JPH0624587B2 - 人工血管 - Google Patents
人工血管Info
- Publication number
- JPH0624587B2 JPH0624587B2 JP62315379A JP31537987A JPH0624587B2 JP H0624587 B2 JPH0624587 B2 JP H0624587B2 JP 62315379 A JP62315379 A JP 62315379A JP 31537987 A JP31537987 A JP 31537987A JP H0624587 B2 JPH0624587 B2 JP H0624587B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- blood vessel
- artificial blood
- crimping
- needle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D03—WEAVING
- D03D—WOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
- D03D3/00—Woven fabrics characterised by their shape
- D03D3/02—Tubular fabrics
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D10—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBLASSES OF SECTION D, RELATING TO TEXTILES
- D10B2509/00—Medical; Hygiene
- D10B2509/06—Vascular grafts; stents
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Materials For Medical Uses (AREA)
- Prostheses (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、熱可塑性樹脂繊維の編織物よりなる人工血
管、殊にポリエステル繊維、即ち、ポリエチレンテレフ
タレート紡糸繊維より編織したチューブに、クリンプ加
工を施し、剛性、縫合性などの所特性を改良した人工血
管に関する。
管、殊にポリエステル繊維、即ち、ポリエチレンテレフ
タレート紡糸繊維より編織したチューブに、クリンプ加
工を施し、剛性、縫合性などの所特性を改良した人工血
管に関する。
人工血管は、歴史的にはポリアミド或いはアクリル系繊
維を用いた編織物も過去において用いられてきた。現在
ではポリエステル或いは四弗化ポリエチレンを素材とす
る人工血管が主に提供されている。
維を用いた編織物も過去において用いられてきた。現在
ではポリエステル或いは四弗化ポリエチレンを素材とす
る人工血管が主に提供されている。
現行の人工血管に要求される条件は多岐にわたり、例え
ば、毒性のないこと、異物反応がないこと、耐久性があ
り劣化しないこと、適度の弾性があること、抗血栓性が
あること、器質化治癒が良好であること、縫合し易いこ
と、各種の形態のものが作製できこと、漏血が少ないこ
と、感染抵抗性があることなどの多くの条件が挙げられ
る。
ば、毒性のないこと、異物反応がないこと、耐久性があ
り劣化しないこと、適度の弾性があること、抗血栓性が
あること、器質化治癒が良好であること、縫合し易いこ
と、各種の形態のものが作製できこと、漏血が少ないこ
と、感染抵抗性があることなどの多くの条件が挙げられ
る。
素材としては、上記した各種の熱可塑性樹脂が使用され
てきたが、その中では、ポリエステル系合成繊維が、化
学的に安定で耐久性が大きく、組織反応が少ないので、
代用血管として多く用いられ、管状の平織りとメリヤス
編みのものが用いらており、例えば、1〜3デニール
〔9000mの長さの糸の重さ(単位g)〕のモノフィ
ラメントを、数十〜数百本束ねた糸をチュープ状に編織
したものなどが挙げられる。これらチューブからなる人
工血管は、平滑な管壁構造では、体内での屈曲或いは外
圧により織れ曲り(キンク現象)により、内腔が閉塞す
ることがあり、それを防止するためクリンプ加工と呼ば
れる襞付け工程を経て製品とされている。(製品は所謂
