JPH06246437A - ハンダ除去装置 - Google Patents

ハンダ除去装置

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Publication number
JPH06246437A
JPH06246437A JP3903993A JP3903993A JPH06246437A JP H06246437 A JPH06246437 A JP H06246437A JP 3903993 A JP3903993 A JP 3903993A JP 3903993 A JP3903993 A JP 3903993A JP H06246437 A JPH06246437 A JP H06246437A
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JP
Japan
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friction material
liquid
solder
rotary cylinder
cooling liquid
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Application number
JP3903993A
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English (en)
Inventor
Takashi Kishioka
俊 岸岡
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Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
Original Assignee
Fuji Industrial Co Ltd
Fuji Kogyo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦材を用いたハンダの除去装置において、
煩雑な作業を要求することなく、摩擦材に対して、水そ
の他の冷却液を、常に適量含ませておくことができるハ
ンダ除去装置を提供する。 【構成】 ハンダ付け工具A、Bに付着したハンダを、
冷却しながら摩擦材で擦り落とす装置であって、冷却液
20の貯留部12と、内面に沿って筒状に吸液性摩擦材
40が設けられ、周壁に貫通部32、33を有する回転
筒体30と、回転筒体30と一体回転して、貯留部12
の冷却液20をかきあげ、かきあげた冷却液20を回転
筒体30の貫通部32、33に供給するかきあげ部材5
0とを備えていることにより、貫通部32、33から吸
液性摩擦材40へ、自動的に適量の冷却液20を供給す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ハンダ除去装置に関
し、詳しくは、ハンダゴテなどのハンダ付け工具を使用
しているうちに、工具の表面に付着して、ハンダ付け作
業を行い難くしたり、仕上がりを悪くしたりするハンダ
を除去するための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンダ付け工具からハンダを除去
する方法としては、グラスファイバーのような耐熱性材
料からなる不織布など、表面の摩擦係数の大きな摩擦マ
ットに、工具を擦り付けて、ハンダを工具表面から擦り
取るようにして除去する方法が知られている。
【0003】このとき、摩擦マットに水を含ませておく
と、ハンダの熱を奪って、ハンダを冷却固化させるの
で、ハンダが工具表面から脱落し易くなるという効果が
あることも知られている。上記のような摩擦マットを組
み込んだハンダ除去装置や、摩擦マットに水を含ませる
ことができるようになったハンダ除去装置が実用化さ
れ、市場に提供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のハンダ除去装置では、摩擦マットに適量の水をしみ
込ませておくのが面倒であるという問題があった。すな
わち、水を含ませた摩擦マットを放置しておくと、水は
