JPH0624239B2 - 縦形オ−バ−フロ−イメ−ジセンサ− - Google Patents
縦形オ−バ−フロ−イメ−ジセンサ−Info
- Publication number
- JPH0624239B2 JPH0624239B2 JP59026601A JP2660184A JPH0624239B2 JP H0624239 B2 JPH0624239 B2 JP H0624239B2 JP 59026601 A JP59026601 A JP 59026601A JP 2660184 A JP2660184 A JP 2660184A JP H0624239 B2 JPH0624239 B2 JP H0624239B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type semiconductor
- region
- overflow
- photosensitive element
- barrier
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10F—INORGANIC SEMICONDUCTOR DEVICES SENSITIVE TO INFRARED RADIATION, LIGHT, ELECTROMAGNETIC RADIATION OF SHORTER WAVELENGTH OR CORPUSCULAR RADIATION
- H10F39/00—Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one element covered by group H10F30/00, e.g. radiation detectors comprising photodiode arrays
- H10F39/10—Integrated devices
- H10F39/12—Image sensors
- H10F39/15—Charge-coupled device [CCD] image sensors
- H10F39/158—Charge-coupled device [CCD] image sensors having arrangements for blooming suppression
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規な縦形オーバーフローイメージセンサーに
関し、スメア、ブルーミングをより小さくした新規な縦
形オーバーフローイメージセンサーを提供しようとする
ものである。
関し、スメア、ブルーミングをより小さくした新規な縦
形オーバーフローイメージセンサーを提供しようとする
ものである。
背景技術 固体撮像装置は被写体の高照度部分からの強い光によっ
て過剰電荷が発生し、その過剰電荷によって再生画像が
損なわれるブルーミング、スメア現象が発生するという
大きな欠点を有し、これが実用化を阻む大きな要因とな
る。
て過剰電荷が発生し、その過剰電荷によって再生画像が
損なわれるブルーミング、スメア現象が発生するという
大きな欠点を有し、これが実用化を阻む大きな要因とな
る。
そこで、隣接するチャンネル間にオーバーフロードレイ
ンを設け、該オーバフロードレインによって過剰電荷を
吸収するようにする等の対策が講じられた。しかしなが
ら、隣接チャンネル間にオーバーフロードレインを設け
ることは開口率を低くしてしまうという問題を生じる。
そのため、開口率を低くすることなく過剰電荷を吸収で
きるようにすべく案出されたのが縦形オーバーフロー構
造のイメージセンサーである。
ンを設け、該オーバフロードレインによって過剰電荷を
吸収するようにする等の対策が講じられた。しかしなが
ら、隣接チャンネル間にオーバーフロードレインを設け
ることは開口率を低くしてしまうという問題を生じる。
そのため、開口率を低くすることなく過剰電荷を吸収で
きるようにすべく案出されたのが縦形オーバーフロー構
造のイメージセンサーである。
第1図は縦形オーバーフロー構造を有する電荷結合ディ
バイス(以下「CCD」という。)の光センサーのセル
の断面構造を示すものである。
バイス(以下「CCD」という。)の光センサーのセル
の断面構造を示すものである。
同図において、aはN−型の半導体基板、bは半導体基
板aの表面上に形成されたP型半導体ウェルで、その結
合深さは感光素子下において浅く、転送領域下において
深くされている。cはフォトダイオード型の感光素子
で、P型半導体ウェルbの結合深さの浅い領域の表面に
選択的に形成されたN+型半導体領域からなる。dはP
型半導体ウェルb表面において感光素子cを囲繞するよ
うに形成されたチャンネルストッパで、P+型半導体領
域からなる。eはP型半導体ウェルbの表面に形成され
たN+型の垂直転送レジスタ、fは感光素子cと垂直転
送レジスタeとの間を結ぶ読み出しゲート部で、チャン
ネルストッパdの不純物濃度よりも低い濃度のP−型半
導体領域からなる。gは半導体表面を被覆するシリコン
酸化膜、hは転送用の電極である。
板aの表面上に形成されたP型半導体ウェルで、その結
合深さは感光素子下において浅く、転送領域下において
深くされている。cはフォトダイオード型の感光素子
で、P型半導体ウェルbの結合深さの浅い領域の表面に
選択的に形成されたN+型半導体領域からなる。dはP
型半導体ウェルb表面において感光素子cを囲繞するよ
うに形成されたチャンネルストッパで、P+型半導体領
域からなる。eはP型半導体ウェルbの表面に形成され
たN+型の垂直転送レジスタ、fは感光素子cと垂直転
送レジスタeとの間を結ぶ読み出しゲート部で、チャン
ネルストッパdの不純物濃度よりも低い濃度のP−型半
導体領域からなる。gは半導体表面を被覆するシリコン
酸化膜、hは転送用の電極である。
このように、縦形オーバーフロー構造の半導体光センサ
ーは半導体基板aがP型ではなくN型であり、N型の半
導体基板a上にP型半導体ウェルbを形成し、該P型半
導体ウェルb表面に感光素子c等活性領域を形成してな
るものであり、第2図は感光素子cの中央部における深
さ方向のポテンシャルプロフィールを示す。同図におい
て、実線は感光素子cに電荷が全く蓄積されていない状
