JPH06243434A - 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド - Google Patents
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドInfo
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- JPH06243434A JPH06243434A JP5025893A JP2589393A JPH06243434A JP H06243434 A JPH06243434 A JP H06243434A JP 5025893 A JP5025893 A JP 5025893A JP 2589393 A JP2589393 A JP 2589393A JP H06243434 A JPH06243434 A JP H06243434A
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- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/40—Protective measures on heads, e.g. against excessive temperature
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- G—PHYSICS
- G11—INFORMATION STORAGE
- G11B—INFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
- G11B5/00—Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
- G11B5/127—Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
- G11B5/33—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only
- G11B5/39—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects
- G11B5/3903—Structure or manufacture of flux-sensitive heads, i.e. for reproduction only; Combination of such heads with means for recording or erasing only using magneto-resistive devices or effects using magnetic thin film layers or their effects, the films being part of integrated structures
- G11B5/3967—Composite structural arrangements of transducers, e.g. inductive write and magnetoresistive read
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 磁気記録装置に用いる磁気抵抗効果型薄膜磁
気ヘッドにおいて、磁気ディスク媒体の対向面の表面に
帯電する静電荷による放電現象を抑制し、磁気抵抗効果
素子の損傷,破壊を防止して、安定した再生特性と高い
信頼性を得ることを目的とする。 【構成】 磁気ディスク媒体の対向面に100μΩcm
〜106 Ωcmの電気抵抗率を有する膜9を配設した構
成により、磁気抵抗効果素子5の近傍の表面に帯電する
電荷が基板1へと移動し、基板1の接地抵抗を介して磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド外へ放出されるので磁気抵
抗効果素子5の損傷,破壊を防ぐことができる。
気ヘッドにおいて、磁気ディスク媒体の対向面の表面に
帯電する静電荷による放電現象を抑制し、磁気抵抗効果
素子の損傷,破壊を防止して、安定した再生特性と高い
信頼性を得ることを目的とする。 【構成】 磁気ディスク媒体の対向面に100μΩcm
〜106 Ωcmの電気抵抗率を有する膜9を配設した構
成により、磁気抵抗効果素子5の近傍の表面に帯電する
電荷が基板1へと移動し、基板1の接地抵抗を介して磁
気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド外へ放出されるので磁気抵
抗効果素子5の損傷,破壊を防ぐことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスク装置など
の磁気記録装置に用いる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
(以下MRヘッドという)に関する。
の磁気記録装置に用いる磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド
(以下MRヘッドという)に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、磁気記録分野における小形化・大
容量化にともない、外径の小さい磁気ディスクからの磁
束を感磁して十分な再生出力が得られるMRヘッドが多
く利用されるようになり、このMRヘッドの再生効率を
低下させない発明がなされている(例えば特開平3−6
6012号公報参照)。
容量化にともない、外径の小さい磁気ディスクからの磁
束を感磁して十分な再生出力が得られるMRヘッドが多
く利用されるようになり、このMRヘッドの再生効率を
低下させない発明がなされている(例えば特開平3−6
6012号公報参照)。
【0003】以下に従来のMRヘッドについて説明す
る。図10に示すように、Al2 O3 ・TiCなどの非
磁性セラミック製の基板1上に配設された二つのシール
ド磁性体2,3間に電極用金属の引き出し端子4を有す
る二端子型構造の磁気抵抗効果素子(以下MR素子とい
う)5が配設され、かつ磁気ディスク媒体の対向面に露
出したピギーバック構造で再生ヘッドが構成されてい
る。さらに再生ヘッド上に配設する記録ヘッドは、図示
しないコイルを挟みリング状の磁性体からなるコア6が
所定のギャップ幅で磁気ディスク媒体面に露出した構成
とされている。このように構成されたMRヘッドの基板
1、再生ヘッドのシールド磁性体2,3、MR素子5及
び記録ヘッドのコア6が、それぞれ互いに電気的に絶
縁、磁気的に遮蔽され、かつそれらを保持、固定するこ
とを目的に酸化物製の絶縁体7が再生ヘッド及び記録ヘ
ッドを十分に含むような厚み(数十μm程度)で基板1
上に接して配設された構成である。
る。図10に示すように、Al2 O3 ・TiCなどの非
磁性セラミック製の基板1上に配設された二つのシール
ド磁性体2,3間に電極用金属の引き出し端子4を有す
