JPH06254553A - 純水製造装置 - Google Patents
純水製造装置Info
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- JPH06254553A JPH06254553A JP7077393A JP7077393A JPH06254553A JP H06254553 A JPH06254553 A JP H06254553A JP 7077393 A JP7077393 A JP 7077393A JP 7077393 A JP7077393 A JP 7077393A JP H06254553 A JPH06254553 A JP H06254553A
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- Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)
- Water Treatment By Sorption (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コ−ジェネレ−ションシステムと組み合わせ
て逆浸透膜装置の温度特性を有効活用できる純水製造装
置を提供する。 【構成】 海水等の原水,原動機の排熱回収より水道水
等を温水に変えて循環供給するコ−ジェネレ−ション温
水生成装置13からの温水を1次側に供給し,原水を後
述する逆浸透膜装置の許容温度まで加温する第1の熱交
換器12,この第1の熱交換器12で加温した原水を一
旦貯蔵する原水タンク20,原水タンク20からの加温
された原水を加圧する圧力ポンプ26及び圧力ポンプ2
6により所定圧に加圧された所定温度の原水を供給さ
れ,透過水を生成する逆浸透膜装置27を備えて構成し
た。この場合,逆浸透膜装置27の透過水を原水を用い
て冷却する第2の熱交換器11を備え,また,上記原水
タンク20と圧力ポンプ26の間にフィルタ23を設け
るのが良い。さらに殺菌装置38,2次処理装置42を
用いれば,飲料水及び工業用水も生成できる。
て逆浸透膜装置の温度特性を有効活用できる純水製造装
置を提供する。 【構成】 海水等の原水,原動機の排熱回収より水道水
等を温水に変えて循環供給するコ−ジェネレ−ション温
水生成装置13からの温水を1次側に供給し,原水を後
述する逆浸透膜装置の許容温度まで加温する第1の熱交
換器12,この第1の熱交換器12で加温した原水を一
旦貯蔵する原水タンク20,原水タンク20からの加温
された原水を加圧する圧力ポンプ26及び圧力ポンプ2
6により所定圧に加圧された所定温度の原水を供給さ
れ,透過水を生成する逆浸透膜装置27を備えて構成し
た。この場合,逆浸透膜装置27の透過水を原水を用い
て冷却する第2の熱交換器11を備え,また,上記原水
タンク20と圧力ポンプ26の間にフィルタ23を設け
るのが良い。さらに殺菌装置38,2次処理装置42を
用いれば,飲料水及び工業用水も生成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は逆浸透膜装置を利用し,
飲料用,シャワ−用等の生活用水のほか工業用水も含む
広義の純水を製造するための純水製造装置の改良に関す
る。
飲料用,シャワ−用等の生活用水のほか工業用水も含む
広義の純水を製造するための純水製造装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】海水や河川の水から純水を得る方法とし
て,蒸発を利用するもの,凍結を利用するもの,
逆浸透膜装置を利用するものが知られている。この内,
の方法は河川だけでなく,海水を含めた原水から純水
を得る工業的手段として最近注目されている技術であ
る。ところで,逆浸透膜の温度特性は温度(℃)を横軸
に,透過流束補正係数を縦軸にとって表わした場合,図
2に示すような双曲線に類似した減衰状態の特性となっ
ている。同特性から,逆浸透膜は比較的高い温度で使用
する方が透過水量が増大することが示されている。逆浸
透膜装置を利用した従来の純水製造装置としては,たと
えば特公平4−63755号公報に示すものがある。そ
の概略構成は図3に示すように,原水タンク1からポン
プP1により供給される原水を,ポンプP2により加圧し
て逆浸透膜装置2に供給し,逆浸透膜装置2の膜面を透
過した透過水を送水ポンプP3を介して透過水処理設備
3に供給した後,超純水使用設備4に送るようにした逆
浸透膜装置システムにおいて,原水タンク1と逆浸透膜
装置2との間に,原水タンク1からの原水を加熱する熱
交換器5とこの熱交換器5からの原水を加熱するヒ−ト
ポンプ6とを備えた熱回収装置7を設け,逆浸透膜装置
2からの濃縮水及び前記超純水使用設備4からの使用済
生産水を熱交換器5及びヒ−トポンプ6の蒸発器の加熱
側へ供給し,濃縮水及び使用済生産水の有する低温排熱
の回収により25℃〜30℃に加熱した原水を逆浸透膜
装置2へ供給するように構成されていた。
