JPH06246786A - 成形機のノズル及びこのノズルの中を流れる樹脂温度の熱電対による測定方法とこの温度測定方法を用いる樹脂の溶融状態の制御方法 - Google Patents
成形機のノズル及びこのノズルの中を流れる樹脂温度の熱電対による測定方法とこの温度測定方法を用いる樹脂の溶融状態の制御方法Info
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- JPH06246786A JPH06246786A JP5061290A JP6129093A JPH06246786A JP H06246786 A JPH06246786 A JP H06246786A JP 5061290 A JP5061290 A JP 5061290A JP 6129093 A JP6129093 A JP 6129093A JP H06246786 A JPH06246786 A JP H06246786A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/74—Heating or cooling of the injection unit
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 射出成形機や押出し成形機において、そのノ
ズルから実現に流出する樹脂の温度を、その流出時に安
価な熱電対を用いても直接測定することができるように
すること。 【構成】 成形機のノズル流路又はその入口の樹脂溜り
部の壁に穴を明け細い支持部材に沿わせて流れの断面中
央付近まで熱電対を挿入し、そこから吹き流しのように
熱電対を流れに沿って配置することにより、実際の射出
又は押出し成形時、樹脂溜りからノズルに流入する樹脂
の温度を直接測定することができる。従って、この測定
方法による測定結果を用い、加熱筒の温度制御等を行い
ノズルから流出する樹脂温度を所定のものに制御するこ
とが可能になる。
ズルから実現に流出する樹脂の温度を、その流出時に安
価な熱電対を用いても直接測定することができるように
すること。 【構成】 成形機のノズル流路又はその入口の樹脂溜り
部の壁に穴を明け細い支持部材に沿わせて流れの断面中
央付近まで熱電対を挿入し、そこから吹き流しのように
熱電対を流れに沿って配置することにより、実際の射出
又は押出し成形時、樹脂溜りからノズルに流入する樹脂
の温度を直接測定することができる。従って、この測定
方法による測定結果を用い、加熱筒の温度制御等を行い
ノズルから流出する樹脂温度を所定のものに制御するこ
とが可能になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は射出成形機や押出し成形
機において、可塑化されて射出成形又は押出し成形のた
めノズルから流出する際の樹脂の温度又は温度分布を、
シ−ス熱電対で直接測定することができる成形機のノズ
ル、及び、このノズルを使用した成形時の温度測定方
法、並びに、その測定結果をもとにして前記樹脂の可塑
化状態を制御し、成形に最適な温度状態を得る方法に関
する。
機において、可塑化されて射出成形又は押出し成形のた
めノズルから流出する際の樹脂の温度又は温度分布を、
シ−ス熱電対で直接測定することができる成形機のノズ
ル、及び、このノズルを使用した成形時の温度測定方
法、並びに、その測定結果をもとにして前記樹脂の可塑
化状態を制御し、成形に最適な温度状態を得る方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来からよく知られているように、射出
成形機のノズルから金型へ充填される合成樹脂温度が例
えば10℃異なると、溶融樹脂の粘度が一桁異なり成形
状態が変化することが経験的に知られている。そこで現
状では、射出成形機の加熱筒の外表面にヒ−タ−を巻
き、加熱筒の温度状態を制御している。即ち、ノズルか
ら流出する合成樹脂の温度はノズル近傍の加熱筒の温度
と等しいとみなして加熱筒全体の温度状態を制御してい
るのが現状である。しかしながら、射出毎に又は押出し
中にノズルから流出する合成樹脂の実際の温度は、加熱
筒の温度状態や合成樹脂の種類によって変化があるた
め、ノズル外面やその近傍の加熱筒温度と必ずしも一致
しないことが明らかにされている。
成形機のノズルから金型へ充填される合成樹脂温度が例
えば10℃異なると、溶融樹脂の粘度が一桁異なり成形
