JPH06259501A - 論理記述変換装置及び方法 - Google Patents

論理記述変換装置及び方法

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JPH06259501A
JPH06259501A JP5049247A JP4924793A JPH06259501A JP H06259501 A JPH06259501 A JP H06259501A JP 5049247 A JP5049247 A JP 5049247A JP 4924793 A JP4924793 A JP 4924793A JP H06259501 A JPH06259501 A JP H06259501A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 準動作クロックを上回る動作クロックで動作
する長期動作論理部を含む論理記述を、論理合成段階で
正確に論理合成がされる高度な論理記述に変換する論理
記述変換方法及び装置を得る。 【構成】 テーブル化変換手段1は、多クロック転送パ
ス(長期動作論理部)を含む論理記述からなるソースコ
ードSC1を取り込み、抽出したレジスタの入力制御論
理の情報を含んだ参照テーブルD1を生成する。抽出分
離手段2は、多クロックパスの受信側のレジスタ名情報
が登録された指示子D2と参照テーブルD1とに基づ
き、ソースコードSC1を変換して、長期動作論理部と
入力制御論理と論理的に分離した論理記述からなるソー
スコードSC2を得る。 【効果】 長期動作論理部と入力制御論理とを論理的に
分離した論理記述を得ることにより、論理合成段階で正
確に論理合成がなされる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、論理記述をより精度
のよい記述に変換する論理記述変換装置及び方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の論理合成技術は、論理記述に基づ
き対応のレジスタを抽出するレジスタ抽出手段と、論理
記述をブール化するブール化手段と、論理最適化のため
の回路情報及びタイミング情報に基づき、ブール化手段
によりブール化された論理記述を最適化する論理最適化
手段とにより、論理記述から最適な論理合成を行うのが
一般的である。
【0003】以下、その動作の詳細について説明する。
レジスタ抽出手段は、論理記述のうち、レジスタの記述
フォーマットで記載されている箇所をレジスタとして抽
出する。そして、ブール化手段は、レジスタ間に挟まれ
ている論理記述、あるいは入出力ポートで区切られてい
る範囲内の記述等のレジスタ以外の論理記述を対象にブ
ール化を行う。このブール化の際、制御演算系の論理で
あるかデータ演算系(データ転送系)の論理であるかの
区別は行わない。その後、論理最適化手段は、論理最適
化のための回路情報及びタイミング情報を用いて論理最
適化を行い論理最適化された論理回路を生成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の論理合成技術
は、論理記述における制御演算系とデータ演算系との区
別なしでブール化を行うため、順序回路を含む論理記述
から論理合成を行う場合は、すべてのレジスタ間の論理
演算は所定の基準動作クロックの周期内で完了する論理
記述であることを前提としていた。
【0005】ところが、図17のタイミング図で示すよ
うに、通常は、基準動作クロックである1クロック周期
Tで論理演算が行われる中、レジスタreg-A〜レジスタ
reg-B間のデータ演算functonlogicALUは特別に3ク
ロック周期3Tも要する場合がある。このfunctonlogic
ALUのようなデータ演算系は、多クロック転送パスと
呼ばれ、レジスタ間のデータ転送が1クロック周期内で
終了せず、演算時間が多クロック期間にも及ぶデータ転
送系を意味する。なお、図17において、ST(ST
[0]〜ST[3])はレジスタの入力制御論理であ
り、レジスタに対応付けて設けられ、レジスタの取り込
みイネーブル状態を示す。
【0006】図17で示したタイミングで動作する回路
をモデル化すると図18に示すようになる。図18にお
いて、CLKはクロック入力、DATAINはデータ入
