JPH06256339A - クロマン誘導体 - Google Patents

クロマン誘導体

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JPH06256339A
JPH06256339A JP5049262A JP4926293A JPH06256339A JP H06256339 A JPH06256339 A JP H06256339A JP 5049262 A JP5049262 A JP 5049262A JP 4926293 A JP4926293 A JP 4926293A JP H06256339 A JPH06256339 A JP H06256339A
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JP
Japan
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liquid crystal
compound
phase
formula
group
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Application number
JP5049262A
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English (en)
Inventor
Sadao Takehara
貞夫 竹原
Haruyoshi Takatsu
晴義 高津
Kayoko Nakamura
佳代子 中村
Tamejirou Hiyama
爲次郎 檜山
Tetsuo Kusumoto
哲生 楠本
Kenichi Sato
健一 佐藤
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DIC Corp
Sagami Chemical Research Institute
Original Assignee
Sagami Chemical Research Institute
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06256339A publication Critical patent/JPH06256339A/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/34Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least one heterocyclic ring
    • C09K19/3402Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least one heterocyclic ring having oxygen as hetero atom
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • C09K2019/3422Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least one heterocyclic ring having oxygen as hetero atom the heterocyclic ring being a six-membered ring
    • C09K2019/3425Six-membered ring with oxygen(s) in fused, bridged or spiro ring systems

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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(I) 【化1】 (R1:アルキル、アルケニル、X:単結合、−O−、
m:0、1、環A、環B:シクロヘキサン、ベンゼン、
ピリミジン、ピリジン、ピラジン、ジオキサン、R2
アルキル)で表わされる化合物及びこれを含有する液晶
組成物。 【効果】 この化合物はネマチック組成物の液晶相温度
範囲を狭くすることなく、しきい値電圧を効果的に低下
できる。また、強誘電性液晶のスメクチックC相を示す
母体液晶の構成材料としても有用であり、粘性を低下さ
せて応答性を改善することができる。この化合物を含有
する各種液晶組成物は、水、光等に対する化学的安定性
にも優れている。従って、表示用液晶光スイッチング素
子の構成材料として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気光学的液晶表示材料
として有用な、クロマン誘導体である新規化合物及びそ
れを含有する液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、時計、電卓をはじめと
して、各種測定機器、自動車用パネル、ワープロ、電子
手帳、プリンター、コンピューター、テレビ等に用いら
れるようになっている。液晶表示方式としては、その代
表的なものにTN(捩れネマチック)型、STN(超捩
れネマチック)型、DS(動的光散乱)型、GH(ゲス
ト・ホスト)型あるいはFLC(強誘電性液晶)等があ
る。また駆動方式としても従来のスタティック駆動から
マルチプレックス駆動が一般的になり、更に単純マトリ
ックス方式、最近ではアクティブマトリックス方式が実
用化されている。
【0003】これらに用いられる液晶材料は、上記の表
示方式や駆動方式、更にその用途に応じて、種々の特性
が要求されているが、こうした諸特性を単独で満足する
ような化合物は知られていない。そのため、多数の化合
物を混合して液晶組成物として用いているのが実状であ
るが、諸特性に優れた組成物を得るためには、それぞれ
特徴を有する液晶化合物をできるだけ多種類混合する必
要がある。
【0004】一般的に、液晶化合物は中心骨格(コア)
と側鎖(末端基)からなる分子構造を有し、更に中心骨
格は環構造と必要に応じて連結基から構成される。環構
造としてはベンゼン環、シクロヘキサン環、ピリミジン
環、ピリジン環、ジオキサン環等の単環に加えて、ナフ
タレン環、デカリン環、ベンゾオキサゾール環等の縮合
環を含めてこれまでに多数のものが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述の各種液晶表示方
式のなかで、現在主流となっているのはTN型及びST
N型である。この方式に用いられる液晶材料には、用途
にもよるが、ネマチック相の温度範囲が広いことと、し
きい値電圧が低いことは共通して重要な特性として求め
られている。また、広い視覚範囲を得るためには、屈折
率異方性(Δn)があまり大きくないことが必要であ
る。しかしながら、このTN型、STN型表示ではいわ
ゆるクロストーク現象のために、用いる走査線数に限界
があり、ある程度以上の高精細表示が不可能である。
【0006】これに対して、アクティブマトリックス駆
動方式を用いることにより、表示品位を高め、高精細の
表示が可能となったが、この方式は非常にコストが高
