JPH06242224A - 車載用障害物検知装置 - Google Patents

車載用障害物検知装置

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JPH06242224A
JPH06242224A JP5033203A JP3320393A JPH06242224A JP H06242224 A JPH06242224 A JP H06242224A JP 5033203 A JP5033203 A JP 5033203A JP 3320393 A JP3320393 A JP 3320393A JP H06242224 A JPH06242224 A JP H06242224A
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JP
Japan
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vehicle
light
laser beam
obstacle
detection device
Prior art date
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Application number
JP5033203A
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English (en)
Inventor
Miyoshi Morii
美佳 森井
Yoshimitsu Yamazoe
良光 山添
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】光源9aを進行方向Rに対して平行に配置し、
この光源9aの光路上に対称レンズ10aを進行方向R
に対して垂直に配置する。また、光源9bを進行方向R
に対して角度θだけ傾けて配置し、この光源9bの光路
上に左側には強度の強い、右側には強度の弱いレーザビ
ームを出射することができるようにカットされた広角レ
ンズ10bを角度θだけ傾けて配置する。そうすると、
光源9bから出射されるレーザビーム16は、進行方向
Rに対して非対称な形で出射される。 【効果】車両の前面側方に取付けても、車両の両側近傍
の障害物を確実に検知することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両に搭載されて用い
られ、たとえばレーザビームなどの電磁波を前方方向に
出射して障害物を検知する車載用障害物検知装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、主に高速道路における車両間
の追突事故や無理な追越し・車線変更による接触事故な
どを防止するために、光検出器により他の車両などの障
害物を自動的に検知する障害物検知装置が主に高速道路
などを走行する大型トラックに搭載されて用いられてい
る。
【0003】図8は、上記障害物検知装置の典型的な先
行技術を示す概念図である(センサ技術 Vol.11 No.10
1992年10月号参照)。この先行技術では、大型
トラック(以下、「自車両」という。)100の前面中
央に、奥行き約17cm(幅約20cm、高さ約80c
m)のレーザレーダ101が取付けられている。このレ
ーザレーダ101は、レーザビーム102を出射するた
めの3つの光源(図示せず。)を有している。この3つ
の光源からは、図9に示すような、自車両100の正面
前方の車両103を検知するためのレーザビーム102
a、自車両100の両側前方の車両(図示せず。)、た
とえば割込みをしてくる車両を検知するためのレーザビ
ーム102b,102cがそれぞれ出射される。レーザ
ビーム102aは中央前方方向に対して対称な指向性を
有するレーザビームであり、レーザビーム102b,1
02cはそれぞれ左右斜め前方方向に対して対称な指向
性を有するレーザビームである。したがって、3つの光
源から出射されるレーザビームは全体的に中央前方方向
に対して対称に出射される。また、このレーザレーダ1
01には、正面前方の車両103の後面に装着されてい
るリフレクタ(図示せず。)で反射した反射光104を
受光するセンサ部(図示せず。)が備えられている。な
お、以下の説明では、レーザビーム102aを「主ビー
ム102a」といい、レーザビーム102b,102c
をそれぞれ「サイドビーム102b,102c」とい
う。
【0004】この構成では、上記レーザレーダ101に
備えられている光源のうち、所定の光源から出射された
主ビーム102aが車両103の後面に装着されている
リフレクタで反射した場合に、その反射光104がセン
サ部で受光される。そして、この受光された反射光10
