JPH0624489U - 冷菓製造機 - Google Patents

冷菓製造機

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JPH0624489U
JPH0624489U JP4783793U JP4783793U JPH0624489U JP H0624489 U JPH0624489 U JP H0624489U JP 4783793 U JP4783793 U JP 4783793U JP 4783793 U JP4783793 U JP 4783793U JP H0624489 U JPH0624489 U JP H0624489U
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heat exchanger
cylinder
container
refrigerant
heating
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JP4783793U
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Inventor
謹爾 橋爪
光男 池田
井上  敏
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日世冷機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 加熱サイクル時の冷媒循環経路における容器
用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6と主熱交換器1
4との間に補助熱交換器27を設けると共に、容器用熱
交換器5及びシリンダ用熱交換器6をガス状態で通過後
に殺菌温度よりも低い凝縮温度にて補助熱交換器27内
で冷媒を凝縮させるように冷媒循環量を調整する加熱用
膨張器30と、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換
初期に冷媒の循環量を増加させるための加熱用副膨張器
32とを設ける。 【効果】 圧縮機4の吐出圧を殺菌温度以下の凝縮温度
に対応する比較的低い圧力に保持した状態で、圧縮機4
から吐出される高温のガス冷媒で容器及びシリンダを殺
菌温度以上に加熱することが可能で、殺菌加熱運転を安
定して行うことができると共に、殺菌加熱に要する全体
の運転時間を極力短くすることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、アイスクリーム、シェーク等の冷菓を製造する冷菓製造機に関し、 特に、殺菌のために冷菓の原料を貯蔵する容器と冷菓を製造するシリンダとを加 熱する際の圧縮機の吐出圧を適正に保って、負荷条件を悪化させることなく高温 高圧の冷媒ガスを安定良く得られるようにするとともに、容器及びシリンダを所 定の殺菌温度以上に昇温させるまでに要する時間を短縮できるようにした冷菓製 造機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、アイスクリーム、シェーク等の冷菓を製造する冷菓製造機は、冷菓の 原料を貯蔵する容器と、原料を混練しながら冷凍して冷菓を製造するシリンダと 、容器及びシリンダを冷却する冷凍装置とを備えている。ところで、食品衛生上 の理由から、製品である冷菓は大腸菌群が陰性であることが法令で義務づけられ ており、このため、容器及びシリンダを1日に1回以上殺菌することが必要とさ れ、68℃の温度で30分加熱するか、または、これと同等以上の効果を有する 方法で容器及びシリンダを加熱殺菌しなければならない。
【0003】 そこで、従来では、例えば実開昭60−144887号公報に開示されている ように、容器及びシリンダを冷却するための冷凍装置で、上記のような殺菌処理 をも行い得るように構成したものが知られている。
【0004】 このような冷菓製造機は、例えば図8に示すように、容器1及びシリンダ2を 冷却する冷凍装置3を備え、この冷凍装置3は、圧縮機4と、容器1及びシリン ダ2にそれぞれ設けられた容器用熱交換器5・シリンダ用熱交換器6と、外部の 水、空気等の外部熱源と熱交換する主熱交換器14と、冷媒の循環方向を切換え る四方弁7とを冷媒配管によって閉ループ状に接続して構成され、容器用熱交換 器5及びシリンダ用熱交換器6と主熱交換器14との間に膨張器16・19を介 在させてある。