く、大面積化が困難であるという欠点を有する。そのた
め、安価な単純マトリックス駆動方式で大面積高精細表
示が可能な表示方式として、強誘電性液晶表示が注目さ
れている。
【0007】この表示方式では、ネマチック液晶と異な
りキラルスメクチック(通常はキラルスメクチックC)
液晶組成物を用いるが、このような表示方式においては
高速応答性が重視される。キラルスメクチックC液晶組
成物(以下、SC*液晶組成物と省略する)の液晶材料
は、一般的に、アキラルなスメクチックC液晶を母体液
晶として、これに光学活性な液晶化合物をキラルドーパ
ントとして添加することにより調製されるが、母体液晶
としてはスメクチックC相の温度範囲が広いことと、低
粘性であることが特に重要である。
【0008】本発明が解決しようとする課題は、TN
型、STN型表示方式に用いられる液晶材料として、組
成物の液晶相転移温度を低下させることなく、しきい値
電圧を効果的に低下させ、しかもΔnを小さくできる化
合物を提供することにある。
【0009】また、更には、強誘電性液晶の構成材料と
して、粘性が低く、スメクチックC相の温度範囲が広
く、あるいは添加によって組成物のスメクチックC相の
温度範囲を狭くすることのない液晶化合物を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、一般式(I)
【0011】
【化2】
【0012】(式中、R1は置換されていてもよい炭素
原子数1〜18の直鎖状又は分岐状のアルキル基又はア
ルケニル基を表わすが、炭素原子数1〜12の直鎖状ア
ルキル基又はアルケニル基が好ましく、炭素原子数1〜
12の直鎖状アルキル基が特に好ましい。Xは単結合又
は−O−を表わし、mは0又は1を表わす。環A及び環
Bはそれぞれ独立的に、1,4−シクロヘキシレン基、
1個又は2個のフッ素原子により置換されていてもよい
1,4−フェニレン基、ピリミジン−2,5−ジイル
基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピラジン−2,5−
ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基を表
わすが、環A及び環B共に、1,4−シクロヘキシレン
基あるいは1個又は2個のフッ素原子により置換されて
いてもよい1,4−フェニレン基であることが好まし
い。また、環Aが1,4−シクロヘキシレン基である場
合、Xは単結合であることが好ましい。R2は炭素原子
数1〜12のアルキル基を表わすが、炭素原子数1〜8
の直鎖状アルキル基が好ましい。)
【0013】また、特にネマチック液晶材料としては、
一般式(I)において、R1が炭素原子数1〜7の直鎖
状アルキル基であること、環A及び環Bが共に1,4−
シクロヘキシレン基であること又はR2が炭素原子数1
〜5の直鎖状アルキル基であることのいずれかを満たす
ことが好ましく、強誘電性液晶材料としては、一般式
(I)において、R1が炭素原子数5〜12の直鎖状ア
ルキル基であることが好ましい。
【0014】本発明の一般式(I)の化合物は、例え
ば、一般式(II)
【0015】
【化3】
【0016】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。)で表わされる2−アルキル−6−ヒ
ドロキシクロマンと一般式(III)
【0017】
【化4】
【0018】(式中、R1、X、環A、環B及びmは一
般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされ
るカルボン酸誘導体とを縮合剤存在下に反応させること
により得ることができる。
【0019】あるいは、一般式(III)のカルボン酸
誘導体を塩化チオニル等の塩素化剤により一般式(I
V)
【0020】
【化5】
【0021】(式中、R1、X、環A、環B及びmは一
般式(I)におけると同じ意味を表わす。)で表わされ
る酸塩化物とし、これと一般式(II)の化合物をピリ
ジン等の塩基性物質存在下に反応させることによっても
得ることができる。
【0022】ここで中間体として用いた一般式(II
I)のカルボン酸誘導体は、一般的に用いられている化
合物であり、一部は市販されており、それ以外のものも
市販の化合物から公知の方法により容易に製造すること
ができる。
【0023】また、他方の一般式(II)の化合物は新
規な化合物であり、本発明はこの化合物をも提供する
が、この一般式(II)の化合物は、例えば、以下のよ
うにして製造することができる。
【0024】
【化6】
【0025】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。) 一般式(V)で表わされる2,5−ジメトキシベンズア
ルデヒド(市販されている)をプロパンジチオールでジ
チオアセタール化し、得られた一般式(VI)のジチア
ン誘導体を強塩基によりアニオンとし、一般式(VI
I)のオキシラン誘導体と反応させて、一般式(VII
I)の(2−ヒドロキシアルキル)ジチアン誘導体が得
られる。
【0026】
【化7】
【0027】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。) 次に、一般式(VIII)の化合物をラネーニッケルで
還元的に脱硫して一般式(IX)のアルコールとし、更
に塩化アルミニウム−ジメチルスルフィド等で脱メチル
化して、一般式(X)のトリオールが得られる。
【0028】
【化8】
【0029】(式中、R2は一般式(I)におけると同
じ意味を表わす。) この一般式(X)の化合物を酸触媒存在下に環化させ
て、一般式(II)のクロマン誘導体を得ることができ
る。
【0030】斯くして製造された一般式(I)で表わさ
れる化合物の代表例を第1表に掲げる。
【0031】
【表1】
【0032】(表中、Crは結晶相を、SCはスメクチ
ックC相を、SAはスメクチックA相を、Nはネマチッ
ク相を、Iは等方性液体相をそれぞれ表わす。) 第1表から、一般式(I)で表わされる化合物は広い温
度範囲で液晶相を示し、しかもネマチック相を示すこと
が明らかである。
【0033】本発明の一般式(I)の化合物は、前述の
方法によって製造する場合、通常はラセミ体として得ら
れるが、この一般式(I)の化合物はラセミ体のまま各
種液晶組成物に添加することによって用いることができ
る。
【0034】第1表中、(No.1)の化合物は、例え
ば、TN型、STN型表示用ネマチック液晶組成物の構
成成分として好適である。例えば、ネマチック液晶材料
として現在汎用されている母体液晶(A)
【0035】
【化9】
【0036】(式中、シクロヘキサン環はトランス配置
を表わし、「%」は「重量%」を表わす。)は50.5
℃以下でネマチック相を示し、誘電率異方性(Δε)は
12.0、屈折率異方性(Δn)は0.117であり、
これを用いて作製したTNセルのしきい値電圧(Vth
は1.50Vであった。
【0037】この母体液晶(A)75重量%及び(N
o.1)の化合物25重量%からなる液晶組成物(M−
1)を調製した。(M−1)のネマチック相の上限温度
は49℃であり、Δnは0.099であり、Δεは9.