態におけるポテンシャルを示す。
ーは半導体基板aがP型ではなくN型であり、N型の半
導体基板a上にP型半導体ウェルbを形成し、該P型半
導体ウェルb表面に感光素子c等活性領域を形成してな
るものであり、第2図は感光素子cの中央部における深
さ方向のポテンシャルプロフィールを示す。同図におい
て、実線は感光素子cに電荷が全く蓄積されていない状
態におけるポテンシャルを示す。
第2図から明らかなように、感光素子cとウェルbとの
間にある高さの障壁が形成される。そして、その障壁を
越える量の電荷が感光素子cに生じると、その障壁を越
える分の電荷が半導体基板aの深さ方向に流れる。従っ
て、感光素子cに蓄積される過剰電荷はP型半導体ウェ
ルcを越えて半導体基板aに流れ、半導体基板aに吸収
されることになり、隣接チャンネル間にオーバーフロー
ドレインを設ける必要性がなくなる。その結果、開口率
を小さくすることなく過剰電荷の吸収を行うことができ
る。
間にある高さの障壁が形成される。そして、その障壁を
越える量の電荷が感光素子cに生じると、その障壁を越
える分の電荷が半導体基板aの深さ方向に流れる。従っ
て、感光素子cに蓄積される過剰電荷はP型半導体ウェ
ルcを越えて半導体基板aに流れ、半導体基板aに吸収
されることになり、隣接チャンネル間にオーバーフロー
ドレインを設ける必要性がなくなる。その結果、開口率
を小さくすることなく過剰電荷の吸収を行うことができ
る。
又、感光素子cの深部において光電変化された電荷は半
導体基板aに吸収される可能性が強くなるのでスメアが
少なくなるという利点がある。これ等の点で縦形オーバ
ーフロー構造の半導体光センサーは優れているといえ
る。
導体基板aに吸収される可能性が強くなるのでスメアが
少なくなるという利点がある。これ等の点で縦形オーバ
ーフロー構造の半導体光センサーは優れているといえ
る。
背景技術の問題点 しかしながら、縦形オーバーフロー構造のイメージセン
サーにおいてもスメアが約1%出てしまい、スメアを完
全になくすことができなかった。その点について第1
図、第2図に従って具体的に説明する。
サーにおいてもスメアが約1%出てしまい、スメアを完
全になくすことができなかった。その点について第1
図、第2図に従って具体的に説明する。
感光素子cを成すフォトダイオードに寄生する容量をC
g、フォトダイオードとその周囲のゲートとの間の容量
をCp、フォトダイオードとその周囲のチャンネルスト
ッパdとの間の容量をCp、フォトダイオードと半導体
基板aとの間の容量をCbとすると、次式(1)が成立
する。
g、フォトダイオードとその周囲のゲートとの間の容量
をCp、フォトダイオードとその周囲のチャンネルスト
ッパdとの間の容量をCp、フォトダイオードと半導体
基板aとの間の容量をCbとすると、次式(1)が成立
する。
Cg=Cp+Cp′+Cb ・・・(1) そして、感光素子cの中性領域の端の深さをX1、その
位置における電位をφ1、ポテンシャルバリア、即ち、
障壁の頂部を深さをX2、その深さX2の位置における
電位をφ2、基板側の空乏層端の深さをW、その電位を
φsub とし、又、X1とX2の間の容量をC2、X2と
Wの間の容量をC3、φ1とφ2の差、即ち、有効障壁
高さをφbとし、感光素子cに電荷ΔQが追加されると
すると、φ1、φ2、φbの変動量Δφ1、Δφ2、Δ
φbは次の式(2)、(3)、(4)により表わされ
る。
位置における電位をφ1、ポテンシャルバリア、即ち、
障壁の頂部を深さをX2、その深さX2の位置における
電位をφ2、基板側の空乏層端の深さをW、その電位を
φsub とし、又、X1とX2の間の容量をC2、X2と
Wの間の容量をC3、φ1とφ2の差、即ち、有効障壁
高さをφbとし、感光素子cに電荷ΔQが追加されると
すると、φ1、φ2、φbの変動量Δφ1、Δφ2、Δ
φbは次の式(2)、(3)、(4)により表わされ
る。
Δφ1=ΔQ/Cg ・・・(2) Δφ2=Δφ1・C2/(C2+C3) ・・・(3) Δφ≡Δφ1−Δφ2=Δφ1・C3 /(C2+C3) ・・・(4) ここで、R≡(C2+C3)/C3とすると、 従って、上記式(2)、(4)により次式(6)が成立
する。
する。
又、光電荷の蓄積時間をts(ts3msec )とし、
t=0でのφbをφb0とし、光電流をIpとする。
t=0でのφbをφb0とし、光電流をIpとする。
すると、光量がオーバーフローが生じない程度に少ない
と、増加する電荷ΔQ(エレクトロン、従ってΔQ<
0)は次式(7)で表わされる。
と、増加する電荷ΔQ(エレクトロン、従ってΔQ<
0)は次式(7)で表わされる。
ΔQ=Ip・ts ・・・(7) ところで、電荷が蓄積されるとその増加電荷ΔQに対応
して障壁高さがある量Δφb減少する[式(6)参
照]。その結果、φbがある程度(約0.5V)以下に
なればオーバーフローを開始する。ここで、オーバーフ
ロー開始時の光電流をIk、同じく電荷をQk、同じく
障壁の高さをφbkとし、又、Ik0.2μA/c
m2、φbk0.5Vとする。
して障壁高さがある量Δφb減少する[式(6)参
照]。その結果、φbがある程度(約0.5V)以下に
なればオーバーフローを開始する。ここで、オーバーフ
ロー開始時の光電流をIk、同じく電荷をQk、同じく
障壁の高さをφbkとし、又、Ik0.2μA/c
m2、φbk0.5Vとする。
光量が多く光電流IpがIkを越えると、感光素子cに
は一部の電化しか蓄積されないので光電流Ipと電荷Δ
Qとの関係は直線性を失い、第3図に示すような曲線で
表わされる。そして、第4図に示すように障壁(その有
効高さφb=φb0+Δφb[但し、Δφb<0])を
越えて基板aに流れる光電流Iofは次式(8)で表わさ
れる。
は一部の電化しか蓄積されないので光電流Ipと電荷Δ
Qとの関係は直線性を失い、第3図に示すような曲線で
表わされる。そして、第4図に示すように障壁(その有
効高さφb=φb0+Δφb[但し、Δφb<0])を
越えて基板aに流れる光電流Iofは次式(8)で表わさ
れる。
そして、上記式(8)及び前述の式(6)から、オーバ
ーフロー後の感光素子cに蓄積される電荷ΔQは次式
(9)で表わされる。
ーフロー後の感光素子cに蓄積される電荷ΔQは次式
