JPH06247775A - ガス圧燃焼焼結法 - Google Patents
ガス圧燃焼焼結法Info
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- JPH06247775A JPH06247775A JP5030351A JP3035193A JPH06247775A JP H06247775 A JPH06247775 A JP H06247775A JP 5030351 A JP5030351 A JP 5030351A JP 3035193 A JP3035193 A JP 3035193A JP H06247775 A JPH06247775 A JP H06247775A
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- Japan
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- agent
- combustion
- sintered
- thermite
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 着火ヒータや電極及び着火用電源装置を使用
することなく、被焼結材を包囲する燃焼剤全体にほぼ同
時に着火燃焼させることができ、大きな寸法の被焼結材
でも焼結ムラを生じさせることなく焼結させること。ま
た、同種,異種の被焼結材を複数個同時に焼結させるこ
と。 【構成】 被焼結材を封入した密封容器を燃焼剤中に埋
設し、これらを密閉容器を予熱する炉内に配置した後、
該炉に加圧ガスを充填して加圧し、前記燃焼剤に着火し
て発熱させることによりセラミックス,金属,金属間化
合物およびそれらの複合材を焼結するか、もしくは圧粉
体自体に連鎖的発熱反応を生じさせて目的化合物の合成
と焼結を同時に行うガス圧燃焼焼結法において、前記密
閉容器を包囲する燃焼剤中にペレット状テルミット剤を
埋設し、前記炉内部を昇温させて加熱することにより前
記テルミット剤にテルミット反応を誘発させて燃焼剤に
着火する。
することなく、被焼結材を包囲する燃焼剤全体にほぼ同
時に着火燃焼させることができ、大きな寸法の被焼結材
でも焼結ムラを生じさせることなく焼結させること。ま
た、同種,異種の被焼結材を複数個同時に焼結させるこ
と。 【構成】 被焼結材を封入した密封容器を燃焼剤中に埋
設し、これらを密閉容器を予熱する炉内に配置した後、
該炉に加圧ガスを充填して加圧し、前記燃焼剤に着火し
て発熱させることによりセラミックス,金属,金属間化
合物およびそれらの複合材を焼結するか、もしくは圧粉
体自体に連鎖的発熱反応を生じさせて目的化合物の合成
と焼結を同時に行うガス圧燃焼焼結法において、前記密
閉容器を包囲する燃焼剤中にペレット状テルミット剤を
埋設し、前記炉内部を昇温させて加熱することにより前
記テルミット剤にテルミット反応を誘発させて燃焼剤に
着火する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はガス圧燃焼焼結法、具
体的には、セラミックス、金属、金属間化合物、及びそ
れらの複合材を組成する原料を入れた密封容器を燃焼剤
中に埋設し、外部からガス圧力を印加しながら、燃焼剤
を発熱させることにより原料粉末を焼結するか、もしく
は原料自体に連鎖的発熱反応を起こさせて被焼結材の合
成と焼結を同時に行なわせる燃焼焼結法に関するもので
ある。
体的には、セラミックス、金属、金属間化合物、及びそ
れらの複合材を組成する原料を入れた密封容器を燃焼剤
中に埋設し、外部からガス圧力を印加しながら、燃焼剤
を発熱させることにより原料粉末を焼結するか、もしく
は原料自体に連鎖的発熱反応を起こさせて被焼結材の合
成と焼結を同時に行なわせる燃焼焼結法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、加圧法としてガス圧縮法(HI
P)を用いたガス圧燃焼焼結法が注目され、その実用化
に向けて種々の研究開発が行なわれている。このガス圧
燃焼焼結法は、被焼結材を封入した密封容器を燃焼剤中
