JPH0625075B2 - 電子−吸引性の基に関してα−ハロゲン化された化合物類の製造方法 - Google Patents

電子−吸引性の基に関してα−ハロゲン化された化合物類の製造方法

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JPH0625075B2
JPH0625075B2 JP60151453A JP15145385A JPH0625075B2 JP H0625075 B2 JPH0625075 B2 JP H0625075B2 JP 60151453 A JP60151453 A JP 60151453A JP 15145385 A JP15145385 A JP 15145385A JP H0625075 B2 JPH0625075 B2 JP H0625075B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式: [式中、 Xはハロゲン原子、好適には塩素または臭素原子、を示
し、 Rは水素原子或いは飽和炭化水素基または1個以上の二
重もしくは三重結合を含有している不飽和炭化水素基を
示し、これらの基は未置換であるかまたはフエニル、ア
ルコキシカルボニル、アシルおよびシアノ基から選択さ
れる1個以上の同一もしくは異なる置換基により置換さ
れており、或いはRは−(CH)n−COORを示
し、ここでnは3〜10であり、そして Zは基−CHO、-COR、−COOR、−SO
、-COO(CH)p−COORまたは−CO
−O(CH)p−COORを示し、pは2〜10の
整数であり、基RおよびZは同時に−(CH−C
OORおよび−CO−(CH)p−COORまた
は−CO−O(CH)p−COORを示すことがで
きないことを理解すべきである] の電子−吸引性の基に関してα−位置でハロゲン化され
た化合物の製造方法において、式: [式中、 R′は水素原子或いは或いは飽和炭化水素基または1個
以上の二重もしくは三重結合を含有している不飽和炭化
水素基を示し、これらの基は未置換であるかまたはフエ
ニル、アルコキシカルボニル、アシルおよびシアノ基か
ら選択される1個以上の同一もしくは異なる置換基によ
り置換されており、 R″はメチル基を示し、そして Z′は基−CHO、-COR、-COORおよび−S
26を示し、そして R′およびR″は一緒になって基−(CH)n−(こ
こでnは上記で定義されている如くである)を形成で
き、またはR″およびZ′は一緒になって基−CO−
(CH)p−もしくは−COO(CH)p−を形成
できることを理解すべきであり、ここでpは上記で定義
されている如くであり、上記の飽和炭化水素基の炭素数
はそれぞれ1〜20であり、該不飽和炭化水素の炭素数
はそれぞれ2〜20であり、そして基R、R、R
およびRはそれぞれ各炭素数が1〜4のアルキル基お
よび各炭素数が1〜4のアルコキシカルボニル基のアル
キル部分を示す] の化合物を、有機溶媒中のアルカリ金属アルコレートま
たはアルカリもしくはアルカリ土類金属炭酸塩およびハ
ロゲン化剤を用いて−30〜100℃の温度において処
理することにより、同時にハロゲン化および脱アシル化
することからなる方法を提供するものである。
特にP.L.ストッター(Stotter)およびK.
