。
【0008】また、上記第2の従来例には、補正に用い
る計算式が多項式からなるため、通常搭載されるマイク
ロコンピュータにその計算を実行させると計算時間が長
くかかるという問題があった。
【0009】また、上記第3の従来例には、ステアリン
グセンサ等、移動体の旋回方向を検知するためのセンサ
を必須の構成要素としているため、このようなセンサが
搭載されていない移動体には適用できないという問題が
あった。
【0010】本発明は、上記の問題点に鑑みなされたも
のであり、上記第1の従来例のような煩雑な旋回操作を
省略することができ、また、上記第2の従来例のように
は計算時間が長くなく、また、上記第3の従来例のよう
なステアリングセンサ等を必要としない方位検出装置を
提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に係る方位検出装置は、図9に示すように、
移動体に取り付けられ、地磁気に対する前記移動体の進
行方向に応じたX成分信号、Y成分信号を対で出力する
方位センサと、前記方位センサのX成分信号及びY成分
信号を入力し、方位円を形成すべき少なくとも3つの
X,Y座標点を選定する座標点選定手段と、前記座標点
選定手段により選定されたX,Y座標点のうちの任意の
3つのX,Y座標点のうち、中間に位置する中間座標点
が、前記方位円における4象限のうちのいずれの象限に
属するかを判別する象限判別手段と、前記任意の3つの
X,Y座標点相互の位置関係(移動体の旋回方向を含
む。)を判別する位置関係判別手段と、予め、方位円の
中心座標を補正するための複数の補正計算式であって、
各補正計算式において前記方位円の半径がパラメータの
1つとされているものを、前記中間座標点が属する象限
毎に、かつ、前記任意の3つのX,Y座標点相互の位置
関係に応じて、場合分けして記憶している補正計算式記
憶手段と、前記象限判別手段により判別された象限と前
記位置関係判別手段により判別された位置関係とによ
り、前記補正計算式記憶手段に記憶されている複数の補
正計算式から該当する補正計算式を選択し、該選択した
補正計算式により前記方位円の中心座標を求める中心座
標設定手段と、前記中心座標設定手段により求められた
前記方位円の前記中心座標により、前記方位センサのX
成分信号、Y成分信号から定まるX,Y座標点を補正す
る方位座標補正手段と、を備えてなる。
【0012】
【発明の作用効果】本発明は、上記第1の従来例のよう
に移動体を1回転、旋回させてX,Y座標点を補正する
方式をとるものではなく、移動体の進行中にX,Y座標
点を補正する方式をとっている。このため、煩雑な旋回
操作を必要としなくて済む。
【0013】また、本発明においては、予め、補正計算
式記憶手段に、複数の補正計算式を、場合分けして記憶
しておき、任意の3つのX,Y座標点のうちの中間座標
点が属する象限、及び、上記任意の3つのX,Y座標点
相互の位置関係に応じて、該当する補正計算式を用いて
方位円の中心座標を求めるようにしている。このため、
補正計算式が簡単になり、計算時間が上記第2の従来例
に比べて短くなりうる。
【0014】また、本発明においては、位置関係判別手
段は、任意の3つのX,Y座標点相互の位置関係を判別
し、この位置関係の中には、移動体の旋回方向も含まれ
ている。このため、上記第3の従来例のように、移動体
の旋回方向を検知するためのステアリングセンサ等を特
別に設ける必要がなくなる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0016】図1は、本実施例に係る方位検出装置の全
体構成を示している。
【0017】図1において、1は、移動体例えば車両に
取り付けられ、地磁気に対する移動体の進行方向に応じ
たX成分信号X、Y成分信号Yを対で出力する公知の方
位センサを表わしている。方位センサ1の出力端子は、
マイクロコンピュータを含んで構成される演算処理回路
2に接続されている。演算処理回路2は、後に詳述する
ように、方位センサ1のX成分信号X,Y成分信号Yを
入力し、所定の演算処理を実行して、方位表示信号Zを
公知のディスプレイ3に送出するものである。なお、図
1における他の符号4はイグニッションスイッチを表わ
している。
【0018】図2は、演算処理回路2のマイクロコンピ
ュータが実行する主要な演算処理をフローチャートで表
わしている。以下、図2に示した演算処理を大別して順
に説明する。なお、この演算処理は、イグニッションス
イッチ4がオンされると開始される。
【0019】(1) 3つのX,Y座標点T1 ,T2 ,T
3 の選定(ステップ101〜110) イグニッションスイッチがオンされると(ステップ10
1)、この時の方位センサのX成分信号X,Y成分信号