て,蒸発を利用するもの,凍結を利用するもの,
逆浸透膜装置を利用するものが知られている。この内,
の方法は河川だけでなく,海水を含めた原水から純水
を得る工業的手段として最近注目されている技術であ
る。ところで,逆浸透膜の温度特性は温度(℃)を横軸
に,透過流束補正係数を縦軸にとって表わした場合,図
2に示すような双曲線に類似した減衰状態の特性となっ
ている。同特性から,逆浸透膜は比較的高い温度で使用
する方が透過水量が増大することが示されている。逆浸
透膜装置を利用した従来の純水製造装置としては,たと
えば特公平4−63755号公報に示すものがある。そ
の概略構成は図3に示すように,原水タンク1からポン
プP1により供給される原水を,ポンプP2により加圧し
て逆浸透膜装置2に供給し,逆浸透膜装置2の膜面を透
過した透過水を送水ポンプP3を介して透過水処理設備
3に供給した後,超純水使用設備4に送るようにした逆
浸透膜装置システムにおいて,原水タンク1と逆浸透膜
装置2との間に,原水タンク1からの原水を加熱する熱
交換器5とこの熱交換器5からの原水を加熱するヒ−ト
ポンプ6とを備えた熱回収装置7を設け,逆浸透膜装置
2からの濃縮水及び前記超純水使用設備4からの使用済
生産水を熱交換器5及びヒ−トポンプ6の蒸発器の加熱
側へ供給し,濃縮水及び使用済生産水の有する低温排熱
の回収により25℃〜30℃に加熱した原水を逆浸透膜
装置2へ供給するように構成されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のものは上記のよ
うに構成されるから,それ以前のものが大掛かりな蒸気
ボイラを熱源としていたものに比べれば,熱回収装置7
を使用しているため優れている。しかしながら,従来の
ものではこの熱回収装置7は熱交換器5とヒ−トポンプ
6により構成されているものであったから,原水の加熱
温度は前記のように30℃が限度であるため逆浸透膜装
置の温度特性を有効に活用していないという問題点があ
った。この点を詳述すれば次の通りである。即ち,図2
に示すように,逆浸透膜装置は所定圧力で供給される原
水の供給温度が,たとえば10℃というように基準温度
25℃以下の温度の場合は透過流束補正係数はほぼ2位
であるが,標準温度の25℃では前記補正係数は1に,
さらに,30℃では約0.85へと低下する。この透過
流束係数は同一の透過水量を得るための膜の面積に相当
するものであるから,原水の温度が25℃の時の膜の面
積を1とすれば,原水の温度が30℃なら膜の面積はそ
の0.85で良いということを意味する。従って,同一
の膜面積のもので,25℃と30℃での透過水量で換算
すれば25℃の透過水量を1とすると30℃では約1.
18(1/0.85)となることを意味する。ところ
で,現在使用されている逆浸透膜装置の最高許容温度は
約40℃であり,もし,原水を40℃まで加温できるな
ら透過流束補正係数に従って同一の透過水量を得るため
の膜の面積は0.63となる。このことは,基準温度の
25℃のときの透過水量を1とした場合,これと同一の
膜面積での40℃での透過水量は約1.59(1/0.
63)まで増大することを意味する。従って,同一の逆
浸透膜装置を使用し,40℃まで加温して使用すれば標
準温度(25℃)の1.59倍の透過水量で純水を造水
できるのに対し,従来のものでは25℃〜30℃の加温
では1〜1.17でしか使用していないことになり,こ
の点で逆浸透膜装置の温度特性を有効に使用していない
と述べたものである。本発明は従来のものの上記課題
(問題点)を解決するようにした純水製造装置を提供す
ることを目的とする。このため,逆浸透膜をその許容温
度で常に使用すれば効率の良い透過水量が得られるとい
う逆浸透膜の温度特性と,コ−ジェネレ−ション温水生
成装置を利用すれば逆浸透膜の許容温度まで原水を加熱
できるという点に着目し,効率的な純水製造装置を構成
しようとするものである。
うに構成されるから,それ以前のものが大掛かりな蒸気
ボイラを熱源としていたものに比べれば,熱回収装置7
を使用しているため優れている。しかしながら,従来の
ものではこの熱回収装置7は熱交換器5とヒ−トポンプ
6により構成されているものであったから,原水の加熱
温度は前記のように30℃が限度であるため逆浸透膜装
置の温度特性を有効に活用していないという問題点があ
った。この点を詳述すれば次の通りである。即ち,図2
に示すように,逆浸透膜装置は所定圧力で供給される原
水の供給温度が,たとえば10℃というように基準温度
25℃以下の温度の場合は透過流束補正係数はほぼ2位
であるが,標準温度の25℃では前記補正係数は1に,
さらに,30℃では約0.85へと低下する。この透過
流束係数は同一の透過水量を得るための膜の面積に相当
するものであるから,原水の温度が25℃の時の膜の面
積を1とすれば,原水の温度が30℃なら膜の面積はそ
の0.85で良いということを意味する。従って,同一
の膜面積のもので,25℃と30℃での透過水量で換算
すれば25℃の透過水量を1とすると30℃では約1.
