JPH06262633A - フォーム複合体の製造法 - Google Patents

フォーム複合体の製造法

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JPH06262633A
JPH06262633A JP5091771A JP9177193A JPH06262633A JP H06262633 A JPH06262633 A JP H06262633A JP 5091771 A JP5091771 A JP 5091771A JP 9177193 A JP9177193 A JP 9177193A JP H06262633 A JPH06262633 A JP H06262633A
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time
foam
sheet
peeled
mixture
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Masakazu Nomura
正和 野村
Yoichi Iwasa
陽一 岩佐
Hidemasa Araya
英正 新家
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 すぐれた機能をもつフォーム複合体を効率的
に製造する。 【構成】 ポリオール、ポリイソシアネート、触媒、発
泡剤及び整泡剤を必須成分として含有するポリウレタン
フォーム形成性混合物を、通気性及び離型性を有するシ
ート上に塗工した後、クリームタイム以後であってライ
ズタイムの20〜50%以前の時間に該塗工層表面に表
皮材の裏面を接触させ積層し、次いで加熱硬化処理す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は椅子、ソファー等の家具
類および車両におけるシートや内装類等に使用するに適
するクッション性及び剥離強度の改善されたフォーム複
合体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のようなフォームシート材料
としては織物、編物、不織布等の表皮材とトリコットハ
ーフまたは不織布等の表面滑性をもたらすための軽量素
材からなる裏面材の間にクッション性を有する発泡体シ
ートを接着や加熱溶着等の方法により複合化した材料が
広く使用されている。表皮材に発泡体とを加熱溶着する
場合、長尺状の発泡体シートが巻かれて嵩高となったク
ッション材料の取り扱いや運搬、また用途毎に発泡倍
率、厚み、幅などが異なる多くの種類の発泡体の在庫、
ウレタンフォームのフレーム融着時に発生する有毒シア
ン系ガスによる対生物或いは環境などへ及ぼす重大な影
響、更に表皮材とフォームの接着後裏面材を接着させる
ので作業工程が2度手間を要することなどが問題点とし
て挙げられる。
【0003】特開昭48−58096には予めタフトさ
れたカーペット基材裏面に直接施すカーペット材料用ポ
リウレタン生成発泡体を開示しているが、この場合、カ
ーペットという半硬質基材とポリオール架橋基材として
用いるイソシアネートにMDIを添加して得られる半硬
質フォームとの複合に限定されており、この方法を柔軟
性基材を用いて行うと、ポリウレタン発泡体が基材裏面
に浸透し、基材自体の柔軟性がなくなりクッション性に
も悪影響を及ぼす、また柔軟性基材と軟質ポリウレタン
泡体原料の複合の場合には、更に基材裏面への該混合物
の浸透が著しく、複合体自体が硬くクッション性のない
ものしか得られないという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は従来技術が有
する前記の問題点を改善することを目的とし、特にクッ
ション性、柔軟性、通気性、浸透性等、従来の製品と同
様のすぐれた機能を備えた上、製造環境、原材料の在庫
スペースが改善でき、しかも多品種少量生産にマッチし
たフォーム複合体の製造法の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は前述の目的
を達成するため、鋭意研究の結果、本発明を完成するに
至ったものである。即ち、本発明は、ポリオール、ポリ
イソシアネート、触媒、発色剤及び整泡剤を必須成分と
して含有するポリウレタンフォーム形成性混合物を、通