力であり、入力制御論理群11は図18のST[0]〜
ST[3]を包含した論理群であり、12はfunctonlog
icALUを含む論理群であり、13は入力制御論理ST
[0]で制御される論理群である。また、レジスタreg-
A及びレジスタreg-Bは基本的にDフリップフロップで
構成される。図18で示される論理回路の基準動作クロ
ックは1クロックTである。
【0007】図18に示すように、論理群12にはデー
タ演算系であるfunctonlogicALUとともに、入力制御
論理ST[3]で制御される制御演算系であるセレクタ
14も含まれる。セレクタ14は入力部P2及びP3か
ら得られる信号のうち、制御入力部P1から得られるS
T[3]に基づき、一方の信号が選択されてレジスタre
g-BのD入力に出力される。入力部P2より得られる信
号はレジスタreg-BのQ出力であり、入力部P3より得
られる信号がfunctonlogicALUの演算結果となる。
【0008】ところが、現在の論理合成技術では、論理
群12中に生成されるセレクタ14のタイミング発生位
置を制御することはできないため、論理群12のfuncto
nlogicALUの3クロック3T期間中の比較的早いタイ
ミング位置でセレクタ14が生成された場合、functonl
ogicALUの演算結果を得る前に、セレクタ14によ
り、入力部P3より得られる信号(確定前のfunctonlog
icALUの演算結果)の選択処理が行われてしまう危険
性が生じる。
【0009】このように、現在の論理合成技術で、基準
動作クロックより長い多クロック転送パスを含む論理記
述を論理合成すると、著しく動作速度が悪くなる等の設
計者の意図しない、仕様と異なった論理回路が合成され
ていまうという問題点があった。
【0010】この発明は上記問題点を解決するためにな
されたもので、多クロック転送パス等の基準動作クロッ
クを上回る動作クロックで動作する長期動作論理部を含
む論理記述を、論理合成段階で仕様通りに正確に論理合
成がなされる高度な論理記述に変換する論理記述変換方
法及び装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる請求項
1記載の論理記述変換装置は、論理合成処理により論理
回路が合成される論理記述を、仕様通りに論理合成され
る高レベルな論理記述に変換する装置であって、基準動
作クロックより長いクロックでデータ演算処理を行う少
なくとも1つの長期動作論理部を規定した第1の論理記
述を付与する論理記述付与手段と、前記第1の論理記述
で規定されるレジスタのうち、前記長期動作論理部を受
信側にもつレジスタを長期論理入力レジスタとして指示
する長期論理入力レジスタ情報を付与する長期論理入力
レジスタ情報付与手段と、前記第1の論理記述から、レ
ジスタとなるべき記述を抽出レジスタとして抽出し、該
抽出レジスタにその入力タイミング等を指示する入力制
御論理を対応づけて得られる抽出レジスタ入力制御情報
を生成する抽出レジスタ入力制御情報生成手段と、前記
長期論理入力レジスタ情報及び前記抽出レジスタ入力情
報に基づき、前記第1の論理記述から、前記長期論理入
力レジスタの前記入力制御論理と、前記長期論理入力レ
ジスタが受信側にもつ前記長期動作論理部とを論理的に
分離した第2の論理記述に、前記第1の論理記述を変換
して出力する論理記述変換手段とを備えて構成される。
【0012】望ましくは、請求項2記載の論理記述変換
装置のように、前記抽出レジスタ入力制御情報は、前記
抽出レジスタを特定する名称、前記抽出レジスタの前記
入力制御論理の情報及び前記抽出レジスタへの入力デー
タからなる。
【0013】この発明にかかる請求項3記載の論理記述
変換方法は、論理合成処理により論理回路が合成される
論理記述を、仕様通りに論理合成される高レベルな論理
記述に変換する方法であって、(a) 基準動作クロックよ
り長いクロックでデータ演算処理を行う少なくとも1つ
の長期動作論理部を規定した第1の論理記述から、レジ
スタとなるべき記述を抽出レジスタとして抽出し、該抽
出レジスタにその入力タイミング等を指示する入力制御
論理を対応づけて得られる抽出レジスタ入力制御情報を
出力するステップと、(b) 前記第1の論理記述で規定さ
れるレジスタのうち、前記長期動作論理部を受信側にも
つレジスタを長期論理入力レジスタとして指示する長期