蛇腹状チューブとなる) このクリンプ加工に関しては、例えば、米国特許第33
37673号明細書に、丸棒表面に布製のチューブを嵌
め込み、チューブの上から糸を等間隔に螺旋状に巻き付
け、そのままチューブを軸方向に圧縮して縮めることに
より襞を形成し、加熱して熱セットする技術が開示され
ている。
てきたが、その中では、ポリエステル系合成繊維が、化
学的に安定で耐久性が大きく、組織反応が少ないので、
代用血管として多く用いられ、管状の平織りとメリヤス
編みのものが用いらており、例えば、1〜3デニール
〔9000mの長さの糸の重さ(単位g)〕のモノフィ
ラメントを、数十〜数百本束ねた糸をチュープ状に編織
したものなどが挙げられる。これらチューブからなる人
工血管は、平滑な管壁構造では、体内での屈曲或いは外
圧により織れ曲り(キンク現象)により、内腔が閉塞す
ることがあり、それを防止するためクリンプ加工と呼ば
れる襞付け工程を経て製品とされている。(製品は所謂
蛇腹状チューブとなる) このクリンプ加工に関しては、例えば、米国特許第33
37673号明細書に、丸棒表面に布製のチューブを嵌
め込み、チューブの上から糸を等間隔に螺旋状に巻き付
け、そのままチューブを軸方向に圧縮して縮めることに
より襞を形成し、加熱して熱セットする技術が開示され
ている。
しかし、従来、クリンプ加工を施された人工血管は、殊
に、平織りに代表される織布を素材とする場合、仕上が
り製品の剛性が高くなる(製品が固い)という問題があ
る。人工血管の剛性が高い場合、生体の血管と連結する
ため使用する縫合針が貫通する際、大きな抵抗があり、
縫合操作が容易でない。又、縫合操作に於いては、人工
血管の端部を曲げる必要があるが、曲げに要する力が大
であって、手術手技が難しく、生体血管に大きな力を付
加し、血管壁を損傷することもある。
に、平織りに代表される織布を素材とする場合、仕上が
り製品の剛性が高くなる(製品が固い)という問題があ
る。人工血管の剛性が高い場合、生体の血管と連結する
ため使用する縫合針が貫通する際、大きな抵抗があり、
縫合操作が容易でない。又、縫合操作に於いては、人工
血管の端部を曲げる必要があるが、曲げに要する力が大
であって、手術手技が難しく、生体血管に大きな力を付
加し、血管壁を損傷することもある。
この様に、従来のクリンプ加工を施した人工血管の剛性
が高いのは、前記織布製の人工血管は、一般に、胸部や
腹部の大径血管に適用されることが多く、出血を抑える
ために織りの目を細かくしてあることに加え、クリンプ
部の形状、構造が適切ではなかったことによる。即ち、
従来製品のクリンプ部は、襞の一辺の長さが短く、深さ
が浅く、且つ、襞の頂点間の間隔が短い、所謂細かい襞
を有する人工血管である。具体には、例えば、人工血管
の径に関わりなく、襞の一辺の長さが0.5〜1mm程度
であり、且つ、頂点間隔が極めて小となる様強く押し縮
められた人工血管である。そのため剛性が高くなること
に加え、更に、移植後、体内で経時的に伸長して蛇行を
生ずる原因ともなる。
が高いのは、前記織布製の人工血管は、一般に、胸部や
腹部の大径血管に適用されることが多く、出血を抑える
ために織りの目を細かくしてあることに加え、クリンプ
部の形状、構造が適切ではなかったことによる。即ち、
従来製品のクリンプ部は、襞の一辺の長さが短く、深さ
が浅く、且つ、襞の頂点間の間隔が短い、所謂細かい襞
を有する人工血管である。具体には、例えば、人工血管
の径に関わりなく、襞の一辺の長さが0.5〜1mm程度
であり、且つ、頂点間隔が極めて小となる様強く押し縮
められた人工血管である。そのため剛性が高くなること
に加え、更に、移植後、体内で経時的に伸長して蛇行を
生ずる原因ともなる。
本発明は、長さ方向の伸展性及び高度のキンク抵抗性を
有し、加重によって偏平化した状態から、加重を除いた
時の口径復元性に富み、且つ、柔軟性に富み、縫合操作
が容易で、更に、経時的な伸びの少ない人工血管に関す
る。
有し、加重によって偏平化した状態から、加重を除いた
時の口径復元性に富み、且つ、柔軟性に富み、縫合操作
が容易で、更に、経時的な伸びの少ない人工血管に関す
る。
即ち、本発明は、熱可塑性樹脂繊維を編織してなるチュ
ーブであって、該チューブは螺旋状にクリンプ加工され
ており、チューブ内径X(mm)とクリンプ高さY(mm)
(Y≧1)とが、 1/20(X+11)≦Y≦1/8(X+2) の関係を有し、且つ、クリンプ加工前のチューブ長さL