蒸発してしまい、水による冷却効果が発揮できなくな
る。特に、高温のハンダ付け工具を接触させると、水は
迅速に蒸発してしまうので、摩擦マットに含ませた水は
直ぐに無くなってしまう。また、摩擦マットに適量の水
が含まれている状態であれば、ハンダの熱を効率的に奪
って、ハンダの除去効果を高めるが、あまり大量の水が
あると、この水が潤滑剤として作用するので、ハンダ付
け工具と摩擦マットの摩擦係数が小さくなってしまい、
却って、ハンダが除去され難くなる。
【0005】そこで、摩擦マットには、常に適量の水が
含ませておく必要があるが、ハンダ付け作業を行いなが
ら、摩擦マットに含ませた水の量を管理したり、水の追
加供給を頻繁に行ったりする作業は、非常に手間がかか
り、ハンダ付け作業そのものの作業能率を低下させてし
まうという問題がある。そこで、この発明の課題は、前
記のような摩擦材を用いたハンダの除去装置において、
煩雑な作業を要求することなく、摩擦材に対して、水そ
の他の冷却液を、常に適量含ませておくことができるハ
ンダ除去装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する、こ
の発明にかかるハンダ除去装置は、ハンダ付け工具に付
着したハンダを、冷却しながら摩擦材で擦り落として除
去する装置であって、冷却液の貯留部と、内面に沿って
筒状に吸液性摩擦材が設けられ、周壁に貫通部を有する
回転筒体と、回転筒体と一体回転して、貯留部の冷却液
をかきあげ、かきあげた冷却液を回転筒体の貫通部に供
給するかきあげ部材とを備えている。
【0007】冷却液は、一般的には水が使用されるが、
水に各種の添加剤を加えたものなど、摩擦材を含ませて
おくことができ、吸熱性あるいは放熱性の良好な液体で
あれば、任意の液体を用いることができる。冷却液の貯
留部とは、一定期間の使用に必要な量の冷却液を貯えて
おけるような容器状もしくはタンク状をなしていればよ
く、必要に応じて、冷却液を追加供給できるようにして
おけば、より好ましい。
【0008】回転筒体は、ハンダ付け工具の外径や長さ
などの形状構造に合わせて、ハンダ付け工具の先端が挿
入できる口径および長さの筒状をなしている。回転筒体
には、電気モータなどの駆動源から回転力が伝えられ
る。駆動源から回転筒体への、回転力の伝達機構は、い
わゆる摩擦伝動、ギヤ伝動、ベルト伝動など、各種の機
械装置における通常の回転力伝達機構が採用できる。後
述するように、駆動源から、かきあげ部材に回転力を伝
達して、回転筒体を回転させることもできる。
【0009】回転筒体の内面に沿って筒状に吸液性摩擦
材を設けておく。吸液性摩擦材は、従来のハンダ除去装
置において使用されていたような、通常の摩擦材が使用
できる。この発明では、吸収性すなわち冷却液の吸収性
能の良い摩擦材が、好ましい。摩擦材の具体例として
は、たとえば、グラスファイバーや金属ファイバーな
ど、耐熱性や耐磨耗性に優れた繊維からなる不織布層
と、合成繊維などからなるフェルト層を積層したマット
状の摩擦材などが使用できる。
【0010】吸液性摩擦材は、回転筒体の内面に沿っ
て、所定の厚みで設けておく。吸液性摩擦材の内径を、
この発明のハンダ除去装置を適用するハンダ付け工具の
口径に合わせて設定しておく。すなわち、吸液性摩擦材
の中央にハンダ付け工具の先端を挿入したときに、ハン
ダ付け工具の表面が吸液性摩擦材に良好に擦り付けられ
るようにしておけばよい。具体的には、たとえば、吸液
性摩擦材の内径を、ハンダ付け工具の口径とほぼ同じ程
度に設定しておけばよい。吸液性摩擦材の内面形状を、
ハンダ付け工具を挿入する先端側から奥側へと狭くなる
テーパ状に形成しておくこともできる。このようにすれ
ば、ハンダ付け工具の挿入が行い易く、ハンダ付け工具
の尖った先端を吸液性摩擦材に擦り付けるのも行い易
い。
【0011】吸液性摩擦材で擦り取ったハンダが、スム
ーズに排出されるように、吸液性摩擦材の構造を設定し
ておくのが好ましい。具体的には、たとえば、吸収性摩
擦材を両端が開放された筒状に形成しておき、吸収性摩
擦材の上端側にハンダ付け工具を挿入して、吸収性摩擦
材で擦り取ったハンダを、吸収性摩擦材の下端側から落
