JPH06260292A - バイポーラトランジスタの駆動回路 - Google Patents

バイポーラトランジスタの駆動回路

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JPH06260292A
JPH06260292A JP6003061A JP306194A JPH06260292A JP H06260292 A JPH06260292 A JP H06260292A JP 6003061 A JP6003061 A JP 6003061A JP 306194 A JP306194 A JP 306194A JP H06260292 A JPH06260292 A JP H06260292A
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capacitor
voltage
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resistor
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JP6003061A
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Pawel M Gradzki
エム グラジキ パウエル
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Philips Electronics NV
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    • H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
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    • H02M7/42—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal
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    • H02M7/48—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
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    • H02M7/5383—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a self-oscillating arrangement
    • H02M7/53832—Conversion of DC power input into AC power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a self-oscillating arrangement in a push-pull arrangement
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  • Inverter Devices (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング損失が低減されると共にバイポ
ーラトランジスタを比較的低い温度で動作させることが
できるバイポーラトランジスタの駆動回路を提供する。 【構成】 安定器インバータに用いるのに好適なバイポ
ーラトランジスタ用の駆動回路は、各トランジスタと関
連する基準電圧を発生させる基準電圧装置を有する。バ
イポーラトランジスタ用のベース巻線として作用する3
次巻線から各バイポーラトランジスタのベースに基準電
圧に応じて電流を供給する。各トランジスタと関連する
個々のフィードバック回路は、関連するトランジスタに
蓄積された少数キャリャの量を表すフィードバック信号
を発生する。そして各トランジスタと関連する基準電圧
を、関連するフィードバック信号に基づいて変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバイポーラトランジスタ
の駆動回路、特に安定器インバータのバイポーラトラン
ジスタ対を駆動する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】プッシュプル型のような通常の安定器イ
ンバータは、最大負荷状態以外の期間に比較的深い飽和
状態に駆動された場合比較的大きなスイッチング損失を
有するバイポーラパワートランジスタを用いている。ス
イッチング損失は安定器インバータに課せられる負荷条
件に基づいて変化し、全ての負荷条件に対して損失を最
小とすることは困難である。スイッチング損失が比較的
大きいため、これらトランジスタは典型的には60℃程
度の比較的高い温度で動作する。このような比較的高い
温度で動作するためにヒートシンクが必要になり、この
結果、インバータの製造コストが高価になってしまう。
【0003】安定器インバータ用の基本駆動回路の選択
/設計に際し、電流利得のようなパワートランジスタの
特性/パラメータを注意深く選択して所望の安定器の動
作特性を得る必要がある。異なる型式のバイポーラトラ
ンジスタは異なる特性/パラメータを有しているから、
従って所望の基本駆動回路毎に相互に置換することは不