状態が変化することが経験的に知られている。そこで現
状では、射出成形機の加熱筒の外表面にヒ−タ−を巻
き、加熱筒の温度状態を制御している。即ち、ノズルか
ら流出する合成樹脂の温度はノズル近傍の加熱筒の温度
と等しいとみなして加熱筒全体の温度状態を制御してい
るのが現状である。しかしながら、射出毎に又は押出し
中にノズルから流出する合成樹脂の実際の温度は、加熱
筒の温度状態や合成樹脂の種類によって変化があるた
め、ノズル外面やその近傍の加熱筒温度と必ずしも一致
しないことが明らかにされている。
【0003】そこで、射出成形機の樹脂溜り部分におい
て樹脂温度を測定して、ノズルから流出する合成樹脂の
温度を直接測定しこれを管理する試みがなされている。
具体的には、射出成形機の樹脂溜り部分の樹脂温度を赤
外線式温度計で測定する方法が提案されている。しか
し、この温度測定法は射出成形される樹脂が異なる毎に
温度校正が必要であり、かつ測定部分が不明確、つま
り、樹脂の流れ断面のどの点が測定できているのか判然
としないという欠点がある。また赤外線式温度計は価格
的にも高価であるという難点がある。
て樹脂温度を測定して、ノズルから流出する合成樹脂の
温度を直接測定しこれを管理する試みがなされている。
具体的には、射出成形機の樹脂溜り部分の樹脂温度を赤
外線式温度計で測定する方法が提案されている。しか
し、この温度測定法は射出成形される樹脂が異なる毎に
温度校正が必要であり、かつ測定部分が不明確、つま
り、樹脂の流れ断面のどの点が測定できているのか判然
としないという欠点がある。また赤外線式温度計は価格
的にも高価であるという難点がある。
【0004】この点に鑑み、樹脂溜り部分はノズル先端
部分に比べ樹脂の流速が遅いことを利用し、樹脂溜りま
で樹脂を送り込みそこでの樹脂の流れ方向に関して熱電
対を略直角に挿入して前記樹脂溜りにある樹脂温度を測
定する方法が試みられている。この試みは、樹脂溜り部
分に溜った樹脂に対し固定された一箇所で温度を測定し
ているため、成形時に成形機内を流れる樹脂はその場所
によって温度分布があることにより、単に溜った樹脂の
一点だけの温度を測定したのでは、射出又は押出のつど
ノズルから実際に流出する樹脂温度を時系列上で計測す
ることはできないという結果しか得られていない。
部分に比べ樹脂の流速が遅いことを利用し、樹脂溜りま
で樹脂を送り込みそこでの樹脂の流れ方向に関して熱電
対を略直角に挿入して前記樹脂溜りにある樹脂温度を測
定する方法が試みられている。この試みは、樹脂溜り部
分に溜った樹脂に対し固定された一箇所で温度を測定し
ているため、成形時に成形機内を流れる樹脂はその場所
によって温度分布があることにより、単に溜った樹脂の
一点だけの温度を測定したのでは、射出又は押出のつど
ノズルから実際に流出する樹脂温度を時系列上で計測す
ることはできないという結果しか得られていない。
【0005】つまり、樹脂溜り内部にとどまる樹脂の一
点において樹脂温度を熱電対により測定しても、ノズル
から実際の射出又は押出しにより流出する樹脂温度を時
系列上で測定したことにはならないのである。また、試
みられている熱電対による前記の測定方法では、樹脂溜
りの壁から熱電対を直角に出して設けていることによっ
て、例えば、測定する樹脂の粘度が高い場合、実際に流
れる樹脂の温度を測定しようとしても、樹脂の流れによ
って細い熱電対が曲がったり折れてしまうことが判明し
ている。このため、その後の試験では直径2mmと太い熱
電対が使用されたが、これだと熱電対の折損等は防止で
きても、樹脂溜りに設けた熱電対から樹脂溜りの壁へ逃
げる熱量が多くなるため、樹脂溜りにとどまる樹脂の温
度でさえ正確に測定することは出来ていないのが現状で
ある。
点において樹脂温度を熱電対により測定しても、ノズル
から実際の射出又は押出しにより流出する樹脂温度を時
系列上で測定したことにはならないのである。また、試
みられている熱電対による前記の測定方法では、樹脂溜
りの壁から熱電対を直角に出して設けていることによっ
て、例えば、測定する樹脂の粘度が高い場合、実際に流
れる樹脂の温度を測定しようとしても、樹脂の流れによ
って細い熱電対が曲がったり折れてしまうことが判明し
ている。このため、その後の試験では直径2mmと太い熱
電対が使用されたが、これだと熱電対の折損等は防止で
きても、樹脂溜りに設けた熱電対から樹脂溜りの壁へ逃
げる熱量が多くなるため、樹脂溜りにとどまる樹脂の温
