JPH06262334A - 減圧吸引鋳造法 - Google Patents

減圧吸引鋳造法

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Publication number
JPH06262334A
JPH06262334A JP5577193A JP5577193A JPH06262334A JP H06262334 A JPH06262334 A JP H06262334A JP 5577193 A JP5577193 A JP 5577193A JP 5577193 A JP5577193 A JP 5577193A JP H06262334 A JPH06262334 A JP H06262334A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
vacuum suction
molten metal
casting method
suction casting
Prior art date
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Pending
Application number
JP5577193A
Other languages
English (en)
Inventor
Takemasa Toratani
谷 武 政 虎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
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Publication of JPH06262334A publication Critical patent/JPH06262334A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な形状の鋳造に際してもエアーポケット
が形成されず、良好な湯流れ性を確保して湯まわり不良
や引け巣などの欠陥を防止することが可能な減圧吸引鋳
造法を提供する。 【構成】 溶湯の減圧吸引に際して、溶湯7を吸引しな
がら鋳型空間5cの形状に応じて鋳型5を傾動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業の利用分野】本発明は、主にアルミニウム合金や
マグネシウム合金など軽合金の鋳造品を得るのに利用さ
れる減圧吸引鋳造法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】低圧鋳造法の一種とも言える減圧吸引鋳
造法は、金型100を収納した減圧チャンバ101内を
吸引ポンプ102を作動させることによって減圧し、保
温炉103内にヒータ104によって溶融状態に保持さ
れている溶湯105を前記金型100の鋳型空間100
a内にストーク106を介して吸引し、溶湯105が鋳
型空間100a内を満たしてのち所定の時間減圧状態を
保持することによって溶湯105を鋳型空間100a内
で凝固させるものであって、比較的精密な鋳造が可能な
こと、湯口や押湯が少なく切断など仕上げ作業が容易で
あることなどから、アルミニウム合金,マグネシウム合
金,さらにはチタン合金などを中心に実用化されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の減圧吸引鋳造法においては、減圧によって溶湯
105を鋳型空間100a内に強制的に吸引してはいる
ものの、例えばダイカストに較べれば溶湯の注入圧力が
格段に低いため、薄肉部分や複雑な形状を有する製品の
鋳造に際して、複雑形状部分やエアーポケットとなるよ
うな部分には溶湯が充填されにくく、湯まわり不良や引
け巣などの欠陥が発生する場合があるという問題点があ
り、このような問題点の解消が減圧吸引鋳造による製品
の品質を高め、さらには減圧吸引鋳造法の適用範囲を拡
大するうえでの課題となっていた。
【0004】
【発明の目的】この発明は、減圧吸引鋳造法における上
記課題に着目してなされたものであって、複雑な形状を
有する製品の鋳造に際してもエアーポケットの形成を回
避することができ、良好な湯流れ性を確保して湯まわり
不良や引け巣などの欠陥発生を防止することができる減
圧吸引鋳造法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる減圧吸
引鋳造法は、溶湯を吸引しながら鋳型空間の形状に応じ
て鋳型を傾動させる構成としたことを特徴としており、
減圧吸引鋳造法における上記構成を前述した従来の課題
を解決するための手段としている。
【0006】
【発明の作用】この発明に係わる減圧吸引鋳造法におい
ては、溶湯を吸引しながら、つまり溶湯が凝固しないう
ちに鋳型を鋳型空間の形状に合わせて傾斜させるように
しているので、静置した場合にはエアーポケットとなる
ような形状の部分にも容易に溶湯が流れ込み、鋳型空間
のすみずみにまで溶湯が行き渡ることとなり、鋳型空間
の形状を考慮して押湯効果が発揮されるよう傾斜角度お
よび傾動のタイミングを調整することにより、湯まわり
不良や引け巣の発生が防止されることになる。
【0007】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて具体的に
説明する。
【0008】図1ないし図4は、この発明に係わる減圧
吸引鋳造法の一実施例を説明するためのものであって、
図1は当該減圧吸引鋳造法に用いる鋳造装置を示すもの
である。
【0009】図に示す減圧吸引鋳造装置1は、ヒータ2
aを備えた保温炉2と、該保温炉2の上部に配設された
鋳型ケース3を備えており、前記鋳型ケース3は、前記
保温炉2の開口部を覆う炉蓋2bに設けた軸2cによっ
て回動自在に支持されている。
【0010】前記鋳型ケース3には減圧チャンバ4が設
けてあり、該減圧チャンバ4内には上型5a,下型5b
からなる金型5(鋳型)が収納されていると共に、当該
減圧チャンバ4には吸引パイプ6aを介して吸引ポンプ
6が接続されており、当該吸引ポンプ6の作動によって
前記減圧チャンバ4内を減圧するようになっている。
【0011】一方、前記保温炉2内には、前記ヒータ2
aによって加熱され溶融状態に保持されたアルミニウム
合金溶湯7が貯えられており、当該溶湯7中には一端側
を前記金型5の下型5bの下面に取付けたストーク8の
他端側が浸漬されている。なお、前記ストーク8は、後
述するように金型5の傾動に際しても溶湯7を吸引でき
るように、鋳型ケース3を回動自在に支持する軸2cを