A.ヒル(Hill)のテトラヘドロン・レタース(T
etrahedron Letters)、40,40
67−4070(1972)に従うと、臭素とβ−ケト
エステルのエノレートとの反応により製造されたプロモ
ーケトエステルをアルコール中の無水水酸化バリウムを
用いて脱アシル化することによりα−ブロモエステル類
を製造することが知られている。
さらに、例えばS.ボートマン(Boatman)他の
ザ・ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリイ
(J.Org.Chem.)、30、3321(196
5)またはS.ボートマンおよびC.R.ハウザー(H
auser)のオーガニック・シンセセス(Organ
ic Synthses)、Coll.V巻、767
(1973)に記されている如く塩基性アルコール媒体
中での加熱によりジアセチル化された化合物類を脱アシ
ル化できることも知られている。
β−ケトエステルをアルカリ金属アルコレート(ナトリ
ウムメチレート)の存在下でアルコール(メタノール)
中で加熱すると脱アシル化反応が起きることも知られて
いる。
本発明は、式(II)の化合物を有機溶媒中のアルカリ金
属アルコレートまたはアルカリもしくはアルカリ土類金
属炭酸塩およびハロゲン化剤で−30〜+100℃の間
で処理する時に、同時に起きる脱アシル化およびハロゲ
ン化反応により式(I)の生成物が得られるという発見
に基ずいている。
本発明に従う方法の実施においては、一般式ROH
(III)(式中、Rは上記で定義されている如くであ
る)のアルコールから誘導されたアルカリ金属アルコレ
ート、例えばナトリウムメチレートまたはエチレート、
を対応するアルコール中で使用することが特に有利であ
る。エステル交換反応を避けるためには、ナトリウムメ
チレートの使用が特に有利である。しかしながら、水酸
化ナトリウムまたは水酸化カリウムの存在下で一般式
(III)のアルコールを使用することによっても良好な
結果が得られる。
例えばトルエン、エチルエーテル、ジメチルホルムアミ
ドまたはN−メチルピロリドンの如き無水有機溶媒中の
アルカリ金属アルコレートを使用することもできる。
また例えばアセトンもしくはアセトニトリルの如き有機
溶媒中のアルカリまたはアルカリ土類金属炭酸塩を使用
することもできる。
一般に、1モルの使用する一般式(II)の生成物当たり
1モルのアルカリ金属アルコレートまたはアルカリもし
くはアルカリ土類金属炭酸塩を使用する。
特に適しているハロゲン化剤は、好適には分子状ハロゲ
ン類(塩素、臭素)、N−ハロ琥珀酸イミド、塩化スル
フリルおよびヘキサクロロエタンである。
一般に、化学量論的量よりわずかに多い量のハロゲン化
剤が使用される。
本発明に従うと、Rが基−(CH)n−COOR
示す式(I)の化合物類はR′およびR″が一緒になっ
て基−(CH)n−(ここでnは3〜10の整数であ
る)を形成している式(II)の化合物類から得られるこ
と、およびZが基−CO−(CH)p−COOR
たは−CO−O−(CH)p−COORを示す式
(I)の化合物類はZおよびR″が一緒になって基−C
O−(CH)p−または−CO−O−(CH)p−
(式中、pは2〜10の整数である)を形成している式
(II)の化合物類から式(III)のアルコールから誘導
されたアルカリ金属アルコレートおよびハロゲン化剤と
の反応により得られるということ、が明らかなはずであ
る。後者の反応を次のように表わすことができる。
ここでX、R、R′、PおよびR1は上記意味を有し、
Mはアルカリ金属を示す。
式(II)の化合物においてR″がメチル基を示す時は、
式(I)の生成物の他に、式: CHCOOR (IV) [式中、 Rは上記で定義されている如くである] のエステルが生成することも明らかなはずである。
本発明の方法により得られる式(I)の化合物類は反応
混合物から一般的な抽出方法により単離できそして例え
ば蒸留またはクロマトグラフィの如き物理−化学的方法
の適用により精製できる。
式(I)の化合物類は有機化学における中間生成物類と
して特に興味がある。例えば、Zが基−CORを示す
式(I)の化合物類は容易にプソイドイオノンを与える
ことができ、それはビタミンAの合成において使用でき
る中間生成物である。
プソイドイオノンは、式: および/または の化合物を塩化リチウムを用いて例えばN−メチルピロ
リドンの如き塩基性極性非プロトン性溶媒中で80〜1
60℃の間の温度において1〜20時間にわたって脱ハ
ロゲン化水素化することにより得られる。
下記の実施例は本発明を実際にどのようにして適用でき
るかを説明するものである。
実施例1 メタノール(100cc)および少部分ずつのナトリウ
ム(1.39g;60.4ミリグラム原子)を、アルゴ
ン雰囲気下で、250ccの三首丸底フラスコ中に加え
た。−35℃に冷却後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)-CH2-CH2-CH(COOCH3)-COC
H3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(-CH3)=CH-CH2-CH(COOCH3)-COCH
3 の55/45混合物(15.24g;60.4ミリモ
ル)を加え、その後N−クロロ琥珀酸イミド(8.17
g;61ミリモル)を加えた。温度を自然に25℃に戻
しそして次にこの値に6時間保った。反応混合物を水
(100cc)で抽出し、そして次にエチルエーテル
(4×50cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸
ナトリウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に無
色の油(13.65g)が得られ、それは減圧下(0.
