JPH06260020A - 誘電体磁器組成物 - Google Patents
誘電体磁器組成物Info
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- JPH06260020A JPH06260020A JP5042490A JP4249093A JPH06260020A JP H06260020 A JPH06260020 A JP H06260020A JP 5042490 A JP5042490 A JP 5042490A JP 4249093 A JP4249093 A JP 4249093A JP H06260020 A JPH06260020 A JP H06260020A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種セラミックコンデンサに使用されるチタ
ン酸バリウム系の誘電体材料において、誘電率が高く、
その温度変化が小さく、誘電損失が小さく、かつ信号電
圧特性の良好な誘電体磁器組成物を提供することを目的
とする。 【構成】 水熱合成法で生成し、熱処理により、比表面
積を0.8〜2.4m 2/gに調整したチタン酸化バリ
ウムに、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、及び酸化ク
ロム、または特定量の五酸化ニオブ、酸化クロム、及び
酸化コバルト、あるいは五酸化ニオブ、酸化マグネシウ
ム及び酸化コバルトを添加した組成物としたもの、また
は上記の組成物にさらに特定量の二酸化ケイ素、酸化ラ
ンタン、酸化セリウム、酸化ネオジウム、酸化サマリウ
ム、酸化ジスプロシウム、酸化イットリビウムまたは酸
化プラセオシウムを添加した組成物とするものである。
ン酸バリウム系の誘電体材料において、誘電率が高く、
その温度変化が小さく、誘電損失が小さく、かつ信号電
圧特性の良好な誘電体磁器組成物を提供することを目的
とする。 【構成】 水熱合成法で生成し、熱処理により、比表面
積を0.8〜2.4m 2/gに調整したチタン酸化バリ
ウムに、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、及び酸化ク
ロム、または特定量の五酸化ニオブ、酸化クロム、及び
酸化コバルト、あるいは五酸化ニオブ、酸化マグネシウ
ム及び酸化コバルトを添加した組成物としたもの、また
は上記の組成物にさらに特定量の二酸化ケイ素、酸化ラ
ンタン、酸化セリウム、酸化ネオジウム、酸化サマリウ
ム、酸化ジスプロシウム、酸化イットリビウムまたは酸
化プラセオシウムを添加した組成物とするものである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は誘電率が高く、その温度
変化が小さく、かつ誘電損失の小さい誘電体磁器組成物
に関する。
変化が小さく、かつ誘電損失の小さい誘電体磁器組成物
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から高誘電率系のセラミックコンデ
ンサ用の材料として、チタン酸バリウムを主成分とした
誘電体磁器組成物が広く用いられている。その中でも誘
電率の温度変化が小さい材料は、チタン酸バリウム−ビ
スマス系、チタン酸バリウム−五酸化ニオブ−二酸化マ
ンガン系(特開昭51−76597号公報)をはじめ、
数多くの組成物が知られている。
ンサ用の材料として、チタン酸バリウムを主成分とした
誘電体磁器組成物が広く用いられている。その中でも誘
電率の温度変化が小さい材料は、チタン酸バリウム−ビ
スマス系、チタン酸バリウム−五酸化ニオブ−二酸化マ
ンガン系(特開昭51−76597号公報)をはじめ、
数多くの組成物が知られている。
【0003】また、近年の積層セラミックコンデンサに
対する小型大容量化の要求に応えるため、誘電体材料の
高誘電率化と誘電体層の薄層化が急激な勢いで進んでい
る。従って、高誘電率で、誘電率の温度変化が小さく、
かつ誘電損失の小さい誘電体材料に対する需要は非常に
大きくなっている。
対する小型大容量化の要求に応えるため、誘電体材料の
高誘電率化と誘電体層の薄層化が急激な勢いで進んでい
る。従って、高誘電率で、誘電率の温度変化が小さく、
かつ誘電損失の小さい誘電体材料に対する需要は非常に
大きくなっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の誘電体磁器組成物は、その多くは炭酸バリウムと
酸化チタンから固相反応により得られたチタン酸バリウ
ムを原料として使用しており、その誘電率は3000以
下である。
従来の誘電体磁器組成物は、その多くは炭酸バリウムと
酸化チタンから固相反応により得られたチタン酸バリウ
ムを原料として使用しており、その誘電率は3000以
下である。
【0005】また、一般にチタン酸バリウムのような強
誘電体では印加される電界強度が大きくなると誘電率の
変化が大きくなり、誘電損失も大きくなる。コンデンサ
の特性は1Vrmsの信号電圧で評価されるため、誘電体
層の薄層化が進むと高い信号電界が印加されることとな
り、上記従来の誘電体磁器組成物では信号電圧特性が悪
く、信号電圧の増加とともに誘電損失も急激に増加し、
規格を満足し得なくなるといった課題があった。
誘電体では印加される電界強度が大きくなると誘電率の
変化が大きくなり、誘電損失も大きくなる。コンデンサ
の特性は1Vrmsの信号電圧で評価されるため、誘電体
層の薄層化が進むと高い信号電界が印加されることとな
り、上記従来の誘電体磁器組成物では信号電圧特性が悪
く、信号電圧の増加とともに誘電損失も急激に増加し、
規格を満足し得なくなるといった課題があった。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、誘電率が高く、その温度変化が小さく、誘電損失が
小さく、かつ信号電圧特性の良好な誘電体磁器組成物を
提供することを目的とする。
で、誘電率が高く、その温度変化が小さく、誘電損失が
小さく、かつ信号電圧特性の良好な誘電体磁器組成物を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の誘電体磁器組成物は、水熱合成法で生成し、
熱処理により、比表面積を0.8〜2.4m2/gに調
整したチタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオブ、酸
化亜鉛、酸化コバルトを添加してなるものである。ま
