JPH0624719A - アミノプラスチック樹脂でマイクロカプセル化したポリリン酸アンモニウム - Google Patents

アミノプラスチック樹脂でマイクロカプセル化したポリリン酸アンモニウム

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JPH0624719A
JPH0624719A JP32997692A JP32997692A JPH0624719A JP H0624719 A JPH0624719 A JP H0624719A JP 32997692 A JP32997692 A JP 32997692A JP 32997692 A JP32997692 A JP 32997692A JP H0624719 A JPH0624719 A JP H0624719A
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alkenyl
aldehyde
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Roberto Cipolli
ロベルト、チポリ
Roberto Oriani
ロベルト、オリアニ
Enrico Masarati
エンリコ、マサラティ
Gilberto Nucida
ジルベルト、ヌチダ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】ポリリン酸アンモニウムのマイクロカプセル化
の方法を提供する。 【構成】尿素等のポリアミン誘導体0〜50重量部と式
(II)50〜100重量部からなる混合物と、 アルデヒド、好ましくはホルムアルデヒドとの重合によ
り得られる縮合化合物でマイクロカプセル化した、ポリ
リン酸アンモニウム(NH4 n+2 n 3n+1

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、実質的にメラミン誘導体からな
るポリアミン組成物とアルデヒドの重合により得られる
アミノプラスチック樹脂でマイクロカプセル化したポリ
リン酸アンモニウムからなる複合体に関する。より詳し
くは、本発明は、2,4,6−トリアミノ−1,3,5
−トリアジン誘導体とアルデヒド、好ましくはホルムア
ルデヒドとの縮合により得られるアミノプラスチック樹
脂でマイクロカプセル化したポリリン酸アンモニウムに
関する。
【0002】該化合物は、熱可塑性重合体、またはエラ
ストマー特性を備えた重合体、特にオレフィン系重合体
または共重合体に、炎の存在下での高い自己消火性を与
えることができる。
【0003】特に、本発明の目的は、一般式(I) (NH4 n+2 n 3n+1 (I) (式中、nは2〜800、好ましくは5〜500の整数
である。)のポリリン酸アンモニウムが、10〜80重
量%の、(a)0〜50重量部の、一種以上のポリアミ
ン誘導体、および(b)50〜100重量部の、一般式
(II)
【化2】 [式中、R〜R3 の基の少なくとも一つは −[−Cm 2m−]−O−R4 、または (式中、 m=2〜8の整数、 p=2〜6の整数、 R4 =H、C1 〜C8 アルキル、C2 〜C6 アルケニ
ル、 −[−Cq 2q−]−OR6 (式中、qは1〜4の整数
であり、R6 はHまたはC1 〜C4 アルキル、C6 〜C
12シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルであ
る)、基R5 は、同一であっても、異なっていてもよ
く、H、C1 〜C8 アルキル、C2 〜C6 アルケニル、
6 〜C12シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキ
ル、C1 〜C4 ヒドロキシアルキルである。)であり、
あるいは部分 は、窒素原子を通してアルキル鎖に結合し、所望によ
り、好ましくはO、S、Nから選択された別の異原子を
含む複素環式基により置換されており、あるいは一般式
(II)において部分 は、窒素原子を通してトリアジン環に結合し、所望によ
り、好ましくはO、S、Nから選択された別の異原子を
含む複素環式基により置換されており、R〜R3 の他の
基は、同一であっても異なっていてもよく、上記の意味
を有する、あるいはH、C1 〜C18アルキル、C2 〜C