可能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ランプ安定器がターン
オンする際、バイポーラトランジスタに顕著な電圧過渡
現象が生ずる。この電圧過渡現象がバイポーラトランジ
スタに生ずると、トランジスタに故障が生ずるおそれが
ある。
【0005】通常の安定器インバータは、一層速くバイ
ポーラトランジスタをターンオフさせるため、すなわち
電界効果トランジスタのスイッチング速度に近づけるた
めベーカクランプを用いることができる。しかしなが
ら、ベーカクランプは比較的高価な高電圧高速再生ダイ
オードを用いる必要があり、さらに電力損失が増大して
しまう。
【0006】通常の安定器インバータ用の典型的な駆動
スキムは、一定の強制電流利得を有するバイポーラトラ
ンジスタを必要とする。換言すれば、ベース電流がコレ
クタ電流又はエミッタ電流に対して固定された関係に維
持されるバイポーラトランジスタが用いられている。こ
のようなバイポーラトランジスタを用いると、安定器イ
ンバータの設計に用いられる等価的なバイポーラトラン
ジスタの範囲が制限されてしまう。すなわち、安定器イ
ンバータに用いられる部品の標準化が制約されてしま
う。
【0007】従って、比較的大きなスイッチング損失が
回避されバイポーラトランジスタが比較的低い温度で動
作するバイポーラトランジスタ用の改善された駆動回路
を提供することが望まれている。この駆動スキムでは、
種々のバイポーラトランジスタの比較的広い範囲に亘る
バイポーラトランジスタを用いることができると共に負
荷状態に拘わらずスイッチング損失を最適(すなわち、
最小にする)する必要がある。この駆動スキムではトラ
ンジスタに生ずる比較的大きな電圧過渡応答を最小にす
ると共にベーカグランプの必要性を解消してバイポーラ
トランジスタを高速でスイッチングさせる必要がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】一般的に、各トランジス
タが少なくともベース及び少数キャリャを有するバイポ
ーラトランジスタ用の駆動回路はトランジスタと関連す
る基準電圧を発生する基準電圧手段と、前記関連する基
準電圧に基づいて各トランジスタのベースに電流を供給
する電流供給手段と、各トランジスタと関連し、各トラ
ンジスタに蓄積される少数キャリャに基づいてトランジ
スタと関連する基準電圧を変化させるフィードバック手
段とを含む。
【0009】各トランジスタと関連する基準電圧を各ト
ランジスタに蓄積される少数キャリャに基づいて変化さ
せることにより、各トランジスタが深い飽和状態となる
のが阻止される。従って、無負荷状態におけるスイッチ
ング損失は最小になる。各トランジスタに蓄積される少
数キャリャが減少する結果、各バイポーラトランジスタ
のスイッチングは一層高速になる。バイポーラトランジ
スタのスイッチング時間は電界効果トランジスタのスイ
ッチング時間に近づく。
【0010】本発明では、その基本駆動スキムとしてベ
ーカクランプを用いる必要がなく、従ってこのクランプ
による比較的大きな損失が回避される。スイッチング損
失が減少する結果、トランジスタは一層低い温度で動作
する。
【0011】自己補正フィードバック回路によりトラン
ジスタは僅かに飽和した導通状態に維持される。各フィ
ードバック回路は互いに独立する。従って、駆動スキム
に用いられるトランジスタは必ずしも同一の動作特性を
有する必要はない。実際には、本発明の駆動スキムに
は、動作特性が広い範囲に亘るバイポーラトランジスタ
を用いることができる。本発明の一実施例は、基準電圧
装置が各トランジスタと関連する記憶素子を含む。この
記憶素子に生ずる電圧はそのトランジスタと関連する基
準電圧として作用する。好ましくは、この記憶素子をキ
ャパシタとする。
【0012】フィードバック回路の各トランジスタと関
連するスイッチング装置を含む。このスイッチング装置
は関連するトランジスタの導通状態に応答して関連する
基準電圧がいつ低下するかを制御する。スイッチング装
置及び各トランジスタと関連するキャパシタは並列に接
続することが好ましい。電流供給源によって各トランジ
スタのベースに供給される電流のレベルは関連する基準
電圧に直接比例する。
【0013】本発明の別の実施例では、基準電圧装置
が、各トランジスタと関連しこのトランジスタのベース
に供給される電流の増加を制御する導通制御装置を含
み、これによりこのトランジスタの導通期間中電力損失
を減少させる。導通制御装置及び各トランジスタと関連
する記憶素子は、典型的には互いに直列に接続する。
【0014】本発明の別の実施例では、各トランジスタ
と関連する安定化装置がいかなる時間瞬時においても減
分変化を1個の基準電圧に制限する。安定化装置及び基
準電圧装置は互いに並列に接続することが好ましい。安
定化装置は、典型的にはダイオードを含む。
【0015】
【実施例】図1に示すように、本発明の第1実施例によ
る安定器10は交流電圧源100から取り出された交流
電流の電力因子を補正し高調波成分を低減させる電磁緩
衝(EMI)フィルタ200を含んでいる。安定器10
は濾波された交流電圧を整流する整流器300及びこの
整流器によって整流された交流電圧を高周波交流電圧に
変換するインバータ400も含む。インバータ400は
その中に含まれるバイポーラパワートランジスタQ1及
びQ2の対を駆動する基本駆動回路500を含む。イン
バータ400によって発生した高周波交流電圧は、ラン
プに給電するランプ負荷600に供給する。
