JPH06249934A - Nmr用試料管 - Google Patents
Nmr用試料管Info
- Publication number
- JPH06249934A JPH06249934A JP5061122A JP6112293A JPH06249934A JP H06249934 A JPH06249934 A JP H06249934A JP 5061122 A JP5061122 A JP 5061122A JP 6112293 A JP6112293 A JP 6112293A JP H06249934 A JPH06249934 A JP H06249934A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- magnetic field
- test tube
- cavity
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 微量試料に適したNMR用試料管を得るこ
と。 【構成】 分析用コイル内に挿入できる円柱体の中に球
形の空洞を設け、上方よりこの空洞に通じる小孔を貫入
させた。 【作用】 試料が収容される空間が球形になるので、試
料内の磁場は一様になり、磁場の乱れがないから、微量
の試料で足りる。
と。 【構成】 分析用コイル内に挿入できる円柱体の中に球
形の空洞を設け、上方よりこの空洞に通じる小孔を貫入
させた。 【作用】 試料が収容される空間が球形になるので、試
料内の磁場は一様になり、磁場の乱れがないから、微量
の試料で足りる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はNMR(核磁気共鳴吸収
分析)用の試料管の改良に関する。
分析)用の試料管の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】NMR用試料管は従来図2に示すように
試験管形をしており、これをNMR装置に挿入する。N
MR装置は試料管の管軸方向に強い静磁場Hを形成して
おり、試料管1はこの静磁内に置かれた分析用コイル2
内に挿入される。この場合一般に、試料溶液は空気とは
透磁率が異っているので、試料管内の試料溶液Sの上下
両端部では静磁場は乱れている。この静磁場の乱れが分
析用コイル2で囲まれた領域内にまで及んでいると、N
MRスペクトルの分解能が低下するため、試料溶液の上
下両端部を分析用コイルの上下端より更に上下外方に位
置させるようにしており、このため試料溶液は分析用コ
イルに囲まれた領域の体積以上の量を必要とし、微量試
料の分析は困難であった。また上述したように試料を余
分に用いて、上下両端の磁場の乱れた部分が分析用コイ
ルの領域の外に位置しているようにしても、分析用コイ
ル領域での試料溶液断面における磁場は均一にならない
ので、補正作業(シミング)が必要で、しかも試料溶液
断面の磁場の不均一の程度は試料溶液の透磁率によって
異っているため、試料毎にシミングをやり直す必要があ
って分析操作が面倒であった。
試験管形をしており、これをNMR装置に挿入する。N
MR装置は試料管の管軸方向に強い静磁場Hを形成して
おり、試料管1はこの静磁内に置かれた分析用コイル2
内に挿入される。この場合一般に、試料溶液は空気とは
透磁率が異っているので、試料管内の試料溶液Sの上下
両端部では静磁場は乱れている。この静磁場の乱れが分
析用コイル2で囲まれた領域内にまで及んでいると、N
MRスペクトルの分解能が低下するため、試料溶液の上
下両端部を分析用コイルの上下端より更に上下外方に位
置させるようにしており、このため試料溶液は分析用コ
イルに囲まれた領域の体積以上の量を必要とし、微量試
料の分析は困難であった。また上述したように試料を余
分に用いて、上下両端の磁場の乱れた部分が分析用コイ
ルの領域の外に位置しているようにしても、分析用コイ
ル領域での試料溶液断面における磁場は均一にならない
ので、補正作業(シミング)が必要で、しかも試料溶液
断面の磁場の不均一の程度は試料溶液の透磁率によって
異っているため、試料毎にシミングをやり直す必要があ
って分析操作が面倒であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は小量の試料溶
液でも分解能が良く、試料毎にシミングをやり直す必要
もないようなNMR用試料管を提供しようとするもので
ある。
液でも分解能が良く、試料毎にシミングをやり直す必要
もないようなNMR用試料管を提供しようとするもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】分析用コイルに挿入され
る円柱体の中に球形(一般的には楕円体)の空洞を形成
し、円柱体の中心線に沿って上端からこの空洞に通じる
細管孔を貫入させて試料管とした。
る円柱体の中に球形(一般的には楕円体)の空洞を形成
し、円柱体の中心線に沿って上端からこの空洞に通じる
細管孔を貫入させて試料管とした。
【0005】
【作用】球体(一般には楕円体)を均一磁場内に置く
と、透磁率の如何に係りなく、その物体内は均一に磁化
され、物体外部の磁場は乱れても物体内の磁場は一様均
一なものとなる。楕円体の場合、楕円軸が外の一様な磁
場に対して傾いているときでも楕円体内の磁場は一様均
一なもので、唯物体内の磁場の方向が外部磁場と異った
ものとなる。本発明の場合、試料は楕円体の空洞内に満
され、空洞の楕円軸がNMR装置の静磁場と平行である
から、試料内には静磁場と同じ方向の均一磁場が形成さ
れており、試料内に磁場の乱れた場所がないから、空洞
は分析用コイル領域内に全体が入る大きさでよく、分析