8 アルケニル、所望によりヒドロキシまたはC1 〜C4
ヒドロキシアルキル官能基により置換されたC6 〜C16
シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルであ
る。]の2,4,6−トリアミノ−1,3,5−トリア
ジンの一種以上の誘導体からなる混合物と、アルデヒド
との重合により得られる樹脂でマイクロカプセル化され
ていることを特徴とする複合体である。
【0004】本発明の複合体の好ましい実施形態では、
ポリアミン誘導体は、1,3,5−トリアジン環または
部分う
【0005】(a)および(b)成分は、ポリリン酸ア
ンモニウムが最大限にマイクロカプセル化され、その結
果、その水溶性を非常に低い値に低下させるために、高
水準のアルデヒドとの架橋が確保される様に選択する。
【0006】好ましくは、アルデヒドは、ホルムアルデ
ヒドであるか、あるいはホルムアルデヒドおよび20モ
ル%までの一般式(III) R7 −CHO (III) (式中、R7 はC1 〜C8 アルキル、C2 〜C6 アルケ
ニル、C6 〜C12シクロアルキル、C6 〜C12アリール
である。)の他のアルデヒドを含む混合物である。しか
し、ホルムアルデヒドが好ましいアルデヒドである。
【0007】一般式(I)のポリリン酸アンモニウムの
例としては、ピロリン酸アンモニウム、トリポリリン酸
アンモニウム、市販のポリリン酸アンモニウム、例えば
「エキソリット422」(ヘキストにより製造販売)お
よび「フォス−チェックP/40」(モンサント ケミ
カル)の商品名で公知の製品がある。
【0008】一般式(II)中のR〜R3 基の例としては、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イ
ソペンチル、n−ヘキシル、tert−ヘキシル、オク
チル、tert−オクチル、デシル、ドデシル、オクタ
デシル、エテニル、プロペニル、ブテニル、イソブテニ
ル、ヘキセニル、オクテニル、シクロヘキシル、プロピ
ルシクロヘキシル、ブチルシクロヘキシル、デシルシク
ロヘキシル、ヒドロキシシクロヘキシル、ヒドロキシエ
チルシクロヘキシル、2−ヒドロキシエチル、2−ヒド
ロキシプロピル、3−ヒドロキシプロピル、3−ヒドロ
キシブチル、4−ヒドロキシブチル、3−ヒドロキシペ
ンチル、5−ヒドロキシペンチル、6−ヒドロキシヘキ
シル、3−ヒドロキシ−2,5−ジメチルヘキシル、7
−ヒドロキシヘプチル、7−ヒドロキシオクチル、2−
メトキシエチル、2−メトキシプロピル、3−メトキシ
プロピル、4−メトキシブチル、6−メトキシヘキシ
ル、7−メトキシヘプチル、7−メトキシオクチル、2
−エトキシエチル、3−エトキシプロピル、4−エトキ
シブチル、3−プロポキシプロピル、3−ブトキシプロ
ピル、4−ブトキシブチル、4−イソブトキシブチル、
5−プロポキシペンチル、2−シクロヘキシルオキシエ
チル、2−エテニルオキシエチル、2−(N,N−ジメ
チルアミノ)エチル、3−(N,N−ジメチルアミノ)
プロピル、4−(N,N−ジエチルアミノ)ブチル、5
−(N,N−ジエチルアミノ)ペンチル、5−(N,N
−ジイソプロピルアミノ)ペンチル、3−(N−エチル
アミノ)プロピル、4−(N−メチルアミノ)ブチル、
5−(N,N−ジエチルアミノ)ペンチル、3−(N−
エチルアミノ)プロピル、4−(N−メチルアミノ)ブ
チル、4−(N,N−ジプロピルアミノ)ブチル、2−
(N,N−ジイソプロピルアミノ)エチル、6−(N−
ヘキセニルアミノ)ヘキシル、2−(N−エテニルアミ
ノ)エチル、2−(N−シクロヘキシルアミノ)エチ
ル、2−(N−2−ヒドロキシエチルアミノ)エチル、
2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチル、2−(2−メ
トキシエトキシ)エチル、6−(N−プロピルアミノ)
ヘキシル、等がある。
【0009】一般式(II)中の の部分を置き換えることができる複素環式基の例として
は、アジリジン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ン、チオモルホリン、ピペラジン、4−メチルピペラジ
ン、4−エチルピペラジン、2−メチルピペラジン、
2,5−ジメチルピペラジン、2,3,5,6−テトラ