(9)で表わされる。
尚、上記式(8)及び(9)において、qは1つの電子
の持つ電荷、Dは電子の拡散係数、Ndはフォトダイオ
ード(即ち、感光素子c)のドナー濃度、kはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度、Lbは障壁の有効長である。
の持つ電荷、Dは電子の拡散係数、Ndはフォトダイオ
ード(即ち、感光素子c)のドナー濃度、kはボルツマ
ン定数、Tは絶対温度、Lbは障壁の有効長である。
上記式(9)から、オーバーフローしてから感光素子c
に蓄積される電荷の量は光量のlogに比例し、かつ、
RCgに比例することが明らかである。
に蓄積される電荷の量は光量のlogに比例し、かつ、
RCgに比例することが明らかである。
上記式(1)〜(9)及び第1図乃至第4図に沿って述
べたことを要約すると、ポテンシャルプロフィールは決
して不変でなく、感光素子cに蓄積される電荷の量によ
って変化し、電荷の量が増加するとそれに応じて障壁の
ポテンシャルも第2図における上側に移動してしまう。
その結果、オーバーフローが開始されても、電荷蓄積開
始時点における障壁を越える電荷のすべてが半導体基板
aに吸収されてしまうわけではなく、一部は感光素子c
内に蓄積されてしまうことになる。従って、過剰電荷の
すべてを完全に感光素子cから基板aへ排除することが
できるわけではない。
べたことを要約すると、ポテンシャルプロフィールは決
して不変でなく、感光素子cに蓄積される電荷の量によ
って変化し、電荷の量が増加するとそれに応じて障壁の
ポテンシャルも第2図における上側に移動してしまう。
その結果、オーバーフローが開始されても、電荷蓄積開
始時点における障壁を越える電荷のすべてが半導体基板
aに吸収されてしまうわけではなく、一部は感光素子c
内に蓄積されてしまうことになる。従って、過剰電荷の
すべてを完全に感光素子cから基板aへ排除することが
できるわけではない。
ちなみに、入射光量がオーバーフローを開始する量から
その10倍に増えることによって生じる信号電荷ΔQd
[≡ΔQ(10Ip)−ΔQ(Ip)]は次式(10)
で表わされる。
その10倍に増えることによって生じる信号電荷ΔQd
[≡ΔQ(10Ip)−ΔQ(Ip)]は次式(10)
で表わされる。
そして、その変化に伴う感光素子cの電位の変化Δ
φ1,dは次式(11)で表わされ、その値だけ減少す
る。
φ1,dは次式(11)で表わされ、その値だけ減少す
る。
ここで、X2−X1=0.5μ、W=8μ、Cg=4×
10-15 F、温度が25℃、R=16とすると、 Δφ1,d=0.92[V/decade] ・・・(12) ΔQd/q=2×104[個/decade] ・・・(13) となる。
10-15 F、温度が25℃、R=16とすると、 Δφ1,d=0.92[V/decade] ・・・(12) ΔQd/q=2×104[個/decade] ・・・(13) となる。
このような例によればオーバーフローが生じるような光
が入射された場合と、オーバーフローが生じる光の10
倍の光が入射された場合とでは、感光素子cが0.92
[V]も変化し、感光素子cに蓄積される電子の個数も
2×104多くなる。
が入射された場合と、オーバーフローが生じる光の10
倍の光が入射された場合とでは、感光素子cが0.92
[V]も変化し、感光素子cに蓄積される電子の個数も
2×104多くなる。
更に、光量が大きい場合には過剰電荷がレジスタ側にも
流れ込むという問題もある。この点について第5図に従
って説明する。
流れ込むという問題もある。この点について第5図に従
って説明する。
第5図は第1図のV−V線に沿う部分のポテンシャルプ
ロプィールの変化を示すものであり、同図において破線
は感光素子cに全く電荷が存在していない状態における
プロフィールを、実線はオーバーフローを開始する状態
におけるプロフィールを、2点鎖線は電荷が多すぎてレ
ジスタe側にも電荷が流れ出すような状態におけるプロ
フィールを示す。
ロプィールの変化を示すものであり、同図において破線
は感光素子cに全く電荷が存在していない状態における
プロフィールを、実線はオーバーフローを開始する状態
におけるプロフィールを、2点鎖線は電荷が多すぎてレ
ジスタe側にも電荷が流れ出すような状態におけるプロ
フィールを示す。
オーバーフロー開始時点における障壁の頂部と読み出し
ゲートfの間の電位差φmgが約1Vであるとすると、オ
ーバーフロー開始後光量がオーバーフロー開始時の光量
の10倍に増加すると、感光素子cの電位は約0.92
V[前記式(12)参照のこと]となる。その結果、φ
mgは0.08Vとなり、略0Vといえる程度の電位差し
かないことになる。即ち、ポテンシャル的に読出しゲー
ト部fと障壁が略同等になる。従って、光量がオーバー
フロー開始における光量の10倍を越えると、電荷は半
導体基板a側へ流れるだけでなく、読み出しゲート部f
を通って垂直レジスタeにも流れ込むという現象も生
じ、スメアを生ぜしめる。
ゲートfの間の電位差φmgが約1Vであるとすると、オ
ーバーフロー開始後光量がオーバーフロー開始時の光量
の10倍に増加すると、感光素子cの電位は約0.92
V[前記式(12)参照のこと]となる。その結果、φ
mgは0.08Vとなり、略0Vといえる程度の電位差し
かないことになる。即ち、ポテンシャル的に読出しゲー
ト部fと障壁が略同等になる。従って、光量がオーバー
フロー開始における光量の10倍を越えると、電荷は半
導体基板a側へ流れるだけでなく、読み出しゲート部f
を通って垂直レジスタeにも流れ込むという現象も生
じ、スメアを生ぜしめる。
又、オーバーフロー開始時点における障壁の頂部と読み
出しゲートf間の電位差φmgが前述のような1Vではな
く、2Vの場合であっても光量がオーバーフロー開始時
の100倍を越えると同じようなスメアが発生すること
になる。そして、その場合オーバーフロー開始後に感光
素子cに蓄積される電子の数(Q/q)は4万個に達す
る。
出しゲートf間の電位差φmgが前述のような1Vではな
く、2Vの場合であっても光量がオーバーフロー開始時
の100倍を越えると同じようなスメアが発生すること
になる。そして、その場合オーバーフロー開始後に感光
