JPH06252696A - フイルタ調整回路 - Google Patents

フイルタ調整回路

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JPH06252696A
JPH06252696A JP6263593A JP6263593A JPH06252696A JP H06252696 A JPH06252696 A JP H06252696A JP 6263593 A JP6263593 A JP 6263593A JP 6263593 A JP6263593 A JP 6263593A JP H06252696 A JPH06252696 A JP H06252696A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、フイルタ調整回路において、集積回
路に内蔵されたとき構成に必要な素子数が少なく、回路
を構成する素子の特性のばらつきの影響を受けにくく、
調整対象のフイルタの周波数特性を容易に調整できるよ
うにする。 【構成】特性変換手段は、フイルタの入力信号及び出力
信号に基づいて調整完了のときの振幅が出力信号より格
段的に大きい特性変換信号に変換する。これにより特性
変換信号の最大値又は最小値を検出するために必要な特
性変換手段の増幅率は格段的に小さく、従つて特性変換
手段のオフセツト誤差を格段的に小さくできる。これに
より検出手段を構成する素子の特性のばらつきの影響を
受けにくく容易にフイルタの周波数特性を調整できるフ
イルタ調整回路を少ない素子で実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1及び図5) 作用(図1及び図5) 実施例 (1)第1の実施例 (1−1)全体構成(図1〜図3) (1−2)トラツプ点検出回路2の構成(図4) (1−3)第1の実施例の動作 (2)第2の実施例 (2−1)全体構成(図5〜図8) (2−2)トラツプ点検出回路12の構成(図9) (2−3)第2の実施例の動作 (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はフイルタ調整回路に関
し、例えばフイルタのトラツプ点の周波数を調整する場
合に適用して好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、バンドエリミネーシヨンフイルタ
のトラツプ点の周波数調整においては、例えば予め指定
された所望のトラツプ点の周波数と同一周波数の入力信
号がバンドエリミネーシヨンフイルタに与えられ、バン
ドエリミネーシヨンフイルタを通過した信号は100倍
程度に増幅されてピークを検出される。ピークを検出さ
れた出力信号はすなわちバンドエリミネーシヨンフイル
タを通過した信号の振幅であり、このピークを検出され
た電圧が予め設定されたしきい値以下になつたときに調
整が完了する。
【0004】また音声多重信号に代表されるローパスフ
イルタ及びデイエンフアシス特性の調整においては、ロ
ーパスフイルタとデイエンフアシス特性が回路の構成条
件(素子の絶対位置、相対値)によつて変化するので、
トラツプ点の周波数を調整することによつて全体のフイ
ルタの特性を調整していた。例えば双方のフイルタを通
過した信号を100倍程度に増幅し、その後ピークを検
出する。ピークを検出された信号はすなわちフイルタを
通過した信号の振幅であり、この出力電圧が予め設定さ
れたしきい値以下になつたことをもつて調整が完了す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述のトラツ
プ点の周波数の調整方法は、フイルタによる減衰量を直
接測定するものであり、しきい値をある値に設定し、フ
イルタによる減衰量がしきい値のレベル以下になつた時
点で調整終了としていた。
【0006】ところがこの方法においては、フイルタを
通過した信号は振幅が小さいので、この信号をしきい値
と同程度に増幅するため増幅器のゲインを100倍程度
と大きくする必要があるので増幅器のオフセツト誤差が
大きい。またしきい値以下になつたことを判断するとい
うことは調整完了時のピーク検出出力は比較的小さく、
ピーク検出回路の素子のばらつきの影響を受けやすいと
いう問題があつた。
【0007】前述の欠点を補うため、増幅器の出力をロ
ーパスフイルタに通し、この出力よりしきい値を設定し
てオフセツト誤差をキヤンセルしてきた。しかし、ロー
パスフイルタの時定数を数〔ms〕程度と大きく設定しな
ければならず、集積回路に内蔵することは事実上不可能
であり、内蔵した場合はピン数の増大を招くという問題
があつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、集積回路に内蔵されたとき構成に必要な素子数が少
なく、回路を構成する素子の特性のばらつきの影響を受
けにくく、調整対象のフイルタの周波数特性を容易に調
整できるフイルタ調整回路を提案しようとするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、調整対象のフイルタ1(又は1
0)の入力信号S1及び出力信号S2(又はS9)を入
力し、入力信号S1及び出力信号S2(又はS9)に基
づいて出力信号S2(又はS9)を出力信号S2(又は