8mmHg;0.11kPa)で102℃における蒸留
後に (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)-CH2-CH2-CHCl-COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COOCH3 の55/45混合物(9.31g)を生成した。
単離された生成物の収率は63.5%であった。
粗製生成物を内部標準を用いる気相クロマトグラフィに
より評価すると、出発物質の転化率が100%であるこ
とおよび塩素化された化合物類の収率が72%であるこ
とが示された。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例2 無水メタノール(50cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.69g;30ミリグラム原子)を、アルゴン
雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加え
た。−35℃に冷却後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CH(COCH3)2 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COCH3)2 の55/45混合物(6.77g;28.7ミリモル)
を加え、その後N−クロロ琥珀酸イミド(4.08g;
30ミリモル)を加えた。温度を自然に25℃に戻しそ
して次にこの温度で5時間30分間撹拌した。反応混合
物を水(100cc)で抽出し、そして次にエチルエー
テル(4×50cc)で抽出した。一緒にした有機相を
硫酸ナトリウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後
に黄色の油(6.9g)が得られ、それは減圧下(0.
9mmHg;0.12kPa)での91−92℃におけ
る蒸留後に (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)-CH2-CH2-CHCl-COCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COCH3 の55/45混合物(4.19g)を生成した。
単離された生成物の収率は64%であった。
粗製生成物を内部標準を用いる気相クロマトグラフィに
より評価すると、最初のβ−ジケトンの転化率が100
%であることおよび塩素化された化合物類の収率が84
%であることが示された。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例3 無水メタノール(15cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.206g;8.9ミリグラム原子)を、アル
ゴン雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加
えた。−35℃に冷却後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CH(SO2C6H5)COCH
3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(SO2C6H5)COCH3 の55/45混合物(3.0g;9ミリモル)を加え、
その後N−クロロ琥珀酸イミド(1.22g;9.1ミ
リモル)を加えた。温度を自然に25℃に戻しそして次
にこの温度で16時間撹拌した。反応混合物を水(10
0cc)で抽出し、そして次にエチルエーテル(4×5
0cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウ
ム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に黄色の油
(2.78g)が得られ、それをプロトン核磁気共鳴に
より分析すると90%の (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CHCl-SO2C6H5
よび (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-SO2C6H5 の55/45混合物を含有していることが示された。
単離された生成物の収率は85%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例4 無水メタノール(15cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.7g;30ミリグラム原子)を、アルゴン雰
囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加えた。
−35℃に冷却後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CH(SO2C6H5)COCH
3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(SO2C6H5)COCH3 の55/45混合物(10.03g;30ミリモル)を
加え、その後N−ブロモ琥珀酸イミド(5.31g;3
0ミリモル)を加えた。温度を自然に25℃に戻しそし
て次にこの温度で16時間撹拌した。反応混合物を水
(100cc)で抽出し、そして次にエチルエーテル
(4×50cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸
ナトリウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に油
(10.55g)が得られ、それをプロトン核磁気共鳴
により分析するとそれが (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CHBr-SO2C6H5 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHBr-SO2C6H5 の55/45混合物からなっていることが示された。
単離された生成物の収率は95%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例5 メタノール(50cc)および少部分ずつのナトリウム
(0.79g;34.4ミリグラム原子)を、アルゴン
雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加え
た。−35℃に冷却後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CH(COCH3)2 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COCH3)2 の55/45混合物(7.74g;33ミリモル)を加
え、その後N−クロロ琥珀酸イミド(4.41g;33
ミリモル)を加えた。温度を自然に25℃に戻しそして
次にこの温度で16時間撹拌した。反応混合物を水(1
00cc)で抽出し、そして次にエチルエーテル(2×
50cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリ
ウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に、 (CH3)2C=CHCH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CHCl-COCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COCH3 の55/45混合物が得られた。
単離された生成物の収率は70%であった。
55/45混合物の形の、最初のβ−ジケトンは、下記
の方法で製造できた: 125ccのステンレス鋼オートクレーブ中に、アルゴ
ン雰囲気下で、水−メタノール混合物(75−25容
量;20cc)、炭酸ナトリウム(0.302g)、ナ
トリウム塩の形のトリ(m−スルホフェニル)ホスフィ
ン(0.833g)、[RhCl(1,5−ジクロオク
タジエン)](0.0686、すなわち0.0027
ミリグラム原子のロジウム)、アセチルアセトン(8.