素子cに蓄積される電子の数(Q/q)は4万個に達す
る。
上記事項は理論的に導き出したものであるが、これは実
験によっても裏付けられているのでその実験結果につい
ても説明する。
験によっても裏付けられているのでその実験結果につい
ても説明する。
第6図は実験対象とした半導体光センサーの断面構造を
示すものである。この半導体光センサーは透明電極型の
ものであり、iはポリシリコンからなる透明電極であ
る。第7図は感光部の中央部における深さ方向の不純物
濃度分布を示し、同図において、1点鎖線はアクセプタ
であるボロンの濃度、破線はドナーであるリンの濃度、
そして、実線は半導体の実質的な不純物濃度を示す。
又、第8図は感光部の中央における深さ方向のポテンシ
ャルプロフィールを示す。このポテンシャルプロフィー
ルは本願出願人会社が開発したプロセスシュミレータに
より求めたものである。
示すものである。この半導体光センサーは透明電極型の
ものであり、iはポリシリコンからなる透明電極であ
る。第7図は感光部の中央部における深さ方向の不純物
濃度分布を示し、同図において、1点鎖線はアクセプタ
であるボロンの濃度、破線はドナーであるリンの濃度、
そして、実線は半導体の実質的な不純物濃度を示す。
又、第8図は感光部の中央における深さ方向のポテンシ
ャルプロフィールを示す。このポテンシャルプロフィー
ルは本願出願人会社が開発したプロセスシュミレータに
より求めたものである。
この装置においては、X2−X1=0.47μ、W=
9.38μであったので、前記R[前記式(5)参照]
≒20である。従って、前述の式(10)に基づいてΔ
Qdを算出すると、ΔQd=1.61×103個/11
μ2decadeとなる。これに感光部の面積約60μ2を乗
じると、9.68×104/decadeという演算結果が得
られる。即ち、光量がオーバーフロー開始後その開始時
における光量の10倍の量まで増加した時の増加電子の
数が9.68×104であるということが演算で求めら
れる。これに対して、実験によれば、同じプロセスで同
じように製造した5つのサンプルについて、11.1×
104/decade、7.0×104/decade、12.2×
104/decade、9.8×104/decade、9.3×1
04/decadeという測定結果が得られた。この5つのサ
ンプルについての平均を求めれば9.88×104/de
cadeとなり、演算により求めた値とは僅かに2%程度の
差異があるにすぎず、略一致している。従って、前述の
式(10)は充分に根拠のあるものといえよう。
9.38μであったので、前記R[前記式(5)参照]
≒20である。従って、前述の式(10)に基づいてΔ
Qdを算出すると、ΔQd=1.61×103個/11
μ2decadeとなる。これに感光部の面積約60μ2を乗
じると、9.68×104/decadeという演算結果が得
られる。即ち、光量がオーバーフロー開始後その開始時
における光量の10倍の量まで増加した時の増加電子の
数が9.68×104であるということが演算で求めら
れる。これに対して、実験によれば、同じプロセスで同
じように製造した5つのサンプルについて、11.1×
104/decade、7.0×104/decade、12.2×
104/decade、9.8×104/decade、9.3×1
04/decadeという測定結果が得られた。この5つのサ
ンプルについての平均を求めれば9.88×104/de
cadeとなり、演算により求めた値とは僅かに2%程度の
差異があるにすぎず、略一致している。従って、前述の
式(10)は充分に根拠のあるものといえよう。
ところで、上述のように縦形オーバーフロー構造の半導
体光センサーに生じるスメアをできるだけ少なくするた
めに本願発明者が最初に考察したのが、前記式(11)
におけるRをより小さくすることである。そして、感光
部の基本的構造を変えることなくRを小さくするために
はX2をより大きくする(換言すれば、障壁の頂部をよ
り深いところに位置させるようにする)ことが必要とな
り、第9図(A)に示すような不純物濃度分布にしてP
型半導体ウェル層bを厚くすることが好ましいと考え
た。ところで、このようにした場合には、第9図(B)
の実線に示すようななだらかなポテンシャルプロフィー
ルになり、電荷が受光素子内に発生しない状態における
障壁の頂部の深さX2は深くすることができる。しか
し、そのようにすると障壁を成すP型半導体ウェルの不
純物濃度は必然的に高くすることができない。そして、
P型半導体ウェルの不純物濃度が低い程電荷蓄積量の違
いに基づく障壁のポテンシャルプロフィールの変動量が
大きくなる。そして、感光部に電荷が蓄積されるとそれ
に応じてポテンシャルプロフィールが破線、2点鎖線に
示すように変化し、感光部内の電荷が増える程障壁の深
さX2が浅くなる。従って、電荷が感光部内に蓄積され
ないときのRは小さくても肝腎のオーバーフローが生じ
たときのRは決して小さくはならない。しかも、X2が
小さくなると分光感度が変化してしまうという問題もあ
る。従って、第9図(A)に示すような不純物濃度分布
にすることも決して好ましくはないことが明らかになっ
た。
体光センサーに生じるスメアをできるだけ少なくするた
めに本願発明者が最初に考察したのが、前記式(11)
におけるRをより小さくすることである。そして、感光
部の基本的構造を変えることなくRを小さくするために
はX2をより大きくする(換言すれば、障壁の頂部をよ
り深いところに位置させるようにする)ことが必要とな
り、第9図(A)に示すような不純物濃度分布にしてP
型半導体ウェル層bを厚くすることが好ましいと考え
た。ところで、このようにした場合には、第9図(B)
の実線に示すようななだらかなポテンシャルプロフィー
ルになり、電荷が受光素子内に発生しない状態における
障壁の頂部の深さX2は深くすることができる。しか
し、そのようにすると障壁を成すP型半導体ウェルの不
純物濃度は必然的に高くすることができない。そして、
P型半導体ウェルの不純物濃度が低い程電荷蓄積量の違
いに基づく障壁のポテンシャルプロフィールの変動量が
大きくなる。そして、感光部に電荷が蓄積されるとそれ
に応じてポテンシャルプロフィールが破線、2点鎖線に
