JPH0625007B2 - セメント混和材及びセメント組成物 - Google Patents
セメント混和材及びセメント組成物Info
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- JPH0625007B2 JPH0625007B2 JP2215047A JP21504790A JPH0625007B2 JP H0625007 B2 JPH0625007 B2 JP H0625007B2 JP 2215047 A JP2215047 A JP 2215047A JP 21504790 A JP21504790 A JP 21504790A JP H0625007 B2 JPH0625007 B2 JP H0625007B2
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Description
求される分野に使用されるセメント混和材及びセメント
組成物に関する。
ト、セッコウ類及び凝結調整剤等をポルトランドセメン
トに混合して、急硬性セメントとすることが知られてい
る。このセメントを用いたモルタル、コンクリートは、
急硬性を示すために、打設から数時間後には、使用可能
となる。
ンドセメントの主成分をなす、3CaO・SiO2(以下C3Sと
いう)は、材令7日までは、ほとんど水和しておらず、
また、長期的にも水和しにくい傾向にあった。したがっ
て、従来の急硬性セメントの強度は、カルシウムアルミ
ネートとセッコウの反応によって生ずるエトリンガイト
(3CaO・Al2O3・3CaSO4・32H2O)によるところが大き
い。このエトリンガイトは、化学量論的に計算すれば明
らかなように、約46%が結晶水である。一般に、コン
クリートの耐久性は例えば耐凍結融解試験により求める
ことができる。しかしながら、エトリンガイト中の水は
比較的結合力が小さいために、水の出入りが激しく、長
期的な強度の低下につながり、耐久性が悪化する。
は、はっきりしないが、次式の反応により副生するアル
ミナゲル〔Al(OH)3 〕が、C3S 粒子表面を覆うためと推
定される。
ウムアルミネートを意味する。
強度の伸びが期待できないだけでなく、耐久性について
も問題が生じていた。
材及びそれを含有するセメント組成物を提供することに
ある。
和材に関する発明であって、アルミノケイ酸カルシウム
ガラス100重量部に対して、セッコウ類300重量部
以下、及び凝結調整剤0.1〜20重量部を必須成分と
することを特徴とする。
発明であって、第1の発明のセメント混和材、及びセメ
ントを主成分とすることを特徴とする。
ASガラスという)は、その組成領域が が好ましく、より好ましくは である。CaO が30重量%未満あるいはAl2O3 が60重
量%を超えると、急硬性に劣り、逆に、CaO が60重量
%を超過、あるいはAl2O3 が20重量%未満であると、
凝結調整剤を多量添加しても瞬結してしまい、作業性の
点から好ましくない。またSiO2が5重量%未満である
と、ポルトランドセメント中のC3S の水和が極端に遅れ
るために、長期的な強度の伸びを期待できず、逆に25
重量%を超えると初期強度が小さい。なお、一般の工業
原料にはMgO 、Fe2O3 、TiO2、K2O 、Na2O等の不純物が
当然含まれており、また、これらの不純物は、CaO-Al2O
3-SiO2系のガラス化領域を拡張することから、10重量
%未満での存在は好ましく、また急硬性、作業性、長期
強度の伸び等に問題は生じない。一般的なガラスの融剤
である硝酸アルカリ(NaNO3 ,KNO3等)、フッ化カルシウ
ム(CaF2)や、ホウ砂等を加えることは、ガラスの融点
を下げることから好ましい。
り、すなわち「ガラス転移点を示すもの」である。な
お、すべてが、ガラスである必要はなく、ガラス化率5
0重量%以上であれば問題ない。より好ましくは70重
量%以上、更に好ましくは80重量%以上である。50
重量%未満であると、早強性の点で問題となる。
000℃2時間(h)加熱後、5℃/分(m)の冷却速
度で徐冷し、粉末X線回折法により結晶鉱物のメインピ
ークの面積S0を求め、本発明のガラス中の結晶のメイ
ンピーク面積Sから、ガラス化率xを求めた。
て副生する高炉水砕スラグの組成とは全く異なるもので
あり、本発明は、高炉水砕スラグの組成から、派生した
ものではない。ちなみに高炉水砕スラグの平均的な化学
組成は、CaO :40〜43重量%、MgO :5〜8重量
%、Al2O3 :13〜15重量%、及びSiO2:31〜35
重量%である。
派生したものでもない。すなわち、通常のアルミナセメ
ントのSiO2量は5重量%未満であり〔笠井順一、コンク
リート工学、第22巻、第8号、第67頁(198
4)〕、更にガラス化率は25%を超えることはない