【0005】 このような従来例によれば、四方弁7を冷却位置に切換えたときには、圧縮機 4から吐出された高温高圧のホットガスが主熱交換器14で水、空気等の低温の 外部熱源により凝縮されて液化し、膨張器16・19で膨張した後の低温低圧の 液冷媒が容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6に流入して蒸発することに より、容器1あるいはシリンダ2から熱を奪ってこれらを冷却する。蒸発した冷 媒は、圧縮機4に戻され圧縮されてホットガスとして再び主熱交換器14に吐出 される。
【0006】 そして、四方弁7を上記から加熱位置に切換えることにより、圧縮機4から吐 出されるホットガスは、容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6にて凝縮し 、このときの凝縮熱で容器1及びシリンダ2が加熱される。凝縮した液冷媒は、 膨張器16・19で膨張した後、主熱交換器14で水、空気等の外部熱源により 加熱され蒸発してから圧縮機4に戻され、圧縮されてホットガスとして再び容器 用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6に吐出される。従って、容器1及びシリ ンダ2の加熱に利用できる熱を圧縮機4の入力と主熱交換器14で周囲から奪う 熱とで賄うことになる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このように構成された従来例では、容器1及びシリンダ2を加熱す る加熱サイクルにおいて、容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6で冷媒を 凝縮させ、その凝縮熱で容器1及びシリンダ2を加熱する構成であるので、冷媒 の凝縮温度を上記殺菌温度以上に上げる必要がある。
【0008】 しかしながら、凝縮温度を上記殺菌温度以上の温度、例えば約75℃に上げる ためには、冷媒として図3に示すような特性を有する冷媒R−502を使用する 場合を例にとれば、圧縮機の吐出圧を36.14kg/cm2 (35.11kg/cm2 G) 以上にする必要がある。これに対して通常の冷菓製造機に使用される圧縮機は、 常用される吐出圧が大きくても20kg/cm2 G程度であり、上記のような高吐出 圧を30分以上も連続して維持すると長時間にわたり過負荷状態が続くので、圧 縮機が過熱状態となり、焼損してしまうことになる。また、冷媒回路全体の耐圧 性を高くする必要があるので、装置のコストアップを招来する。
【0009】 更に、このような過負荷状態では圧縮機の運転状態が不安定になり、安定良く 高温のホットガスを得ることが困難になる。
【0010】 加えて、加熱サイクルにおいて、膨張器によって冷媒の流量がほぼ一定量とな るように調節されるので、主熱交換器で冷媒が吸収する熱量が負荷とは無関係に 一定となり、冷凍負荷が大きい加熱サイクルの初期の段階では冷媒によって運ば れる熱量が不足して容器及びシリンダを所定の殺菌温度以上に昇温させるまでの 時間が長くかかる。
【0011】 本考案は、上記の事情を考慮してなされたものであって、殺菌のために冷菓の 原料を貯蔵する容器と冷菓を製造するシリンダとを加熱する際の圧縮機の吐出圧 を適正に保って、負荷条件を悪化させることなく高温のホットガスが安定良く得 られるようにするとともに、容器及びシリンダを所定の殺菌温度以上に昇温させ るまでに要する時間を短縮できるようにした冷菓製造機の提供を目的とするもの である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る冷菓製造機は、上記の目的を達成するために、冷菓の原料を貯蔵 する容器と冷菓を製造するシリンダとを備え、圧縮機から吐出される冷媒を主熱 交換器で凝縮させた後に上記容器及びシリンダに各々設けられた容器用熱交換器 及びシリンダ用熱交換器で蒸発させて容器及びシリンダを冷却する冷却サイクル から、容器及びシリンダの殺菌に必要な殺菌温度を超える温度の冷媒を上記容器 用熱交換器及びシリンダ用熱交換器に通過させた後に主熱交換器で蒸発させて容 器及びシリンダを加熱する加熱サイクルへの切換可能な冷凍装置を備えた冷菓製 造機において、上記加熱サイクル時の冷媒循環経路における容器用熱交換器およ びシリンダ用熱交換器と主熱交換器との間に補助熱交換器が設けられると共に、 容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器をガス状態で通過後に上記殺菌温度より も低い凝縮温度にて上記補助熱交換器内での冷媒の凝縮が生じるように冷媒循環 量を調整する加熱用膨張器が上記補助熱交換器と主熱交換器との間に設けられ、 さらに、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換初期に冷媒の循環量を増加させ るための加熱用副膨張器が上記加熱用膨張器に並列に設けられていることを特徴 としている。