【0016】EMIフイルタ200はインダクタL1A
の第1端部及びインダクタL1Bの第1端部に接続した
バリスタV1を含む。インダクタL1A及びL1Bの他
方の端部はキャパシタC1のいずれかの端部に接続す
る。キャパシタC7はその一方の端部をインダクタL1
Bとキャパシタとの間に接続し他方の端部は接地する
(例えば接地された安定器の容器に制御する)。フイル
タ200の出力電圧はキャパシタC1の両端間に発生し
整流器300により整流する。
【0017】整流器300は4個のダイオードD1,D
2,D3及びD4をふくむ。ダイオードD1のアノード
及びダイオードD2のカソードはインダクタL1Aとキ
ャパシタC1との間の接続点に接続する。ダイオードD
3のアノード及びダイオードD4のカソードは第1の結
合キャパシタC1及びキャパシタC7並びにインダクタ
L1Bと一緒に結合する。ダイオードD1及びD3のカ
ソードは共に第2の接続点に接続する。ダイオードD2
及びD4のアノードも一緒に接続する。ダイオードD1
及びD3のカソードとダイオードD2及びD4との接続
点は整流器300の出力部として作用しバッファキャパ
シタ(電解コンデンサ)C11に接続され、このキャパ
シタはインバータ400内に示す。或いは、キャパシタ
11は整流器300の出力部の一部と見ることもでき
る。
【0018】インバータ400はプッシュプル発振器型
であり、一端が第1の結合キャパシタC11並びにダイ
オードD2及びD4に接続されているインダクタL2を
含む。抵抗R1の一端は、結合キャパシタC11と、ダ
イオードD1及びD3のカソードと、インダクタPWの
中央タップTP3と一緒に接続する。インダクタPWは
変成器T1の1次卷線として作用する。抵抗R1の他端
は抵抗R2の第1端部及び抵抗R3の第1端部に接続す
る。インダクタL2の他端はバイポーラNPNトランジ
スタQ2のエミッタ、バイポーラNPNトランジスタQ
5のコレクタ及びバイポーラNPNトランジスタQ1の
エミッタに接続する。
【0019】抵抗R2の他端はトランジスタQ5のベー
ス、NPNトランジスタQ8のコレクタ及び抵抗R9の
接続部に接続する。ダイオードD5及びD8の対のアノ
ードを抵抗R9の他端に接続するトランジスタQ5のエ
ミッタは抵抗R6の一端及びトランジスタQ8のベース
に接続する。抵抗R6の他端はダイオードD6及びD7
の対のアノード並びにトランジスタQ8のエミッタに接
続する。ダイオードD6のカソードはキャパシタC2の
一端、バイポーラNPNトランジスタQ3のベース、イ
ンダクタTWの一端及び抵抗R4の一端に接続する。変
成器T1の3次巻線であるインダクタTWは通常ベース
巻線と称せられている(すなわち、トランジスタQ1及
びQ2のベースに電力を供給するベース巻線)。キャパ
シタC2の他端をダイオードD5のカソード及びトラン
ジスタQ3のコレクタに接続する。トランジスタQ3エ
ミッタは抵抗R4の他端及びトランジスタQ1のベース
に接続する。
【0020】ダイオードD7のカソードはキャパシタC
3の一端、トランジスタQ4のベース、抵抗R5の他端
及び変成器T1の3次巻線TWの他端に接続する。キャ
パシタC3の他端はダイオードD8のカソード及びトラ
ンジスタQ4のコレクタに接続する。抵抗R2,R4,
R5,R6及びR9と、ダイオードD5,D6,D7及
びD8と、キャパシタC2及びC3と、変成器T1の3
次巻線と、トランジスタQ3,Q4及びQ8とは一緒に
なって後述するバイポーラトランジスタQ1及びQ2用
の基本駆動回路500として作用する。
【0021】トランジスタQ2のコレクタにはキャパシ
タC13の第1の端部及び1次巻線PWの第1の端部を
接続する。キャパシタC13の他端はキャパシタC15
の一端に接続する。キャパシタC15の他端はトランジ
スタQ1のコレクタ及び1次巻線PWの他端に接続す
る。
【0022】変成器T1の2次巻線SWの一端はキャパ
シタC20及びC22の第1端部の対に接続する。2次
巻線SWとキャパシタC20及びC22の他端はインダ
クタ400内の出力部として作用し、このインダクタに
はランプ負荷600を接続する。ランプ負荷600は蛍
光灯LL1及びLL2の対を含む。
【0023】安定器10は以下の動作する。バリスタV
1は安定器10用の電流保護/制限装置として作用す
る。インダクタL1A及びL1B及びキャパシタC1
は、電圧源100からフィルタ200を介して取り出さ
れた交流電流の電力因子補正及び高調波成分低減を行な
うフィルタとして作用する。フィルタ200のキャパシ
タC7はアースに対する共通モードキャパシタとして作
用する。フィルタ200の出力すなわちキャパシタC1
の両端間電圧を整流器300に印加してキャパシタC1
の両端間電圧を整流する。整流器300によって発生し
た整流された交流電圧はバッファキャパシタC11に記
憶する。キャパシタC1の両端間のピーク電圧はキャパ
シタC11に現われる。キャパシタC11の両端間電圧
はインダクタ400のためのバス電圧として作用する。
典型的には、電圧源100からフィルタ200に印加さ
れる電圧が約120V又は277Vの場合、このバス電
圧はそれぞれ約150V又は約345Vである。このバ
ス電圧は1次巻線PWの中央タップTP3に印加する。
【0024】インダクタL2は、インバータ400に一
定の電流を供給する電流比周波数チョークとして作用す
る。キャパシタC20及びC22はランプLL1及びL
L2用の安定器としてそれぞれ作用する。典型的な場
合、変成器T1の2次巻線SWの両端間電圧は約550
