JPH06245782A - トランス−4−ハイドロキシ−l−プロリンの製造法 - Google Patents
トランス−4−ハイドロキシ−l−プロリンの製造法Info
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- JPH06245782A JPH06245782A JP5032084A JP3208493A JPH06245782A JP H06245782 A JPH06245782 A JP H06245782A JP 5032084 A JP5032084 A JP 5032084A JP 3208493 A JP3208493 A JP 3208493A JP H06245782 A JPH06245782 A JP H06245782A
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- JP
- Japan
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- proline
- hydroxy
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 クラビバクター属、スポロザルチナ属、クル
トバクテリウム属又はバチルス属に属し、L−プロリン
からトランス−4−ハイドロキシ−L−プロリンを生産
する能力を有する微生物をL−プロリンを含有する培地
に培養し、培養液中にトランス−4−ハイドロキシ−L
−プロリンを生成蓄積せしめ、これを採取する、または
そのような微生物の生菌体又は菌体処理物を酵素源とし
てL−プロリンに作用させて同じ化合物を製造する。 【効果】 目的化合物が、安価かつ効率的に製造され得
る。
トバクテリウム属又はバチルス属に属し、L−プロリン
からトランス−4−ハイドロキシ−L−プロリンを生産
する能力を有する微生物をL−プロリンを含有する培地
に培養し、培養液中にトランス−4−ハイドロキシ−L
−プロリンを生成蓄積せしめ、これを採取する、または
そのような微生物の生菌体又は菌体処理物を酵素源とし
てL−プロリンに作用させて同じ化合物を製造する。 【効果】 目的化合物が、安価かつ効率的に製造され得
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微生物又はその菌体処
理物を使用してL−プロリンからトランス−4−ハイド
ロキシ−L−プロリン(以下、ハイドロキシプロリンと
略称する。)を製造する方法に関するものである。
理物を使用してL−プロリンからトランス−4−ハイド
ロキシ−L−プロリン(以下、ハイドロキシプロリンと
略称する。)を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、ハイドロキシプロリン
は、カルバペネム系抗生物質、アンギオテンシン変換酵
素阻害剤等の製造原料として用いられる有用な化合物で
ある。
は、カルバペネム系抗生物質、アンギオテンシン変換酵
素阻害剤等の製造原料として用いられる有用な化合物で
ある。
【0003】従来、ハイドロキシプロリンの工業的製造
法としては、ゼラチンを加水分解し分解液から単離する
方法がある(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ
ストリー(J.Biol.Chem.)、第90巻、2
93頁、1931年)。また、光化学反応による製造法
(特公昭45−2585号公報)、過酸化水素を用いた
酸化反応による製造法(ネーチャー(Nature)、
第187巻、1145頁、1959年)が知られてい
る。更に、エシェリヒア属に属する微生物を用いて4−
ヒドロキシ−2−オキソグルタル酸から製造する方法も
開発されている(特開平3−266995号公報)。し
かし、これらの方法は、廃液処理に多大な費用を必要と
する、転換効率が十分でない、異性体の副成により精製
工程が煩雑になる等の問題があり、ハイドロキシプロリ
ンの工業生産において満足できるものではなかった。
法としては、ゼラチンを加水分解し分解液から単離する