4に対応した受信信号に適当な処理が施され、車両10
3までの距離などが算出され、この距離が安全車間距離
よりも短い場合に、この車両103の存在が図外の警報
機でドライバに報知される。また、サイドビーム102
b,102cが自車両100の両側前方にある他の車線
を走行している車両の後面に装着されているリフレクタ
で反射した場合にも、上記の場合と同様、その車両の存
在が図外の警報機でドライバに報知される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の先行技術では、
レーザビーム102を出射するレーザレーダ101を自
自車両100の前面中央に取付けている。ところが、た
とえば現在普及しているエンジンルームが前にある車両
(フロントエンジン車)の場合は、前面中央には、レー
ザレーダ101を取付けることはできない。すなわち、
フロントエンジン車は、エンジンルームの中央をエンジ
ンが占拠し、さらにエンジンを冷却するためのラジエー
タの吸気部がエンジンルーム前面中央に設けられている
ため、エンジンルームの前面中央に奥行き約17cm、
幅約20cm、高さ約8cmのレーザレーダ101を取
付けるのは非常に困難である。
【0006】一方、フロントエンジン車の左右両側付近
はエンジンルーム前面中央に比べて若干スペースがあ
り、レーザレーダ101をこのスペースに取付けること
が考えられる。ところが、たとえば前方中央方向に向か
って前面右側のスペースにレーザレーダ101を取付け
ると、このレーザレーダ101から出射されるレーザビ
ームは対称であるので、図10に示すように、右側のサ
イドビーム102bは検知限界距離が長くなり、左側の
サイドビーム102cは検知限界距離が短くなる。すな
わち、図10に示すように、サイドビーム102bで
は、自車両100が走行している車線121よりも2車
線隣りの車線123から1車線隣りの車線122に車線
変更してくる車両111を、車線121に割込んでくる
と誤認して検知することがある。また、サイドビーム1
02cでは、車線121よりも1車線隣りの車線120
から車線121に割込んでくる車両112を検知するこ
とができないことがある。したがって、自車両100の
両側前方から割込んでくる車両を確実に検知することが
できない。
【0007】また、一般車は大型トラックに比べて視界
が狭いので、ドライバは助手席側の様子を確認しにく
い。したがって、レーザレーダ101を前面のドライバ
席側に取付けた場合は、検知限界距離に過不足が生じる
ため、助手席側から割込んでくる車両を確実に検知する
ことができないばかりか、そのような車両を目で確認す
るにしても、大型トラックの場合よりも確認するまでに
時間がかかるので、接触事故などを引起しやすい。この
ため、特に一般車において前面のドライバ席側にレーザ
レーダ101を取付けた場合でも、車両を確実に検知す
ることができるような障害物検知装置が要望されてい
た。
【0008】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、車両の前面側方の位置に取付けられた場合
でも、車両の両側近傍の障害物を確実に検知することが
できる車載用障害物検知装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載の車載用障害物検知装置は、電磁波を出
射する出射手段と、当該出射手段からの電磁波の反射波
を受信し当該受信した反射波に基づいて障害物を検知す
る受信手段とを有する車載用障害物検知装置であって、
上記出射手段は、鋭角、かつ、対称な指向性を有し、相
対的に強い強度の電磁波を出射する第1の出射部と、鈍
角、かつ、非対称な指向性を有し、相対的に弱い強度の
電磁波を出射する第2の出射部とを含むことを特徴とす
るものである。
【0010】また、請求項2記載の車載用障害物検知装
置は、電磁波を出射する出射手段と、当該出射手段から
の電磁波の反射波を受信し当該受信した反射波に基づい
て障害物を検知する受信手段とを有する車載用障害物検
知装置であって、上記受信手段は、鋭角、かつ、対称な
指向性を有し、受信感度が相対的に高い第1の受信部
と、鈍角、かつ、非対称な指向性を有し、受信感度が相
対的に低い第2の受信部とを含むことを特徴とするもの
である。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の構成では、第1の出射部に
おいて、車両の正面前方に強度の強い電磁波が対称に出
射される。そして、その出射された電磁波が正面遠方の
障害物で反射し、その反射波が受信手段で受信され、そ
の受信された反射波に基づいて、正面遠方の障害物が受
信手段で検知される。
【0012】一方、第2の出射部においては、たとえば