S9)と異なる特性に変換した特性変換信号S4(又は
S11)を発生する特性変換手段4(又は14)と、特
性変換信号S4(又はS11)を入力し、特性変換信号
S4(又はS11)の最大値又は最小値を検出した検出
信号S5(又はS12)を発生する検出手段5(又は1
5)とを設け、検出信号S5(又はS12)に基づいて
特性変換手段4(又は14)における周波数特性を調整
することによりフイルタ1(又は10)の周波数特性を
調整する。
【0010】また本発明においては、特性変換手段4
(又は14)は、入力信号S1を非反転入力端P1(又
はP6)に入力すると共に、出力信号S2(又はS9)
を反転入力端P2(又はP7)に入力し、減算結果を特
性変換信号S4(又はS11)として出力する加減算部
4(又は14)を有し、検出手段5(又は15)は、特
性変換信号S4(又はS11)を入力し、特性変換信号
S4(又はS11)の最大値又は最小値を検出したピー
ク信号S6(又はS13)を出力するピーク検出部6
(又は16)と、ピーク信号S6(又はS13)を入力
し、ピーク信号S6(又はS13)のリツプル成分を取
り除いた整形ピーク信号S7(又はS14)を出力する
ローパスフイルタ7(又は17)と、整形ピーク信号S
7(又はS14)を入力し、整形ピーク信号S7(又は
S14)を所定のしきい値VREF1(又はVREF2)と比較
した結果を検出信号S5(又はS12)として出力する
比較部8(又は18)とを有するようにする。
【0011】
【作用】特性変換手段4(又は14)は、フイルタ1
(又は10)の入力信号S1及び出力信号S2(又はS
9)に基づいて調整完了のときの振幅が出力信号S2
(又はS8)より格段的に大きい特性変換信号S4(又
はS11)に変換する。これにより検出手段5(又は1
5)が特性変換信号S4(又はS11)の最大値又は最
小値を検出するために必要な特性変換手段4(又は1
4)の増幅率は格段的に小さくなる。従つて特性変換手
段4(又は14)のオフセツト誤差を格段的に小さくで
きる。これにより検出手段5(又は15)を構成する素
子の特性のばらつきの影響を受けにくく容易にフイルタ
1(又は10及び11)の周波数特性を調整できるフイ
ルタ調整回路2(又は12)を少ない素子で実現でき
る。
【0012】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0013】(1)第1の実施例 (1−1)全体構成 図1において、調整対象のバンドエリミネーシヨンフイ
ルタ1はトラツプ点検出回路2と共に集積回路に内蔵さ
れ、周波数特性曲線が図2に示すように周波数f1 にお
いて第1のトラツプ点を形成し、少し高い周波数f2
おいては減衰量が小さく、さらに高い周波数f3 におい
て第2のトラツプ点を形成しており、入力信号S1を入
力するとこの周波数特性曲線に従つて減衰した出力信号
S2をトラツプ点検出回路2に出力するようになされて
いる。またトラツプ特性調整回路3より調整信号S3を
与えられて電流源の電流の値を調整されると、周波数f
1、f2 及びf3 が同時に調整されるようになされてい
る。
【0014】トラツプ点検出回路2は、入力信号S1及
び出力信号S2を与えられ、入力信号S1及び出力信号
S2に基づいて、周波数特性曲線が図3に示すように周
波数f1 及びf3 において減衰量が大きく、周波数f2
において0〔dB〕の第1のピーク点及びさらに高い周波
数において0〔dB〕の第2のピーク点を形成する演算信
号S4を発生するようになされている。
【0015】また演算信号S4のピーク点の周波数f2
を所望の周波数に調整することによつて演算信号S4の
振幅が所定のしきい値を越えたとき論理「L」レベルの
比較信号S5をトラツプ特性調整回路3に与えて調整を
終了させ、バンドエリミネーシヨンフイルタ1のトラツ
プ点の周波数f1 及びf3 を所望の周波数に設定できる
ようになされている。
【0016】トラツプ点検出回路2は、減算器4及び比
較回路部5で構成され、入力信号S1が予め所定の周波
数及び所定の振幅でバンドエリミネーシヨンフイルタ1
及び減算器4の非反転入力端子P1に入力され、かつ出
力信号S2が反転入力端子P2に入力されると、入力信
号S1より出力信号S2を減算すると共に10倍以下の
増幅率で増幅し、所定の周波数の振幅を図3の周波数特
性曲線に従つて減衰した演算信号S4を発生し、この演
算信号S4を比較回路部5に出力するようになされてい
る。
【0017】このようにバンドエリミネーシヨンフイル
タ1及び減算器4は、入力信号S1を入力し、バンドエ
リミネーシヨンフイルタ1の周波数特性をほぼ反転した
周波数特性に変換した演算信号S4を出力するバンドパ
スフイルタを構成する。
【0018】ここでトラツプ特性調整回路3がバンドエ
リミネーシヨンフイルタ1の周波数f1 、f2 及びf3
を調整すると、減算器4とバンドエリミネーシヨンフイ
ルタ1とで構成されるバンドパスフイルタの出力すなわ
ち演算信号S4が入力信号S1と出力信号S2との演算
結果であるので、ピーク点の周波数f2 がトラツプ点の
周波数f1 の調整に応じて調整の方向と同じ方向に調整
される。
【0019】これによりピーク点の周波数f2 を調整す
ることとトラツプ点の周波数f1 を調整することとは等
価になる。ちなみにここではf1 = 4×水平同期信号基
本周波数(以下、fH と呼ぶ)=63〔KHz〕及びf3
