JPH06257091A - 抄紙機の乾燥部のシリンダ群における紙ウエブの安定化装置 - Google Patents
抄紙機の乾燥部のシリンダ群における紙ウエブの安定化装置Info
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Abstract
用の抄紙機のドライヤ部に使用する安定化装置およびチ
ューブの提供と反転シリンダ群に適する安定化装置およ
びチューブの提供。 【構成】 シリンダ群は一列に並べた乾燥用シリンダ10
と、乾燥用シリンダに組み合うように配置された対応す
る一列に並べた先導ロール12または同等なものとを含
み、シリンダ群は単線ドロー部11を有し、各シリンダ群
の加熱された乾燥用シリンダ10は乾燥ワイヤループ11の
外側に設置され、各シリンダ群の先導ロール12は乾燥ワ
イヤループ11の内側に設置され、安定化装置20は隣接す
る乾燥用シリンダと乾燥用シリンダ10間で組み合うよう
に配置された先導ロール12または同等なものとの間に存
在する領域(T) 内に設けられており、安定化装置から空
気流(F) の吹き出しを行った時の吹き出し方向が紙ウエ
ブ(W) の走行方向(Pn)と反対となる。
Description
おけるシリンダ群における紙ウエブの安定化装置に関
し、特に、前記シリンダ群は一列に並べた乾燥用シリン
ダと、前記乾燥用シリンダに組み合うように配置された
対応する一列に並べた先導ロールまたは同等なものとを
含み、前記シリンダ群は単線ドロー部を有し、各シリン
ダ群の加熱された乾燥用シリンダは乾燥ワイヤループの
外側に設置され、各シリンダ群の先導ロールは乾燥ワイ
ヤループの内側に設置され、安定化装置は隣接する乾燥
用シリンダと乾燥用シリンダ間で組み合うように配置さ
れた先導ロールまたは同等なものとの間に存在する領域
内に設けられており、該安定化装置から空気流の吹き出
しを行った時の吹き出し方向が紙ウエブの走行方向と反
対となるような紙ウエブの安定化装置に関するものであ
る。
用シリンダからなっており、これらのシリンダは一般に
蒸気によって加熱される。乾燥すべき紙ウエブは乾燥ワ
イヤの直接乾燥接触によって乾燥用シリンダに向けて押
しつけられる。これまでに、ドライヤ部においては、複
線ドロー部あるいは単線ドロー部いずれもが用いられて
いるが、最近では、単線ドロー部がより一般的になって
きている。その理由は単線ドロー部の方が乾燥すべきウ
エブに一定の支持を与えることができ、またウエブ引っ
張りの緩みなく、ドライヤ部全体にわたって完全なドロ
ーを与えることができるからである。
ドライヤ部では、上の列のシリンダが加熱シリンダで、
乾燥ワイヤのループの外側に設置されている。また、下
の列のシリンダは先導シリンダまたはロールであって、
これらはウエブとワイヤとの間で支持接触を行うための
吸引孔を有している。単線ドロー部を有する前述のシリ
ンダの数群が多数交互に配列された場合には、ウエブが
その両面において等しく乾燥されない、すなわち、加熱
シリンダ面に直接接触して置かれた側がより早く乾燥し
てしまうという問題がある。ウエブの不均整な乾燥によ
って、多くの問題が生ずる。このため、近年では、単線
ドロー部を有する多シリンダドライヤがより一般的にな
ってきている。このような多シリンダドライヤによる
と、所謂反転型シリンダ群を用い、乾燥用シリンダを下
の列に置き、先導シリンダまたはロールを上の列に置
く。
ても、ワイヤによる空気のポンピングによって別の問題
が生ずる。空気のポンピングはワイヤの入口側の自由部
及び閉鎖ワイヤニップ側において有害な圧力を発生させ
る。ウエブ及びワイヤに対して入口側ニップを形成する
楔形空間では圧力が発生しがちである。そして、対応す
る開口ニップ側では、ドライヤ部の横からこのニップへ
補充空気が吸い込まれるので、好ましくない負圧が生ず
る。このような流入空気はワイヤと紙との間に侵入して
きて、紙の端をワイヤから分離させてしまうことがあ
り、これがウエブ破断などの問題を生ずる。反転型シリ
ンダ群を用いた場合には、出口ニップ側における負圧は
所謂煙突効果、すなわち、重力の作用によって前記の空