図6(a) に示すような電磁波202が非対称に出射され
る。図6(a) は、車両200の進行方向Rに対して右側
に出射手段201を設けた場合を示している。第2の出
射部から出射された電磁波202は、左側近傍への放射
強度が右側近傍への放射強度よりも強いものであるた
め、車両200の中央からの検知限界距離S1,S2を
ほぼ等しくすることができる。したがって、電磁波20
2が車両200の両側近傍にある障害物203,204
で反射し、この障害物203,204からの反射波に基
づけば、車両200の前面右側に出射手段201を取付
けた場合でも、それらの障害物203,204を確実に
検知することができる。
【0013】また、第2の出射部においては、たとえば
図6(b) に示すような電磁波212が出射される。図6
(b) は、車両の進行方向Rに対して左側に出射手段21
1を設けた場合を示している。電磁波212は、右側近
傍への放射強度が左側近傍への放射強度よりも強いもの
であるので、この場合も、車両210の中央からの検知
限界距離S1,S2をほぼ等しくすることができる。し
たがって、電磁波212が車両210の両側近傍にある
障害物213,214で反射し、この障害物213,2
14からの反射波に基づけば、車両210の前面左側に
出射手段211を取付けた場合でも、それらの障害物2
13,214を確実に検知することができる。
【0014】また、請求項2記載の構成では、第1の受
信部においては、車両の正面前方の遠方にある障害物か
らの反射波が受信される。そして、この受信された反射
波に基づいて、正面遠方の障害物が受信手段で検知され
る。一方、第2の受信部においては、たとえば図7(a)
に示すような反射波222が受信される。図7(a) は、
車両220の進行方向Rに対して右側に受信手段221
を設けた場合を示している。第2の受信部は、左側の受
信感度が相対的に高く、右側の受信感度が相対的に低い
ので、車両220の中央から距離S1,S2以内の障害
物223,224からの反射波を受信することができ
る。したがって、この反射波222に基づけば、車両2
20の前面右側に受信手段221を取付けた場合でも、
車両220の両側近傍にある障害物223,224を確
実に検知することができる。
【0015】また、第2の受信部においては、たとえば
図7(b) に示すような反射波232が受信される。図7
(b) は、車両230の進行方向Rに対して左側に受信手
段231を設けた場合を示している。第2の受信部は、
右側の受信感度が相対的に高く、左側の受信感度が相対
的に低いので、車両230の中央から距離S1,S2以
内の障害物233,234からの反射波232を受信す
ることができる。したがって、この反射波232に基づ
けば、車両230の前面左側に受信手段221を取付け
た場合でも、車両230の両側近傍にある障害物23
3,234を確実に検知することができる。
【0016】
【実施例】以下では、本発明の実施例を、添付図面を参
照して詳細に説明する。図2は、本発明の一実施例の車
載用障害物検知装置の構成を簡略化して示す概略図であ
る。この車載用障害物検知装置1は、車両の前面右側に
搭載されて用いられ、レーザビーム2を出射部3a,3
b(以下、総称するときは「出射部3」という。)から
それぞれ出射し、そのレーザビーム2が車両などの障害
物4で反射することによって発生した反射光5を受光部
6で受光し、この受光された反射光5に信号処理部7で
適当な信号処理を施して障害物4を検知するものであ
る。なお、出射部3から出射されるレーザビーム2は可
視光レーザビームでもよく、また赤外レーザビームでも
よい。また、レーザビーム2を出射するのに代えて、発
光ダイオード(LED)からの光を用いてもよい。
【0017】出射部3は、出射駆動部8からの信号に基
づいてレーザビーム2を出射する光源9a,9bを有し
ている。この各光源9a,9bから出射されるレーザビ
ーム2の光路上の光源9a,9bの極近傍には、それぞ
れ軸対称なレンズ10aおよび非対称なレンズ10bが
設けられている。レンズ10bは、たとえば左方向に出
射されるレーザビーム2の強度を大きく、右方向に出射
されるレーザビーム2の強度を小さくすることができる
ようにカットされたレンズである。ただし、強度の大小
は左右反対でもよい。なお、以下の説明では、レンズ1
0aを「対称レンズ10a」といい、レンズ10bを
「広角レンズ10b」という。
【0018】出射駆動部8は、信号切換部8bにレーザ
ドライブ信号を与えるとともに、後述する処理部に同期
信号を与えるための信号発生部8aを有している。信号
発生部8aからレーザドライブ信号が与えられる信号切
換部8bでは、後述する処理部からの信号に基づいて、
レーザドライブ信号を与えるべき光源3が切換えられ
る。そして、光源3を駆動するためのレーザ駆動部8c