01g;80ミリモル)およびミルセン(16.4g;
120.6ミリモル)を加えた。混合物を90℃で16
時間反応させた。
冷却後に、エチルエーテル(40cc)を加え、そして
反応混合物を分離漏斗に移した。重力により分離された
水相をエチルエーテル(25cc)で抽出した。一緒に
した有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。濾過および
溶媒の蒸発後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CH(COCH3)2 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COCH3)2 の55/45混合物を含有している橙色の油(21.7
3g)が得られた。
単離された生成物の収率は80.6%であった。
実施例6 無水メタノール(50cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.69g;30ミリグラム原子)を、アルゴン
雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加え
た。−35℃に冷却後に、 CH3(CH2)3-CH(COCH3)COOCH3 (5.16g;30ミリモル)を加え、その後N−クロ
ロ琥珀酸イミド(4.0g;30ミリモル)を加えた。
温度を自然に25℃に戻しそして次にこの温度で18時
間撹拌した。反応混合物を水(100cc)で抽出し、
そして次にエチルエーテル(3×50cc)で抽出し
た。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。
濾過および溶媒の蒸発後に無色の油が得られ、それは1
00℃における1mmHg(0.13kPa)の圧力下
でのフラッシュ蒸留により95%の CH(CHCHCl−COOCH を含有している無色の油(3.2g)を生成した。
単離された生成物の収率は62%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例7 無水メタノール(30cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.69g;30ミリグラム原子)を、アルゴン
雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加え
た。−30℃に冷却後に、2−エトキシカルボニルシク
ルヘキサノン(5.1g;30ミリモル)およびN−ク
ロロ琥珀酸イミド(4.0g;30ミリモル)を加え
た。温度を自然に25℃に戻しそして次にこの温度で1
0時間撹拌した。反応混合物を水(100cc)および
エチルエーテル(100cc)で抽出した。重力による
分離後に、水相をエチルエーテル(3×30cc)で抽
出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。濾過および溶媒の蒸発後に黄色の油(7.7g)が
得られ、それは200℃における1mmHg(0.13
kPa)の圧力下でのフラッシュ蒸留に90%の1,5
−ジエトキシカルボニル−1−クロロペンタンを含有し
ている無色の油(3.6g)を生成した。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例8 メタノール(30cc)および少部分ずつのナトリウム
(0.69g;30ミリグラム原子)を、アルゴン雰囲
気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加えた。−
30℃に冷却後に、 CH2=C(CH3)CH2CH2CH(COCH3)COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH(COCH3)COOCH3 の60/40混合物(5.52g;30ミリモル)並び
にN−クロロ琥珀酸イミド(4.0g;30ミリモル)
を加えた。温度を自然に25℃に戻しそして次にこの温
度で10時間撹拌した。反応混合物を水(100cc)
およびエチルエーテル(100cc)で抽出した。重力
による分離後に、水相をエチルエーテル(3×30c
c)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上
で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に黄色の油(5.
