JPH06262432A - バリ取り工具 - Google Patents

バリ取り工具

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JPH06262432A
JPH06262432A JP5217493A JP5217493A JPH06262432A JP H06262432 A JPH06262432 A JP H06262432A JP 5217493 A JP5217493 A JP 5217493A JP 5217493 A JP5217493 A JP 5217493A JP H06262432 A JPH06262432 A JP H06262432A
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burr
deburring tool
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Shuichi Nakada
周一 中田
Takemasa Torii
勇将 鳥居
Eiichiro Uchida
栄一郎 内田
Shiro Takayama
史郎 高山
Tetsuji Sugiura
哲二 杉浦
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Toyoda Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 [目的]種々のワークに形成されたバリに対応でき、バ
リ取り工具を高速に移動させてバリの除去作業を行うこ
とのできるバリ取り工具を提供することを目的とする。 [構成]バリ取り工具30は、多角形形状の断面を有す
る線材を螺旋状に巻回したバネ部32によってバリを除
去するため、多角形形状の辺と角を利用して効率良くバ
リを除去することができる。また、バネ部32による弾
性作用によりバリ取り工具30がワークW本体に接触し
てもフローチングするためにワークW本体を傷つけな
い。そして、バネ部32を引き伸ばしすることによりバ
リBに対する線材の辺と角の接触の仕方や、バネの弾性
作用を種々に変化させることができるため、種々のワー
クに適合させることができる。このため、高速にバリ取
り工具30を移動させてバリの除去作業を行うことがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鋳造等によって製造さ
れたワークのバリを取るバリ取り工具に関する。
【0002】
【従来の技術】鋳造においてワークを製造すると、鋳造
時の金型の合わせ面にバリが発生する。このバリは製品
の品質を阻害するため除去する必要がある。従来、この
バリを除去する方法として小型のグラインダをロボット
の先端に取り付け、あらかじめ決められた加工軌跡に従
ってグラインダを移動させることによりバリを除去して
いた。
【0003】しかし、このような方法では、加工軌跡が
一定であるため、ワークの位置決め誤差や、バリの大き
さによって、バリが完全に除去できなかったり、ワーク
自身を削ってしまう問題があった。そこで、加工軌跡が
一定であってもバリのみを的確に除去でき、しかもワー
ク自身を傷つけないバリ取り工具がとして、図8に示さ
れるようなバリ取り工具があった。
【0004】これは傘状のバリ取り工具であり中心軸1
の先端に一端が支持され、他端が円盤12に支持された
複数の可撓性の線材2を有するものである。この傘状の
バリ取り工具の線材2は、円盤12の半径方向に複数形
成された長穴12a内に支されているため、ワークの外
周に沿って、バリ取り工具を回転させながら移動させる
と、比較的、剛性の小さいバリの部分は、線材2との接
触によって除去され、剛性の大きいワーク本体部分に線
材2が接触した時には、線材2が円盤2の半径方向にフ
ローチングしてワークを傷付けないというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したようなバリ取
り工具は、線材2の弾性および剛性が一定となってしま
い、バリ性質に応じてバリ取り工具の状態を調節するこ
とができないため、バリが比較的大きく、剛性が大きい
場合には、線材2がワークに接触した時と同様に線材2
がフローチングしてしまい、高速に工具を移動させると
十分にバリが除去されないという問題点があった。
【0006】本発明は以上のような問題点を解決するた
めになされたものであり、種々のワークに形成されたバ
リに対応でき、バリ取り工具を高速に移動させてバリの
除去作業を行うことのできるバリ取り工具を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述した目的を
達成する手段として、ワークに形成されたバリを除去す
るためのバリ取り工具であって、螺旋状に巻回された線
材よりなるバネ部からなり、このバネ部を形成する前記
線材の断面形状は、複数の辺と角を有する多角形形状に