気性及び離型性を有するシート上に塗工した後、クリー
ムタイム以後であってライズタイムの20〜50%以前
の時間に該塗工層表面に表皮材の裏面を接触させ積層
し、次いで加熱硬化処理することを特徴とするフォーム
複合体の製造法である。本発明の一の態様では通気性を
有する離型性シートを加熱硬化処理工程後に剥離し、他
の態様では同工程中で離型性シートを剥離すると共に剥
離面に裏面材を接触させて裏面材を付着したフォーム複
合体を得る。ここでクリームタイムとはポリウレタンフ
ォーム形成性混合物即ちいわゆる樹脂溶液の混合を始め
てから、混合液が反応によりクリーム状に白濁して立ち
上がってくるまでの時間であり、ライズタイムとは樹脂
溶液の混合を始めてから、混合液が泡化して最高の高さ
に達するまでの時間であり、タックフリータイムとは樹
脂溶液の混合を始めてから、フォーム表面に粘着性がな
くなるまでの時間をさす。粘着性を確かめる方法とし
て、先端が滑らかなガラス棒をフォーム表面に5〜10
秒接触させ、その後ガラス棒を取り去る際の抵抗力の有
無によって判断するものとする。本発明で用いるポリウ
レタン形成性混合物は適宜公知の成分からなるものを用
いうるが、通常ポリオール、触媒、発泡剤、整泡剤及び
所望により他の添加剤からなる混合液とポリイソシアネ
ートとを本発明方法に供する段階で混合して調製するこ
とが好ましい。本発明に用いられる各成分に付いて説明
すると次の通りである。
【0006】本発明の方法において使用されるポリオー
ルは、末端にヒドロキシル基を有する。 ポリエーテルポリオール、 ポリエステルポリオール、 との共重合物であるポリエーテルポリエステル
ポリオール、 ポリオール中でのアクリロニトリルあるいはスチレ
ンあるいは両者の混合物等を重合させて得られるいわゆ
るポリマーポリオール等のポリオール類が使用できる
が、特にポリエーテルポリオールを用いるのが好まし
い。それらは例えばその末端に第1級ヒドロキシル基を
0〜90%含有する分子量、3,000以上7,000
以下の一般の軟質ポリウレタンフォームの製造に用いら
れるものであり、グリセリンにプロピレンオキサイドと
エチレンオキサイドを付加させて得られるポリエーテル
ポリオールが一般に良く用いられる。また、使用部所に
より弾性が特に必要となる場合、ポリオール100重量
部のうちの5〜50重量部にのポリマーポリオールを
使用することが好ましい。
【0007】本発明において使用されるポリイソシアネ
ートとしては一般に軟質ウレタンフォーム製造に使用さ
れるポリイソシアネートが使用できる。即ち、TDI
(トリレンジイソシアネート)が好ましく、その異性体
即ち2,4−体と2,6−体の混合比が80:20ある
いは65:35(重量比)のものが低価格であり、また
実用性の点で好ましい。トリレンジイソシアネートは精
製された純品あるいは粗製のものあるいはその混合物が
使用される。また、特にフォームの柔軟性、白色性を必
要とするならこのTDIを用いることが好ましい。その
他、TDIと他のポリイソシアネートとの混合物等が使
用される。TDIに混合される他のポリイソシアネート
としては例えばジフェニルメタンジイソシアネートの純
品または粗製物あるいはその混合物、ジフェニルジイソ
シアネート、クロロフェニル−2,4−ジイソシアネー
ト、P−フェニレンジイソシアネート、キシリレンジイ
ソシアネート及びポリメチレンポリフェニレンイソシア
ネート等が用いられる。ポリオール及びその他の活性水
素を有する化合物の全量に対するポリイソシアネートの
使用量即ちイソシアネート指数(NCOインデックス)
は80〜130の範囲であるが製造される軟質ポリウレ
タンフォームの一般物性を考慮すると100〜110の
範囲が特に好ましい。
【0008】触媒としてはこの分野で常用されている公
知のものが使用可能である。一般的な有機金属化合物
系、たとえばジブチル錫ジラウレート、オクチル酸錫等
の有機錫化合物、オクチル亜鉛等の有機亜鉛化合物、ま
たアミン系、たとえばトリエチルアミン、トリエチレン
ジアミン、N−メチルモルホリン、ジメチルアミノメチ
ルフェノール等の有機アミン等が挙げられる。また、樹
脂溶液の混合後特定の時間に達してから触媒能を発揮す
る遅延活性触媒も使用することができる。これらの触媒
は単独使用も併用もできる。触媒の使用量は特に限定さ
れず広範囲に変えることが出来るが、通常ポリウレタン
