JPH062633A - 蓄圧式インジェクタ - Google Patents
蓄圧式インジェクタInfo
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- JPH062633A JPH062633A JP18755292A JP18755292A JPH062633A JP H062633 A JPH062633 A JP H062633A JP 18755292 A JP18755292 A JP 18755292A JP 18755292 A JP18755292 A JP 18755292A JP H062633 A JPH062633 A JP H062633A
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M57/00—Fuel-injectors combined or associated with other devices
- F02M57/02—Injectors structurally combined with fuel-injection pumps
- F02M57/022—Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive
- F02M57/025—Injectors structurally combined with fuel-injection pumps characterised by the pump drive hydraulic, e.g. with pressure amplification
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、蓄圧用の圧力調整装置など
を必要とせず、動力の損失が抑止でき、燃料噴射装置の
構成のコンパクト化が可能であるとともに、エンジンの
始動が容易であり、燃料の2次噴射を防止でき高圧噴射
可能な蓄圧式インジェクタを提供するにある。 【構成】 本発明の蓄圧式インジェクタは、インジェク
タ本体と同軸で上部から弾性体2、大径プランジャ1、
小径プランジャ3の順にそれぞれを固着して一体構成体
とし、大径プランジャ1の下部に形成される蓄圧室6に
別個に具えた高圧ポンプ8から高圧油を供給し大径プラ
ンジャ1上部の弾性体2を圧縮することにより蓄圧器と
して機能させ、高圧ポンプ8の圧力開放後に弾性体2の
押圧による大径プランジャ1の下降で小径プランジャ2
がその下部の燃料室11内の燃料をさらに高圧化して噴
口18から噴射する構成となっている。
を必要とせず、動力の損失が抑止でき、燃料噴射装置の
構成のコンパクト化が可能であるとともに、エンジンの
始動が容易であり、燃料の2次噴射を防止でき高圧噴射
可能な蓄圧式インジェクタを提供するにある。 【構成】 本発明の蓄圧式インジェクタは、インジェク
タ本体と同軸で上部から弾性体2、大径プランジャ1、
小径プランジャ3の順にそれぞれを固着して一体構成体
とし、大径プランジャ1の下部に形成される蓄圧室6に
別個に具えた高圧ポンプ8から高圧油を供給し大径プラ
ンジャ1上部の弾性体2を圧縮することにより蓄圧器と
して機能させ、高圧ポンプ8の圧力開放後に弾性体2の
押圧による大径プランジャ1の下降で小径プランジャ2
がその下部の燃料室11内の燃料をさらに高圧化して噴
口18から噴射する構成となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディーゼル機関等の燃料
噴射装置に関する。
噴射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼル機関では、燃料を高圧で噴射
して噴射率を上げれば噴霧の微粒化が向上し貫徹性も増
大するので、空気の利用率が良好となり早期に燃焼が完
結するので、噴射時期の遅延によりNOxの生成を抑制
しても、黒煙の排出を増さず燃料消費率の上昇も防止で
きる効果があり、省資源・低公害の両面から高圧噴射が