18(1/0.85)となることを意味する。ところ
で,現在使用されている逆浸透膜装置の最高許容温度は
約40℃であり,もし,原水を40℃まで加温できるな
ら透過流束補正係数に従って同一の透過水量を得るため
の膜の面積は0.63となる。このことは,基準温度の
25℃のときの透過水量を1とした場合,これと同一の
膜面積での40℃での透過水量は約1.59(1/0.
63)まで増大することを意味する。従って,同一の逆
浸透膜装置を使用し,40℃まで加温して使用すれば標
準温度(25℃)の1.59倍の透過水量で純水を造水
できるのに対し,従来のものでは25℃〜30℃の加温
では1〜1.17でしか使用していないことになり,こ
の点で逆浸透膜装置の温度特性を有効に使用していない
と述べたものである。本発明は従来のものの上記課題
(問題点)を解決するようにした純水製造装置を提供す
ることを目的とする。このため,逆浸透膜をその許容温
度で常に使用すれば効率の良い透過水量が得られるとい
う逆浸透膜の温度特性と,コ−ジェネレ−ション温水生
成装置を利用すれば逆浸透膜の許容温度まで原水を加熱
できるという点に着目し,効率的な純水製造装置を構成
しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために,海水,河川水等の被処理用の原水,コ−ジ
ェネレ−ションシステムの発電装置駆動用のガスエンジ
ン等の原動機の排熱回収により水道水等を温水に変えて
循環供給するコ−ジェネレ−ション温水生成装置からの
温水を1次側に供給し,原水を後述する逆浸透膜装置の
許容温度まで加温する第1の熱交換器,この第1の熱交
換器で加温した原水を一旦貯蔵する原水タンク,この原
水タンクからの加温された原水を加圧する圧力ポンプ及
びこの圧力ポンプにより所定圧に加圧された所定温度の
原水を供給され,透過水を生成する逆浸透膜装置を備え
て構成した。この場合,逆浸透膜装置の透過水を,原水
を用いて冷却する第2の熱交換器を備えることが望まし
い。また,上記原水タンクと圧力ポンプの間に重金属以
外の有機物,バクテリア等を濾過するフィルタを設ける
ことが望ましい。さらに,上記逆浸透膜装置の透過水を
第2の熱交換器を経た後,さらにオゾン発生器等を用い
た殺菌装置により殺菌し,飲料水を生成することが望ま
しい。なお,上記純水製造装置の動力源への電源,その
他付帯設備への電源は,全て上記コ−ジェネレ−ション
発電装置から供給し,コ−ジェネレ−ションシステムと
一体的に構成されることが望ましい。
するために,海水,河川水等の被処理用の原水,コ−ジ
ェネレ−ションシステムの発電装置駆動用のガスエンジ
ン等の原動機の排熱回収により水道水等を温水に変えて
循環供給するコ−ジェネレ−ション温水生成装置からの
温水を1次側に供給し,原水を後述する逆浸透膜装置の
許容温度まで加温する第1の熱交換器,この第1の熱交
換器で加温した原水を一旦貯蔵する原水タンク,この原
水タンクからの加温された原水を加圧する圧力ポンプ及
びこの圧力ポンプにより所定圧に加圧された所定温度の
原水を供給され,透過水を生成する逆浸透膜装置を備え
て構成した。この場合,逆浸透膜装置の透過水を,原水
を用いて冷却する第2の熱交換器を備えることが望まし
い。また,上記原水タンクと圧力ポンプの間に重金属以
外の有機物,バクテリア等を濾過するフィルタを設ける
ことが望ましい。さらに,上記逆浸透膜装置の透過水を
第2の熱交換器を経た後,さらにオゾン発生器等を用い
た殺菌装置により殺菌し,飲料水を生成することが望ま
しい。なお,上記純水製造装置の動力源への電源,その
他付帯設備への電源は,全て上記コ−ジェネレ−ション
発電装置から供給し,コ−ジェネレ−ションシステムと
一体的に構成されることが望ましい。
【0005】
【作用】本発明の純水製造装置では,海水又は河川水等
の原水を,ガスエンジン等の高温の排熱を利用して加温
して得た温水(たとえば85℃の温水)を熱源として逆
浸透膜装置の許容温度(たとえば40℃)まで常時加温
した状態で,逆浸透膜装置に対して所定の圧力をかけて
供給するようにしたから,逆浸透膜装置の温度特性が有
効に利用され透過水量は大幅に増大される。また,逆浸
透膜装置より得られた純水は,原水を利用して冷却する
ようにすれば,たとえば20℃〜25℃という適正な温
度にまで簡単に冷却され,給水できる。さらに,この給
水を殺菌装置または2次処理装置により飲料水または工
業用水に生成される。なお,逆浸透膜装置に加温された
原水を供給するに当っては,前処理としてのフィルタを
用いれば有機物等が適正に除去される。
の原水を,ガスエンジン等の高温の排熱を利用して加温