6×fH =94.5〔KHz〕に調整される。
【0020】比較回路部5は、演算信号S4をピーク検
出回路6に入力し、演算信号S4の振幅を測定して最大
電圧を検出し、この最大電圧を伝えるピーク信号S6を
ローパスフイルタ7に与えてリツプル成分を取り除き、
整形ピーク信号S7として比較器8に入力する。
【0021】比較器8は、整形ピーク信号S7の電圧が
基準電圧源9の基準電圧VREF1より高いとき論理「L」
レベルの比較信号S5を出力する。これに対し、整形ピ
ーク信号S7の電圧が基準電圧VREF1より低いとき論理
「H」レベルの比較信号S5を出力するようになされて
いる。
【0022】トラツプ特性調整回路3は比較信号S5を
入力するロジツク回路を有し、所定の手順で調整信号S
3をバンドエリミネーシヨンフイルタ1に与えるように
なされている。また論理「L」レベルの比較信号S5を
入力されると調整を終了するようになされている。
【0023】(1−2)トラツプ点検出回路2の構成 図4において、トランジスタQ1及びQ2は減算器4の
一方の差動対を構成し、トランジスタQ3及びQ4は他
方の差動対を構成する。一方の差動対のトランジスタQ
1及びQ2は、エミツタがダイナミツクレンジ拡大のた
めの抵抗R1を介して相互に接続され、かつエミツタが
電流源のトランジスタQ5及びQ6のコレクタにそれぞ
れ接続されている。
【0024】またトランジスタQ1のベースが入力端子
P2に接続され、コレクタが電源電圧VCCに接続されて
いる。さらにトランジスタQ2は、ベースがトランジス
タQ3のベース及びバイアス入力端子P3に接続されて
所定の定電圧を与えられ、コレクタがトランジスタQ4
のコレクタに接続されている。
【0025】これにより入力端子P2より出力信号S2
を与えられると出力信号S2はそれぞれ差動対のトラン
ジスタQ1及びQ2によつて電流に変換かつ増幅され、
トランジスタQ2のコレクタ電流には出力信号S2の逆
相電流が発生し、これをトランジスタQ4のコレクタに
伝えるようになされている。
【0026】他方の差動対のトランジスタQ3及びQ4
は、エミツタがダイナミツクレンジ拡大のための抵抗R
2で相互に接続され、かつエミツタが電流源のトランジ
スタQ7及びQ8のコレクタにそれぞれ接続されてい
る。またトランジスタQ4のベースが入力端子P1に接
続されている。トランジスタQ3のコレクタは電源電圧
CCに接続されている。トランジスタQ4のコレクタは
カレントミラー型電流源のトランジスタQ9のコレクタ
に接続されている。
【0027】これにより入力端子P1より入力信号S1
を与えられると入力信号S1はそれぞれ差動対のトラン
ジスタQ3及びQ4によつて電流に変換かつ増幅され、
トランジスタQ4のコレクタ電流には入力信号S1の同
相電流が発生し、これとトランジスタQ2のコレクタよ
り伝えられた出力信号S2の逆相電流とが加え合わされ
るようになされている。
【0028】トランジスタQ9〜Q12及び抵抗R3、
R4はカレントミラー型電流源を構成しており、トラン
ジスタQ9のコレクタより流す電流と同一電流をトラン
ジスタQ11のコレクタより流すようになされている。
トランジスタQ11は、コレクタがピーク検出回路6の
トランジスタQ13のベース、抵抗R5の一端及び電流
源のトランジスタQ14のコレクタに接続されている。
【0029】これによりトランジスタQ9のコレクタに
現れる信号電流すなわち入力信号S1の同相電流及び出
力信号S2の逆相電流の合計と同一の信号電流がトラン
ジスタQ11のコレクタに現れる。この信号電流が抵抗
R5の一端に与えられているので抵抗R5の他端に与え
られたバイアス電圧を中心として電圧変換されて演算信
号S4となり、トランジスタQ13のベースに与えられ
るようになされている。ちなみに演算信号S4に変換さ
れた時点の周波数特性は図3の通りである。
【0030】ピーク検出回路6のトランジスタQ13
は、コレクタが電源電圧VCCに接続され、エミツタがト
ランジスタQ15のベースに接続され、かつエミツタが
コンデンサC1を介して接地ラインGNDに接続されて
いる。
【0031】これにより演算信号S4の振幅が増大し、
その電圧がコンデンサC1の電圧より高いときトランジ
スタQ13はコンデンサC1をそのときの電圧に充電す
るようになされている。これに対し、演算信号S4の振
幅が減少し、その電圧がコンデンサC1の電圧より低い
ときトランジスタQ13はコンデンサC1の電圧により
逆バイアスされ充電を止め、そのときのコンデンサC1
の電圧が保持されるようになされている。
【0032】トランジスタQ15及びQ16はトランジ
スタQ13の出力のバツフア回路を構成し、トランジス
タQ15は、コレクタがトランジスタQ16のベースに
接続され、エミツタがトランジスタQ16のコレクタ及
び抵抗R6の一端に接続されている。トランジスタQ1
6はエミツタが電源電圧VCCに接続されている。抵抗R
6の他端はローパスフイルタ7を介して比較器8のトラ
ンジスタQ17のベース、及び電流源のトランジスタQ
18のコレクタに接続されている。
【0033】これによりコンデンサC1の電圧がトラン
ジスタQ15で電流に変換かつ増幅され抵抗R6でレベ
ルシフトされてピーク信号S6となり、ローパスフイル
タ7に与えられてリツプルを除去され、整形ピーク信号
S7としてトランジスタQ17のベースに与えられるよ