論理入力レジスタ情報を受け、該長期論理入力レジスタ
情報及び前記抽出レジスタ入力情報とに基づき、前記第
1の論理記述から、前記長期論理入力レジスタの前記入
力制御論理と、前記長期論理入力レジスタが受信側にも
つ前記長期動作論理部とを論理的に分離した第2の論理
記述に、前記第1の論理記述を変換するステップと備え
る。
【0014】望ましくは、請求項4記載の論理記述変換
方法のように、前記ステップ(a) は、(a-1) 前記第1の
論理記述から、レジスタとなるべき記述を抽出レジスタ
として抽出するステップと、(a-2) 前記抽出レジスタの
前記入力制御論理の情報を抽出するステップと、(a-3)
前記抽出レジスタへの入力データを抽出するステップ
と、(a-4) 前記抽出レジスタ、前記入力制御論理の情報
及び前記入力データを組にした前記抽出レジスタ入力制
御情報を出力するステップと備える。
【0015】
【作用】この発明における請求項1記載の論理記述変換
装置の論理記述変換手段は、長期論理入力レジスタ情報
及び抽出レジスタ入力情報に基づき、第1の論理記述か
ら、長期論理入力レジスタの入力制御論理と、長期論理
入力レジスタが受信側にもつ長期動作論理部とを論理的
に分離した第2の論理記述に、第1の論理記述を変換し
て出力するため、第2の論理記述の論理合成時に、動作
クロックがそれぞれ異なる入力制御論理と長期動作論理
部とが混在して論理合成されることはない。
【0016】同様に、請求項3記載の論理記述変換方法
は、ステップ(b) により、第1の論理記述で規定される
レジスタのうち、長期動作論理部を受信側にもつレジス
タを長期論理入力レジスタとして指示する長期論理入力
レジスタ情報を受け、長期論理入力レジスタ情報及び抽
出レジスタ入力情報とに基づき、第1の論理記述から、
長期論理入力レジスタの入力制御論理と、長期論理入力
レジスタが受信側にもつ長期動作論理部とを論理的に分
離した第2の論理記述に、第1の論理記述を変換するた
め、第2の論理記述の論理合成時に、動作クロックがそ
れぞれ異なる入力制御論理と長期動作論理部とが混在し
て論理合成されることはない。
【0017】
【実施例】図1はこの発明の一実施例である記述変換装
置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、
テーブル化変換手段1はソースコードSC1を取り込
み、参照テーブルD1を生成する。ソースコードSC1
はレジスタ間のデータ転送所要時間が、基準動作クロッ
クである1クロック周期を越える多クロック転送パスを
含む論理記述からなるソースコードである。従来技術の
欄で説明したように、このソースコードSC1をそのま
ま論理合成すると仕様と異なった論理回路に合成される
危険性のある論理記述である。また、参照テーブルD1
は、図3に示すように、レジスタ名と、レジスタ名で規
定されるレジスタの入力制御条件と、この入力制御条件
に対応した入力データ名からなるレジスタ入力制御情報
を登録する記憶手段である。
【0018】抽出分離手段2は、あらかじめ入力された
指示子D2と参照テーブルD1とに基づき、ソースコー
ドSC1を変換して、仕様通りに論理合成が行われる高
度な論理記述からなるソースコードSC2を生成する。
指示子D2は、図4に示すように、多クロック転送パス
の受信側のレジスタ名である長期論理入力レジスタ情報
が登録された記憶手段である。また、ソースコードSC
2は、多クロック転送パスの受信側レジスタとこのレジ
スタの入力制御とからなる論理記述と、多クロック転送
パスの受信側レジスタを含まない論理記述とが分離記述
されたソースコードとなる。
【0019】図2は、図1で示した論理記述変換装置に
よる論理記述変換方法を示すフローチャートである。ま
た、図5は、ソースコードSC1による論理記述の一例
を示すフローチャートである。
【0020】まず、図5のフローチャートについて説明
する。ステップS10でクロック入力CLKの立ち上が
り(立ち下がり)エッジが検出され、立ち上がりエッジ
が認識されると、ステップS11,S21,S31及び
S41の入力制御論理ST(ST[0]〜ST[3])
のチェックがなされる。ここで、入力制御論理STは図
17で示すタイミングでいずれかがイネーブル
(“H”)になるとする。したがって、ステップS1
1,S21,S31及びS41のいずれか1つがイネー