る二端子型構造の磁気抵抗効果素子(以下MR素子とい
う)5が配設され、かつ磁気ディスク媒体の対向面に露
出したピギーバック構造で再生ヘッドが構成されてい
る。さらに再生ヘッド上に配設する記録ヘッドは、図示
しないコイルを挟みリング状の磁性体からなるコア6が
所定のギャップ幅で磁気ディスク媒体面に露出した構成
とされている。このように構成されたMRヘッドの基板
1、再生ヘッドのシールド磁性体2,3、MR素子5及
び記録ヘッドのコア6が、それぞれ互いに電気的に絶
縁、磁気的に遮蔽され、かつそれらを保持、固定するこ
とを目的に酸化物製の絶縁体7が再生ヘッド及び記録ヘ
ッドを十分に含むような厚み(数十μm程度)で基板1
上に接して配設された構成である。
【0004】MR素子5は、高さ方向にバイアス磁界を
印加する機能を有する。一般には、バイアス方式とし
て、SAL(Soft,Adjacent,Laye
r)が用いられ、MR素子5は、磁気抵抗薄膜と軟磁性
膜及びその間の非磁性の層から構成されている。
印加する機能を有する。一般には、バイアス方式とし
て、SAL(Soft,Adjacent,Laye
r)が用いられ、MR素子5は、磁気抵抗薄膜と軟磁性
膜及びその間の非磁性の層から構成されている。
【0005】以上のように構成されたMRヘッドについ
て、以下その動作を説明する。引き出し端子4よりMR
素子5に一定のセンス電流を供給して相対する磁気ディ
スク媒体に記録された情報の磁束変化をMR素子5が電
気抵抗の変化として正確に感知して、これを引き出し端
子4間の電圧変化として再生出力を検出することにより
再生動作を行っている。
て、以下その動作を説明する。引き出し端子4よりMR
素子5に一定のセンス電流を供給して相対する磁気ディ
スク媒体に記録された情報の磁束変化をMR素子5が電
気抵抗の変化として正確に感知して、これを引き出し端
子4間の電圧変化として再生出力を検出することにより
再生動作を行っている。
【0006】つぎに、MRヘッドが磁気ディスク媒体と
の衝突や摩擦により接触した場合の現象について図11
を参照しながら説明する。
の衝突や摩擦により接触した場合の現象について図11
を参照しながら説明する。
【0007】MRヘッドの磁気ディスク媒体の対向表面
と磁気ディスク媒体の表面が接触した接触界面において
電荷の移動現象が生じて両界面において帯電現象が生じ
る。両界面には極性の異なる電荷が発生しているので、
接触中の電荷は互いに引き合うクーロン力の作用によっ
て他の領域へは移動しない。しかし両界面が離れること
によって、クーロン力の作用がなくなると、MRヘッド
の磁気ディスク媒体の対向表面の電荷は移動することが
可能となる。
と磁気ディスク媒体の表面が接触した接触界面において
電荷の移動現象が生じて両界面において帯電現象が生じ
る。両界面には極性の異なる電荷が発生しているので、
接触中の電荷は互いに引き合うクーロン力の作用によっ
て他の領域へは移動しない。しかし両界面が離れること
によって、クーロン力の作用がなくなると、MRヘッド
の磁気ディスク媒体の対向表面の電荷は移動することが
可能となる。
【0008】基板1は、その背面を図示しないサスペン
ションに接着しているので、接地抵抗R1を介し接地さ
れている。またMR素子5も引き出し端子4を介し再生
回路に接続しており非動作時はもちろん動作時において
も接地電位に近い電位となっている。したがって、基板
1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を保ってい
るので、帯電した基板1及びMR素子5の表面の電荷は
それぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地側に移動
し電荷は残らない。しかし、シールド磁性体2,3、コ
ア6及び絶縁体7の表面に帯電した電荷は、絶縁体7を
介して基板1及びMR素子5に移動する以外に接地側へ
の電荷の逃げる経路はない。しかしながら前述したよう
に絶縁体7を介する必要があるために、基板1への移動
経路及びMR素子5への移動経路の電気抵抗R2及びR
4が非常に高く電荷の移動が阻止されてしまう。このた
め、電荷はシールド磁性体2,3、コア6の表面及び内
部に蓄積するか、絶縁体7の表面に留まることになり、
MR素子5の近傍の領域8に帯電領域を形成することに
なる。その結果、領域8がMR素子5に対して静電容量
C1をもつことになる。このような接触、非接触を繰り
返すことによって静電容量C1は増加し、この静電容量
C1の増加に伴い領域8のMR素子5に対する電位差が
大きくなる。最終的には放電限界まで電位差が大きくな
り領域8とMR素子5間で放電現象が生じる。この放電
によってMR素子5が損傷をうけたり、最悪の場合は破
壊されてしまう。
ションに接着しているので、接地抵抗R1を介し接地さ
れている。またMR素子5も引き出し端子4を介し再生
回路に接続しており非動作時はもちろん動作時において
も接地電位に近い電位となっている。したがって、基板
1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を保ってい
るので、帯電した基板1及びMR素子5の表面の電荷は
それぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地側に移動
し電荷は残らない。しかし、シールド磁性体2,3、コ
ア6及び絶縁体7の表面に帯電した電荷は、絶縁体7を
介して基板1及びMR素子5に移動する以外に接地側へ
の電荷の逃げる経路はない。しかしながら前述したよう
に絶縁体7を介する必要があるために、基板1への移動
経路及びMR素子5への移動経路の電気抵抗R2及びR
4が非常に高く電荷の移動が阻止されてしまう。このた
め、電荷はシールド磁性体2,3、コア6の表面及び内
部に蓄積するか、絶縁体7の表面に留まることになり、
MR素子5の近傍の領域8に帯電領域を形成することに
なる。その結果、領域8がMR素子5に対して静電容量
C1をもつことになる。このような接触、非接触を繰り
返すことによって静電容量C1は増加し、この静電容量
C1の増加に伴い領域8のMR素子5に対する電位差が
大きくなる。最終的には放電限界まで電位差が大きくな
り領域8とMR素子5間で放電現象が生じる。この放電
によってMR素子5が損傷をうけたり、最悪の場合は破
壊されてしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように従来の
構成では、再生ヘッドのシールド磁性体2,3、さらに
記録ヘッドのコア6が電気的に浮いていることに加え、
その回りを保持する絶縁体7の電気抵抗率がきわめて高
いために、基板1にごく近い領域以外は電気的に浮いて
いるに等しい状態にあり、またCSS動作および記録再
生動作時に、MRヘッドの磁気ディスク媒体に対向する
面が、磁気ディスク媒体との摩擦や衝突による動的接触
及び静的に接触する状態になるとMR素子5の近傍の磁
気ディスク媒体の対向面の表面の領域8に帯電現象が生
じて、この表面に帯電した電荷によってMR素子5が静