うになされている。
【0034】トランジスタQ17及びQ19は比較器8
の差動対を構成し、トランジスタQ17は、エミツタが
トランジスタQ19のエミツタ及び電流源のトランジス
タQ20のコレクタに接続され、コレクタが接地ライン
GNDに接続されている。トランジスタQ19は、コレ
クタが電流源のトランジスタQ21のコレクタに接続さ
れ、ベースがトランジスタQ22のエミツタ及び電流源
のトランジスタQ23のコレクタに接続されている。
【0035】これによりトランジスタQ19は、ベース
が図1の基準電圧VREF1に相当する電圧を与えられ、整
形ピーク信号S7の電圧がトランジスタQ19のベース
電圧より低いときはOFFとなるようになされている。
これに対し、整形ピーク信号S7の電圧がトランジスタ
Q19のベース電圧より高いときはONとなるようにな
されている。
【0036】ダイオード接続されたトランジスタQ21
は、トランジスタQ24と共にカレントミラー型の電流
源を構成し、ベースがトランジスタQ24のベースに接
続され、エミツタが接地ラインGNDに接続されてい
る。トランジスタQ24は、コレクタが出力端子P4に
接続され、エミツタが接地ラインGNDに接続されてい
る。
【0037】これによりトランジスタQ21及びQ24
は、トランジスタQ19がONしたときONして論理
「L」レベルの比較信号S5を出力端子P4より出力す
るようになされている。これに対し、トランジスタQ1
9がOFFしたときOFFして論理「H」レベルの比較
信号S5を出力端子P4より出力するようになされてい
る。
【0038】トランジスタQ25は、ベースが抵抗R5
の他端に接続され、エミツタがトランジスタQ22のベ
ースに接続され、コレクタが電源電圧VCCに接続されて
いる。トランジスタQ22は、エミツタがトランジスタ
Q26のコレクタに接続され、コレクタがトランジスタ
Q26のベースに接続されている。トランジスタQ26
のエミツタは電源電圧VCCに接続されている。
【0039】これによりトランジスタQ25、Q22及
びQ26は、トランジスタQ13、Q15及びQ16と
同一構成に接続されていることによりトランジスタQ1
3、Q15及びQ16の温度特性を補償するようになさ
れている。ちなみに抵抗R5の他端は電流源のトランジ
スタQ27のコレクタ及び電流源のトランジスタQ28
のエミツタの接続中点に接続されており、この接続中点
より所定のバイアス電圧をトランジスタQ25のベース
に与えるようになされている。
【0040】(1−3)第1の実施例の動作 以上の構成において、予めバンドエリミネーシヨンフイ
ルタ1の周波数特性が所望のものとなつたとき整形ピー
ク信号S7も減衰し、比較器8が出力端子P4より論理
「L」レベルに立ち下がる比較信号S5を出力するよう
に入力信号S1の周波数、振幅及び比較器8の基準電圧
REF1を定める。
【0041】減算器4の入力端子P1に所定の周波数及
び所定の振幅の入力信号S1が入力されると共に入力端
子P2に出力信号S2が入力されると、入力信号S1及
び出力信号S2はそれぞれ電流に変換かつ増幅され、入
力信号S1と出力信号S2との差電流がトランジスタQ
4のコレクタに現れ、これと同じ差電流がカレントミラ
ー型電流源のトランジスタQ11のコレクタに現れる。
この差電流が抵抗R5によつて再び電圧に変換され演算
信号S4となりピーク検出回路6のトランジスタQ13
に与えられる。
【0042】演算信号S4の振幅は、調整の設定値が所
望のものでないときには出力信号S2によつて大きく減
衰されるが、トラツプ特性調整回路3がバンドエリミネ
ーシヨンフイルタ1を目標の周波数に向かつて調整する
ほど増大する。従つて次第に増大する演算信号S4を与
えられたトランジスタQ13は、ベース電位がコンデン
サC1の電位よりさらに高くなり、コンデンサC1をさ
らに高いピーク電位に充電する。
【0043】コンデンサC1の電位が上昇すると抵抗R
6でレベルシフトされたピーク信号S6の電圧も上昇
し、さらに高い電圧の整形ピーク信号S7が比較器8の
トランジスタQ17のベースに加えられる。
【0044】やがて演算信号S4の振幅が所定の電圧以
上になつたときトランジスタQ17がOFF、トランジ
スタQ19がONし、トランジスタQ24がONする。
これにより出力端子P4より論理「L」レベルの比較信
号S5がトラツプ特性調整回路3に与えられ、トラツプ
特性調整回路3が調整を終了し、バンドエリミネーシヨ
ンフイルタ1はトラツプ点の周波数f1 及びf3 を所望
の周波数に設定される。
【0045】以上の構成によれば、調整完了したときの
出力振幅が小さい出力信号S2に代えて、調整完了した
ときの出力振幅を大きく設定できるように変換された演
算信号S4のピーク点を検出するので減算器4の増幅率
を格段的に低く設定できる。従つて減算器4のオフセツ
ト誤差が格段的に小さく無視できることにより、比較回
路部5の素子の特性のばらつきによる影響を小さくでき
る。
【0046】また減算器4のオフセツト誤差が格段的に
小さいのでローパスフイルタ7を小規模の素子で構成で
きる。さらに調整完了したときの演算信号S4のピーク
点の振幅が出力信号S2のトラツプ点の振幅に比して格
段的に大きいので、比較器8のしきい値を容易に設定で
きる。
【0047】(2)第2の実施例 (2−1)全体構成 図5において、直列に接続された調整対象のバンドパス