【0013】
【作用】
上記の冷菓製造機によれば、加熱サイクルでは、圧縮機から吐出された殺菌温 度よりも高い温度のガス冷媒が、容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器を通過 後、補助熱交換器内で、殺菌温度よりも低い凝縮温度で凝縮する。つまり、この 補助熱交換器内での凝縮温度が殺菌温度以下であっても、容器用熱交換器及びシ リンダ用熱交換器に殺菌温度よりも高い温度の冷媒が流れるようにすることで、 殺菌温度以上に容器及びシリンダを加熱することができ、そして、このときの圧 縮機の吐出圧は、殺菌温度以下の凝縮温度に対応する比較的低い圧力で保持され るので、容器及びシリンダを所要の殺菌温度以上に加熱する殺菌運転を安定して 行うことができる。
【0014】 しかも、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換初期、すなわち、低温の容器 及びシリンダへの放熱で冷媒の温度が大幅に低下し、容器用熱交換器及びシリン ダ用熱交換器内でこの冷媒の凝縮が生じるようなときに、加熱用副膨張器を通し て冷媒の循環量を増加させるようになっており、これによって、容器及びシリン ダへの付与熱量が増加するので、冷却サイクル時に低温に冷却されていた容器及 びシリンダの昇温が速やかに生じる。したがって、その後、上記した殺菌加熱温 度以上とする運転に移行して行われる殺菌加熱運転の全体に要する時間を極力短 くすることができる。
【0015】
【実施例】
〔実施例1〕 本考案の一実施例について図1ないし図4に基づいて説明すれば、以下の通り である。 この冷菓製造機には、原料を貯蔵する容器1と、冷菓を製造するシリンダ2と 、これらを冷却したり殺菌のために加熱したりする冷凍装置3とが設けられる。
【0016】 冷凍装置3の冷媒回路には、圧縮機4と、容器1と冷媒との間の熱交換をする 容器用熱交換器5と、シリンダ2と冷媒との間の熱交換をするシリンダ用熱交換 器6と、主熱交換器14と、後述するように、圧縮機4からの吐出冷媒の循環方 向を、主熱交換器14側から容器用及びシリンダ用熱交換器5・6へと向かって 流れる方向から、その逆方向に切換える方向制御弁としての四方弁7とが設けら れている。
【0017】 四方弁7には、圧縮機4の吐出路8に接続される導入口9と、圧縮機4の吸入 路10に接続される吸込口13と、一対の切換接続口11・12とが設けられて いる。導入口9と切換接続口12とが連通するとともに吸込口13と切換接続口 11とが連通する位置が冷却位置(図2に示す状態)とされ、導入口9と切換接 続口11とが連通するとともに切換接続口12と吸込口13とが連通する位置が 加熱位置(図1に示す状態)とされる。
【0018】 上記切換接続口12には主熱交換器14の高温側接続口14aが接続され、こ の主熱交換器14の低温側接続口14bと容器用熱交換器5の入口5aとは、開 閉弁15及び容器冷却用膨張器としてのキャピラリチューブ16を介在させた容 器冷却用冷媒供給路17によって接続される。また、上記低温側接続口14bと シリンダ用熱交換器6の入口6aとは、別の開閉弁18及びシリンダ冷却用膨張 器としてのキャピラリチューブ19を介在させたシリンダ冷却用冷媒供給路20 によって接続される。更に、容器用熱交換器5の出口及びシリンダ用熱交換器6 の出口は、逆止弁21を介在させた冷媒通路22を介して四方弁7の切換接続口 11に接続される。
【0019】 この冷媒通路22の逆止弁21の下流側には、開閉弁23を介して容器用熱交 換器5の入口に連通する容器用ホットガス通路24と、開閉弁25を介してシリ ンダ用熱交換器6の入口に連通するシリンダ用ホットガス通路26とが分岐接続 される。また、この冷媒通路22の逆止弁21の上流側は、補助熱交換器27及 び加熱用膨張機構部28を介在させた加熱用冷媒戻り路29によって主熱交換器 14の低温側接続口14bに接続されている。