7g)が得られ、それは150℃における20mmHg
(2.6kPa)の圧力下でのフラッシュ蒸留に、 CH2=C(-CH3)-CH2CH2CHCl-COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CHCl-COOCH3 の60/40混合物を含有している無色の油(3.5
g)を生成した。
単離された生成物の収率は66%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例9 メタノール(30cc)および少部分ずつのナトリウム
(0.46g)(20ミリグラム原子)を、アルゴン雰
囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加えた。
−30℃に冷却後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2CH2CH(COOCH3)COCH3
よび (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COCH3)COCH3 の55/45混合物(5.04g;30ミリモル)並び
にN−ブロモ琥珀酸イミド(3.56g;20ミリモ
ル)を加えた。温度を自然に25℃に戻しそして次にこ
の温度で10時間撹拌した。反応の終了時に反応混合物
は均質でありそして淡黄色であった。反応混合物を水
(100cc)およびエチルエーテル(100cc)で
抽出した。重力による分離後に、水相をエチルエーテル
(3×30cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸
ナトリウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に黄
色の油(5.1g)が得られ、それは200℃における
1mmHg(0.13kPa)の圧力下でのフラッシュ
蒸留後に、85%の (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2-CH2-CHBrCOOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHBr-COOCH3 の55/45混合物を含有している無色の油(3.5
g)を生成した。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例10 無水メタノール(30cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.69g;30ミリグラム原子)を、アルゴン
雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加え
た。−20℃に冷却後に、 CH2=C(CH3)-CH2CH2-CH(COCH3)COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-CH(COCH3)COOCH3 の60/40混合物(5.52g;30ミリモル)並び
にN−クロロ琥珀酸イミド(5.33g;30ミリモ
ル)を加えた。温度を自然に25℃に戻しそして次にこ
の温度で10時間撹拌した。反応混合物を水(100c
c)およびエチルエーテル(100cc)で抽出した。
重力による分離後に、水相をエチルエーテル(3×30
cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム
上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に黄色の油
(6.1g)が得られ、それはフラッシュ蒸留後に無色
の油(3.9g)を生成した。
プロトン核磁気共鳴による分析は、粗製反応生成物が8
5%の CH2=C(CH3)CH2CH2-CHBr-COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-CHBr-COOCH3 の混合物並びに15%の最初のβ−ケトエステル類から
なっていることを示した。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例11 無水メタノール(25cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.45g;19.5ミリグラム原子)を、アル
ゴン雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加
えた。次に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2C(=CH2)CH2-CH2-CH(COCH3)COOCH3
および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COCH3)COOCH3 の55/45混合物(5.92g;23.5ミリモル)
を加えそして混合物を5〜8℃の間の温度に冷却した。
塩素(1.7g;24ミリモル)の四塩化炭素(20c
c)中溶液を加えた。反応混合物を5℃で5時間撹拌し
た。反応混合物を水(100cc)およびエチルエーテ
ル(100cc)で抽出した。重力による分離後に、水
相をエチルエーテルで抽出した。一緒にした有機相を硫
酸ナトリウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に
粗製反応生成物が得られ、それは30%の (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)-CH2-CH2-CHCl-COOCH3
よび (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COOCH3 の55/45混合物を含有していた。
実施例12 無水メタノール(20cc)および少部分ずつのナトリ
ウム(0.23g)(10ミリグラム原子)を、アルゴ
ン雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加
え、そして次に (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2CH2CH(COCH3)COOCH3
よび (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CHCH2CH(COCH3)COOCH3 の55/45混合物(2.52g;10ミリモル)を加
え、その後ゆっくりと塩化スルフリル(0.8cc;1
0ミリモル)を20℃付近で加えた。物質をそのまま6
時間反応させた。反応混合物を水(100cc)および
エチルエーテル(100cc)で抽出した。重力による
分離後に、水相をエチルエーテル(3×30cc)で抽
出した。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥し
た。濾過および溶媒の蒸発後に無色の油(2.6g)が
得られた。
気相クロマトグラフィによる分析は、粗製反応生成物が
45%の最初のβ−ケトエステル類並びに50%の (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2CH2-CHCl-COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COOCH3 の混合物を含有していることを示した。
実施例13 メタノール(20cc)、粉砕水酸化カリウム(0.5
6g;0.02モル)並びに (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)-CH2CH2-CH(COOCH3)COCH3
および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COOCH3)COCH3 の55/45混合物(2.52g;10モル)を、アル
ゴン雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中に加
えた。
N−クロロ琥珀酸イミド(1.4g;0.0104モ
ル)を次に加えそして混合物を25℃で2時間反応させ
た。溶液は均質になり初めた。反応混合物を水(100
cc)およびエチルエーテル(3×30cc)で抽出し
た。有機相を一緒にしそして硫酸マグネシウム上で乾燥
した。濾過および溶媒の蒸発後に微黄色の油が得られ、
それは70%の (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)-CH2CH2-CHCl-COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COOCH3 の55/45混合物を含有していた。
フラッシュ蒸留後に、塩素化された化合物類の混合物
(2.0g)が93%の純度で得られた。
単離された生成物の収率は76%であった。
実施例14プソイドイオノンの製造 2,4,6−トリメチルピリジン(1.29g;10.