O(mm) とクリンプ加工後のチューブ長さL(mm)とが、 0.15≦L/LO≦0.75 の関係を有するチューブからなる人工血管に関する。
ーブであって、該チューブは螺旋状にクリンプ加工され
ており、チューブ内径X(mm)とクリンプ高さY(mm)
(Y≧1)とが、 1/20(X+11)≦Y≦1/8(X+2) の関係を有し、且つ、クリンプ加工前のチューブ長さL
O(mm) とクリンプ加工後のチューブ長さL(mm)とが、 0.15≦L/LO≦0.75 の関係を有するチューブからなる人工血管に関する。
本発明の人工血管では、上記チューブ内径とクリンプ高
さとの関係及びクリンプ加工前とクリンプ加工後のチュ
ーブ長さの比が極めて重要である。クリンプ高さが限定
範囲未満であると、キンク現象を生じ易く、人工血管の
閉塞と招き易い。限定範囲を越える場合は、内腔の凹凸
が大きくなり、血液の滞留が生じて、血栓が多量に形成
され、人工血管が閉塞し易くなる。又、クリンプ加工前
後のチュープ長さの比が、限定範囲未満では、キンク現
象は生じ難くなるが、人工血管の剛性が高くなり、縫合
操作が困難となる。更に、移植後、体内での経時的な伸
長が大となる。限定範囲を越える場合は、キンク現象が
生じ易くなり、人工血管の閉塞を招く。クリンプ加工前
後のチューブ長さの比(L/LO)は、0.40〜0.65
であるものがより好ましい。
さとの関係及びクリンプ加工前とクリンプ加工後のチュ
ーブ長さの比が極めて重要である。クリンプ高さが限定
範囲未満であると、キンク現象を生じ易く、人工血管の
閉塞と招き易い。限定範囲を越える場合は、内腔の凹凸
が大きくなり、血液の滞留が生じて、血栓が多量に形成
され、人工血管が閉塞し易くなる。又、クリンプ加工前
後のチュープ長さの比が、限定範囲未満では、キンク現
象は生じ難くなるが、人工血管の剛性が高くなり、縫合
操作が困難となる。更に、移植後、体内での経時的な伸
長が大となる。限定範囲を越える場合は、キンク現象が
生じ易くなり、人工血管の閉塞を招く。クリンプ加工前
後のチューブ長さの比(L/LO)は、0.40〜0.65
であるものがより好ましい。
熱可塑性樹脂繊維を形成する熱可塑性樹脂としては、ポ
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポ
リアミド、ポリウレタン、ポリエステルなどが挙げられ
る。特に、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の
少ないポリエステル、特に、ポリエチレンテレフタレー
トが好適である。0これら熱可塑性樹脂を用いて通常の
方法で得られる0.5〜5デニール程度のモノフィラメ
ント数十〜数百本を撚った糸を、縦糸及び横糸として編
織した布によってチューブを形成する。
リエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポ
リアミド、ポリウレタン、ポリエステルなどが挙げられ
る。特に、化学的に安定で耐久性が大きく、組織反応の
少ないポリエステル、特に、ポリエチレンテレフタレー
トが好適である。0これら熱可塑性樹脂を用いて通常の
方法で得られる0.5〜5デニール程度のモノフィラメ
ント数十〜数百本を撚った糸を、縦糸及び横糸として編
織した布によってチューブを形成する。
クリンプ加工は、上記チューブを、表面を充分に研磨し
たネジ棒に嵌装し、ネジ溝に沿って適宜の糸を巻き付
け、そのままの状態で加温熱処理して熱セットすること
により実施する。巻き付けは、チューブがネジの形状に
ほぼ一致して変形する程度に、充分な張力を加えて行
う。
たネジ棒に嵌装し、ネジ溝に沿って適宜の糸を巻き付
け、そのままの状態で加温熱処理して熱セットすること
により実施する。巻き付けは、チューブがネジの形状に
ほぼ一致して変形する程度に、充分な張力を加えて行
う。
チューブ表面に巻き付ける糸は、熱セット時の加温に対
する耐熱性と巻き付け張力に抗する強度を有し、チュー
ブを変質させないものであれば特に限定はされないが、
チューブを形成する素材と同じ材料からなる糸を用いる
のが好ましい。
する耐熱性と巻き付け張力に抗する強度を有し、チュー
ブを変質させないものであれば特に限定はされないが、
チューブを形成する素材と同じ材料からなる糸を用いる
のが好ましい。
ネジ棒の材質は限定はされないが、嵌装されるチューブ
に変質などの悪影響を及ぼさず、熱セット時の加温に対
して耐熱性があるものであればよい。入手のし易さ、価
格なども考慮すればステンレススチール製のネジ棒が好