して得た温水(たとえば85℃の温水)を熱源として逆
浸透膜装置の許容温度(たとえば40℃)まで常時加温
した状態で,逆浸透膜装置に対して所定の圧力をかけて
供給するようにしたから,逆浸透膜装置の温度特性が有
効に利用され透過水量は大幅に増大される。また,逆浸
透膜装置より得られた純水は,原水を利用して冷却する
ようにすれば,たとえば20℃〜25℃という適正な温
度にまで簡単に冷却され,給水できる。さらに,この給
水を殺菌装置または2次処理装置により飲料水または工
業用水に生成される。なお,逆浸透膜装置に加温された
原水を供給するに当っては,前処理としてのフィルタを
用いれば有機物等が適正に除去される。
【0006】
【実施例】以下図1に示す一実施例により本発明を具体
的に説明する。同図において,10は海水,河川水等の
原水を供給する供給用のポンプ,11は第2の熱交換器
で,この働きについては後述する。12は第1の熱交換
器で,この1次側にはコ−ジェネレ−ション温水生成装
置13からの温水が供給ポンプ14を介して循環される
ようになっている。コ−ジェネレ−ション温水生成装置
13は,図示のように,たとえば,交流発電機等のコ−
ジェネレ−ション発電装置15を駆動するためのガスエ
ンジン,ディ−ゼルエンジン,ガスタ−ビン等の原動機
16,この原動機16の排気管17を通過する排気ガス
の高熱を利用し水道水等を用いて,たとえば85℃の温
水を得るためのジャケット等の配管18及び戻り経路に
挿入されるラジェ−タ19等により構成される。20は
原水タンクで,第1の熱交換器12により約40℃に加
温された原水を貯蔵する。21は常時開状態の弁,22
は原水供給用の供給ポンプである。23はフィルタで,
砂濾過器,活性炭等の濾過層を備え,原水中のCa,N
a,Mg等の重金属以外の有機物,バクテリア等の不純
物を除去する。24及び25は夫々加圧前及び加圧後の
圧力を計るための圧力計,26は加圧用の圧力ポンプ
で,同ポンプ26により,たとえば50[kg/cm2
G]程度の所要圧力となるように原水を加圧する。27
は逆浸透膜装置で,同装置27を透過して得られた純水
は常時開状態の弁28を介して第2の熱交換器11の2
次側に供給され,同交換器11の1次側を通過する原水
により給水可能な温度(たとえば,20℃〜25℃)へ
と冷却し透過水タンク29にて貯蔵するようにしてい
る。なお,逆浸透膜装置27で発生する濃縮水は常時開
状態の圧力調整弁30及び常時開状態の弁31を介して
外部に放水されるようになっている。32は圧力調整弁
30に並列に接続された常時閉状態のバイパス弁,33
も常時閉状態の弁で,同弁33の先端は原水タンク20
に臨んでいる。34はポンプ26と原水タンク20間に
設けられる分岐経路に挿入された所定の開度に調整され
た常時開状態の調整弁である。35は逆浸透膜装置27
の透過水側と原水タンク20とを結ぶ分岐経路中に挿入
された常時閉状態の弁である。36は透過水タンク29
に収納された淡水を給水するための供給ポンプである。
37も供給ポンプで,殺菌装置38を経て飲料水を供給
するためのものである。39はオゾン発生器で,プラズ
マ入力を受けて,殺菌装置38内に導入した導管の先端
部よりオゾンを発生させ,殺菌装置38に供給された淡
水を殺菌し,飲料に適した良質の水に変換するようにし
ている。40はオゾン発生後の排ガスを排出するための
排管,41は供給ポンプ,42は限界濾過膜装置等の工
業用水となる超純水とするための2次処理装置である。
以上の10〜42により本発明の純水製造装置が構成さ
れる。なお,図示しないが,上記純水製造装置の動力源
への電源,その他付帯設備への電源は,全てコ−ジェネ
レ−ション発電装置15から供給し,コ−ジェネレ−シ
ョンシステムと一体的に構成するのが望ましい。
的に説明する。同図において,10は海水,河川水等の
原水を供給する供給用のポンプ,11は第2の熱交換器
で,この働きについては後述する。12は第1の熱交換
器で,この1次側にはコ−ジェネレ−ション温水生成装
置13からの温水が供給ポンプ14を介して循環される
ようになっている。コ−ジェネレ−ション温水生成装置
13は,図示のように,たとえば,交流発電機等のコ−
ジェネレ−ション発電装置15を駆動するためのガスエ
ンジン,ディ−ゼルエンジン,ガスタ−ビン等の原動機
16,この原動機16の排気管17を通過する排気ガス
の高熱を利用し水道水等を用いて,たとえば85℃の温
水を得るためのジャケット等の配管18及び戻り経路に
挿入されるラジェ−タ19等により構成される。20は
原水タンクで,第1の熱交換器12により約40℃に加
