JPH0625666U - 板状複合ガスケット - Google Patents
板状複合ガスケットInfo
- Publication number
- JPH0625666U JPH0625666U JP6711292U JP6711292U JPH0625666U JP H0625666 U JPH0625666 U JP H0625666U JP 6711292 U JP6711292 U JP 6711292U JP 6711292 U JP6711292 U JP 6711292U JP H0625666 U JPH0625666 U JP H0625666U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plate
- gasket
- core plate
- graphite
- combustion chamber
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- Pending
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- Gasket Seals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 フック付き鉄板の両面にグラファイトシート
を圧着被覆した複合シートより成るガスケットは、グラ
ファイトシートの厚さを厚くする必要があり、材料消費
量が多いだけでなく、へたり、耐油性に難点がある。ま
た燃焼室孔周縁等にグロメットを施した場合には、グロ
メットと被シール面とが金属−金属接触となりミクロシ
ール性を損なう。本考案はこれらの難点を解消し、改良
するものである。 【構成】 比較的軟質の平坦な金属板よりなるコア板6
の燃焼室孔2の周縁に、シム板10、折返部11、グロ
メット12等により形成する肉厚部7を設ける。コア板
6の両面に肉厚部7をも覆うように厚さが50〜200
μmのグラファイトシートの被覆9を設ける。
を圧着被覆した複合シートより成るガスケットは、グラ
ファイトシートの厚さを厚くする必要があり、材料消費
量が多いだけでなく、へたり、耐油性に難点がある。ま
た燃焼室孔周縁等にグロメットを施した場合には、グロ
メットと被シール面とが金属−金属接触となりミクロシ
ール性を損なう。本考案はこれらの難点を解消し、改良
するものである。 【構成】 比較的軟質の平坦な金属板よりなるコア板6
の燃焼室孔2の周縁に、シム板10、折返部11、グロ
メット12等により形成する肉厚部7を設ける。コア板
6の両面に肉厚部7をも覆うように厚さが50〜200
μmのグラファイトシートの被覆9を設ける。
Description
【0001】
本考案は、エンジンのシリンダヘッドガスケット或いは排気系接手のガスケッ ト等として使用される板状複合ガスケットに関するものである。
【0002】
従来、フック付き鉄板をコア板としてその両面にグラファイトシートを圧着被 覆した複合シートをシリンダヘッドガスケット或いは排気管用のガスケット等に 打抜き、成形してなる板状複合ガスケットが多用されてきた。
【0003】 例えば、エンジンのシリンダヘッドガスケットとして用いられる上記の板状複 合ガスケットにおいては、通常、少なくとも高温高圧の燃焼ガスをシールするシ リンダボアの周縁にはグロメットを施して、シリンダボア周縁におけるガスケッ トのシール面圧を高めるようにしている。また、油孔、水孔等においても、必要 に応じ、その周縁にグロメット、ゴムリング等を施す等して油孔、水孔周縁のシ ール性能を高めている。
【0004】 上記の板状複合ガスケットは、コア板のフック付き鉄板のフックがコア板両面 に圧着被覆されるグラファイトシート中に圧入される関係から、グラファイトシ ートの厚さをかなり厚くする必要があり、通常、厚さが0.6〜1.0mmのグ ラファイトシートをコア板(通常、厚さ0.20〜0.25mm)の両面に圧着 被覆していた。
【0005】 このように厚いグラファイトシートを用いることは、それだけ材料消費量が多 くなり、経済的でないというだけでなく、へたりが生じ易くなり、また耐油性が 低下するという難点を生じる。
【0006】 また、例えばシリンダヘッドガスケットとして成形した従来の板状複合ガスケ ットにおいて、上記したようにシリンダボア周縁にグロメットを施した場合は、 グロメットがシリンダブロック及びシリンダヘッドと直接に接触し、金属−金属 接触となり、この部分においてはツールマークやキズ等の粗さや不整面を吸収補 償する、いわゆるミクロシールの作用を果たすシール材層が介在しないので、シ ール機能が低下することがある。
【0007】
本考案は上記の難点を解消し、改善することを目的とするものであり、この目 的を達成する本考案の板状複合ガスケットは、流体通路孔、燃焼室等の孔部を1 個もしくは複数個備えた平板状ガスケットであって、少なくとも1個の孔部の周 縁に他部分より厚さが厚い肉厚部を設けた比較的軟質の平坦な金属板よりなるコ ア板の両面に、上記肉厚部をも覆うように、厚さが50〜200μmのグラファ イトシートを被覆したことを特徴とするものである。
【0008】
本考案の板状ガスケットは上記の通りの構成を有するので、ガスケットを被シ ール面の間に、例えばエンジンのシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に装 着し、ガスケットを締め付けたとき、比較的軟質の平坦な金属板からなるコア板 の両面に設けられているグラファイト層が被シール面に密着し、被シール面間を よく密封する。この場合に、本考案においてはコア板に設けられた孔部の少なく とも1個においてその周縁に肉厚部が設けられているから、肉厚部を有する孔部 周縁においては、ガスケットの他の部分よりも高いシール面圧を生じ、例えば、 後記実施例に示すようにエンジンの燃焼室の高温高圧の燃焼ガスをも効果的にシ ールすることができる。