適である。
に変質などの悪影響を及ぼさず、熱セット時の加温に対
して耐熱性があるものであればよい。入手のし易さ、価
格なども考慮すればステンレススチール製のネジ棒が好
適である。
本発明の人工血管のクリンプの形状は、ほぼ使用される
ネジ棒のネジ溝と一致するものとなる。従って、ネジ棒
のネジ溝の深さ、ピッチは極めて重要であり、目的とす
るクリンプ形状に合わせて選択される。
ネジ棒のネジ溝と一致するものとなる。従って、ネジ棒
のネジ溝の深さ、ピッチは極めて重要であり、目的とす
るクリンプ形状に合わせて選択される。
以下に実施例によって本発明を更に詳しく説明する。
実施例1 1.0デニールのポリエチレンテレフタレート繊維を撚
糸して、縦糸として50デニール、横糸として100デ
ニールの糸を得た。この糸を用いて平織りチューブを作
製した。このチューブを偏平にして織り幅を計測したと
ころ、チューブ径は20.2mmφであった。
糸して、縦糸として50デニール、横糸として100デ
ニールの糸を得た。この糸を用いて平織りチューブを作
製した。このチューブを偏平にして織り幅を計測したと
ころ、チューブ径は20.2mmφであった。
このチューブを水洗後、表面を充分に研磨した外径20
mmφのステンレススチール製のISO一般用メートルネ
ジに嵌装し、その上からネジ溝に沿って、ポリエチレン
製の糸を1kgの張力で巻き付けた後、170℃の温度で
30分間加温し、熱セットを行った。熱セット後、チュ
ーブをネジ棒から抜き取り、メタノール及び水で洗浄
し、乾燥した。
mmφのステンレススチール製のISO一般用メートルネ
ジに嵌装し、その上からネジ溝に沿って、ポリエチレン
製の糸を1kgの張力で巻き付けた後、170℃の温度で
30分間加温し、熱セットを行った。熱セット後、チュ
ーブをネジ棒から抜き取り、メタノール及び水で洗浄
し、乾燥した。
得られたクリンプ付き人工血管の内径は18.0mm、ク
リンプ高さは2.0であった。又、クリンプ加工前後の
チューブ長さを比は0.55であった。
リンプ高さは2.0であった。又、クリンプ加工前後の
チューブ長さを比は0.55であった。
この人工血管を15cm長さを取って、その両端を持っ
て、直径4mmの円筒に密着させて曲げ、キンク現象を観
察したが、キンク現象は全く生じなかった。
て、直径4mmの円筒に密着させて曲げ、キンク現象を観
察したが、キンク現象は全く生じなかった。
又、血管縫合用の丸針3−0を、上記人工血管の断端か
ら3mmの位置に刺したところ、針は容易に貫通した。更
に、この人工血管を偏平とし、2枚重なった部分に針を
等してみたが、それでも針は容易に貫通した。断端をピ
ンセットで挟んで折り返す操作も容易であった。
ら3mmの位置に刺したところ、針は容易に貫通した。更
に、この人工血管を偏平とし、2枚重なった部分に針を
等してみたが、それでも針は容易に貫通した。断端をピ
ンセットで挟んで折り返す操作も容易であった。
経時的な伸びについて促進試験するため、132℃の高
圧蒸気滅菌を15分間行った後の伸びを測定したとこ
ろ、3.1%以下で伸びは極めて少なかった。
圧蒸気滅菌を15分間行った後の伸びを測定したとこ
ろ、3.1%以下で伸びは極めて少なかった。
実施例2 1.3デニールのポリエチレンテレフタレート繊維を撚
糸して、縦糸として94デニール、横糸として188デ
ニールの糸を得た。実施例1と同様にして織り幅を計測
したところ、チューブ径は14.2mmφであった。
糸して、縦糸として94デニール、横糸として188デ
ニールの糸を得た。実施例1と同様にして織り幅を計測
したところ、チューブ径は14.2mmφであった。
このチューブを水洗後、表面を充分に研磨した外径14
mmφのステンレススチール製のISO一般用メートルネ
ジに嵌装し、両端をL/LOが0.70となるように引っ張った
状態で固定し、その上からネジ溝に沿って、ポリエステ
ル製の糸を1kgの張力で巻き付けた後、170℃の温度
で40分間加温し、熱セットを行った。熱セット後、チ
ューブをネジ棒から抜き取り、メタノール及び水で洗浄
し、乾燥した。
mmφのステンレススチール製のISO一般用メートルネ
ジに嵌装し、両端をL/LOが0.70となるように引っ張った
状態で固定し、その上からネジ溝に沿って、ポリエステ
ル製の糸を1kgの張力で巻き付けた後、170℃の温度
で40分間加温し、熱セットを行った。熱セット後、チ
ューブをネジ棒から抜き取り、メタノール及び水で洗浄