た、上記チタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオブ、
酸化クロム、酸化コバルトを添加してなるものである。
さらには、上記チタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニ
オブ、酸化マグネシウム、酸化コバルトを添加してなる
ものである。あるいはこれらの組成物にさらに特定量の
二酸化ケイ素、酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオ
ジウム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イ
ットリビウムまたは酸化プラセオシウムを添加した組成
物を提案するものである。
に本発明の誘電体磁器組成物は、水熱合成法で生成し、
熱処理により、比表面積を0.8〜2.4m2/gに調
整したチタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオブ、酸
化亜鉛、酸化コバルトを添加してなるものである。ま
た、上記チタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオブ、
酸化クロム、酸化コバルトを添加してなるものである。
さらには、上記チタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニ
オブ、酸化マグネシウム、酸化コバルトを添加してなる
ものである。あるいはこれらの組成物にさらに特定量の
二酸化ケイ素、酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオ
ジウム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イ
ットリビウムまたは酸化プラセオシウムを添加した組成
物を提案するものである。
【0008】
【作用】本発明の誘電体磁器組成物では、水熱合成法で
生成し、熱処理によりその比表面積を0.8〜2.4m
2/gに調整した、非常に高純度で結晶性のよいチタン
酸バリウムを用いて、そこに特定量の五酸化ニオブ、酸
化亜鉛及び酸化コバルト、または特定量の五酸化ニオ
ブ、酸化クロム及び酸化コバルト、あるいは五酸化ニオ
ブ、酸化マグネシウム及び酸化コバルトを添加している
ため、2700以上およそ4000までの高誘電率で、
誘電率の温度変化が小さく、50Vrms/mmの信号電圧
印加時の誘電損失が2.5%以下と小さい、優れた特性
を得ることが可能となる。
生成し、熱処理によりその比表面積を0.8〜2.4m
2/gに調整した、非常に高純度で結晶性のよいチタン
酸バリウムを用いて、そこに特定量の五酸化ニオブ、酸
化亜鉛及び酸化コバルト、または特定量の五酸化ニオ
ブ、酸化クロム及び酸化コバルト、あるいは五酸化ニオ
ブ、酸化マグネシウム及び酸化コバルトを添加している
ため、2700以上およそ4000までの高誘電率で、
誘電率の温度変化が小さく、50Vrms/mmの信号電圧
印加時の誘電損失が2.5%以下と小さい、優れた特性
を得ることが可能となる。
【0009】また、上記組成物に、さらに特定量の二酸
化ケイ素、酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウ
ム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イット
リビウムまたは酸化プラセオシウムを添加することによ
り、前述した特性を損なうことなく焼結性を高めること
が可能となる。
化ケイ素、酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウ
ム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イット
リビウムまたは酸化プラセオシウムを添加することによ
り、前述した特性を損なうことなく焼結性を高めること
が可能となる。
【0010】
(実施例1)以下、本発明の実施例について説明する。
本実施例は請求項1記載の発明に対応し、水熱合成法で
生成し、熱処理により比表面積を調整したチタン酸バリ
ウムに、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化コバル
トを添加することにより、課題を解決したものである。
本実施例は請求項1記載の発明に対応し、水熱合成法で
生成し、熱処理により比表面積を調整したチタン酸バリ
ウムに、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化コバル
トを添加することにより、課題を解決したものである。
【0011】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を90
0〜1150℃で粉体仮焼し、比表面積を0.4〜2.
6m 2/gに調整したチタン酸バリウムを用いた。比較
例として、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いた。上記
のチタン酸バリウム100gに対して、五酸化ニオブを
Nb2O5換算で、酸化亜鉛をZnO換算で、酸化コバル
トをCo3O4換算で(表1)に示した量を秤量した。
尚、使用した酸化コバルトは金属コバルトとしての純度
が73〜74%のものを用いた。(表1)では五酸化ニ
オブ、酸化亜鉛、酸化コバルトをそれぞれ単にNb,Z
n,Coと表した。これらをポリエチレン製の容器に直
径5mmのジルコニア製玉石を入れたボールミルにより、
純水とともに20時間混合した。混合後、スラリーを乾
燥した粉末に5%PVA(ポリビニルアルコール)水溶
液を9重量%加えて造粒した。造粒粉を金型に入れ、直
径15mm、厚さ0.5mmの円板状に1ton/cm3の圧力で
成形した。得られた成形体を1300〜1400℃で2
時間焼成し、銀電極を焼き付けて付与し、測定用の試料
とした。尚、1400℃以下の焼成温度で、焼結密度が
理論密度の95%に達しない試料は焼結せずとし、以下
の電気特性の測定は省略した。室温で、試料の静電容量
と誘電損失を1Vrms,1kHzで測定し、静電容量から
誘電率を求めた。誘電損失の信号特性は1kHzの信号を
50Vrms/mm印加して測定した。また、誘電率の温度
特性を−60〜135℃の範囲で、1Vrms,1kHzで
測定した。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を90
0〜1150℃で粉体仮焼し、比表面積を0.4〜2.