フォーム製造時に使用するポリオール100重量部に対
して0.1〜5.0部、特に0.5〜3.0部が好まし
い。
【0009】発泡剤としては、一般に軟質ウレタンフォ
ームに使用される公知の水あるいは低沸点を有する揮発
性液体が用いられる。低沸点を有する揮発性液体とは例
えばトリクロロモノフルオロメタン、ジブロモジフルオ
ロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジクロロテトラ
フルオロメタン、モノクロロジフルオロメタン、トリフ
ルオロエチルブロミド、ジクロロメタン等でありこれら
の発泡剤は単独あるいは混合して使用することができ
る。整泡剤としては、ポリウレタンフォームの発泡用に
使用される公知のシリコーン系整泡剤が好ましく、例え
ばポリジアルキルシロキサン、またはポリシロキサン−
ポリアルキレンオキサイドブロック共重合体から選択さ
れ、本発明の目的を損なわない限り種類及び使用量に制
限はないが、ポリシロキサン−ポリアルキレンオキサイ
ドブロック共重合体を主体とする単独あるいは併用シリ
コーン整泡剤を用いることが好ましい。またその使用量
はポリオール100重量部に対して0.5〜5.0重量
部の範囲で、特に0.5〜2.0重量部が好ましい。
【0010】また、その他の添加剤として公知の顔料、
染料、難燃剤、帯電防止剤、有機無機フィラー等ウレタ
ンフォームの発泡時に配合されるものを必要に応じて用
いることができる。
【0011】表皮材としては、編物(トリコット、ダブ
ルラッセル)、織物(モケット、平織)、不織布等から
なる布地が好ましいがこれに限定されず、樹脂シートで
あってもよい。布地を用いる場合にはその材質は、毛、
木綿等の天然繊維、ポリアミド、ポリエステル、ポリオ
レフィン等の合成繊維、さらには両者の混紡等であって
もよい。さらに素材繊維の形状も限定されない。できあ
がった布地やシートの構造についてはできるだけ裏面が
密な構造を有する方が発泡液の浸透を防ぐ意味で好まし
い。その他の厚み、密度に特に制限はない。
【0012】裏面材としては、編物(トリコット等)、
織物(平織等)、不織布、樹脂シート(塩化ビニル、ポ
リアミド、ポリオレフィン等)等軽量で表面滑性をもた
らすものなら特に制限はない。布地を用いる場合にはそ
の材質は、毛、木綿等の天然繊維、ポリアミド、ポリエ
ステル、ポリオレフィン等の合成繊維さらには両者の混
紡等であってもよい。さらに素材繊維の形状も限定され
ない。その他の厚み、密度にも特に制限はない。
【0013】離型シートとしては、ポリウレタンフォー
ム表面の平滑性を損なわないために発泡時のガス抜きが
可能な通気性を有する離型シートであることを要する。
特に通気性離型紙が好ましい。通気性を有する離型紙と
しては例えばシリコーン系離型液を含浸させた紙等が用
いられる。樹脂を紙の表面にラミネートしたものや樹脂
シート上に離型液をコーティングした離型シートは通気
性を有していないため発泡時のガス溜まりがおこりやす
くフォーム表面の平滑性を乱す原因となる。
【0014】次に図面により本発明を説明する。図1は
発泡硬化処理工程後に離型性シートを剥離する態様を示
す概略断面図である。送り出しドラム2からの離型性シ
ート5の表面上に攪拌塗工ガン3により樹脂溶液が供給
された後、送り出しドラム1からの表皮材4と接触さ
れ、所望のフォーム厚が得られるように、基材の厚みも
考慮にいれた隙間を有するコンベア6,7の間でヒート
プレート8,9により加熱硬化された後、離型性シート
5は剥がされ捲き取りドラム12へ捲かれ、ポリウレタ
ンフォームと表皮材の複合シート10は捲き取りドラム
11によって捲き取られている。図2は裏面材を付着す
る態様を示す概略断面図である。コンベア7が2分割さ
れており、離型性シート5は剥がされ捲き取りドラム1
0へ捲かれ、直ちに下方より送り出しドラム12からの
裏面材11が接触されコンベア6,14の間でヒートプ
レート8,13により加熱硬化され、ポリウレタンフォ
ームと基材及び裏面材より成る複合シート15は捲き取
りドラム16によって捲き取られている。
【0015】本発明においてポリウレタンフォーム形成
性混合物を離型シート上に塗工後、表皮材を上方より積
層するまでのタイミングはクリームタイム以後でなおか
つライズタイムの20〜50%以前(好ましくは20〜