し、乾燥した。
得られたクリンプ付き人工血管の内径は12.2mm、ク
リンプ高さは1.3であった。
リンプ高さは1.3であった。
この人工血管を15cm長さ取って、その両端を付き合わ
せた円弧状としては、キンク現象を観察したが、キンク
現象は全く生じなかった。
せた円弧状としては、キンク現象を観察したが、キンク
現象は全く生じなかった。
又、血管縫合用の丸針3−0を、上記人工血管の断端か
ら3mmの位置に刺したところ、針は容易に貫通した。更
に、この人工血管を偏平とし、2枚重なった部分に針を
通してみたが、それでも針は容易に貫通した。断端をピ
ンセットで挟んで折り返す操作も容易であった。
ら3mmの位置に刺したところ、針は容易に貫通した。更
に、この人工血管を偏平とし、2枚重なった部分に針を
通してみたが、それでも針は容易に貫通した。断端をピ
ンセットで挟んで折り返す操作も容易であった。
経時的な伸びについて促進試験するため、132℃の高
圧蒸気滅菌を15分間行った後の伸びを測定したとこ
ろ、0.5%以下で伸びは極めて少なかった。
圧蒸気滅菌を15分間行った後の伸びを測定したとこ
ろ、0.5%以下で伸びは極めて少なかった。
比較例1 実施例2と同様にしてチューブを成形し、このチューブ
を水洗後、表面を充分に研磨した外径14mmφのステン
レススチール製の表面平滑な棒に嵌装し、直径0.5mm
のポリエステル糸を、0.5mmの間隔で螺旋状に巻き付
けた。次いで、両端からチューブを押し縮めて襞を形成
した。襞がチューブ全体に形成されるまで強く押し縮め
たまま、170℃の温度で40分間加温し、熱セットを
行った。熱セット後、チューブをネジ棒から抜き取り、
メタノール及び水で洗浄し、乾燥した。
を水洗後、表面を充分に研磨した外径14mmφのステン
レススチール製の表面平滑な棒に嵌装し、直径0.5mm
のポリエステル糸を、0.5mmの間隔で螺旋状に巻き付
けた。次いで、両端からチューブを押し縮めて襞を形成
した。襞がチューブ全体に形成されるまで強く押し縮め
たまま、170℃の温度で40分間加温し、熱セットを
行った。熱セット後、チューブをネジ棒から抜き取り、
メタノール及び水で洗浄し、乾燥した。
得られたクリンプ付き人工血管の内径は12.0mmであ
った。又、クリンプ高さは0.25mm、クリンプ加工前
後のチューブ長さの比は0.13であり、何れも極めて
小さいものであった。
った。又、クリンプ高さは0.25mm、クリンプ加工前
後のチューブ長さの比は0.13であり、何れも極めて
小さいものであった。
この人工血管を15cm長さ取って、その両端を付き合わ
せて円弧状として、キンク現象を観察したが、キンク現
象は全く生じなかった。
せて円弧状として、キンク現象を観察したが、キンク現
象は全く生じなかった。
しかし、細かな襞が密に存在するため、血管縫合用の丸
針3−0を、上記人工血管の断端から3mmの位置に刺し
たところ、針を貫通させるには極めて大きな力を要し
た。更に、この人工血管を偏平とし、2枚重なった部分
に針を通してみたところ、針は貫通しなかった。
針3−0を、上記人工血管の断端から3mmの位置に刺し
たところ、針を貫通させるには極めて大きな力を要し
た。更に、この人工血管を偏平とし、2枚重なった部分
に針を通してみたところ、針は貫通しなかった。
経時的な伸びについて促進試験をするため、132℃の
高圧蒸気滅菌を15分間行った後の伸びを測定したとこ
ろ、22%であって極めて大であった。
高圧蒸気滅菌を15分間行った後の伸びを測定したとこ
ろ、22%であって極めて大であった。
比較例2 実施例1と同じチューブを用いて、実施例1と同じネジ
棒を使用し、同様の熱セットを行って、クリンプ付きチ
ューブを形成した。
棒を使用し、同様の熱セットを行って、クリンプ付きチ
ューブを形成した。
このチューブを、外径18cmの表面平滑な丸棒に乾燥
し、クリンプ加工前後のチューブ長さの比(L/LO)が
0.77となるように、両端から押し縮めて固定し、1
70℃の温度で40分間熱セットを行った。得られたク
リンプ付き人工血管のクリンプ高さは1.3mmであっ
た。
し、クリンプ加工前後のチューブ長さの比(L/LO)が
0.77となるように、両端から押し縮めて固定し、1
70℃の温度で40分間熱セットを行った。得られたク
リンプ付き人工血管のクリンプ高さは1.3mmであっ
た。
この人工血管を15cm長さ取り、その両端を持って、直
径4cmの円筒に密着させて曲げ、耐キンク性を観察した