VRMSであり、各キャパシタC20及びC22とそれ
ぞれ流れるランプ電流は安定した全負荷状態で約180
mAである。
【0025】1次巻線PWはキャパシタC13及びC1
5と共に共振し所望の共振タンク/同調発振周波数を生
ずる。トランジスタQ1及びQ2はキャパシタC13及
びC15をリフレッシュする基本駆動回路500と共振
タンク回路の1次巻線PWとによって切り換えられる。
【0026】共振タンク回路を始動させる(すなわち、
発振を初期化させる)点灯機構は抵抗R1及びR3を含
む。共振タンク回路の発振を初期化する際抵抗R1及び
R3に電流が流れトランジスタQ1及びQ2を適切にバ
イアスする(すなわち、トランジスタQ1及びQ3を初
期スイッチングする)。
【0027】キャパシタC2及びC3は異なる時間期間
で充電され及び放電する。キャパシタC2及びC3が共
に充電され共に放電する時間期間は存在しない。キャパ
シタC2及びC3は、放電した後充電又は放電のいずれ
も行なわない(この状態を以後“アイドリング”と称す
る)。各キャパシタC2及びC3の差動シーケンスは以
下の通りである。充電(各発振サイクルの約1/2の期
間)を行ない、次に放電(各発振サイクルの約1/20
の期間)を行ない、次にアイドリング(各発振サイクル
約1/2の期間)を行ない、このシーケンスを繰り返
す。
【0028】トランジスタQ1が一端完全にターンオフ
するとキャパシタC2が充電を開始し、トランジスタが
ターンオフし始めるまで充電し続ける。キャパシタC2
を充電する電流はキャパシタC11から抵抗R1,R2
及びR9、ダイオードD5、キャパシタC2、3次巻線
TW、抵抗R5、トランジスタQ2のベース−エミッタ
接合及びインダクタL2を経てキャパシタC11に到
る。スイッチングトランジスタQ2の順方向電流は、後
述するようにキャパシタC2の電圧に基づく。
【0029】一旦トランジスタが完全にターンオフする
とキャパシタC3は充電を開始し、トランジスタQ1が
ターンオフし始めるまで充電し続けるキャパシタC3を
充電する電流は、キャパシタC11から抵抗R1,R2
及びR9、ダイオードD8、キャパシタC3、3次巻線
TW、抵抗R4、トランジスタQ1のベース−エミッタ
接合及びインダクタL2を経てキャパシタC11に戻
る。トランジスタQ1のための順方向ベース電流は、後
述するようにキャパシタC3の両端間電圧に基づく。
【0030】トランジスタQ2又はQ1がターンオフす
ると、このターンオフしているトランジスタから他方の
トランジスタ(Q1又はQ2)をターンオンさせるのに
十分な大きなスパイクの又は反転したベース電流が抵抗
R4又はR5により検知される。トランジスタQ2又は
Q1がターンオフし始める際に抵抗R4又はR5に生ず
る電圧は検知トランジスタQ3又はQ4をそれぞれター
ンオフさせるのに十分である。トランジスタQ2又はQ
1の反転ベース電流は、部分的にトランジスタQ4又は
Q3のエミッタ−コレクタ経路を経て流れる。共振タン
ク回路が発振する毎に、放電電流がキャパシタC3から
トランジスタQ4のコレクタ−エミッタ経路、トランジ
スタQ2のベース−エミッタ接合、1次巻線PW、トラ
ンジスタQ1のコレクタ−ベース接合、抵抗R4及び3
次巻線TWを通る経路に沿って流れる。同様に、共振タ
ンク回路の各発振期間中、放電電流がキャパシタC2か
ら、トランジスタQ3のコレクタ−エミッタ経路、Q1
のベース−エミッタ結合、1次巻線PW、トランジスタ
Q2のコレクタ−ベース接合、抵抗R5及び3次巻線T
Wを通る経路に沿って流れる。
【0031】共振タンク回路の各発振サイクルの半分の
サイクル期間中、キャパシタC3は抵抗R6の両端間電
圧を設定するように作用する。共振タンク回路の他方の
半分の発振サイクル期間中キャパシタC2は抵抗R6の
電圧を設定するように作用する。キャパシタC3によっ
て設定された抵抗R6の両端間の電圧は、キャパシタC
3の両端間電圧と抵抗R9の両端間電圧との和にほぼ等
しくダイオードD7の電圧降下量より小さくなるように
設計する。同様に、発振サイクルの他のサイクルの期間
中に抵抗R6の両端間に生ずる電圧は、キャパシタC2
の両端間電圧と抵抗R9の両端間電圧との和にほぼ等し
くダイオードD6の電圧降下量よりも小さくなるように
設計する。
【0032】各発振サイクルの一方の半部の期間中、キ
ャパシタC3は、抵抗R6の両端間に生ずる電圧、従っ
てこの抵抗R6を流れる電流を制御する(すなわち、確
立する)。各発振サイクルの他方の半サイクルの期間
中、キャパシタC2は、抵抗R6の両端間に生ずる電
圧、従って抵抗R6を流れる電流を制御(すなわち、確
立)する。
【0033】共振タンク回路が発振を開始した後短時間
経過後に、この共振タンク回路にトランジスタQ5をタ
ーンオンさせるのに十分に高い振幅の電圧が生ずる。ト
ランジスタQ2を順方向にバイアスさせる電流は、3次
巻線TWから抵抗R5、トランジスタQ2のベース−エ
ミッタ接合、トランジスタQ5のコレクタ−エミッタ経
路、抵抗R6及びダイオードD6を通る経路を経て流
れ、3次巻線TWに戻る。トランジスタQ1を順方向バ
イアスする電流は、3次巻線TWから抵抗R4、トラン
ジスタQ1のベース−エミッタ接合、トランジスタQ5
のコレクタ−エミッタ経路、抵抗R6及びダイオードD
7を通る経路を経て流れる。換言すれば、トランジスタ
Q1はQ2を順方向バイアスする電流は常時抵抗R6を
流れることになる。抵抗R6を流れる電流を制御するこ
とにより、キャパシタC2及びC3がトランジスタQ1
及びQ2の順方向ベース駆動をそれぞれ制御する。キャ