6ミリモル)および実施例5で得られた生成物類の混合
物(1.94g)をN−メチルピロリドン(22cc)
中の塩化リチウム(0.5g;11.7ミリモル)に加
えた。
混合物を150℃に2時間30分加熱した。反応混合物
の処理後に、プソイドイオノン(1.44g)が88%
の収率で得られた。
93%の脱塩化水素度における、プソイドイオノンの選
択率は94.6%であった。
実施例15 アセトン(20cc)、炭酸カリウム(2.76g;
0.02モル)、ヘキサクロロエタン(4.73g;
0.02モル)、並びに (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2CH2-CH(COCH3)-COOCH3
および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CH(COCH3)-COOCH3 の55/45混合物(2.53g;0.01モル)を、
アルゴン雰囲気下で、100ccの三首丸底フラスコ中
に加えた。
不均質反応混合物を還流下で75時間加熱した。冷却後
に、反応混合物を水(100cc)で抽出した。ペンタ
ン(3×50cc)での抽出後に、一緒にした有機層を
硫酸ナトリウム上で乾燥した。濾過、溶媒の蒸発および
フラッシュクロマトグラフィ後に、 (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(=CH2)CH2CH2-CHCl-COOCH3 および (CH3)2C=CH-CH2CH2-C(CH3)=CH-CH2-CHCl-COOCH3 の55/45混合物(1.86g)が得られた。
単離された生成物の収率は76%であった。
実施例16 無水メタノール(40cc)およびナトリウム(0.4
5g)を、アルゴン雰囲気下で、100ccの三首丸底
フラスコ中に加えた。反応が終了した時に、3−フェニ
ル−2−アセチルプロピオン酸エチル[C−CH
−CH(COCH)−COOC](4.3
g;19.5ミリモル)およびN−クロロ琥珀酸イミド
(2.7g;20.2ミリモル)を加えた。混合物を2
0℃付近の温度で3時間反応させた。反応混合物を水
(100cc)中に注ぎそして次にエチルエーテル(3
×50cc)で抽出した。一緒にした有機相を硫酸ナト
リウム上で乾燥した。濾過および溶媒の蒸発後に薄黄色
の油(3.66g)が得られ、それの気相クロマトグラ
フィによる分析はそれが98%の3−フェニル−2−ク
ロロプロピオン酸エチル[C−CH−CHCl
−COOC]を含有していることを示した。
収率は86%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
このようにして得られた3−フェニル−2−クロロプロ
ピオン酸エチルは公知は方法によりフェニルアラニンを
転化することができる。
実施例17 無水エタノール(50cc)およびリチウム(0.18
g)を、アルゴン雰囲気下で、100ccの丸底フラス
コ中に加えた。それらを反応させ、そして次に3−フェ
ニル−2−アセチルプロピオン酸エチル(4.2g;1
9ミリモル)を加え、その後N−ブロモ琥珀酸イミド
(4.6g;25.8ミリモル)を加えた。混合物を2
0℃付近の温度で1時間反応させた。反応混合物を水
(100cc)で抽出し、そしてpHを1に調節した。
次に混合物エチルエーテル(3×50cc)で抽出し
た。一緒にした有機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。
濾過および溶媒の蒸発後に微黄色の油(4.91g)が
得られ、それの気相クロマトグラフィによる分析はそれ
が93%の3−フェニル−2−ブロモプロピオン酸エチ
ルを含有していることを示した。
収率は93%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
実施例18 無水エタノール(50cc)およびリチウム(0.26
g)を、アルゴン雰囲気下で、100ccの丸底フラス
コ中に加えた。それらを反応させ、そして次に3−メチ
ル−2−アセチルブタン酸エチル[(CHCH−
CH(COCHCOOC](4.13g;24
ミリモル)およびN−クロロ琥珀酸イミド(4.98
g;37.3ミリモル)を加えた。混合物を20℃付近
の温度で3時間反応させた。反応混合物を水(100c
c)で抽出し、そしてpHを1に調節した。次に混合物
をヘキサン(3×50cc)で抽出した。一緒にした有
機相を硫酸ナトリウム上で乾燥した。濾過および溶媒の
蒸発後に微黄色の油(3.7g)が得られ、それの気相
クロマトグラフィによる分析はそれが82%の3−フェ
ニル−2−クロロブタン酸エチル[(CHCH−
CHCl−COOC]を含有していることを示し
た。
収率は77%であった。
得られた生成物類の構造は赤外線スペクトル、質量スペ