6m 2/gに調整したチタン酸バリウムを用いた。比較
例として、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いた。上記
のチタン酸バリウム100gに対して、五酸化ニオブを
Nb2O5換算で、酸化亜鉛をZnO換算で、酸化コバル
トをCo3O4換算で(表1)に示した量を秤量した。
尚、使用した酸化コバルトは金属コバルトとしての純度
が73〜74%のものを用いた。(表1)では五酸化ニ
オブ、酸化亜鉛、酸化コバルトをそれぞれ単にNb,Z
n,Coと表した。これらをポリエチレン製の容器に直
径5mmのジルコニア製玉石を入れたボールミルにより、
純水とともに20時間混合した。混合後、スラリーを乾
燥した粉末に5%PVA(ポリビニルアルコール)水溶
液を9重量%加えて造粒した。造粒粉を金型に入れ、直
径15mm、厚さ0.5mmの円板状に1ton/cm3の圧力で
成形した。得られた成形体を1300〜1400℃で2
時間焼成し、銀電極を焼き付けて付与し、測定用の試料
とした。尚、1400℃以下の焼成温度で、焼結密度が
理論密度の95%に達しない試料は焼結せずとし、以下
の電気特性の測定は省略した。室温で、試料の静電容量
と誘電損失を1Vrms,1kHzで測定し、静電容量から
誘電率を求めた。誘電損失の信号特性は1kHzの信号を
50Vrms/mm印加して測定した。また、誘電率の温度
特性を−60〜135℃の範囲で、1Vrms,1kHzで
測定した。
【0012】(表2)に室温での誘電率、誘電損失、誘
電損失の信号電圧特性及び20℃での誘電率に対する各
温度(−55℃,−25℃,85℃,125℃)での変
化率を示す。尚、(表1),(表2)において、#を付
した試料は本発明の範囲外で比較例である。
電損失の信号電圧特性及び20℃での誘電率に対する各
温度(−55℃,−25℃,85℃,125℃)での変
化率を示す。尚、(表1),(表2)において、#を付
した試料は本発明の範囲外で比較例である。
【0013】
【表1】
【0014】
【表2】
【0015】(表1),(表2)から明らかな通り、チ
タン酸バリウム100重量部に対する五酸化ニオブの添
加量が0.7重量部より少ないと焼結性が悪く、一方
2.2重量部を超えると誘電率が低くなる。また、五酸
化ニオブ/(酸化亜鉛+酸化コバルト)の重量比が3よ
り小さいと誘電率の温度に対する変化が大きく、一方8
より大きいと焼結性が悪い。また、水熱合成法で生成し
たチタン酸バリウムの比表面積が0.8m2/gより小
さいと誘電損失が大きくなり、一方2.4m2/gより
大きいと誘電率の温度に対する変化が大きい。また、固
相法で生成したチタン酸バリウム、及びシュウ酸塩法で
生成したチタン酸バリウムを用いると、水熱合成法で生
成したチタン酸バリウムを用いた時に比べ、誘電率が大
きくならない、または誘電損失が大きいという欠点があ
る。
タン酸バリウム100重量部に対する五酸化ニオブの添
加量が0.7重量部より少ないと焼結性が悪く、一方
2.2重量部を超えると誘電率が低くなる。また、五酸
化ニオブ/(酸化亜鉛+酸化コバルト)の重量比が3よ
り小さいと誘電率の温度に対する変化が大きく、一方8
より大きいと焼結性が悪い。また、水熱合成法で生成し
たチタン酸バリウムの比表面積が0.8m2/gより小
さいと誘電損失が大きくなり、一方2.4m2/gより
大きいと誘電率の温度に対する変化が大きい。また、固
相法で生成したチタン酸バリウム、及びシュウ酸塩法で
生成したチタン酸バリウムを用いると、水熱合成法で生
成したチタン酸バリウムを用いた時に比べ、誘電率が大
きくならない、または誘電損失が大きいという欠点があ
る。
【0016】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0017】(実施例2)本実施例は請求項4記載の発
明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理により比表面
積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオ
ブ、酸化クロム、酸化コバルトを添加することにより、
課題を解決したものである。
明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理により比表面
積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオ
ブ、酸化クロム、酸化コバルトを添加することにより、
課題を解決したものである。
【0018】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を90
0〜1150℃で粉体仮焼し、比表面積を0.4〜2.