パシタC2及びC3の両端間の平均電圧は、ランプ負荷
600の安定動作中ほぼ一定の値に維持される。
【0034】トランジスタQ1及びQ2を僅かに飽和し
た導電状態に維持する2個の自己補正フィードバック回
路は特に重要である。キャパシタC2及びC3の放電経
路のそれぞれフィードバック回路として作用する。第1
のフィードバック経路(すなわち、キャパシタC3の放
電経路)はトランジスタQ1のコレクタ−ベース接合を
含み、従ってトランジスタのコレクタに蓄積される少数
キャリャが変化する。プッシュプルサイクル中より多く
の又はより少量の電流がトランジスタQ1のベースに流
れると、トランジスタQ1のコレクタに蓄積された少数
キャリャの量が変化する。キャパシタC3の放電期間中
トランジスタQ1のコレクタに蓄積された少数キャリャ
の変化によってキャパシタC3の放電レベルが変化す
る。例えば、トランジスタQ1がランプ負荷600によ
って消費される電力の減少により深い飽和状態に駆動さ
れると、トランジスタQ1のコレクタの少数キャリャが
増加しこれによってキャパシタC3の放電電圧レベルが
低下する。ランプ負荷600による消費電力が増大する
と、トランジスタQ1のコレクタに蓄積される少数キャ
リャが減少しこれによりキャパシタC3の放電電圧レベ
ルが上昇する。
【0035】同様に、ランプ負荷600の消費電力の変
化に基づいてキャパシタC2が放電すると、トランジス
タQ2のコレクタに蓄積される少数キャリャの量が変化
する。ランプ負荷600の消費電力の減少に起因してト
ランジスタQ2が一時的に深い飽和状態に駆動される
と、トランジスタQ2のコレクタの少数キャリャが増大
しこれによってキャパシタC2の放電電圧レベルを低下
させる。ランプ負荷600の消費電力が増大すると、ト
ランジスタQ2のコレクタの少数キャリャが減少しキャ
パシタC2の放電電圧レベルを上昇させる。
【0036】トランジスタQ8は、キャパシタC2及び
C3の個々の充電期間中抵抗R6を流れる電流を制限す
る。抵抗R6の両端間電圧がトランジスタQ8をターン
オンさせるのに十分な電圧の場合、トランジスタQ5の
ベースに流れる電流の一部はトランジスタQ8のコレク
タ−エミッタ経路を経てダイオードD6及びD7のアノ
ードと抵抗R6との接続点に流れる。トランジスタQ5
のベースに流れる電流を制限することにより、トランジ
スタQ1及びQ2を順方向バイアスする期間中における
トランジスタQ5のエミッタ電流は予め定めたレベルに
制限される。
【0037】抵抗R6の両端間電圧は、トランジスタQ
2を順方向バイアスする期間中の抵抗R5に生ずる電圧
より高くなると共にトランジスタQ1を順方向バイアス
する期間中の抵抗R4両端間電圧よりも高くなるように
設計する。抵抗R6に生ずる電圧はトランジスタQ8に
よって制限される(すなわち、トランジスタQ5のエミ
ッタ電流レベルによって制限される)ので、キャパシタ
C2の充電期間中に抵抗R5に生ずる電圧はトランジス
タQ4をターンオンさせるのに不十分な電圧になる。ト
ランジスタQ4がターンオンするのを阻止することによ
り、キャパシタC2の充電中におけるキャパシタC3の
放電が防止される。同様に、キャパシタC3の充電中に
抵抗R4に生ずる電圧はトランジスタQ3をターンオン
させるのに不十分な電圧となる。従って、キャパシタC
3の充電中におけるキャパシタC2の放電が阻止され
る。
【0038】キャパシタC3が充電される期間中キャパ
シタC2が放電するのを阻止することにより、トランジ
スタQ8は発振動作を安定化するように作用する。即
ち、トランジスタQ8はキャパシタC3が不適切なタイ
ミング放電するのを阻止する。キャパシタC3が不適切
なタイミングで放電すると、抵抗R6の電圧が極めて低
くなり、トランジスタQ1の順方向ベース電流のレベル
がこのトランジスタをターンオンさせるのに近くなりす
ぎてしまうためである。従って、キャパシタC3の充電
及び放電期間中キャパシタC2の両端間電圧は変化しな
い。トランジスタQ8は、キャパシタC2が充電される
間にキャパシタC3が放電するのを阻止し、従ってキャ
パシタC2の充電中発振動作を安定化するように作用す
る。即ち、トランジスタQ8はキャパシタC2が不適切
なタイミングで放電するのを阻止する。キャパシタC2
が不適切なタイミングで放電すると、抵抗R6の電圧が
極めて低くなり、トランジスタQ2の順方向ベース電流
レベルが低すぎてこのトランジスタをターンオンさせる
ことができないためである。従ってキャパシタC2の充
電及び放電中キャパシタC3の電圧は変化しないことに
なる。トランジスタQ8は、キャパシタC2及びC3の
充電期間中これらキャパシタからの電流を切り換えるも
のとみなすことができる。
【0039】抵抗R9は、トランジスタQ1及びQ2が
より深い飽和状態となって(即ち、エミッタ−コレクタ
電圧降下がより小さくなる)トランジスタの導通損失が
減少するように抵抗R6の電圧波形を制御するように作
用する。
【0040】図2に示すように、本発明の別の実施例の
安定器200は図1の安定器と同様な構造及び作用を果
たす。安定器20の構成要素のうち安定器10と同一構
造を有し同一の機能を達成する部材については同一符号
を付しその説明は省略する。安定器20と10との間の
差異はトランジスタQ1及びQ2の保護並びにキャパシ
タC2及びC3の放電(フィードバック)及び充電経路
に関する。
【0041】安定器20の基本駆動回路700は、ダイ
オードD9、D10及びD11に接続した抵抗R2を含