に埋設し、これらを耐圧容器内に配置した後、該耐圧容
器内に不活性ガスなどの加圧ガスを充填して加圧し、前
記燃焼剤に着火して燃焼させることによりセラミック
ス,金属,金属間化合物およびそれらの複合材を燃焼剤
が放出する高熱量により焼結させるものである。また、
被焼結材自体が燃焼合成反応によって化合物となる原料
組成体であれば被焼結材自体に連鎖的発熱反応を生じさ
せ、その反応熱と加圧ガスの圧力との相乗作用により被
焼結材の合成と焼結を同時に行わせることも可能であ
る。このガス圧燃焼焼結法では、通常、被焼結材の発熱
反応を開始させるに先立って、耐圧容器内を加熱し密閉
容器を軟化させた後、燃焼剤に着火することが行なわれ
るが、その着火方法としては、例えば、特開平1−11
9568号公報や特開平2−233562号公報にて、
燃焼剤の一端側に着火ヒータを配置し、これに電極を介
して通電する方法などが提案されている。
P)を用いたガス圧燃焼焼結法が注目され、その実用化
に向けて種々の研究開発が行なわれている。このガス圧
燃焼焼結法は、被焼結材を封入した密封容器を燃焼剤中
に埋設し、これらを耐圧容器内に配置した後、該耐圧容
器内に不活性ガスなどの加圧ガスを充填して加圧し、前
記燃焼剤に着火して燃焼させることによりセラミック
ス,金属,金属間化合物およびそれらの複合材を燃焼剤
が放出する高熱量により焼結させるものである。また、
被焼結材自体が燃焼合成反応によって化合物となる原料
組成体であれば被焼結材自体に連鎖的発熱反応を生じさ
せ、その反応熱と加圧ガスの圧力との相乗作用により被
焼結材の合成と焼結を同時に行わせることも可能であ
る。このガス圧燃焼焼結法では、通常、被焼結材の発熱
反応を開始させるに先立って、耐圧容器内を加熱し密閉
容器を軟化させた後、燃焼剤に着火することが行なわれ
るが、その着火方法としては、例えば、特開平1−11
9568号公報や特開平2−233562号公報にて、
燃焼剤の一端側に着火ヒータを配置し、これに電極を介
して通電する方法などが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法では、気密性が要求されるガス圧燃焼焼結装置に
着火ヒータ及び電極のみならず着火用電源装置を付帯さ
せなければならず、構造が複雑となり、コストが上昇す
るという問題がある。しかも、反応速度の遅い燃焼剤を
用いた場合、被焼結材は燃焼剤の着火点に近い一端側と
他端側とで加熱時間に差を生じ、被焼結材のサイズが大
きくなるほど焼結ムラを生じ易く、均質な焼結体を得る
ことが困難であった。
の方法では、気密性が要求されるガス圧燃焼焼結装置に
着火ヒータ及び電極のみならず着火用電源装置を付帯さ
せなければならず、構造が複雑となり、コストが上昇す
るという問題がある。しかも、反応速度の遅い燃焼剤を
用いた場合、被焼結材は燃焼剤の着火点に近い一端側と
他端側とで加熱時間に差を生じ、被焼結材のサイズが大
きくなるほど焼結ムラを生じ易く、均質な焼結体を得る
ことが困難であった。
【0004】従って、本発明は、着火ヒータや電極及び
着火用電源装置を使用することなく、被焼結材を包囲す
る燃焼剤全体にほぼ同時に着火燃焼させることができ、
大きな寸法の被焼結材でも焼結ムラを生じさせることな
く焼結させることができるようにすることを目的とする
ものである。
着火用電源装置を使用することなく、被焼結材を包囲す
る燃焼剤全体にほぼ同時に着火燃焼させることができ、
大きな寸法の被焼結材でも焼結ムラを生じさせることな
く焼結させることができるようにすることを目的とする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するための手段として、被焼結材を封入した密封容器
を燃焼剤中に埋設し、これらを炉内に配置した後、該炉
に加圧ガスを充填して加圧し、前記燃焼剤に着火して発
熱させることにより被焼結材を焼結するか、もしくは被
焼結材自体に連鎖的発熱反応を生じさせて焼結体の合成
と焼結を同時に行うガス圧燃焼焼結法において、前記密
閉容器を包囲する燃焼剤中にペレット状テルミット剤を
埋設し、前記炉内部を昇温させて加熱することにより前
記テルミット剤にテルミット反応を誘発させて燃焼剤に