6m 2/gに調整したチタン酸バリウムを用いた。比較
例として、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いた。(表
3)に示したように、上記のチタン酸バリウム100g
に対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、酸化クロム
をCr2O3換算で、酸化コバルトをCo3O4換算で(表
3)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表3)でも五酸化ニオブ、酸化クロム、酸化コ
バルトをそれぞれ単にNb,Cr,Coと表した。以下
(実施例1)と同様の手順により試料の作成、評価を行
った。ここでも1400℃以下の焼成温度で焼結密度が
理論密度の95%に達しない試料は焼結せずとし、電気
特性の測定は省略した。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を90
0〜1150℃で粉体仮焼し、比表面積を0.4〜2.
6m 2/gに調整したチタン酸バリウムを用いた。比較
例として、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いた。(表
3)に示したように、上記のチタン酸バリウム100g
に対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、酸化クロム
をCr2O3換算で、酸化コバルトをCo3O4換算で(表
3)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表3)でも五酸化ニオブ、酸化クロム、酸化コ
バルトをそれぞれ単にNb,Cr,Coと表した。以下
(実施例1)と同様の手順により試料の作成、評価を行
った。ここでも1400℃以下の焼成温度で焼結密度が
理論密度の95%に達しない試料は焼結せずとし、電気
特性の測定は省略した。
【0019】(表4)に室温での誘電率、誘電損失、誘
電損失の信号電圧特性、及び20℃での誘電率に対する
各温度(−55℃,−25℃,85℃,125℃)での
変化率を示す。尚、(表3),(表4)において、#を
付した試料は本発明の範囲外で比較例である。
電損失の信号電圧特性、及び20℃での誘電率に対する
各温度(−55℃,−25℃,85℃,125℃)での
変化率を示す。尚、(表3),(表4)において、#を
付した試料は本発明の範囲外で比較例である。
【0020】
【表3】
【0021】
【表4】
【0022】(表3),(表4)から明らかな通り、チ
タン酸バリウム100重量部に対する五酸化ニオブの添
加量が0.8重量部より少ないと焼結性が悪く、一方
2.0重量部を超えると誘電率が低くなり、酸化クロム
と酸化コバルトの合計での添加量が0.15重量部より
少ないと焼結性が悪い。また、五酸化ニオブ/(酸化ク
ロム+酸化コバルト)の重量比が3より小さいと誘電率
の温度に対する変化が大きい。また、水熱合成法で生成
したチタン酸バリウムの比表面積が0.8m2/gより
小さいと誘電損失が大きくなり、2.4m2/gより大
きいと誘電率の温度に対する変化が大きい。また、固相
法で生成したチタン酸バリウム、及びシュウ酸塩法で生
成したチタン酸バリウムを用いると、水熱合成法で生成
したチタン酸バリウムを用いた時に比べ、誘電率が大き
くならない、または誘電損失が大きいという欠点があ
る。
タン酸バリウム100重量部に対する五酸化ニオブの添
加量が0.8重量部より少ないと焼結性が悪く、一方
2.0重量部を超えると誘電率が低くなり、酸化クロム
と酸化コバルトの合計での添加量が0.15重量部より
少ないと焼結性が悪い。また、五酸化ニオブ/(酸化ク
ロム+酸化コバルト)の重量比が3より小さいと誘電率
の温度に対する変化が大きい。また、水熱合成法で生成
したチタン酸バリウムの比表面積が0.8m2/gより
小さいと誘電損失が大きくなり、2.4m2/gより大
きいと誘電率の温度に対する変化が大きい。また、固相
法で生成したチタン酸バリウム、及びシュウ酸塩法で生
成したチタン酸バリウムを用いると、水熱合成法で生成
したチタン酸バリウムを用いた時に比べ、誘電率が大き
くならない、または誘電損失が大きいという欠点があ
る。
【0023】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0024】(実施例3)本実施例は請求項7記載の発
明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理により比表面
積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオ
ブ、酸化マグネシウム、酸化コバルトを添加することに
より、課題を解決したものである。
明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理により比表面
積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の五酸化ニオ
ブ、酸化マグネシウム、酸化コバルトを添加することに
より、課題を解決したものである。
【0025】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を90
0〜1150℃で粉体仮焼し、比表面積を0.4〜2.
6m 2/gに調整したチタン酸バリウムを用いた。比較
例として、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いた。(表
5)に示したように、上記のチタン酸バリウム100g
に対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、酸化マグネ
シウムをMgO換算で、酸化コバルトをCo3O4換算で
(表5)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバ
ルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のもの
を用いた。(表5)でも五酸化ニオブ、酸化マグネシウ
ム、酸化コバルトをそれぞれ単にNb,Mg,Coと表
した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。ここでも1400℃以下の焼成温度
で焼結密度が理論密度の95%に達しない試料は焼結せ
ずとし、電気特性の測定は省略した。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を90
0〜1150℃で粉体仮焼し、比表面積を0.4〜2.