推奨される。蓄圧式燃料噴射装置はジャーク式噴射装置
に比べて低速回転域でも高圧噴射が可能であるけれども
未だ実用化には至っていない。図3に従来の技術による
蓄圧式燃料噴射装置の構成図を示す。図において、10
0はインジェクタ本体、01は燃料室、02は噴口、0
3は針弁、04はばね、05はスプール、06はピスト
ン、010は逆止弁、011はメータリングオリフィ
ス、012は燃料供給ポンプ、020は切換弁、021
は高圧ポンプ、022は高速電磁弁、023はアキュム
レータ、024はコントローラ、025は圧力調整弁で
ある。
して噴射率を上げれば噴霧の微粒化が向上し貫徹性も増
大するので、空気の利用率が良好となり早期に燃焼が完
結するので、噴射時期の遅延によりNOxの生成を抑制
しても、黒煙の排出を増さず燃料消費率の上昇も防止で
きる効果があり、省資源・低公害の両面から高圧噴射が
推奨される。蓄圧式燃料噴射装置はジャーク式噴射装置
に比べて低速回転域でも高圧噴射が可能であるけれども
未だ実用化には至っていない。図3に従来の技術による
蓄圧式燃料噴射装置の構成図を示す。図において、10
0はインジェクタ本体、01は燃料室、02は噴口、0
3は針弁、04はばね、05はスプール、06はピスト
ン、010は逆止弁、011はメータリングオリフィ
ス、012は燃料供給ポンプ、020は切換弁、021
は高圧ポンプ、022は高速電磁弁、023はアキュム
レータ、024はコントローラ、025は圧力調整弁で
ある。
【0003】前記の構成により次のように作用する。燃
料は燃料タンクから燃料供給ポンプ012によりメータ
リングオリフィス011、逆止弁010を経由して燃料
室01に圧送され、その圧力によってスプール05が押
し上げられる。スプール05に連接するピストン06に
は高圧ポンプ021から切換弁020を経由しスペーサ
07を介して高圧の作動油が作用しスプール05が押し
下げられる。スプール05の下降によって燃料室01内
の燃料は圧縮されて高圧となり、その圧力による力がば
ね04のばね力より大きくなると針弁03を押し上げて
噴口02を開口し燃料が燃焼室(図示してない)内に噴
射される。なお、燃料噴射量及び噴射時期の制御はコン
トローラ24によって作動油の切換弁020を駆動する
高速電磁弁022の励磁時間及び励磁時期を調整するこ
とによって行われる。また、アキュムレータ023には
高圧の作動油が蓄圧されている。
料は燃料タンクから燃料供給ポンプ012によりメータ
リングオリフィス011、逆止弁010を経由して燃料
室01に圧送され、その圧力によってスプール05が押
し上げられる。スプール05に連接するピストン06に
は高圧ポンプ021から切換弁020を経由しスペーサ
07を介して高圧の作動油が作用しスプール05が押し
下げられる。スプール05の下降によって燃料室01内
の燃料は圧縮されて高圧となり、その圧力による力がば
ね04のばね力より大きくなると針弁03を押し上げて
噴口02を開口し燃料が燃焼室(図示してない)内に噴
射される。なお、燃料噴射量及び噴射時期の制御はコン
トローラ24によって作動油の切換弁020を駆動する
高速電磁弁022の励磁時間及び励磁時期を調整するこ
とによって行われる。また、アキュムレータ023には
高圧の作動油が蓄圧されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記した従来
の技術による蓄圧式燃料噴射装置には次のような問題点
が存在する。 作動油圧送用の高圧ポンプ021はエンジン稼動時
はクランク軸からベルト伝動あるいは歯車を介して駆動
するが、始動時には別個の動力源によって駆動しエンジ
ン始動に先だって高圧の作動油をアキュムレータ023
に蓄圧しておく必要がある。このため始動に手間どるの
みでなく別個の動力源を必要とする。 高圧ポンプ021の容量は最大燃料噴射量とマッチ
ングをとって選定するので、エンジンの運転状況に応じ
て燃料の噴射量を絞るときは過剰となる作動油を逃がす