下排出させるようにすれば、ハンダの排出が良好に行わ
れる。
【0012】回転筒体の周壁には、貫通部を設けてお
く。貫通部は、吸液性摩擦材の外周部分に設けておくの
が好ましい。貫通部の形状や個数および配置は、吸液性
摩擦材への冷却液の供給が良好に行えるように設定して
おく。具体的には、たとえば、回転筒体の軸方向に沿う
短冊状の貫通部や円形孔状の貫通部を、回転筒体の円周
方向に等間隔で複数個設けておくことができる。回転筒
体から落下する冷却液を、後述する回転盤に供給する場
合には、吸液性摩擦材から貫通部を通って落下する冷却
液が、回転盤に効率良く供給されるように、貫通部の形
状配置を設定しておく。
【0013】回転筒体は、その軸方向を、垂直方向、水
平方向あるいは斜め方向の何れを向けて配置しておいて
もよい。但し、一般的には、ハンダ付け工具を挿入する
動作が行い易いように、回転筒体の開口が斜め上向きに
配置されるような傾斜状態で配置しておくのが好まし
い。このように回転筒体を傾斜させておけば、冷却液の
循環や除去されたハンダの排出も良好に行われる。
【0014】かきあげ部材は、回転筒体と一体成形して
おくか、別々に成形されたものを接着などの手段で一体
接合しておき、回転筒体とかきあげ部材が一体となって
回転できるようにしておく。前記した駆動源からの回転
力は、回転筒体に伝達しても、かきあげ部材に伝達して
も、両者は一体となって回転すれば、何れでも構わな
い。
【0015】かきあげ部材は、水車状あるいは回転パド
ル状など、その一部を貯留部の冷却液に浸けた状態で回
転したときに、冷却液を液面上方にかきあげることがで
きるような形状および構造を備えている。具体的には、
たとえば、かきあげ部材が単なる円板であっても、この
円板に付着した冷却液を上方にかきあげることができ
る。その他、円板の一部に貫通孔や突起を設けておいた
り、放射状の羽根もしくはパドルを設けておいたりすれ
ば、冷却液のかきあげ作用が高まる。かきあげ部材にか
きあげられた冷却液が、かきあげ部材から飛散もしくは
落下したときに、回転筒体の貫通部に供給されるよう
に、かきあげ部材の形状および配置を設定しておく。後
述する回転盤に、かきあげ部材から飛散もしくは落下す
る冷却液が供給されるようにしておくこともできる。
【0016】回転筒体やかきあげ部材、冷却液の貯留
部、駆動源等は、容器状あるいは箱状をなす装置本体内
に収容された状態で設けておくのが、外観上の体裁が良
く、かきあげ部材でかきあげた冷却液の周辺への飛散を
防いだり、冷却液の蒸発を防いだりする上でも好まし
い。このような装置本体には、少なくとも、回転筒体の
一端にハンダ付け工具を挿入できるような開口を設けて
おく。装置本体に、冷却液の供給口を設けておくことも
できる。
【0017】吸液性摩擦材にハンダ付け工具を接触させ
る際にハンダ付け工具が近接する位置に、ハンダ付け工
具を検知するセンサを備え、このセンサの検知情報にも
とづいて、回転筒体の駆動を制御することができる。セ
ンサとしては、ハンダ付け工具の熱を検知する熱検知セ
ンサの他、光センサ、磁気センサ、機械的接触センサな
ど、各種の機械装置で採用されているセンサが利用でき
る。回転筒体の駆動制御とは、たとえば、センサでハン
ダ付け工具の接近を検知したときに、回転筒体の駆動を
開始し、ハンダ付け工具を取り去れば、回転筒体の駆動
を停止するようにすることができる。ハンダ付け工具を
検知しないときには、小さな動力あるいは低い回転数で
回転駆動し、ハンダ付け工具を検知すると、動力あるい
は回転数を上げるように制御することもできる。
【0018】この発明にかかるハンダ除去装置には、上
記のような回転筒体によるハンダ除去機構に加えて、回
転筒体からの冷却液の落下経路に、回転筒体の回転力が
伝達されて、吸液性摩擦材で形成された平坦面が回転す
る回転盤からなるハンダ除去機構を備えておくことがで
きる。回転盤に回転筒体の回転力を伝達する手段として
は、各種機械装置における通常の回転力伝達機構が採用
できる。具体的には、たとえば、回転筒体の外周に回転
力伝達用の伝動リングを設け、この伝動リングの一部
を、回転盤の外周の一部に接触させておけばよい。回転