電破壊されたり、放電による損傷をうけるなどして、再
生特性が著しく劣化し信頼性が低下するという問題点を
有していた。
構成では、再生ヘッドのシールド磁性体2,3、さらに
記録ヘッドのコア6が電気的に浮いていることに加え、
その回りを保持する絶縁体7の電気抵抗率がきわめて高
いために、基板1にごく近い領域以外は電気的に浮いて
いるに等しい状態にあり、またCSS動作および記録再
生動作時に、MRヘッドの磁気ディスク媒体に対向する
面が、磁気ディスク媒体との摩擦や衝突による動的接触
及び静的に接触する状態になるとMR素子5の近傍の磁
気ディスク媒体の対向面の表面の領域8に帯電現象が生
じて、この表面に帯電した電荷によってMR素子5が静
電破壊されたり、放電による損傷をうけるなどして、再
生特性が著しく劣化し信頼性が低下するという問題点を
有していた。
【0010】本発明は、上記従来の問題点を解決するも
ので、MR素子の損傷や破壊を防止して安定した再生特
性と高い信頼性を有するMRヘッドを提供することを目
的とする。
ので、MR素子の損傷や破壊を防止して安定した再生特
性と高い信頼性を有するMRヘッドを提供することを目
的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のMRヘッドは、磁気ディスク媒体の対向面上
に100μΩcm〜106 Ωcmの電気抵抗率を有する
膜を配設した構成、または基板と絶縁体が接する面と基
板の裏面の両側面とに連結した100μΩcm以下の電
気抵抗率を有する金属系の膜を配設した構成、または基
板と絶縁体が接する背面と絶縁体の基板と接しない側面
に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜
を配設した構成、または100μΩcm以下の電気抵抗
率を有する金属系の膜を磁気ディスク媒体の対向面及び
絶縁体の背面に露出するように成膜し、かつ基板と絶縁
体が接する背面に100μΩcm以下の電気抵抗率を有
する金属系の膜を成膜して配設した構成、またはMR素
子の両側に磁気ディスク媒体の対向面に露出するように
配設した二つのシールド磁性体を絶縁体の背面に露出す
るように成膜させ、かつ基板と絶縁体が接する背面に1
00μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜を配
設させてシールド磁性体が電気的に基板に接地した構成
としたものである。
に本発明のMRヘッドは、磁気ディスク媒体の対向面上
に100μΩcm〜106 Ωcmの電気抵抗率を有する
膜を配設した構成、または基板と絶縁体が接する面と基
板の裏面の両側面とに連結した100μΩcm以下の電
気抵抗率を有する金属系の膜を配設した構成、または基
板と絶縁体が接する背面と絶縁体の基板と接しない側面
に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜
を配設した構成、または100μΩcm以下の電気抵抗
率を有する金属系の膜を磁気ディスク媒体の対向面及び
絶縁体の背面に露出するように成膜し、かつ基板と絶縁
体が接する背面に100μΩcm以下の電気抵抗率を有
する金属系の膜を成膜して配設した構成、またはMR素
子の両側に磁気ディスク媒体の対向面に露出するように
配設した二つのシールド磁性体を絶縁体の背面に露出す
るように成膜させ、かつ基板と絶縁体が接する背面に1
00μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜を配
設させてシールド磁性体が電気的に基板に接地した構成
としたものである。
【0012】
【作用】この構成において、MRヘッドの磁気ディスク
媒体に対向する面が、磁気ディスク媒体との摩擦や衝突
による動的接触及び静的に接触することで発生するMR
素子の近傍の表面に帯電する電荷が基板側へと移動し、
移動した電荷はさらに接地抵抗を介しMRヘッド外に放
出されることとなる。
媒体に対向する面が、磁気ディスク媒体との摩擦や衝突
による動的接触及び静的に接触することで発生するMR
素子の近傍の表面に帯電する電荷が基板側へと移動し、
移動した電荷はさらに接地抵抗を介しMRヘッド外に放
出されることとなる。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0014】本発明の一実施例において、前述の従来例
について説明した構成部分と同じ部分については、同一
符号を付しその説明を省略する。
について説明した構成部分と同じ部分については、同一
符号を付しその説明を省略する。
【0015】(実施例1)以下、請求項1記載の本発明
の実施例について説明する。
の実施例について説明する。
【0016】図1に示すように本実施例の特徴とすると
ころは、前述従来例の構成にMRヘッドの磁気ディスク
媒体の対向面に厚さ500Å以下の100μΩcm〜1
06Ωcmの電気抵抗率(MR素子5の再生動作に影響
を与えず、かつ電荷移動の妨げとならないレベル)を有
する膜9を配設したことにある。
ころは、前述従来例の構成にMRヘッドの磁気ディスク
媒体の対向面に厚さ500Å以下の100μΩcm〜1
06Ωcmの電気抵抗率(MR素子5の再生動作に影響
を与えず、かつ電荷移動の妨げとならないレベル)を有
する膜9を配設したことにある。
【0017】以上のように構成されたMRヘッドの動作
は、従来例で説明した動作と同じであるので説明は省略
する。
は、従来例で説明した動作と同じであるので説明は省略
する。
【0018】以下に従来例の問題点であるMRヘッドが
磁気ディスク媒体との衝突や摩擦により接触した場合の
現象について、図2を参照しながら説明する。
磁気ディスク媒体との衝突や摩擦により接触した場合の
現象について、図2を参照しながら説明する。
【0019】MRヘッドの磁気ディスク媒体の対向面と
磁気ディスク媒体が接触した接触界面では電荷の移動現
象が生じ、両界面において帯電現象が生じる。両界面に
は極性の異なる電荷が発生しているので、接触中の電荷
は互いに引き合うクーロン力の作用によって他の領域へ
は移動しない。しかし両界面が離れることによって、ク
ーロン力の作用がなくなると、特にMRヘッドの磁気デ
ィスク媒体の対向表面の電荷は移動することが可能とな
る。
磁気ディスク媒体が接触した接触界面では電荷の移動現
象が生じ、両界面において帯電現象が生じる。両界面に
は極性の異なる電荷が発生しているので、接触中の電荷
は互いに引き合うクーロン力の作用によって他の領域へ
は移動しない。しかし両界面が離れることによって、ク
ーロン力の作用がなくなると、特にMRヘッドの磁気デ
ィスク媒体の対向表面の電荷は移動することが可能とな
る。
【0020】本実施例においても、基板1は図示しない
サスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介し
接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を介