【0020】 上記加熱用膨張機構部28は、加熱用膨張器としての主キャピラリチューブ3 0と、これに開閉弁31を介して並列接続される加熱用副膨張器としての補助キ ャピラリチューブ32とを備え、各キャピラリチューブ30・32には補助熱交 換器27側への逆流を防止する逆止弁33・34が接続される。 尚、圧縮機4の吸入路10には、液体とガスの分離を図るためのアキュムレー タ35が介在されている。
【0021】 また、上記主熱交換器14は、補助熱交換器27の排熱を有効に利用するため に、例えば図4に示すように補助熱交換器27を冷却した水を主熱交換器14に 導いて主熱交換器14を加熱するように構成してある。
【0022】 上記の構成において、図2に示すように四方弁7を冷却位置に切換え、開閉弁 15・18を開弁し、開閉弁23・25を閉弁すると、容器1及びシリンダ2を 冷凍装置3によって冷却するサイクルが形成される。
【0023】 この冷却サイクルにおいては、圧縮機4から吐出される高温高圧のホットガス は四方弁7を経て主熱交換器14に導かれ、ここで外部の水、空気等によって冷 却され、凝縮して過冷却液となってキャピラリチューブ16・19に流れ、キャ ピラリチューブ16・19で断熱膨張し、容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交 換器6に流入する。これら容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6内を通過 する間に容器1及びシリンダ2との熱交換によって蒸発する。これによって、容 器1及びシリンダ2が冷却される。蒸発した冷媒は、冷媒通路22、四方弁7及 びアキュムレータ35を経て圧縮機4に戻り、再び加圧されてホットガスとして 主熱交換器14側に吐出される。そして、容器1の冷却温度とシリンダ2の冷却 温度とは、開閉弁15・18をそれぞれ必要に応じて閉弁したり開弁したりして 調整される。
【0024】 そして、四方弁7を、上記から、図1に示す加熱位置に切換え、開閉弁15・ 18を閉弁し、開閉弁23・25を開弁すると、容器1及びシリンダ2を冷凍装 置3によって加熱する加熱サイクルが形成される。
【0025】 この加熱サイクルにおいては、圧縮機4から吐出されたホットガスは、容器用 ホットガス通路24並びにシリンダ用ホットガス通路26を通して容器用熱交換 器5及びシリンダ用熱交換器6に導入され、さらに、補助熱交換器27に導かれ る。その後、主キャピラリチューブ30を通過後、主熱交換器14を通して圧縮 機4に戻される。この循環サイクルでは、補助熱交換器14内で冷媒の凝縮が生 じた後、主熱交換器14で蒸発するように主キャピラリチューブ30が設定され ており、この循環サイクルについて、R−502を冷媒として使用した場合を例 にとって説明すると、主キャピラリチューブ30を通過後の冷媒は、主熱交換器 14内で、図3のA点で示す蒸発圧力が5.52kg/cm2 、蒸発温度が約−2℃の 状態で蒸発し、さらに、例えば30℃前後の過熱ガスになるまで温度上昇を生じ て、図3のB点で示す状態で圧縮機4に吸入される。こうして高エンタルピにな った冷媒を圧縮機4で圧縮すると、比較的低圧で高温のホットガスが得られる。 例えば図3のC点で示すように、通常の冷凍サイクルで使用される吐出圧力の範 囲内の18〜20kg/cm2 で、120℃程度の高温のホットガスが得られる。
【0026】 圧縮機4から吐出されたホットガスは、容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交 換器6に導入され、加熱サイクルへの切換初期の段階では容器1およびシリンダ 2が低温(容器1の温度は4〜10℃、シリンダ2の温度は−2〜−7℃)であ るため、ホットガスはそれぞれの熱交換器5及び6で凝縮液化して、その凝縮熱 で容器1及びシリンダ2を加熱するが、容器1およびシリンダ2が凝縮温度以上 に到達した後は、容器用熱交換器5及びシリンダ用熱交換器6内では凝縮を生じ ることなく、ホットガスが有する熱によって容器1及びシリンダ2を所定の殺菌 温度以上に加熱する。このときの放熱によって温度低下を生じた冷媒は、次いで 補助熱交換器27に導かれ、補助熱交換器27内で凝縮圧力約18kg/cm2 、凝 縮温度45℃程度で凝縮し、更に図3のD点で示すように過冷却液化される。そ して、主キャピラリチューブ30で断熱膨張して低温低圧となり、元のA点の状 態になる。