方法がある(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケミ
ストリー(J.Biol.Chem.)、第90巻、2
93頁、1931年)。また、光化学反応による製造法
(特公昭45−2585号公報)、過酸化水素を用いた
酸化反応による製造法(ネーチャー(Nature)、
第187巻、1145頁、1959年)が知られてい
る。更に、エシェリヒア属に属する微生物を用いて4−
ヒドロキシ−2−オキソグルタル酸から製造する方法も
開発されている(特開平3−266995号公報)。し
かし、これらの方法は、廃液処理に多大な費用を必要と
する、転換効率が十分でない、異性体の副成により精製
工程が煩雑になる等の問題があり、ハイドロキシプロリ
ンの工業生産において満足できるものではなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
法より安価かつ効率的なハイドロキシプロリンの製造法
を提供することである。
法より安価かつ効率的なハイドロキシプロリンの製造法
を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、従来法より
安価かつ効率的なハイドロキシプロリンの製造法を開発
するために鋭意研究した結果、クラビバクター属、スポ
ロザルチナ属、クルトバクテリウム属又はバチルス属に
属する微生物が、L−プロリンからハイドロキシプロリ
ンを生産する能力を有することを見いだし、このような
知見に基いて本発明を完成するに至った。
安価かつ効率的なハイドロキシプロリンの製造法を開発
するために鋭意研究した結果、クラビバクター属、スポ
ロザルチナ属、クルトバクテリウム属又はバチルス属に
属する微生物が、L−プロリンからハイドロキシプロリ
ンを生産する能力を有することを見いだし、このような
知見に基いて本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、クラビバクター属、
スポロザルチナ属、クルトバクテリウム属又はバチルス
属に属し、L−プロリンからトランス−4−ハイドロキ
シ−L−プロリンを生産する能力を有する微生物をL−
プロリンを含有する培地に培養し、培養液中にトランス
−4−ハイドロキシ−L−プロリンを生成蓄積せしめ、
これを採取することを特徴とするトランス−4−ハイド
ロキシ−L−プロリンの製造法、及びそのような微生物
の生菌体又は菌体処理物を酵素源として同様にL−プロ
リンからハイドロキシプロリンを製造する方法に関す
る。
スポロザルチナ属、クルトバクテリウム属又はバチルス
属に属し、L−プロリンからトランス−4−ハイドロキ
シ−L−プロリンを生産する能力を有する微生物をL−
プロリンを含有する培地に培養し、培養液中にトランス
−4−ハイドロキシ−L−プロリンを生成蓄積せしめ、
これを採取することを特徴とするトランス−4−ハイド
ロキシ−L−プロリンの製造法、及びそのような微生物
の生菌体又は菌体処理物を酵素源として同様にL−プロ
リンからハイドロキシプロリンを製造する方法に関す
る。
【0007】以下、本発明を逐次詳細に説明する。
【0008】動植物においては、コラーゲンやゼラチン
等のタンパク質、植物細胞壁の特殊な糖タンパク質中に
ハイドロキシプロリンが存在することが知られている。
動植物タンパク質中のハイドロキシプロリンはL−プロ
リンから生合成されたハイドロキシプロリンがタンパク
質中に組み込まれるのではなく、タンパク質に組み込ま
れているプロリンが酵素的にハイドロキシプロリンに変
換されることが解っているが、この反応を触媒するプロ
リンハイドロキシラーゼ(EC 1.14.11.2)
は遊離のプロリンをハイドロキシル化することはできな
いものとされている(酵素ハンドブック、175頁、朝
倉書店、1982年)。また、ハイドロキシプロリンを
構成要素として含むペプチド抗生物質エタマイシンの生
産菌であるストレプトミセス・グリセオビリディス(St
reptomyces griseoviridis)は遊離のL−プロリンから
ハイドロキシプロリンを生合成すると報告されている
が、その量は放射標識したプロリンを用いて検出される
