JPH0625996A - オフセット印刷用塗工紙のための原紙 - Google Patents

オフセット印刷用塗工紙のための原紙

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JPH0625996A
JPH0625996A JP19892592A JP19892592A JPH0625996A JP H0625996 A JPH0625996 A JP H0625996A JP 19892592 A JP19892592 A JP 19892592A JP 19892592 A JP19892592 A JP 19892592A JP H0625996 A JPH0625996 A JP H0625996A
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JP
Japan
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coated
base paper
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coated base
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Application number
JP19892592A
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English (en)
Inventor
Ryuji Ouchi
龍二 大内
Masatoshi Kako
正年 加来
Hisao Osogoshi
久男 獺越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Oji Paper Co Ltd
Original Assignee
New Oji Paper Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 塗工液を片面当り6g/m2 (絶乾)以上、
両面に塗工した印刷用塗工紙の製造に使用する絶対米坪
40g/m2 以上の塗工原紙を提供する。 【構成】 塗工液を片面当り6g/m2 (絶乾)以上、
両面に塗工したオフセット印刷用塗工紙の製造に用いら
れる塗工原紙であって、該原紙を構成するパルプの絶乾
重量当り、カチオン化デンプンを0.3〜1.5重量
%、ポリアクリルアミドを0.1〜1.0重量%添加さ
れている塗工原紙。 【効果】 耐ブリスター性及び耐折強度に優れたオフセ
ット印刷用塗工紙のための原紙。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はセルロースパルプからな
る原紙の片面または両面に顔料と接着剤を主成分とする
塗工液をコーターを用いて塗工してなるオフセット印刷
用塗工紙の製造に使用する原紙に関する。さらに詳しく
述べると、本発明は折り割れ強度に優れ、かつ、耐ブリ
スター性が改善された印刷用塗工紙を製造するための原
紙に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、出版広告宣伝等の媒体として印刷
物の重要性が再認識され、印刷物のビジュアル化、カラ
ー化、高級化が進められて来ており、それに伴なって顔
料塗工紙(以下、塗工紙という)の需要が増している。
特にその中でも、多色印刷に最も広く使われているオフ
セット印刷用塗工紙の需要が多い。
【0003】オフセット印刷は版からインキを直接紙に
印刷しないで、一旦ブランケットと称するゴム面に転写
し、ブランケットから紙に印刷し、次いで乾燥して印刷
紙を製造するものである。従来、オフセット印刷用塗工
紙の原紙の原料としては、針葉樹晒クラフトパルプ(N
BKP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)が用い
られていたが、最近になって原価低減、不透明度の改
良、パルプのリサイクル使用などの目的から高歩留りパ
ルプ、古紙を原料とした脱墨古紙パルプが用いられるよ
うになって来たのは周知の通りである。
【0004】塗工原紙には、目的とする用途に応じて紙
力増強剤やサイズ剤が用いられており、塗工原紙の層間
強度などの強度を改良する目的には、カチオン化デンプ