度でさえ正確に測定することは出来ていないのが現状で
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような問
題を解消するためになされたもので、射出成形機や押出
し成形機において、そのノズルから実際に流出する樹脂
の温度を、その流出時に安価な熱電対を用いても直接測
定することができるようにすることをその課題の一つと
するものである。
題を解消するためになされたもので、射出成形機や押出
し成形機において、そのノズルから実際に流出する樹脂
の温度を、その流出時に安価な熱電対を用いても直接測
定することができるようにすることをその課題の一つと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すること
を目的としてなされた本発明の構成の一つは、成形機の
ノズル流路又は該流路入口の樹脂溜り部を貫通する小孔
を明け、その孔に支持細線を前記流路又は溜り部を横断
させて架設すると共に、その支持細線に沿わせてシ−ス
熱電対を前記ノズル流路又は樹脂溜り部へ挿入し、樹脂
の流れ断面内において、当該シ−ス熱電対を樹脂の流れ
に対し吹き流しのような姿勢で一本又は複数本配置した
ことを特徴とするものである。
を目的としてなされた本発明の構成の一つは、成形機の
ノズル流路又は該流路入口の樹脂溜り部を貫通する小孔
を明け、その孔に支持細線を前記流路又は溜り部を横断
させて架設すると共に、その支持細線に沿わせてシ−ス
熱電対を前記ノズル流路又は樹脂溜り部へ挿入し、樹脂
の流れ断面内において、当該シ−ス熱電対を樹脂の流れ
に対し吹き流しのような姿勢で一本又は複数本配置した
ことを特徴とするものである。
【0008】また、温度測定方法の構成は、成形機のノ
ズル流路又は該流路入口の樹脂溜り部を貫通する小孔を
明け、その孔に支持細線を前記流路又は溜り部を横断さ
せて架設すると共に、その支持細線に沿わせてシ−ス熱
電対を前記ノズル流路又は樹脂溜り部へ挿入し、樹脂の
流れ断面内において、当該シ−ス熱電対を樹脂の流れに
対し吹き流しのような姿勢で一本又は複数本配置したノ
ズルを用い、成形時の射出又は押出しによりノズル内を
流れる樹脂又は樹脂溜りから前記ノズルに流入する樹脂
の温度又は温度分布を直接に測定することを特徴とする
ものである。
ズル流路又は該流路入口の樹脂溜り部を貫通する小孔を
明け、その孔に支持細線を前記流路又は溜り部を横断さ
せて架設すると共に、その支持細線に沿わせてシ−ス熱
電対を前記ノズル流路又は樹脂溜り部へ挿入し、樹脂の
流れ断面内において、当該シ−ス熱電対を樹脂の流れに
対し吹き流しのような姿勢で一本又は複数本配置したノ
ズルを用い、成形時の射出又は押出しによりノズル内を
流れる樹脂又は樹脂溜りから前記ノズルに流入する樹脂
の温度又は温度分布を直接に測定することを特徴とする
ものである。
【0009】加えて、上記測定により得られるノズルか
ら流出する樹脂温度を解析して電気ヒ−タによる加熱筒
温度等の可塑化条件を制御することを第二の特徴とす
る。具体的には、上記測定方法により可塑化された樹脂
の温度を測定し、この測定結果によって加熱筒のヒ−タ
による加熱量,スクリュ−の回転数,背圧等の可塑化手
段の作動状態を変更して最適な可塑化状態を得るように
したものである。
ら流出する樹脂温度を解析して電気ヒ−タによる加熱筒
温度等の可塑化条件を制御することを第二の特徴とす
る。具体的には、上記測定方法により可塑化された樹脂
の温度を測定し、この測定結果によって加熱筒のヒ−タ
による加熱量,スクリュ−の回転数,背圧等の可塑化手
段の作動状態を変更して最適な可塑化状態を得るように
したものである。
【0010】
【作用】本発明ノズルを用いて温度測定を行うことによ
り、成形時に射出成形機や押出し成形機のノズルから流
出する樹脂の温度を、当該樹脂が樹脂溜りからノズル入
口に流れるとき直接測定することができる。これによっ
て成形時にノズルから流出する樹脂の温度を所定温度に
ほぼ一定に保つための加熱筒の温度制御等も容易に可能
になり、ノズルから金型へ充填される溶融樹脂の温度を
一定に保持して常に良好な成形状態を保つことが可能に
なる。これはCAEによる流動解析と同じ状態で成形可
能となることを意味する。
り、成形時に射出成形機や押出し成形機のノズルから流
出する樹脂の温度を、当該樹脂が樹脂溜りからノズル入
口に流れるとき直接測定することができる。これによっ