7と小さくなった。この組成物を用いて同様にしてセル
を作製したところ、Δεが約20%も小さくなっている
にもかかわらず、Vthは1.38Vと母体液晶(A)よ
り約10%も低下した。
【0038】一般的に、TN型の液晶表示におけるしき
い値電圧(Vth)は式(1)
【0039】
【数1】
【0040】(式中、kは比例定数を、Kは弾性定数を
それぞれ表わす。)で表わされるが、この式から、(N
o.1)の化合物の弾性定数はかなり小さいと考えられ
る。このように、(No.1)の化合物を添加すること
により、母体液晶のネマチック相上限温度をほとんど低
下させることなく、しきい値電圧を効果的に低下させる
ことが可能であり、Δnも小さくすることができる。
【0041】一方、(No.2)〜(No.4)の各化
合物は、例えば、強誘電性液晶の構成材料として用いる
ことができ、更に詳しくは、スメクチックC相を示す母
体液晶(以下、SC母体液晶と省略する)の構成材料と
して好適である。
【0042】現在、最も一般的に用いられているフェニ
ルピリミジン系のSC母体液晶(B)
【0043】
【化10】
【0044】(上記中、「%」は「重量%」を表わ
す。)は融点が12.5℃であり、55.5℃までSC
相を示し、64.5℃までSA相を、70℃までN相を
示し、それ以上の温度で等方性液体(I)相を示す。こ
のSC母体液晶(B)90重量%及び第1表の(No.
2)〜(No.4)の各化合物10重量%からなる液晶
組成物(M−2)〜(M−4)を各々調製した。各液晶
組成物の相転移温度は以下の通りであった。
【0045】(M−2):60.5(SC−SA)、6
7(SA−N)、79.5(N−I) (M−3):53(SC−SA)、55.5(SA−
N)、65.5(N−I) (M−4):45(SC−SA)、58(SA−N)、
66(N−I)
【0046】(No.2)の化合物自体は高い温度まで
SC相を示すので、添加により、(M−2)のように、
組成物の液晶相上限温度を高温域に拡大することが可能
である。また、高温域における相系列を変化させること
もほとんどない。
【0047】(No.3)の化合物はSC相を示さない
が、同様に添加した場合、SC相の温度範囲をほとんど
狭くしていない。しかも、比較的低粘性であるので、キ
ラルドーパントを加えてキラルスメクチックC相を示す
液晶組成物(以下、SC*液晶組成物と省略する)を調
製した場合、応答性を改善することも可能である。
【0048】(No.4)の化合物もSC相を示さず、
SA相の上限温度も(No.3)の化合物に比べると高
い。しかしながら、非常に低粘性であるので、添加によ
り組成物の粘性を低下させ、応答性を改善することがで
きる。
【0049】一般的に、減粘効果を有する液晶化合物
は、組成物のSA相の温度範囲を拡大し、N相やSC相
の温度範囲を狭くする傾向を有する化合物が多いが、こ
の(No.4)の化合物は広い温度範囲でN相を有する
ため、添加により組成物のN相の温度範囲を狭くするこ
とはない。
【0050】また、現在の配向技術では強誘電性液晶材
料の液晶相として、キラルスメクチックC(SC*)相
と等方性液体(I)相との間にキラルネマチック
(N*)相及びSA相を有することが必要とされてい
る。そのためにはSC母体液晶において、SC相ととも
にN相の温度範囲も充分広いことが要求されている。こ
のことから、(No.4)の化合物は減粘液晶として有
用であり、また、組成物のN相の温度範囲を狭くしない
ので、良好な配向性を得るためにも有用である。
【0051】以上のように、一般式(I)で表わされる
化合物は、他のネマチック液晶化合物との混合物の状態
で、特にTN型あるいはSTN型といった電界効果型表
示セルの材料として使用することができ、あるいは他の
SC相を示す液晶化合物との混合物の状態で強誘電性液
晶用のSC母体液晶として、更にこれにキラルドーパン
トを加えてなる強誘電性液晶組成物として好適に使用す
ることができる。
【0052】本発明は一般式(I)で表わされる化合物
の少なくとも1種を構成成分として含有する液晶組成物
をも提供する。本発明の一般式(I)で表わされる化合
物と混合して使用することのできるネマチック液晶化合
物の好ましい代表例としては、例えば、4−置換安息香
酸4−置換フェニルエステル、4−置換シクロヘキサン
カルボン酸4−置換フェニルエステル、4−置換シクロ
ヘキサンカルボン酸4’−置換ビフェニリルエステル、
4−(4−置換シクロヘキサンカルボニルオキシ)安息
香酸4−置換フェニルエステル、4−(4−置換シクロ
ヘキシル)安息香酸4−置換フェニルエステル、4−
(4−置換シクロヘキシル)安息香酸4−置換シクロヘ