メチルピペラジン、2,2,5,5−テトラメチルピペ
ラジン、2−エチルピペラジン、2,5−ジエチルピペ
ラジン、等がある。
【0010】 の部分を置き換えることができる複素環式基の例として
は、アジリジン、ピロリジン、ピペリジン、モルホリ
ン、チオモルホリン、ピペラジン、4−メチルピペラジ
ン、4−エチルピペラジン、等がある。
【0011】ポリアミン誘導体の例としては、尿素、エ
チレン尿素、チオ尿素、エチレンチオ尿素、プロピレン
尿素、メラミン、アセトグアナミン、プロピオノグアナ
ミン、ブチログアナミン、イソブチログアナミン、カプ
リノグアナミン、スクシノグアナミン、ベンゾグアナミ
ン、メタメチルベンゾグアナミン、ベンジルグアナミ
ン、ヒダントイン、ピペラジン−2,5−ジオン、バル
ビツル酸、等がある。
【0012】本明細書で使用する「ホルムアルデヒド」
の用語は、ホルムアルデヒドが通常市販されている、水
溶液、メタホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒドの
どの様な形態をも意味する。
【0013】R7 基の例としては、メチル、エチル、n
−プロピル、n−ブチル、n−ヘキシル、n−オクチ
ル、エテニル、プロペニル、シクロヘキシル、フェニ
ル、等がある。
【0014】本発明の複合体は、下記の様に合成するこ
とができる。 (i)好適な溶剤(例えばメチルアルコール、エチルア
ルコール、水、またはそれらの混合物、等)による溶液
中で、ポリアミン誘導体と混合した、または混合してい
ない一般式(II)の2,4,6−トリアミノ−1,3,5
−トリアジンの誘導体を、アルデヒドと反応させる。一
般式(II)のトリアジン誘導体の、またはそれとポリアミ
ン誘導体との混合物の、アルデヒドに対するモル比は、
1:1〜1:6である。反応は、所望によりアルカリ
(例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化ナトリ
ウム、等)を加えて得た7〜12のpHで、20℃〜溶剤
の沸点の範囲の温度で溶液が得られるまで行う。
【0015】(ii)得られた反応生成物を、上記の種類の
液体中の、粒径70μ未満の微細な形態の一般式(I)
のポリリン酸アンモニウムのpHが1〜5の分散液に加
え、40〜150℃の温度に加熱することにより、樹脂
に変換する。1〜5のpHは、所望により酸(例えば硫
酸、塩酸、リン酸、等)を該分散液に加えることにより
得られる。得られた混合物を選択した温度で、重合およ
びマイクロカプセル化を完了するのに必要な時間、好ま
しくは1〜12時間さらに攪拌し続ける。得られた、マ
イクロカプセル化されたポリリン酸アンモニウムからな
る生成物を濾別する。
【0016】この複合体をまず100℃で乾燥させ、次
いで真空炉中、150℃で数時間、好ましくは1〜3時
間熱処理する。一般に良質の複合体が白色結晶性粉末と
して得られ、粒度分布は使用するポリリン酸アンモニウ
ムの粒度分布と実質的に同等である。場合により生じる
凝集物は、粒子の被覆を壊すことなく、容易にくずすこ
とができる。
【0017】本発明のこの複合体は、それ以上処理する
こと無く、自己消火性重合体組成物に使用できる。
【0018】ポリリン酸アンモニウムをマイクロカプセ
ル化する効果は、下記の方法により、得られた複合体の
60℃の水に対する溶解性を測定することにより評価す
る。
【0019】別の合成方法では、上記の(i)および(i
i)の反応を、1工程で、1〜5のpH値で、40℃を超え
る温度で行う。
【0020】一般式(II)の2,4,6−トリアミノ−
1,3,5−トリアジンの誘導体の多くは公知であり、
本出願人によるヨーロッパ特許出願第406,810号
に記載されている様にして容易に合成することができ
る。
【0021】10〜80重量%の、アミン誘導体を含
む、または含まない一般式(II)のトリアジン誘導体をホ
ルムアルデヒドのみと重合させることにより得られる樹
脂でマイクロカプセル化したポリリン酸アンモニウムか
らなる、実施例に記載しなかった複合体を表1に示す。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】下記の実施例により本発明の特徴を説明す
るが、本発明を限定するものではない。上記の様に、ポ
リリン酸アンモニウムのマイクロカプセル化の効果は、