盤に設ける吸液性摩擦材には、前記した回転筒体の吸液
性摩擦材と同様の材料が使用できる。吸液性摩擦材は、
少なくとも一部に平坦面を有し、この平坦面を、その面
内で回転させる。通常は、吸液性摩擦材の上面を平坦面
にして、回転盤および吸液性摩擦材を水平回転させる
が、吸液性摩擦材の平坦な下面、垂直な側面、あるい
は、傾斜側面を、回転盤とともに回転させることも可能
である。
【0019】吸液性摩擦材の回転面には、ハンダ付け工
具が接触できるようにしておく。回転盤が装置本体内に
収容されている場合には、装置本体の一部に、吸液性摩
擦材の回転面を通じる開口を設けておく。回転盤にも、
前記したようなセンサを設けておくことができる。この
センサを、回転筒体および回転盤の何れにハンダ付け工
具が接近したときにも、ハンダ付け工具を検知できるよ
うな位置に設けておけば、ひとつのセンサで、回転筒体
および回転盤に兼用することができる。
【0020】上記した回転盤からなるハンダ除去機構
は、ハンダ付け工具の平坦な面に付着したハンダを除去
するのに適し、前記した回転筒体からなるハンダ除去機
構だけでは除去し難い部分のハンダも効率良く除去する
ことができる。この発明にかかるハンダ除去装置は、手
動操作されるハンダ付け工具に適用することもできる
し、ロボットなどで自動操作されるハンダ付け工具に適
用することもできる。手動操作用のハンダ付け工具に用
いる場合は、ハンダ除去装置が持ち運び可能になってい
るのが好ましい。また、自動ハンダ付け装置に一体的に
組み込んでおくことも可能である。この場合、回転筒体
および回転盤の駆動を、自動ハンダ付け装置全体の作
動、あるいは、ハンダ付け工具の作動に合わせて自動制
御することもできる。
【0021】
【作用】この発明にかかるハンダ除去装置では、回転筒
体、および、かきあげ部材が一体回転すると、まず、か
きあげ部材が貯留部の冷却液をかきあげ、かきあげた冷
却液を回転筒体に設けられた貫通部に供給する。貫通部
に供給された冷却液は、貫通部を通って回転筒体の内部
に入り、回転筒体の内面に沿って筒状に設けられた吸液
性摩擦材と接触して吸収保持される。かきあげ部材が回
転を続けている限り、吸液性摩擦材への冷却液の供給は
行われる。但し、吸液性摩擦材に吸収された冷却液は、
自然落下あるいは回転筒体の回転による遠心力などの作
用で、吸液性摩擦材から貫通部を経て、回転筒体の外部
に排出されるので、吸液性摩擦材には、一定量の冷却液
のみが含まれ、過剰な冷却液が溜まることはない。
【0022】回転筒体すなわち筒状吸液性摩擦材の中央
に、ハンダ付け工具を挿入すると、ハンダ付け工具の先
端に、筒状吸液性摩擦材の内面が接触しながら回転運動
を行う。工具表面に付着したハンダは、適量の冷却液を
含んだ吸液性摩擦材と接触して冷却されて固まるととも
に、吸液性摩擦材との摩擦で、工具表面から擦り落とさ
れて、除去される。
【0023】ハンダ付け工具のほうを回転させなくて
も、ハンダ付け工具の周囲を囲んだ筒状の吸液性摩擦材
が、ハンダ付け工具の全周に当接して、全周のハンダを
効率良く除去することができる。筒状をなす吸液性摩擦
材の内面にハンダ付け工具を接触させるので、工具表面
から脱落したハンダあるいは冷却液は、周囲に飛散し難
く、回りの環境を汚すことがない。
【0024】
【実施例】ついで、この発明の実施例について、図面を
参照しながら以下に説明する。図1および図2は、ハン
ダ除去装置の全体構造を表している。合成樹脂や金属か
らなる箱状の装置本体10は、上端一辺が斜めに削ぎ落
とされた概略直方体状をなしている。この傾斜面を含む
装置本体10の一部16は、他の部分に対して嵌合自在
に分割形成されている。この分割部16を取り外せば、
装置内部の保守点検や冷却水の供給交換が容易に行え
る。装置本体10の内部は、底部分が、冷却液となる
水、すなわち冷却水20を溜める貯留部12となってい
る。装置本体10の底面から斜めに突き出した筒状の軸
受部14に、合成樹脂などからなる回転筒体30が嵌ま
り込んで、回転可能に支持されている。軸受部14の途
中には、下向きに開口する孔19が設けられており、軸