程度に過ぎない(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・
ケミストリー(J.Biol.Chem.)、第254
巻、6684頁、1979年、およびバイオケミカル・
アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ
ョン(B.B.R.C)、第120巻、45頁、198
4年)。
等のタンパク質、植物細胞壁の特殊な糖タンパク質中に
ハイドロキシプロリンが存在することが知られている。
動植物タンパク質中のハイドロキシプロリンはL−プロ
リンから生合成されたハイドロキシプロリンがタンパク
質中に組み込まれるのではなく、タンパク質に組み込ま
れているプロリンが酵素的にハイドロキシプロリンに変
換されることが解っているが、この反応を触媒するプロ
リンハイドロキシラーゼ(EC 1.14.11.2)
は遊離のプロリンをハイドロキシル化することはできな
いものとされている(酵素ハンドブック、175頁、朝
倉書店、1982年)。また、ハイドロキシプロリンを
構成要素として含むペプチド抗生物質エタマイシンの生
産菌であるストレプトミセス・グリセオビリディス(St
reptomyces griseoviridis)は遊離のL−プロリンから
ハイドロキシプロリンを生合成すると報告されている
が、その量は放射標識したプロリンを用いて検出される
程度に過ぎない(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・
ケミストリー(J.Biol.Chem.)、第254
巻、6684頁、1979年、およびバイオケミカル・
アンド・バイオフィジカル・リサーチ・コミュニケーシ
ョン(B.B.R.C)、第120巻、45頁、198
4年)。
【0009】本発明者により初めて、L−プロリンを著
量にハイドロキシプロリンに変換する能力を有する微生
物が広く存在することが明らかになった。
量にハイドロキシプロリンに変換する能力を有する微生
物が広く存在することが明らかになった。
【0010】本発明において使用する微生物は、クラビ
バクター、スポロザルチナ、クルトバクテリウム及びバ
チルスのいずれかの属に属し、L−プロリンからハイド
ロキシプロリンを生産する能力を有する微生物であれば
いずれでもよい。具体的に例示すると、クラビバクター
・ミシガネンス・サブエスピー・ミシガネンス、スポロ
ザルチナ・ウレア、クルトバクテリウム・シトレウム、
バチルス・メガテリウムなどを挙げることができる。
バクター、スポロザルチナ、クルトバクテリウム及びバ
チルスのいずれかの属に属し、L−プロリンからハイド
ロキシプロリンを生産する能力を有する微生物であれば
いずれでもよい。具体的に例示すると、クラビバクター
・ミシガネンス・サブエスピー・ミシガネンス、スポロ
ザルチナ・ウレア、クルトバクテリウム・シトレウム、
バチルス・メガテリウムなどを挙げることができる。
【0011】これらの微生物を用いてハイドロキシプロ
リンを生産するために用いられる培地は、L−プロリン
を含有する他は、炭素源、窒素源、有機栄養源、無機イ
オン等を含有する通常の液体栄養培地であればよい。炭
素源としてはグルコース、スターチ、マルトース、グリ
セロール等、窒素源としては硫安、塩安、尿素等、有機
栄養源としては酵母エキス、肉エキス、ペプトン等、ま
た、無機イオンとしてはカリウム、マグネシウム、銅、
コバルト、亜鉛、鉄等のイオンが使用される。更に、ニ
コチン酸アミド、パントテン酸、ビタミンB1 、アスコ
ルビン酸等のビタミン類やクエン酸、琥珀酸、α−ケト
グルタール酸等の有機酸類を添加してもよい。
リンを生産するために用いられる培地は、L−プロリン
を含有する他は、炭素源、窒素源、有機栄養源、無機イ
オン等を含有する通常の液体栄養培地であればよい。炭
素源としてはグルコース、スターチ、マルトース、グリ
セロール等、窒素源としては硫安、塩安、尿素等、有機
栄養源としては酵母エキス、肉エキス、ペプトン等、ま
た、無機イオンとしてはカリウム、マグネシウム、銅、
コバルト、亜鉛、鉄等のイオンが使用される。更に、ニ
コチン酸アミド、パントテン酸、ビタミンB1 、アスコ