フイルタ10及びローパスフイルタ11は、トラツプ点
検出回路12と共に集積回路に内蔵され、周波数特性曲
線が図6に示すように周波数f4 において−40〔dB〕に
減衰するトラツプ点を形成しており、入力信号S1を入
力するとこの周波数特性曲線に従つて減衰された出力信
号S8をローパスフイルタ11より次段に出力するよう
になされている。
【0048】バンドパスフイルタ10は、周波数特性曲
線が図7に示すように周波数f5 において0〔dB〕のピ
ーク点を形成しており、この周波数特性曲線に従つて減
衰された出力信号S9をローパスフイルタ11及びトラ
ツプ点検出回路12に出力するようになされている。ま
たトラツプ特性調整回路13より調整信号S10をバン
ドパスフイルタ10に与えて電流源の電流の値を調整す
ると、ピーク点の周波数f5 が調整され、従つてトラツ
プ点の周波数f4 が調整されるようになされている。
【0049】トラツプ点検出回路12は、入力信号S1
及び出力信号S9を与えられ、入力信号S1及び出力信
号S9に基づいて、周波数特性曲線が図8に示すように
周波数f6 において− 6〔dB〕に減衰するトラツプ点を
形成する演算信号S11を発生するようになされてい
る。
【0050】また演算信号S11のトラツプ点の周波数
6 を所望の周波数に調整することによつて演算信号S
11の振幅が所定のしきい値以下となるとき論理「H」
レベルの比較信号S12をトラツプ特性調整回路13に
与えて調整を終了させ、バンドパスフイルタ10及びロ
ーパスフイルタ11でなる合成フイルタのトラツプ点の
周波数f4 を所望の周波数に設定できるようになされて
いる。
【0051】トラツプ点検出回路12は、減算器14及
び比較回路部15で構成され、入力信号S1が予め所定
の周波数及び所定の振幅でバンドパスフイルタ10及び
減算器14の非反転入力端子P6に入力され、かつ出力
信号S9が反転入力端子P7に入力されると、入力信号
S1より出力信号S9を減算すると共に10倍以下の増
幅率で増幅させ、所定の周波数の振幅を図8の周波数特
性曲線に従つて減衰した演算信号S11を発生し、この
演算信号S11を比較回路部15に出力するようになさ
れている。
【0052】このようにバンドパスフイルタ10及び減
算器14は、入力信号S1を入力し、ピーク点を形成す
るバンドパスフイルタ10の周波数特性を浅いトラツプ
点を形成する周波数特性に変換した演算信号S11を出
力するバンドエリミネーシヨンフイルタを構成する。
【0053】ここでトラツプ特性調整回路13がピーク
点の周波数f5 を調整すると、バンドパスフイルタ10
及び減算器14とで構成されるバンドエリミネーシヨン
フイルタの出力すなわち演算信号S11が入力信号S1
と出力信号S9との演算結果であるので、トラツプ点の
周波数f6 がピーク点の周波数f5 の調整に応じて調整
の方向と同じ方向に調整される。
【0054】これによりトラツプ点の周波数f6 を調整
することとピーク点の周波数f5 を調整することとは等
価となる。従つてトラツプ点の周波数f6 を調整するこ
ととトラツプ点の周波数f4 を調整することとは等価に
なる。ちなみにここではf6= 9.8〔KHz〕となり、f
5 =15.75 〔KHz〕に調整することによつてf4 =23
〔KHz〕に調整される。
【0055】比較回路部15は、演算信号S11をピー
ク検出回路16に入力し、演算信号S11の振幅を測定
して最小電圧を検出させ、この最小電圧を伝えるピーク
信号S13をローパスフイルタ17に与えてリツプル成
分を取り除き、整形ピーク信号S14として比較器18
に入力する。
【0056】比較器18は、整形ピーク信号S14の電
圧が基準電圧源19の基準電圧VREF2より低いとき論理
「H」レベルの比較信号S12を出力する。これに対
し、整形ピーク信号S14の電圧が基準電圧VREF2より
高いとき論理「L」レベルの比較信号S12を出力する
ようになされている。
【0057】トラツプ特性調整回路13は比較信号S1
2を入力するロジツク回路を有し、所定の手順で調整信
号S10をバンドパスフイルタ10に与えるようになさ
れている。また論理「H」レベルの比較信号S12を入
力されると調整を終了するようになされている。
【0058】(2−2)トラツプ点検出回路12の構成 図9において、トランジスタQ35及びQ36は減算器
14の一方の差動対を構成し、トランジスタQ37及び
Q38は他方の差動対を構成する。一方の差動対のトラ
ンジスタQ35及びQ36は、エミツタがダイナミツッ
クレンジ拡大のための抵抗R25を介して相互に接続さ
れ、かつエミツタが電流源のトランジスタQ39及びQ
40のコレクタにそれぞれ接続されている。
【0059】またトランジスタQ35のベースが入力端
子P7に接続され、コレクタが電源電圧VCCに接続され
ている。さらにトランジスタQ36は、ベースがトラン
ジスタQ37のベース及びバイアス入力端子P8に接続
されて所定の定電圧を与えられ、コレクタがトランジス
タQ38のコレクタに接続されている。
【0060】これにより入力端子P7より出力信号S9
を与えられると出力信号S9はそれぞれ差動対のトラン
ジスタQ35及びQ36によつて電流に変換かつ増幅さ
れ、トランジスタQ36のコレクタ電流には出力信号S
9の逆相電流が発生し、これをトランジスタQ38のコ