用コイル領域の外まで試料溶液で満す必要がなくなり、
微量の試料でも分解能の高いNMRスペクトルを得るこ
とができ、試料内の磁場は均一であるから、試料毎にシ
ミングをやり直す必要がなくなる。
と、透磁率の如何に係りなく、その物体内は均一に磁化
され、物体外部の磁場は乱れても物体内の磁場は一様均
一なものとなる。楕円体の場合、楕円軸が外の一様な磁
場に対して傾いているときでも楕円体内の磁場は一様均
一なもので、唯物体内の磁場の方向が外部磁場と異った
ものとなる。本発明の場合、試料は楕円体の空洞内に満
され、空洞の楕円軸がNMR装置の静磁場と平行である
から、試料内には静磁場と同じ方向の均一磁場が形成さ
れており、試料内に磁場の乱れた場所がないから、空洞
は分析用コイル領域内に全体が入る大きさでよく、分析
用コイル領域の外まで試料溶液で満す必要がなくなり、
微量の試料でも分解能の高いNMRスペクトルを得るこ
とができ、試料内の磁場は均一であるから、試料毎にシ
ミングをやり直す必要がなくなる。
【0006】
【実施例】図1に本発明の一実施例のNMR用試料管を
示す。1が試料管でガラスで作られた円柱体であり、中
央部に球形の空洞3が形成してあり、上端から円柱体の
軸に沿って細管孔4が空洞3まで貫通させてある。2は
分析用コイルで、分析用コイルとこの試料管1とが静磁
場Hの中に置かれる。試料溶液Sは球形の空洞3内を充
満させるように細管孔4から注入される。細管孔4自体
には試料溶液を満さない。細管孔内まで試料溶液が入っ
ていると却って試料内の磁場の乱れが生じる。
示す。1が試料管でガラスで作られた円柱体であり、中
央部に球形の空洞3が形成してあり、上端から円柱体の
軸に沿って細管孔4が空洞3まで貫通させてある。2は
分析用コイルで、分析用コイルとこの試料管1とが静磁
場Hの中に置かれる。試料溶液Sは球形の空洞3内を充
満させるように細管孔4から注入される。細管孔4自体
には試料溶液を満さない。細管孔内まで試料溶液が入っ
ていると却って試料内の磁場の乱れが生じる。
【0007】試料管1はガラス製であるが、ガラスは反
磁性材料であるので、常磁性物質を混入して非磁性或は
微弱な常磁性とすると試料管自体による上下両端部の静
磁界の乱れは非常に少なくなる。試料管を外径を一様に
して充分長くして、両端が分析用コイル2の上下両端か
ら充分離れているようにすれば試料管の上下両端部のわ
ずかな磁場の乱れも試料の所には及ばず分析用コイルの
領域では静磁界は均一とみなせるので、試料管の材料を
単に非磁性にするより、一層磁場の乱れは少くなる。ま
た上下両端を丸くしておくと、試料管全体が細長い楕円
体とみなせて都合がよい。なお上述実施例では空洞の形
は球であるが、前述したように楕円体の形であれば細長
くても偏平であってもよく、楕円軸の一つが静磁場の方
向と平行しておれば、空洞内の試料溶液中の磁場も静磁
場と平行で均一になっている。つまり球は楕円体の特殊
なものである。また試料管の透磁率を空気とほとんど同
じにすれば、試料管は図1のような外径一定の形でなく
てもよく、試料部のみをふくらませた細管の形でもよ
い。
磁性材料であるので、常磁性物質を混入して非磁性或は
微弱な常磁性とすると試料管自体による上下両端部の静
磁界の乱れは非常に少なくなる。試料管を外径を一様に
して充分長くして、両端が分析用コイル2の上下両端か
ら充分離れているようにすれば試料管の上下両端部のわ
ずかな磁場の乱れも試料の所には及ばず分析用コイルの
領域では静磁界は均一とみなせるので、試料管の材料を
単に非磁性にするより、一層磁場の乱れは少くなる。ま
た上下両端を丸くしておくと、試料管全体が細長い楕円
体とみなせて都合がよい。なお上述実施例では空洞の形
は球であるが、前述したように楕円体の形であれば細長
くても偏平であってもよく、楕円軸の一つが静磁場の方
向と平行しておれば、空洞内の試料溶液中の磁場も静磁
場と平行で均一になっている。つまり球は楕円体の特殊
なものである。また試料管の透磁率を空気とほとんど同
じにすれば、試料管は図1のような外径一定の形でなく
てもよく、試料部のみをふくらませた細管の形でもよ
い。
【0008】
【発明の効果】本発明によれば、磁場の乱れている部分
が分析用コイルの領域に入らないようにするため多量の
試料を必要とすると云うようなことがなく、分析用コイ
ル領域内の小さな体積内を満すだけの試料の量で分析が
できるため、試料の無駄がなく、小量しか入手できない
試料の分析も可能となり、磁場の乱れの影響が全くない
から、小量の試料で分解能の良いNMRスペクトルを得
ることができ、試料毎のシミングの手間が不要となって
分析作業の能率が向上し、試料が小量ですむから、試料
の誘電率の違いによる分析用コイルの入力高周波に対す
る同調のずれが小さく、分析装置の取扱いも楽となる。
が分析用コイルの領域に入らないようにするため多量の
試料を必要とすると云うようなことがなく、分析用コイ
ル領域内の小さな体積内を満すだけの試料の量で分析が
できるため、試料の無駄がなく、小量しか入手できない
試料の分析も可能となり、磁場の乱れの影響が全くない
から、小量の試料で分解能の良いNMRスペクトルを得
ることができ、試料毎のシミングの手間が不要となって
分析作業の能率が向上し、試料が小量ですむから、試料
の誘電率の違いによる分析用コイルの入力高周波に対す
る同調のずれが小さく、分析装置の取扱いも楽となる。
【図1】本発明の一実施例の試料管の縦断側面図
【図2】従来例の試料管の側面図
1 試料管 2 分析用コイル 3 空洞 4 細管孔 S 試料溶液
Claims (1)
- 試料を収納する部分を楕円体空洞とし、その一軸方向に