ン、ポリアクリルアミドが主に用いられ、又、サイズ性
を改良する目的からはアルキルケテンダイマー系サイ
ズ、アルケニル無水コハク酸系サイズ、ロジン系サイズ
が主として用いられ、さらに塗工原紙の表面には、サイ
ズプレス、ゲートロールなどの装置でデンプン、ポリビ
ニルアルコールなどが塗工されている。
【0005】オフセット印刷は水とインキを紙面に印刷
後、115〜125℃で紙を急速に乾燥して印刷紙に仕
上げるが、塗工紙にオフセット印刷を施した場合、高温
で乾燥時に塗工原紙に含まれていた水分が蒸発して塗工
層がふくれた状態、いわゆる「ブリスタリング」が発生
し、印刷紙の価値を低下させるという問題が従来よりあ
った。
【0006】塗工紙のブリスタリングを改良する方法と
しては、従来より塗工原紙の厚み方向にかかる力に対す
る強度、即ち層間強度を上げる方法がとられて来てい
る。そして、塗工原紙の層間強度の調節は紙力増強剤の
添加率の増減により行われているが、紙力増強剤のうち
カチオン化デンプンが安価で効果も高いためカチン化デ
ンプンの添加率を変えることによって調節する方法が一
般的である。
【0007】一方、塗工紙を構成する塗工原紙の坪量が
増すと塗工紙の含水量も増すので、オフセット印刷時に
一層ブリスタリングが発生しやすくなり、このブリスタ
リングの発生を防止するために塗工原紙に添加するカチ
オン化デンプンの添加率も一層上げざるを得ない。しか
し、カチオン化デンプンの添加率を上げることによって
塗工原紙の層間強度は所望のレベルに達したとしても、
塗工原紙が硬くなって塗工紙の折り割れ強度が著しく低
下していた。
【0008】塗工紙の用途は本、雑誌の表紙や美術印刷
本の用紙など、折って製品に供する場合が多い。塗工紙
が折り割れ強度の低下をきたすと本や雑誌の折り目から
破れが生じ、著しく製品の価値を低下させるという問題
があった。
【0009】このようにオフセット印刷用のブリスタリ
ングの発生を抑止するため塗工原紙の層間強度を上げる
と塗工紙の折り割れ強度が低下する傾向があるので、ブ
リスタリングの発生の抑止と折り割れ強度は塗工紙の重
要な品質であるにもかかわらず、塗工紙を製造する上で
は二律背反的な関係にある。
【0010】一方、カチオン化デンプンを用いないで、
他の紙力増強剤を用いて塗工紙の層間強度を上げる方法
によっても、耐ブリスター性と折り割れ強度の両特性を
同時に改善することは難しいし、加えて、カチオン化デ
ンプンに比べて紙力増強剤にかかるコストがかさみ、塗
工紙製造上の経済性が悪化するという問題もあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、塗工紙
の水分量、透気性、層間強度、米坪及び塗工量と、オフ
セット印刷時のブリスタリングに対する抵抗力(耐ブリ
スター性)と、折り割れ強度の関係と、塗工原紙の紙力
増強剤の種類と効果について研究を行なった。
【0012】オフセット印刷用塗工紙の耐ブリスター性
を改良するためには塗工原紙の層間強度を上げることが
最も効果があるし、又カチオン化デンプンによる層間強
度の改良効果が高い。
【0013】しかし、カチオン化デンプンのみでは、塗
工原紙の絶乾米坪が40g/m2 以上であって、塗工液
が6g/m2 (片面当り、絶乾)以上塗工されているオ
フセット印刷用塗工紙の耐ブリスター性(層間強度)の
改良効果に限界があり、カチオン化デンプンの添加率
(塗工原紙を構成するパルプ絶乾重量当り)がある範囲
を越えると層間強度のより以上の向上は望めないばかり
でなく、塗工紙が弾力性を失って硬くなり折り割れ強度
が著しく低下することが判明した。
【0014】本発明は、絶乾米坪が40g/m2 以上で
あって、塗工液を6g/m2 (片面当り、絶乾)以上塗
工して塗工紙とした場合にすぐれた耐ブリスター性(層
間強度)及びすぐれた折り割れ強度を有するオフセット
印刷用塗工紙を与えることのできる塗工原紙を提供する
ことを目的とし、特に、耐ブリスター性改善のためにカ
チオン化デンプンを使用している該塗工原紙を提供する
ことを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは塗工原紙の
絶乾米坪及び塗工量がある範囲を越える塗工紙に関し
て、耐ブリスター性及び折り割れ強度を確保し、さらに
塗工紙製造にかかるコストが低く経済性に優れた塗工紙
を製造するためには塗工原紙の製造に際して、一定量の