Yの各瞬時値を点T(x,y)としてレジスタTに記憶
する(ステップ102)。
【0020】次に、スタート点T1 (x1 ,y1 )がス
タート点レジスタT1 に記憶されているかどうかを判断
する(ステップ103)。イグニッションスイッチがオ
ンされた直後においては、スタート点レジスタT1 には
スタート点T1 (x1 ,y1)が記憶されていないた
め、上記点T(x,y)を、スタート点T1 (x1 ,y
1 )としてスタート点レジスタT1 に記憶する(ステッ
プ104)。
【0021】その後、方位センサのX成分信号X,Y成
分信号Yの各瞬時値を点T(x,y)として逐次レジス
タTに書き換えながら記憶してゆき、その都度、点Tと
スタート点T1 との距離T1 Tが所定値△T以上である
かどうかを判断してゆく(ステップ102,103,1
05,106)。そして、距離T1 Tが所定値△T以上
になると、この時の点T(x,y)を、中間点T2 (x
2 ,y2 )として中間点レジスタT2 に記憶する(ステ
ップ107)。なお、上記所定値△Tは、図3におい
て、∠T1 O’T2 ≦90°なる関係式を満足するよう
な適宜の値に設定されている。ここで、O’は、方位円
Cの中心を表わす。
【0022】その後、今度は、点Tと中間点T2 との距
離T2 Tが上記所定値△Tと等しい所定値△T以上であ
るかどうかを判断してゆき(ステップ102,103,
105,108)、距離T2 Tが所定値△T以上になる
と、この時の点Tとスタート点T1 との距離T1 Tが所
定値△T以上であること、換言すると、点Tが中間点T
2 を基準にしてスタート点T1 とは反対側に位置する点
であることを確認した上で(ステップ109)、点T
(x,y)を、エンド点T3 (x3 ,y3 )としてエン
ド点レジスタT3 に記憶する(ステップ110)。な
お、上記所定値△Tは、図3において、∠T2 O’T3
≦90°なる関係式を満足するような適宜の値に設定さ
れている。
【0023】このように、ステップ101〜110で
は、スタート点T1 を選定し、また、このスタート点T
1 から所定の距離△Tだけ離れた中間点T2 を選定し、
さらに、この中間点T2 から上記所定の距離△Tと等し
い距離△Tだけ離れ、スタート点T1 とは反対側に位置
するエンド点T3 を選定する処理を実行する。
【0024】 (2) 方位円半径Rの設定(ステップ111) 上述したようにして選定したスタート点T1 ,中間点T
2 及びエンド点T3 から、これら3つの点が位置する方
位円Cの半径Rを求める(ステップ111)。以下、こ
の半径Rの求め方について、図3を参照して説明する。
【0025】まず、図3に示すように、スタート点T1
とエンド点T3 とを直線l1 で結び、この線分T13
の中点T4 (x4 ,y4 )を設定する。そして、中間点
2から中点T4 を通る直線l2 を描くと、方位円Cの
中心O’(x0 ,y0 )は、この直線l2 上に位置する
はずである。次に、この直線l2 上に、中点T4 からの
距離が直線T24 の距離に等しくなる点T5 (x5
5 )を設定する。
【0026】このように、中点T4 及び点T5 を設定し
た場合、三角形T125 と三角形O’T12 とは
相似関係に立つ。従って、下記の式が成立する。
【0027】T25 :T12 =T12 :O’T1 (但し、T25 ,T12 ,O’T1 は、各点間の距
離を表わす。) ここで、 T25 =√{(x1 −2x2 +x32 +(y1 −2
2 +y32 } T12 =√{(x1 −x22 +(y1 −y22 } O’T1 =R である。従って、 R={(x1 −x22 +(y1 −y22 }/√
{(x1 −2x2 +x32 +(y1 −2y2 +y3
2 } となり、半径Rを求めることができる。
【0028】このようにして求めた半径Rは、地球の緯
度による地磁気の強さの変化量をも含む、補正された方
位半径といえる。本実施例において、上記のような半径
補正を行なうのは次に述べるような理由による。すなわ
ち、本実施例では、後述するように、半径Rを用いて方
位円Cの中心O’を求めるようにしている。ここで、半
径Rは、地磁気の強さと比例関係に立つ。従って、移動
体を日本国内のみで使用する場合には、地磁気の強さが
略一定なため半径Rは略一定となり、このため半径Rを
常時一定値に設定して用いてもよいが、移動体を日本国
外で使用する場合には、それが使用される地域毎で地磁
気の強さが大きく異なるため、半径Rが、その使用地域
に応じて変動するからである。
【0029】このように、ステップ111では、移動体
の進行中に、スタート点T1 ,中間点T2 ,エンド点T
3 から方位円Cの半径Rを求める。