【0027】 このように、上記の加熱サイクルでは、圧縮機4からの吐出冷媒は、容器用熱 交換器5及びシリンダ用熱交換器6を通過後、補助熱交換器27内で凝縮する。 これにより、圧縮機4の吐出圧を通常の使用圧力範囲内の低い圧力状態として、 圧縮機4から吐出されるホットガスによって、容器1及びシリンダ2を殺菌温度 以上とする加熱運転が行われる。したがって、圧縮機4に過負荷を与えることな く、冷却されていた容器1およびシリンダ2を所要の時間にわたって安定良く殺 菌温度以上に加熱することができる。
【0028】 また、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換時において、容器1及びシリン ダ2が低温のため、冷凍負荷が大きい状態では、加熱用膨張機構部28における 開閉弁31を開弁して補助キャピラリチューブ32を通しても冷媒を流通させる 。これにより、冷媒の流量を増大させて高い熱交換容量を保持させる。そして、 容器1やシリンダ2の温度が上昇し冷凍負荷が小さくなった後は、前述のように 、冷媒流量が適正に減少するように開閉弁31を閉弁して主キャピラリチューブ 30のみを通して冷媒を循環させる。これにより、圧縮機4への冷媒ガス吸込圧 力を低下させ、冷媒循環総熱量を高負荷時よりは少なくし、圧縮終了後の容器用 熱交換器5およびシリンダ用熱交換器6に入る冷媒温度が殺菌温度よりも所定量 高い温度、例えば80〜100℃程度になるようにして、容器1およびシリンダ 2の温度を安定良く殺菌温度以上に維持する。
【0029】 以上の説明のように、上記実施例においては、圧縮機4の吐出圧を殺菌温度以 下の凝縮温度に対応する比較的低い圧力に保持した状態で、圧縮機4から吐出さ れる高温のガス冷媒で容器1及びシリンダ2を殺菌温度以上に加熱することが可 能であり、このため、容器1及びシリンダ2の冷凍装置3による殺菌加熱運転を 安定して行うことができる。しかも、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換時 、低温の容器1及びシリンダ2の温度上昇を促進するために、冷媒の循環量を増 加させて、容器1及びシリンダ2への付与熱量を増加するようになっているので 、殺菌加熱に要する全体の運転時間を極力短くすることができる。
【0030】 尚、上記の実施例において、補助熱交換器27の排熱を主熱交換器14の加熱 に有効に利用するために、図5に示すように、冷却水を補助熱交換器27の途中 から主熱交換器14に流し、これによって、補助熱交換器27の一部分を冷却し た水で主熱交換器14を加熱させ、その後、補助熱交換器27の残りの部分を冷 却するように構成してもよい。
【0031】 また、上記の実施例では、主熱交換器14の加熱に補助熱交換器27の排熱が 利用されているが、このことは本考案に必須のことではなく、主熱交換器14へ の給水と補助熱交換器27への給水とを並列にしてもよい。更に、主熱交換器1 4及び補助熱交換器27において冷媒と外部の水との間で熱交換が行われるよう になっているが、これら主熱交換器14及び補助熱交換器27の周囲を自然にあ るいは強制されて流れる空気と冷媒との間で熱交換させること(空冷式)も可能 である。この場合には、補助熱交換器27を主熱交換器14の風上側に配置すれ ば、補助熱交換器27の排熱を主熱交換器14の加熱に有効利用できる。
【0032】 加えて、上記の実施例では、膨張器としてキャピラリチューブ16・19・3 0・32が使用されているが、膨張器としては、例えば手動膨張弁、温度式膨張 弁、低圧膨張弁、フロート膨張弁等の膨張弁を使用しても何等支障がない。
【0033】 〔実施例2〕 上記の実施例1における図1の加熱サイクル(図2の冷却サイクルにおいても 同様)においては、容器用熱交換器5およびシリンダ用熱交換器6への冷媒の流 れが下から上へ流れるように構成されているが、例えば図6に示すように、容器 用熱交換器5およびシリンダ用熱交換器6への冷媒の流れを上から下への逆の流 れをなすように構成して、完全リバース回路としてもよく、このものも本考案の 要旨に包含される。このように構成すると、冷媒の流速が変わって熱交換効率が 向上するばかりでなく、回路構成も幾分簡素化できることになる。
【0034】 〔実施例3〕 上記の実施例1においては、容器用熱交換器5とシリンダ用熱交換器6を並列 接続して、加熱サイクル時および冷却サイクル時においてそれぞれ独立して温度 制御がなされるように構成してあるが、例えば図7に示すように、容器用熱交換 器5とシリンダ用熱交換器6とを直列接続し、シリンダ用熱交換器6から出た冷 媒が容器用熱交換器5に流れるように構成して、シリンダ用熱交換器6を加熱ま たは冷却した後、容器用熱交換器5を加熱または冷却するような直列回路として もよく、このものも本考案の要旨に包含される。このように構成すると、冷菓製 造機のリバース回路を構成する部品点数が少なくなって、回路構成を大幅に簡素 化できることになる。