受部14の内部空間と外側空間を冷却水などが流通でき
るようになっている。
【0025】回転筒体30の上端から途中までの内面
に、筒状吸液性摩擦材40が設けられている。筒状吸液
性摩擦材40は、図4に示すように、グラスファイバー
とカーボンファイバーからなる不織布層42が、合成繊
維からなるフェルト層44で裏打ちされたマット状材料
で形成されている。図1に示すように、筒状吸液摩擦材
40は、回転筒体30の内周に沿ってほぼ一定の厚みで
形成されており、中心に貫通した空間46があいてい
る。この中心空間46は、回転筒体30の上端側に近い
部分が、先端から奥側へと狭くなるテーパ状になってお
り、中心空間46の下端側は回転筒体30の端部から貯
留部12の水面上方に開口している。
【0026】回転筒体30の上端は、装置本体10の上
辺の傾斜面に貫通する開口15に、回転可能に嵌め込ま
れており、回転筒体30の上端近くに形成された鍔部3
1が、開口15の内縁に係合して、前記軸受部14との
間で、回転筒体30を安定して支持できるようになって
いる。回転筒体30の軸方向の途中で、筒状吸液摩擦材
40の外側になる個所に、軸方向に延びる細長い貫通溝
32が、円周方向に等間隔で多数設けられている。貫通
部32の直ぐ下側には、外周側に張り出した突条34が
設けられ、この突条34の先端外周には、ゴムなどから
なる断面円形状の伝動リング35が嵌め込み固定されて
いる。突条34よりも下側には、小さな円形状の貫通孔
33が、円周方向に等間隔で多数設けられている。貫通
孔33よりも下側で、軸受部14の直ぐ上側には、回転
筒体30と一体成形され、外周側に大きく張り出した受
皿状のかきあげ部材50が設けられている。
【0027】かきあげ部材50は、下方側の外周の一部
が、貯留部12に溜められた冷却水20に浸かってい
る。かきあげ部材50の上方側の外周面には、ゴムなど
からなる駆動ローラ62が当てられており、この駆動ロ
ーラ62は、装置本体10の内部に取付固定された駆動
モータ60で回転駆動されるようになっている。駆動モ
ータ60は、ギヤボックス64を備えており、駆動モー
タ60の回転を、適当な回転数に落として、駆動ローラ
62に伝達することにより、かきあげ部材50および回
転筒体30を適切な回転速度で回転させ得るようにして
いる。
【0028】図3に示すように、かきあげ部材50は、
全体が受皿状をなすととも、その内側には、放射方向に
延びる仕切り壁状のかきあげ片52が、円周方向に等間
隔で設けられている。このかきあげ片52で、冷却水2
0を効率良く、水面上方にかきあげることができる。回
転筒体30の貫通孔33は、隣接するかきあげ片52、
52の中間部分に設けられており、かきあげ片52でか
きあげられた冷却水20が、貫通孔33に効率良く供給
されるようになっている。
【0029】つぎに、図1において、装置本体10内
で、回転筒体30の上端側の下方には、合成樹脂や金属
からなる回転盤70が設けられている。回転盤70は、
偏平な円錐台状をなし、上面には、一定の厚みを有する
円板状の吸液性摩擦材72が設けられている。この板状
吸液性摩擦材72の上面は平坦である。回転筒体30の
貫通溝32が、板状吸液性摩擦材72のほぼ上面にくる
ように、回転盤70および板状吸液性摩擦材72が配置
されている。
【0030】回転盤70の外周の傾斜面が、回転筒体3
0に固定された伝動リング35に当接している。回転盤
70は、装置本体10の内壁から突き出した張出部13
の上部に回転可能に支持されている。張出部13のう
ち、回転盤70の底面と接触する個所には、球状の回転
軸受73が設けられており、回転盤70がスムーズに回
転するようになっている。
【0031】図2に示すように、装置本体10の壁面に
は、回転盤70の板状吸液性摩擦材72の斜め上方にな
る個所に、横長の矩形状をなす開口17が設けられてい
る。この開口17と、回転筒体30が取り付けられた開
口15の中間になる位置で、装置本体10の表面には、
熱検知センサ80が設けられている。熱検知センサ80
は、図示しないが、駆動モータ60の制御回路に接続さ
れており、熱検知センサ80の検知信号にもとづいて、
駆動モータ60の断続あるいは回転数を制御できるよう