ルビン酸等のビタミン類やクエン酸、琥珀酸、α−ケト
グルタール酸等の有機酸類を添加してもよい。
【0012】培養は好気条件で行なうのがよく、約20
〜40℃の適当な温度で、pH約6〜8の範囲で培養す
るのが望ましい。培養中のpH調整は、炭酸カルシウ
ム、アンモニアガス、酸性もしくはアルカリ性溶液等に
よって必要に応じて行う。かくして、2〜7日間培養を
行うことにより、培養液中にハイドロキシプロリンが生
成蓄積される。
〜40℃の適当な温度で、pH約6〜8の範囲で培養す
るのが望ましい。培養中のpH調整は、炭酸カルシウ
ム、アンモニアガス、酸性もしくはアルカリ性溶液等に
よって必要に応じて行う。かくして、2〜7日間培養を
行うことにより、培養液中にハイドロキシプロリンが生
成蓄積される。
【0013】また、上に述べたような、L−プロリンか
らのハイドロキシプロリン生産能を有する微生物の生菌
体又は菌体処理物を酵素源として使用するハイドロキシ
プロリンの製造は次のようにして行なうことができる。
先ず、このような微生物を適当な栄養培地に培養し、培
養終了後、培養物より例えば遠心分離により菌体を回収
して得られる生菌体をそのまま、または菌体の超音波処
理等による抽出物、凍結乾燥菌体、アセトン処理菌体、
固定化菌体等の菌体処理物の形態で酵素源とする。次
に、鉄イオン、銅イオン、アスコルビン酸、α−ケトグ
ルタール酸等を含有し、適当なpHに調整された燐酸バ
ッファー等の水性媒体中で約20〜60℃の適当な温度
に保ちつつ、この生菌体又は菌体処理物を酵素源として
L−プロリンに作用せしめることによってハイドロキシ
プロリンが生成蓄積される。
らのハイドロキシプロリン生産能を有する微生物の生菌
体又は菌体処理物を酵素源として使用するハイドロキシ
プロリンの製造は次のようにして行なうことができる。
先ず、このような微生物を適当な栄養培地に培養し、培
養終了後、培養物より例えば遠心分離により菌体を回収
して得られる生菌体をそのまま、または菌体の超音波処
理等による抽出物、凍結乾燥菌体、アセトン処理菌体、
固定化菌体等の菌体処理物の形態で酵素源とする。次
に、鉄イオン、銅イオン、アスコルビン酸、α−ケトグ
ルタール酸等を含有し、適当なpHに調整された燐酸バ
ッファー等の水性媒体中で約20〜60℃の適当な温度
に保ちつつ、この生菌体又は菌体処理物を酵素源として
L−プロリンに作用せしめることによってハイドロキシ
プロリンが生成蓄積される。
【0014】かくして得られるハイドロキシプロリンの
生成蓄積した培養液または酵素反応液からのハイドロキ
シプロリンの採取は、一般に知られている通常の方法に
より行うことができる。すなわち、イオン交換クロマト
グラフィー、逆相クロマトグラフィー、晶析等により適
宜結晶として単離することができる。
生成蓄積した培養液または酵素反応液からのハイドロキ
シプロリンの採取は、一般に知られている通常の方法に
より行うことができる。すなわち、イオン交換クロマト
グラフィー、逆相クロマトグラフィー、晶析等により適
宜結晶として単離することができる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳細に説明
する。
する。
【0016】実施例1 下記第1表に示す組成の液体培地を調製し、普通サイズ
試験管に3mlずつ分注して115℃で15分加熱して
殺菌した。
試験管に3mlずつ分注して115℃で15分加熱して
殺菌した。
【0017】
【表1】
【0018】下記第2表に示す微生物4種を、それぞ
れ、ブイヨン寒天斜面培地上30℃で24時間培養して
得た菌体の一白金耳量を上記培地に接種し、30℃で5
日間振盪培養した。培養終了後遠心分離により菌体を除
去した上清液をミリポアフィルターで濾過し、濾液に含
まれるハイドロキシプロリンを高速液体クロマトグラフ
ィーにより定量した。
れ、ブイヨン寒天斜面培地上30℃で24時間培養して
得た菌体の一白金耳量を上記培地に接種し、30℃で5
日間振盪培養した。培養終了後遠心分離により菌体を除
去した上清液をミリポアフィルターで濾過し、濾液に含
まれるハイドロキシプロリンを高速液体クロマトグラフ