ブル(yes)と判定される。
【0021】ステップS11がyesの場合、ステップ
S12〜S15の処理に移る。ステップS12で入力デ
ータDATAINがレジスタreg-Aに取り込まれ、ステ
ップS13でレジスタreg-Bの格納データがそのまま保
持される。
【0022】そして、ステップS14でレジスタreg-A
の格納データ(すなわち、入力データDATAIN)に
基づくfunctonlogicALUによる演算処理の実行が開始
される。ここで、このデータ演算functonlogicALU
は、従来例と同様、3クロック3Tで、基準動作クロッ
ク(1クロックT)を上回るクロックで演算処理を行う
とする。
【0023】次に、ステップS15でST[3]〜ST
[0]を“0”,“0”,“1”,“0”に設定する。
すなわち、ステップS12〜S15の処理終了後は、S
T[1]を“1”に設定することにより、ステップS2
2〜S24の処理の実行が指示される。
【0024】ステップS21がyesの場合、ステップ
S22でレジスタreg-Aの格納データがそのまま保持さ
れ、ステップS23でレジスタreg-Bの格納データがそ
のまま保持され、ステップS24でST[3]〜ST
[0]を“0”,“1”,“0”,“0”に設定する。
すなわち、ステップS22〜S24の処理終了後は、S
T[2]を“1”に設定することにより、ステップS3
2〜S34の処理の実行が指示される。
【0025】ステップS31がyesの場合、ステップ
S32でレジスタreg-Aの格納データがそのまま保持さ
れ、ステップS33でレジスタreg-Bの格納データがそ
のまま保持され、ステップS34でST[3]〜ST
[0]を“1”,“0”,“0”,“0”に設定する。
すなわち、ステップS32〜S34の処理終了後は、S
T[3]を“1”に設定することにより、ステップS4
2〜S44の処理の実行が指示される。
【0026】ステップS41がyesの場合、ステップ
S42でレジスタreg-Aの格納データがそのまま保持さ
れ、ステップS43で、データ演算functonlogicALU
による演算結果がレジスタreg-Bに格納され、ステップ
S44でST[3]〜ST[0]を“0”,“0”,
“0”,“1”に設定する。すなわち、ステップS42
〜S44の処理終了後は、ST[0]を“1”に設定す
ることにより、ステップS12〜S15の処理の実行が
指示される。
【0027】このフローチャートで示されるソースコー
ドSC1に基づきイメージ(論理合成)される論理回路
が、従来例でも示した図18で示すような論理回路とな
り、多クロック転送パスを受信側とするレジスタreg-B
の制御演算系であるセレクタ14とfunctonlogicALU
とが、同一の論理群12の中に混在している。
【0028】すなわち、1クロックで動作するセレクタ
14と3クロックで動作が完了するfunctonlogicALU
とが混在するため、このような論理回路の論理合成を行
うと設計者の意図しない論理回路に合成されてしまう危
険性が極めて高くなる。
【0029】以下、図2を参照しつつ、図5のフローチ
ャートで示されるソースコードSC1及び図18で示さ
れる論理回路を例に挙げて、図1で示した論理記述合成
装置による論理記述変換方法について説明する。
【0030】ステップS1で、テーブル化変換手段1
は、ソースコードSC1で規定される論理記述から、レ
ジスタの検出処理を行う。例えば、図18の論理回路で
は、レジスタreg-A及びレジスタreg-Bを検出する。
【0031】ステップS2で、テーブル化変換手段1
は、ステップS1で抽出した各レジスタの入力制御条件
を抽出する。入力制御条件とは、レジスタが入力データ
を取り込むタイミング等の条件であり、例えば、図18
の論理回路では、レジスタreg-Aの入力制御条件は入力
制御論理ST[0]=“1”となり、レジスタreg-Bの
入力制御条件は入力制御論理ST[3]=“1”とな
る。
【0032】次に、ステップS3で、さらに、テーブル
化変換手段1は、各レジスタの入力制御条件に対応した
入力データを抽出する。例えば、図18の論理回路で
は、レジスタreg-Aの入力データは入力データDATA
INとなり、レジスタreg-Bの入力データはfunctonlog
icALUとなる。
【0033】そして、ステップS4で、テーブル化変換