40%)でなければならない。クリームタイム以前に積
層した場合、液粘度が適度の粘度に達しないことによる
表皮材への浸透がみられ、ライズタイムの50%の時間
以後に積層した場合、フォーム形成途中の圧縮によるセ
ル破壊がみられ、不均一発泡、弾性低下等の現象がみら
れる。
【0016】裏面材を発泡層へ積層させるタイミングは
タックフリータイムの30〜60%の時間(好ましくは
40〜50%)以内でなければならない。タックフリー
タイムの30%の時間以前に積層した場合、発泡液の粘
度が適度の粘度に達せず、また粘着性が高すぎるために
離型シートから剥離しにくく、また裏面材への浸透もみ
られる。タックフリータイムの60%の時間以後に積層
した場合、発泡液の粘着性が低すぎて裏面材との接着強
度が弱くなる。
【0017】表面材及び/又は裏面材は予め浸透防止処
理を行っておくことが好ましい。前処理として好ましい
布帛への処理液浸透防止法としては、通常布帛への撥水
処理剤として用いられているフッ素系、あるいはシリコ
ーン系、パラフィン系等による処理が好適である。また
さらに、布帛へのバッキングによる浸透防止方法も有効
である。かくしてフォーム複合シートが得られるが、裏
面材を付着させなかった複合シートの裏面には必要に応
じ縫製等の手段で別途裏面材を設けることができる。
【0018】
【実施例】
実施例1 エクセノール828(グリセリンにプロピレンオキサイドとエチレンオキサイド を付加して、分子量5000としたポリエーテルポリオール、OH値34.1, 旭硝子株式会社製) 80部 エクセノール940(ポリオールにアクリロニトリルとスチレンを1:1の比率 で重合させたポリマーポリオール、OH値26.4,旭硝子株式会社製) 20部 TDI−80(2,4−体/2,6−体=80/20品、NC0%=48.2% 、住友バイエルウレタン株式会社製) 35.8部 SF−2962(シリコーン整泡剤、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会 社製) 1部 水 3部 トリエタノールアミン 2部 カオーライザーNo.1(テトラメチルヘキサメチレンジアミン,花王株式会社 製) 0.8部 NiaxA−1(混合触媒、ユニオンカーバイト株式会社製)0.1部を樹脂溶 液成分として用いた。 あらかじめ発泡実験によりクリームタイムが5秒、ライ
ズタイムが50秒、タックフリータイムが7分であるこ
とを確認した。図1に示す装置を用いた。通気性を有す
るシリコーン離型紙上に、上記組成からなる樹脂溶液を
2000rpmで3秒高速攪拌後、実質上1mmの厚さ
の層として塗工し、混合開始後20秒後(ライズタイム
の40%)に該塗工層上部より、あらかじめフッ素系樹
脂SNW−15(旭硝子株式会社)5%水溶液を含浸
後、絞液し、90℃×5分予備乾燥後、170℃×1分
熱処理されたダブルラッセル編物(素材PET,30単
糸2本合撚、密度40c/20w,厚さ2mm)を裏面
から該塗工液に接するように積層し、12mmの隙間を
有する70℃に温度調節された加熱ゾーンを7分間走行
させ加熱硬化させた後、離型紙を剥がした。得られた複
合体は該編物の裏面に10mm厚の柔軟性に富みかつ表
面平滑なウレタンフォーム層をもつソフトで高いクッシ
ョン性の複合体であった。
【0019】実施例2 エクセノール3030(グリセリンにプロピレンオキサイドを付加して、分子量 3000としたポリエーテルポリオール、OH値56.0,旭硝子株式会社製) 100部 コロネート1021(TDI−80/ポリメリックMDI=80/20混合品、 NC0%=44.7%,日本ポリウレタン株式会社製) 53.7部 SH−194(シリコーン整泡剤,東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社 製) 1部 水 4部 Dabco−33LV(トリエチレンジアミンの33%DPG溶液,AirPr oduct&Chemical社製) 0.3部 スタノクト T−90(オクチル酸錫、古富製薬株式会社製) 0.3部 を樹脂溶液成分として用いた。 あらかじめ発泡実験によりクリームタイムが9秒、ライ
ズタイムが78秒、タックフリータイムが43分である
ことを確認した。図1に示す装置を用いた。通気性を有
するシリコーン離型紙上に、上記組成からなる樹脂溶液
を2000rpmで3秒高速攪拌後、実質上1mmの厚