着火するようにしたものである。
決するための手段として、被焼結材を封入した密封容器
を燃焼剤中に埋設し、これらを炉内に配置した後、該炉
に加圧ガスを充填して加圧し、前記燃焼剤に着火して発
熱させることにより被焼結材を焼結するか、もしくは被
焼結材自体に連鎖的発熱反応を生じさせて焼結体の合成
と焼結を同時に行うガス圧燃焼焼結法において、前記密
閉容器を包囲する燃焼剤中にペレット状テルミット剤を
埋設し、前記炉内部を昇温させて加熱することにより前
記テルミット剤にテルミット反応を誘発させて燃焼剤に
着火するようにしたものである。
【0006】前記密閉容器、燃焼剤及び炉としては、従
来採用されている公知のものを使用できる。例えば、密
閉容器は、その材質を被焼結材の材質に応じて適宜選択
し得るが、通常、パイレックスガラス、石英ガラスその
他のガラスカプセルや金属容器などを使用すれば良い。
また、燃焼剤としては、III族元素、IV族元素、V
族元素及びVIa族元素からなる群から選ばれた少なく
とも一種の金属元素の単体又はそれらの金属元素と、
C、B及び金属酸化物からなる群から選ばれた少なくと
も一種の非金属元素又は化合物との混合物、例えば、T
i粉末とC粉末、あるいはAl粉末、Si粉末などの単
体が代表的なものとして挙げられるが、加圧ガスとして
窒素を採用する場合、Al粉末あるいはSi粉末のみを
使用すれば良く、また、コスト的には安価なSi粉末を
用いるのが好適である。更に、加圧ガスとしては、前記
窒素の他、アルゴンその他の不活性ガスを使用すること
も可能である。
来採用されている公知のものを使用できる。例えば、密
閉容器は、その材質を被焼結材の材質に応じて適宜選択
し得るが、通常、パイレックスガラス、石英ガラスその
他のガラスカプセルや金属容器などを使用すれば良い。
また、燃焼剤としては、III族元素、IV族元素、V
族元素及びVIa族元素からなる群から選ばれた少なく
とも一種の金属元素の単体又はそれらの金属元素と、
C、B及び金属酸化物からなる群から選ばれた少なくと
も一種の非金属元素又は化合物との混合物、例えば、T
i粉末とC粉末、あるいはAl粉末、Si粉末などの単
体が代表的なものとして挙げられるが、加圧ガスとして
窒素を採用する場合、Al粉末あるいはSi粉末のみを
使用すれば良く、また、コスト的には安価なSi粉末を
用いるのが好適である。更に、加圧ガスとしては、前記
窒素の他、アルゴンその他の不活性ガスを使用すること
も可能である。
【0007】前記ペレット状テルミット剤は、アルミニ
ウム粉末を金属の酸化物、硫化物及び塩化物などと混合
してペレット状に形成したものであるが、その組成は密
閉容器の予熱温度よりも高温で燃焼剤の自己燃焼開始温
度よりも低温の自己燃焼開始温度を有し、その温度で燃
焼剤に着火するに十分な発熱反応を起こし、しかも、爆
発的に反応せず、加圧ガスによって影響を受けないもの
が望ましい。このような観点から、テルミット剤として
は、酸化鉄、酸化銅、酸化クロム、過酸化バリウムなど
少なくとも一種の金属酸化物の粉末を用い、これをアル
ミニウム粉末との酸化還元反応のモル比に従って配合し
たものを使用するのが好適である。
ウム粉末を金属の酸化物、硫化物及び塩化物などと混合
してペレット状に形成したものであるが、その組成は密
閉容器の予熱温度よりも高温で燃焼剤の自己燃焼開始温
度よりも低温の自己燃焼開始温度を有し、その温度で燃
焼剤に着火するに十分な発熱反応を起こし、しかも、爆
発的に反応せず、加圧ガスによって影響を受けないもの
が望ましい。このような観点から、テルミット剤として
は、酸化鉄、酸化銅、酸化クロム、過酸化バリウムなど
少なくとも一種の金属酸化物の粉末を用い、これをアル
ミニウム粉末との酸化還元反応のモル比に従って配合し
たものを使用するのが好適である。
【0008】前記方法は、例えば、図1に示すガス圧燃
焼焼結装置を用いて実施することができる。図示の装置
は、耐圧容器としての炉1と、炉1内に配設され、その
内部を加熱する、例えば、抵抗発熱体からなる加熱手段
2と、支持台3とを備え、この支持台3上に燃焼剤容器
4が載置される。この燃焼剤容器4の内部には燃焼剤5
が充填され、その中に被焼結材6を封入した密閉容器7