【0030】このため、本実施例によると、明細書冒頭
に示した第3の従来例には、予め地図メモリに、緯度に
対応させて半径Rを記憶させておくことが開示されてい
るが、このような半径R用の大容量メモリを全く必要と
しなくて済む。
【0031】(3) 象限判別(ステップ112) 次に、上記中間点T2 が、図4に示す、方位円Cのいず
れの象限に属するかを判別する(ステップ112)。
【0032】この象限判別方法は、図5に示すように、
中間点T2 と、上記ステップ111において求めた中点
4 とを結んだ直線の傾きにより、中間点T2 がいずれ
の象限に属するかを容易に判別することができる。すな
わち、中間点T2 が属する象限は、下記表1に示すよう
に条件A及び条件Bにより決定される。
【0033】
【表1】
【0034】(4) 位置関係判別(ステップ113) 次に、上記3つの点T1 ,T2 ,T3 の位置関係を判別
する(ステップ113)。この位置関係は、下記C,
D,E,Fの各条件の正負を判別することにより決定す
る。
【0035】C=x2 −x1 D=y2 −y1 E=x2 −x3 F=y2 −y3 以下、上記C,D,E,Fを条件とした理由について説
明する。
【0036】例えば、スタート点T1 と中間点T2 との
位置関係については、図6(a) ,(b) に示すように、た
とえ中間点T2 が第1象限に属している場合であって
も、スタート点T1 を基準として中間点T2 が右回り方
向に位置する(図6(a) は、右回り方向の場合を示して
いる。)のか、あるいは左回り方向に位置する(図6
(b) は左回り方向の場合を示している。)のかによっ
て、また、直線T12 の傾きが正(図6において実線
で示す場合に対応する。)かあるいは負(図6において
一点鎖線で示す場合に対応する。)かによって、位置関
係が相違するからである。そして、この位置関係の相違
が、後述するような複数の補正計算式を必要とすること
に繋るためである。
【0037】また、中間点T2 とエンド点T3 との位置
関係についても同様であり、図7(a) ,(b) に示すよう
に、たとえ中間点T2 が第1象限に属している場合であ
っても、中間点T2 を基準としてエンド点T3 が右回り
方向に位置する(図7(a) に対応する。)のか、あるい
は左回り方向に位置する(図7(b) が対応する。)のか
によって、また、直線T23 の傾きが正(図7におい
て実線が対応する。)かあるいは負(図7において一点
鎖線が対応する。)かによって、位置関係が相違するか
らである。そして、この位置関係の相違が、同様に、後
述するような複数の補正計算式を必要とすることに繋る
ためである。
【0038】(5) 中心座標設定(ステップ114) 次に、予め、方位円Cの中心O’(x0 ,y0 )を補正
するための複数の補正計算式(後述する表3の式
(1),(2),(3),(4))を記憶しているメモ
リから、上記ステップ112で判別された中間点T2
所属象限、及び、上記ステップ113で判別された位置
関係を示す条件C,D,E,Fの正負に基づいて、必要
な二つの補正計算式を読み出す。ここで、二つの補正計
算式のうちの一つは、スタート点T1 (x1 ,y1
と、中間点T2 (x2 ,y2 )と、上記ステップ111
で求めた半径Rとに基づいて、スタート点T1 と中間点
2 とが形成する方位円C1 (図6)の中心O’1 (x
01,y01)(図6)を算出するための補正計算式(O’
1 用補正計算式)であり、他の一つは、中間点T2 (x
2 ,y2 )と、エンド点T3 (x3 ,y3 )と、上記ス
テップ111で求めた半径Rとに基づいて、中間点T2
とエンド点T3 とが形成する方位円C2 (図7)の中心
O’2 (x02,y02)(図7)を算出するための補正計
算式(O’2 用補正計算式)である。
【0039】そして、読み出したO’1 用補正計算式に
おけるxa ,ya にx1 ,y1 を、また、xb ,yb
2 ,y2 を代入して(xp ,yp )を求め、この(x
p ,yp )を方位円C1 の中心O’1 (x01,y01)と
して定める。また、O’2 用補正計算式におけるxa
a にx2 ,y2 を、また、xb ,yb にx3 ,y3
代入して(xp ,yp )を求め、この(xp ,yp )を
方位円C2 の中心O’ 2 (x02,y02)として定める。
そして、中心O’1 、中心O’2 間の中点((x01+x
02)/2,(y01+y02)/2)を求め、この中点の座
標を方位円Cの中心O’(x0 ,y0 )として決定す
る。
【0040】ここで、複数の補正計算式と、中間点T2
の所属象限及び条件C,D,E,Fとの関係は、下記表
2に示す通りである。
【0041】
【表2】
【0042】ここで、上記補正計算式(1),(2),