温された原水を貯蔵する。21は常時開状態の弁,22
は原水供給用の供給ポンプである。23はフィルタで,
砂濾過器,活性炭等の濾過層を備え,原水中のCa,N
a,Mg等の重金属以外の有機物,バクテリア等の不純
物を除去する。24及び25は夫々加圧前及び加圧後の
圧力を計るための圧力計,26は加圧用の圧力ポンプ
で,同ポンプ26により,たとえば50[kg/cm2
G]程度の所要圧力となるように原水を加圧する。27
は逆浸透膜装置で,同装置27を透過して得られた純水
は常時開状態の弁28を介して第2の熱交換器11の2
次側に供給され,同交換器11の1次側を通過する原水
により給水可能な温度(たとえば,20℃〜25℃)へ
と冷却し透過水タンク29にて貯蔵するようにしてい
る。なお,逆浸透膜装置27で発生する濃縮水は常時開
状態の圧力調整弁30及び常時開状態の弁31を介して
外部に放水されるようになっている。32は圧力調整弁
30に並列に接続された常時閉状態のバイパス弁,33
も常時閉状態の弁で,同弁33の先端は原水タンク20
に臨んでいる。34はポンプ26と原水タンク20間に
設けられる分岐経路に挿入された所定の開度に調整され
た常時開状態の調整弁である。35は逆浸透膜装置27
の透過水側と原水タンク20とを結ぶ分岐経路中に挿入
された常時閉状態の弁である。36は透過水タンク29
に収納された淡水を給水するための供給ポンプである。
37も供給ポンプで,殺菌装置38を経て飲料水を供給
するためのものである。39はオゾン発生器で,プラズ
マ入力を受けて,殺菌装置38内に導入した導管の先端
部よりオゾンを発生させ,殺菌装置38に供給された淡
水を殺菌し,飲料に適した良質の水に変換するようにし
ている。40はオゾン発生後の排ガスを排出するための
排管,41は供給ポンプ,42は限界濾過膜装置等の工
業用水となる超純水とするための2次処理装置である。
以上の10〜42により本発明の純水製造装置が構成さ
れる。なお,図示しないが,上記純水製造装置の動力源
への電源,その他付帯設備への電源は,全てコ−ジェネ
レ−ション発電装置15から供給し,コ−ジェネレ−シ
ョンシステムと一体的に構成するのが望ましい。
【0007】以上の構成において,コ−ジェネレ−ショ
ン温水生成装置13により第1の熱交換器12の1次側
に約85℃の温水が循環されている状態において,海
水,河川水等の原水がポンプ10により第2の熱交換器
11を経て第1の熱交換器12に供給される。従って,
この熱交換器12を通過した原水は約40℃に加温さ
れ,原水タンク20に一旦貯えられた後,弁21,ポン
プ22を介してフィルタ23に供給され,フィルタ23
により重金属以外の有機物,バクテリア等が濾過され,
圧力ポンプ26を介して,たとえば50[kg/cm2
G]等の所定の圧力に加圧されて,逆浸透膜装置27に
供給される。よって,逆浸透膜装置27の膜面を透過し
た純水はまだ40℃程度の温度のものであるが,第2の
熱交換器11の2次側を通過する際,同交換器11の1
次側を通過する原水によって20℃〜25℃程度の温度
の淡水に冷却されて,透過水タンク29に一旦貯えられ
る。同タンク29の淡水は手洗い,シャワ−等の給水の
場合には,ポンプ36によりそのまま給水され,飲料用
の場合はポンプ37及び殺菌装置38を介して殺菌され
た水が給水される。また,工業用水としては,2次処理
装置42を経た超純水が使用される。なお,逆浸透膜装
置27で生じた濃縮水は弁30,31を介して外部に放
水される。ところで,本発明の純水製造装置では,上記
のように原水を逆浸透膜装置27に対して加圧して供給
する前に,第1の熱交換器12により逆浸透膜装置27
の最高許容温度である40℃にまで加温するものである
から,逆浸透膜装置27は図2に示すようにその温度特
性としては基準温度(25℃)と同一の透過水量を得る
のに,膜面積で63%で良くなり,膜面積を一定とした
場合には透過水量は基準温度の1.59倍即ち,59%
も透過水量を増大できるようにした点に,その構成上の
特徴がある。なお,図1で破線で示した配管ル−トは本
装置の立ち上がり前のテストや設定または保守の時等に
使用するル−トであり,従って同ル−トに配置された弁
33,34及び35は夫々常時閉状態で,そのような使
用状態にのみ開状態となる。
ン温水生成装置13により第1の熱交換器12の1次側
に約85℃の温水が循環されている状態において,海
水,河川水等の原水がポンプ10により第2の熱交換器
11を経て第1の熱交換器12に供給される。従って,
この熱交換器12を通過した原水は約40℃に加温さ