カチオン化デンプンと他の紙力増強剤の併用添加が不可
欠であること及び他の紙力増強剤としてはポリアクリル
アミドが有効であることを見い出し本発明を完成するに
到った。
【0016】本発明は顔料と接着剤を主成分とする塗工
液を、塗工原紙の片面当り6g/m2(絶乾)以上、両面
に塗工してオフセット印刷用塗工紙とするために用いら
れる絶乾米坪40g/m2 以上を有する塗工原紙であっ
て、該塗工原紙は、原紙を構成するパルプの絶乾重量当
り、カチオン化デンプンを0.3〜1.5重量%及びポ
リアクリルアミドを0.1〜1.0重量%用いて製造し
たものであることを特徴とするオフセット印刷用塗工紙
のための原紙に関する。
【0017】塗工原紙が絶乾米坪40g/m2 未満の場
合には、塗工原紙に含まれる水分量が低いためにブリス
タリングの発生頻度が大巾に減少するのでカチオン化デ
ンプンの添加率を低く抑えることができ、両面塗工紙の
折り割れ強度の低下を引き起こすことはない。
【0018】また、両面塗工紙の塗工量が片面当り6g
/m2 (絶乾)未満である場合にも、塗工面を通過して
蒸気が逃げるのでブリスタリングの発生は大巾に減少す
る。
【0019】これに対して、塗工原紙の絶乾米坪40g
/m2 以上になると紙内に発生する蒸気量が増すため、
ブリスタリングが発生しやすくなる。さらに、塗工原紙
が絶乾米坪40g/m2 以上、及び両面塗工紙の塗工量
が片面当り6g/m2 (絶乾)以上である場合には大巾
にブリスタリングが発生しやすくなるので塗工原紙の層
間強度を上げざるを得ない。
【0020】それ故、本発明は塗工原紙が絶乾米坪40
g/m2 以上、及び両面塗工紙の塗工量が片面6g/m
2 (絶乾)以上である両面塗工紙の耐ブリスター性及び
折り割れ強度の改良のために特に意義がある。前記範囲
を下廻る塗工原紙からなる両面塗工紙は、本発明を適用
せずとも耐ブリスター性及び折り割れ強度が共に所望の
水準内にあるので本発明を適用する必要がない。
【0021】カチオン化デンプンは安価であり、層間強
度を改良する効果も十分に有しており、経済性を加味し
た両面塗工紙の耐ブリスター性を改良する上で不可欠な
内添紙力増強剤である。本発明のカチオン化デンプンと
は、カチオン基を有している変性デンプンであり、市販
されている種類のもので十分であって、変性の種類は限
定されない。
【0022】カチオン化デンプンの添加率(パルプの絶
乾重量当り)は0.3〜1.5重量%である。0.3重
量%未満では層間強度が所望のレベルまで上がらない。
又カチオン化デンプンを1.5重量%を越えて添加する
と、塗工原紙が硬くなって弾力性を失ない、両面塗工紙
の折り割れ強度が低下して品質低下を引き起こすので好
ましくない。
【0023】塗工原紙の絶乾米坪が上がるに従って要求
される層間強度の水準も上がり、カチオン化デンプンの
添加率も上がるが絶乾米坪40g/m2 以上の塗工原紙
からなる塗工紙の折り割れ強度の低下を防ぐためには、
カチオン化デンプンとは異なる、紙の弾力性を失なわし
めない紙力増強剤をカチオン化デンプンと併用すること
が塗工紙の耐ブリスター性と併せて折り割れ強度を改良
する上で不可欠である。
【0024】塗工原紙の層間強度の改良に効果を有する
各種内添紙力増強剤、例えばアニオン性、カチオン性、
ノニオン性または両性のポリアクリルアミド系重合体、
ポリエチレンイミン及びその誘導体、ポリエチレンオキ
サイド、植物ガム、ポリビニルアルコール、カチオン性
ラテックス、カチオン性尿素ホルマリン樹脂、メラミン
ホルマリン樹脂、ポリアミド樹脂等の有機化合物がいづ
れも本発明に適するが、両性のポリアクリルアミド系重
合体が本発明に最も適する。
【0025】さらに、両性のポリアクリルアミド系重合
体のうち分子量が200万〜300万のものが特にカチ
オン化デンプンとの組合せにおいて紙が硬くならず本発
明に適する。前記ポリアクリルアミド系重合体は、塗工
原紙の層間強度に対する効果が高く、本発明の添加率の
範囲内では、紙の硬化をほとんど伴うことはない。
【0026】両性で分子量が200〜300万のポリア
クリルアミド系重合体(以下、ポリアクリルアミドとい
う)の添加率は塗工原紙を構成するパルプの絶乾重量当
り0.1〜1.0重量%、好ましくは0.2〜0.8重
量%である。
【0027】ポリアクリルアミドの添加率が0.1重量
%未満では併用するカチオン化デンプンの添加率が1.