よりなり、前記バネ部を前記ワークに当接させることに
より前記バリを除去するものである。
【0008】
【作用】バリ取り工具をワークに押し付け、ワークに形
成されたバリと交差する方向に振動させると、バネ部を
形成する線材は断面が多角形形状であるため、その角を
なす部分と、辺をなす部分がバリに当接する。角をなす
部分は主にバリを削り取るために作用し、辺をなす部分
は主にワークへの押し付け力の反作用を受け、ワーク本
体を傷つけないようバネ部の弾性作用によってフローチ
ングさせるために作用する。そして、バネ部を引き伸ば
しすることによりバリに対する線材の辺と角の接触の仕
方や、バネの弾性作用を種々に変化させることができ、
種々のワークに適合させることができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は本実施例の全体構成を示すものであり、バ
リ取り工具30は、ワークWの周囲に形成されたバリB
を除去するものであり、ロボット20の手首部先端21
に取り付けられた支持具22に振動工具40が取り付け
られ、この先端にバリ取り工具30が取り付けられてい
る。振動工具40は、先端振動部41を図1の上下方向
に振動させるものであり、この先端振動部41に取り付
けられたバリ取り工具30がバリBに交差する方向に振
動しながら、ロボット20の動作によってバリBの形成
されたワークWの外周に沿って移動することによりバリ
Bを除去するようになっている。
【0010】バリ取り工具30は、先端振動部41に取
り付けられるシャフト部31とこの先端に取り付けら
れ、バリを除去するバネ部32とからなる。バリ取り工
具30は図2に詳細に示されるように、バネ部32の上
端がシャフト部31に嵌合され、ボルト32によって固
定されている。図3にも示すようにこのバネ部32は断
面が正方形形状の線材を螺旋状に巻回したコイルバネに
よって構成されている。このバネ部32は断面において
バネの外側に位置する正方形の2つの角がエッジ部32
bをなし、正方形の3つ辺が平面部32aをなしてい
る。
【0011】このような構成において、ロボット20お
よび振動工具40を作動させて、バリBと交差する方向
にバリ取り工具30を振動させつつ、バリBが形成され
たワークWの外周に沿って移動させる。すると、何重に
巻回されたコイルバネのn巻き目とn+1巻き目との間
の隙間dにバリBが侵入し、この時、バリBを挟むn巻
き目とn+1巻き目のバネ部32がバリBに当接し、バ
リBを除去する。この時、バネ部32のエッジ部32b
は、主にバリBを除去することに利用される。そして、
平面部32aは、バネ部32が、バリ取り工具30の移
動軌跡の誤差等により、強くワークWに接触した時、エ
ッジ部32bのみがワークWに接触し、ワークWに傷を
付けることを防止する。即ち、平面部32aによってワ
ークWへの接触面積が大きくなり、バネ部32がワーク
Wに接触した時の反力は主に滑らかな平面部32aによ
って受けられるため、この反力によって、バネ部32は
ワークWから逃げる方向にフローチングし、ワークWが
傷付くことが防止される。
【0012】以上のような過程でバリBは除去される
が、バネ部32を構成する線材の太さD、前記したコイ
ルバネ間の隙間d、およびバネ部32の直径は、バリB
の大きさ、および剛性等によって種々に変化させる必要
がある。例えば、鋳物製品によって形成される鋳バリ
は、比較的、大きいものが多く、脆いものが多い。この
ため、コイルバネ間の隙間dは線材の太さDよりも大き
めに設定し、バネ間にバリを挟み込み、エッジ部32b
が鋭くバリに当接する作用よりも、平面部32aによっ
てバリへの接触面積を大きくし、バリと直交する方向か
らバリを折り曲げるようにして除去する作用を利用する
とが効率が良い。
【0013】また、アルミ製品等の機械加工によって生
じたバリは、上記したようなバリを折り曲げるのでは除
去し難く、コイルバネ間の隙間dは線材の太さDとほぼ
同じか、小さめに設定し、エッジ部32bが鋭くバリに
当接する作用を利用し、バリを削り取るように除去す
る。このように本実施例のバリ取り工具30は、平面部
32aおよびエッジ部32bの作用によりバリBを効率
良く除去でき、しかもコイルバネの弾性を利用してフロ
ーチングするようにしているので、ワークWを傷付けな
い。即ち、バネ部32を引っ張ることにより、バネ間の
隙間dを調節し、ワークWの状態するように、平面部3
2a、エッジ部32b、およびバネ部32全体のフロー
チング作用を調節することができる。従って、ワークW
の状態に適合したバリ取り工具となるため、ロボットに
よって高速にバリ取り工具を移動させても良好にバリを
除去することができる。
【0014】また、本実施例のバリ取り工具30は、バ
ネ部30内ならばワークWに接触する部分が特定され
ず、ワークW本体に接触した時には、上記したようにフ
ローチングするため、ワークWの位置決め誤差等によっ