手段1は、図3に示すように、抽出した各レジスタのレ
ジスタ名、(各レジスタの)入力制御条件、(入力制御
条件に対応した)入力データがセットになった抽出レジ
スタ入力制御情報を参照テーブルD1に登録する。例え
ば、図18の論理回路のレジスタreg-Bのレジスタデー
タは、図6に示すように、参照テーブルD1に登録され
る。なお、図6において、入力制御条件の欄の「1′b
1」は1ビットのデータ“1”を意味する。
【0034】次に、ステップS5で、抽出分離手段2
は、参照テーブルD1及び指示子D2に基づき、ソース
コードSC1の論理記述を変換して、仕様通りに論理合
成が行われる高度な論理記述からなるソースコードSC
2を得る。以下、その詳細を説明する。
【0035】指示子D2は、図4に示すように、多クロ
ック転送パスを受信側にもつ長期論理入力レジスタを特
定する情報であり、人手によりあらかじめ登録される。
例えば、図18の論理回路では、レジスタreg-Bが多ク
ロック転送パスであるデータ演算functonlogicALUの
受信側レジスタであるため、図7に示すように、指示子
D2にレジスタreg-Bの名称が長期論理入力レジスタと
して登録される。
【0036】抽出分離手段2は、上記した参照テーブル
D1及び指示子D2に基づき、ソースコードSC1で規
定される論理回路から、多クロック転送パスの受信側レ
ジスタ及び該受信側レジスタの入力制御論理とからなる
第1の部分論理回路と、長期動作論理部である多クロッ
ク転送パスを含む第2の部分論理回路とを完全に分離し
た論理記述からなるソースコードSC2に変換する。
【0037】例えば、ソースコードSC1が図5で示さ
れるフローチャートで、図18で示される論理回路を規
定する場合、図8及び図9で示されるフローチャート
で、図10で示される論理回路を規定するソースコード
SC2に変換される。
【0038】まず、図8のフローチャートについて説明
する。ステップS110でクロック入力CLKの立ち上
がり(立ち下がり)エッジが検出され、立ち上がりエッ
ジが認識されると、ステップS111,S121,S1
31及びS141の入力制御論理ST(ST[0]〜S
T[3])のチェックがなされる。入力制御論理STは
図17で示すタイミングでいずれかがイネーブル
(“H”)になるため、ステップS111,S121,
S131及びS141のいずれか1つが必ずイネーブル
(yes)と判定される。
【0039】ステップS111がyesの場合、ステッ
プS112〜S114の処理に移る。ステップS112
で入力データDATAINがレジスタreg-Aに取り込ま
れ、ステップS113でレジスタreg-Aの格納データ
(すなわち、入力データDATAIN)に基づくfuncto
nlogicALUによる演算処理の実行が開始される。
【0040】次に、ステップS115でST[3]〜S
T[0]を“0”,“0”,“1”,“0”に設定す
る。すなわち、ステップS112〜S114の処理終了
後は、ST[1]を“1”に設定することにより、ステ
ップS122〜S123の処理の実行が指示される。
【0041】ステップS121がyesの場合、ステッ
プS122でレジスタreg-Aの格納データがそのまま保
持され、ステップS123で[3]〜ST[0]を
“0”,“1”,“0”,“0”に設定する。すなわ
ち、ステップS122〜S123の処理終了後は、ST
[2]を“1”に設定することにより、ステップS13
2〜S133の処理の実行が指示される。
【0042】ステップS131がyesの場合、ステッ
プS132でレジスタreg-Aの格納データがそのまま保
持され、ステップS133でST[3]〜ST[0]を
“1”,“0”,“0”,“0”に設定する。すなわ
ち、ステップS132〜S133の処理終了後は、ST
[3]を“1”に設定することにより、ステップS14
2〜S143の処理の実行が指示される。
【0043】ステップS141がyesの場合、ステッ
プS142でレジスタreg-Aの格納データがそのまま保
持され、ステップS143でST[3]〜ST[0]を
“0”,“0”,“0”,“1”に設定する。すなわ
ち、ステップS142〜S144の処理終了後は、ST
[0]を“1”に設定することにより、ステップS11
2〜S114の処理の実行が指示される。
【0044】次に、図9のフローチャートについて説明