間の外に舞い上がる空気流によって更に増すことにな
る。
における、従来技術においては、乾燥用シリンダと先導
ロールとを互いに非常に接近させて配置し、よりコンパ
クトな単線ドロー部を有する抄紙機を得ることも知られ
ている。これは機械の長さを縮めることもまた高さを低
くすることも可能である。これによって、抄紙機室のコ
ストもまた経済的なものとなる。このような、コンパク
トな構造の抄紙機のドライヤ群においては、紙をシリン
ダ及びロールに巻くことによつて問題が生ずる。この場
合重要なことは、乾燥用シリンダと先導ロールとの間隔
がばら紙の通路、特に塊状の紙の通路にとつて十分なも
のでなくてはならないということである。その間隔は安
全距離として、50乃至 100mmが普通である。また、ドラ
イヤ部において使用されるブローボックス、安定化チュ
ーブ並びにこれらに等価なもの、これらはウエブと乾燥
ワイヤとの間の支持接触に好ましくない作用を防ぐもの
であるが、これらのものと乾燥用シリンダおよび先導ロ
ールとの間隔もまた、上に述べた理由から十分なもので
なければならない。ウエブと乾燥ワイヤとの間の支持接
触を妨げる現象は、例えば、境界層流が乾燥ワイヤの異
なる側の間で圧力差を生じさせるという事実から起こ
る。これらの課題及びその解決策については、例えば、
本出願人のフィンランド特許第65,460号及び同第69,332
号に述べられている。
ローを用いる特に小型ドライヤを使用する抄紙機のドラ
イヤ部に使用する安定化装置およびチューブを提供する
ことである。
に適する安定化装置およびチューブを提供することであ
る。
めに、本発明の安定化装置は、該安定化装置のノズル開
口部を、前記空気流が乾燥ワイヤにほぼ平行な該安定化
装置の実質的に滑らかな面に沿って流れ、同時に、周辺
空気を前記空気流と共に射出させるような形状に構成
し、前記シリンダ群を小型にしたことを主たる特徴とす
る。
ヤによるニップ部におけるポンピングによって生ずる圧
力を紙ウエブが乾燥ワイヤから分離しないレベルに持っ
ていくことである。本発明の解決によれば、このような
圧力レベルの変化はその効果が安全距離をおいてもまた
適切となるように与えられる。すなわち、安定化チュー
ブの乾燥用シリンダ及び先導ロールからの距離ばかりで
なく、乾燥用シリンダと先導ロールとの距離までも、ば
ら紙の通路、特に塊状の紙の通路用に十分に設定可能で
ある。
ズルと平坦面とにある。この平坦面はほとんど乾燥用シ
リンダの形状に対応している。吹き出しノズルの吹き出
し方向はワイヤの走行方向とは逆であり、また吹き出し
ノズルは、空気の吹き出しが平坦面に沿って開始し、同
時に、周辺空気を前記吹き出し空気と共に射出するよう
な形状に構成している。乾燥用シリンダによって形成さ
れまたさらには安定化チューブの滑らかな面によって形
成された通路は更に良い結果をもたらす。この通路は、
安定化の効果が十分長い範囲に行き渡るように、できる
だけ長いものにする。また安定化チューブの反対側には
これと同じような通路がある。安定化チューブの反対側
では、ウエブがロールニップ部から飛び出すことになる
から、ワイヤによるポンピングによって生ずる圧力はこ
の通路では全くの負圧であり、この負圧は吹き出しノズ
ルの吹き出しによって更に増大する。
れ、この場合、装置は上に述べたように動作するが、吹
き出しノズルはワイヤに接近して設置される。
る紙ウエブの安定化装置において、シリンダ群は一列に
並べた乾燥用シリンダと、乾燥用シリンダに組み合うよ
うに配置された対応する一列に並べた先導ロールまたは
同等なものとを含み、シリンダ群は単線ドロー部を有
し、各シリンダ群の加熱された乾燥用シリンダは乾燥ワ
イヤループの外側に設置され、各シリンダ群の先導ロー
ルは乾燥ワイヤループの内側に設置される。安定化装置
は隣接する乾燥用シリンダと乾燥用シリンダ間で組み合
うように配置された先導ロールまたは同等なものとの間
に存在する領域内に設けられており、安定化装置から空
気流の吹き出しを行った時の吹き出し方向が紙ウエブの
走行方向と反対となる。安定化装置のノズル開口部を、
前記空気流が乾燥ワイヤにほぼ平行な安定化装置の実質
的に滑らかな面に沿って流れ、同時に、周辺空気を前記