6m 2/gに調整したチタン酸バリウムを用いた。比較
例として、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いた。(表
5)に示したように、上記のチタン酸バリウム100g
に対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、酸化マグネ
シウムをMgO換算で、酸化コバルトをCo3O4換算で
(表5)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバ
ルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のもの
を用いた。(表5)でも五酸化ニオブ、酸化マグネシウ
ム、酸化コバルトをそれぞれ単にNb,Mg,Coと表
した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。ここでも1400℃以下の焼成温度
で焼結密度が理論密度の95%に達しない試料は焼結せ
ずとし、電気特性の測定は省略した。
【0026】(表6)に室温での誘電率、誘電損失、誘
電損失の信号電圧特性、及び20℃での誘電率に対する
各温度(−55℃,−25℃,85℃,125℃)での
変化率を示す。尚、(表5),(表6)において、#を
付した試料は本発明の範囲外で比較例である。
電損失の信号電圧特性、及び20℃での誘電率に対する
各温度(−55℃,−25℃,85℃,125℃)での
変化率を示す。尚、(表5),(表6)において、#を
付した試料は本発明の範囲外で比較例である。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】(表5),(表6)から明らかな通り、チ
タン酸バリウム100重量部に対する五酸化ニオブの添
加量が1.0重量部より少ないと焼結性が悪く、一方
2.0重量部を超えると誘電率が低くなる。また、五酸
化ニオブ/(酸化マグネシウム+酸化コバルト)の重量
比が、3より小さいと誘電率の温度に対する変化が大き
く、一方10より大きいと焼結性が悪い。また、水熱合
成法で生成したチタン酸バリウムの比表面積が0.8m
2/gより小さいと誘電損失が大きくなり、一方2.4
m2/gより大きいと誘電率の温度に対する変化が大き
い。また、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いると、水
熱合成法で生成したチタン酸バリウムを用いた時に比
べ、誘電率が大きくならない、または誘電損失が大きい
という欠点がある。
タン酸バリウム100重量部に対する五酸化ニオブの添
加量が1.0重量部より少ないと焼結性が悪く、一方
2.0重量部を超えると誘電率が低くなる。また、五酸
化ニオブ/(酸化マグネシウム+酸化コバルト)の重量
比が、3より小さいと誘電率の温度に対する変化が大き
く、一方10より大きいと焼結性が悪い。また、水熱合
成法で生成したチタン酸バリウムの比表面積が0.8m
2/gより小さいと誘電損失が大きくなり、一方2.4
m2/gより大きいと誘電率の温度に対する変化が大き
い。また、固相法で生成したチタン酸バリウム、及びシ
ュウ酸塩法で生成したチタン酸バリウムを用いると、水
熱合成法で生成したチタン酸バリウムを用いた時に比
べ、誘電率が大きくならない、または誘電損失が大きい
という欠点がある。
【0030】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0031】(実施例4)本実施例は請求項2,5及び
8記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理に
より比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の
五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグネシウ
ム、酸化コバルトを添加し、さらに二酸化ケイ素を添加
することにより、課題を解決したものである。
8記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理に
より比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の
五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグネシウ
ム、酸化コバルトを添加し、さらに二酸化ケイ素を添加
することにより、課題を解決したものである。
【0032】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、二酸化ケイ素をSiO2換算で(表
7)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表7)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロ
ム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、二酸化ケイ素を
それぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,Siと表
した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、二酸化ケイ素をSiO2換算で(表
7)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表7)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロ
ム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、二酸化ケイ素を
それぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,Siと表
した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。
【0033】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0034】(表8)に1300℃及び1330℃焼成
における焼結密度、1330℃焼成における室温での誘
電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。尚、
(表7),(表8)において、#を付した試料は本発明
の範囲外で比較例である。
における焼結密度、1330℃焼成における室温での誘
電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。尚、
(表7),(表8)において、#を付した試料は本発明
の範囲外で比較例である。
【0035】
【表7】
【0036】
【表8】
【0037】(表7),(表8)から明らかな通り、チ
タン酸バリウム100重量部に対して二酸化ケイ素を
0.05重量部以上さらに添加することにより、焼結性
が改善される。しかし、添加量が0.3重量部を超える
と誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部より少な
いと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲から除外
した。
タン酸バリウム100重量部に対して二酸化ケイ素を
0.05重量部以上さらに添加することにより、焼結性
が改善される。しかし、添加量が0.3重量部を超える
と誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部より少な
いと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲から除外
した。
【0038】(実施例5)本実施例は請求項3,6及び
9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理に
より比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の
五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグネシウ
ム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化ランタンを添加
することにより、課題を解決したものである。
9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱処理に
より比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特定量の
五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグネシウ
ム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化ランタンを添加
することにより、課題を解決したものである。
【0039】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化ランタンをLa2O3換算で(表
9)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表9)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロ
ム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化ランタンを
それぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,Laと表
した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化ランタンをLa2O3換算で(表
9)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表9)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロ
ム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化ランタンを
それぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,Laと表
した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。
【0040】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0041】(表10)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表9),(表10)において、#を付した試料は
本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表9),(表10)において、#を付した試料は
本発明の範囲外で比較例である。
【0042】
【表9】
【0043】
【表10】
【0044】(表9),(表10)から明らかな通り、
チタン酸バリウム100重量部に対して酸化ランタンを
0.05重量部以上さらに添加することにより、焼結性
が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を超える
と誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部より少な