さの層として塗工し、混合開始後16秒後(ライズタイ
ムの20%)に該塗工層上部より、あらかじめフッ素系
樹脂SNW−15(旭硝子株式会社)5%水溶液を含浸
後、絞液し、90℃×5分予備乾燥後、170℃×1分
熱処理されたダブルラッセル編物(素材PET,30単
糸2本合撚、密度40c/20w,厚さ2mm)を裏面
から該塗工液に接するように積層し、12mmの隙間を
有する70℃に温度調節された加熱ゾーンを43分間走
行させ加熱硬化させた後、離型紙を剥離した。得られた
複合体は該編物の裏面に10mm厚の柔軟性に富みかつ
表面平滑なウレタンフォーム層をもつソフトで高いクッ
ション性の複合体であった。
【0020】実施例3 実施例1において基材を平組織の織物(素材PET,1
000デニール、織り密度40c/30w,厚さ1m
m)にかえて他同様の条件にして複合体を作製した。得
られた複合体は該織物の裏面に11mm厚の柔軟性に富
みかつ表面平滑なウレタンフォーム層をもつソフトで高
いクッション性の複合体であった。
【0021】実施例4 実施例1において加熱ゾーンを隙間のみ7mmにかえ、
他同様の条件にして複合体を作製した。得られた複合体
は該編物の裏面に5mm厚の柔軟性に富みかつ表面平滑
なウレタンフォーム層をもつソフトで高いクッション性
の複合体であった。
【0022】比較例1 実施例1と同じ方法で布帛を積層する時間をクリームタ
イム(混合後5秒)以前である4秒後とライズタイム
(50秒)の50%時間以後である30秒にそれぞれ設
定し、他実施例1と同じ表皮材を使用し他は同様の条件
で複合体を作製した。積層する時間がクリームタイム以
前の時は、フォームの基布への浸透が観測された。ライ
ズタイム(混合後50秒)の50%時間以後の30秒の
ときには、独立した気泡を有する発泡体が得られたがク
ッション性の悪い複合体となった。
【0023】比較例2 実施例1と同じ基材を用いて11mmにスライスしたポ
リウレタンフォームをフレーム融着(加熱溶着)法にて
複合化した。得られた複合体は該編物裏面に10mm厚
のウレタンフォーム層をもつソフトで高いクッション性
のよい複合体が得られたが、融着の際にシアン系のガス
の発生が確認された。
【0024】
【表1】
【0025】実施例5 図2の装置を用い実施例1と同じ材料を用いて操作し
た。但し加熱ゾーン以後の条件は次のとおりである。1
3mmの隙間を有する70℃に温度調節された加熱ゾー
ンを3分間(タックフリータイムの43%)走行させ加
熱硬化させた後、離型シートを剥離した。そして直ちに
発泡層の下方より裏面材としてトリコットハーフ(素材
Nylon,30デニール、厚さ1mm)を接触させ、
第2の加熱ゾーンにて残りのタックフリータイム時間加
熱しソフトで高いクッション性を有するダブルラッセル
編物と10mm厚のウレタンフォーム、そしてトリコッ
トハーフとの3層積層体である複合体を得た。フォーム
は柔軟性良好で表面平滑であった。
【0026】実施例6 実施例5と同じ方法で積層する布帛を平織物(素材PE
T,1000デニール、織り密度40c/30w,厚さ
2mm)に変えて実験を行った。
【0027】実施例7 実施例5と同じ方法で積層する裏面材をスパンボンド不
織布(素材Nylon,50g,厚さ1mm)に変えて
実験を行った。
【0028】実施例8 実施例5と同じ方法でフォーム厚を5mmに変えるため
に隙間を8mmとした。
【0029】比較例3 実施例5と同じ表皮材を用いて厚さが10mmにスライ
スされたウレタンフォームをフレーム融着法にて接着し
た後、フォーム面にトリコットハーフを接着剤で接着し
た。得られた複合体はソフトで高いクッション性を有す
る複合体が得られたが、融着の際にシアン系のガスの発
生が確認された。
【0030】
【表2】
【0031】
【発明の効果】本発明の方法で得られる複合体は柔軟性
に富みかつ表面平滑なウレタンフォーム層をもつソフト
で高いクッション性のある複合体であり、この製造法に
あたっては原材料を液状の形で輸送、貯蔵できるので必
要なときにこれらの原料を混合して短時間で基材と軟質
フォームとから成る複合体を製造することが出来る利点
がある。従って、該複合体を製造する場合において長尺
の発泡体シートが捲かれて嵩高になったロールの運搬や
製造時の取扱の不都合、用途によって厚み、幅、発泡倍