キシルエステル、4,4’−置換ビフェニル、1−(4
−置換フェニル)−4−置換シクロヘキサン、4,4”
−置換ターフェニル、1−(4’−置換ビフェニリル)
−4−置換シクロヘキサン、1−(4−置換シクロヘキ
シル)−4−(4−置換フェニル)シクロヘキサン、2
−(4−置換フェニル)−5−置換ピリミジン、2−
(4’−置換ビフェニリル)−5−置換ピリミジン、2
−(4−置換フェニル)−5−(4−置換フェニル)ピ
リミジン、2−(4−置換フェニル)−5−置換ピリジ
ン、2−(4’−置換ビフェニリル)−5−置換ピリジ
ン、2−(4−置換フェニル)−5−(4−置換フェニ
ル)ピリジンなどを挙げることができる。
【0053】また、本発明の一般式(I)で表わされる
化合物と混合して使用することのできるSC相を示す化
合物としては、例えば、下記一般式(A)
【0054】
【化11】
【0055】(式中、Ra及びRbは直鎖状又は分岐状の
アルキル基、アルコキシル基、アルコキシカルボニル
基、アルカノイルオキシ基又はアルコキシカルボニルオ
キシ基を表わし、互いに同一であっても異なっていても
よい。)で表わされるフェニルベンゾエート系化合物や
一般式(B)
【0056】
【化12】
【0057】(式中、Ra及びRbは一般式(A)におけ
ると同じ意味を表わす。)で表わされるピリミジン系化
合物を挙げることができる。また、一般式(A)、
(B)を含めて一般式(C)
【0058】
【化13】
【0059】(式中、Ra及びRbは一般式(A)におけ
ると同じ意味を表わし、環L及び環Mはそれぞれ1,4
−フェニレン基、1,4−シクロヘキシレン基、ピリジ
ン−2,5−ジイル基、ピリミジン−2,5−ジイル
基、ピラジン−2,5−ジイル基、ピリダジン−3,6
−ジイル基、1,3−ジオキサン−2,5−ジイル基あ
るいはこれらのハロゲン置換体を表わし、互いに同一で
あっても異なっていてもよく、Zaは−COO−、−O
CO−、−CH2O−、−OCH2−、−CH2CH2−、
−C≡C−又は単結合を表わす。)で表わされる化合物
も同様の目的に使用することができる。また、SC相の
温度範囲を高温域に拡大する目的には一般式(D)
【0060】
【化14】
【0061】(式中、Ra及びRbは一般式(A)におけ
ると同じ意味を表わし、環L、環M及び環Nは前記一般
式(C)における環L、環Mと同じ意味を表わし、互い
に同一であっても異なっていてもよく、Za及びZbはそ
れぞれ前記一般式(C)におけるZaと同じ意味を表わ
し、互いに同一であっても異なっていてもよい。)で表
わされる3環の化合物を用いることができる。
【0062】これらの化合物は、本発明の一般式(I)
の化合物と混合してSC母体液晶として用いるのが効果
的であるが、組成物としてSC相を示せばよいのであっ
て、個々の化合物については必ずしもSC相を示す必要
はない。
【0063】こうして得られたSC母体液晶に光学活性
化合物をキラルドーパントとして加えることにより、室
温を含む広い温度範囲でSC*相を示す液晶組成物を容
易に得ることができる。
【0064】また、このようなSC*液晶組成物は、例
えば、2枚の透明ガラス電極間に1〜20μm程度の薄
膜として封入することにより、表示用セルとして使用で
きる。良好なコントラストを得るためには、均一に配向
したモノドメインとする必要があり、このため多くの方
法が試みられている。良好な配向性を示すためには、液
晶材料としては、高温側からI−N*−SA−SC*の相
系列を示し、N*相及びSC*相における螺旋ピッチを大
きくすることが必要である。
【0065】
【実施例】以下に本発明の実施例を示し、本発明を更に
説明する。しかしながら、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。
【0066】なお、相転移温度の測定は温度調節ステー
ジを備えた偏光顕微鏡及び示差走査熱量計(DSC)を
併用して行った。また、化合物の構造は核磁気共鳴スペ
クトル(1H−NMR)、質量スペクトル(MS)等に
より確認した。NMRにおけるCDCl3は溶媒を表わ
し、sは1重線、dは2重線、tは3重線、quint
etは5重線、mは多重線を表わし、また、例えばdd
は2重の2重線を表わし、bは幅広い線を表わす。Jは
カップリング定数を表わす。MSにおけるM+は親ピー
クを表わす。
【0067】(実施例1) 2−ブチル6−ヒドロキシ
クロマン(一般式(II)の化合物)の合成
【0068】
【化15】
【0069】(1−a) 2−(2,5−ジメトキシフ
ェニル)−1,3−ジチアンの合成 2,5−ジメトキシベンズアルデヒド5g、1,3−プ
ロパンジチオール3.3ml、ポリリン酸トリメチルシ