得られた製品を、下記の方法により、60℃の水に対す
る溶解性を測定することにより評価する。 本発明の複合体の、10/APP%x100 [式中、APP%は、下記の実施例で得られた複合体中
に含まれるポリリン酸アンモニウムの重量%含有量の値
である(リン含有量に対する元素分析により測定)。]
に等しいグラム数を計量し、100cm3 の蒸留水と共
に、攪拌機、温度計、還流冷却器および加熱浴を備えた
0.25リットルの反応器に入れる。この分散液を60
℃に加熱し、その温度に20分間維持し、次いでこの分
散液を45分間遠心分離する。続いて、5cm3 の透明液
層を採取し、炉中で120℃で乾燥させる。ポリリン酸
アンモニウムの溶解性を残留物(APP)の重量から計
算し、水100gあたりのgとして表す。
【0026】達成されたカプセル化程度は、結晶の大き
さに加えて、ポリリン酸アンモニウム結晶上に堆積した
樹脂被覆物の種類および量を評価できる走査電子顕微鏡
(ケンブリッジ ステレオスキャン200)で、得られ
た生成物を分析することにより確認される。
【0027】実施例1 攪拌機、温度計、滴下漏斗、還流冷却器および加熱浴を
備えた3リットル容量の反応器に184.5gの塩化シ
アヌルおよび800cm3 のアセトンを入れる。攪拌しな
がら、反応混合物を40℃に加熱して溶液を形成し、次
いで284gの30重量%アンモニア水溶液を1時間3
0分かけて加える。続いて反応混合物を45℃に加熱
し、その温度に4時間維持する。冷却後、得られた生成
物を濾別し、フィルター上で水洗する。真空炉中、50
〜60℃で乾燥させた後、113gの中間体(IV)
【化3】 が白色の、融解しない、24.12%の塩素を含む(理
論的塩素含有量=24.36%)結晶性粉末として得ら
れる。
【0028】攪拌機、温度計、滴下漏斗、還流冷却器お
よび加熱浴を備えた1リットル容量の反応器に101.
9gの中間体(IV)、500cm3 の水および、攪拌しなが
ら44.8gの2−ヒドロキシエチルアミンを入れる。
この反応混合物を沸騰温度に加熱し、次いで還流条件下
に4時間維持する。次いで、反応混合物のpH値を7〜8
に維持するために、28gの水酸化ナトリウムを100
cm3 の水に溶解させた溶液を少量ずつ加えながら、反応
混合物をさらに8時間還流させる。反応混合物を15℃
に冷却し、得られた生成物を濾別し、フィルターケーキ
を同じフィルター上で冷水で洗浄する。フィルターケー
キを炉中、100℃で乾燥させることにより、107.
5gの2−(2−ヒドロキシエチル)アミノ−4,6−
ジアミノ−1,3,5−トリアジン(V)
【化4】 が融点225〜230℃の白色結晶粉末として得られ
る。中間体(IV)および(V)の構造はIR分光分析によ
り確認した。
【0029】前と同様に装備した0.25リットル容量
の反応器に、45cm3 のメタノール、51.1gの37
重量%のホルムアルデヒド水溶液、および攪拌しながら
30.6gの中間体(V)を入れる。この反応混合物を
溶液になるまで70℃に30分間加熱する。得られた、
70℃に維持した溶液を、90gのポリリン酸アンモニ
ウム[エキソリット422、リン含有量31.4%]、
200cm3 のメタノールおよび200cm3 の水からなる
分散液を含み、65℃に加熱した、上記と同じ1リット
ルの反応器に30分間かけて加える。得られた混合物を
沸騰温度まで加熱し、7時間還流し続ける。反応混合物
を室温に冷却し、得られた生成物を濾別し、フィルター
ケーキを水−メタノール混合物で洗浄する。フィルター
ケーキを炉中、100℃で乾燥し、続いて真空中、15
0℃で2時間熱処理することにより、74.5重量%の
ポリリン酸アンモニウム含有量に相当する23.4%の
リンを含む116gの白色結晶性生成物が得られる。し
たがって、得られた生成物は、2.92:1の重量比で
樹脂によりマイクロカプセル化されたポリリン酸アンモ
ニウムに相当する。この様にしてカプセル収容されたポ
リリン酸アンモニウムの60℃における水に対する溶解
性は、6.3重量%である。エキソリット422の60
℃における水に対する溶解性は、65重量%より大き
い。
【0030】実施例2 600cm3 の水および92.2gの塩化シアヌルを実施
例1に記載する2リットル容量の、ただし最初は冷却浴
を備えた装置に入れる。外部から冷却して反応混合物を