5重量%を越える可能性があり、塗工紙の折り割れ強度
が低下しかねないので好ましくない。添加率が1.0重
量%を越えても層間強度のより以上の向上は見られない
ので薬品が無駄になり、両面塗工紙製造上の経済性に問
題が生ずるので好ましくない。
【0028】塗工原紙を構成する原料パルプには、カチ
オン化デンプン及びポリアクリルアミドの他に内添助剤
として一般に広く用いられている定着剤、サイズ剤、歩
留り向上剤、ろ水向上剤、さらにpH調整剤、ピッチコ
ントロール剤、スライムコントロール剤、消泡剤等を必
要に応じて適宜添加することもできる。
【0029】本発明の抄紙方法はいわゆる酸性抄紙、中
性抄紙のいづれにも適する。いづれの抄紙法による場合
でも、ポリアクリルアミドとカチオン化デンプンを用い
るためには、パルプ、ブローク、填料からなるパルプス
ラリーに添加するのが最も好ましい。
【0030】印刷用塗工紙は、本発明の塗工原紙の片面
または両面に、顔料と接着剤を主成分とする塗工液を塗
工して製造される。この塗工液組成物は、一般に固形分
濃度が40〜75重量%、好ましくは45〜70重量%
程度の範囲に調整される。塗工原紙上に塗工液を塗工し
て塗工層を形成するに当たっては、塗工液を一度塗りし
た塗工層を形成してもよく、或いは下塗り層及び上塗り
層に分けて多層構造として形成してもよい。多層構造の
場合には、下塗り層と上塗り層の塗工液組成が同一であ
る必要はなく、要求される品質レベルに応じて塗工液組
成を適宜変化させることもできる。
【0031】塗工層を形成する方法としては、従来から
慣用されている塗工装置、例えばプレードコーター、ア
エーナイフコーター、ロールコーター、リバースロール
コーター、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロ
ットコーター、グラビアコーター、チャンブレックスコ
ーター、ブラシコーター、サイズプレスコーター等の各
種コーターを用いて塗工液を塗工原紙表面に塗工する。
これらの塗工装置はオンマシン或いはオフマシンコータ
ーのいずれの形式で使用してもよい。
【0032】塗工原紙への塗工液の塗工量は、通常乾燥
重量で片面当たり2〜50g/m2程度であるが、得ら
れる塗工紙の白紙品質、印刷適性等を考慮すると5〜3
0g/m2 程度の範囲で調節するのが望ましい。また、
このようにして得られた印刷用塗工紙は、水分が通常3
〜10重量%程度の範囲となるよう乾燥した後、オン又
はオフのスーパーカレンダー等に通紙して加圧仕上げが
行われる。
【0033】本発明の塗工原紙を構成するセルロースパ
ルプは針葉樹晒クラフトパルプ(NBKPという)、広
葉樹晒クラフトパルプ(LBKPという)の他に、高歩
留りパルプ、例えばリファイナーグランドパルプ(RG
P)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ストーング
ランドパルプ(GP)及び新聞雑誌古紙、OA古紙(上
質古紙)を原料とした脱墨古紙パルプを挙げることがで
きる。
【0034】
【実施例】以下、具体的な実施例により本発明を更に詳
しく説明する。本実施例における部及び%はいづれも重
量部及び重量%である。以下の説明及び実施例は本発明
を例示するものであり本発明を制限するものではない。
【0035】用いたポリアクリルアミドは、分子量26
0万〜280万で両性のポリアクリルアミドであるハリ
マ化成社製のハーマイドEX−360であり、カチオン
化デンプンは王子ナショナル社製のケートFであり、両
者は抄紙前のパルプスラリーへ添加された。カチオン化
デンプン及びポリアクリルアミドの添加率は、以下の実
施例、比較例で示すが、その他に用いたパルプや助剤な
どの条件を次に列記する。
【0036】塗工原紙1 フリーネス430ml(C.S.F.)に調節したNB
KP40部及びフリーネス410ml(C.S.F.)
に調節したLBKP60部からなるパルプ(スラリー)
100部に対し軽質炭酸カルシウム10部を加え、さら
にパルプ100部に対しカチオン化デンプン、ポリアク
リルアミド(添加率は、実施例及び比較例で変化させ
た。)、硫酸バンド(自家製)0.5%、歩留り向上剤
(協立有機社製NR−11LH)0.02%を添加し、
長網多筒ドライヤー式抄紙機で抄紙し、サイズプレスで
デンプン(王子コンスターチ社製王子エースA)1.8
g/m2 と外添サイズ剤(荒川化学社製ポリマロン)
0.02g/m2 を塗布し、水分5.5%、絶乾米坪4
2g/m2 の塗工原紙を製造した。
【0037】塗工原紙2 フリーネス430ml(C.S.F.)に調節したNB
KP30部及びフリーネス390ml(C.S.F.)