む。ダイオードD11のカソードは、インダクタL2の
一端、バイポーラNPNトランジスタQ6及びQ7のコ
レクタ時、及びトランジスタQ1及びQ2のエミッタの
接続点に接続する。ダイオードD9のカソードはダイオ
ードD15のアノード及びトランジスタQ6のベースに
接続する。トランジスタQ7のエミッタは、トランジス
タQ2のベース、抵抗R3及びR6、及びトランジスタ
Q4のエミッタの接続点に接続する。トランジスタQ6
のエミッタは、トランジスタQ3のエミッタ、トランジ
スタQ1のベース及び抵抗R4に接続する。
【0042】ダイオードD14のカソードは抵抗R8の
一端及びダイオードD17のアノードに接続する。抵抗
R8の他端はキャパシタC3の一端及びトランジスタQ
4のコレクタに接続する。ダイオードD17のカソード
は、キャパシタC3、トランジスタQ4のベース、抵抗
R5フェライトビーズB1の接続点に接続する。フェラ
イトビーズB1の他端は3次巻線TWの一端に接続す
る。
【0043】ダイオードD15のカソードをダイオード
D16のアノード及び抵抗R7の一端に接続する。ダイ
オードD16のカソードは、キャパシタC2、トランジ
スタQ3のベース、3次巻線TW及び抵抗R4の接続点
に接続する抵抗R7の他端は、キャパシタC2及びトラ
ンジスタQ3のコレクタの接続点に接続する。
【0044】抵抗R2,R4,R5,R7及びR8、ダ
イオードD9,D10,D11,D14,D15,D1
6及びD17、キャパシタC2及びC3、トランジスタ
Q3,Q4,Q6,Q7、フェライトビーズB1及び3
次巻線TWは共同してトランジスタQ1及びQ2をオン
及びオフさせる基本駆動回路を構成する。
【0045】基本駆動回路700は別にして、安定器2
0は、ダイオードD2及びD4のアノードと、インダク
タL2との接続点がダイオードD12及びD13の対を
介して1次巻線PWのタップTP1及びTP2にもそれ
ぞれ接続されている点において安定器10と相異する。
安定器20は蛍光灯LL1,LL2,LL3及びLL4
を含むランプ負荷800を付勢することができる。安定
器20はランプLL1,LL2,LL3及びLL4をそ
れぞれ安定させるキャパシタC20,C22,C26を
含む。
【0046】安定器20の動作は安定器10に関して前
述した説明とほぼ同一であり、キャパシタC2及びC3
はトランジスタQ2及びQ1 にそれぞれ供給される順方
向電流を確立する(制御する)基準電圧を発生する。キ
ャパシタC3を充電する電流はキャパシタC11から、
抵抗R1及びR2、ダイオードD9及びD14、抵抗R
8、キャパシタC3、フェライトビーズB1、3次巻線
TW、抵抗R4、トランジスタQ1のベース−エミッタ
接合及びインダクタL2を経て流れキャパシタC11に
戻る。キャパシタC2を充電する電流はキャパシタC1
1から、抵抗R1及びR2、ダイオードD10及びD1
5、抵抗R7、キャパシタC2、3次巻線TW、フェラ
イトビーズB1、抵抗R5、トランジスタQ2のベース
−エミッタ接合及びインダクタL2を経て流れインダク
タC11に戻る。
【0047】キャパシタC3の放電(フィードバック)
経路は、キャパシタC3、トランジスタQ4のエミッタ
−コレクタ経路、トランジスタQ2のベース−コレクタ
経路、1次巻線PW、トランジスタQ1のコレクタ−ベ
ース接合、抵抗R4、3次巻線TW及びフェライトビー
ズB1によって構成されるループを含む。キャパシタC
2の放電(フィードバック)経路は、キャパシタC2、
トランジスタQ3のコレクタ−エミッタ経路、トランジ
スタQ1のベース−コレクタ接合、1次巻線PW、トラ
ンジスタQ2のコレクタ−ベース接合、抵抗R5、フェ
ライトビーズB1及び3次巻線TWによって構成される
ループを含む。
【0048】安定器20では、キャパシタC2及びC3
が抵抗R4及びR5の両端間電圧をそれぞれ制御するこ
とにより安定器10の抵抗R6を除去することができ
る。換言すれば、抵抗R4及びR5はそれぞれ2個の目
的を達成する。安定器10と同様に、前述したフィード
バックを行なうため抵抗R4及びR5はいつトランジス
タQ3及びQ4をターンオンさせてキャパシタC2及び
C3の放電を初期化させるかをそれぞれ決定する。さら
に、抵抗R4及びR5は、キャパシタC2/抵抗R7及
びキャパシタC3/抵抗R8に抵抗R4及びR5の両端
間電圧をそれぞれ制御することによりトランジスタQ2
及びQ1のための順方向電流のレベルを決定するために
も用いられる。
【0049】トランジスタQ1のベースに流れる順方向
ベース電流は抵抗R5にも流れ、抵抗R5の両端間に生
ずる電圧に基づいて決定される。抵抗R5に生ずる電圧
は抵抗R8とキャパシタC3との直列回路の電圧にほぼ
等しくなるように設計する。トランジスタQ2のベース
に流れる順方向ベース電流は抵抗R4にも流れ抵抗R4
の両端間電圧に基づいて決定される。抵抗R4に生ずる
電圧は、抵抗R7とキャパシタC2との直列回路の両端
間電圧にほぼ等しくなるように設計する。
【0050】抵抗R8を含ませることにより、抵抗R5
に生ずる電圧の電圧波形を変えてトランジスタQ1をよ
り深い飽和状態に駆動し、(すなわち、トランジスタQ
1のエミッタ−コレクタ間の電圧降下が一層小さくなる
ように)トランジスタQ1の導電損失を低減することも
できる。同様に、抵抗R7も抵抗R4の両端間に生ずる
電圧の波形を再形成してトランジスタQ2をより深い飽
和状態に駆動し、トランジスタQ2の導電損失が低減す
るように作用する。勿論、本発明の変形例において、よ