【0009】 しかも、本考案のガスケットにおいては、コア板の両面に設けたグラファイト シートの被覆はコア板の孔部周縁の肉厚部をも覆うように設けられ、本考案のガ スケットはその両側表面の全域がグラファイトシートの被覆により覆われている ので、前記従来のガスケットにおいてグロメットを施した場合のように金属−金 属接触となる部分がなく、被シール面のツールマーク、キズ等の粗さや不整面を 補償、吸収するミクロシールの機能を充分に発揮することができる。
【0010】 そして本願考案においてはコア板が平坦な金属板よりなり、フック等を有しな いので、グラファイトシートの厚さを50〜200μmの範囲に何等の支障なく 選ぶことができるので、前記の従来の板状複合ガスケットにおいてグラファイト シートの厚さが厚いために招いていた前記の難点、不都合を解消することができ る。
【0011】 本考案のガスケットにおいてコア板の両面を被覆するグラファイトシートの厚 さを50〜200μmの範囲に選ぶ理由は、グラファイトシートの厚さが50μ m未満ではシール機能が十分でなくなり、厚さが200μmを越えると厚肉過ぎ てへたりを生じ易くなり、また耐油性が低下する傾向を生じるからである。
【0012】
本考案の詳細を実施例の図面に基づき以下に説明する。図1は本考案を実施し たシリンダヘッドガスケットの一例の平面図を示し、図2は図1のA−A線断面 図である。図3は本考案の他の実施例を示し、図1のA−A線断面に相当する断 面図である。図4及び図5は本考案の更に他の実施例を示す平面図及びそのB− B線(図4)による断面図である。各図において同一符号は同一部分を示す。
【0013】 図において1は本考案によるシリンダヘッドガスケットであり、該ガスケット 1は燃焼室孔2、冷却水通路孔3、オイル通路孔4及びボルト挿通孔5を備えて いる。該ガスケット1は、図2、図3及び図5の断面図に示されているように、 鉄板或いはステンレス鋼板(例えばSUS304)の鈍し材等の比較的軟質の平 坦な金属板より成るコア板6とその両面に接着されたグラファイトシートの被覆 層9、9とが積層されてなる板状の複合ガスケットである。
【0014】 コア板6の燃焼室孔2の周縁には肉厚部7が形成され、該肉厚部7はコア板6 の他の部分よりも厚さが厚く形成されている。かかる肉厚部7は、図2に示すよ うに、燃焼室孔2の周縁の片面に適宜な厚さのシム板10をろう接、溶接或いは 接着等により接合することにより形成することができる。シム板10は燃焼室孔 2の周縁の片面だけではなく、両面に設けるようにしてもよい。
【0015】 コア板6の燃焼室2の周縁の肉厚部7は、図3に示すように、コア板6を燃焼 室2の周縁において折り返した折り返し部11として設けることができ、また図 5に示すようにコア板6の燃焼室孔2の周縁にグロメット12を施すことにより 形成してもよい。更に、図示していないが、コア板6の燃焼室孔2の周りにプレ ス加工により膨出部を形成させることによって肉厚部7とすることもできる。
【0016】 本考案によるシリンダヘッドガスケットにおいては、コア板6の燃焼室孔2の 周縁に肉厚部7を設けるだけでなく、必要に応じ、コア板6に設けられた他の孔 部の周縁にも肉厚部を設けることができる。かかる例が図4及び図5に示されて おり、オイル通路孔4の周縁に第二の肉厚部8がシム板13の接合により形成さ れている。この場合、オイル通路孔4の周縁の第二の肉厚部8の厚さは、燃焼室 孔2の周縁のグロメット12により形成された肉厚部7の厚さよりも薄くし、コ ア板のその他の部分よりも厚くされている。
【0017】 コア板6の厚さは、通常0.1〜0.3mmの範囲に選ぶのが好ましい。その 理由は、コア板6の厚さが0.3mmを越える肉厚になるとガスケット1の被シ ール面に対するなじみ性が損なわれ、0.1mm未満では強度的に問題があるか らである。
【0018】 本考案を実施したシリンダヘッドガスケット1においては、上記説明したコア 板6の両面に、厚さが50〜200μmのグラファイトシートを接着材により接 着してなり、かつコア板6におけると同様な燃焼室孔、水通路孔、オイル通路孔 、ボルト挿通孔を備えたグラファイト被覆層9が、コア板6に形成された肉厚部 7をも覆うように設けられている。従って、ガスケット1では、孔部を除いてそ の表裏両面の全域がグラファイト被覆層9により覆われ、金属露出面は存在しな い。
【0019】 グラファイトシートは炭素原子の六角網平面の層状構造をなす黒鉛をシート化 したもので、好ましくは、黒鉛を硫酸の存在下で酸化剤で処理して得られる酸処 理黒鉛を高温で急速に加熱することにより黒鉛層間内の挿入物を分解、ガス化し て黒鉛層間を押し広げた膨張黒鉛を得て、この膨張黒鉛を連続的に加圧してシー ト化するという製造法により得られるものである(ただし、かかる製造法による グラファイトシートに限られるものではない)。グラファイトシートの黒鉛本来 の優れた耐熱性、化学安定性に加え、圧縮性、復元性、可撓性、シール性に優れ ている。本考案においてかかるグラファイトシートの厚さが50〜200μmの 範囲に選ばれる理由は既に述べた通りである。