(3),(4)は、下記式1に示す通りである。
【0043】
【数1】
【0044】(但し、Z=R2 /{(xa −xb2
(ya −yb2 }−1/4) ここで、上記補正計算式の算出方法を、図8を参照して
以下に説明する。
【0045】図8において、点A(xa ,ya )及び点
B(xb ,yb )は円C3 の円周上に位置する。また、
点O’(xp ,yp )は円C3 の中心である。また、点
A’((xa +xb )/2,(ya +yb )/2)は点
Aと点Bとの間の中点である。また、点Cは、点Aから
のX軸方向への延長線と、点BからのY軸方向への延長
線との交点である。また、点C’は、中心O’からのX
軸方向への延長線と、点A’からのY軸方向への延長線
との交点である。また、Rは、円C3 の半径である。
【0046】このような条件下では、三角形ABCと三
角形A’O’C’とは、相似関係に立ち、下記式が成立
する。
【0047】A’O’:AB=A’C’:AC A’O’:AB=C’O’:BC (但し、A’O’,AB,A’C’,AC,C’O’,
BCは、それぞれ各点間の距離を表わしている。) 従って、A’C’及びC’O’は、それぞれ下記式によ
り求められる。
【0048】 A’C’=|xa −xb |×√[R2 /{(xa −x
b2 +(ya −yb2 }−1/4] C’O’=|ya −yb |×√[R2 /{(xa −x
b2 +(ya −yb2 }−1/4] また、点O’(xp ,yp )は、点A’((xa +x
b )/2,(ya +yb)/2)から、それぞれA’
C’,C’O’を点A’が属する象限に応じて加減する
ことで求めることができ、xp ,yp は、下記式で表わ
される。
【0049】 xp =(xa +xb )/2±|ya −yb |×√[R2
/{(xa −xb2 +(ya −yb2 }−1/4] yp =(ya +yb )/2±|xa −xb |×√[R2
/{(xa −xb2 +(ya −yb2 }−1/4] ここで、Z=R2 /{(xa −xb2 +(ya −y
b2 }−1/4)と置くことにより、上記補正計算式
(1),(2),(3),(4)を得ることができる。
【0050】以上説明したように、ステップ114の実
行により、中間点T2 が属する象限と、3つの点T1
2 ,T3 の位置関係とから、補正計算式メモリに記憶
されている4つの補正計算式(1),(2),(3),
(4)から該当する補正計算式が選択され、該選択され
た補正計算式を用いて方位円Cの中心O’(x0 ,y
0 )が求まる。
【0051】(6) 方位座標補正(ステップ115) 次に、ステップ114で求められた方位円Cの中心O’
(x0 ,y0 )により、方位センサのX成分信号、Y成
分信号から定まる(x,y)を補正する。
【0052】具体的には、xからx0 を、yからy0
それぞれ減算して、方位表示信号を得る。
【0053】 (7) 方位表示信号出力(ステップ116) 次に、上記方位表示信号をディスプレイ3に出力し、画
面上に移動体の現在の進行方向を表示させる。そして、
上述した一連の処理を終了する。
【0054】以上説明したように、本実施例によると、
移動体の進行中に自動的に方位円の中心座標の補正を実
行するため、上記第1の従来例のような、移動体を1回
転、旋回させる煩雑な操作を、省略することができるよ
うになる。
【0055】また、補正計算式メモリには、予め中間点
の属する象限等に場合分けして4つの補正計算式を記憶
しており、これらの補正計算式は、上記第2の従来例の
計算式に比べて簡単な式であることから、第2の従来例
に比べ、補正のための演算時間が短縮されるようにな
る。
【0056】また、上記第3の従来例のような、移動体
の旋回方向を検知するためのセンサは、設けていないた
め、このようなセンサが搭載されていない移動体に、簡
単に付設することができるようになる。
【0057】また、補正計算に用いる半径Rを補正して
いるため、上記第3の従来例のような大容量の半径R用
メモリを設けなくて済む。
【0058】なお、上記実施例では、T12 =T2
3 を満足する3つの点T1 ,T2 ,T3 を選定したが、
∠T1 O’T3 ≦180°を満足する三点であれば上記
三点に限定されるものではない。また、四点以上を選定
し、これらのうちから三点の組み合わせ全てについて、
上記実施例と同様な処理を実行し、それらの平均値から
方位円の中心を補正するようにしてもよい。また、上記
実施例では、イグニッションスイッチ4のオンと同時
に、スタート点T1 を設定したが、他の適切なトリガ手
段によりスタート点T1 の設定を行なうようにしてもよ
い。また、上記実施例では、三点T1 ,T2 ,T3 をそ