れ,原水タンク20に一旦貯えられた後,弁21,ポン
プ22を介してフィルタ23に供給され,フィルタ23
により重金属以外の有機物,バクテリア等が濾過され,
圧力ポンプ26を介して,たとえば50[kg/cm2
G]等の所定の圧力に加圧されて,逆浸透膜装置27に
供給される。よって,逆浸透膜装置27の膜面を透過し
た純水はまだ40℃程度の温度のものであるが,第2の
熱交換器11の2次側を通過する際,同交換器11の1
次側を通過する原水によって20℃〜25℃程度の温度
の淡水に冷却されて,透過水タンク29に一旦貯えられ
る。同タンク29の淡水は手洗い,シャワ−等の給水の
場合には,ポンプ36によりそのまま給水され,飲料用
の場合はポンプ37及び殺菌装置38を介して殺菌され
た水が給水される。また,工業用水としては,2次処理
装置42を経た超純水が使用される。なお,逆浸透膜装
置27で生じた濃縮水は弁30,31を介して外部に放
水される。ところで,本発明の純水製造装置では,上記
のように原水を逆浸透膜装置27に対して加圧して供給
する前に,第1の熱交換器12により逆浸透膜装置27
の最高許容温度である40℃にまで加温するものである
から,逆浸透膜装置27は図2に示すようにその温度特
性としては基準温度(25℃)と同一の透過水量を得る
のに,膜面積で63%で良くなり,膜面積を一定とした
場合には透過水量は基準温度の1.59倍即ち,59%
も透過水量を増大できるようにした点に,その構成上の
特徴がある。なお,図1で破線で示した配管ル−トは本
装置の立ち上がり前のテストや設定または保守の時等に
使用するル−トであり,従って同ル−トに配置された弁
33,34及び35は夫々常時閉状態で,そのような使
用状態にのみ開状態となる。
【0008】
【発明の効果】本発明は上記のように逆浸透膜装置に所
定圧力で加圧して供給する海水等の原水をコ−ジェネレ
−ション温水生成装置を熱源に利用して加温し,また上
記装置で透過した水は原水を利用して冷却するようにし
たものであるから,次のような優れた効果を有する。 逆浸透膜装置に供給する原水はコ−ジェネレ−ション
温水生成装置を用いることにより逆浸透膜装置の最高許
容温度(たとえば,40℃)まで加温するようにしたか
ら,従来のヒ−トポンプ主体の熱回収装置による加温温
度(25℃〜30℃)に比べ透過水量を大幅に増大でき
る。即ち,図2の温度特性によれば,従来のもので30
℃の原水を使用するものに比べて,1.587/1.1
76≒1.349即ち,約34.9%も透過水量が増大
できることが確認された。さらに,図2の温度特性より
判るように,近い将来,逆透過膜装置の最高許容温度が
現在の約40℃よりさらに増大されることは十分考えら
れるので,この場合には,コ−ジェネレ−ション温水生
成装置では40℃以上に原水を加温することは十分可能
であるから,この許容温度の上昇に伴い,原水を加温す
れば,さらに,透過水量を増大させることが可能であ
る。 また,本発明のものでは,逆浸透膜装置への供給側の
原水を約40℃に加温したため,透過水の温度もその分
上昇して約40℃となったが,この透過水の冷却は原水
を用いて冷却するようにしたため,特別の冷却源を必要
とせず,冷却することができる。 また,逆浸透膜装置に原水を加圧供給する前に,フィ
ルタ23により重金属以外の有機物,バクテリアを除去
し,逆浸透膜装置27により重金属成分を除去するよう
に分担したから,原水として河川水は勿論,海水を用い
ても純水を効率良く得ることができる。さらに,透過水
を殺菌装置を通せば飲料水として使用でき,殺菌を行わ
なくても手洗いやシャワ−用の水としては十分に使用が
できる。また,さらに所要の2次処理を行うことにより
工業用水の生成も容易に行うことができる。 本発明で原水の加温に使用されるコ−ジェネレ−ショ
ン温水生成装置は,ガスエンジン等の排熱回収を利用す
るものであり,コ−ジェネレ−ション発電装置の電源設
備の一要素により容易に一体的に構成できるものであ
り,これと図1に示した逆浸透膜装置を主体に本発明を
構成することが容易である。従って,本発明の純水製造
装置は都市における水道水を補充する給水源としては勿
論のこと,海水はあるが水道水の配管設備がされていな
いような僻地における純水製造装置としてもその実益は
大である。
定圧力で加圧して供給する海水等の原水をコ−ジェネレ
−ション温水生成装置を熱源に利用して加温し,また上
記装置で透過した水は原水を利用して冷却するようにし
たものであるから,次のような優れた効果を有する。 逆浸透膜装置に供給する原水はコ−ジェネレ−ション
温水生成装置を用いることにより逆浸透膜装置の最高許