いと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲から除外
した。
チタン酸バリウム100重量部に対して酸化ランタンを
0.05重量部以上さらに添加することにより、焼結性
が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を超える
と誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部より少な
いと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲から除外
した。
【0045】(実施例6)本実施例は同じく請求項3,
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化セリウム
を添加することにより、課題を解決したものである。
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化セリウム
を添加することにより、課題を解決したものである。
【0046】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化セリウムをCeO2換算で(表1
1)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表11)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化ク
ロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化セリウム
をそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,Ceと
表した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化セリウムをCeO2換算で(表1
1)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバルト
は金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを用
いた。(表11)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化ク
ロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化セリウム
をそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,Ceと
表した。以下(実施例1)と同様の手順により試料の作
成、評価を行った。
【0047】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0048】(表12)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表11),(表12)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表11),(表12)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
【0049】
【表11】
【0050】
【表12】
【0051】(表11),(表12)から明らかな通
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化セリウ
ムを0.05重量部以上さらに添加することにより、焼
結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を超
えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部より
少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲から
除外した。
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化セリウ
ムを0.05重量部以上さらに添加することにより、焼
結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を超
えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部より
少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲から
除外した。
【0052】(実施例7)本実施例は同じく請求項3,
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化ネオジウ
ムを添加することにより、課題を解決したものである。
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化ネオジウ
ムを添加することにより、課題を解決したものである。
【0053】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化ネオジウムをNd2O3換算で(表
13)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバル
トは金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを
用いた。(表13)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化
クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化ネオジ
ウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,N
dと表した。以下(実施例1)と同様の手順により試料
の作成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化ネオジウムをNd2O3換算で(表
13)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバル
トは金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを
用いた。(表13)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化
クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化ネオジ
ウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,N
dと表した。以下(実施例1)と同様の手順により試料
の作成、評価を行った。
【0054】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0055】(表14)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表13),(表14)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表13),(表14)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
【0056】
【表13】
【0057】
【表14】
【0058】(表13),(表14)から明らかな通
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化ネオジ
ウムを0.05重量部以上さらに添加することにより、
焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を
超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部よ
り少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲か
ら除外した。
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化ネオジ
ウムを0.05重量部以上さらに添加することにより、
焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を
超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部よ
り少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲か
ら除外した。
【0059】(実施例8)本実施例は同じく請求項3,
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化サマリウ
ムを添加することにより、課題を解決したものである。
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化サマリウ
ムを添加することにより、課題を解決したものである。
【0060】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化サマリウムをSm2O3換算で(表
15)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバル
トは金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを
用いた。(表15)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化
クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化サマリ
ウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,S
mと表した。以下(実施例1)と同様の手順により試料
の作成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化サマリウムをSm2O3換算で(表
15)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コバル
トは金属コバルトとしての純度が73〜74%のものを
用いた。(表15)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化
クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化サマリ
ウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,Co,S
mと表した。以下(実施例1)と同様の手順により試料
の作成、評価を行った。
【0061】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0062】(表16)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表15),(表16)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表15),(表16)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
【0063】
【表15】
【0064】
【表16】
【0065】(表15),(表16)から明らかな通
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化サマリ