れぞれ1個だけ設定しているが、各点毎に複数個設定
し、その平均値をとるようにすれば、外乱の影響が少な
くなる。また、上記実施例では、方位センサ1の信号を
無制限的に取り入れ上記三点を設定しているが、上記信
号に外乱成分が含まれる場合があることを考慮して、上
記信号の信頼性が高いときを適宜の手段により判別した
上で三点を設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る方位検出装置のブロック構成図
【図2】同装置の演算処理を説明するためのフローチャ
ート
【図3】方位円の半径Rを算出する方法の説明図
【図4】方位円の象限の説明図
【図5】中間点T2 が属する象限を算出する方法の説明
【図6】スタート点T1 と中間点T2 との位置関係によ
り異なる補正計算式を必要とすることの説明図
【図7】中間点T2 とエンド点T3 との位置関係により
異なる補正計算式を必要とすることの説明図
【図8】補正計算式を算出する方法の説明図
【図9】本発明のクレーム対応図
【符号の説明】
1 方位センサ 2 演算処理回路 3 ディスプレイ 4 イグニッションスイッチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動体に取り付けられ、地磁気に対する
    前記移動体の進行方向に応じたX成分信号、Y成分信号
    を対で出力する方位センサと、 前記方位センサのX成分信号及びY成分信号を入力し、
    方位円を形成すべき少なくとも3つのX,Y座標点を選
    定する座標点選定手段と、 前記座標点選定手段により選定されたX,Y座標点のう
    ちの任意の3つのX,Y座標点のうち、中間に位置する
    中間座標点が、前記方位円における4象限のうちのいず
    れの象限に属するかを判別する象限判別手段と、 前記任意の3つのX,Y座標点相互の位置関係(移動体
    の旋回方向を含む。)を判別する位置関係判別手段と、 予め、方位円の中心座標を補正するための複数の補正計
    算式であって、各補正計算式において前記方位円の半径
    がパラメータの1つとされているものを、前記中間座標
    点が属する象限毎に、かつ、前記任意の3つのX,Y座
    標点相互の位置関係に応じて、場合分けして記憶してい
    る補正計算式記憶手段と、 前記象限判別手段により判別された象限と前記位置関係
    判別手段により判別された位置関係とにより、前記補正
    計算式記憶手段に記憶されている複数の補正計算式から
    該当する補正計算式を選択し、該選択した補正計算式に
    より前記方位円の中心座標を求める中心座標設定手段
    と、 前記中心座標設定手段により求められた前記方位円の前
    記中心座標により、前記方位センサのX成分信号、Y成
    分信号から定まるX,Y座標点を補正する方位座標補正
    手段と、 を備えてなる方位検出装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1において、 前記座標点選定手段により選定されたX,Y座標点のう
    ちの任意の3つのX,Y座標点から前記方位円の半径を
    求める半径設定手段を設け、 前記中心座標設定手段は、前記半径設定手段により求め
    られた半径を前記補正計算式に用いて前記方位円の前記
    中心座標を求めるよう構成されることを特徴とする方位
    検出装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100446354B1 (ko) * 2001-12-28 2004-09-01 씨멘스브이디오한라 주식회사 전자 나침반의 방위 오차 보정 방법
KR100484627B1 (ko) * 2002-05-21 2005-04-22 씨멘스브이디오한라 주식회사 자동차용 디지털 나침반의 방위 보정방법
JP2007205944A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Yamaha Corp 磁気センサ制御装置、磁気測定装置、オフセット設定方法及びオフセット設定プログラム
JP2007225325A (ja) * 2006-02-21 2007-09-06 Yamaha Corp 磁気センサ制御装置、磁気測定装置、並びにオフセット設定方法及びプログラム。
JP2011095277A (ja) * 2011-02-14 2011-05-12 Yamaha Corp 磁気センサ制御装置、磁気測定装置、並びにオフセット設定方法及びプログラム。

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