レクタに伝えるようになされている。
【0061】他方の差動対のトランジスタQ37及びQ
38は、エミツタがダイナミツクレンジ拡大のための抵
抗R26で相互に接続され、かつエミツタが電流源のト
ランジスタQ41及びQ42のコレクタにそれぞれ接続
されている。またトランジスタQ38のベースが入力端
子P6に接続されている。トランジスタQ37のコレク
タは電源電圧VCCに接続されている。トランジスタQ3
8のコレクタはカレントミラー型電流源のトランジスタ
Q43のコレクタに接続されている。
【0062】これにより入力端子P6より入力信号S1
を与えられると入力信号S1はそれぞれ差動対のトラン
ジスタQ37及びQ38によつて電流に変換かつ増幅さ
れ、トランジスタQ38のコレクタ電流には入力信号S
1の同相電流が発生し、これとトランジスタQ36のコ
レクタより伝えられた出力信号S9の逆相電流とが加え
合わされるようになされている。
【0063】トランジスタQ43〜Q46及び抵抗R2
7、R28はカレントミラー型電流源を構成しており、
トランジスタQ43のコレクタより流す電流と同一電流
をトランジスタQ45のコレクタより流すようになされ
ている。トランジスタQ45は、コレクタがピーク検出
回路16のトランジスタQ47のベース、抵抗R29の
一端及び電流源のトランジスタQ48のコレクタに接続
され、ベースがトランジスタQ49のベースに接続され
ている。
【0064】これによりトランジスタQ43のコレクタ
に現れる信号電流すなわち入力信号S1の同相電流及び
出力信号S9の逆相電流の合計と同一の信号電流がトラ
ンジスタQ45のコレクタに現れる。この信号電流が抵
抗R29の一端に与えられているので抵抗R29の他端
に与えられたバイアス電圧を中心として電圧変換された
演算信号S11となりトランジスタQ47のベースに与
えられるようになされている。ちなみに演算信号S11
に変換された時点の周波数特性は図8の通りである。
【0065】ピーク検出回路16のトランジスタQ47
は、コレクタが電源電圧VCCに接続され、エミツタがト
ランジスタQ50のベースに接続され、かつエミツタが
コンデンサC4を介して接地ラインGNDに接続され、
かつエミツタが抵抗R30の一端に接続されている。ト
ランジスタQ49は、エミツタが抵抗R30の他端に接
続され、コレクタが接地ラインGNDに接続されてお
り、電源投入時など、何らかの原因でトランジスタQ4
7のエミツタ電圧が必要以上に上昇したときにONする
リミツタを構成する。
【0066】これにより演算信号S11の振幅が減少
し、その電圧がコンデンサC4の電圧より低いときトラ
ンジスタQ47はコンデンサC4の電圧により逆バイア
スされコンデンサC4を充電せず、コンデンサC4の電
荷がトランジスタQ50のベース電流として放電されコ
ンデンサC4の電圧が所定の速度で低下するようになさ
れている。これに対し、演算信号S11の振幅が増大
し、その電圧がコンデンサC4の電圧より高いときトラ
ンジスタQ47はコンデンサC4をそのときの電圧に充
電するようになされている。
【0067】トランジスタQ50はトランジスタQ47
の出力のバツフア回路を構成し、コレクタが電源電圧V
CCに接続され、エミツタが電流源のトランジスタQ51
のコレクタ及びローパスフイルタ17の入力端P9に接
続されている。電流源のトランジスタQ51、Q52及
びQ53は、共通エミツタが電流源のトランジスタQ5
4のコレクタに接続され、共通ベースがトランジスタQ
55のエミツタに接続されて所定のバイアス電圧を与え
られている。
【0068】これによりコンデンサC4の電圧がトラン
ジスタQ50で電流に変換かつ増幅されピーク信号S1
3となり、ローパスフイルタ17の入力端P9に与えら
れるようになされている。
【0069】ダイオード接続されたトランジスタQ56
は、エミツタがトランジスタQ53のコレクタ及びロー
パスフイルタ17の入力端P10に接続され、コレクタ
が電流源のトランジスタQ57のエミツタに接続されて
いる。トランジスタQ57は、コレクタが電源電圧VCC
に接続され、ベースが電流源のトランジスタQ58のベ
ース及び抵抗R29の他端に接続されている。ちなみに
抵抗R29の他端は電流源のトランジスタQ59のコレ
クタ及び電流源のトランジスタQ60のエミツタに接続
されている。
【0070】これによりトランジスタQ53のコレクタ
及びトランジスタQ56のエミツタの接続中点より所定
のバイアス電圧をローパスフイルタ17の入力端P10
に与えるようになされている。
【0071】トランジスタQ61は、ベースがローパス
フイルタ17の出力端P11に接続され、コレクタが電
源電圧VCCに接続され、エミツタが抵抗R31の一端に
接続されている。抵抗R31の他端はトランジスタQ6
2のベース及び電流源のトランジスタQ63のコレクタ
に接続されている。
【0072】これによりピーク信号S13がローパスフ
イルタ17でリツプルを除去され整形ピーク信号S14
として出力端P11よりトランジスタQ61のベースに
与えられ、トランジスタQ61で電流に変換かつ増幅さ
れ、抵抗R31でレベルシフトされてトランジスタQ6
2のベースに与えられるようになされている。
【0073】トランジスタQ62及びQ64は比較器1
8の差動対を構成し、トランジスタQ62は、エミツタ
がトランジスタQ64のエミツタ及び電流源のトランジ