〔1964年、ロンドン市アカデミック プレス イン
コーポレーデッド リミテッド発行、H.F.W.テーラー
(H.F.W.Taylor)著、ザ ケミストリー オブ セメン
ト(The Chemistry of Cement)、第2巻、第16
頁〕。
として、生石灰(CaO )、消石灰〔Ca(OH)2 〕、石灰石
(CaCO3)等を用いることができ、Al2O3 質原料としてア
ルミナ、ボーキサイト、ダイアスポア、長石、粘土等を
用いることができ、SiO2質原料として、ケイ砂、白土、
ケイ藻土等を用いることができる。あるいは、比較的安
価な高炉スラグにCaO 質原料及びAl2O3 質原料を補うこ
とによっても達せられる。
割合で配合した後、直接通電式溶融炉あるいは高周波炉
を用いて溶融し、得られた溶融体を圧縮空気や高圧水に
より吹飛ばす方法、あるいは水中に流し込む方法により
製造される。あるいは、ロータリーキルンで溶融し、急
冷することによってもCASガラスを製造できる。
好ましく、特に、ブレーン比表面積で3000cm2/g 以
上が好ましい。
びIII型無水セッコウを示し、天然産のものや、リン
酸、排脱及びフッ酸セッコウ等の化学セッコウ、又はこ
れらを熱処理して得られたものが使用可能であり、通常
含まれる不純物の種類や量には影響されないものであ
る。そして、初期の強度発現性、作業性の面からII型無
水セッコウが特に優れており、通常、未反応物を残さな
いため、ブレーン比表面積で3000cm2/g 以上に粉砕した
ものの使用が好ましい。
副生するので、そのまま、又は CaCO3 、Ca(OH)2 、及びCaO などでフリーー H2SO4 分を中和したものを使用することが最も便利であ
る。
して、300重量部以下、より好ましくは20重量部以
上200重量部以下、更に好ましくは50重量部以上1
50重量部以下が好ましい。300重量部を超えると、
未反応のセッコウの反応による膨張のために長期的に強
度の低下が起こる。
し、更に初期の強度増進性を向上させるために必要であ
る。凝結調整剤としては、塩化カルシウム、塩化第二
鉄、塩化アルミニウム等の塩化物、アルミン酸ナトリウ
ム、アルミン酸カリウム等のアルミン酸塩、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム等の炭酸塩、水酸化ナトリウム、水
酸化カルシウム等の水酸化物、ケイフッ化亜鉛、ケイフ
ッ化マグネシウム、ケイフッ化ナトリウム等のケイフッ
化物等の無機塩類、更には、クエン酸、グルコン酸、酒
石酸、あるいはこれらのカルシウム塩、ナトリウム塩、
カリウム塩等の有機酸系化合物があり、単独で添加して
も、あるいは2種以上を併用してもよい。上記、凝結調
整剤のうち、炭酸アルカリと有機酸系化合物の併用は、
急激な硬化反応を示すために、最も好ましい。
して、0.1〜20重量部が好ましい。0.1重量部未
満であると、作業性が悪く、20重量部を超えると、初
期の強度発現性において好ましくない。
熱などの各種ポルトランドセメントやそれらにシリカ、
高炉スラグ及びフライアッシュが混合された各種混合セ
メント等と混和して使用できる。
合計100重量部に対し、5〜50重量部が好ましい。
5重量部未満であると、強度発現性が小さく、他方、5
0重量部を越えると、作業性の点からみて、いずれも好
ましくない。
記以外にも各種の添加剤を併用することが可能である。
維、カーボン繊維及び鋼繊維等の繊維質物質、高分子ポ
リマーエマルジョン(ラテックス)、着色剤(顔料)、
AE剤、減水剤、AE減水剤、流動化剤、防錆剤、メチ
ルセルロース等の水中不分離性混和剤、増粘剤、保水
剤、塩化カルシウム、ケイ酸ソーダ等の防水剤、発泡
剤、起泡剤、水酸化カルシウム等のカルシウム含有化合
物及び防凍剤等の中の1種又は2種以上を、本発明の目
的を実質的に阻害しない量で併用することができる。
ては、既存のいかなるかくはん装置も使用可能であり、
例えば傾胴ミキサー、オムニミキサー(千代田技研工業
社製)、V型ミキサー、ヘンシェルミキサー、ナウター
ミキサー等が利用可能である。また、混合は、各々の材
料を施工時に混合してもよいし、あらかじめ一部若しく
は全部を混合しておいても差支えない。
従来のモルタルあるいはコンクリートの施工の常法に準
拠すればよく、本発明の組成物を使用したことにより、
施工性(作業性)に悪影響を及ぼすことはない。
発明はこれら実施例に限定されない。
00gをカーボンるつぼに入れ、高周波炉で約2000
℃に加熱熔融した後、水中に入れ急冷し、表1に示した
A〜Nの14種のガラスを合成した。なお、備考欄に示
したように、A、B、H、J、K、Nは、CaO-Al2O3-Si
O2系のガラス化領域内に無いため、CaF2を外割りで1重
量%添加し熔融後急冷することによりガラス化した。ま