になっている。
【0032】以上のような構造を備えたハンダ除去装置
の使用について説明する。図1に示すように、装置本体
10の貯留部12に所定量の冷却水20を溜めた状態
で、駆動モータ60を回転させると、駆動ローラ62を
介して、かきあげ部材50が回転する。かきあげ部材5
0は冷却水20を上方にかきあげる。かきあげられた冷
却水20は、かきあげ部材50の上方にくると、自重で
自然落下したり、遠心力で振り飛ばされたりする。かき
あげ部材50から前方に振り飛ばされた冷却水20は、
回転筒体30の貫通溝32に直接飛び込んだり、回転筒
体30の壁面を流れて貫通溝32に入ったりして、筒状
吸液性摩擦材40に吸収される。かきあげ部材50の上
方から中心方向に落下した冷却水20は、貫通孔33を
経て、やはり吸液性摩擦材40に吸収される。
【0033】筒状吸液性摩擦材40は、一定量を超える
冷却水20を保持しておくことはできないので、余分の
冷却水20のうち、一部は、筒状吸液性摩擦材40の中
心空間46を通じて回転筒体30の下端から貯留部12
側へと戻される。また、回転筒体60の下面側になる貫
通溝32からも、余分の冷却水20が落下する。貫通溝
32から落下した冷却水20は、回転盤70の板状吸液
性摩擦材72の上に落ちて、これに吸収される。回転筒
体30の回転が、伝動リング35を経て回転盤70に伝
えられ、回転盤70は水平回転しているので、板状吸液
性摩擦材72の全周に順次冷却水20が供給される。回
転盤70の板状吸液性摩擦材72も、一定量の冷却水2
0を吸収した状態で、余分の冷却水20は、外周から遠
心力の作用などで排出される。
【0034】実際にハンダ除去装置を使用する際には、
回転筒体30の上端開口部分に、たとえば、先端が尖っ
たピン状のハンダ付け工具Aを近づける。そうすると、
ハンダ付け工具Aの熱を熱検知センサ80が検知して、
この検知信号にもとづいて駆動モータ60の回転が開始
される。そして、前記したように、回転筒体30の筒状
吸液性摩擦材40には冷却水20が供給される。
【0035】ハンダ付け工具Aを、回転筒体30の筒状
吸液性摩擦材40の中央に挿入すると、ハンダ付け工具
Aの先端が、冷却水20を含んだ筒状吸液性摩擦材40
に接触する。工具先端に付着したハンダは、冷却水20
で冷却されて固まるとともに、筒状吸液性摩擦材40と
の摩擦接触で擦り取られることになり、工具からハンダ
が除去される。この間、ハンダ付け工具Aは単に保持し
ておくだけで良いが、ハンダ付け工具Aを、筒状吸液性
摩擦材40に軽く押しつけるようにしてもよい。
【0036】工具から擦り落とされたハンダは、筒状吸
液性摩擦材40の中心空間46を通って、回転筒体30
の下端から貯留部12に落ちて、底に溜まることにな
る。したがって、定期的に貯留部12を掃除して、溜ま
ったハンダ屑を取り除くことが好ましい。これは、冷却
水20の交換と同時に行えばよい。ハンダが除去された
ハンダ付け工具Aを、回転筒体30から抜き去り、装置
本体10から離してしまえば、熱検知センサ80で、熱
を検知しなくなるので、駆動モータ60が回転を停止
し、回転筒体30の回転も止まる。このように、熱検知
センサ80を備えておけば、ハンダ付け工具Aを近づけ
たり、離したりするだけで、駆動モータ60の回転を制
御でき、いちいちスイッチなどを操作する手間が省け
る。
【0037】上記した回転筒体30によるハンダ除去作
業は、前記のようなピン状の先端を有するハンダ付け工
具Aなど、回転体状の先端を備えたハンダ付け工具に
は、良好に適用できるが、平坦な面を備えたハンダ付け
工具では、平坦な面を、回転筒体30の筒状吸液性摩擦
材40の円筒内面にぴったりと当接させるのが難しい場
合がある。
【0038】しかし、この実施例のハンダ除去装置で
は、回転盤70によるハンダ除去機構を備えているの
で、上記のような平坦面を有するハンダ付け工具のハン
ダ除去も良好に行える。図1に示すように、棒状の先端
が斜めに削ぎ落とされた平坦面を有するハンダ付け工具
Bは、矩形状の開口17から回転盤70の板状吸液性摩
擦材72の平坦な表面に、工具の先端面を当てる。この
場合も、ハンダ付け工具Bが開口17に近づいた時点