ウムを0.05重量部以上さらに添加することにより、
焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を
超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部よ
り少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲か
ら除外した。
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化サマリ
ウムを0.05重量部以上さらに添加することにより、
焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量部を
超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量部よ
り少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範囲か
ら除外した。
【0066】(実施例9)本実施例は同じく請求項3,
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化ジスプロ
シウムを添加することにより、課題を解決したものであ
る。
6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成し、熱
処理により比表面積を調整したチタン酸バリウムに、特
定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸化マグ
ネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化ジスプロ
シウムを添加することにより、課題を解決したものであ
る。
【0067】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化ジスプロシウムをDy2O3換算で
(表17)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コ
バルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のも
のを用いた。(表17)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化ジ
スプロシウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,
Co,Dyと表した。以下(実施例1)と同様の手順に
より試料の作成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化ジスプロシウムをDy2O3換算で
(表17)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コ
バルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のも
のを用いた。(表17)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化ジ
スプロシウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,
Co,Dyと表した。以下(実施例1)と同様の手順に
より試料の作成、評価を行った。
【0068】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0069】(表18)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表17),(表18)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表17),(表18)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
【0070】
【表17】
【0071】
【表18】
【0072】(表17),(表18)から明らかな通
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化ジスプ
ロシウムを0.05重量部以上さらに添加することによ
り、焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量
部を超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量
部より少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範
囲から除外した。
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化ジスプ
ロシウムを0.05重量部以上さらに添加することによ
り、焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量
部を超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量
部より少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範
囲から除外した。
【0073】(実施例10)本実施例は同じく請求項
3,6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成
し、熱処理により比表面積を調整したチタン酸バリウム
に、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸
化マグネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化イ
ットリビウムを添加することにより、課題を解決したも
のである。
3,6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成
し、熱処理により比表面積を調整したチタン酸バリウム
に、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸
化マグネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化イ
ットリビウムを添加することにより、課題を解決したも
のである。
【0074】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化イットリビウムをYb2O3換算で
(表19)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コ
バルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のも
のを用いた。(表19)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化イ
ットリビウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,
Co,Ybと表した。以下(実施例1)と同様の手順に
より試料の作成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化イットリビウムをYb2O3換算で
(表19)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コ
バルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のも
のを用いた。(表19)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化イ
ットリビウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,
Co,Ybと表した。以下(実施例1)と同様の手順に
より試料の作成、評価を行った。
【0075】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0076】(表20)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表19),(表20)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表19),(表20)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
【0077】
【表19】
【0078】
【表20】
【0079】(表19),(表20)から明らかな通
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化イット
リビウムを0.05重量部以上さらに添加することによ
り、焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量
部を超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量
部より少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範
囲から除外した。
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化イット
リビウムを0.05重量部以上さらに添加することによ
り、焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量
部を超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量
部より少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範
囲から除外した。
【0080】(実施例11)本実施例は同じく請求項
3,6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成
し、熱処理により比表面積を調整したチタン酸バリウム
に、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸
化マグネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化プ
ラセオシウムを添加することにより、課題を解決したも
のである。
3,6及び9記載の発明に対応し、水熱合成法で生成
し、熱処理により比表面積を調整したチタン酸バリウム
に、特定量の五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化クロム、酸
化マグネシウム、酸化コバルトを添加し、さらに酸化プ
ラセオシウムを添加することにより、課題を解決したも
のである。
【0081】水熱合成法で生成した、粒径0.1μm、
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化プラセオシウムをPr2O3換算で
(表21)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コ
バルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のも
のを用いた。(表21)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化プ
ラセオシウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,