を介して、光源3に駆動信号が与えられ、各光源3a,
3bからレーザビーム2が交互に出射される。
【0019】受光部6は、たとえばPINフォトダイオ
ード(PD)などの受光素子で構成された受光器11
a,11bと、各受光器11a,11bに反射光5を集
光するための受光レンズ12a,12bとを有してい
る。受光レンズ12a,12bを介して入射してきた反
射光5は、受光器11a,11bで受光され、これら受
光器11a,11bで反射光5が電気信号に変換され
て、信号処理部7に提供される。なお、この受光部6お
よび信号処理部7が受信手段に相当する。
【0020】信号処理部7は、受光器11a,11bか
ら提供された信号を増幅するための増幅部7cを有して
おり、この増幅部7cで増幅された信号は信号切換部7
bに提供される。信号切換部7bでは、処理部7aから
の信号に基づいて、いずれの受光器11a,11bから
の信号を処理部7aに与えるかが選択され、受光器11
a,11bが切換えられる。この切換えられた受光器1
1a,11bからの信号が処理部7aに与えられると、
処理部7aでは、与えられた信号に基づいて、障害物4
までの距離などが算出される。
【0021】より詳細に説明すると、処理部7aは、障
害物4までの距離を算出するための距離カウンタ(図示
せず)を有している。この距離カウンタには信号発生部
8aから同期信号が与えられており、距離の算出は、レ
ーザドライブ信号が発生されてから障害物4からの反射
光5に対応した信号が処理部7aに与えられるまでの時
間に基づいて行われる。
【0022】図1は、出射部3の具体的な配置例を示す
図である。この図において、光源9aおよび対称レンズ
10aで構成したものを第1光学系、光源9bおよび広
角レンズ10bで構成したものを第2光学系とする。第
1光学系においては、光源9aは車両の進行方向Rに向
けて配置されており、対称レンズ10aはその光源9a
の極近傍に設置されている。また、第2光学系において
は、光源9bは進行方向Rと所定の角度θをもって斜め
に配置され、広角レンズ10bもその光源9bの極近傍
に進行方向Rに対して角度θをもって斜めに設置されて
いる。
【0023】このように第1光学系および第2光学系を
配置すると、図に示すように、第1光学系からレーザビ
ーム15、第2光学系からレーザビーム16が出射され
る。すなわち、レーザビーム15は、光源9aから鋭
角、かつ、対称に強い強度で出射され、比較的遠方(た
とえば、100m)まで出射される。また、レーザビー
ム16は、光源9bから鈍角に弱い強度で出射され、比
較的近傍に出射される。また、レーザビーム16は、光
源9bが進行方向Rと角度θを成して配置されているの
で、進行方向Rに対して非対称な扇形の広がりをもって
おり、そのビーム幅は通常、道路の幅(3.5m)程度
である。このように、出射部3が出射手段として機能
し、第1光学系が第1の出射部、第2光学系が第2の出
射部として機能している。なお、上述の角度θは、たと
えばねじ等で調整できるようにしてもよい。
【0024】図3および図4は、上記車載用障害物検知
装置1における障害物検知の具体例について説明するた
めの図である。図3(a) において、ドライバ席は右側に
あり、車載用障害物検知装置1は、車両20の前面右側
の位置21に出射部3および受光部6がそれぞれ右側お
よび左側になるように取付けてある。なお、ドライバ席
が左側にある場合は、出射部3および受光部6がそれぞ
れ左側および右側になるように左右反転にして取付けれ
ばよい。
【0025】また、車両20およびこの車両20の正面
前方の車両22は車線40、車両23は車線40の1つ
左隣りの車線41、車両24は車線40の2つ右隣りの
車線43をそれぞれ走行中である。なお、車線40の1
つ右隣りの車線は車線42とする。また、レーザビーム
16の形は、左側前方にはみ出した形になっており、そ
の幅は道路の幅(約3.5m)程度であり、レーザビー
ム15は車両20の進行方向に対して約100m程度で
ある。
【0026】このような状況において、図3(b) に示す
ように、車両23が車線41から車線40に割込んでき
た場合、第2光学系からは車両20の左側前方に突き出
るような形でレーザビーム16が出射されているので、
このレーザビーム16は車両23の後面に装着されてい
るリフレクタで反射する。そして、この反射光が受光部
6で受光され、この反射光に対応した電気信号が信号処
理部7に提供されて、車両23が検知される。
【0027】また、図3(c) に示すように、車両22が
速度を落として車両20に対して相対的に後退した場
合、第1光学系からは車両20の正面前方にレーザビー
ム15が出射されているので、このレーザビーム15は
車両22の後面に装着されているリフレクタで反射す