2℃に維持しながら、75.0gの2−メトキシエチル
アミンを100cm3 の水に溶解した溶液を2時間かけて
加える。この間、温度を徐々に5〜7℃に上昇させる。
温度を20℃まで上昇させ、その温度に1時間維持し、
次いで反応混合物を35〜40℃に加熱し、40gの水
酸化ナトリウムを100cm3 の水に溶解させた溶液を約
3時間かけて加える。反応混合物を60℃に加熱し、そ
の温度に2時間維持する。この反応混合物を室温に冷却
し、得られた生成物を濾別し、フィルターケーキを同じ
フィルター上で水洗する。フィルターケーキを炉中、1
00℃で乾燥させることにより、120.4gの中間体
(VI)
【化5】 が、融点162〜164℃、塩素含有量が13.48%
(理論値13.57%)の白色結晶性粉末として得られ
る。
【0031】同じ2リットル容量の反応器に、600cm
3 の水、78.5gの中間体(VI)および22.5gの2
−メトキシエチルアミンを入れる。この反応混合物を沸
騰温度に加熱し、2時間還流させ、次いで約12gの水
酸化ナトリウムを50cm3 の水に溶解させた溶液を約3
時間かけて加える。この反応混合物をさらに2時間沸騰
させ、次いで室温に冷却する。この水溶液を各300cm
3 の塩化メチレンで3回処理する。有機抽出液を一つに
合わせ、十分に除湿した後、蒸留する。86.7gの
2,4,6−トリス−(2−メトキシエチル)−アミノ
−1,3,5−トリアジン(VII)
【化6】 が、非常に粘度の高い液体生成物(融点13℃)として
得られる。中間体(VI)および(VII) の構造もNMR分析
により確認した。
【0032】上記と同様に装備した0.25リットルの
反応器に、60cm3 の水、60cm3のメタノール、9.
0gのパラホルムアルデヒドおよび、攪拌しながら3
0.0gの中間体(VII) を入れる。この反応混合物を6
0℃に10分間加熱し、溶液を得る。得られた、60℃
に維持した溶液を、110gのポリリン酸アンモニウム
[エキソリット422]、250cm3 の水および250
cm3 のメタノールからなる分散液を含み、65℃に加熱
した、適当な装備を施した1リットル容量の鋼製反応器
に20分間かけて加える。この反応混合物を120℃に
加熱し、その温度に約10時間維持する。反応混合物を
室温に冷却し、得られた生成物を濾別し、フィルターケ
ーキをフィルター上で水−メタノール混合物で洗浄す
る。次いで、実施例1と同様に操作することにより、7
6.4重量%のポリリン酸アンモニウムに相当する2
4.0%のリンを含む141.1gの白色結晶生成物が
得られる。得られた生成物は、3.24:1の重量比で
樹脂によりマイクロカプセル化されたポリリン酸アンモ
ニウムに相当する。ポリリン酸アンモニウムの60℃に
おける水に対する溶解性は、5.6重量%である。
【0033】実施例3 実施例1に記載したのと同じ1リットル容量の反応装置
に91gの中間体(IV)、240cm3 のトルエンおよび1
10gのモルホリンを入れる。この反応混合物を65〜
70℃に加熱し、その温度に2時間維持する。次いで、
反応混合物を沸騰温度に加熱し、1時間還流させる。反
応混合物を室温に冷却し、得られた生成物を濾別する。
フィルターケーキを大量の水で洗浄し、乾燥後、92g
の2,4−ジアミノ−6−モルホリノ−1,3,5−ト
リアジン(VIII)
【化7】 が融点248〜250℃の白色結晶粉末として得られ
る。中間体(VIII)の構造はNMR分析により確認した。
【0034】実施例1と同じ0.25リットル容量の反
応器に、50cm3 のメタノール、82gの37重量%の
ホルムアルデヒド溶液、および攪拌しながら19.6g
の中間体(VIII)および12.6gの2,4,6−トリア
ミノ−1,3,5−トリアジン(メラミン)を入れる。
この反応混合物を溶液になるまで70℃に45分間加熱
する。この70℃に維持した溶液を、90gのポリリン
酸アンモニウム[エキソリット422]、220cm3
水および220cm3 のメタノールからなる分散液を含
み、70℃に加熱した、前に使用したのと同じ1リット
ル容量の反応器に30分間かけて加える。この反応混合
物を沸騰温度まで加熱し、8時間還流し続ける。次い
で、実施例1と同様に処理することにより、69.4重
量%のポリリン酸アンモニウム含有量に相当する21.