て成形時にノズルから流出する樹脂の温度を所定温度に
ほぼ一定に保つための加熱筒の温度制御等も容易に可能
になり、ノズルから金型へ充填される溶融樹脂の温度を
一定に保持して常に良好な成形状態を保つことが可能に
なる。これはCAEによる流動解析と同じ状態で成形可
能となることを意味する。
【0011】
【実施例】次に、添付図面を参照して本発明の実施例を
説明する。図1は本発明ノズルにおける熱電対の取付態
様の一例を示す要部の断面図、図2は別例の断面図、図
3は本発明ノズルに設けた熱電対により測定した射出成
形時における樹脂溜りからノズル入口に流出する樹脂の
温度変化の一例と、この温度変化に対し本発明方法によ
り加熱温度を制御した場合における樹脂の温度を示す温
度−時間線図である。
説明する。図1は本発明ノズルにおける熱電対の取付態
様の一例を示す要部の断面図、図2は別例の断面図、図
3は本発明ノズルに設けた熱電対により測定した射出成
形時における樹脂溜りからノズル入口に流出する樹脂の
温度変化の一例と、この温度変化に対し本発明方法によ
り加熱温度を制御した場合における樹脂の温度を示す温
度−時間線図である。
【0012】図1に示すように、加熱筒シリンダ−1の
先端に設けられたノズル2におけるノズル先端部2bの入
口近傍に、当該ノズル先端部2bの入口2aを通る円弧の軌
跡に沿ってノズル2の壁に円弧状の孔3をあけ、この孔
3をガイドとしてシ−ズ熱電対4を挿入すると、その熱
電対4は樹脂溜り1aにおける樹脂5の流れに沿った姿
勢、即ち、樹脂の流れに対する吹流し状の態様で配置さ
れ、この熱電対4の先端がノズル先端部2bにおける流出
路2cの入口2aに位置付けられている。なお、図1におい
て、4a,4bは熱電対4を保護するため配置した例えば、
0.5〜0.7mm程度の太さのピアノ線などによるプロテクタ
兼用の支持細線である。この支持細線4bとともに、又は
これとは別に熱電対4の手前に背の低いカバ−状の支持
壁(図示せず)を設けることもある。
先端に設けられたノズル2におけるノズル先端部2bの入
口近傍に、当該ノズル先端部2bの入口2aを通る円弧の軌
跡に沿ってノズル2の壁に円弧状の孔3をあけ、この孔
3をガイドとしてシ−ズ熱電対4を挿入すると、その熱
電対4は樹脂溜り1aにおける樹脂5の流れに沿った姿
勢、即ち、樹脂の流れに対する吹流し状の態様で配置さ
れ、この熱電対4の先端がノズル先端部2bにおける流出
路2cの入口2aに位置付けられている。なお、図1におい
て、4a,4bは熱電対4を保護するため配置した例えば、
0.5〜0.7mm程度の太さのピアノ線などによるプロテクタ
兼用の支持細線である。この支持細線4bとともに、又は
これとは別に熱電対4の手前に背の低いカバ−状の支持
壁(図示せず)を設けることもある。
【0013】上記構成の熱電対4により、例えば、射出
時に樹脂溜り1aからノズル先端部2bの入口2aに流れて来
る樹脂の温度を連続測定することが可能になる。即ち、
実際にスクリュ−6を回転させて可塑化状態にされる樹
脂5は加熱筒シリンダ−1の内面における摩擦により発
熱するので、ノズルに流れる樹脂温度は図3に一例とし
て丸印ドット列で示した温度変化を示すことを検出する
ことができた。図3に示した樹脂の温度は、1ショット
の射出において、樹脂の射出初期の温度が約208℃であ
ったのに対し、金型への樹脂の充填完了時には上記の熱
流入によってその温度が約230℃程度に上昇しているこ
とを示している。
時に樹脂溜り1aからノズル先端部2bの入口2aに流れて来
る樹脂の温度を連続測定することが可能になる。即ち、
実際にスクリュ−6を回転させて可塑化状態にされる樹
脂5は加熱筒シリンダ−1の内面における摩擦により発
熱するので、ノズルに流れる樹脂温度は図3に一例とし
て丸印ドット列で示した温度変化を示すことを検出する
ことができた。図3に示した樹脂の温度は、1ショット
の射出において、樹脂の射出初期の温度が約208℃であ
ったのに対し、金型への樹脂の充填完了時には上記の熱
流入によってその温度が約230℃程度に上昇しているこ
とを示している。
【0014】上記の本発明ノズルを用いて成形時に当該
ノズルを流れる樹脂の実際の温度は、加熱筒における加
熱状態やスクリュ−の回転による発熱状態による場所的
な温度分布を持っているので、この樹脂がノズルを実際
に流出するときにおける当該樹脂の温度が時系列上の変
化となって測定されたものである。従って、本発明測定