示すように変化し、感光部内の電荷が増える程障壁の深
さX2が浅くなる。従って、電荷が感光部内に蓄積され
ないときのRは小さくても肝腎のオーバーフローが生じ
たときのRは決して小さくはならない。しかも、X2が
小さくなると分光感度が変化してしまうという問題もあ
る。従って、第9図(A)に示すような不純物濃度分布
にすることも決して好ましくはないことが明らかになっ
た。
発明の目的 しかして、本発明はスメア、ブルーミングの小さな新規
な縦形オーバーフローイメージセンサーを提供しようと
するものである。
な縦形オーバーフローイメージセンサーを提供しようと
するものである。
発明の概要 上記目的を達成する本発明縦形オーバーフローイメージ
センサーは、各セルの光電変換により生じた電荷を蓄積
する第1導電型の電荷蓄積領域と、それより下側の第1
導電型半導体領域との間に上記電荷蓄積領域から深さ方
向への電荷の流れに対する障壁を成す第2導電型半導体
領域を有し、該第2導電型半導体領域に所定のバイアス
電圧が印加されるようにした縦形オーバーフローイメー
ジセンサーにおいて、上記電荷蓄積領域と、上記第2導
電型半導体領域との間に、該電荷蓄積領域の不純物濃度
よりも低い濃度の第1導電型半導体、前記障壁を成す半
導体領域の不純物濃度よりも低い濃度の第2導電型半導
体及び真性半導体のなかから選ばれた少なくとも一つの
半導体からなるバッファ領域が位置されてなることを特
徴とするものである。
センサーは、各セルの光電変換により生じた電荷を蓄積
する第1導電型の電荷蓄積領域と、それより下側の第1
導電型半導体領域との間に上記電荷蓄積領域から深さ方
向への電荷の流れに対する障壁を成す第2導電型半導体
領域を有し、該第2導電型半導体領域に所定のバイアス
電圧が印加されるようにした縦形オーバーフローイメー
ジセンサーにおいて、上記電荷蓄積領域と、上記第2導
電型半導体領域との間に、該電荷蓄積領域の不純物濃度
よりも低い濃度の第1導電型半導体、前記障壁を成す半
導体領域の不純物濃度よりも低い濃度の第2導電型半導
体及び真性半導体のなかから選ばれた少なくとも一つの
半導体からなるバッファ領域が位置されてなることを特
徴とするものである。
実施例 以下に、本発明縦形オーバーフローイメージセンサーを
添附図面に示した実施例に従って詳細に説明する。
添附図面に示した実施例に従って詳細に説明する。
第10図及び第11図は本発明縦形オーバーフローイメ
ージセンサーの実施の一例を説明するためのものであ
る。
ージセンサーの実施の一例を説明するためのものであ
る。
図面において、1はN−型の半導体基板、2は該半導体
基板1表面上に形成された応P型半導体ウェルで、その
結合深さは感光素子下において浅く、転送領域下におい
て深くされている。このP型半導体ウェル2は半導体板
1表面にボロン等のP型不純物イオンをイオンインプラ
ンテーションすることにより、あるいはエピタキシャル
成長法によって形成される。
基板1表面上に形成された応P型半導体ウェルで、その
結合深さは感光素子下において浅く、転送領域下におい
て深くされている。このP型半導体ウェル2は半導体板
1表面にボロン等のP型不純物イオンをイオンインプラ
ンテーションすることにより、あるいはエピタキシャル
成長法によって形成される。
3は半導体ウェル2の表面に形成された真性半導体層
で、例えばエピタキシャル成長法により形成される。
で、例えばエピタキシャル成長法により形成される。
4はフォトダイオード型の感光素子で、真性半導体層3
表面に選択的にリン等のP型不純物を拡散することによ
り形成されたN+型半導体領域からなる。5はチャンネ
ストッパで、真性半導体層3の表面において受光素子4
を囲繞するように形成されたP+型半導体領域からな
る。6は真性半導体層3表面に形成されたN+型の垂直
転送レジスタ、7は真性半導体層3表面において受光素
子4と垂直転送レジスタ6の間を結ぶ読み出しゲート部
で、チャンネルストッパ5の不純物濃度よりも低い濃度
のP型半導体領域からなる。8は半導体表面を被覆する
シリコン酸化膜、9は転送用の電極である。
表面に選択的にリン等のP型不純物を拡散することによ
り形成されたN+型半導体領域からなる。5はチャンネ
ストッパで、真性半導体層3の表面において受光素子4
を囲繞するように形成されたP+型半導体領域からな
る。6は真性半導体層3表面に形成されたN+型の垂直
転送レジスタ、7は真性半導体層3表面において受光素
子4と垂直転送レジスタ6の間を結ぶ読み出しゲート部
で、チャンネルストッパ5の不純物濃度よりも低い濃度
のP型半導体領域からなる。8は半導体表面を被覆する
シリコン酸化膜、9は転送用の電極である。
第11図(A)は第10図に示したイメージセンサーの
不純物濃度分布を示し、同図(B)はポテンシャルプロ
フィールを示す。
不純物濃度分布を示し、同図(B)はポテンシャルプロ
フィールを示す。
このように、第10図に示す縦形オーバーフローイメー
ジセンサーはP型半導体ウェル層2の表面に真性半導体
層3を形成し、該真性半導体層3の表面に感光素子4等
を形成してなるものであり、光電変換により生じた電子
が蓄積されるN+型の感光素子4と、電子の深さ方向へ
の流れに対して障壁となるP型半導体ウェル2との間に
真性半導体からなるバッファ領域10が位置せしめられ
ている。そして、このように感光素子4と半導体ウェル
2との間にバッファ領域10を存在させているので半導
体ウェル2からなる障壁の深さX2を深くし、障壁を感
光素子4の底部から離すことができる。即ち、X2−X
1を大きくすることができる。
ジセンサーはP型半導体ウェル層2の表面に真性半導体
層3を形成し、該真性半導体層3の表面に感光素子4等
を形成してなるものであり、光電変換により生じた電子
が蓄積されるN+型の感光素子4と、電子の深さ方向へ
の流れに対して障壁となるP型半導体ウェル2との間に
真性半導体からなるバッファ領域10が位置せしめられ
ている。そして、このように感光素子4と半導体ウェル
2との間にバッファ領域10を存在させているので半導
体ウェル2からなる障壁の深さX2を深くし、障壁を感
光素子4の底部から離すことができる。即ち、X2−X
1を大きくすることができる。
勿論、第9図(A)、(B)に示すようにバッファ領域