し再生回路に接続しており、非動作時はもちろん動作時
においても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体2,
3、コア6、絶縁体7の表面及び膜9中に帯電した電荷
は、膜9を配設したことによって、絶縁体7を介するの
ではなく膜9を介して基板1、MR素子5に移動するこ
とが可能となる。基板1への移動経路及びMR素子5へ
の移動経路の電気抵抗R2及びR4は膜9を配設したこ
とにより、電荷の移動を妨げないレベルにコントロール
されているので、電荷の移動はスムーズに行われる。し
たがってシールド磁性体2,3、コア6、絶縁体7の表
面及びそれらの上部に位置する膜9中に帯電した電荷
は、絶縁体7上の膜9を介して、基板1、MR素子5に
移動する。移動した電荷は、その後それぞれの接地抵抗
R1,R5を介して接地側ににげることが可能になる。
したがってMR素子5の近傍のシールド磁性体2,3、
コア6及び絶縁体7の表面の領域10の電荷は常に基板
1、MR素子5に移動するので、領域10はMR素子5
にたいして静電容量をもつことはない。このようにして
接触、非接触を繰り返すことによって発生する領域10
の電荷は常に接地側に放出され、領域10とMR素子5
間での放電現象が防止されることになる。
サスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介し
接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を介
し再生回路に接続しており、非動作時はもちろん動作時
においても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体2,
3、コア6、絶縁体7の表面及び膜9中に帯電した電荷
は、膜9を配設したことによって、絶縁体7を介するの
ではなく膜9を介して基板1、MR素子5に移動するこ
とが可能となる。基板1への移動経路及びMR素子5へ
の移動経路の電気抵抗R2及びR4は膜9を配設したこ
とにより、電荷の移動を妨げないレベルにコントロール
されているので、電荷の移動はスムーズに行われる。し
たがってシールド磁性体2,3、コア6、絶縁体7の表
面及びそれらの上部に位置する膜9中に帯電した電荷
は、絶縁体7上の膜9を介して、基板1、MR素子5に
移動する。移動した電荷は、その後それぞれの接地抵抗
R1,R5を介して接地側ににげることが可能になる。
したがってMR素子5の近傍のシールド磁性体2,3、
コア6及び絶縁体7の表面の領域10の電荷は常に基板
1、MR素子5に移動するので、領域10はMR素子5
にたいして静電容量をもつことはない。このようにして
接触、非接触を繰り返すことによって発生する領域10
の電荷は常に接地側に放出され、領域10とMR素子5
間での放電現象が防止されることになる。
【0021】本実施例によるMRヘッドの静電破壊試験
の結果と従来のMRヘッドの静電破壊試験の結果を(表
1)に比較して示している。
の結果と従来のMRヘッドの静電破壊試験の結果を(表
1)に比較して示している。
【0022】
【表1】
【0023】静電破壊試験に用いた本実施例のMRヘッ
ドは、磁気ディスク媒体の対向面上に1kΩcm以下の
電気抵抗率に制御されたSiの膜を300Åの厚みで成
膜させたものであり、試験に際しては外来電荷の影響を
極力小さくするために人体はアースに接地し、また基板
1及びMR素子5もアースに接地して磁気ディスク媒体
との接触、非接触の動作を1時間継続する試験を行っ
た。この(表1)から明らかなように本実施例によるM
Rヘッドは、静電荷によるMR素子5の損傷及び破壊が
十分に抑制される点で優れた効果が得られる。
ドは、磁気ディスク媒体の対向面上に1kΩcm以下の
電気抵抗率に制御されたSiの膜を300Åの厚みで成
膜させたものであり、試験に際しては外来電荷の影響を
極力小さくするために人体はアースに接地し、また基板
1及びMR素子5もアースに接地して磁気ディスク媒体
との接触、非接触の動作を1時間継続する試験を行っ
た。この(表1)から明らかなように本実施例によるM
Rヘッドは、静電荷によるMR素子5の損傷及び破壊が
十分に抑制される点で優れた効果が得られる。
【0024】以上のように本実施例によれば、磁気ディ
スク媒体の対向面に厚さ500Å以下の100μΩcm
〜106 Ωcmの電気抵抗率の膜9を設けることによ
り、磁気ディスク媒体と接触、非接触した場合に磁気デ
ィスク媒体の対向面に生じる帯電電荷による放電を抑制
してMR素子5の損傷,破壊を防止でき、安定した再生
特性と高い信頼性を実現することができる。
スク媒体の対向面に厚さ500Å以下の100μΩcm
〜106 Ωcmの電気抵抗率の膜9を設けることによ
り、磁気ディスク媒体と接触、非接触した場合に磁気デ
ィスク媒体の対向面に生じる帯電電荷による放電を抑制
してMR素子5の損傷,破壊を防止でき、安定した再生
特性と高い信頼性を実現することができる。
【0025】(実施例2)以下請求項3記載の発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0026】図3および図4に示すように本実施例の特
徴とするところは、前述従来例の構成に基板1と絶縁体
7が接する面と基板1の裏面の両側面とに連結した10
0μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜11を
配設したことにある。
徴とするところは、前述従来例の構成に基板1と絶縁体
7が接する面と基板1の裏面の両側面とに連結した10
0μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜11を
配設したことにある。
【0027】以上のように構成されたMRヘッドの動作
は従来例で説明した動作と同様であるので説明は省略す
る。本実施例のMRヘッドが磁気ディスク媒体と衝突や
摩擦により接触した場合の現象について図5を参照しな
がら説明する。本実施例においても、基板1は図示しな
いサスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介
し接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を
介し再生回路に接続しており非動作時はもちろん動作時
においても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体2,
3、コア6、絶縁体7の表面に帯電した電荷は、膜11
を成膜させ配設したことによって、絶縁体7の側面部及
び膜11の近傍の表面部の電荷が膜11に移動する。移
動した電荷は膜11を介して基板1に移動することが可
能となる。このように膜11を配設したことにより、基
板1への移動経路が新たに追加されたことになるので、
絶縁体7の表面部に帯電した電荷の移動量が従来例より
もはるかに多くなる。移動した電荷は、接地抵抗R1を
介して接地側ににげる。したがってMR素子5の近傍の