方法によれば容易に場所的な加熱状態を把握することが
出来る。この結果、例えば、測定した実際の樹脂の温度
上昇状態が当初予測した温度上昇と異なるときには、可
塑化条件、例えばスクリュ−の回転数や背圧、或は、加
熱筒のヒ−タの温度などを操作して変化させるのであ
る。図3に三角印ドット列で示した温度線図は上記の樹
脂の温度をシリンダ−温度を制御して得られた樹脂の温
度を示す一例である。
ノズルを流れる樹脂の実際の温度は、加熱筒における加
熱状態やスクリュ−の回転による発熱状態による場所的
な温度分布を持っているので、この樹脂がノズルを実際
に流出するときにおける当該樹脂の温度が時系列上の変
化となって測定されたものである。従って、本発明測定
方法によれば容易に場所的な加熱状態を把握することが
出来る。この結果、例えば、測定した実際の樹脂の温度
上昇状態が当初予測した温度上昇と異なるときには、可
塑化条件、例えばスクリュ−の回転数や背圧、或は、加
熱筒のヒ−タの温度などを操作して変化させるのであ
る。図3に三角印ドット列で示した温度線図は上記の樹
脂の温度をシリンダ−温度を制御して得られた樹脂の温
度を示す一例である。
【0015】上記の操作によって、ノズル2の先端部2b
から金型へ流出される樹脂を、予測した温度分布通りの
加熱溶融状態において射出乃至は押出しすることが可能
になる。また、本発明による温度測定においては、射出
又は押出しごとに測定する樹脂の温度分布において急激
な温度変化が検出されたとき、この検出は溶融樹脂に気
泡が抱かれていることを示すので、本発明によれば、可
塑化されて射出又は押出しされる樹脂に、その射出又は
押出しのつどに、空気が混入しているかどうかも容易に
検出できる。このことは、この射出又は押出し段階で成
形品が不良品であることを、射出又は押出しのつどに事
前に検出できることを意味する。
から金型へ流出される樹脂を、予測した温度分布通りの
加熱溶融状態において射出乃至は押出しすることが可能
になる。また、本発明による温度測定においては、射出
又は押出しごとに測定する樹脂の温度分布において急激
な温度変化が検出されたとき、この検出は溶融樹脂に気
泡が抱かれていることを示すので、本発明によれば、可
塑化されて射出又は押出しされる樹脂に、その射出又は
押出しのつどに、空気が混入しているかどうかも容易に
検出できる。このことは、この射出又は押出し段階で成
形品が不良品であることを、射出又は押出しのつどに事
前に検出できることを意味する。
【0016】図2は、ノズル2に対するシ−ス電熱対4
の配設の別例を示すもので、ノズル2の先端の流出孔2c
の近くに、ノズル流路2dを横断するように対向した孔3
1,32を壁面に貫通させて明け、この孔31,32に、例え
ば0.5〜0.7mm程度のピアノ線による支持細線41aを、渡
して設けると共に、支持細線4上における流路2dの中央
部分に、樹脂の流れに沿った向きで熱電対4を吹き流し
状の態様で配置したものである。なお、図2において、
4Lは熱電対4のリ−ド線、1H,2Hはバンドヒ−タであ
る。
の配設の別例を示すもので、ノズル2の先端の流出孔2c
の近くに、ノズル流路2dを横断するように対向した孔3
1,32を壁面に貫通させて明け、この孔31,32に、例え
ば0.5〜0.7mm程度のピアノ線による支持細線41aを、渡
して設けると共に、支持細線4上における流路2dの中央
部分に、樹脂の流れに沿った向きで熱電対4を吹き流し
状の態様で配置したものである。なお、図2において、
4Lは熱電対4のリ−ド線、1H,2Hはバンドヒ−タであ
る。
【0017】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、従来不
可能であったノズル先端から流出する際の実際の樹脂温
度を安価な熱電対で容易かつ正確に、しかも、実際に射
出又は押出しのつどに測定できる。従って、ノズルから
流出する樹脂温度を所定のものにするため、ノズルの手
前側の加熱筒温度等の可塑化条件を前もって操作制御す
ることができることとなるので、CAEの解析とほゞ同
一条件で成形することができることになる。これによっ
て良好な成形状態を常に保持することが可能になるとい
う従来の成形機では達成できなかった優れた効果が得ら
れる。
可能であったノズル先端から流出する際の実際の樹脂温
度を安価な熱電対で容易かつ正確に、しかも、実際に射
出又は押出しのつどに測定できる。従って、ノズルから