を設けることなく障壁の深さX2を深くすることができ
るが、このようにした場合には前述のとおりP型半導体
ウェルの不純物濃度が必然的に低くなってしまう。従っ
て、感光素子に電子が蓄積されることによってポンテン
シャルが大きく変動してしまい、結局、第9図(B)の
破線、2点鎖線によって示すように感光素子の電荷の蓄
積量が多くなった場合における障壁の深さX2が浅くな
り、前記式(11)における光量が大のときのRが決し
て小さくなることはない。
を設けることなく障壁の深さX2を深くすることができ
るが、このようにした場合には前述のとおりP型半導体
ウェルの不純物濃度が必然的に低くなってしまう。従っ
て、感光素子に電子が蓄積されることによってポンテン
シャルが大きく変動してしまい、結局、第9図(B)の
破線、2点鎖線によって示すように感光素子の電荷の蓄
積量が多くなった場合における障壁の深さX2が浅くな
り、前記式(11)における光量が大のときのRが決し
て小さくなることはない。
しかるに、本発明のようにバッファ領域10を形成する
こととすればP型の半導体ウェル2の不純物濃度を低く
することなく障壁の深さX2を深くしてX2−X1を大
きくすることができる。従って、感光素子4の電荷蓄積
量が増えても障壁の深さX2は必ずP型半導体ウェル2
内に収まるため、第9図の例と比較してX2の変動をよ
り抑制でき、オーバーフローが生じる時におけるRを小
さくすることができる。依って、オーバーフロー開始後
において感光素子4に蓄積される電荷量の量を少なくす
ることができる。
こととすればP型の半導体ウェル2の不純物濃度を低く
することなく障壁の深さX2を深くしてX2−X1を大
きくすることができる。従って、感光素子4の電荷蓄積
量が増えても障壁の深さX2は必ずP型半導体ウェル2
内に収まるため、第9図の例と比較してX2の変動をよ
り抑制でき、オーバーフローが生じる時におけるRを小
さくすることができる。依って、オーバーフロー開始後
において感光素子4に蓄積される電荷量の量を少なくす
ることができる。
他の実施例 尚、バッファ領域10は必ずしも真性半導体にする必要
はなく、P型半導体ウェル2の不純物濃度よりも低い濃
度のP型半導体にしてもよい。即ち、半導体ウェル2の
形成後半導体表面に真性半導体層3に代えて不純物濃度
の低いP−型半導体層をエピタキシャル成長させ、その
P−型半導体層表面に感光素子4等を形成するようにし
て良い。第12図(A)及び(B)はそのようにしたセ
ンサーの不純物濃度分布及びポテンシャルプロフィール
を示す。このようにしても真性半導体からなるバッファ
領域10を設けた場合と略同じ効果が得られる。
はなく、P型半導体ウェル2の不純物濃度よりも低い濃
度のP型半導体にしてもよい。即ち、半導体ウェル2の
形成後半導体表面に真性半導体層3に代えて不純物濃度
の低いP−型半導体層をエピタキシャル成長させ、その
P−型半導体層表面に感光素子4等を形成するようにし
て良い。第12図(A)及び(B)はそのようにしたセ
ンサーの不純物濃度分布及びポテンシャルプロフィール
を示す。このようにしても真性半導体からなるバッファ
領域10を設けた場合と略同じ効果が得られる。
又、バッファ領域10をP−型半導体ではなく感光素子
4の不純物濃度よりも低い濃度のN−型半導体により形
成しても良い。第13図(A)及び(B)はN−型半導
体からなるバッファをイオンインプランテーションによ
り形成したセンサーの不純物濃度分布及びポテンシャル
プロフィールを示すものである。
4の不純物濃度よりも低い濃度のN−型半導体により形
成しても良い。第13図(A)及び(B)はN−型半導
体からなるバッファをイオンインプランテーションによ
り形成したセンサーの不純物濃度分布及びポテンシャル
プロフィールを示すものである。
更に又、バッファ領域10を例えばP−型半導体とN−
型半導体とからなる2層構造にしても良い。第14図
(A)及び(B)はそのようなセンサーの不純物濃度分
布及びポテンシャルプロフィールを示すものである。こ
のようにバッファ領域10を多層構造にしても良い。多
層構造のバッファ領域10としてP−型半導体とN−型
半導体とからなるもののほかP−型半導体と真性半導体
からなるもの、N−型半導体と真性半導体からなるも
の、あるいはP−型半導体とN−型半導体と真性半導体
からなる3層構造のものも考えられる。
型半導体とからなる2層構造にしても良い。第14図
(A)及び(B)はそのようなセンサーの不純物濃度分
布及びポテンシャルプロフィールを示すものである。こ
のようにバッファ領域10を多層構造にしても良い。多
層構造のバッファ領域10としてP−型半導体とN−型
半導体とからなるもののほかP−型半導体と真性半導体
からなるもの、N−型半導体と真性半導体からなるも
の、あるいはP−型半導体とN−型半導体と真性半導体
からなる3層構造のものも考えられる。
上述したように、バッファ領域10には種々の構造のも
のが考えられるが、どの構造にしても効果には大きな差
異が生じない。
のが考えられるが、どの構造にしても効果には大きな差
異が生じない。
尚、N−型半導体によりバッファ領域10を構成したバ
ーチュアルゲートセンサーについて解析を行い、前述の
式(10)のΔφ1,dを0.25V/decadeにするこ
とができるという解析結果が得られた。この点について
具体的に述べる。第15図はそのバーチュアルゲートセ
ンサーについてシュミレーションにより求めた不純物濃
度分布を示すものである。そして、実線はP型あるいは
N型の実質的な不純物濃度を示し、破線はドナーである
リンの不純物濃度を示し、1点鎖線はアクセプタである
ボロンの不純物濃度を示す。このセンサーは具体的に
は、先ずN−型半導体基板表面にP型半導体ウェルを形
成するためのP型不純物拡散を行い、その拡散の途中で
N型不純物を拡散して不純物として追加する(二重拡
散)ことによってN−(バッファ領域)/P(ウェル)
/N−の三層構造の基板をつくる。その後、感光素子を
形成するためのN型不純物のイオン打込みを行い、更に
仮想ゲート電極を形成するためのP型不純物のイオン打
込みを行うことにより形成されたものである。そして、
1次元の静電解析によりX1=0.95μ、X2=3.