ィーにより定量した。
【0019】なお、定量用サンプルは7−クロロ−4−
ニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾールによる
自動プレラベル化を行い、分析カラムは「shima−
pack CLC−ODS」(島津製作所製)を使用し
た。溶出は酢酸緩衝液/アセトニトリル系のグラジエン
ト法により行い、検出は蛍光検出器を用いて励起波長4
90nm、蛍光波長530nmで行った。この方法でハ
イドロキシプロリン(トランス−4−ハイドロキシ−L
−プロリン)は12.3分に溶出され、L−プロリンは
22.3分に溶出された。結果を第2表に併記する。
ニトロベンゾ−2−オキサ−1,3−ジアゾールによる
自動プレラベル化を行い、分析カラムは「shima−
pack CLC−ODS」(島津製作所製)を使用し
た。溶出は酢酸緩衝液/アセトニトリル系のグラジエン
ト法により行い、検出は蛍光検出器を用いて励起波長4
90nm、蛍光波長530nmで行った。この方法でハ
イドロキシプロリン(トランス−4−ハイドロキシ−L
−プロリン)は12.3分に溶出され、L−プロリンは
22.3分に溶出された。結果を第2表に併記する。
【0020】
【表2】
【0021】因みに、本実施例で使用した微生物中、A
J 12682は宮崎沖海底より採取した砂より本発明
者が分離した野生株であって、その菌学的性質は、下記
第3表に示す通りである。
J 12682は宮崎沖海底より採取した砂より本発明
者が分離した野生株であって、その菌学的性質は、下記
第3表に示す通りである。
【0022】
【表3】第3表:AJ 12682株の菌学的性質 A 形態 (1)細胞の形及び大きさ:短かん状、1.5〜2×
3.5〜5μm (2)細胞の多形性の有無:なし (3)胞子の有無:あり (4)胞子の形、大きさ、部位:楕円形、0.7〜0.
9×1〜2μm、やや中央 (5)グラム染色性:陽性 (6)抗酸性:陰性 B 各種培地における生育状態 (1)肉汁寒天平板培養 (1) 生育:適度の生育 (2) 集落の形状:円形〜不規則状 (3) 集落表面の隆起:偏平〜半レンズ状 (4) 色調:バフ色 (2)肉汁寒天斜面培養 (1) 生育:適度の生育 (2) 生育の形:薄膜状 (3) 色調:バフ色 (3)肉汁液体培養:中程度の生育、表面に膜を形成、
沈殿は粉状 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養:完全に液化する (5)リトマスミルク:リトマスを還元し、完全に液化
する C 生理的性質 (1)硝酸塩の還元:還元性あり (2)脱窒反応:陰性 (3)MRテスト:陰性 (4)VPテスト:陰性 (5)インドールの生成:生成しない (6)硫化水素の生成:陽性 (7)澱粉の加水分解:分解する (8)クエン酸の利用:Koser培地で利用しない
が、Christensen 培地で利用する (9)無機窒素源の利用:硝酸塩及びアンモニウム塩を
利用する (10)色素の生成:特になし (11)ウレアーゼ:陽性 (12)オキシダーゼ:陽性 (13)カタラーゼ:陽性 (14)生育pH範囲:5〜9 (15)生育温度範囲:10〜45℃、50℃で生育しな
い (16)酸素に対する態度:好気性 (17)O−Fテスト:oxidative (18)糖類からの酸及びガスの生成 (19)フェニルアラニンの脱アミノ化反応:陰性 (20)塩化ナトリウムの耐性:2,5,7%で良好な生
育、10%で中程度の生育を示すが、15%では生育し
ない (21)プロピオン酸の利用:利用しない (22)チロシンの分解性:分解しない (23)カゼインの分解性:分解する (24)水溶性黒色色素生成の有無:グルコース培地で陰
性、チロシン培地で陽性 (25)pH5.7のSabouraud dextrose培地における生
育:生育する (26)Ayers. Rupp & Johonson培地における酸生成:D
−グルコース、L−アラビノース、D−キシロース、ト
レハロース、D−マンニットから酸を生成する。
3.5〜5μm (2)細胞の多形性の有無:なし (3)胞子の有無:あり (4)胞子の形、大きさ、部位:楕円形、0.7〜0.