シールド磁性体2,3、コア6及び絶縁体7の表面の領
域12の電荷の蓄積は従来に比べると大きく抑制され、
領域12がMR素子5にたいして持つ静電容量C2は小
さくなる。このようにして接触、非接触を繰り返すこと
によって発生する領域12の電荷の蓄積が抑制されるの
で、領域12とMR素子5間での放電現象が防止され
る。
は従来例で説明した動作と同様であるので説明は省略す
る。本実施例のMRヘッドが磁気ディスク媒体と衝突や
摩擦により接触した場合の現象について図5を参照しな
がら説明する。本実施例においても、基板1は図示しな
いサスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介
し接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を
介し再生回路に接続しており非動作時はもちろん動作時
においても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体2,
3、コア6、絶縁体7の表面に帯電した電荷は、膜11
を成膜させ配設したことによって、絶縁体7の側面部及
び膜11の近傍の表面部の電荷が膜11に移動する。移
動した電荷は膜11を介して基板1に移動することが可
能となる。このように膜11を配設したことにより、基
板1への移動経路が新たに追加されたことになるので、
絶縁体7の表面部に帯電した電荷の移動量が従来例より
もはるかに多くなる。移動した電荷は、接地抵抗R1を
介して接地側ににげる。したがってMR素子5の近傍の
シールド磁性体2,3、コア6及び絶縁体7の表面の領
域12の電荷の蓄積は従来に比べると大きく抑制され、
領域12がMR素子5にたいして持つ静電容量C2は小
さくなる。このようにして接触、非接触を繰り返すこと
によって発生する領域12の電荷の蓄積が抑制されるの
で、領域12とMR素子5間での放電現象が防止され
る。
【0028】本実施例によるMRヘッドの静電破壊試験
の結果も前述の実施例1の(表1)と同様の結果が得ら
れ、静電気によるMR素子5の損傷及び破壊が十分に抑
制されることが確認できた。
の結果も前述の実施例1の(表1)と同様の結果が得ら
れ、静電気によるMR素子5の損傷及び破壊が十分に抑
制されることが確認できた。
【0029】(実施例3)以下、請求項4記載の発明の
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0030】図6に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、従来例の構成に基板1と絶縁膜7が接する背
面と絶縁体7の基板1と接しない側面に100μΩcm
以下の電気抵抗率を有する金属系の膜13を配設したこ
とにある。
ところは、従来例の構成に基板1と絶縁膜7が接する背
面と絶縁体7の基板1と接しない側面に100μΩcm
以下の電気抵抗率を有する金属系の膜13を配設したこ
とにある。
【0031】この構成により、前述の実施例2と同様の
効果が得られ、かつ静電破壊試験の結果も前述の実施例
1の(表1)と同様の結果が得られた。
効果が得られ、かつ静電破壊試験の結果も前述の実施例
1の(表1)と同様の結果が得られた。
【0032】(実施例4)以下、請求項6記載の発明の
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0033】図7に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、従来例の構成にコア6上の絶縁体7中に、1
00μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜14
を磁気ディスク媒体の対向面及び絶縁体7の背面に露出
するように配設し、かつ基板1と絶縁体7が接する背面
に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜
15を配設し、さらに絶縁体7中に配設した金属系の膜
14が基板1と電気的に接地する構成としたことにあ
る。
ところは、従来例の構成にコア6上の絶縁体7中に、1
00μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜14
を磁気ディスク媒体の対向面及び絶縁体7の背面に露出
するように配設し、かつ基板1と絶縁体7が接する背面
に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜
15を配設し、さらに絶縁体7中に配設した金属系の膜
14が基板1と電気的に接地する構成としたことにあ
る。
【0034】以上のように構成されたMRヘッドが磁気
ディスク媒体と衝突や摩擦により接触した場合の現象に
ついて図5を参照しながら説明する。
ディスク媒体と衝突や摩擦により接触した場合の現象に
ついて図5を参照しながら説明する。
【0035】本実施例においても、基板1は図示しない
サスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介し
接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を介
し再生回路に接続しており非動作時はもちろん動作時に
おいても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体2,
3、コア6、絶縁体7の表面に帯電した電荷は、膜14
を配設したことによって、絶縁体7の側面部及び膜14
の近傍の表面部の電荷が膜14に移動する。移動した電
荷は膜14を介して基板1に移動することが可能とな
る。このように膜14を配設したことにより、基板1へ
の移動経路が新たに追加されたことになるので、絶縁体
7の表面部に帯電した電荷の移動量が従来例よりもはる
かに多くなる。移動した電荷は、接地抵抗R1を介して
接地側ににげる。したがってMR素子5の近傍のシール
ド磁性体2,3、コア6及び絶縁体7の表面の領域12
の電荷の蓄積は従来に比べると大きく抑制され、領域1
2がMR素子5にたいして持つ静電容量C2は非常に小
さくなる。このようにして接触、非接触を繰り返すこと
によって発生する領域12の電荷の蓄積が抑制されるの
で、領域12とMR素子5間での放電現象が防止され
る。
サスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介し
接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を介
し再生回路に接続しており非動作時はもちろん動作時に
おいても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体2,
3、コア6、絶縁体7の表面に帯電した電荷は、膜14
を配設したことによって、絶縁体7の側面部及び膜14
の近傍の表面部の電荷が膜14に移動する。移動した電
荷は膜14を介して基板1に移動することが可能とな
る。このように膜14を配設したことにより、基板1へ