る。このとき、車載用障害物検知装置1は車両20の右
側の位置21に取付けてあり、また、リフレクタは通常
車両の後面の左右両側に装着されているので、レーザビ
ーム15はリフレクタで良好に反射する。そして、この
反射光が受光部6で受光され、この反射光に対応した電
気信号が信号処理部7に提供されて、車両22が検知さ
れる。
【0028】また、図4(a) に示すように、車両24が
車線43から車線42に車線変更した場合、第2光学系
からのレーザビーム16は車両20の右側前方にはあま
りはみ出ていない。このため、車両20が車線43から
車線42に車線変更しても、この車両24はレーザビー
ム16の検知可能範囲外であるので、検知されない。一
方、図4(b) に示すように、車両24が車線42に車線
変更した後に車線40に割込んできた場合は、このとき
はレーザビーム16の検知可能範囲内に車両24が移動
してきたことになるので、車両24の後面に装着されて
いるリフレクタでレーザビーム16が反射し、この反射
光に基づいて、車両24が検知される。
【0029】以上のように本実施例によれば、車両の右
側の前面内側に車載用障害物検知装置が取付けられ、第
2光学系から鈍角、かつ、左側の方が右側よりも放射強
度が相対的に強い非対称な形でレーザビームが出射され
ているので、車両の左側前方から割込んでくる車両を良
好に検知することができる。また、レーザビームの右側
への放射強度は相対的に弱いので、2車線隣りの車線か
ら1車線隣りの車線に車線変更してくる車両を割込車両
と誤って検知することがない。このため、前面中央以外
の位置に車載用障害物検知装置を取付けると、レーザビ
ームの検知限界距離が車両の横方向に対して過不足にな
っていた従来技術と異なり、車両の前面右側に本装置を
取付けても検知限界距離が過不足になることはないの
で、車両の両側近傍の障害物を良好に検知することがで
きる。その結果、車両間の安全車間距離などを良好に保
つことができ、追突事故や接触事故の低減を図ることが
できる。
【0030】なお、本実施例の説明は以上のとおりであ
るが、本発明は上述の実施例に限定されるものではな
い。たとえば、上述の実施例では、車両の両側前方の障
害物を検知するのに、出射部を特別な構成にして非対称
なレーザビームを出射することができるようにしていた
が、たとえば出射部は従来のように中央方向に対して広
角度にレーザビームを出射するようにしておき、受光部
を特別な構成にして非対称なレーザビームを受光できる
ようにしてもよい。すなわち、図5に示すように、受光
器50a,50b,50c、および受光レンズ51a,
51b,51cから構成される受光部50でレーザビー
ムを受光するようにしてもよい。
【0031】より詳細に説明すると、受光器50bは進
行方向Rに対して垂直に設置され、反射光5bが受光器
50bに入射してくる途中部には受光レンズ51bが設
けられており、この受光レンズ51bは、凸レンズで構
成されている。また、受光器50bの受光感度は、受光
器50a,50cよりも高く設定されており、鋭角、か
つ、対称な指向性を有している。
【0032】受光器50aは進行方向Rに対して角度φ
だけ傾けて設置され、反射光5aが受光器50aに入射
してくる途中部には受光レンズ51aが設けられてい
る。この受光レンズ51aは、たとえば2枚のレンズで
構成され、受光器50aに近いほうから凸レンズ、凹レ
ンズに設けられている。また、受光器50aの受光感度
は、受光器50bよりも低く、受光器50cよりも高く
設定されている。
【0033】受光器50cは進行方向Rに対して受光器
50aと反対側に角度δだけ傾けて設置され、反射光5
cが受光器50cに入射してくる途中部には受光レンズ
51cが設けられている。この受光レンズ51cは、た
とえば2枚のレンズで構成され、受光器50cに近いほ
うから凸レンズ、凹レンズの順に設けられている。ま
た、受光器50cの受光感度は、受光器50a,50b
よりも低く設定されている。
【0034】なお、受光器50bが第1の受信部、受光
器50a,50cが第2の受信部として機能する。この
構成では、受光器50bは鋭角、かつ、対称な指向性を
有し、受光感度が他の受光器よりも高く設定されている
ので、車両の正面前方の遠方にある障害物からの反射光
5bを受光することができる。また、受光器50aは、
受光感度が受光器50bよりも低く、受光器50cより
も高く設定されているので、進行方向Rに対して受光器
50bよりも近傍にある障害物、および受光器50cよ
りも車両の中央から角度φ方向の遠方にある障害物から
の反射光5bが受光される。また、受光器50cは、受
光感度が受光器50a,50bよりも低く設定されてい
るので、進行方向Rに対して受光器50bよりも近傍に
ある障害物、および受光器50aよりも車両の中央から