が埋設され、その周囲にペレット状テルミット剤8が複
数個配置されている。密閉容器7は、被焼結材6との反
応及び/又は融着を防止し、かつ、焼結後に焼結体を取
り出し易くするため、その内面全体に高融点材料、例え
ば、BNからなる離型剤層9がコーテイングされてい
る。
焼焼結装置を用いて実施することができる。図示の装置
は、耐圧容器としての炉1と、炉1内に配設され、その
内部を加熱する、例えば、抵抗発熱体からなる加熱手段
2と、支持台3とを備え、この支持台3上に燃焼剤容器
4が載置される。この燃焼剤容器4の内部には燃焼剤5
が充填され、その中に被焼結材6を封入した密閉容器7
が埋設され、その周囲にペレット状テルミット剤8が複
数個配置されている。密閉容器7は、被焼結材6との反
応及び/又は融着を防止し、かつ、焼結後に焼結体を取
り出し易くするため、その内面全体に高融点材料、例え
ば、BNからなる離型剤層9がコーテイングされてい
る。
【0009】なお、図1の例では、一個の燃焼剤容器4
を支持台3上に載置しているが、図2に示すように、燃
焼剤容器4Aの蓋の上に燃焼剤容器4Bを載置し、同時
に二つ以上の同種又は異種の被焼結材を合成、焼結でき
るようにしても良い。この場合、燃焼剤は5A、5Bは
必ずしも等量や同種である必要はない。使用に際して
は、燃焼剤容器4内の燃焼剤中にペレット状テルミット
剤8及び密閉容器7が埋設されるようにセットした後、
燃焼剤容器4を支持台3上に載置し、炉1を閉じてその
内部を加熱手段2で加熱するだけで良い。
を支持台3上に載置しているが、図2に示すように、燃
焼剤容器4Aの蓋の上に燃焼剤容器4Bを載置し、同時
に二つ以上の同種又は異種の被焼結材を合成、焼結でき
るようにしても良い。この場合、燃焼剤は5A、5Bは
必ずしも等量や同種である必要はない。使用に際して
は、燃焼剤容器4内の燃焼剤中にペレット状テルミット
剤8及び密閉容器7が埋設されるようにセットした後、
燃焼剤容器4を支持台3上に載置し、炉1を閉じてその
内部を加熱手段2で加熱するだけで良い。
【0010】
【作用】燃焼剤中に埋設された密閉容器の周囲に複数の
ペレット状テルミット剤を配置し、テルミット剤の発火
温度にまで高圧容器内を昇温させると、テルミット反応
が誘発され、アルミニウムは金属酸化物を還元するが、
それ自身は酸化されて同時に多量の熱を発生して高熱を
生じさせる。例えば、密閉容器としてパイレックスガラ
ス製カプセルを用い、燃焼剤としてSi粉末を、また、
ペレット状テルミット剤として酸化鉄粉末とアルミニウ
ム粉末とを1:2のモル比で配合したものを用い、炉に
加圧ガスとしてN2を導入し、内部圧力を100MPa
にまで高めた後、炉内を昇温していくと、炉内温度がガ
ラスカプセルの軟化温度800℃を越え900〜920
℃に達すると、テルミット剤が式:Fe2O3+2Al
→Al2O3+2Fe、で示される反応を誘発され、ア
ルミニウムが酸化されるとき、酸化熱によって高温度を
発生させるため、燃焼剤が着火され、式:3Si+2N
2→Si3N4、で示される反応に従って燃焼し、高温
度を発生する。
ペレット状テルミット剤を配置し、テルミット剤の発火
温度にまで高圧容器内を昇温させると、テルミット反応
が誘発され、アルミニウムは金属酸化物を還元するが、
それ自身は酸化されて同時に多量の熱を発生して高熱を
生じさせる。例えば、密閉容器としてパイレックスガラ
ス製カプセルを用い、燃焼剤としてSi粉末を、また、
ペレット状テルミット剤として酸化鉄粉末とアルミニウ
ム粉末とを1:2のモル比で配合したものを用い、炉に
加圧ガスとしてN2を導入し、内部圧力を100MPa
にまで高めた後、炉内を昇温していくと、炉内温度がガ
ラスカプセルの軟化温度800℃を越え900〜920
℃に達すると、テルミット剤が式:Fe2O3+2Al
→Al2O3+2Fe、で示される反応を誘発され、ア
ルミニウムが酸化されるとき、酸化熱によって高温度を
発生させるため、燃焼剤が着火され、式:3Si+2N
2→Si3N4、で示される反応に従って燃焼し、高温
度を発生する。
【0011】従って、燃焼剤中に密閉容器を包囲するよ
うに散在させて複数のペレット状テルミット剤を埋設し