り大きな導電損失を許容できる場合、抵抗R7及びR8
を短絡することもできる。
【0051】安定器20は、安定器10とは異なりフェ
ライトビーズB1、すなわちインダクタを含んでいる。
フェライトビーズB1は、3次巻線TWを流れるトラン
ジスタQ1又はQ2の反転ベース電流によって生ずる電
流スパイクの立上時間を増大させるように作用する。立
上時間が増大することにより、ターンオフされるトラン
ジスタ(すなわち、Q1又はQ2)のコレクタに蓄積さ
れる少数キャリャを一層効率よく除去することができ
る。従って、トランジスタがターンオフする際コレクタ
におけるスイッチング損失が一層小さくなる。
【0052】ダイオードD17は、キャパシタC3の充
電及び放電中、キャパシタC3と抵抗R8との直列回路
両端間の電圧を制限する。ダイオードD17の両端間電
圧は抵抗R4の両端間電圧に等しくなるように設計す
る。抵抗R4の両端間電圧はダイオードD17の閾値電
圧に制限されるので、キャパシタC3の充電及び放電中
に抵抗R4に生ずる電圧はトランジスタQ3をターンオ
ンさせるには不十分であり、これによりキャパシタC2
は放電することができる。すなわち、ダイオードD17
は、キャパシタC3が充電される際キャパシタC2が放
電するのを阻止し、従って発振器の動作を安定化するよ
うに作用する(すなわち、プッシュプル発振器がターン
オフするのを阻止する)。キャパシタC3の充電及び放
電中キャパシタC2の両端間電圧は変化せず、従ってキ
ャパシタC2はそのアイドリング状態中同一のレベルに
維持される。
【0053】ダイオードD17と同様に、ダイオードD
16は、キャパシタC2が充電される際キャパシタC3
が放電するのを阻止する。特に、キャパシタC2の充電
中キャパシタC2と抵抗R7の両端間電圧はダイオード
D16の閾値電圧に制限される。抵抗R5の両端間電圧
はダイオードD16の両端間電圧に等しくなるように設
定され、従ってキャパシタC2が充電される際ダイオー
ドD16の閾値電圧を超えることはない。従って、キャ
パシタC2が充電されるとき、トランジスタQ4はター
ンオンすることができずキャパシタC3の放電を阻止す
る。すなわち、キャパシタC3はキャパシタC2が充電
されるとき放電するのが阻止され、従って発振器動作を
安定化するように作用する(すなわち、発振器がターン
オフするのを阻止する)。キャパシタC2の充電及び放
電中キャパシタC3の両端間電圧は変化せず、従ってキ
ャパシタC3の電圧はそのアイドリング状態中同一のレ
ベルに維持されることになる。
【0054】トランジスタQ1の順方向バイアス電流は
3次巻線TWより発生する。トランジスタQ1のための
順方向ベース電流は3次(ベース)巻線TWから、抵抗
R4、トランジスタQ1のベース−エミッタ接合、トラ
ンジスタQ7のコレクタ−エミッタ経路、抵抗R5及び
フェライトビーズB1を経て再び3次巻線TWに流れ
る。トランジスタQ2のための順方向ベース電流も同様
に3次巻線TWによって発生し、3次巻線TWから、フ
ェライトビーズB1、抵抗R5、トランジスタQ2のベ
ース−エミッタ接合、トランジスタQ6のコレクタ−エ
ミッタ経路、及び抵抗R4を経て3次巻線TWに流れ
る。
【0055】1次巻線PWのタップTP1とTP2との
間に生ずる電圧がキャパシタC11の両端間電圧を超え
るとダイオードD12がターンオンする。同様に、タッ
プTP2とTP3との間に生ずる電圧がキャパシタC1
1の両端間電圧よりも高くなると、ダイオードD13が
ターンオンする。従って、1次巻線PWの励磁電流は、
トランジスタQ1のコレクタとトランジスタQ2のコレ
クタとの間の電圧差が予め定めたレベルを超える場合に
ついてもキャパシタC11から取り出される。1次巻線
PWに現われるいかなる不所望な電圧(例えば、電圧ス
パイク)はトランジスタQ1及びQ2から転流され、こ
れによりこれらトランジスタが保護されることになる。
【0056】本発明の別の実施例によれば、抵抗R2を
短絡し、ダイオードD11を開放し、さらにダイオード
D9及びD10を対応する抵抗対で置換することによ
り、構成部品の数、特に必要なダイオードの数を低減す
ることができる。勿論、トランジスタQ6及びQ7のバ
イアス源は必ずしもキャパシタC11とダイオードD1
及びD3のカソードとの接続部から取り出す必要はな
い。例えば、トランジスタQ6及びQ7はトランジスタ
Q6のコレクタとトランジスタQ7のコレクタとの間の
接続部又はインダクタL2のタップからバイアスするこ
とができる。
【0057】勿論、安定器10及び20は互いに独立し
た2個の放電(フィードバック)経路をそれぞれ形成す
る。トランジスタQ1及びQ2は、例えば電流利得、蓄
積時間又は飽和電圧のような特性について必ずしも同一
の特性を有する必要はない。
【0058】無負荷の状態において高いスイッチング損
失が生ずる通常の基本駆動回路とは異なり、本発明によ
ればパワートランジスタのコレクタに蓄積される少数キ
ャリャの変化を検出することによりパワートランジスタ
が深い飽和状態となるのを回避することができる。従っ
て、本発明では無負荷中のスイッチング損失が最小にな
る。
【0059】負荷状態に拘わらず、トランジスタQ1及
びQ2と関連する電力損失は最小になる。基本駆動回路
500及び700は広い範囲の入力電圧に対応すること
ができると共に、トランジスタQ1及びQ2のスイッチ
ング中電力損失が最小に維持される。共振タンクがター
ンオンしたとき、安定器10及び20はタンク電圧のオ
ーバシュートをほとんど除去する。ベーカクランプ(Ba