Co,Prと表した。以下(実施例1)と同様の手順に
より試料の作成、評価を行った。
純度99.99%以上のチタン酸バリウム微粉末を10
50℃で粉体仮焼し、比表面積を1.2m2/gに調整
したチタン酸バリウムを用いた。上記のチタン酸バリウ
ム100gに対して、五酸化ニオブをNb2O5換算で、
酸化亜鉛をZnO換算で、酸化クロムをCr2O3換算
で、酸化マグネシウムをMgO換算で、酸化コバルトを
Co3O4換算で、酸化プラセオシウムをPr2O3換算で
(表21)に示した量を秤量した。尚、使用した酸化コ
バルトは金属コバルトとしての純度が73〜74%のも
のを用いた。(表21)でも五酸化ニオブ、酸化亜鉛、
酸化クロム、酸化マグネシウム、酸化コバルト、酸化プ
ラセオシウムをそれぞれ単にNb,Zn,Cr,Mg,
Co,Prと表した。以下(実施例1)と同様の手順に
より試料の作成、評価を行った。
【0082】尚、本実施例では酸化コバルトはCo3O4
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
として添加したが、CoOなど他の形で添加してもよ
く、要は金属コバルトの量が同じであれば同様の効果が
得られる。
【0083】(表22)に1300℃及び1330℃焼
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表21),(表22)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
成における焼結密度、1330℃焼成における室温での
誘電率、誘電損失、誘電損失の信号電圧特性を示す。
尚、(表21),(表22)において、#を付した試料
は本発明の範囲外で比較例である。
【0084】
【表21】
【0085】
【表22】
【0086】(表21),(表22)から明らかな通
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化プラセ
オシウムを0.05重量部以上さらに添加することによ
り、焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量
部を超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量
部より少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範
囲から除外した。
り、チタン酸バリウム100重量部に対して酸化プラセ
オシウムを0.05重量部以上さらに添加することによ
り、焼結性が改善される。しかし、添加量が0.5重量
部を超えると誘電率の低下が著しく、一方0.05重量
部より少ないと焼結性の改善効果がないため、請求の範
囲から除外した。
【0087】尚、上記の各実施例では、添加物として、
酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウム、酸化サ
マリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イットリビウム、
酸化プラセオシウムのうちの一種を、チタン酸バリウム
100重量部に対して0.05〜0.50重量部添加す
る場合について説明したが、これらの添加物の二種以上
を同時に添加しても、その添加量の合計が0.05〜
0.50重量部の範囲であれば、上記の各実施例と同等
の効果を得ることができる。
酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウム、酸化サ
マリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イットリビウム、
酸化プラセオシウムのうちの一種を、チタン酸バリウム
100重量部に対して0.05〜0.50重量部添加す
る場合について説明したが、これらの添加物の二種以上
を同時に添加しても、その添加量の合計が0.05〜
0.50重量部の範囲であれば、上記の各実施例と同等
の効果を得ることができる。
【0088】
【発明の効果】本発明の誘電体磁器組成物は、水熱合成
法で生成し、熱処理により、比表面積を適宜に調整した
高純度で結晶性のよいチタン酸バリウムを用いているこ
とにより、誘電率が2700〜4000と高く、誘電率
の温度変化が小さく、かつ50Vrms/mmの信号電圧印
加時の誘電損失が2.5%以下と小さい優れた特性を得
ることができる。また、二酸化ケイ素、酸化ランタン、
酸化セリウム、酸化ネオジウム、酸化サマリウム、酸化
ジスプロシウム、酸化イットリビウムまたは酸化プラセ
オシウムを特定量添加することにより、焼結性の改善を
図ることができる。
法で生成し、熱処理により、比表面積を適宜に調整した
高純度で結晶性のよいチタン酸バリウムを用いているこ
とにより、誘電率が2700〜4000と高く、誘電率
の温度変化が小さく、かつ50Vrms/mmの信号電圧印
加時の誘電損失が2.5%以下と小さい優れた特性を得
ることができる。また、二酸化ケイ素、酸化ランタン、
酸化セリウム、酸化ネオジウム、酸化サマリウム、酸化
ジスプロシウム、酸化イットリビウムまたは酸化プラセ
オシウムを特定量添加することにより、焼結性の改善を
図ることができる。
【0089】従って、セラミックコンデンサ用の誘電体
材料として実用化が可能であり、特に積層セラミックコ
ンデンサにおいては、誘電体層の薄層化が可能となるた
め、小型大容量化を容易に実現できるものである。
材料として実用化が可能であり、特に積層セラミックコ
ンデンサにおいては、誘電体層の薄層化が可能となるた
め、小型大容量化を容易に実現できるものである。
Claims (9)
- 【請求項1】 水熱合成法で生成し、熱処理により、比
表面積を0.8〜2.4m2/gに調整したチタン酸バ
リウムを用いて、チタン酸バリウム、五酸化ニオブ、酸
化亜鉛、酸化コバルトからなり、チタン酸バリウム10
0重量部に対して、五酸化ニオブ0.7〜2.2重量部
で、かつ、五酸化ニオブ、酸化亜鉛、酸化コバルトの重
量比が、3≦五酸化ニオブ/(酸化亜鉛+酸化コバル
ト)≦8(ただし、酸化亜鉛0重量部、酸化コバルト0
重量部は除く)としてなる誘電体磁器組成物。 - 【請求項2】 チタン酸バリウム100重量部に対し
て、二酸化ケイ素0.05〜0.30重量部をさらに添
加してなる請求項1記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項3】 チタン酸バリウム100重量部に対し
て、さらに酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウ
ム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イット
リビウム、酸化プラセオシウムのうちの一種以上を0.
05〜0.50重量部添加してなる請求項1記載の誘電
体磁器組成物。 - 【請求項4】 水熱合成法で生成し、熱処理により、比
表面積を0.8〜2.4m2/gに調整したチタン酸バ
リウムを用いて、チタン酸バリウム、五酸化ニオブ、酸
化クロム、酸化コバルトからなり、チタン酸バリウム1
00重量部に対して、五酸化ニオブ0.8〜2.0重量
部、酸化クロムと酸化コバルトを合計量で0.15重量
部以上で、かつ、五酸化ニオブ、酸化クロム、酸化コバ
ルトの重量比が、3≦五酸化ニオブ/(酸化クロム+酸
化コバルト)(ただし、酸化クロム0重量部、酸化コバ
ルト0重量部は除く)としてなる誘電体磁器組成物。 - 【請求項5】 チタン酸バリウム100重量部に対し
て、二酸化ケイ素0.05〜0.30重量部をさらに添
加してなる請求項4記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項6】 チタン酸バリウム100重量部に対し
て、さらに酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウ
ム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イット
リビウム、酸化プラセオシウムのうちの一種以上を0.
05〜0.50重量部添加してなる請求項4記載の誘電
体磁器組成物。 - 【請求項7】 水熱合成法で生成し、熱処理により、比
表面積を0.8〜2.4m2/gに調整したチタン酸バ
リウムを用いて、チタン酸バリウム、五酸化ニオブ、酸
化マグネシウム、酸化コバルトからなり、チタン酸バリ
ウム100重量部に対して、五酸化ニオブ1.0〜2.
0重量部で、かつ、五酸化ニオブ、酸化マグネシウム、
酸化コバルトの重量比が、3≦五酸化ニオブ/(酸化マ
グネシウム+酸化コバルト)≦10(ただし、酸化マグ
ネシウム0重量部、酸化コバルト0重量部は除く)とし
てなる誘電体磁器組成物。 - 【請求項8】 チタン酸バリウム100重量部に対し
て、二酸化ケイ素0.05〜0.30重量部をさらに添
加してなる請求項7記載の誘電体磁器組成物。 - 【請求項9】 チタン酸バリウム100重量部に対し
て、さらに酸化ランタン、酸化セリウム、酸化ネオジウ
ム、酸化サマリウム、酸化ジスプロシウム、酸化イット
リビウム、酸化プラセオシウムのうちの一種以上を0.
05〜0.50重量部添加してなる請求項7記載の誘電
体磁器組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5042490A JP3052643B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 誘電体磁器組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5042490A JP3052643B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 誘電体磁器組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06260020A true JPH06260020A (ja) | 1994-09-16 |
| JP3052643B2 JP3052643B2 (ja) | 2000-06-19 |
Family
ID=12637509
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5042490A Expired - Fee Related JP3052643B2 (ja) | 1993-03-03 | 1993-03-03 | 誘電体磁器組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3052643B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153710A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Tdk Corp | 誘電体磁器組成物および電子部品 |
-
1993
- 1993-03-03 JP JP5042490A patent/JP3052643B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007153710A (ja) * | 2005-12-07 | 2007-06-21 | Tdk Corp | 誘電体磁器組成物および電子部品 |
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|---|---|
| JP3052643B2 (ja) | 2000-06-19 |
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