空気流と共に射出させるような形状に構成し、シリンダ
群を小型化した。
明を詳細に説明するが、本発明は実施例に限定されるも
のではない。
シリンダ群Rn を示している。ここでは、乾燥すべきウ
エブWと直接接触される乾燥用シリンダ10が下の列にあ
り、先導ロールすなわちシリンダ12が上の列にある。反
転型シリンダ群Rn においては、単線ドロー部を用い
て、ガイドロール14によって案内される乾燥ワイヤ11で
もって乾燥すべきウエブWを乾燥用シリンダ10と先導ロ
ール12との間を蛇行させながら搬送している。ウエブW
は、やはり単線ドロー部を用いている先行反転型シリン
ダ群Rn-1 からシリンダ群Rn に至っており、先行シリ
ンダ群Rn-1 では、乾燥用シリンダ30が上の列にあり、
先導ロール32が下の列にあり、ウエブWはワイヤ31から
ガイドロ−ル33を通ってワイヤ11上をガイドロ−ル13へ
と運ばれる。また反転型シリンダ群Rn の後には、ウエ
ブWはロール13の後のやはり単線ドロー部を用いている
非反転型シリンダ群Rn+1 の乾燥ワイヤ31へ送られる。
は,例えば、蒸気加熱された滑らかな表面を持った乾燥
用シリンダであって、乾燥すべきウエブWは乾燥ワイヤ
11および31によってこれらの乾燥用シリンダに押しつけ
られるようにして直接接触して取り込まれる。先導ロー
ル12および32は、例えば、周知の吸引シリンダであっ
て、それぞれ溝付きの外面を有する貫通した外套部を備
えている。先導ロール12および32の溝付き面で有効な負
圧によって、ウエブWは180 °よりも角度の大きいセク
ター外周湾曲面の側で先導ロール12および32を通過する
ので、乾燥ワイヤ11および31の表面に確実についてい
る。なお、先導ロール12および32は滑らかなもの、溝付
きのもの、あるいは貫通したものいずれでも良い。
12および32と乾燥用シリンダ10との間で入口ニップ部を
塞いでいる。入口ニップ部はウエブWの走行方向に閉じ
ている。安定化チューブ20はこれらのニップ部の外に空
気を射出し、ウエブWと乾燥ワイヤ11との支持接触を妨
げる圧力をニップ部で形成させないようにしている。
ダ群の小型のものを示すもので、その寸法について言え
ば、乾燥用シリンダ10の直径 D10は 1200mm 乃至2500m
m、好ましくは 1500mm 乃至 2500mm であり、先導ロー
ル12の直径 D12は 200mm乃至2000mm、好ましくは 500mm
乃至 1500mm である。従って、先導ロール12の直径(D
12)と乾燥用シリンダ10の直径 D10との比率は 1:6乃至
4:5 、好ましくは 1:3乃至3:5となる。乾燥用シリンダ1
0と先導ロール 12 との間の最小間隔 S1 は 50 乃至 60
0 mm の範囲に選び、好ましくは 75 乃至 300 mm とす
る。隣接する二つの乾燥用シリンダ 10 間の最小間隔 S
2 は 100乃至 600 mm の範囲に選び、好ましくは 150乃
至 500 mm とする。安定化チューブ20の先導ロール12か
らの最小間隔S3 は 0乃至 50 mmの範囲に選び、好まし
くは 10 乃至 30 mmとし、安定化チューブ20の乾燥用シ
リンダ10からの入口側での間隔 S4 は 10 乃至 100 mm
の範囲に選び、好ましくは 15 乃至 75 mmとし、また出
口側での乾燥用シリンダ10からの間隔 S5 は 10 乃至 1
00 mm の範囲に選び、好ましくは 20 乃至 80 mmとす
る。
安定化装置20に関連して、側板27が使用されている。ワ
イヤ11の両端で生ずる空気流の漏れを減少あるいは防止
するために、先導ロール12、隣接する乾燥用シリンダ10
及びワイヤ11との間の空間を側板27によって塞いでい
る。側板27は、たとえワイヤ11あるいはウエブWと接触
しても、それらに損傷を与えないようなもの、例えばプ
ラスチック性のものである。更に、必要ならば、側板27
はその端部に僅かに丸みを持たせ、ワイヤ11とウエブW
との接触に好ましくない影響を防止するようにしてもよ
い。側板27は、後に述べる本発明の他の実施例のすべて
に関しても用いられる。これは紙ウエブの幅方向におい