流出する樹脂温度を所定のものにするため、ノズルの手
前側の加熱筒温度等の可塑化条件を前もって操作制御す
ることができることとなるので、CAEの解析とほゞ同
一条件で成形することができることになる。これによっ
て良好な成形状態を常に保持することが可能になるとい
う従来の成形機では達成できなかった優れた効果が得ら
れる。
【図1】本発明ノズルにおける熱電対の取付態様の一例
を示す要部の断面図。
を示す要部の断面図。
【図2】図1の別例の断面図
【図3】本発明ノズルに設けた熱電対により測定した射
出成形時における樹脂溜りからノズル入口に流出する樹
脂の温度変化の一例と、この温度変化に対し本発明方法
により加熱温度を制御した場合における樹脂の温度を示
す温度−時間線図。
出成形時における樹脂溜りからノズル入口に流出する樹
脂の温度変化の一例と、この温度変化に対し本発明方法
により加熱温度を制御した場合における樹脂の温度を示
す温度−時間線図。
1 加熱筒シリンダ− 2 ノズル 4 熱電対 5 樹脂 6 スクリュ−
Claims (6)
- 【請求項1】 成形機のノズル流路又は該流路入口の樹
脂溜り部を貫通する小孔を明け、その孔に支持細線を前
記流路又は溜り部を横断させて架設すると共に、その支
持細線に沿わせてシ−ス熱電対を前記ノズル流路又は樹
脂溜り部へ挿入し、樹脂の流れ断面内において、当該シ
−ス熱電対を樹脂の流れに対し吹き流しのような姿勢で
一本又は複数本配置したことを特徴とする成形機のノズ
ル。 - 【請求項2】 成形機のノズル流路又は該流路入口の樹
脂溜り部を貫通する小孔を明け、その孔に支持細線を前
記流路又は溜り部を横断させて架設すると共に、その支
持細線に沿わせてシ−ス熱電対を前記ノズル流路又は樹
脂溜り部へ挿入し、樹脂の流れ断面内において、当該シ
−ス熱電対を樹脂の流れに対し吹き流しのような姿勢で
一本又は複数本配置することにより、射出又は押出しに
よりノズル内を流れる樹脂又は樹脂溜りからノズルに流
入する樹脂の温度又は温度分布を直接に測定することを
特徴とする流動樹脂温度測定方法。 - 【請求項3】 成形機のノズル流路又は該流路入口の樹
脂溜り部に通じる小孔を、樹脂の流れ方向に沿って斜め
に明け、その孔からシ−ス熱電対を挿入し、該熱電対を
その先端側を、前記ノズル流路又は樹脂溜り部からノズ
ル流路入口の樹脂の流動方向へ向けて樹脂の流れ断面の
ほぼ中央に位置付け、当該シ−ス熱電対を樹脂の流れに
対し吹き流しのような姿勢で1本又は複数本配置するこ
とにより、射出又は押出しによってノズル内を流れる樹
脂又は樹脂溜りからノズルに流入する樹脂の温度又は温
度分布を直接に測定することを特徴とする温度測定方
法。 - 【請求項4】 シ−ス熱電対はその配向に沿った副木状
支持部材により支持するか、又は、樹脂の流れ方向の手
前にカバ−を配置して補強する請求項3の温度測定方
法。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいずれかの測定方法によ
り可塑化された樹脂の温度又は温度分布を測定し、この
測定結果によって加熱筒のヒ−タによる加熱量,スクリ
ュ−の回転数,背圧等の可塑化手段の作動状態を変更し
て最適な可塑化状態を得るようにした樹脂の溶融状態の
制御方法。 - 【請求項6】 加熱筒の一部を他の部分より適宜過加熱
し、この過加熱により加熱された樹脂の温度を請求項2
〜4のいずれかの測定方法により測定して当該樹脂の温
度変化の有無を検出し、加熱筒ヒ−タの制御を行う請求
項5の樹脂の溶融状態の制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061290A JPH06246786A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 成形機のノズル及びこのノズルの中を流れる樹脂温度の熱電対による測定方法とこの温度測定方法を用いる樹脂の溶融状態の制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061290A JPH06246786A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 成形機のノズル及びこのノズルの中を流れる樹脂温度の熱電対による測定方法とこの温度測定方法を用いる樹脂の溶融状態の制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06246786A true JPH06246786A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=13166924