リル(PPSE)−ジクロロメタン溶液45mlを室温
で15時間攪拌した。反応液を飽和炭酸水素ナトリウム
水溶液300mlに注ぎ、反応生成物をエーテル400
mlで抽出した。抽出液を濃縮した後、ヘキサン/エー
テル/ジクロロメタン(4/2/1)混合溶媒から再結
晶させて、2−(2,5−ジメトキシフェニル)−1,
3−ジチアン6.0g(収率:78%)を得た。
【0070】無色針状晶 融点:130℃ IR(KBr) 2960,2930,2850,16
08,1500,1450,1420,1318,12
72,1233,1200,1040,808,74
3,684cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 1.80〜2.40
(m,2H),2.77〜3.30(m,4H),3.
80(s,3H),3.87(s,3H),5.72
(s,1H),6.84(s,2H),7.22(s,
1H) MS m/z 256(M+,100),182(7
4),149(93),121(48) 元素分析:C121622として 計算値:C,56.22%;H,6.29%;S,2
5.01% 実測値:C,56.06%;H,6.20%;S,2
4.98%
【0071】(1−b) 2−(2,5−ジメトキシフ
ェニル)−2−(2−ヒドロキシヘキシル)−1,3−
ジチアンの合成 上記(1−a)で得た2−(2,5−ジメトキシフェニ
ル)−1,3−ジチアン1.28g(5ミリモル)のT
HF10ml溶液に、−78℃で1.6Mブチルリチウ
ム−ヘキサン溶液3.8mlを加えて10分間攪拌し
た。これに1,2−エポキシヘキサン0.72ml(6
ミリモル)を加え、室温まで昇温しながら一晩攪拌し
た。反応終了後、反応液を1M塩酸で処理し、反応生成
物を酢酸エチルで抽出した後、抽出液を濃縮し、カラム
クロマトグラフィー(Kieselgel60,ヘキサ
ン/酢酸エチル=5/1)を用いて精製し、2−(2,
5−ジメトキシフェニル)−2−(2−ヒドロキシヘキ
シル)−1,3−ジチアン1.57g(収率:88%)
を得た。
【0072】無色油状物質 Rf値:0.4(ヘキサン/酢酸エチル=2/1) IR(neat) 3500,2950,1490,1
280,1225,1050,810cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.85(t,J=
7.2Hz,3H),1.18〜1.48(m,6
H),1.90〜2.06(m,2H),2.48
(d,J=2.2Hz,1H),2.57(dd,J=
14.9and8.4Hz,1H),2.64(dd,
J=14.9and2.2Hz,1H),2.79(d
dd,J=14.2,8.5,and4.4Hz,1
H),2.84〜2.93(m,3H),3.63〜
3.70(m,1H),3.80(s,3H),3.8
1(s,3H),6.81(dd,J=8.8and
3.0Hz,1H),6.88(d,J=8,8Hz,
1H),7.55(d,J=3.0Hz,1H) MS m/z 356(M+,30),255(3
1),163(48),85(100) 元素分析:C182823として 計算値:C,60.64%;H,7.92%;S,1
7.99% 実測値:C,60.72%;H,8.04%;S,1
7.84%
【0073】(1−c) 1−(2,5−ジメトキシフ
ェニル)−3−ヒドロキシヘプタンの合成 上記(1−b)で得た2−(2,5−ジメトキシフェニ
ル)−2−(2−ヒドロキシヘキシル)−1,3−ジチ
アン1.5g(4.21ミリモル)のエタノール20m
l溶液に、ラネーニツケル(W−4)エタノール懸濁液
45mlを加え、1.5時間加熱還流した。反応液をセ
ライト濾過した後、濾液を濃縮し、得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(Kieselgel60,トル
エン/エチルエーテル=10/1)を用いて精製して、
1−(2,5−ジメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ
ヘプタン0.66g(収率:62%)を得た。
【0074】無色油状物質 Rf値:0.2(ヘキサン/酢酸エチル=5/1) IR(neat) 3500,2950,1500,1
225,1050cm-1 1H NMR(CDCl3) δ
0.89(t,J=7.3Hz,3H),1.24〜
1.49(m,6H),1.63〜1.77(m,2
H),2.06(d,J=3.6Hz,1H),2.6
7(ddd,J=13.6,7.9,and5.6H
z,1H),2.76(dt,J=13.6and8.