て乾燥用シリンダ10および先導ロール12によって形成さ
れる空間を塞ぐ。このため、安定化装置およびチューブ
20,乾燥用シリンダ10,先導ロール12、および乾燥ワイ
ヤ11と紙ウエブWによって閉空間が形成され、所望する
圧力レベルを乾燥ワイヤ11によるノズル吹き出しおよび
ポンピングによって発生させることができる。図6にお
いては、閉鎖ワイヤニップ部は参照符号Aで示し、対応
する開口ニップ部は参照符号Bで示している。
接する乾燥用シリンダ10との間の空間に本発明に係る安
定化装置20が設けられており、その構成並びに動作につ
いては図2乃至図5に示す実施例を参照してより詳細に
説明する。
ンダ群Rn-1 、Rn+1 において実施される例であり、図
3はドライヤ部における反転型シリンダ群Rn において
実施される例である。図2及び図3において、先導ロー
ル12および32の回転方向は矢印 P12及び P32でそれぞれ
示されており、乾燥用シリンダ10および30の回転方向は
矢印 P10及び P30でそれぞれ示されている。乾燥ワイヤ
11および31の走行方向またこれはウエブの走行方向でも
あるが、これらは矢印 P11及び P31でそれぞれ示されて
いる。安定化チューブ20は箱形構造を有し、紙ウエブW
の幅全体を横切る方向に延長している。その断面形状に
関しては、安定化チューブ20は三角形をしており、乾燥
用シリンダ10と先導ロール12との間の領域Tの形状に対
応している。安定化チューブ20はエアーパイプ(図示せ
ず)に通じており、そのパイプを通して適当な温度の乾
燥空気が安定化チューブ20に取り込まれ、そして隣接す
るウエブWの走行方向とは逆の方向に空気流Fとして安
定化チューブ20の開口部21から吹き出される。ノズルの
開口部21の直径は 0.5乃至 5 mm の範囲に選び、好まし
くは 1乃至 3 mm とする。このノズルの開口部21の形状
は、空気流Fが安定化チューブ20の滑らかな面22に沿っ
て流れ出し、同時にその空気流と共に周辺の空気を射出
するように形成されている。安定化チューブ20の滑らか
な面22の形状は、隣接する乾燥用シリンダ10の形状及び
乾燥ワイヤ11の形状すなわち滑らかな面22に実質的に平
行なワイヤ11の湾曲部分に対応している。このようにし
て、通路25は安定化チューブ20の滑らかな面22と、隣接
する乾燥用シリンダ10及び乾燥ワイヤ11との間に形成さ
れる。乾燥用シリンダ10および30、および安定化チュー
ブ20の滑らかな面22によって形成された通路25は安定化
に良い効果をもたらす。通路25の幅B25は10乃至100 mm
の範囲に選び、好ましくは 20 乃至 80 mmとする。最高
の安定化効果を得ることに鑑み、通路25はできるだけ長
いものが良い。その長さL25は 100乃至 600 mm の範囲
に選び、好ましくは 200乃至500 mmとする。また、安定
化チューブ20の反対側には通路25に対応する通路26があ
り、その長さL26は 50 乃至600 mmの範囲に選び、好ま
しくは 100乃至500 mmとし、その幅B26は5 乃至100 mm
の範囲に選び、好ましくは 20 乃至 80 mmとする。この
反対側で、乾燥ワイヤ11および31、およびウエブWがロ
ールニップ部から離れて行き、乾燥ワイヤ11および31に
よって発生するポンピング効果が通路26における負圧を
生じさせる。空気流Fもまた反対側の開口ニップ部すな
わち出口ニップ部における負圧を増加させる。
との間の密封はエアーノズルもしくは機械的なシール
(図示せず)によって行うことができる。また空気漏れ
は所謂ラビリンスシールによって減少させることができ
る。この場合には、安定化チューブ20と先導ロール12と
の間隔は通常、約15乃至20mmの範囲に保たれる。ラビリ
ンスシール構造27の考え方は空気流FL を一定の曲面に
沿って流し、そして障害片28および29に衝突させるとい
うものである。障害片28および29を多く設ければ、得ら
れる結果もより良好なものとなる。しかし、一対の障害
片28および29の最適な長さL27を考慮することが必要で
あり、その長さは 50 乃至 300 mm の範囲に選び、好ま