に調節したLBKP70部からなるパルプ(スラリー)
100部に対し軽質炭酸カルシウム4部を加え、さらに
パルプ100部に対しカチオン化デンプン、ポリアクリ
ルアミド(添加率は、実施例及び比較例で変化させ
た。)、硫酸バンド(自家製)0.5%、歩留り向上剤
(協立有機社製NR−11LH)0.02%を添加し、
長鋼多筒ドライヤー式抄紙機で抄紙し、サイズプレスで
デンプン(王子コンスターチ社製)2.5g/m2 及び
外添サイズ剤(荒川化学社製ポリマロン)0.03g/
2 を塗布し、水分5.5%、絶乾米坪90g/m2
塗工原紙を製造した。
【0038】塗工 塗工原紙に、下記組成の塗工液をブレードコーターで両
面に同量塗工し、150℃エアーホイルドライヤーで乾
燥後スーパーカレンダー処理を行った。塗工紙の水分は
5.5重量%であった。 カオリン 60部 重質炭酸カルシウム 40部 デンプン 2.5部 (顔
料100部当り) スチレンブタジエン系ラテックス 11部 (顔
料100部当り)
【0039】塗工原紙及び塗工紙の品質評価は以下の方
法で行なった。 (1)耐ブリスター性 明製作所製のRI印刷テスターでオフセット印刷用イン
キ1mlを練り、塗工紙の両面に印刷し、直後に250
℃で両面から加熱して生じる印刷表面のブリスタリング
状況を目視で評価した。 ◎ : 極めて優れている 〇 : やや優れている △ : 普通 × : やや劣る ×× : 極めて劣る
【0040】(2)層間強度(塗工原紙) 塗工原紙の両面に粘着テープ( Beiersdorf 社製(ドイ
ツ)テサNo4863巾38mm)を均等に圧着し巾2
5mmのたんざく状に断裁した後、たんざくの両面の粘
着テープをテンシロン万能型引張り試験機(東洋ボール
ドイン社製)で引張り、塗工原紙の紙層をはがすために
必要であった引張り強さ(g)で評価した。
【0041】(3)塗工紙の耐折強度:JIS P81
15に従う。 (サンプル:塗工原紙抄紙機の抄紙方向と平行に断裁) (4)塗工原紙の剛度:JIS P8125に従う。 (サンプル:塗工原紙抄紙機の抄紙方向と平行に断裁)
【0042】実施例1 前記塗工原紙1において絶乾パルプ重量当りカチオン化
デンプンを0.3%及びポリアクリルアミドを0.9%
添加した。この塗工原紙に片面当り7g/m2 (絶乾)
の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0043】実施例2 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.3%及びポリアクリルアミドを0.9
%添加した。この塗工原紙に片面当り15g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0044】実施例3 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを1.4%及びポリアクリルアミドを0.2
%添加した。この塗工原紙に片面当り7g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0045】実施例4 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを1.4%及びポリアクリルアミドを0.2
%添加した。この塗工原紙に片面当り15g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0046】実施例5 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.6%及びポリアクリルアミドを0.9
%添加した。この塗工原紙に片面当り7g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0047】実施例6 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.6%及びポリアクリルアミドを0.9
%添加した。この塗工原紙に片面当り15g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0048】実施例7 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを1.4%及びポリアクリルアミドを0.5
%添加した。この塗工原紙に片面当り7g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0049】実施例8 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを1.4%及びポリアクリルアミドを0.5
%添加した。この塗工原紙に片面当り15g/m2 (絶
乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造した。
【0050】比較例1 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.1%及びポリアクリルアミドを1.2
%添加した以外実施例1と同じようにして塗工紙を製造
した。
【0051】比較例2 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.1%及びポリアクリルアミドを1.2
%添加した以外実施例2と同じようにして塗工紙を製造
した。
【0052】比較例3 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを1.8%添加し、ポリアクリルアミドは添
加しなかったこと以外実施例3と同じようにして塗工紙
を製造した。
【0053】比較例4 前記塗工原紙1において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを1.8%添加し、ポリアクリルアミドは添
加しなかったこと以外実施例4と同じようにして塗工紙
を製造した。
【0054】比較例5 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.2%及びポリアクリルアミドを1.4
%添加した以外実施例5と同じようにして塗工原紙を製
造した。
【0055】比較例6 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.2%及びポリアクリルアミドを1.4
%添加した以外実施例6と同じようにして塗工原紙を製
造した。
【0056】比較例7 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを2.4%用いポリアクリルアミドは添加し
なかったこと以外実施例7と同じようにして塗工原紙を
製造した。
【0057】比較例8 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを2.4%用いポリアクリルアミドは添加し
なかったこと以外実施例8と同じようにして塗工原紙を
製造した。
【0058】比較例9 フリーネス430ml(C.S.F.)に調節したNB
KP45部及びフリーネス410ml(C.S.F.)