スタQ65のコレクタに接続され、コレクタが接地ライ
ンGNDに接続されている。トランジスタQ64は、ベ
ースがローパスフイルタ17の出力端P12に接続さ
れ、コレクタが電流源のトランジスタQ66のコレクタ
に接続されている。
【0074】これによりトランジスタQ64は、ベース
が出力端P12より図5の基準電圧VREF2に相当する電
圧を与えられ、整形ピーク信号S14が抵抗R31でレ
ベルシフトされた電圧がトランジスタQ64のベース電
圧より高いときはONとなるようになされている。これ
に対し、整形ピーク信号S14が抵抗R31でレベルシ
フトされた電圧がトランジスタQ64のベース電圧より
低いときはOFFとなるようになされている。
【0075】ダイオード接続されたトランジスタQ66
は、トランジスタQ67と共にカレントミラー型の電流
源を構成し、ベースがトランジスタQ67のベースに接
続され、エミツタが接地ラインGNDに接続されてい
る。トランジスタQ67は、コレクタが出力端子P13
に接続され、エミツタが接地ラインGNDに接続されて
いる。
【0076】これによりトランジスタQ66及びQ67
は、トランジスタQ64がONしたときONして論理
「L」レベルの比較信号S12を出力端子P13より出
力するようになされている。これに対し、トランジスタ
Q64がOFFしたときOFFして論理「H」レベルの
比較信号S12を出力端子P13より出力するようにな
されている。
【0077】(2−3)第2の実施例の動作 以上の構成において、予めバンドパスフイルタ10及び
ローパスフイルタ11でなる合成フイルタの周波数特性
が所望のものとなつたとき整形ピーク信号S14も減衰
し、比較器18が出力端子P13より論理「H」レベル
に立ち上がる比較信号S12を出力するように入力信号
S1の周波数、振幅及び比較器18の基準電圧VREF2
定める。
【0078】減算器14の入力端子P6に入力信号S1
が入力されると共に入力端子P7に出力信号S9が入力
されると、入力信号S1及び出力信号S9はそれぞれ電
流に変換かつ増幅され、入力信号S1と出力信号S9と
の差電流がトランジスタQ38のコレクタに現れ、これ
と同じ差電流がカレントミラー型電流源のトランジスタ
Q45のコレクタに現れる。この差電流が抵抗R29に
よつて再び電圧に変換され演算信号S11となり、ピー
ク検出回路16のトランジスタQ47に与えられる。
【0079】演算信号S11の振幅は、調整の設定値が
所望のものでないときには出力信号S9によつて十分に
減衰されないが、トラツプ特性調整回路13がバンドパ
スフイルタ10を目標の周波数に向かつて調節するほど
減少する。すなわちバンドパスフイルタ10及びローパ
スフイルタ11でなる合成フイルタを目標の周波数に向
かつて調整するほど減少する。従つて次第に減少する演
算信号S11を与えられたピーク検出回路16のトラン
ジスタQ47は、ベースがコンデンサC4の電位により
逆バイアスされ、コンデンサC4を充電しなくなる。
【0080】コンデンサC4が電荷をトランジスタQ5
0のベース電流として所定の速度で放電し、その電位が
降下すると、トランジスタQ50で再び電流に変換され
たピーク信号S13の電位も降下し、さらに低い電圧の
整形ピーク信号S14が比較器17のトランジスタQ6
1のベースに与えられる。
【0081】やがて演算信号S11の振幅が所定の電圧
以下になつたときトランジスタQ62がON、トランジ
スタQ64がOFFし、トランジスタQ66及びQ67
がOFFする。これにより出力端子P13より論理
「H」レベルの比較信号S12がトラツプ特性調整回路
13に与えられ、トラツプ特性調整回路13が調整を終
了し、バンドパスフイルタ10及びローパスフイルタ1
1でなる合成フイルタはトラツプ点の周波数f4 を所望
の周波数に設定される。
【0082】以上の構成によれば、調整完了したときの
出力振幅が小さい出力信号S8に代えて、調整完了した
ときの出力振幅を大きく設定できるように変換された演
算信号S11のトラツプ点を検出するので減算器14の
増幅率を格段的に低く設定できる。従つて減算器14の
オフセツト誤差が格段的に小さく無視できることによ
り、比較回路部15の素子の特性のばらつきによる影響
を小さくできる。
【0083】また減算器14のオフセツト誤差が格段的
に小さいのでローパスフイルタ17を小規模の素子で構
成できる。さらに調整完了したときの演算信号S11の
トラツプ点の振幅が出力信号S8のトラツプ点の振幅に
比して格段的に大きいので、比較器18のしきい値を容
易に設定できる。
【0084】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、入力信号S1の周波数を
1つに指定し、比較回路部5又は15を用いて調整の良
否を検知する場合について述べたが、本発明はこれに限
らず、入力信号をホワイトノイズとし、出力信号の周波
数及び強度の分布状態を表示画面等でモニタすることに
よつてピーク点の周波数又はトラツプ点の周波数を検知
しても良い。
【0085】また上述の実施例においては、論理「H」
レベル又は論理「L」レベルの比較信号S5(又はS1
2)をトラツプ特性調整回路3(又は13)に与えて調
整を完了させる場合について述べたが、本発明はこれに
限らず、例えば発光ダイオード等によつて調整手段に通