細長管を接続したことを特徴とするNMR用試料管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061122A JPH06249934A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | Nmr用試料管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5061122A JPH06249934A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | Nmr用試料管 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06249934A true JPH06249934A (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=13161962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5061122A Pending JPH06249934A (ja) | 1993-02-25 | 1993-02-25 | Nmr用試料管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06249934A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7135865B2 (en) | 2004-03-22 | 2006-11-14 | Hitachi, Ltd. | Nuclear magnetic resonance spectrometer and method for operation thereof |
| JP2008082751A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Hitachi Ltd | Nmr用プローブ及びnmr装置 |
| EP1918731A1 (de) * | 2006-11-04 | 2008-05-07 | Bruker BioSpin AG | Probenbehälter für NMR-Messungen mit Feldhomogenisierung im Probenvolumen durch die Grenzflächen des Probenbehälters |
| DE102011007167A1 (de) * | 2011-04-11 | 2012-10-11 | Bruker Biospin Ag | NMR-Messanordnung mit optimierter Probenbehälter-Geometrie und Verfahren zur Berechnung der Gestalt des Probenbehälters |
| JP2024520599A (ja) * | 2021-11-03 | 2024-05-24 | エンドマグネティクス リミテッド | 埋込型強磁性マーカーにおけるまたはそれに関する改良 |
-
1993
- 1993-02-25 JP JP5061122A patent/JPH06249934A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7135865B2 (en) | 2004-03-22 | 2006-11-14 | Hitachi, Ltd. | Nuclear magnetic resonance spectrometer and method for operation thereof |
| JP2008082751A (ja) * | 2006-09-26 | 2008-04-10 | Hitachi Ltd | Nmr用プローブ及びnmr装置 |
| EP1918731A1 (de) * | 2006-11-04 | 2008-05-07 | Bruker BioSpin AG | Probenbehälter für NMR-Messungen mit Feldhomogenisierung im Probenvolumen durch die Grenzflächen des Probenbehälters |
| JP2008116458A (ja) * | 2006-11-04 | 2008-05-22 | Bruker Biospin Ag | 試料保持体の境界表面によって試料容積中の磁場を均一化するnmr測定用試料保持体 |
| US7656158B2 (en) | 2006-11-04 | 2010-02-02 | Bruker Biospin Ag | Sample holder for NMR measurements with field homogenization in the sample volume by means of the bordering surfaces of the sample holder |
| DE102011007167A1 (de) * | 2011-04-11 | 2012-10-11 | Bruker Biospin Ag | NMR-Messanordnung mit optimierter Probenbehälter-Geometrie und Verfahren zur Berechnung der Gestalt des Probenbehälters |
| US8912796B2 (en) | 2011-04-11 | 2014-12-16 | Bruker Biospin Ag | NMR measuring configuration with optimized sample container geometry and method for calculating the shape of the sample container |