ておくと、燃焼剤は複数箇所からほぼ同時に着火され、
発熱するため、密閉容器全体が均一に加熱される。この
結果、密閉容器内部の被焼結材はほぼ均一に焼結され
る。以下、本発明の実施例について説明する。
うに散在させて複数のペレット状テルミット剤を埋設し
ておくと、燃焼剤は複数箇所からほぼ同時に着火され、
発熱するため、密閉容器全体が均一に加熱される。この
結果、密閉容器内部の被焼結材はほぼ均一に焼結され
る。以下、本発明の実施例について説明する。
【0012】
【実施例1】黒鉛ルツボ内に燃焼剤としてSi粉末を充
填する一方、内面に窒化ボロン膜を形成したパイレック
スガラス製容器に、クロム粉末250gを圧縮成型して
得た圧粉体を装填して真空封入し、被焼結材を内包する
ガラスカプセルを調製する。これとは別に、酸化鉄(F
e2O3)とアルミニウム粉末とを1:2のモル比で混
合して直径5mm,厚さ1mmの円板状に成型してペレ
ット状テルミット剤を調製する。
填する一方、内面に窒化ボロン膜を形成したパイレック
スガラス製容器に、クロム粉末250gを圧縮成型して
得た圧粉体を装填して真空封入し、被焼結材を内包する
ガラスカプセルを調製する。これとは別に、酸化鉄(F
e2O3)とアルミニウム粉末とを1:2のモル比で混
合して直径5mm,厚さ1mmの円板状に成型してペレ
ット状テルミット剤を調製する。
【0013】次いで、黒鉛ルツボ内にSi粉末を入れた
後、そのSi粉末上に前記ペレット状テルミット剤を配
置し、その上に更にSi粉末を層状に被せた後、前記ガ
ラスカプセルを配置し、その上をSi粉末で層状に覆
い、さらにペレット状テルミット剤を載せた後、Si粉
末を被せるという順序で、ペレット状テルミット剤とガ
ラスカプセルをSi粉末(総量80g)中に埋設した。
後、そのSi粉末上に前記ペレット状テルミット剤を配
置し、その上に更にSi粉末を層状に被せた後、前記ガ
ラスカプセルを配置し、その上をSi粉末で層状に覆
い、さらにペレット状テルミット剤を載せた後、Si粉
末を被せるという順序で、ペレット状テルミット剤とガ
ラスカプセルをSi粉末(総量80g)中に埋設した。
【0014】この黒鉛ルツボに黒鉛製蓋を被せた後、図
1に示す炉1の支持台3に載せ、炉内に加圧ガスとして
窒素を充填してその内部圧力を1〜3atmに調節し、
炉内部をヒータ2で、図3に示す昇温昇圧プログラムに
従いパイレックスガラスの軟化温度800℃まで一定の
昇温速度で加熱し、800℃に達した後、同温度に所定
時間維持しながら炉内圧力を1000atm(100M
Pa)まで昇圧させ、更に所定の速度で昇温させた処、
900〜920℃でペレット状テルミット剤のテルミッ
ト反応が誘発されて燃焼剤に着火し、その燃焼剤の燃焼
反応により約2300℃に達する高温度を発生し、緻密
なクロム焼結体が得られた。得られた焼結体の焼結密度
は99%であった。なお、図3において、実線及び破線
はそれぞれ炉内温度及び炉内圧力の変化を示し、一点鎖
線は被焼結材温度の変化を示す。
1に示す炉1の支持台3に載せ、炉内に加圧ガスとして
窒素を充填してその内部圧力を1〜3atmに調節し、
炉内部をヒータ2で、図3に示す昇温昇圧プログラムに
従いパイレックスガラスの軟化温度800℃まで一定の
昇温速度で加熱し、800℃に達した後、同温度に所定
時間維持しながら炉内圧力を1000atm(100M
Pa)まで昇圧させ、更に所定の速度で昇温させた処、
900〜920℃でペレット状テルミット剤のテルミッ
ト反応が誘発されて燃焼剤に着火し、その燃焼剤の燃焼
反応により約2300℃に達する高温度を発生し、緻密
なクロム焼結体が得られた。得られた焼結体の焼結密度
は99%であった。なお、図3において、実線及び破線
はそれぞれ炉内温度及び炉内圧力の変化を示し、一点鎖
線は被焼結材温度の変化を示す。
【0015】ちなみに、ペレット状テルミット剤を使用
することなく、N2を加圧ガスとしてSi粉末を実施例
と同条件下で昇温、昇圧した場合、100MPaの圧力
下で燃焼剤であるSiに燃焼反応を起こさせるには、炉
内温度を1100℃以上にまで加熱する必要があった。
することなく、N2を加圧ガスとしてSi粉末を実施例