する。まず、ステップS200でクロック入力CLKの
立ち上がり(立ち下がり)エッジが検出され、立ち上が
りエッジが認識されると、ステップS201に移行す
る。
【0045】そして、ステップS201で、入力制御論
理ST[3]のチェックがなされる。ST[3]が
“1”の場合にステップS202に移行し、ステップS
202で、データ演算functonlogicALUの演算結果を
レジスタreg-Bに取り込み、ステップS200に戻る。
【0046】一方、ST[3]が“1”でない場合、ス
テップS203に移行し、ステップS203でレジスタ
reg-Bの内容を保持し、ステップS200に戻る。
【0047】図8で示したフローチャートは、多クロッ
ク転送パスを含む第2の部分論理回路を規定したフロー
チャートであり、図10の部分論理回路3に相当する。
一方、図9で示したフローチャートは、非多クロック転
送パスの受信側レジスタと該受信側レジスタの入力制御
論理とからなる第1の部分論理回路を規定したフローチ
ャートであり、図10の部分論理回路4に相当する。
【0048】以下、図10で示されたソースコードSC
2で規定される論理回路について説明する。同図に示す
ように、ソースコードSC2は、レジスタreg-Bの制御
演算系であるセレクタ14が部分論理回路4内に形成さ
れるとともに、レジスタreg-Bの送信側に位置しデータ
演算functonlogicALUのみからなるデータ演算系の論
理群12′が部分論理回路3内に形成される。すなわ
ち、ソースコードSC2は、制御演算系であるセレクタ
14とデータ演算系であるfunctonlogicALUとを完全
に分離した論理記述となる。
【0049】このように、ソースコードSC2で規定さ
れた論理回路は、同一のレジスタに付随する制御演算系
とデータ演算系とを分離した論理記述であり、両者を個
別に制御可能な論理記述となっている。したがって、論
理合成段階で仕様と異なった論理合成がなされる危険性
はまったくない。
【0050】図11〜図14は、実際のハードウェア記
述言語であるVerilog- HDLの記述例である。図11
は図18で示した論理回路に対応する記述であり、図1
2は図8で示したフローチャートに対応する記述であ
り、図13は図9で示したフローチャートに対応する記
述であり、図14は図10で示した論理回路に対応する
記述であり、内部に図12で示したモジュールsubrouti
neAと、図13で示したモジュールsubroutineBとを含
んでいる。なお、図11〜図14中のreg A及びreg-B
は、それぞれレジスタreg-A及びレジスタreg-Bを意味
する。
【0051】図11のmainroutine Cに示すように、レ
ジスタreg-Bに付随する制御演算系とデータ演算系とが
混在したソースコードSC1が、図14のmainroutine
Aに示すように、レジスタreg-Bに付随する制御演算系
のモジュールsubroutineAと、データ演算系のモジュー
ルsubroutineBとが完全に分離して記述されたソースコ
ードSC2に論理変換される。
【0052】このように、ソースコードSC2は、レジ
スタreg-Bに付随する制御演算系とデータ演算系とを個
別に制御可能な論理記述となっているため、制御演算系
とデータ演算系との動作クロックがそれぞれ異なって
も、論理合成段階で仕様と異なった論理合成がなされる
危険性はまったくない。
【0053】図15及び図16は、本実施例の論理記述
変換装置をマイクロコンピュータに応用した場合の構成
例を示すブロック図である。
【0054】図15に示すように、マイクロコンピュー
タは1チップ化された演算処理部20とメインメモリ3
0とから構成され、演算処理部20はRAM21,2
2、CPU23及びROM24から構成される。RAM
21は、参照テーブルD1を格納する領域であり、RA
M22は指示子D2を格納する領域である。また、RO
M24は、テーブル化変換方法をプログラム化したテー
ブル化変換処理用命令セット群25と、抽出分離処理を
プログラム化した抽出分離処理用命令セット群26とが
格納されている。
【0055】テーブル化変換処理用命令セット群25
は、図16に示すように、レジスタ検索処理41、入力
制御条件抽出処理42、入力制御条件に対応した入力条
件の抽出処理43及び参照テーブル生成処理44とから