たL、M、Nは本発明以外の比較例である。これらのC
ASガラスをそれぞれブレーン4000cm2/g になるま
で粉砕し、II型無水セッコウ(ブレーン4500cm2/g
)〔サンケイ石膏(株)〕、及び凝結調整剤を配合して
混和材とし、普通ポルトランドセメント〔電気化学工業
(株)〕100重量部に対し、混和材20重量部を配合し
た。
し、4×4×16cmの供試体を成形した。
表に示す。
ボーキサイト及びケイ石を45:45:10(重量%)
の割合で混合し、最大電力負荷5000kVA の直接通電
式溶融炉で溶融し、溶融体を流し、水中へ落下させて急
冷し、CASガラス10トンを製造した。なお流し口で
の溶融体の温度は1770℃であった。
められず、ガラス化率100%であった。またこのCA
Sガラスの化学分析値を第4表に示す。
粉砕し、II型無水セッコウ〔サンケイ石膏(株)〕(ブレ
ーン4500cm2/g )、及び試薬クエン酸(和光純薬)
及び試薬炭酸カリウム(和光純薬)を、CASガラス1
00重量部に対し、それぞれ100、2、10重量部添
加し、混合し、セメント混和材とした。この混和材を普
通ポルトランドセメントに混合し、第5表を得た。
グ〔新日本製鉄(株)〕、生石灰、ボーキサイトを30:
30:40(重量%)の割合で混合し、実施例2と同様
な方法でCASガラス10トンを製造した。化学分析値
を第6表に示す。
材を混合し、第7表を得た。
ーン4500cm2/g )、及び第8表にそれぞれ化学組
成、鉱物組成を示したアルミナセメント(2種)をCA
Sガラスの代りに用い、以上の高炉スラグあるいはアル
ミナセメント100重量部に対し、II型無水セッコウ、
試薬クエン酸、試薬炭酸カリウムをそれぞれ100 、2、
10重量部添加し、混合しセメント混和材とした。この
混和材を普通ポルトランドセメントに内割りで25重量%
添加し、第9表に示す結果を得た。
アルミナセメントPそれぞれ100 重量部に対し、II型無
水セッコウ、試薬酒石酸(和光純薬)、及び試薬炭酸ナ
トリウム(和光純薬)をそれぞれ100、2、10重量
部を添加し、混合し、セメント混和材2種を製造した。
これらの混和材を、普通ポルトランドセメントと該混和
材との合計100重量部に対し、25重量部混合し、第
10表に示すコンクリート配合で、供試体を作成した。
翌日脱型後、5℃と20℃の2種類の温度下での水中養
生とした。
10×40cmの供試体を翌日脱型後、14日間20℃水
中養生した後、ASTM C-290に従い行った。
第12表に示す。
るいは組成物を用いることにより、 (1) 可使時間を任意に調節できる。
Claims (2)
- 【請求項1】アルミノケイ酸カルシウムガラス100重
量部に対して、セッコウ類300重量部以下、及び凝結
調整剤0.1〜20重量部を必須成分とすることを特徴
とするセメント混和材。 - 【請求項2】請求項1記載のセメント混和材、及びセメ
ントを主成分とすることを特徴とするセメント組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2215047A JPH0625007B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | セメント混和材及びセメント組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2215047A JPH0625007B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | セメント混和材及びセメント組成物 |
Publications (2)
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|---|---|
| JPH0497932A JPH0497932A (ja) | 1992-03-30 |
| JPH0625007B2 true JPH0625007B2 (ja) | 1994-04-06 |
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ID=16665881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2215047A Expired - Lifetime JPH0625007B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | セメント混和材及びセメント組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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