【0020】 上記説明した本考案の実施例のシリンダヘッドガスケット1を被シール面すな わちシリンダブロックとシリンダヘッドとの間に装着してボルト締結してガスケ ットを締め付ければ、ガスケット1の両面のグラファイト被覆層9が被シール面 に密着し、被シール面間をよく密封する。殊に、コア板6に設けた前記の肉厚部 7を周縁に有する燃焼室孔2においては、該肉厚部7により高いシール面圧が付 与され、燃焼室の高温高圧の燃焼ガスをもよく密封することができる。図4及び 図5の実施例において、オイル通路孔の周縁に設けた第二の肉厚部8も同様にオ イル通路孔周縁に高いシール面圧を生じさせ、オイル通路孔内の中高圧オイルを よく密封する。
【0021】 以上、本考案の実施例を専らシリンダヘッドガスケットについて説明したが、 本考案の適用はシリンダヘッドガスケットに限られるものではなく、例えばエン ジンの排気系用のガスケット等、種々の板状ガスケットに適用できる。なお、シ リンダヘッドガスケット等において、ボルトの締め付けトルクの徒らな消費を避 け、面圧が適宜に分布されることを図って、ガスケットのシール機能に影響しな い部分をクモの巣状等に適宜に打ち抜くことがあるが、本考案のガスケットにお いても、同じ目的及び同様な態様でガスケットを適宜に打ち抜いておくことがで きる。
【0022】
本考案は上記説明した通りの構成、作用を有するので、シール性能に優れてい る。殊に、コア板に肉厚部を設けた部位においては、高いシール面圧を付与する ことができる。また、本考案においては、グラファイトシートの被覆層の厚さが 薄いので、へたりが生じ易い、耐油性が低下するという難点は解消され、また、 グラファイト材料の使用量が節減される。そして、肉厚部をも含めてガスケット の両面全面がグラファイトシートにより被覆されているので、ガスケットを被シ ール面間に装着したとき金属−金属接触となる部位が存在せず、ミクロシールの 機能が優れている。
【0023】 更に本考案のガスケットは、従来の複合ガスケットに比べて、ガスケットの厚 さを薄くできる長所があり、例えばエンジンのシリンダヘッドガスケットとして 用いたとき、シリンダブロックのボアの変形、シリンダヘッドにおけるカムジャ ーナルの変形を軽減でき、その結果カムとカムジャーナルの摩擦が軽減される等 、燃費の向上にも連なる利点が得られる。
【図1】本考案を実施したシリンダヘッドガスケットの
一例の平面図である。
一例の平面図である。
【図2】図1のA−A線による断面図である。
【図3】本考案の他の実施例の断面図で、図1のA−A
線断面図に相当する断面図である。
線断面図に相当する断面図である。
【図4】本考案の実施例のシリンダヘッドガスケットの
他の例の平面図である。
他の例の平面図である。
【図5】図4のB−B線による断面図である。
2 燃焼室孔 3 冷却水通路孔 4 オイル通路孔 6 コア板 7及び8 肉厚部 9 グラファイト被覆層 10及び13 シム板 11 折り返し部 12 グロメット
Claims (1)
- 【請求項1】 流体通路孔、燃焼室孔等の孔部を1個も
しくは複数個備えた平板状ガスケットであって、少なく
とも1個の孔部の周縁に他部分より厚さが厚い肉厚部を
設けた比較的軟質の平坦な金属板よりなるコア板の両面
に上記肉厚部をも覆うように、厚さが50〜200μm
のグラファイトシートを被覆したことを特徴とする板状
複合ガスケット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6711292U JPH0625666U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 板状複合ガスケット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6711292U JPH0625666U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 板状複合ガスケット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0625666U true JPH0625666U (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=13335495
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6711292U Pending JPH0625666U (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 板状複合ガスケット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0625666U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08145179A (ja) * | 1994-11-21 | 1996-06-04 | Kokusan Buhin Kogyo Kk | メタルガスケット |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP6711292U patent/JPH0625666U/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH08145179A (ja) * | 1994-11-21 | 1996-06-04 | Kokusan Buhin Kogyo Kk | メタルガスケット |
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