クトルおよびプロトン核磁気共鳴スペクトルにより確認
された。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 49/227 7457−4H 67/307 69/62 9279−4H 315/04 317/02 7419−4H

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: [式中、 Xはハロゲン原子を示し、 Rは水素原子或いは飽和炭化水素基を示すかまたは1個
    以上の二重もしくは三重結合を含有している不飽和炭化
    水素基を示すが、ただしこれらの基は未置換であるかま
    たはフエニル、アルコキシカルボニル、アシルおよびシ
    アノ基から選択される1個以上の同一もしくは異なる置
    換基により置換されており、或いはRは-(CH2)n-CO
    ORを示すが、ここでnが3〜10であり、そして Zは基−CHO、−COR2、−COOR3、−SO
    26、−CO-(CH2)p-COORまたは−CO−O
    (CH2)p−COOR1を示し、pは2〜10の整数であ
    り、基RおよびZは同時に−(CH2)4−COOR4およ
    び−CO−(CH2)p−COOR1または−CO−O(CH
    2)p−COOR1は示さない] の電子−吸引性の基に関してα−位置でハロゲン化され
    た化合物の製造方法であって、式: [式中、 R′は水素原子或いは飽和炭化水素基を示すかまたは1
    個以上の二重もしくは三重結合を含有している不飽和炭
    化水素基を示すが、ただしこれらの基は未置換であるか
    またはフエニル、アルコキシカルボニル、アシルおよび
    シアノ基から選択される1個以上の同一もしくは異なる
    置換基により置換されており、 R″はメチル基を示し、そして Z′は基−CHO、−COR2、−COOR3または−S
    26を示し、そして R′およびR″は一緒になって基-(CH2)n-(ここでn
    は上記で定義されているとおりである)を形成でき、ま
    たはR″およびZ′は一緒になって基−CO−(CH2)p
    −もしくは−COO(CH2)p−を形成でき、上記の飽和
    炭化水素基の炭素数はそれぞれ1〜20であり、該不飽
    和炭化水素の炭素数はそれぞれ2〜20であり、そして
    基R1、R2、R3およびR6はそれぞれ各炭素数が1〜4
    のアルキル基および各炭素数が1〜4のアルコキシカル
    ボニル基のアルキル部分を示す] の化合物を、有機溶媒中のアルカリ金属アルコレートま
    たはアルカリもしくはアルカリ土類金属炭酸塩およびハ
    ロゲン化剤を用いて−30〜100℃の温度において処
    理することにより、同時にハロゲン化および脱アシル化
    することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】式 R1−OH [式中、 R1は炭素数が1〜4のアルキル基を示す] のアルコールから誘導されたアルカリ金属アルコレート
    を、有機溶媒中で使用する特許請求の範囲第1項記載の
    方法。
  3. 【請求項3】アルカリ金属アルコレートがナトリウムメ
    チレートまたはナトリウムエチレートである特許請求の
    範囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】式 R1−OH [式中、 R1は炭素数が1〜4のアルキル基を示す] のアルコールを水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム
    の存在下で使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】有機溶媒が式R1−OH(ここでR1は特許
    請求の範囲第2項中に定義されているとおりである)の
    アルコール、トルエン、エチルエーテル、ジメチルホル
    ムアミドまたはN−メチルピロリドンである特許請求の
    範囲第2項記載の方法。
  6. 【請求項6】アセトンおよびアセトニトリルから選択さ
    れる有機溶媒中のアルカリまたはアルカリ土類金属炭酸
    塩を使用する特許請求の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】ハロゲン化剤が分子状ハロゲン、N−ハロ
    琥珀酸イミド、塩化スルフリルまたはヘキサクロロエタ
    ンである特許請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載の
    方法。
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