8%のリンを含む124.4gの白色結晶生成物が得ら
れる。この得られた生成物は、2.27:1の重量比で
樹脂によりマイクロカプセル化されたポリリン酸アンモ
ニウムに相当する。ポリリン酸アンモニウムの60℃に
おける水に対する溶解性は、3.5重量%である。
【0035】実施例4 実施例1と同様に装備した0.25リットル容量の反応
器に、49.0gの中間体(IV)、150cm3 の水および
26.2gの2−メトキシエチルアミンを装填する。こ
の反応混合物を沸騰温度に加熱し、還流条件下に4時間
維持する。次いで14gの水酸化ナトリウムを50cm3
の水に溶解させた溶液を約20分間かけて加える。さら
に30分間撹拌した後、水の蒸留を開始し、続いて残留
物を各100cm3のアセトニトリルで3回処理し、有機
生成物を抽出する。溶剤を蒸留した後、52.5gの
2,4−ジアミノ−6−(2−メトキシエチル)−アミ
ノ−1,3,5−トリアジン(IX)
【化8】 が、融点166〜169℃の白色結晶粉末として得られ
る。中間体(IX)の構造はNMR分析により確認した。
【0036】同じ0.5リットル容量の反応器に、15
0cm3 の水、50cm3 のメタノール、64.9gの37
重量%のホルムアルデヒド溶液および、攪拌しながら3
6.8gの中間体(IX)を入れる。この反応混合物を60
℃に加熱し、この温度に30分間維持して溶液を得る。
得られた、60℃に維持した溶液を、90gのポリリン
酸アンモニウム[フォスチェックP/40、リン含有量
31.5%]および200cm3 のメタノールからなる分
散液を含み、沸騰させている、前の実施例の1リットル
容量の反応装置に1時間かけて加える。この反応混合物
を10時間還流し、次いで室温に冷却する。得られた生
成物を濾別し、フィルターケーキを同じフィルター上で
水−メタノール混合物で洗浄する。フィルターケーキを
乾燥し、熱処理した後、70.1重量%のポリリン酸ア
ンモニウムに相当する22.1%のリンを含む127.
1gの白色結晶生成物が得られる。得られた生成物は、
2.34:1の重量比で樹脂によりマイクロカプセル化
されたポリリン酸アンモニウムに相当する。ポリリン酸
アンモニウムの60℃における水に対する溶解性は、
5.5重量%である。フォスチェックP/40の60℃
における水に対する溶解度は、65重量%より高い。
【0037】実施例5〜12 実施例1〜4に記載するのと同様の条件下で操作するこ
とにより、下記の表2に記載する複合体を製造する。
【表4】
【0038】実施例13 75.0gの、メルトフローインデックスが12で、9
6重量%のn−ヘプタン不溶分を含むアイソタクチック
ポリプロピレンフレーク、24.0gの実施例1の生成
物、0.67gのチオプロピオン酸ジラウリルおよび
0.33gのテトラ[3−(3,5−ジ−tert−ブ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸]ペンタ
エリトリトールを混合し、ムーア(MOORE)プラテンプレ
スで、40kg/cm2 の圧力で7分間運転することにより
成形する。試験片を約3mm厚の板として調製し、スタン
トン レッドクロフト計器で酸素インデックス(AST
M D−2863/77によるL.O.I.)を測定
し、材料をUL94規格(「アンダーライターズ ラボ
ラトリーズ」−USA発行)により3段階94V−0、
94V−1および94V−2に分類できる「垂直燃焼試
験」にかけることにより自己消火性の水準を決定する。
下記の結果が得られた。 L.O.I.=32.9 UL94=クラスV−0
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【化1】 (式中、 m=1〜7の整数、 p=1〜5の整数、 R=H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニ
ル、 −[−C2q−]−OR(式中、qは1〜4の整
数であり、RはHまたはC〜Cアルキル、C
12シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルで
ある)、基Rは、同一であっても、異なっていてもよ
く、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
〜C12シクロアルキルまたはアルキルシクロアル
キル、C〜Cヒドロキシアルキルである。)であ
り、あるいは部分 は、窒素原子を通してアルキル鎖に結合し、所望により
別の異原子を含む複素環式基により置換されており、あ
るいは一般式(II)において部分 は、窒素原子を通してトリアジン環に結合し、所望によ
り別の異原子を含む複素環式基により置換されており、