知して調整を完了させても良い。
【0086】さらに上述の実施例においては、トラツプ
特性調整回路3又は13で調整する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、発光ダイオード等を用いて
調整の良否を調整者に知らせ、調整者が手動で調整して
も良い。
【0087】さらに上述の実施例においては、入力信号
S1及び出力信号S9をトラツプ点検出回路12に入力
してバンドパスフイルタ10及びローパスフイルタ11
でなる合成フイルタを調整する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、入力信号S1及び出力信号S8
をトラツプ点検出回路2と同様のトラツプ点検出回路に
入力し、ピーク点の周波数を調整してバンドパスフイル
タ10及びローパスフイルタ11でなる合成フイルタを
調整しても良い。
【0088】さらに上述の実施例においては、合成フイ
ルタが2つの段数のフイルタで構成される場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、3つ以上の段数のフ
イルタで構成される合成フイルタの任意の段数の位置の
フイルタの特性を調整することによつて合成フイルタの
特性を調整する場合にも適用できる。
【0089】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、検出手段
が特性変換信号の最大値又は最小値を検出するために必
要な特性変換手段の増幅率が格段的に小さく、従つて特
性変換手段のオフセツト誤差が格段的に小さくできるこ
とにより、検出手段を構成する素子の特性のばらつきの
影響を受けにくく容易にフイルタの周波数特性を調整で
きるフイルタ調整回路を少ない素子で実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフイルタ調整回路の一実施例の全
体構成を示すブロツク図である。
【図2】第1の実施例における調整対象フイルタの周波
数特性の説明に供する特性曲線図である。
【図3】第1の実施例における演算信号の周波数特性の
説明に供する特性曲線図である。
【図4】第1の実施例におけるトラツプ点検出回路の説
明に供する接続図である。
【図5】第2の実施例の全体構成を示すブロツク図であ
る。
【図6】第2の実施例における調整対象フイルタの合成
された周波数特性の説明に供する特性曲線図である。
【図7】第2の実施例における調整対象フイルタのう
ち、バンドパスフイルタの周波数特性の説明に供する特
性曲線図である。
【図8】第2の実施例における演算信号の周波数特性の
説明に供する特性曲線図である。
【図9】第2の実施例におけるトラツプ点検出回路の説
明に供する接続図である。
【符号の説明】
1……バンドエリミネーシヨンフイルタ、2、12……
トラツプ点検出回路、3、13……トラツプ特性調整回
路、4、14……減算器、5、15……比較回路部、1
0……バンドパスフイルタ、6、16……ピーク検出回
路、7、11、17……ローパスフイルタ、8、18…
…比較器、9、19……基準電圧源。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調整対象のフイルタの入力信号及び出力信
    号を入力し、上記入力信号及び上記出力信号に基づいて
    上記出力信号を上記出力信号と異なる特性に変換した特
    性変換信号を発生する特性変換手段と、 上記特性変換信号を入力し、上記特性変換信号の最大値
    又は最小値を検出した検出信号を発生する検出手段とを
    具え、上記検出信号に基づいて上記特性変換手段におけ
    る周波数特性を調整することにより上記フイルタの周波
    数特性を調整することを特徴とするフイルタ調整回路。
  2. 【請求項2】上記特性変換手段は、 上記入力信号を非反転入力端に入力すると共に、上記出
    力信号を反転入力端に入力し、減算結果を上記特性変換
    信号として出力する加減算部を有し、 上記検出手段は、 上記特性変換信号を入力し、上記特性変換信号の最大値
    又は最小値を検出したピーク信号を出力するピーク検出
    部と、 上記ピーク信号を入力し、上記ピーク信号のリツプル成
    分を取り除いた整形ピーク信号を出力するローパスフイ
    ルタと、 上記整形ピーク信号を入力し、上記整形ピーク信号を所
    定のしきい値と比較した結果を上記検出信号として出力
    する比較部とを有することを特徴とする請求項1に記載
    のフイルタ調整回路。
  3. 【請求項3】上記フイルタは、バンドエリミネーシヨン
    フイルタでなることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のフイルタ調整回路。
  4. 【請求項4】上記フイルタは、互いに直列に接続された
    バンドパスフイルタ及びローパスフイルタでなり、上記
    入力信号を上記バンドパスフイルタに入力し、上記バン
    ドパスフイルタより上記出力信号を上記ローパスフイル
    タ及び上記特性変換手段に出力することを特徴とする請
    求項1又は請求項2に記載のフイルタ調整回路。
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