の移動経路が新たに追加されたことになるので、絶縁体
7の表面部に帯電した電荷の移動量が従来例よりもはる
かに多くなる。移動した電荷は、接地抵抗R1を介して
接地側ににげる。したがってMR素子5の近傍のシール
ド磁性体2,3、コア6及び絶縁体7の表面の領域12
の電荷の蓄積は従来に比べると大きく抑制され、領域1
2がMR素子5にたいして持つ静電容量C2は非常に小
さくなる。このようにして接触、非接触を繰り返すこと
によって発生する領域12の電荷の蓄積が抑制されるの
で、領域12とMR素子5間での放電現象が防止され
る。
【0036】本実施例によるMRヘッドの静電破壊試験
の結果も前述の実施例1の(表1)と同様の結果が得ら
れ、静電気によるMR素子5の損傷及び破壊が十分に抑
制されることが確認できた。
の結果も前述の実施例1の(表1)と同様の結果が得ら
れ、静電気によるMR素子5の損傷及び破壊が十分に抑
制されることが確認できた。
【0037】なお、絶縁体7中に配設した金属系の膜1
4をあらかじめ基板1と接地するように成膜して配設し
た構成としても本実施例と同様の効果が得られる。
4をあらかじめ基板1と接地するように成膜して配設し
た構成としても本実施例と同様の効果が得られる。
【0038】(実施例5)以下、請求項9記載の発明の
実施例について説明する。
実施例について説明する。
【0039】図8に示すように、本実施例の特徴とする
ところは、従来例の構成にMR素子5の両側に磁気ディ
スクの媒体の対向面に露出するように配設している二つ
のシールド磁性体16,17を絶縁体7の背面に露出す
るように成膜させ、かつ、基板1と絶縁体7が接する背
面に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の
膜18を配設することにより、シールド磁性体16,1
7が電気的に基板1に接地するような構成としたことに
ある。
ところは、従来例の構成にMR素子5の両側に磁気ディ
スクの媒体の対向面に露出するように配設している二つ
のシールド磁性体16,17を絶縁体7の背面に露出す
るように成膜させ、かつ、基板1と絶縁体7が接する背
面に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の
膜18を配設することにより、シールド磁性体16,1
7が電気的に基板1に接地するような構成としたことに
ある。
【0040】以上のように構成されたMRヘッドが磁気
ディスク媒体と衝突や摩擦により接触した場合の現象に
ついて、図9を参照しながら説明する。
ディスク媒体と衝突や摩擦により接触した場合の現象に
ついて、図9を参照しながら説明する。
【0041】本実施例においても、基板1は、図示しな
いサスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介
し接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を
介し再生回路に接続しており非動作時はもちろん動作時
においても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体1
6,17も膜18を介して基板1に接地されているの
で、シールド磁性体16,17の表面の電荷も、それぞ
れの接地抵抗R11,R12を介して接地側に移動し電
荷は残らない。コア6、絶縁体7の表面に帯電した電荷
は、シールド磁性体16,17が基板1に接地するよう
に配設したことにより、コア6、絶縁体7のシールド磁
性体16,17の近傍の表面の電荷はシールド磁性体1
6,17に移動する。移動した電荷はシールド磁性体1
6,17を介して基板1に移動することが可能となる。
このようにシールド磁性体16,17が基板1に接地さ
れたことにより、基板1への移動経路が新たに追加され
たことになるので、絶縁体7の表面部に帯電した電荷の
移動量が従来例よりもはるかに多くなる。移動した電荷
は、接地抵抗R1を介して接地側ににげる。したがって
MR素子5の近傍のコア6及び絶縁体7の表面の領域1
9の電荷の蓄積は従来に比べると大きく抑制される。同
時に、領域19がMR素子5にたいしてではなく、シー
ルド磁性体16,17にたいして静電容量C3を持つこ
とになり、かつC3も非常に小さくなる。このようにし
て接触、非接触を繰り返すことによって発生する領域1
9の電荷の蓄積が抑制されるので、領域19とMR素子
5間での放電現象が防止される。
いサスペンションに接着しているので接地抵抗R1を介
し接地されている。またMR素子5も引き出し端子4を
介し再生回路に接続しており非動作時はもちろん動作時
においても接地電位に近い電位となっている。したがっ
て、基板1及びMR素子5は常に接地電位に近い状態を
保っているので、帯電した基板1及びMR素子5の表面
の電荷はそれぞれの接地抵抗R1及びR5を介して接地
側に移動し電荷は残らない。また、シールド磁性体1
6,17も膜18を介して基板1に接地されているの
で、シールド磁性体16,17の表面の電荷も、それぞ
れの接地抵抗R11,R12を介して接地側に移動し電
荷は残らない。コア6、絶縁体7の表面に帯電した電荷
は、シールド磁性体16,17が基板1に接地するよう
に配設したことにより、コア6、絶縁体7のシールド磁
性体16,17の近傍の表面の電荷はシールド磁性体1
6,17に移動する。移動した電荷はシールド磁性体1
6,17を介して基板1に移動することが可能となる。
このようにシールド磁性体16,17が基板1に接地さ
れたことにより、基板1への移動経路が新たに追加され
たことになるので、絶縁体7の表面部に帯電した電荷の
移動量が従来例よりもはるかに多くなる。移動した電荷
は、接地抵抗R1を介して接地側ににげる。したがって
MR素子5の近傍のコア6及び絶縁体7の表面の領域1
9の電荷の蓄積は従来に比べると大きく抑制される。同
時に、領域19がMR素子5にたいしてではなく、シー
ルド磁性体16,17にたいして静電容量C3を持つこ
とになり、かつC3も非常に小さくなる。このようにし
て接触、非接触を繰り返すことによって発生する領域1
9の電荷の蓄積が抑制されるので、領域19とMR素子
5間での放電現象が防止される。
【0042】本実施例によるMRヘッドの静電破壊試験
の結果も前述の実施例1の(表1)と同様の結果が得ら
れ、静電気によるMR素子5の損傷及び破壊が十分に抑
制されることが確認できた。
の結果も前述の実施例1の(表1)と同様の結果が得ら
れ、静電気によるMR素子5の損傷及び破壊が十分に抑
制されることが確認できた。
【0043】なお、シールド磁性体16,17をあらか
じめ基板と接地するように成膜して配設した構成として
も本実施例と同様の効果が得られる。
じめ基板と接地するように成膜して配設した構成として
も本実施例と同様の効果が得られる。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、磁気ディスク媒体の対向面上に100μΩcm〜1
06 Ωcmの電気抵抗率を有する膜を配設した構成、ま