R〜Rの他の基は、同一であっても異なっていてもよ
く、上記の意味を有する、あるいはH、C〜C18
ルキル、C〜Cアルケニル、所望によりヒドロキシ
またはC〜Cヒドロキシアルキル官能基により置換
されたC〜C16シクロアルキルまたはアルキルシク
ロアルキルである。]の2,4,6−トリアミノ−1,
3,5−トリアジンの一種以上の誘導体からなる混合物
と、アルデヒドとの重合により得られる樹脂でマイクロ
カプセル化されていることを特徴とする複合体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】特に、本発明の目的は、一般式(I) (NHn+23n+1 ( I) (式中、nは2〜800、好ましくは5〜500の整数
である。)のポリリン酸アンモニウムが、10〜80重
量%の、(a)0〜50重量部の、一種以上のポリアミ
ン誘導体、および(b)50〜100重量部の、一般式
(II)
【化2】 (式中、 m=1〜7の整数、 p=1〜5の整数、 R=H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニ
ル、 −[−C2q−]−OR(式中、qは1〜4の整
数であり、RはHまたはC〜Cアルキル、C
12シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルで
ある)、基Rは、同一であっても、異なっていてもよ
く、H、C〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、
〜C12シクロアルキルまたはアルキルシクロアル
キル、C〜Cヒドロキシアルキルである。)であ
り、あるいは部分 は、窒素原子を通してアルキル鎖に結合し、所望によ
り、好ましくはO、S、Nから撰択された別の異原子を
含む複素環式基により置換されており、あるいは一般式
(II)において部分 は、窒素原子を通してトリアジン環に結合し、所望によ
り、好ましくはO、S、Nから選択された別の異原子を
含む複素環式基により置換されており、R〜Rの他の
基は、同一であっても異なっていてもよく、上記の意味
を有する、あるいはH、C〜C18アルキル、C
アルケニル、所望によりヒドロキシまたはC〜C
ヒドロキシアルキル官能基により置換されたC〜C
16シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルであ
る。]の2,4,6−トリアミノ−1,3,5−トリア
ジンの一種以上の誘導体からなる混合物と、アルデヒド
との重合により得られる樹脂でマイクロカプセル化され
ていることを特徴とする複合体である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロベルト、チポリ イタリー国ノバラ、ビアレ、ア、ボルタ、 33 (72)発明者 ロベルト、オリアニ イタリー国ミラノ、ビア、モンテ、オルテ ィガラ、22 (72)発明者 エンリコ、マサラティ イタリー国ピアチェンツァ、カステルヌオ ボ、バルティドネ、ビア、ピアネロ、321 (72)発明者 ジルベルト、ヌチダ イタリー国ミラノ、サン、ジュリアーノ、 ミラネーゼ、ビア、マッツィーニ、14

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式(I) (NH4 n+2 n 3n+1 (I) (式中、nは2〜800、好ましくは5〜500の整数
    である。)のポリリン酸アンモニウムが、10〜80重
    量%の、(a)0〜50重量部の、一種以上のポリアミ
    ン誘導体、および(b)50〜100重量部の、一般式
    (II) 【化1】 [式中、R〜R3 の基の少なくとも一つが −[−Cm 2m−]−O−R4 、または (式中、 m=2〜8の整数、 p=2〜6の整数、 R4 =H、C1 〜C8 アルキル、C2 〜C6 アルケニ
    ル、 −[−Cq 2q−]−OR6 (式中、qは1〜4の整数
    であり、R6 はHまたはC1 〜C4 アルキル、C6 〜C
    12シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキルであ
    る)、基R5 は、同一であっても、異なっていてもよ
    く、H、C1 〜C8 アルキル、C2 〜C6 アルケニル、
    6 〜C12シクロアルキルまたはアルキルシクロアルキ
    ル、C1 〜C4 ヒドロキシアルキルである。)であり、
    あるいは部分 は、窒素原子を通してアルキル鎖に結合し、所望により
    別の異原子を含む複素環式基により置換されており、あ
    るいは一般式(II)において部分 は、窒素原子を通してトリアジン環に結合し、所望によ