と同条件下で昇温、昇圧した場合、100MPaの圧力
下で燃焼剤であるSiに燃焼反応を起こさせるには、炉
内温度を1100℃以上にまで加熱する必要があった。
【0016】
【実施例2】Ti粉末と炭素粉末とを1:1のモル比で
配合した圧粉体をガラス容器に装填して真空封入し、こ
れを実施例1と同様にして同条件下でガス圧燃焼焼結さ
せた処、焼結密度99%のTiCが得られた。
配合した圧粉体をガラス容器に装填して真空封入し、こ
れを実施例1と同様にして同条件下でガス圧燃焼焼結さ
せた処、焼結密度99%のTiCが得られた。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
は、燃焼剤中にペレット状テルミット剤を埋設し、前記
炉内部を昇温させて加熱することによりテルミット剤に
テルミット反応を誘発させて燃焼剤に着火するようにし
たので、着火ヒータや電極及び着火用電源装置が不要と
なり、装置の簡略化を計ることができる。また、複数の
ペレット状テルミット剤を燃焼剤中に配置することによ
り、密閉容器を包囲する燃焼剤をほぼ同時に着火燃焼さ
せることができ、被焼結材の寸法が大きい場合でも焼結
ムラを生じさせることなく均一に焼結させ、緻密な焼結
体を得ることができる。さらに、同種又は異種の燃焼剤
を充填した燃焼剤容器を複数用意し、これを同じ炉内に
配置することにより異なる熱処理条件下で同種又は異種
の被焼結材を一括して処理することができる。
は、燃焼剤中にペレット状テルミット剤を埋設し、前記
炉内部を昇温させて加熱することによりテルミット剤に
テルミット反応を誘発させて燃焼剤に着火するようにし
たので、着火ヒータや電極及び着火用電源装置が不要と
なり、装置の簡略化を計ることができる。また、複数の
ペレット状テルミット剤を燃焼剤中に配置することによ
り、密閉容器を包囲する燃焼剤をほぼ同時に着火燃焼さ
せることができ、被焼結材の寸法が大きい場合でも焼結
ムラを生じさせることなく均一に焼結させ、緻密な焼結
体を得ることができる。さらに、同種又は異種の燃焼剤
を充填した燃焼剤容器を複数用意し、これを同じ炉内に
配置することにより異なる熱処理条件下で同種又は異種
の被焼結材を一括して処理することができる。
【図1】 本発明方法の実施に使用するガス圧燃焼焼結
装置の一例を示す説明図
装置の一例を示す説明図
【図2】 本発明方法の他の実施態様を示す説明図
【図3】 図1のガス圧燃焼焼結装置の動作時の昇温昇
圧プログラムの一例を示す図
圧プログラムの一例を示す図
1:炉 2:加熱手段 3:支持台 4:燃焼剤容器 4A:燃焼剤容器 4B:燃焼剤容器 5:燃焼剤 6:被焼結材 7:密閉容器 8:テルミット剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河合 徹 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 篠崎 斌 大阪府枚方市中宮大池1丁目1番1号 株 式会社クボタ枚方製造所内 (72)発明者 西田 和善 大阪府大阪市西区京町堀2丁目4番7号 中外炉工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 被焼結材を封入した密封容器を燃焼剤中
に埋設し、これらを炉内に配置した後、該炉に加圧ガス
を充填して加圧し、前記燃焼剤に着火して発熱させるこ
とにより被焼結材を焼結するかもしくは被焼結材自体に
連鎖的発熱反応を生じさせて焼結体の合成と焼結を同時
に行うガス圧燃焼焼結法において、前記密閉容器を包囲
する燃焼剤中にペレット状テルミット剤を埋設し、前記
炉内部を昇温させて加熱することにより前記テルミット
剤にテルミット反応を誘発させて燃焼剤に着火すること
を特徴とするガス圧燃焼焼結法。 - 【請求項2】 前記テルミット剤が密閉容器の予熱温度
よりも高温で燃焼剤の自己燃焼開始温度よりも低温の自
己燃焼開始温度を有する請求項1記載のガス圧燃焼焼結