容温度(たとえば,40℃)まで加温するようにしたか
ら,従来のヒ−トポンプ主体の熱回収装置による加温温
度(25℃〜30℃)に比べ透過水量を大幅に増大でき
る。即ち,図2の温度特性によれば,従来のもので30
℃の原水を使用するものに比べて,1.587/1.1
76≒1.349即ち,約34.9%も透過水量が増大
できることが確認された。さらに,図2の温度特性より
判るように,近い将来,逆透過膜装置の最高許容温度が
現在の約40℃よりさらに増大されることは十分考えら
れるので,この場合には,コ−ジェネレ−ション温水生
成装置では40℃以上に原水を加温することは十分可能
であるから,この許容温度の上昇に伴い,原水を加温す
れば,さらに,透過水量を増大させることが可能であ
る。 また,本発明のものでは,逆浸透膜装置への供給側の
原水を約40℃に加温したため,透過水の温度もその分
上昇して約40℃となったが,この透過水の冷却は原水
を用いて冷却するようにしたため,特別の冷却源を必要
とせず,冷却することができる。 また,逆浸透膜装置に原水を加圧供給する前に,フィ
ルタ23により重金属以外の有機物,バクテリアを除去
し,逆浸透膜装置27により重金属成分を除去するよう
に分担したから,原水として河川水は勿論,海水を用い
ても純水を効率良く得ることができる。さらに,透過水
を殺菌装置を通せば飲料水として使用でき,殺菌を行わ
なくても手洗いやシャワ−用の水としては十分に使用が
できる。また,さらに所要の2次処理を行うことにより
工業用水の生成も容易に行うことができる。 本発明で原水の加温に使用されるコ−ジェネレ−ショ
ン温水生成装置は,ガスエンジン等の排熱回収を利用す
るものであり,コ−ジェネレ−ション発電装置の電源設
備の一要素により容易に一体的に構成できるものであ
り,これと図1に示した逆浸透膜装置を主体に本発明を
構成することが容易である。従って,本発明の純水製造
装置は都市における水道水を補充する給水源としては勿
論のこと,海水はあるが水道水の配管設備がされていな
いような僻地における純水製造装置としてもその実益は
大である。
【図1】本発明の一実施例を示す配管も含む系統図であ
る。
る。
【図2】本発明と従来例を比較するために示した透過流
束補正係数−温度の特性図である。
束補正係数−温度の特性図である。
【図3】従来例の構成を示す系統図である。
11,12:熱交換器 13:コ−ジェネレ−ション温水生成装置 20:原水タンク 23:フィルタ 26:圧力ポンプ 27:逆浸透膜装置 29:透過水タンク 38:殺菌装置 42:2次処理装置
Claims (5)
- 【請求項1】 海水,河川水等の被処理用の原水,コ−
ジェネレ−ションシステムの発電装置駆動用のガスエン
ジン等の原動機の排熱回収により水道水等を温水に変え
て循環供給するコ−ジェネレ−ション温水生成装置から
の温水を1次側に供給し,原水を後述する逆浸透膜装置
の許容温度まで加温する第1の熱交換器,この第1の熱
交換器で加温した原水を一旦貯蔵する原水タンク,この
原水タンクからの加温された原水を加圧する圧力ポンプ
及びこの圧力ポンプにより所定圧に加圧された所定温度
の原水を供給され,透過水を生成する逆浸透膜装置を備
えたことを特徴とする純水製造装置。 - 【請求項2】 上記逆浸透膜装置の透過水を,原水を用
いて冷却する第2の熱交換器を備えた請求項1記載の純
水製造装置。 - 【請求項3】 上記原水タンクと圧力ポンプの間に重金
属以外の有機物,バクテリア等を濾過するフィルタを設
けるようにした請求項1又は2のいずれかに記載の純水
製造装置。 - 【請求項4】 上記逆浸透膜装置の透過水を第2の熱交
換器を経た後,さらにオゾン発生器等を用いた殺菌装置
により殺菌し,飲料水を生成するようにした請求項1ま
たは2のいずれかに記載の純水製造装置。 - 【請求項5】 上記純水製造装置の動力源への電源,そ
の他付帯設備への電源は全て上記コ−ジェネレ−ション
発電装置から供給し,コ−ジェネレ−ションシステムと
一体的に構成されるようにした請求項1または2のいず