たは基板と絶縁体が接する面と基板の裏面の両側面とに
連結した100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属
系の膜を配設した構成、または基板と絶縁体が接する背
面と絶縁体の基板と接しない側面に100μΩcm以下
の電気抵抗率を有する金属系の膜を配設した構成、また
は100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜
を磁気ディスク媒体の対向面及び絶縁体の背面に露出す
るように成膜し、かつ基板と絶縁体が接する背面に10
0μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜を成膜
して配設した構成、またはMR素子の両側に磁気ディス
ク媒体の対向面に露出するように配設した二つのシール
ド磁性体を絶縁体の背面に露出するように成膜させ、か
つ基板と絶縁体が接する背面に100μΩcm以下の電
気抵抗率を有する金属系の膜を配設させてシールド磁性
体が電気的に基板に接地した構成により、MR素子の損
傷や破壊を防止して安定した再生特性と、高い信頼性を
有する優れたMRヘッドを実現できるものである。
は、磁気ディスク媒体の対向面上に100μΩcm〜1
06 Ωcmの電気抵抗率を有する膜を配設した構成、ま
たは基板と絶縁体が接する面と基板の裏面の両側面とに
連結した100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属
系の膜を配設した構成、または基板と絶縁体が接する背
面と絶縁体の基板と接しない側面に100μΩcm以下
の電気抵抗率を有する金属系の膜を配設した構成、また
は100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜
を磁気ディスク媒体の対向面及び絶縁体の背面に露出す
るように成膜し、かつ基板と絶縁体が接する背面に10
0μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の膜を成膜
して配設した構成、またはMR素子の両側に磁気ディス
ク媒体の対向面に露出するように配設した二つのシール
ド磁性体を絶縁体の背面に露出するように成膜させ、か
つ基板と絶縁体が接する背面に100μΩcm以下の電
気抵抗率を有する金属系の膜を配設させてシールド磁性
体が電気的に基板に接地した構成により、MR素子の損
傷や破壊を防止して安定した再生特性と、高い信頼性を
有する優れたMRヘッドを実現できるものである。
【図1】本発明の実施例1の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの要部概略正面図
ッドの要部概略正面図
【図2】同磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの等価回路図
【図3】本発明の実施例2の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの要部概略正面図
ッドの要部概略正面図
【図4】同磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの要部概略背
面図
面図
【図5】同磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの等価回路図
【図6】本発明の実施例3の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの要部概略正面図
ッドの要部概略正面図
【図7】本発明の実施例4の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの要部概略正面図
ッドの要部概略正面図
【図8】本発明の実施例5の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘ
ッドの要部概略正面図
ッドの要部概略正面図
【図9】同磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの等価回路図
【図10】従来の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの要部
概略正面図
概略正面図
【図11】同磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドの等価回路
図
図
【符号の説明】 1 基板 5 磁気抵抗効果素子 7 絶縁体 9 膜
Claims (11)
- 【請求項1】非磁性セラミック製の基板上に成膜して配
設した酸化物製の絶縁体中に、二端子型構造の磁気抵抗
効果素子が磁気ディスク媒体の対向面に露出した構成の
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであって、前記磁気ディ
スク媒体の対向面上に100μΩcm〜106 Ωcmの
電気抵抗率を有する膜を配設したことを特徴とした磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項2】100μΩcm〜106 Ωcmの電気抵抗
率を有する膜は、Si,Ge,C,MnまたはTe製で
ある請求項1記載の磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項3】非磁性セラミック製の基板上に成膜して配
設した酸化物製の絶縁体中に、二端子型構造の磁気抵抗
効果素子が磁気ディスク媒体の対向面に露出した構成の
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであって、前記基板と前
記絶縁体が接する面と前記基板の裏面の両側面とに連結
した100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の
膜を配設したことを特徴とした磁気抵抗効果型薄膜磁気
ヘッド。 - 【請求項4】非磁性セラミック製の基板上に成膜して配
設した酸化物製の絶縁体中に、二端子型構造の磁気抵抗
効果素子が磁気ディスク媒体の対向面に露出した構成の
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであって、前記基板と前
記絶縁体が接する背面と、前記絶縁体の前記基板と接し
ない側面に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金
属系の膜を配設したことを特徴とした磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項5】100μΩcm以下の電気抵抗率を有する
金属系の膜は、Ag,Al,Au,Cr,Cu,Mo,
Sn,Ta,Ti,W,Zn,Zr,Mg,Ptまたは
V製である請求項3または4に記載の磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項6】非磁性セラミック製の基板上に成膜して配