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5030351A JPH06247775A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | ガス圧燃焼焼結法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5030351A JPH06247775A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | ガス圧燃焼焼結法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06247775A true JPH06247775A (ja) | 1994-09-06 |
Family
ID=12301435
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5030351A Pending JPH06247775A (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | ガス圧燃焼焼結法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06247775A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012107186A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Bureau Of Energy Ministry Of Economic Affairs | α−サイアロンを含有する蛍光材料、その製造方法及びその製造装置 |
| JP2017008162A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 国立大学法人北海道大学 | Yag系蛍光体およびその製造方法 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61212492A (ja) * | 1985-03-19 | 1986-09-20 | Komatsu Ltd | テルミツト組成物 |
| JPH01119568A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-11 | Univ Osaka | 加圧自己燃焼焼結法 |
| JPH03146476A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-21 | Nippon Steel Corp | 材料のダイス内加熱高圧下圧縮方法 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP5030351A patent/JPH06247775A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61212492A (ja) * | 1985-03-19 | 1986-09-20 | Komatsu Ltd | テルミツト組成物 |
| JPH01119568A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-11 | Univ Osaka | 加圧自己燃焼焼結法 |
| JPH03146476A (ja) * | 1989-11-01 | 1991-06-21 | Nippon Steel Corp | 材料のダイス内加熱高圧下圧縮方法 |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012107186A (ja) * | 2010-11-16 | 2012-06-07 | Bureau Of Energy Ministry Of Economic Affairs | α−サイアロンを含有する蛍光材料、その製造方法及びその製造装置 |
| JP2017008162A (ja) * | 2015-06-18 | 2017-01-12 | 国立大学法人北海道大学 | Yag系蛍光体およびその製造方法 |
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