ker clamp)の必要性及びこのベーカクランプに対応する
比較的大きな電力損失は、基本駆動回路500及び70
0により除かれる。基本駆動回路500及び700にお
ける損失は、パワートランジスタを駆動するのに必要な
電流レベルが比較的低いレベルに維持される限り、通常
の基本駆動スキムよりも一層低くなる。
【0060】基本駆動回路500及び700は比例駆動
スキムを用いておらず、すなわちパワートランジスタに
ついて一定の強制電流利得を維持している。トランジス
タQ1及び/又はQ2の強制された電流利得は、ランプ
負荷600又は800及び/又はトランジスタの特性に
基づいて変化し、これらランプ負荷やトランジスタの特
性に対応することができる。
【0061】本発明による基本駆動スキムは、個々のス
イッチングパワートランジスタにベース電流を供給す
る。順方向ベース駆動の量はランプ負荷60又は800
に依存する。換言すれば、スイッチング特性はトランジ
スタQ1及びQ2のわずかに飽和した状態の検出に応じ
てランプ負荷600又は800に基づいて変化する。こ
のわずかに飽和した状態の検出は、トランジスタQ1又
はQ2のいずれかのコレクタの少数キャリャの蓄積を表
す信号の検出に基づく。この信号は、関連する基準キャ
パシタ(すなわち、キャパシタC2又はC3)の放電期
間中にフィードバック経路中を流れる。
【0062】従って、本発明による基本駆動スキムにお
いては、パワートランジスタ内に蓄積された少数キャリ
ャの量を低減することによりバイポーラトランジスタの
スイッチングを一層速くすることができる。有益なこと
に、このバイポーラトランジスタのスイッチング時間は
電界効果トランジスタ(FET)のスイッチング時間に
近づく。
【0063】本発明は上述した実施例だけに限定され
ず、種々の変更や変形が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるバイポーラトランジス
タベース駆動回路を含む安定器を示す回路図である。
【図2】本発明の別の実施例によるバイポーラトランジ
スタベース駆動回路を含む安定器を示す回路図である。
【符号の説明】
10,20 安定器 100 電圧源 200 EMIフィルタ 300 整流器 400 インバータ 500,700 基本駆動回路 600 ランプ負荷 Q1,Q2,Q3,Q4,Q5,Q8 トランジスタ R1,R2,R3,R4,R5,R6,R9 抵抗 C1,C2,C3,C11,C20,C22 キャパシ
タ L2 インダクタ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース及び少数キャリャを有する1個又
    はそれ以上のバイポーラトランジスタの駆動回路であっ
    て、 各トランジスタと関連する基準電圧を発生する基準電圧
    手段と、 前記関連する基準電圧に基づいて各トランジスタのベー
    スに電流を供給する電流供給手段と、 各トランジスタと関連し、各トランジスタに蓄積される
    少数キャリャに基づいてトランジスタと関連する基準電
    圧を変化させるフィードバック手段とを具えるバイポー
    ラトランジスタの駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記基準電圧手段が各トランジスタ毎に
    記憶素子を含み、各記憶素子の電圧が関連するトランジ
    スタに対する基準電圧として作用する請求項1に記載の
    バイポーラトランジスタの駆動回路。
  3. 【請求項3】 キャパシタが前記記憶素子として作用す
    る請求項2に記載のバイポーラトランジスタの駆動回
    路。
  4. 【請求項4】 前記フィードバック手段が、各トランジ
    スタと関連し、このトランジスタの導通状態に応じて関
    連する基準電圧の変化がいつ生ずるかを制御するスイッ
    チング手段を含む請求項1,2又は3に記載のバイポー
    ラトランジスタの駆動回路。
  5. 【請求項5】 前記スイッチング手段と各トランジスタ
    と関連するキャパシタとが結合されている請求項3及び
    4に記載のバイポーラトランジスタの駆動回路。
  6. 【請求項6】 前記電流供給手段が、各トランジスタの
    ベースに供給される電流のレベルを制御する電流制御手
    段を含む請求項1から5までのいずれか1項に記載のバ
    イポーラトランジスタの駆動回路。
  7. 【請求項7】 前記電流供給手段により各トランジスタ
    のベースに供給される電流のレベルが前記関連する基準
    電圧に比例する請求項1から6までのいずれか1項に記
    載のバイポーラトランジスタの駆動回路。
  8. 【請求項8】 各トランジスタと関連し、いかなる時間
    瞬時においても変化をただ1個の基準電圧に制限する安
    定化手段をさらに含む請求項1から7までのいずれか1
    項に記載のバイポーラトランジスタの駆動回路。
  9. 【請求項9】 前記安定化手段が前記基準電圧手段から
    電流を転流するように動作すると共に半導体装置を含む
    請求項8に記載のバイポーラトランジスタの駆動回路。
  10. 【請求項10】 バイポーラトランジスタと、このバイ
    ポーラトランジスタに結合され請求項1から9までのい
    ずれか1項に記載の駆動回路とを具える安定器インバー
    タ。
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