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5061290A Pending JPH06246786A (ja) | 1993-02-26 | 1993-02-26 | 成形機のノズル及びこのノズルの中を流れる樹脂温度の熱電対による測定方法とこの温度測定方法を用いる樹脂の溶融状態の制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06246786A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7303701B2 (en) | 2002-11-07 | 2007-12-04 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Method for estimating temperatures of plasticized resin within heating cylinder and at nozzle outlet, and estimating injecting conditions |
| JP2015139898A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の温度測定方法および温度測定装置 |
| JP2015168181A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の温度測定方法および温度測定装置 |
| JP2016002660A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の押出制御方法 |
| JP2016049665A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出機およびゴム押出物の押出制御方法 |
| TWI691708B (zh) * | 2017-12-04 | 2020-04-21 | 日商歐姆龍股份有限公司 | 射出成形機之樹脂溫度檢測裝置 |
-
1993
- 1993-02-26 JP JP5061290A patent/JPH06246786A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7303701B2 (en) | 2002-11-07 | 2007-12-04 | Nissei Plastic Industrial Co., Ltd. | Method for estimating temperatures of plasticized resin within heating cylinder and at nozzle outlet, and estimating injecting conditions |
| JP2015139898A (ja) * | 2014-01-27 | 2015-08-03 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の温度測定方法および温度測定装置 |
| JP2015168181A (ja) * | 2014-03-07 | 2015-09-28 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の温度測定方法および温度測定装置 |
| JP2016002660A (ja) * | 2014-06-13 | 2016-01-12 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出物の押出制御方法 |
| JP2016049665A (ja) * | 2014-08-29 | 2016-04-11 | 横浜ゴム株式会社 | ゴム押出機およびゴム押出物の押出制御方法 |
| TWI691708B (zh) * | 2017-12-04 | 2020-04-21 | 日商歐姆龍股份有限公司 | 射出成形機之樹脂溫度檢測裝置 |
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