2Hz,1H),3.47〜3.55(m,1H),
3.76(s,3H),4.00(s,3H),6.7
0(dd,J=8.8and3.0Hz,1H),6.
74(d,J=3.0Hz,1H),6.78(d,J
=8.8Hz,1H) MS m/z 252(M+,71),177(3
6),152(100),151(87),121(5
5),41(31) 高分解能MS(M+):C15243として 計算値:252.1723 実測値:252.1700
【0075】(1−d) 1−(2,5−ジヒドロキシ
フェニル)−3−ヒドロキシヘプタンの合成 上記(1−c)で得た1−(2,5−ジメトキシフェニ
ル)−3−ヒドロキシヘプタン0.59g(2.34ミ
リモル)のジクロロメタン10ml溶液に、0℃でジメ
チルスルフィド1.72ml(23.4ミリモル)と塩
化アルミニウム1.6g(11.7ミリモル)を加え、
室温で5時間攪拌した。反応液を減圧濃縮した後、酢酸
エチル30mlを加え、1M塩酸50mlに注ぎ、有機
層を分離した後、反応生成物を酢酸エチル20mlで3
回抽出した。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥した後、減
圧濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(Kies
elgel60,トルエン/エチルエーテル=2/1)
を用いて精製して、1−(2,5−ジヒドロキシフェニ
ル)−3−ヒドロキシヘプタン0.45g(収率:86
%)を得た。
【0076】褐色粉末 融点:97℃ IR(KBr) 3400,2940,1500,14
50,1380,1260,12160,1200,1
040,810cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.88(t,J=
7.2Hz,3H),1.20〜1.40(m,4
H),1.45(quintet,J=7.1Hz,2
H),1.66〜1.80(m,2H),1.80(b
s,1H),2.59(dt,J=14.0and4.
7Hz,1H),2.85(ddd,J=14.0,1
0.4,and6.4Hz,1H),3.47〜3.5
7(m,1H),4.49(s,1H),6.58(d
d,J=7.1and1.9Hz,1H),6.59
(s,1H),6.72(bs,1H),6.73(d
d,J=7.1and1.9Hz,1H) MS m/z 224(M+,13),206(2
1),123(100) 高分解能MS(M+):C13203として 計算値:224.1411 実測値:224.1433
【0077】(1−e) 2−ブチル−6−ヒドロキシ
クロマンの合成 上記(1−d)で得た1−(2,5−ジヒドロキシフェ
ニル)−3−ヒドロキシヘプタン0.40g(1.8ミ
リモル)のトルエン10ml溶液に、p−トルエンスル
ホン酸100mg(0.54ミリモル)を加え、5時間
加熱還流した。反応液を1M塩酸50mlに注ぎ、反応
生成物を酢酸エチル30mlで3回抽出し、硫酸ナトリ
ウムで乾燥した後、減圧濃縮した。残渣をカラムクロマ
トグラフィー(Kieselgel60,ヘキサン/酢
酸エチル=5/1)を用いて精製して、2−ブチル−6
−ヒドロキシクロマン350mg(収率:95%)を得
た。
【0078】無色針状晶 融点:57℃ IR(KBr) 3400,3000,2940,15
10,1462,1230,1060,822cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.93(t,J=7
Hz,3H),1.32〜1.77(m,7H),1.
96(dddd,J=13.5,6.2,3.2,an
d2.2Hz,1H),2.68(ddd,J=16.
6,5.8,and3.4Hz,1H),2.80(d
dd,J=16.6,11.2,and6.2Hz,1
H),3.90(dddd,J=9.8,7.4,5.
6,and2.1Hz,1H),4.33(bs,1
H),6.52(d,J=3.0Hz,1H),6.5
7(dd,J=8.6and3.0Hz,1H),6.
67(d,J=8.6Hz,1H) MS m/z 206(M+,42),123(10
0) 元素分析:C13182として 計算値:C,75.69%;H,8.80% 実測値:C,75.43%;H,8.81%
【0079】(実施例2) 液晶化合物の合成(1) 2−ブチル−6−(トランス−4−プロピルシクロヘキ
シル)カルボニルオキシクロマン(No.1の化合物)
の合成
【0080】
【化16】
【0081】トランス−4−プロピルシクロヘキサンカ
ルボン酸250mg(1.46ミリモル)のジクロロメ
タン2ml溶液に、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)330mg(1.6ミリモル)を加え、10
分間攪拌した後、実施例1で得た2−ブチル−6−ヒド
ロキシクロマン300mg(1.46ミリモル)とN,
N−ジメチルアミノピリジン(DMAP)30mgを加
えて室温で1晩攪拌した。反応液を減圧濃縮した後、エ
ーテル50mlを加えてセライト濾過した。濾液を減圧
濃縮し、残渣をカラムクロマトグラフィー(Kiese
lgel60,ヘキサン/酢酸エチル=10/1,20
/1)を用いて精製して、2−ブチル−6−(トランス
−4−プロピルシクロヘキシル)カルボニルオキシクロ
マン446mg(収率:85%)を得た。
【0082】無色針状晶 相転移温度:39℃(Cr→N)、57.5℃(N−
I) IR(KBr) 2950,1758(CO),121
8,1150cm-1 1 H NMR(CDCl3) δ 0.89(t,J=
7.3Hz,3H),0.93(t,J=7.3Hz,
3H),1.16〜1.78(m,14H),1.85
(dd,J=13.8and3.3Hz,2H),1.