しくは 100乃至200 mmとする。このようにして、シール
を用いた場合はその密封効果はラビリンスシール構造27
を用いない場合に比べて約15% 改善された。
的には図2及び3に示したものと同じであり、また同一
の参照番号は同一のものを示すものとする。箱形構造を
有する安定化チューブ40は紙ウエブWの幅全体を横切る
方向に広がりを持っており、乾燥ワイヤ11に接近して配
置されている。空気流Fが安定化チューブおよび装置40
のノズル開口部から噴き出し、安定化装置40の滑らかな
面42に沿って流れる。ノズル開口部41のレベルでの通路
45におけるワイヤ11と安定化装置40との間隔B45は10乃
至50 mm の範囲に選び、好ましくは 15 乃至 25 mmとす
る。また、通路26における間隔B46は 5乃至50 mm の範
囲に選び、好ましくは 10 乃至 30 mmとする。通路45の
長さL45は 50 乃至 300 mm の範囲に選び、好ましくは
100乃至200 mmとする。図4によれば、互いに隣接する
乾燥用シリンダ10同士のエリアは安定化チューブ40によ
って閉じられている。そして、紙ウエブWの幅方向に、
乾燥用シリンダ10と先導ロール12とによって規定される
空間が側板47によってその両端で閉じられている。安定
化チューブ40、乾燥用シリンダ10、先導ロール12及び乾
燥ワイヤ11および紙ウエブWとによって閉空間が形成さ
れ、所望する圧力レベルを乾燥ワイヤ11によるノズル吹
き出しおよびポンピングによって発生させることができ
る。図4においては、実線によって示したものがノズル
開口部41の側で乾燥用シリンダ10と安定化チューブ40と
の間に通路が形成されない場合の例であり、破線で示し
たものが通路45が形成される場合の例である。安定化チ
ューブ40の他方の側と乾燥用シリンダ10と接している隣
接乾燥ワイヤ11との間に形成される通路は参照番号46に
よって示されている。
図2乃至4に示したものと同じであり、また同一の参照
番号は同一のものを示すものとする。安定化チューブ50
は乾燥ワイヤ11に接近して配置されており、安定化チュ
ーブ50のノズル開口部51とワイヤ11との間隔B55は約10
乃至50 mm である。安定化チューブ50の動作は図2乃至
4に関して上述したものと同じである。従って、ノズル
噴き出しと空気流Fとがワイヤ11に適合する。安定化チ
ューブ50は箱形構造を有し、紙ウエブWの幅全体を横切
る方向に広がりを持っている。通路55の長さL55は 50
乃至 500 mm の範囲に選び、好ましくは 150乃至400 mm
とし、その幅B55は30乃至100 mmの範囲に選び、好まし
くは 50 乃至 75 mmとする。
たが、本発明はこれらの実施例に限定されることなく、
特許請求項に明記された本発明の概念の範囲において多
くの修正及び変更が可能である。
ーブと先導ロールあるいは吸引ロールとの間の密封をエ
アーノズルもしくは機械的なシールによって行うことが
できる。また空気漏れは所謂ラビリンスシールによって
減少させることができる。この場合には、安定化チュー
ブと先導ロールとの間隔は通常の範囲に保たれる。ラビ
リンスシール構造の考え方は空気流を一定の曲面に沿っ
て流し、そして障害片に衝突させるというものである。
障害片を多く設ければ、得られる結果もより良好なもの
となる。しかし、一対の障害片の最適な長さを考慮する
ことが必要である。このようなシールを用いた場合は、
その密封効果はラビリンスシール構造を用いない場合に
比べて約15% 改善された。
れる場合には、乾燥用シリンダとロールとの間の領域は
全体的に閉じられ、通路効果を用いても用いなくともい
ずれでも、上に述べたような方法でワイヤに反対の吹き
出しが生ずるように構成することができる。ワイヤの走
行方向に平行するブローノズルを反対側の装置とワイヤ
との間に置き、あるいはより一般的には、ワイヤ自体の
ポンピング効果を利用して、閉じられた空間の負圧を増
すことができる。
ドライヤ部におけるシリンダ群の概略側面図である。
る概略縦断面図である。
例の機械方向における概略縦断面図である。
更に他の実施例の機械方向における概略縦断面図であ