ところ、人工血管の内腔は殆ど潰れて残らない状態とな
った。
径4cmの円筒に密着させて曲げ、耐キンク性を観察した
ところ、人工血管の内腔は殆ど潰れて残らない状態とな
った。
本発明の人工血管は、熱可塑性樹脂繊維製の布からなる
クリンプ加工を施した人工血管であり、特定のクリンプ
形状とすることにより、柔軟で、縫合針の通りが良く、
経時的な伸びの少ない人工血管である。
クリンプ加工を施した人工血管であり、特定のクリンプ
形状とすることにより、柔軟で、縫合針の通りが良く、
経時的な伸びの少ない人工血管である。
Claims (2)
- 【請求項1】熱可塑性樹脂繊維を編織してなるチューブ
であって、該チューブは螺旋状にクリンプ加工されてお
り、チューブ内径X(mm)とクリンプ高さY(mm)(Y≧
1)とが、 1/20(X+11)≦Y ≦1/8(X+2) の関係を有し、且つ、クリンプ加工前のチューブ長さL
O(mm) とクリンプ加工後のチューブ長さL(mm)とが、 0.15≦L/LO≦0.75 の関係を有するチューブからなる人工血管。 - 【請求項2】熱可塑性樹脂がポリエチレンテレフタレー
トである特許請求の範囲第(1)項記載の人工血管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62315379A JPH0624587B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 人工血管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62315379A JPH0624587B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 人工血管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01155860A JPH01155860A (ja) | 1989-06-19 |
| JPH0624587B2 true JPH0624587B2 (ja) | 1994-04-06 |
Family
ID=18064698
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62315379A Expired - Fee Related JPH0624587B2 (ja) | 1987-12-15 | 1987-12-15 | 人工血管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0624587B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018066476A1 (ja) | 2016-10-07 | 2018-04-12 | 東レ株式会社 | 筒状織物 |
| CN113456293A (zh) * | 2020-03-31 | 2021-10-01 | 脉通医疗科技(嘉兴)有限公司 | 一种人工血管的制备方法及人工血管 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7000649B2 (en) | 2002-03-20 | 2006-02-21 | Terumo Kabushiki Kaisha | Woven tubing for stent type blood vascular prosthesis and stent type blood vascular prosthesis using the tubing |
| US7063721B2 (en) | 2002-03-20 | 2006-06-20 | Terumo Kabushiki Kaisha | Woven tubing for stent type blood vascular prosthesis and stent type blood vascular prosthesis using the tubing |
| CN101060817B (zh) * | 2004-11-19 | 2011-08-03 | 帝人株式会社 | 圆筒体的制造方法 |
| JP6188514B2 (ja) * | 2013-09-25 | 2017-08-30 | テルモ株式会社 | 蛇腹状管腔構造体 |
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