れかに記載の純水製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077393A JPH06254553A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 純水製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7077393A JPH06254553A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 純水製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06254553A true JPH06254553A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=13441182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7077393A Pending JPH06254553A (ja) | 1993-03-08 | 1993-03-08 | 純水製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06254553A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002059195A (ja) * | 2000-08-21 | 2002-02-26 | Zenkichi Abiko | 海洋深層水の水処理プラント |
| JP2005052793A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-03 | Japan Cost Planning:Kk | 熱電併給装置を有する浄化水供給装置 |
| JP2009183800A (ja) * | 2008-02-01 | 2009-08-20 | Panasonic Corp | 純水製造方法及び装置 |
| CN101844821A (zh) * | 2010-05-28 | 2010-09-29 | 济南市琦泉热电有限责任公司 | 余热回收提高反渗透效率的设备及工艺 |
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| CN102190344A (zh) * | 2010-03-08 | 2011-09-21 | 慈溪市龙巍电器有限公司 | 一种组合式溴树脂滤芯分质供水反渗透净水机 |
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| WO2013031544A1 (ja) * | 2011-08-26 | 2013-03-07 | 株式会社日立プラントテクノロジー | 海水淡水化システムおよび海水淡水化方法 |
| US8505324B2 (en) | 2010-10-25 | 2013-08-13 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Independent free cooling system |
| WO2013121547A1 (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-22 | 三菱重工業株式会社 | 海水淡水化システム |
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| JP2013193012A (ja) * | 2012-03-19 | 2013-09-30 | Toshiba Corp | 海水淡水化装置 |
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| WO2016111371A1 (ja) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 東レ株式会社 | 半透膜の阻止性能向上方法、半透膜、半透膜造水装置 |
| WO2016111370A1 (ja) * | 2015-01-09 | 2016-07-14 | 東レ株式会社 | 水処理方法 |
| CN118139821A (zh) * | 2021-10-25 | 2024-06-04 | 奥加诺株式会社 | 水处理系统以及水处理方法 |
| JP7806183B1 (ja) * | 2024-11-15 | 2026-01-26 | 野村マイクロ・サイエンス株式会社 | 温度制御システム、温度制御方法、医薬用水製造装置の殺菌方法及び二次純水製造方法 |
-
1993
- 1993-03-08 JP JP7077393A patent/JPH06254553A/ja active Pending
Cited By (21)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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