て、ロボット20による移動軌跡に多少のずれが生じて
も問題なく、ラフなティーチングでロボット20の動作
軌跡を教示すれば良く、作業者の負担を減少させること
ができる。
【0015】以上述べたバリ取り工具30のバネ部32
は、正方形断面の線材をコイル状に巻回したものである
が、これは図3に示すように正方形の辺をなす平面に沿
って螺旋を形成したものである。従って、バネ部32の
外側には主に平面部32aが位置するようになってい
る。しかし、エッジ部32bの作用を強く働かせたい場
合には、図4に示すように断面の対角線をなす平面に沿
って螺旋を形成し、バネ部32の外側に主にエッジ部3
2bが位置するようにしても良い。
【0016】また、バネ部32の断面形状は上記した正
方形に限定されることは無く、平面部32aおよびエッ
ジ部32bを設けることができれば、例えば長方形や、
三角形等の多角形形状でも良い。以上述べた変形例に関
しては、以下に述べる他の実施例についても同様であ
る。図5は、第2実施例を示したものである。これは上
記した第1実施例のバネ部32内に線材34を貫通させ
て、取り付けたものである。このよう線材34の材質お
よび太さを適宜に選んで、シャフト部に線材34を嵌め
込み可能とし、バネ部32内に取り付けたことにより、
バネ部32の弾性作用、即ち、フローチング作用をさら
に多様に調節することができる。また、図4に示される
ように線材34をバネ部32の全長よりも長くし、バネ
部32の先端から線材34が突出するようにすることに
より、大きなバリの除去は、バネ部32によって行い、
細かなバリの除去は線材34によって行うことができ
る。
【0017】図6は、第3実施例を示したものである。
これはバネ部32内にバネ部32の直径よりも小さな直
径の小径バネ部35を貫通させて、取り付けたものであ
る。この小径バネ部35は、上記した第2実施例の線材
34と同様にバネ部32の先端から小径バネ部35が突
出するようにしているため、大きなバリの除去は、バネ
部32によって行い、細かなバリの除去は小径バネ部3
5によって行うことができる。また、小径バネ部35の
螺旋を形成する方向は、バネ部32の螺旋を形成する方
向と逆の方向に形成しているため、バネ部32と小径バ
ネ部35とでは、エッジ部および平面部のバリへの作用
の仕方が異なるため、バネ部32で除去できなかったバ
リを小径バネ部35によって除去することもできる。
【0018】図7は、第4実施例を示したものである。
上記第1実施例のバネ部32を円錐状の螺旋からなるバ
ネ部52としたものである。このバネ部52を穴内のバ
リを除去するのに適したものであり、穴内へのバネ部5
2の挿入量を調節することにより、多様な径の大きさの
穴に対応することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明のバリ取り工具は、多角形形状の
断面を有する線材を螺旋状に巻回したバネ部によってバ
リを除去するため、多角形形状の辺と角を利用して効率
良くバリを除去することができる。また、バネ部による
弾性作用によりバリ取り工具がワーク本体に接触しても
フローチングするためにワーク本体を傷つけない。そし
て、バネ部を引き伸ばしすることによりバリに対する線
材の辺と角の接触の仕方や、バネの弾性作用を種々に変
化させることができるため、種々のワークに適合させる
ことができる。このため、高速にバリ取り工具を移動さ
せてバリの除去作業を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の全体構成図である。
【図2】第1実施例のバネ部を示した図である。
【図3】バネ部の詳細を示した図である。
【図4】バネ部の変形例を示した図である。
【図5】第2実施例のバネ部を示した図である。
【図6】第3実施例のバネ部を示した図である。
【図7】第4実施例のバネ部を示した図である。
【図8】従来技術を説明するための図である。
【符号の説明】
30 バリ取り工具 31 シャフト部 32 バネ部 32a 平面部 32b エッジ部 B バリ W ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高山 史郎 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内 (72)発明者 杉浦 哲二 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークに形成されたバリを除去するため
    のバリ取り工具であって、螺旋状に巻回された線材より
    なるバネ部からなり、このバネ部を形成する前記線材の
    断面形状は、複数の辺と角を有する多角形形状によりな
    り、前記バネ部を前記ワークに当接させることにより前
    記バリを除去することを特徴とするバリ取り工具。
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