| DE102011007167B4 (de) * | 2011-04-11 | 2016-05-19 | Bruker Biospin Ag | NMR-Messanordnung mit optimierter Probenbehälter-Geometrie und Verfahren zur Berechnung der Gestalt des Probenbehälters |
| JP2024520599A (ja) * | 2021-11-03 | 2024-05-24 | エンドマグネティクス リミテッド | 埋込型強磁性マーカーにおけるまたはそれに関する改良 |
| US12544184B2 (en) | 2021-11-03 | 2026-02-10 | Endomagnetics Ltd | Implantable ferromagnetic markers |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6917201B2 (en) | Squashed liquid NMR sample tubes and RF coils | |
| US9696269B2 (en) | NMR analysis of a core sample employing an open permanent magnet removable from a core holder | |
| US9964501B2 (en) | Nuclear magnetic resonance apparatus and methods | |
| JPS59190642A (ja) | Nmrプロ−ブコイル型枠構造 | |
| US20120098539A1 (en) | Cylindrical permanent magnet device generating a controlled magnetic field at a distance from the surface thereof | |
| CN105201498B (zh) | 核磁共振井下流体分析仪 | |
| EP0295134A2 (en) | Nuclear magnetic resonance sensing apparatus and methods | |
| US7656158B2 (en) | Sample holder for NMR measurements with field homogenization in the sample volume by means of the bordering surfaces of the sample holder | |
| US4748413A (en) | Structure for homogenizing the fundamental field in a nuclear magnetic resonance examination apparatus | |
| EP0547918B1 (en) | NMR sample shaper | |
| US6812700B2 (en) | Correction of local field inhomogeneity in magnetic resonance imaging apparatus | |
| JPH06249934A (ja) | Nmr用試料管 | |
| US9817094B2 (en) | Nuclear magnetic resonance apparatus and methods | |
| US2810882A (en) | Method and apparatus for measuring saturation magnetization of small ferromagnetic specimens | |
| US7750633B2 (en) | Low field magnetic resonance imaging | |
| WO2006057046A1 (ja) | 固体核磁気共鳴装置用試料管 | |
| CN107464653A (zh) | 一种具备磁场开关功能的低场核磁共振探头磁体结构 | |
| US20040113617A1 (en) | Radio frequency NMR resonator with split axial shields | |
| US7508208B2 (en) | Magnetic resonance imaging scanner with booster iron | |
| Feher et al. | Measurement of electronic susceptibilities by means of nuclear resonance absorption | |
| JPH0584873B2 (ja) | ||
| US6747455B2 (en) | Magnetic homogenization of superconducitng RF coils for the reception of NMR signals | |
| KR20010095775A (ko) | 높은 라디오주파수 자기장 균일도를 갖는 핵자기 공명또는 핵자기 영상 코일 | |
| Williams et al. | NMR magnet technology at MIT | |
| SU1268956A1 (ru) | Ядерно-магнитный резонансный расходомер |