角度δ方向の近傍にある障害物からの反射光5cが受光
される。したがって、受光器50bにより車両の正面遠
方の障害物からの反射光が受光できるので、正面遠方の
障害物を検知することができる。また、受光器50a,
50cにより車両の中央からほぼ等しい距離内の障害物
からの反射光を受光することができるので、この構成に
おいても、車両の両側近傍の障害物を確実に検知するこ
とができる。
【0035】その他、本発明の要旨を変更しない範囲で
種々の設計変更を施すことは可能である。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の車載用障害
物検知装置によれば、第2の出射部から、出射手段が車
両の前面側方に設けられても車両の中央からの横方向に
おける検知限界距離を等しくすることができるような非
対称な電磁波が出射される。したがって、出射手段が車
両の前面側方に設けられても車両の両側近傍の障害物を
確実に検知することができる。このため、装置を前面中
央に取付けなければ車両の両側近傍の障害物を確実に検
知することができなかった従来技術と異なり、取付位置
に自由度が増すことになる。したがって、車両の前面中
央に何らかの事情で取付けることができない車両を含む
あらゆる車両に本装置を取付けることができるので、車
両間の安全車間距離を保つことができ、追突事故や接触
事故などの低減を図ることができる。
【0037】また、3個の光源を用いてレーザビームを
出射していた従来技術と異なり、本発明では、電磁波を
出射する出射部を2つしか用いていない。このため、装
置本体の構成を簡単にすることができるとともに、コス
トダウンを図ることができる。また、請求項2記載の車
載用障害物検知装置によれば、第2の受信部は、受信手
段が車両の前面側方に設けられても横方向における車両
の中央から同じ距離以内にある障害物からの反射波が受
信できるような感度が設定されているので、車両の両側
近傍の障害物を確実に検知することができる。したがっ
て、取付位置に自由度が増すので、あらゆる車両に本装
置を取付けることができる。このため、車両間の安全車
間距離を保つことができ、追突事故や接触事故などの低
減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光学系の具体的な配置例を示す図である。
【図2】本発明の一実施例の車載用障害物検知装置の構
成を簡略化して示す概略図である。
【図3】上記車両用障害物検知装置における障害物検知
の具体例を説明するための図である。
【図4】上記車両用障害物検知装置における障害物検知
の具体例を説明するための図である。
【図5】上記車両用障害物検知装置の変形例を示す図で
ある。
【図6】請求項1記載の車載用障害物検知装置の作用を
説明するための図である。
【図7】請求項2記載の車載用障害物検知装置の作用を
説明するための図である。
【図8】従来のレーザビームの出射例を示す図である。
【図9】上記レーザビームの指向性を示す図である。
【図10】上記従来技術の欠点を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1 車両用障害物検知装置 2,15,16 レーザビーム 3,3a,3b 出射部 6 受光部 7 信号処理部 9a,9b 光源 10a,10b レンズ 11a,11b,50a,50b,50c 受光器 12a,12b,51a,51b,51c 受光レンズ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載されて用いられ、電磁波を出射
    する出射手段と、当該出射手段からの電磁波の反射波を
    受信し当該受信した反射波に基づいて障害物を検知する
    受信手段とを有する車載用障害物検知装置において、 上記出射手段は、 鋭角、かつ、対称な指向性を有し、相対的に強い強度の
    電磁波を出射する第1の出射部と、 鈍角、かつ、非対称な指向性を有し、相対的に弱い強度
    の電磁波を出射する第2の出射部とを含むことを特徴と
    する車載用障害物検知装置。
  2. 【請求項2】車両の搭載されて用いられ、電磁波を出射
    する出射手段と、当該出射手段からの電磁波の反射波を
    受信し当該受信した反射波に基づいて障害物を検知する
    受信手段とを有する車載用障害物検知装置において、上
    記受信手段は、 鋭角、かつ、対称な指向性を有し、受信感度が相対的に
    高い第1の受信部と、 鈍角、かつ、非対称な指向性を有し、受信感度が相対的
    に低い第2の受信部とを含むことを特徴とする車載用障
    害物検知装置。
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