なり、各処理41〜44は、それぞれ図2のフローチャ
ートのステップS1〜S4に相当する命令セットを有し
ている。また、抽出分離処理用命令セット群26は、図
2のフローチャートのステップS5に相当する命令セッ
トを有している。
【0056】一方、メインメモリ30はハードディスク
で構成され、ソースコードSC1及びソースコードSC
2の格納する領域として機能する。また、CPU23と
内部メモリ21,22,24それぞれとの間のデータの
授受は内部バス32を介して行われ、CPU23と外部
メモリであるメインメモリ30とのデータの授受は外部
バス31を介して行われる。
【0057】このような構成において、CPU23はR
OM24に格納されたテーブル化変換処理用命令セット
群25で規定された命令に従い、ソースコードSC1か
ら得られる抽出レジスタ入力制御情報からなる参照テー
ブルD1をRAM21に格納する。さらに、CPU23
はROM24に格納された抽出分離処理用命令セット群
26で規定された命令に従い、参照テーブルD1及び指
示子D2を参照して、ソースコードSC1をソースコー
ドSC2に変換して、メインメモリ30に格納する。
【0058】なお、この実施例では、ソースコードSC
1の論理記述を行うハードウェア記述言語として、Ver
ilog- HDLを取りあげたが、これに限定されず、C等
の機能記述言語で記述されたソースコードの論理記述に
対しても、本発明を適用できることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、この発明おける請
求項1記載の論理記述変換装置の論理記述変換手段は、
長期論理入力レジスタ及び抽出レジスタ入力制御情報に
基づき、第1の論理記述から、長期論理入力レジスタの
入力制御論理と、長期論理入力レジスタが受信側にもつ
長期動作論理部とを論理的に分離した第2の論理記述
に、第1の論理記述を変換して出力するため、第2の論
理記述の論理合成時に、動作クロックがそれぞれ異なる
入力制御論理と長期動作論理部とが混在して論理合成さ
れることはない。
【0060】したがって、基準動作クロックを上回る動
作クロックで動作する長期動作論理部を含んでいても、
論理合成段階で正確に論理合成がなされる高度なレベル
の第2の論理記述を得ることができる。
【0061】同様に、請求項3記載の論理記述変換方法
は、ステップ(b) により、第1の論理記述で規定される
レジスタのうち、長期動作論理部を受信側にもつレジス
タを長期論理レジスタとして指示する長期論理入力レジ
スタ情報を受け、長期論理入力レジスタ情報及び抽出レ
ジスタ入力情報とに基づき、第1の論理記述から、長期
論理入力レジスタの入力制御論理と、長期論理入力レジ
スタが受信側にもつ長期動作論理部とを論理的に分離し
た第2の論理記述に、第1の論理記述を変換するため、
第2の論理記述の論理合成時に、動作クロックがそれぞ
れ異なる入力制御論理と長期動作論理部とが混在して論
理合成されることはない。
【0062】したがって、基準動作クロックを上回る動
作クロックで動作する長期動作論理部を含んでいても、
論理合成段階で正確に論理合成がなされる高度なレベル
の第2の論理記述を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である論理記述変換装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】図1で示した論理記述変換装置による論理記述
変換方法を示すフローチャートである。
【図3】参照テーブルの構成を示す説明図である。
【図4】指示子の構成を示す説明図である。
【図5】論理記述変換前のソースコードの一例を示すフ
ローチャートである。
【図6】参照テーブルの一例を示す説明図である。
【図7】指示子の一例を示す説明図である。
【図8】論理記述変換後のソースコードの一例を示すフ
ローチャートである。
【図9】論理記述変換後のソースコードの一例を示すフ
ローチャートである。
【図10】論理記述変換後のソースコードので規定され
る論理回路の一例を示す説明図である。
【図11】実際のソースコードの言語記述例を示す図で
ある。
【図12】実際のソースコードの言語記述例を示す図で
ある。
【図13】実際のソースコードの言語記述例を示す図で
ある。
【図14】実際のソースコードの言語記述例を示す図で