【0035】
【考案の効果】
本考案の冷菓製造機は、以上のように、加熱サイクル時の冷媒循環経路におけ る容器用熱交換器およびシリンダ用熱交換器と主熱交換器との間に補助熱交換器 が設けられると共に、容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器をガス状態で通過 後に殺菌温度よりも低い凝縮温度にて上記補助熱交換器内での冷媒の凝縮が生じ るように冷媒循環量を調整する加熱用膨張器が上記補助熱交換器と主熱交換器と の間に設けられ、さらに、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換初期に冷媒の 循環量を増加させるための加熱用副膨張器が上記加熱用膨張器に並列に設けられ ている構成である。
【0036】 これにより、圧縮機の吐出圧を殺菌温度以下の凝縮温度に対応する比較的低い 圧力に保持した状態で、圧縮機から吐出される高温のガス冷媒で容器及びシリン ダを殺菌温度以上に加熱することが可能となり、この結果、容器及びシリンダの 冷凍装置による殺菌加熱運転を安定して行うことができると共に、冷却サイクル から加熱サイクルへの切換初期の段階での低温の容器及びシリンダの温度上昇を 促進するために、冷媒の循環量を増加させて、容器及びシリンダへの付与熱量を 増加するようになっているので、殺菌加熱に要する全体の運転時間を極力短くす ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の冷菓製造機における加熱サ
イクルでの冷媒の流れ方向を付記した冷媒回路図であ
る。
【図2】上記冷菓製造機における冷却サイクルでの冷媒
の流れ方向を付記した冷媒回路図である。
【図3】R−502冷媒のモリエル線図である。
【図4】上記冷菓製造機における主熱交換器及び補助熱
交換器に循環される水回路の要部を示す水回路図であ
る。
【図5】上記水回路の変形例の要部を示す水回路図であ
る。
【図6】本考案の他の実施例における加熱サイクルでの
冷媒の流れ方向を付記した冷媒回路図である。
【図7】本考案の更に他の実施例における加熱サイクル
での冷媒の流れ方向を付記した冷媒回路図である。
【図8】従来の冷菓製造機における冷媒回路図である。
【符号の説明】
1 容器 2 シリンダ 3 冷凍装置 4 圧縮機 5 容器用熱交換器 6 シリンダ用熱交換器 7 四方弁 14 主熱交換器 27 補助熱交換器 30 主キャピラリチューブ(加熱用膨張器) 32 補助キャピラリチューブ(加熱用副膨張器)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷菓の原料を貯蔵する容器と冷菓を製造す
    るシリンダとを備え、圧縮機から吐出される冷媒を主熱
    交換器で凝縮させた後に上記容器及びシリンダに各々設
    けられた容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器で蒸発
    させて容器及びシリンダを冷却する冷却サイクルから、
    容器及びシリンダの殺菌に必要な殺菌温度を超える温度
    の冷媒を上記容器用熱交換器及びシリンダ用熱交換器に
    通過させた後に主熱交換器で蒸発させて容器及びシリン
    ダを加熱する加熱サイクルへの切換可能な冷凍装置を備
    えた冷菓製造機において、 上記加熱サイクル時の冷媒循環経路における容器用熱交
    換器およびシリンダ用熱交換器と主熱交換器との間に補
    助熱交換器が設けられると共に、容器用熱交換器及びシ
    リンダ用熱交換器をガス状態で通過後に上記殺菌温度よ
    りも低い凝縮温度にて上記補助熱交換器内での冷媒の凝
    縮が生じるように冷媒循環量を調整する加熱用膨張器が
    上記補助熱交換器と主熱交換器との間に設けられ、さら
    に、冷却サイクルから加熱サイクルへの切換初期に冷媒
    の循環量を増加させるための加熱用副膨張器が上記加熱
    用膨張器に並列に設けられていることを特徴とする冷菓
    製造機。
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