9×1〜2μm、やや中央 (5)グラム染色性:陽性 (6)抗酸性:陰性 B 各種培地における生育状態 (1)肉汁寒天平板培養 (1) 生育:適度の生育 (2) 集落の形状:円形〜不規則状 (3) 集落表面の隆起:偏平〜半レンズ状 (4) 色調:バフ色 (2)肉汁寒天斜面培養 (1) 生育:適度の生育 (2) 生育の形:薄膜状 (3) 色調:バフ色 (3)肉汁液体培養:中程度の生育、表面に膜を形成、
沈殿は粉状 (4)肉汁ゼラチン穿刺培養:完全に液化する (5)リトマスミルク:リトマスを還元し、完全に液化
する C 生理的性質 (1)硝酸塩の還元:還元性あり (2)脱窒反応:陰性 (3)MRテスト:陰性 (4)VPテスト:陰性 (5)インドールの生成:生成しない (6)硫化水素の生成:陽性 (7)澱粉の加水分解:分解する (8)クエン酸の利用:Koser培地で利用しない
が、Christensen 培地で利用する (9)無機窒素源の利用:硝酸塩及びアンモニウム塩を
利用する (10)色素の生成:特になし (11)ウレアーゼ:陽性 (12)オキシダーゼ:陽性 (13)カタラーゼ:陽性 (14)生育pH範囲:5〜9 (15)生育温度範囲:10〜45℃、50℃で生育しな
い (16)酸素に対する態度:好気性 (17)O−Fテスト:oxidative (18)糖類からの酸及びガスの生成 (19)フェニルアラニンの脱アミノ化反応:陰性 (20)塩化ナトリウムの耐性:2,5,7%で良好な生
育、10%で中程度の生育を示すが、15%では生育し
ない (21)プロピオン酸の利用:利用しない (22)チロシンの分解性:分解しない (23)カゼインの分解性:分解する (24)水溶性黒色色素生成の有無:グルコース培地で陰
性、チロシン培地で陽性 (25)pH5.7のSabouraud dextrose培地における生
育:生育する (26)Ayers. Rupp & Johonson培地における酸生成:D
−グルコース、L−アラビノース、D−キシロース、ト
レハロース、D−マンニットから酸を生成する。
【0023】以上の菌学的性質をバージェーズ・マニュ
アル・オブ・システマチック・バクテリオロジー(Be
rgey’s Manual of Systemat
icBacteriology)第2巻(1986年)
の分類基準により検索した結果、AJ 12682はバ
チルス・メガテリウムに分類された。この菌株はバチル
ス・メガテリウム AJ 12682(FERM P−
12868)として平成4年3月10日付で工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されている。なお、これら
の菌株の分類については、分類基準の変更あるいは異な
る基準による同定によって、他種あるいは他属に属する
ものとされることも有り得る。また、これらの菌株から
誘導された変異株、遺伝子組換え技術により育種された
菌株等も本発明に言うバチルス・メガテリウムに含まれ
ることはもちろんであり、従って本発明に使用すること
ができる。
アル・オブ・システマチック・バクテリオロジー(Be
rgey’s Manual of Systemat
icBacteriology)第2巻(1986年)
の分類基準により検索した結果、AJ 12682はバ
チルス・メガテリウムに分類された。この菌株はバチル
ス・メガテリウム AJ 12682(FERM P−
12868)として平成4年3月10日付で工業技術院
微生物工業技術研究所に寄託されている。なお、これら
の菌株の分類については、分類基準の変更あるいは異な
る基準による同定によって、他種あるいは他属に属する
ものとされることも有り得る。また、これらの菌株から
誘導された変異株、遺伝子組換え技術により育種された
菌株等も本発明に言うバチルス・メガテリウムに含まれ
ることはもちろんであり、従って本発明に使用すること
ができる。
【0024】実施例2 培養時間の5日間を3日間にしたこと以外は実施例1に
おけると全く同様にして4種の微生物を培養した。培養
終了後遠心分離により得た4種の菌体をそれぞれ下記第
4表に示す組成の緩衝液中に懸濁し、遠心分離すること
によって洗浄した後、同じ組成の緩衝液に懸濁し、30
℃で2日間振盪した。
おけると全く同様にして4種の微生物を培養した。培養
終了後遠心分離により得た4種の菌体をそれぞれ下記第
4表に示す組成の緩衝液中に懸濁し、遠心分離すること
によって洗浄した後、同じ組成の緩衝液に懸濁し、30
℃で2日間振盪した。
【0025】振盪終了後遠心分離により菌体を除去した
上清液をミリポアフィルターで濾過し、濾液に含まれる
ハイドロキシプロリンを高速液体クロマトグラフィーに