設した酸化物製の絶縁体中に、二端子型構造の磁気抵抗
効果素子が磁気ディスク媒体の対向面に露出した構成の
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであって、前記絶縁体中
に、100μΩcm以下の電気抵抗率を有する金属系の
膜を、磁気ディスク媒体の対向面及び前記絶縁体の背面
に露出するように成膜し、かつ前記基板と前記絶縁体が
接する背面に100μΩcm以下の電気抵抗率を有する
金属系の膜を成膜して配設して、前記絶縁体中に配設し
た前記金属系の膜が電気的に前記基板と接地したことを
特徴とした磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項7】絶縁体中に配設した金属系の膜をあらかじ
め基板と接地するように成膜させた請求項6記載の磁気
抵抗効果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項8】100μΩcm以下の電気抵抗率を有する
金属系の膜は、Ag,Al,Au,Cr,Cu,Mo,
Sn,Ta,Ti,W,Zn,Zr,Mg,Ptまたは
V製である請求項6または7に記載の磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項9】非磁性セラミック製の基板上に成膜して配
設した酸化物製の絶縁体中に、二端子型構造の磁気抵抗
効果素子が磁気ディスク媒体の対向面に露出した構成の
磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッドであって、前記磁気抵抗
効果素子の両側に磁気ディスク媒体の対向面に露出する
ように配設した二つのシールド磁性体を、前記絶縁体の
背面に露出するように成膜させ、かつ前記基板と前記絶
縁体が接する背面に100μΩcm以下の電気抵抗率を
有する金属系の膜を配設して、前記シールド磁性体が電
気的に前記基板に接地したことを特徴とした磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッド。 - 【請求項10】シールド磁性体をあらかじめ基板と接地
するように成膜させた請求項9記載の磁気抵抗効果型薄
膜磁気ヘッド。 - 【請求項11】100μΩcm以下の電気抵抗率を有す
る金属系の膜は、Ag,Al,Au,Cr,Cu,M
o,Sn,Ta,Ti,W,Zn,Zr,Mg,Ptま
たはV製である請求項9または10に記載の磁気抵抗効
果型薄膜磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5025893A JPH06243434A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5025893A JPH06243434A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06243434A true JPH06243434A (ja) | 1994-09-02 |
Family
ID=12178476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5025893A Pending JPH06243434A (ja) | 1993-02-16 | 1993-02-16 | 磁気抵抗効果型薄膜磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06243434A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5539598A (en) * | 1994-12-08 | 1996-07-23 | International Business Machines Corporation | Electrostatic protection for a shielded MR sensor |
| US5978181A (en) * | 1997-03-04 | 1999-11-02 | Fujitsu Limited | Magnetic head and magnetic recording/reproducing apparatus |
| US6359750B1 (en) | 1995-06-07 | 2002-03-19 | International Business Machines Corporation | Data storage system with TiC MR-head magnetic shield dummy shield spark gap |
| US7864489B2 (en) | 2007-02-26 | 2011-01-04 | Tdk Corporation | Thin-film magnetic head having an antistatic layer preventing a protective coat from being electrostatically charged |
| US8144412B2 (en) | 2009-11-24 | 2012-03-27 | Tdk Corporation | Magnetic disk device having mechanism for detecting projections on recording medium |
-
1993
- 1993-02-16 JP JP5025893A patent/JPH06243434A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US5978181A (en) * | 1997-03-04 | 1999-11-02 | Fujitsu Limited | Magnetic head and magnetic recording/reproducing apparatus |
| US7864489B2 (en) | 2007-02-26 | 2011-01-04 | Tdk Corporation | Thin-film magnetic head having an antistatic layer preventing a protective coat from being electrostatically charged |
| US8144412B2 (en) | 2009-11-24 | 2012-03-27 | Tdk Corporation | Magnetic disk device having mechanism for detecting projections on recording medium |
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|---|---|---|---|
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