05μ、W=10.02μ(尚、Vsub =10V)とい
う解析結果が得られた。その結果、 となる。従って、Δφ1,d=0.25[V/decade]
となり、従来の0.9V/decade]に対して3分の1以
下にすることができる。つまり、オーバーフロー開始時
の光量の104倍の光量になるまではスメアが発生しな
い。
ーチュアルゲートセンサーについて解析を行い、前述の
式(10)のΔφ1,dを0.25V/decadeにするこ
とができるという解析結果が得られた。この点について
具体的に述べる。第15図はそのバーチュアルゲートセ
ンサーについてシュミレーションにより求めた不純物濃
度分布を示すものである。そして、実線はP型あるいは
N型の実質的な不純物濃度を示し、破線はドナーである
リンの不純物濃度を示し、1点鎖線はアクセプタである
ボロンの不純物濃度を示す。このセンサーは具体的に
は、先ずN−型半導体基板表面にP型半導体ウェルを形
成するためのP型不純物拡散を行い、その拡散の途中で
N型不純物を拡散して不純物として追加する(二重拡
散)ことによってN−(バッファ領域)/P(ウェル)
/N−の三層構造の基板をつくる。その後、感光素子を
形成するためのN型不純物のイオン打込みを行い、更に
仮想ゲート電極を形成するためのP型不純物のイオン打
込みを行うことにより形成されたものである。そして、
1次元の静電解析によりX1=0.95μ、X2=3.
05μ、W=10.02μ(尚、Vsub =10V)とい
う解析結果が得られた。その結果、 となる。従って、Δφ1,d=0.25[V/decade]
となり、従来の0.9V/decade]に対して3分の1以
下にすることができる。つまり、オーバーフロー開始時
の光量の104倍の光量になるまではスメアが発生しな
い。
尚、高エネルギー例えば2MeVでボロンを打ち込むと
第16図に示すように半導体表面から約3.0μ程度の
深い位置にP型半導体領域を形成することができ、しか
もその広がりを0.2μ程度に抑制することができる。
従って、P型半導体ウェルをこのように高エネルギーの
イオンインプランテーションにより半導体表面から3μ
の深さの位置に形成することとすればWを5μ程度にす
ることができる。すると、X1を1μに設定したとすれ
ばRを2にすることができる。その結果、 Δφ1,d=0.11[V/decade] とすることができる。従って、Δφmg=1Vである場
合でも受光量がオーバーフロー開始時の光量の109倍
になるまではスメアが発生しない。従って、スメアを略
完璧に防止することができる 又、障壁の位置は常にP型半導体ウェル領域にのみ存在
するが、P型半導体ウェル領域の厚さを例えば0.3μ
というようにきわめて薄くすることができるので、感光
素子への電荷の蓄積量に変化が生じてもX2の変化はほ
とんど生じない。従って、分光感度が非常に安定する。
第16図に示すように半導体表面から約3.0μ程度の
深い位置にP型半導体領域を形成することができ、しか
もその広がりを0.2μ程度に抑制することができる。
従って、P型半導体ウェルをこのように高エネルギーの
イオンインプランテーションにより半導体表面から3μ
の深さの位置に形成することとすればWを5μ程度にす
ることができる。すると、X1を1μに設定したとすれ
ばRを2にすることができる。その結果、 Δφ1,d=0.11[V/decade] とすることができる。従って、Δφmg=1Vである場
合でも受光量がオーバーフロー開始時の光量の109倍
になるまではスメアが発生しない。従って、スメアを略
完璧に防止することができる 又、障壁の位置は常にP型半導体ウェル領域にのみ存在
するが、P型半導体ウェル領域の厚さを例えば0.3μ
というようにきわめて薄くすることができるので、感光
素子への電荷の蓄積量に変化が生じてもX2の変化はほ
とんど生じない。従って、分光感度が非常に安定する。
そして、Rを小さくすることによって第17図に示すよ
うに感光素子にオーバーフロー開始後に蓄積する電荷量
を少なくすることができるので、第5図において示した
ような垂直転送レジスタへのオーバーフローが発生する
惧れもなくすことができる。
うに感光素子にオーバーフロー開始後に蓄積する電荷量
を少なくすることができるので、第5図において示した
ような垂直転送レジスタへのオーバーフローが発生する
惧れもなくすことができる。
発明の効果 以上に述べたように、本発明縦形オーバーフローイメー
ジセンサーは、各セルの光電変換により生じた電荷を蓄
積する第1導電型の電荷蓄積領域と、それより下側の第
1導電型半導体領域との間に上記電荷蓄積領域から深さ
方向への電荷の流れに対する障壁を成す第2導電型半導
体領域を有し、該第2導電型半導体領域に所定のバイア
ス電圧が印加されるようにした縦形オーバーフローイメ
ージセンサーにおいて、上記電荷蓄積領域と、上記第2
導電型半導体領域との間に、該電荷蓄積領域の不純物濃
度よりも低い濃度の第1導電型半導体、前記障壁を成す
半導体領域の不純物濃度よりも低い濃度の第2導電型半
導体及び真性半導体のなかから選ばれた少なくとも一つ
の半導体からなるバッファ領域が位置されてなることを
特徴とするものである。従って、本発明によれば充分な
不純物濃度を持つP型半導体領域を電子蓄積領域から充
分に離して形成することができる。依って、前述の式
(9)におけるRを電荷蓄積量の多少を問わず小さくす
ることができ、第17図に示すようにオーバーフロー後
に感光素子に蓄積される電荷量をきわめて少なくするこ
とが可能であり、スメア、ブルーミングを有効に防止す
ることができる。
ジセンサーは、各セルの光電変換により生じた電荷を蓄
積する第1導電型の電荷蓄積領域と、それより下側の第
1導電型半導体領域との間に上記電荷蓄積領域から深さ
方向への電荷の流れに対する障壁を成す第2導電型半導
体領域を有し、該第2導電型半導体領域に所定のバイア
ス電圧が印加されるようにした縦形オーバーフローイメ
ージセンサーにおいて、上記電荷蓄積領域と、上記第2
導電型半導体領域との間に、該電荷蓄積領域の不純物濃
度よりも低い濃度の第1導電型半導体、前記障壁を成す
半導体領域の不純物濃度よりも低い濃度の第2導電型半
導体及び真性半導体のなかから選ばれた少なくとも一つ
の半導体からなるバッファ領域が位置されてなることを
特徴とするものである。従って、本発明によれば充分な
不純物濃度を持つP型半導体領域を電子蓄積領域から充
分に離して形成することができる。依って、前述の式
(9)におけるRを電荷蓄積量の多少を問わず小さくす
ることができ、第17図に示すようにオーバーフロー後
に感光素子に蓄積される電荷量をきわめて少なくするこ
とが可能であり、スメア、ブルーミングを有効に防止す
ることができる。
第1図乃至第9図は背景技術を説明するためのもので、
第1図は従来の縦形オーバーフローイメージセンサーの
セルを示す断面図、第2図はそのセンサーのポテンシャ
ルプロフィール図、第3図は光電流と感光素子の蓄積電
荷量との関係図、第4図は障壁を越えてオーバーフロー
電流が流れることを示すためのポテンシャルプロフィー
ル図、第5図は第1図のV−V線に沿う部分のポテンシ
ャルプロフィール図、第6図は実験対象とした透明電極
タイプのセンサーのセルを示す断面図、第7図はそのセ
ンサーのセル中心における深さ方向の不純物濃度分布を
示す図、第8図は第6図に示すセンサーのポテンシャル
プロフィール図、第9図は従来の縦形オーバーフローイ
メージセンサーにおいてP型半導体ウェルを深くした場
合の問題を説明するためのもので、同図(A)は不純物