中心とする円弧状に形成してある。
【0012】以下に、上記構造の減圧吸引鋳造装置1を
用いて、アルミニウム合金の減圧吸引鋳造を行う手順に
ついて、図2に示すタイムチャートを参照しながら説明
する。
【0013】まず、金型5の上型5aおよび下型5bを
減圧チャンバ4内に正しくセットし、減圧チャンバ4を
閉じたのち、吸引ポンプ6を作動して減圧チャンバ4の
減圧を開始する。 これによって、保温炉2内のアルミ
ニウム合金溶湯7が前記金型5の下型5bに取付けた円
弧状のストーク8を経て当該金型5の鋳型空間5c内に
流入する。
【0014】そして、図2のタイムチャートに示すよう
に、吸引ポンプ6による減圧の開始と同時に鋳型ケース
3を傾斜させることによる金型5の傾動を開始する。
【0015】吸引ポンプ6による減圧ケース4の減圧と
鋳型ケース3の傾動を開始して約15秒経過すると、金
型5の傾斜角度が、鋳型空間5cの形状から判断してこ
の金型5の最適傾斜角度である45°に達するので鋳型
ケース3の傾動をいったん中断する。
【0016】一方、吸引ポンプによる減圧はなお継続し
ているので、溶湯7は45°傾斜した金型5の鋳型空間
5c内に流入し続ける。
【0017】このとき、鋳型5の傾斜によって、前記鋳
型空間5cが図のような湾曲形状となっているにもかか
わらずエアーポケットが形成されるようなことがないの
で、鋳造空間5cのすみずみまで溶湯7を行き渡らせる
ことができる。
【0018】そして15秒が経過する(減圧開始から3
0秒)と、図3に示すように金型5の鋳型空間5cが溶
湯7で満たされるので、この減圧状態をさらに10秒間
維持したのち減圧を終了する。 これにより溶湯7は、
鋳型空間5c内で凝固した部分を残し、ストーク8を下
降して保温炉2に戻る。
【0019】一方、鋳型ケース3は、図2に示すよう
に、これに先立つ5秒前、すなわち鋳型空間5c内への
溶湯7の充填が終了した5秒後に傾動を再開しており、
押湯効果が高く、鋳造品の指向性凝固が良好となる傾動
角度90°(直立状態)まで傾動する。
【0020】そして、図4に示すように直立状態に約3
5秒間保持して冷却したのち、鋳型ケース3を逆方向に
回動させて水平状態に戻し、減圧チャンバ4および金型
5を開くことによって、湯まわり不良や引け巣などの欠
陥発生のない健全な鋳造品を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係わる
減圧吸引鋳造法においては、溶湯を吸引しながら鋳型を
傾斜させるようにしているので、鋳型形状が複雑な場合
であってもエアーポケットの形成を回避することがで
き、鋳型空間のすみずみにまで溶湯を行き渡らせること
ができるので、湯まわり不良や引け巣などの欠陥発生を
防止することができるという優れた効果をもたらすもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる減圧吸引鋳造法の実施例に用
いた鋳造装置の構造を示す説明図である。
【図2】この発明に係わる減圧吸引鋳造法の実施例にお
ける溶湯吸引と鋳型傾動との時間的関係を示すタイムチ
ャートである。
【図3】この発明に係わる減圧吸引鋳造法の実施例にお
いて鋳型の傾動状態を示す説明図である。
【図4】この発明に係わる減圧吸引鋳造法の実施例にお
いて鋳型を直立させた状態を示す説明図である。
【図5】従来の減圧吸引鋳造法の概略を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
5 金型(鋳型) 5c 鋳造空間 7 溶湯

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧することによって溶湯を鋳型空間内
    に吸引する減圧吸引鋳造において、溶湯を吸引しながら
    鋳型空間の形状に応じて鋳型を傾動させることを特徴と
    する減圧吸引鋳造法。
JP5577193A 1993-03-16 1993-03-16 減圧吸引鋳造法 Pending JPH06262334A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5577193A JPH06262334A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 減圧吸引鋳造法

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5577193A JPH06262334A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 減圧吸引鋳造法

Publications (1)

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JPH06262334A true JPH06262334A (ja) 1994-09-20

Family

ID=13008141

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5577193A Pending JPH06262334A (ja) 1993-03-16 1993-03-16 減圧吸引鋳造法

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JP (1) JPH06262334A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6311758B1 (en) 1998-06-22 2001-11-06 Central Motor Wheel Co., Ltd. Suction casting method and suction casting apparatus
JP2010214423A (ja) * 2009-03-17 2010-09-30 Sukegawa Electric Co Ltd 電磁ポンプ注湯式鋳型傾斜鋳造装置と方法

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US6311758B1 (en) 1998-06-22 2001-11-06 Central Motor Wheel Co., Ltd. Suction casting method and suction casting apparatus
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