97(dtd,J=13.5,6.0,and3.3H
z,1H),2.10(dd,J=13.8and3.
3Hz,2H),2.43(tt,J=12.0and
3.5Hz,1H),2.71(ddd,J=16.
7,5.6,and3.5Hz,1H),2.82(d
dd,J=16.7,11.1,and6.0Hz,1
H),3.95(dddd,J=9.9,7.6,5.
6,and2.3Hz,1H),6.72〜6.78
(m,3H) MS m/z 358(M+,2),206(10
0),123(21) 元素分析:C23343として 計算値:C,77.05%;H,9.56% 実測値:C,76.97%;H,9.57%
【0083】(実施例3) 液晶化合物の合成(2) 2−ヘキシル−6−[4−(4−オクチルオキシフェニ
ル)ベンゾイルオキシ]クロマン(No.2の化合物)
の合成 実施例2において、トランス−4−プロピルシクロヘキ
サンカルボン酸に代えて、4−(4−オクチルオキシフ
ェニル)安息香酸を用い、2−ブチル−6−ヒドロキシ
クロマンに代えて、2−ヘキシル−6−ヒドロキシクロ
マン(この化合物は実施例1において、1,2−エポキ
シヘキサンに代えて1,2−エポキシオクタンを用いた
以外は実施例1と同様にして合成した。)を用いた以外
は実施例2と同様にして、2−ヘキシル−6−[4−
(4−オクチルオキシフェニル)ベンゾイルオキシ]ク
ロマンを得た。この化合物の相転移温度は第1表に示し
た。
【0084】(実施例4) 液晶化合物の合成(3) 実施例2と同様にして、2−ヘキシル−6−(4−オク
チルオキシベンゾイルオキシ)クロマン(No.3の化
合物)及び2−ヘキシル−6−(トランス−4−ヘプチ
ルシクロヘキサンカルボニルオキシ)クロマン(No.
4の化合物)を得た。各化合物の相転移温度は第1表に
示した。
【0085】(実施例5) 液晶組成物の調製(1)−
ネマチック液晶組成物の調製 以下の組成からなる母体液晶(A)
【0086】
【化17】
【0087】(上記中、シクロヘキサン環はトランス配
置を表わし、「%」は「重量%」を表わす。)を調製し
たところ、50.5℃以下でネマチック(N)相を示し
た。その20℃における物性値及びこれを用いて作製し
たTNセルのしきい値電圧(V th)は以下の通りであっ
た。
【0088】 誘電率異方性(Δε) 12.0 屈折率異方性(Δn) 0.117 しきい値電圧(Vth) 1.50V
【0089】この母体液晶(A)75重量%及び実施例
2の(No.1)の化合物25重量%からなる液晶組成
物(M−1)を調製した。この(M−1)のN相の上限
温度(TN-I)及びその物性値は以下の通りであった。
【0090】 N相の上限温度(TN-I) 49.0℃ 誘電率異方性(Δε) 9.7 屈折率異方性(Δn) 0.099 しきい値電圧(Vth) 1.38V
【0091】このようにネマチック相の上限温度がほと
んど低下していないにもかかわらず、しきい値電圧は
1.38Vと母体液晶(A)に比べて約20%も低下し
ている。誘電率異方性(Δε)は逆に小さくなっている
ので、前述の式(1)から考えて、(No.1)の化合
物の弾性定数(K)はかなり小さいと考えられる。ま
た、この組成物(M−1)を低温で長時間放置したが、
析出等は全く観察されなかった。従って、(No.1)
の化合物は従来の液晶化合物との相溶性にも優れてい
る。
【0092】(実施例6) 液晶組成物の調製(2)−
SC母体液晶の調製 以下の組成からなるSC相を示す母体液晶(B)
【0093】
【化18】
【0094】を調製した。この組成物の相転移温度は以
下の通りであった。 母体液晶(B):12.5℃(Cr→SC)、55.5
℃(SC−SA)、64.5℃(SA−N)、70℃
(N−I)
【0095】このSC母体液晶(B)90重量%及び
(No.2)の化合物10重量%からなるSC母体液晶
(M−2)を調製した。このSC母体液晶の相転移温度
は以下の通りであった。
【0096】(M−2):60.5℃(SC−SA)、
67℃(SA−N)、79.5℃(N−I)
【0097】このように、母体液晶(B)に比べてSC
相の上限温度が上昇し、またN相の温度範囲も大きく拡
大していることが明らかである。また、母体液晶(B)
90重量%及び(No.3)の化合物10重量%からな
るSC液晶組成物(M−3)を調製し、また、母体液晶
(B)90重量%及び(No.4)の化合物10重量%
からなるSC液晶組成物(M−4)を各々調製した。こ
れらの組成物の相転移温度は以下の通りであった。
【0098】(M−3):53℃(SC−SA)、5
5.5℃(SA−N)、65.5℃(N−I) (M−4):46℃(SC−SA)、58℃(SA−