で、熱検知センサ80で検知され、駆動モータ60の回
転が開始される。
【0039】ハンダ付け工具Bの平坦面は、板状吸液性
摩擦材72の平坦面にぴったりと押し当てることができ
るので、水を含んだ板状吸液性摩擦材72が回転して、
工具表面のハンダを良好に擦り落とすことができる。擦
り落とされたハンダは、板状吸液性摩擦材72の外周か
ら振り落とされて、貯留部12の底に溜まることにな
る。
【0040】上記したように、この実施例のハンダ除去
装置では、ハンダ付け工具A、Bが、回転体面を有する
ものであっても、平坦面を有するものであっても、ひと
つの装置で、確実にハンダの除去を行うことができ、大
変に便利である。
【0041】
【発明の効果】以上に述べた、この発明にかかるハンダ
除去装置は、回転する筒状の吸液性摩擦材の中央にハン
ダ付け工具を挿入して、工具全周に付着したハンダを効
率良く除去できるとともに、かきあげ部材や貫通部の作
用で、吸液性摩擦材に適量の冷却液を自動的に供給する
ことができるので、冷却液によるハンダ除去性能の向上
効果を、確実に発揮させることができる。
【0042】その結果、従来のように、いちいち手作業
で摩擦材に水を含ませたり、摩擦材に含ませた水の量に
気をつかったりする面倒がなく、簡単かつ能率的にハン
ダ除去作業が行えるようになる。このことは、ハンダ付
け作業全体の能率向上にも大きく貢献できることにな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例を示すハンダ除去装置の断
面図
【図2】 同上の側面図
【図3】 回転筒体の斜視図
【図4】 吸液性摩擦材の拡大断面図
【符号の説明】
10 装置本体 12 貯留部 20 冷却水 30 回転筒体 32 貫通溝 33 貫通穴 40 筒状吸液性摩擦材 50 かきあげ部材 60 駆動モータ 70 回転盤 72 板状吸液性摩擦材 80 熱検知センサ A、B ハンダ付け工具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンダ付け工具に付着したハンダを、冷
    却しながら摩擦材で擦り落とす装置であって、冷却液の
    貯留部と、内面に沿って筒状に吸液性摩擦材が設けら
    れ、周壁に貫通部を有する回転筒体と、回転筒体と一体
    回転して、貯留部の冷却液をかきあげ、かきあげた冷却
    液を回転筒体の貫通部に供給するかきあげ部材とを備え
    ていることを特徴とするハンダ除去装置。
  2. 【請求項2】 請求項1の装置において、回転筒体から
    の冷却液の落下経路に、回転筒体の回転力が伝達され
    て、吸液性摩擦材で形成された平坦面が回転する回転盤
    を備えているハンダ除去装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2の装置において、装置
    本体のうち、吸液性摩擦材にハンダ付け工具を接触させ
    る際にハンダ付け工具が近接する位置に、ハンダ付け工
    具を検知するセンサを備え、このセンサの検知情報にも
    とづいて、回転筒体の駆動を制御するようになっている
    ハンダ除去装置。
JP3903993A 1993-02-26 1993-02-26 ハンダ除去装置 Pending JPH06246437A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH021565B2 (ja) * 1983-07-28 1990-01-12 Hino Motors Ltd
JP4108962B2 (ja) * 2001-11-07 2008-06-25 東京電波株式会社 酸化亜鉛の原料作製方法

Patent Citations (2)

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JPH021565B2 (ja) * 1983-07-28 1990-01-12 Hino Motors Ltd
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