ある。
【図15】本実施例の論理記述変換装置をマイクロコン
ピュータで構成した場合のブロック図である。
【図16】図15のROMの内部構成の詳細を示すブロ
ック図である。
【図17】ソースコードで規定される論理回路の動作タ
イミングを示すタイミング図である。
【図18】従来のソースコードからイメージされる論理
回路を示す説明図である。
【符号の説明】
1 テーブル化変換手段 2 抽出分離手段 D1 参照テーブル D2 指示子 SC1 ソースコード SC2 ソースコード

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 論理合成処理により論理回路が合成され
    る論理記述を、仕様通りに論理合成される高レベルな論
    理記述に変換する論理記述変換装置であって、 基準動作クロックより長いクロックでデータ演算処理を
    行う少なくとも1つの長期動作論理部を規定した第1の
    論理記述を付与する論理記述付与手段と、 前記第1の論理記述で規定されるレジスタのうち、前記
    長期動作論理部を受信側にもつレジスタを長期論理入力
    レジスタとして指示する長期論理入力レジスタ情報を付
    与する長期論理入力レジスタ情報付与手段と、 前記第1の論理記述から、レジスタとなるべき記述を抽
    出レジスタとして抽出し、該抽出レジスタにその入力タ
    イミング等を指示する入力制御論理を対応づけて得られ
    る抽出レジスタ入力制御情報を生成する抽出レジスタ入
    力制御情報生成手段と、 前記長期論理入力レジスタ情報及び前記抽出レジスタ入
    力情報に基づき、前記第1の論理記述から、前記長期論
    理入力レジスタの前記入力制御論理と、前記長期論理入
    力レジスタが受信側にもつ前記長期動作論理部とを論理
    的に分離した第2の論理記述に、前記第1の論理記述を
    変換して出力する論理記述変換手段とを備えた論理記述
    変換装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出レジスタ入力制御情報は、前記
    抽出レジスタを特定する名称、前記抽出レジスタの前記
    入力制御論理の情報及び前記抽出レジスタへの入力デー
    タからなる請求項1記載の論理記述変換装置。
  3. 【請求項3】 論理合成処理により論理回路が合成され
    る論理記述を、仕様通りに論理合成される高レベルな論
    理記述に変換する論理記述変換方法であって、 (a) 基準動作クロックより長いクロックでデータ演算処
    理を行う少なくとも1つの長期動作論理部を規定した第
    1の論理記述から、レジスタとなるべき記述を抽出レジ
    スタとして抽出し、該抽出レジスタにその入力タイミン
    グ等を指示する入力制御論理を対応づけて得られる抽出
    レジスタ入力制御情報を出力するステップと、 (b) 前記第1の論理記述で規定されるレジスタのうち、
    前記長期動作論理部を受信側にもつレジスタを長期論理
    入力レジスタとして指示する長期論理入力レジスタ情報
    を受け、該長期論理入力レジスタ情報及び前記抽出レジ
    スタ入力情報とに基づき、前記第1の論理記述から、前
    記長期論理入力レジスタの前記入力制御論理と、前記長
    期論理入力レジスタが受信側にもつ前記長期動作論理部
    とを論理的に分離した第2の論理記述に、前記第1の論
    理記述を変換するステップと、を備えた論理記述変換方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(a) は、 (a-1) 前記第1の論理記述から、レジスタとなるべき記
    述を抽出レジスタとして抽出するステップと、 (a-2) 前記抽出レジスタの前記入力制御論理の情報を抽
    出するステップと、 (a-3) 前記抽出レジスタへの入力データを抽出するステ
    ップと、 (a-4) 前記抽出レジスタ、前記入力制御論理の情報及び
    前記入力データを組にした前記抽出レジスタ入力制御情
    報を出力するステップと、を備える請求項3記載の論理
    記述変換方法。
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