N)、66℃(N−I)
【0099】(実施例7) 液晶組成物の調製(3)−
強誘電性液晶組成物の調製 実施例6で得られたSC母体液晶(M−2)95重量%
及びシアノシクロプロパン骨格を有する式(C)
【0100】
【化19】
【0101】のキラルドーパント5重量%からなるSC
*液晶組成物(M−5)を調製した。この相転移温度は
以下の通りであった。 (M−5):57.5℃(SC*−SA)、71.5℃
(SA−N*)、76.5℃(N*−I)
【0102】このSC*液晶組成物(M−5)を等方性
液体(I)相まで加熱し、これを厚さ約2μmの2枚の
透明電極板(ポリイミドコーティング−ラビングによる
配向処理を施してある)からなるガラスセルに充填し
て、表示用素子を作製した。これを室温まで徐冷したと
ころ、均一に配向したSC*相のセルが得られた。この
セルに電界強度10Vp-p/μm、50Hzの矩形波を
印加して、電気光学的応答を測定したところ、25℃で
74μ秒という高速応答が確認できた。このときのチル
ト角は23゜であり、コントラストは非常に良好であっ
た。
【0103】(実施例8)実施例7と同様にして、SC
母体液晶(M−3)、(M−4)各95重量%及び式
(C)のキラルドーパント5重量%からなるSC*液晶
組成物(M−7)、(M−8)を各々調製した。これら
の相転移温度及び同様にして作製した表示用素子の電気
光学的応答は以下の通りであった。
【0104】(M−7):51.5℃(SC*−S
A)、62℃(SA−N*)、67℃(N*−I) 電気光学的応答 68μ秒 コントラスト 非常に良好 (M−8):46℃(SC*−SA)、62℃(SA−
*)、66.5℃(N*−I) 電気光学的応答 40μ秒 コントラスト 非常に良好
【0105】(比較例)母体液晶(B)95重量%及び
式(C)のキラルドーパント5重量%からなるSC*
晶組成物(M−6)を調製したところ、相転移温度は以
下の通りであった。
【0106】(M−6):56℃(SC*−SA)、6
5.5℃(SA−N*)、67.5℃(N*−I) このようにN*相の温度範囲が非常に狭いため、配向性
は(M−5)より劣り、コントラストも低下した。
【0107】
【発明の効果】本発明の一般式(I)で表わされる化合
物は、実施例に示したように工業的にも容易に製造で
き、熱、光、水等に対し、化学的に安定であり、現在汎
用されているネマチック液晶との相溶性にも優れてい
る。しかも、母体液晶に少量添加することにより、ネマ
チック相の温度範囲を狭くすることなく、しきい値電圧
(V th)を効果的に低下させることができる。また、本
発明の一般式(I)の化合物は強誘電性液晶のSC母体
液晶の構成成分としても有用であり、添加によって組成
物のSC相の温度範囲を拡大することができ、更に粘性
を低下させることもできるので、応答性を改善すること
も可能である。
【0108】従って、本発明の一般式(I)で表わされ
る化合物は、表示用光スイッチング素子の構成材料とし
て非常に有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 檜山 爲次郎 神奈川県相模原市上鶴間4−29−3−101 (72)発明者 楠本 哲生 神奈川県相模原市南台1−9−2−102 (72)発明者 佐藤 健一 神奈川県相模原市上溝35−11

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 (式中、R1は置換されていてもよい炭素原子数1〜1
    8のアルキル基又はアルケニル基を表わし、Xは単結合
    又は−O−を表わし、環A及び環Bはそれぞれ独立的
    に、1,4−シクロヘキシレン基、フッ素原子により置
    換されていてもよい1,4−フェニレン基、ピリミジン
    −2,5−ジイル基、ピリジン−2,5−ジイル基、ピ
    ラジン−2,5−ジイル基又は1,3−ジオキサン−
    2,5−ジイル基を表わし、mは0又は1を表わし、R
    2は炭素原子数1〜12のアルキル基を表わす。)で表
    わされる化合物。
  2. 【請求項2】 R1が炭素原子数1〜12の直鎖状アル
    キル基であり、環A及び環Bが共に、1,4−シクロヘ
    キシレン基又はフッ素原子により置換されていてもよい
    1,4−フェニレン基である請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の一般式(I)で表わされ
    る化合物を含有する液晶組成物。
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