に調節したLBKP55部からなるパルプ(スラリー)
100部に対し軽質炭酸カルシウム10部を加え、さら
に絶乾パルプ重量当りカチオン化デンプン1.3%、硫
酸バンド(自家製)0.5%、歩留り向上剤(協立有機
社製NR−11LH)0.02%を添加した。この紙料
を用いて長網抄紙機で抄紙し、サイズプレスでデンプン
(王子コンスターチ社製)1.5g/m2 及び外添サイ
ズ剤(荒川化学社製ポリマロン)0.02g/m2 を塗
布し、水分5.5%、絶乾米坪38g/m2 の塗工原紙
を製造した。この塗工原紙に片面当り5.5g/m
2 (絶乾)の前記塗工液を塗工し両面塗工紙を製造し
た。
【0059】比較例10 前記塗工原紙2において、絶乾パルプ重量当りカチオン
化デンプンを0.6%及びカチオン変性ポリアミド樹脂
(カイメン1300、デイックハーキュレス社製)を
0.9%添加した。この塗工原紙に片面当り15g/m
2 (絶乾)の前記塗工液を塗工し、両面塗工紙を製造し
た。
【0060】実施例1〜8、比較例1〜10で製造した
塗工原紙塗工紙の品質評価結果を表1に示す。表1から
分かるように、ポリアクリルアミドを使用しない場合、
紙が硬くなって(剛度が上昇)、折り割れ強度(耐折強
度)が低下するので、塗工紙の耐ブリスター性の評価結
果が低くなる(比較例3、4、7、8参照)。これに対
し適正な範囲のカチオン化デンプンとポリアクリルアミ
ドを併用すると、前記の欠点は解消できる(実施例3、
4、7、8参照)。
【0061】これに対し、ポリアクリルアミドを本発明
の範囲を越えて増量して併用し、逆にカチオン化デンプ
ンを減少させて耐ブリスター性を同じ水準に維持するこ
とができるが折り割れ強度が悪くなるし、又経済的にも
不利である(比較例1、2、5、6参照)。この場合、
カチオン化デンプンを増量し、ポリアクリルアミドを若
干減少させると品質と経済性にバランスがとれた状態で
耐ブリスター性を改善することができる(実施例1、
2、5、6参照)。
【0062】一方、塗工原紙の絶乾米坪及び塗工量が本
発明の範囲より低い場合、ポリアクリルアミドの併用を
しなくとも耐ブリスター性の評価結果及び折り割れ強度
とも良好であり、本発明を適用する必要は無い(比較例
9参照)。さらに、カチオン化デンプンとポリアクリル
アミド以外の紙力増強剤を組み合わせても折り割れ強度
は低下し、耐ブリスター性を優れた水準にすることがで
きない(比較例10参照)。
【0063】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、本発明
は、内添紙力増強剤としてカチオン化澱粉とポリアクリ
ルアミドを併用し、塗工原紙を構成するパルプ絶乾重量
当りの添加率を夫々0.3〜1.5重量%及び0.1〜
1.0重量%の範囲とすることで塗工紙の折り割れ強度
を向上させ、経済性を維持しながら印刷用塗工紙の耐ブ
リスター性を改良する塗工原紙を提供できるという効果
を奏する。
【0064】
【表1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 7199−3B D21H 5/00 Z

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料と接着剤を主成分とする塗工液を、
    片面当り6g/m2(絶乾)以上、両面に塗工してオフ
    セット印刷用塗工紙とするために用いられる絶乾米坪4
    0g/m2 以上の原紙であって、該塗工原紙は、該原紙
    を構成するパルプの絶乾重量当り、カチオン化デンプン
    を0.3〜1.5重量%及びポリアクリルアミドを0.
    1〜1.0重量%添加して製造されたものであることを
    特徴とするオフセット印刷用塗工紙のための原紙。
JP19892592A 1992-07-03 1992-07-03 オフセット印刷用塗工紙のための原紙 Pending JPH0625996A (ja)

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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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