る。
更に他の実施例の機械方向における概略縦断面図であ
る。
を示す概略縦断面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 抄紙機のドライヤ部におけるシリンダ群
における紙ウエブの安定化装置であつて、前記シリンダ
群は一列に並べた乾燥用シリンダと、前記乾燥用シリン
ダに組み合うように配置された対応する一列に並べた先
導ロールまたは同等なものとを含み、前記シリンダ群は
単線ドロー部を有し、各シリンダ群の加熱された乾燥用
シリンダは乾燥ワイヤループの外側に設置され、各シリ
ンダ群の先導ロールは乾燥ワイヤループの内側に設置さ
れ、安定化装置は隣接する乾燥用シリンダと乾燥用シリ
ンダ間で組み合うように配置された先導ロールまたは同
等なものとの間に存在する領域内に設けられており、該
安定化装置から空気流の吹き出しを行った時の吹き出し
方向が紙ウエブの走行方向と反対となるような安定化装
置において、該安定化装置のノズル開口部を、前記空気
流が乾燥ワイヤにほぼ平行な該安定化装置の実質的に滑
らかな面に沿って流れ、同時に、周辺空気を前記空気流
と共に射出させるような形状に構成し、前記シリンダ群
を小型化したことを特徴とする紙ウエブの安定化装置。 - 【請求項2】 請求項1に記載の紙ウエブの安定化装置
において、前記シリンダ群における隣接する二つの乾燥
用シリンダ間の最小間隔は 100乃至 600 mmの範囲に選
び、好ましくは 150乃至500 mmとし、乾燥用シリンダと
先導ロールまたは同等なものとの間の最小間隔は 50 乃
至 600 mm の範囲に選び、好ましくは75 乃至 300 mm
とすることを特徴とする紙ウエブの安定化装置。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載の紙ウエブの安
定化装置において、前記先導ロールまたは同等なものの
直径と前記乾燥用シリンダの直径との比率は1:6乃至4:5
、好ましくは 1:3乃至3:5 とすることを特徴とする紙
ウエブの安定化装置。 - 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の紙
ウエブの安定化装置において、前記乾燥用シリンダと安
定化装置の滑らかな面との間には通路が形成されてお
り、該通路を前記空気流が流れるようにしたことを特徴
とする紙ウエブの安定化装置。 - 【請求項5】 請求項4に記載の紙ウエブの安定化装置
において、前記通路の長さは 50 乃至 500 mm の範囲に
選び、好ましくは 100乃至400 mmとし、前記通路の幅は
10 乃至 100 mm の範囲に選び、好ましくは 15 乃至 7
5 mmとすることを特徴とする紙ウエブの安定化装置。 - 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載の紙
ウエブの安定化装置において、前記安定化装置と前記先
導ロールとの間の間隙を密封したことを特徴とする紙ウ
エブの安定化装置。 - 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の紙
ウエブの安定化装置において、前記安定化装置と前記先
導ロールとの間の間隙を少なくとも一対の障害片からな
るラビリンスシールにより密封したことを特徴とする紙
ウエブの安定化装置。 - 【請求項8】 請求項1ないし7のいずれかに記載の紙
ウエブの安定化装置において、前記ラビリンスシールに
おける一対の障害片の長さは 50 乃至 300 mm の範囲に
選び、好ましくは 100乃至200 mmとすることを特徴とす
る紙ウエブの安定化装置。 - 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれかに記載の紙
ウエブの安定化装置において、前記安定化装置の断面形
状は前記乾燥用シリンダと前記先導ロールとの間の領域
の形状に対応しており、その周辺端部には安全間隔を設
けてなることを特徴とする紙ウエブの安定化装置。
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