て実施例1におけると同様にして測定した。結果を第5
表に併記する。
上清液をミリポアフィルターで濾過し、濾液に含まれる
ハイドロキシプロリンを高速液体クロマトグラフィーに
て実施例1におけると同様にして測定した。結果を第5
表に併記する。
【0026】
【表4】
【0027】
【表5】
【0028】
【発明の効果】本発明により、従来法より安価かつ効率
的なハイドロキシプロリンの製造法が提供されるところ
となった。
的なハイドロキシプロリンの製造法が提供されるところ
となった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石原 勝 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社中央研究所内 (72)発明者 高瀬 一郎 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社中央研究所内 (72)発明者 宮代 重誠 神奈川県川崎市川崎区鈴木町1−1 味の 素株式会社中央研究所内
Claims (2)
- 【請求項1】 クラビバクター属、スポロザルチナ属、
クルトバクテリウム属又はバチルス属に属し、L−プロ
リンからトランス−4−ハイドロキシ−L−プロリンを
生産する能力を有する微生物をL−プロリンを含有する
培地に培養し、培養液中にトランス−4−ハイドロキシ
−L−プロリンを生成蓄積せしめ、これを採取すること
を特徴とするトランス−4−ハイドロキシ−L−プロリ
ンの製造法。 - 【請求項2】 L−プロリンに水性媒体中でクラビバク
ター属、スポロザルチナ属、クルトバクテリウム属又は
バチルス属に属し、L−プロリンからトランス−4−ハ
イドロキシ−L−プロリンを生産する能力を有する微生
物の生菌体又は菌体処理物を酵素源として作用させてト
ランス−4−ハイドロキシ−L−プロリンを生成蓄積せ
しめることを特徴とするトランス−4−ハイドロキシ−
L−プロリンの製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5032084A JPH06245782A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | トランス−4−ハイドロキシ−l−プロリンの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5032084A JPH06245782A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | トランス−4−ハイドロキシ−l−プロリンの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06245782A true JPH06245782A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12349018
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5032084A Pending JPH06245782A (ja) | 1993-02-22 | 1993-02-22 | トランス−4−ハイドロキシ−l−プロリンの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06245782A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017195873A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | サントリーホールディングス株式会社 | L-ヒドロキシプロリンを含有する酵母ヤロウィア・リポリティカの菌体もしくは菌体培養物又はこれらの抽出物及びその用途並びにl-ヒドロキシプロリンの製造方法 |
-
1993
- 1993-02-22 JP JP5032084A patent/JPH06245782A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017195873A1 (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | サントリーホールディングス株式会社 | L-ヒドロキシプロリンを含有する酵母ヤロウィア・リポリティカの菌体もしくは菌体培養物又はこれらの抽出物及びその用途並びにl-ヒドロキシプロリンの製造方法 |
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