    り別の異原子を含む複素環式基により置換されており、
    R〜R3 の他の基は、同一であっても異なっていてもよ
    く、上記の意味を有する、あるいはH、C1 〜C18アル
    キル、C2 〜C8 アルケニル、所望によりヒドロキシま
    たはC1 〜C4 ヒドロキシアルキル官能基により置換さ
    れたC6 〜C16シクロアルキルまたはアルキルシクロア
    ルキルである。]の2,4,6−トリアミノ−1,3,
    5−トリアジンの一種以上の誘導体からなる混合物と、
    アルデヒドとの重合により得られる樹脂でマイクロカプ
    セル化されていることを特徴とする複合体。
  2. 【請求項2】ポリアミン誘導体が、1,3,5−トリア
    ジン環または部分 の少なくとも一つを含む化合物から選択されることを特
    徴とする、請求項1に記載の複合体。
  3. 【請求項3】アルデヒドが、ホルムアルデヒドである
    か、あるいはホルムアルデヒドおよび20モル%までの
    一般式(III) R7 −CHO (III) (式中、R7 はC1 〜C8 アルキル、C2 〜C6 アルケ
    ニル、C6 〜C12シクロアルキル、C6 〜C12アリール
    である。)の他のアルデヒドを含む混合物であることを
    特徴とする、請求項1または2に記載の複合体。
  4. 【請求項4】アルデヒドがホルムアルデヒドであること
    を特徴とする、請求項3に記載の複合体。
  5. 【請求項5】一般式(II)中の の部分が、アジリジン、ピロリジン、ピペリジン、モル
    ホリン、チオモルホリン、ピペラジン、4−メチルピペ
    ラジン、4−エチルピペラジン、2−メチルピペラジ
    ン、2,5−ジメチルピペラジン、2,3,5,6−テ
    トラメチルピペラジン、2,2,5,5−テトラメチル
    ピペラジン、2−エチルピペラジン、2,5−ジエチル
    ピペラジンから選択された複素環式基により置換されて
    いることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項
    に記載の複合体。
  6. 【請求項6】 の部分が、アジリジン、ピロリジン、ピペリジン、モル
    ホリン、チオモルホリン、ピペラジン、4−メチルピペ
    ラジン、4−エチルピペラジンから選択された複素環式
    基により置換されていることを特徴とする、請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の複合体。
  7. 【請求項7】ポリアミン誘導体が、尿素、エチレン尿
    素、チオ尿素、エチレンチオ尿素、プロピレン尿素、メ
    ラミン、アセトグアナミン、プロピオノグアナミン、ブ
    チログアナミン、イソブチログアナミン、カプリノグア
    ナミン、スクシノグアナミン、ベンゾグアナミン、メタ
    メチルベンゾグアナミン、ベンジルグアナミン、ヒダン
    トイン、ピペラジン−2,5−ジオン、バルビツル酸か
    ら選択されることを特徴とする、請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の複合体。
  8. 【請求項8】請求項1〜7のいずれか1項に記載のマイ
    クロカプセル化されたポリリン酸アンモニウムからなる
    複合体の製造方法であって、(i)溶液中で、前記ポリ
    アミン誘導体と混合された、または混合されていない一
    般式(II)のトリアジン誘導体を、アルデヒドと反応さ
    せ、(ii)溶液(i)を、一般式(I)のポリリン酸アン
    モニウムのpH1〜5の分散液に加えることにより、得ら
    れた反応生成物を樹脂に変換する、ことを特徴とする方
    法。
  9. 【請求項9】反応(i)を、一般式(II)のトリアジン誘
    導体の、またはそれと前記ポリアミン誘導体との混合物
    の、アルデヒドに対するモル比が、1:1〜1:6にな
    る様に行うことを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】反応(i)を20℃〜使用する溶剤の沸
    点の範囲の温度で行い、反応(II)の樹脂化およびマイク
    ロカプセル化を40〜150℃の温度で行うことを特徴
    とする、請求項8または9に記載の方法。
  11. 【請求項11】工程(i)および(ii)の反応が1工程
    で、40℃を超える温度で行われることを特徴とする、
    請求項8〜10のいずれか1項に記載の方法。
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