濃度分布図、(B)はポテンシャルプロフィール図、第
10図は本発明縦形オーバーフローイメージセンサーの
実施の一例を示すセルの断面図、第11図(A)は第1
0図に示すセンサーのセル中心における深さ方向の不純
物濃度分布図、同図(B)は同じくポテンシャルプロフ
ィール図、第12図乃至第14図は本発明縦形オーバー
フローイメージセンサーの各別の実施例を説明するため
のもので、その各図の(A)はセル中心における深さ方
向の不純物濃度分布図、同じく(B)はポテンシャルプ
ロフィール図、第15図は本発明の効果の確認のための
解析をしたバーチュアルゲートセンサーの不純物濃度分
布図、第16図はP型半導体ウェルを高エネルギーのイ
オンインプランテーションにより形成する技術の説明の
ための不純物濃度分布図、第17図は本発明の効果を説
明するための光電流と蓄積電荷量との相関図である。 符号の説明 2……障壁を成すP型半導体領域、 4……電子蓄積領域、 10……バッファ領域
第1図は従来の縦形オーバーフローイメージセンサーの
セルを示す断面図、第2図はそのセンサーのポテンシャ
ルプロフィール図、第3図は光電流と感光素子の蓄積電
荷量との関係図、第4図は障壁を越えてオーバーフロー
電流が流れることを示すためのポテンシャルプロフィー
ル図、第5図は第1図のV−V線に沿う部分のポテンシ
ャルプロフィール図、第6図は実験対象とした透明電極
タイプのセンサーのセルを示す断面図、第7図はそのセ
ンサーのセル中心における深さ方向の不純物濃度分布を
示す図、第8図は第6図に示すセンサーのポテンシャル
プロフィール図、第9図は従来の縦形オーバーフローイ
メージセンサーにおいてP型半導体ウェルを深くした場
合の問題を説明するためのもので、同図(A)は不純物
濃度分布図、(B)はポテンシャルプロフィール図、第
10図は本発明縦形オーバーフローイメージセンサーの
実施の一例を示すセルの断面図、第11図(A)は第1
0図に示すセンサーのセル中心における深さ方向の不純
物濃度分布図、同図(B)は同じくポテンシャルプロフ
ィール図、第12図乃至第14図は本発明縦形オーバー
フローイメージセンサーの各別の実施例を説明するため
のもので、その各図の(A)はセル中心における深さ方
向の不純物濃度分布図、同じく(B)はポテンシャルプ
ロフィール図、第15図は本発明の効果の確認のための
解析をしたバーチュアルゲートセンサーの不純物濃度分
布図、第16図はP型半導体ウェルを高エネルギーのイ
オンインプランテーションにより形成する技術の説明の
ための不純物濃度分布図、第17図は本発明の効果を説
明するための光電流と蓄積電荷量との相関図である。 符号の説明 2……障壁を成すP型半導体領域、 4……電子蓄積領域、 10……バッファ領域
Claims (1)
- 【請求項1】各セルの光電変換により生じた電荷を蓄積
する第1導電型の電荷蓄積領域と、それより下側の第1
導電型半導体領域との間に上記電荷蓄積領域から深さ方
向への電荷の流れに対する障壁を成す第2導電型半導体
領域を有し、該第2導電型半導体領域に所定のバイアス
電圧が印加されるようにした縦形オーバーフローイメー
ジセンサーにおいて、 上記電荷蓄積領域と、上記第2導電型半導体領域との間
に、該電荷蓄積領域の不純物濃度よりも低い濃度の第1
導電型半導体、前記障壁を成す半導体領域の不純物濃度
よりも低い濃度の第2導電型半導体及び真性半導体のな
かから選ばれた少なくとも一つの半導体からなるバッフ
ァ領域が位置されてなる ことを特徴とする縦形オーバーフローイメージセンサー
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026601A JPH0624239B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 縦形オ−バ−フロ−イメ−ジセンサ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59026601A JPH0624239B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 縦形オ−バ−フロ−イメ−ジセンサ− |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7120667A Division JP2576813B2 (ja) | 1995-04-22 | 1995-04-22 | 縦形オーバーフローイメージセンサーの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60170968A JPS60170968A (ja) | 1985-09-04 |
| JPH0624239B2 true JPH0624239B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=12198036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59026601A Expired - Lifetime JPH0624239B2 (ja) | 1984-02-15 | 1984-02-15 | 縦形オ−バ−フロ−イメ−ジセンサ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624239B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR0130959B1 (ko) * | 1992-06-03 | 1998-04-14 | 쓰지 하루오 | 고체촬상장치 및 그 제조방법 |
| JP2004349715A (ja) * | 2004-06-21 | 2004-12-09 | Sony Corp | イメージセンサ |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4358890A (en) * | 1978-08-31 | 1982-11-16 | Ibm Corporation | Process for making a dual implanted drain extension for bucket brigade device tetrode structure |
| JPS5755672A (en) * | 1980-09-19 | 1982-04-02 | Nec Corp | Solid-state image pickup device and its driving method |
| JPS5842268A (ja) * | 1981-09-07 | 1983-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体光検出器アレイ |
| JPS60140753A (ja) * | 1983-12-27 | 1985-07-25 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 固体撮像装置およびその製造方法 |
-
1984
- 1984-02-15 JP JP59026601A patent/JPH0624239B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60170968A (ja) | 1985-09-04 |
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