率の異なる多くの種類の発泡体シートロールの在庫など
が解消され、しかも従来の融着による接着工程で発生す
るシアンガスの問題も解消される。また表皮材と裏面材
を一工程で付着させることもでき工程の簡略化が図られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明で用いる装置であって、発泡処理工程後
に離型性シートを剥離する態様を示す概略断面図であ
る。
【図2】裏面材を付着する態様を示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1:送り出しドラム(表皮材) 2:送り出しドラム(離型性シート) 3:攪拌塗工ガン 4:基材 5:離型性シート 6:上面コンベア 7:下面コンベア 8:ヒートプレート 9:ヒートプレート 10:複合体シート 11:捲き取りドラム(複合体シート) 12:捲き取りドラム(離型性シート) 13:フォーム 14:送り出しドラム(裏地材)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】次に図面により本発明を説明する。図1は
発泡硬化処理工程後に離型性シートを剥離する態様を示
す概略断面図である。送り出しドラム2からの離型性シ
ート5の表面上に攪拌塗工ガン3により樹脂溶液が供給
された後、送り出しドラム1からの表皮材4と接触さ
れ、所望のフォーム厚が得られるように、基材の厚みも
考慮にいれた隙間を有するコンベア6,7の間でヒート
プレート8,9により加熱硬化された後、離型性シート
5は剥がされ捲き取りドラム12へ捲かれ、ポリウレタ
ンフォームと表皮材の複合シート10は捲き取りドラム
11によって捲き取られている。図2は裏面材を付着す
る態様を示す概略断面図である。下面コンベアが2分割
されており(7,16)、離型性シート5は剥がされ捲
き取りドラム12へ捲かれ、直ちに下方より送り出しド
ラム14からの裏面材15が接触されコンベア6,16
の間でヒートプレート8,17により加熱硬化され、ポ
リウレタンフォームと表皮材及び裏面材より成る複合シ
ート10は捲き取りドラム11によって巻き取られてい
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】符号の説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【符号の説明】 1:送り出しドラム(表皮材) 2:送り出しドラム(離型性シート) 3:攪拌塗工ガン 4:表皮材 5:離型性シート 6:上面コンベア 7:下面コンベア 8:ヒートプレート 9:ヒートプレート 10:複合シート 11:捲き取りドラム(複合シート) 12:捲き取りドラム(離型性シート) 13:フォーム 14:送り出しドラム(裏面材)15:裏面材 16:下面コンベア 17:ヒートプレート
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 9:00 4F

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリオール、ポリイソシアネート、触
    媒、発色剤及び整泡剤を必須成分として含有するポリウ
    レタンフォーム形成性混合物を、通気性及び離型性を有
    するシート上に塗工した後、クリームタイム以後であっ
    てライズタイムの20〜50%以前の時間に該塗工層表
    面に表皮材の裏面を接触させ積層し、次いで加熱硬化処
    理することを特徴とするフォーム複合体の製造法。
  2. 【請求項2】 加熱硬化処理工程終了後に該シートを剥
    離する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 加熱硬化処理工程途中で、該シートを剥
    離すると共に裏面材を剥離した面に接触させる請求項1
    記載の方法。
  4. 【請求項4】 裏面材の接触をタックフリータイムの3
    0〜60%の時間内に行う請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 全工程を送行させながら連続的に行う請
    求項1〜4のいずれか1項記載の方法。
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