ための圧力調整弁025、あるいは定圧制御方式の可変
容量高圧ポンプなどが必要となる。燃料噴射量の制御装
置の他に前記のような作動油の調整装置を具備すること
は、エンジン構成を複雑で大型なものとしコストアップ
を招くことになり、過剰となる高圧の作動油を逃がす圧
力調整方式の場合はその分の動力は損失となりエンジン
効率が低下する。
の技術による蓄圧式燃料噴射装置には次のような問題点
が存在する。 作動油圧送用の高圧ポンプ021はエンジン稼動時
はクランク軸からベルト伝動あるいは歯車を介して駆動
するが、始動時には別個の動力源によって駆動しエンジ
ン始動に先だって高圧の作動油をアキュムレータ023
に蓄圧しておく必要がある。このため始動に手間どるの
みでなく別個の動力源を必要とする。 高圧ポンプ021の容量は最大燃料噴射量とマッチ
ングをとって選定するので、エンジンの運転状況に応じ
て燃料の噴射量を絞るときは過剰となる作動油を逃がす
ための圧力調整弁025、あるいは定圧制御方式の可変
容量高圧ポンプなどが必要となる。燃料噴射量の制御装
置の他に前記のような作動油の調整装置を具備すること
は、エンジン構成を複雑で大型なものとしコストアップ
を招くことになり、過剰となる高圧の作動油を逃がす圧
力調整方式の場合はその分の動力は損失となりエンジン
効率が低下する。
【0005】本発明の目的は前記問題点を解消し、エン
ジンの始動が容易で且つ作動油の圧力調整のための装置
を必要とせず、なお高圧噴射が可能であり2次噴射を防
止できる蓄圧式インジェクタを提供するにある。
ジンの始動が容易で且つ作動油の圧力調整のための装置
を必要とせず、なお高圧噴射が可能であり2次噴射を防
止できる蓄圧式インジェクタを提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の蓄圧式インジ
ェクタは軸方向に伸縮する弾性体2と、該弾性体の下部
に同軸上に装着されスリーブ4内を油密に摺動する大径
プランジャ1と、該大径プランジャと一体で且つその下
部に同軸上に形成されバレル内を油密に摺動する小径プ
ランジャ3と、大径プランジャ1の下部と小径プランジ
ャ3とスリーブ4の内壁で形成される蓄圧室6と、該蓄
圧室へ高圧燃料を圧送する高圧ポンプ8と、燃料噴射時
に蓄圧室6内の高圧燃料を低圧側へ開放する手段とを有
してなり、蓄圧室6内の高圧燃料を弾性体2と大径プラ
ンジャ1と小径プランジャ3を介して前記バレル内に形
成される燃料室11でさらに高圧化して高圧噴射を可能
としたものであり、第2発明の蓄圧式インジェクタは第
1発明に加え噴射終了時蓄圧室6の一部20,21に発
生する高圧燃料をばね室15へ導入し、第1発明の効果
に加え2次噴射の防止を可能としたことを特徴としてい
る。
ェクタは軸方向に伸縮する弾性体2と、該弾性体の下部
に同軸上に装着されスリーブ4内を油密に摺動する大径
プランジャ1と、該大径プランジャと一体で且つその下
部に同軸上に形成されバレル内を油密に摺動する小径プ
ランジャ3と、大径プランジャ1の下部と小径プランジ
ャ3とスリーブ4の内壁で形成される蓄圧室6と、該蓄
圧室へ高圧燃料を圧送する高圧ポンプ8と、燃料噴射時
に蓄圧室6内の高圧燃料を低圧側へ開放する手段とを有
してなり、蓄圧室6内の高圧燃料を弾性体2と大径プラ
ンジャ1と小径プランジャ3を介して前記バレル内に形
成される燃料室11でさらに高圧化して高圧噴射を可能
としたものであり、第2発明の蓄圧式インジェクタは第
1発明に加え噴射終了時蓄圧室6の一部20,21に発
生する高圧燃料をばね室15へ導入し、第1発明の効果
に加え2次噴射の防止を可能としたことを特徴としてい
る。
【0007】
【作用】燃料噴射の終了時期には、大径プランジャ1は
その上部に連接されている弾性体2に押圧されてスリー
ブ4内を下降し最下部に位置する。次のサイクルでの燃
料噴射開始時期までに可変容量高圧ポンプ8から圧送さ
れる高圧の燃料油が大径プランジャ1の下面の高圧室6
内に流入し該大径プランジャ1と小径プランジャ3を徐
々に上昇させ弾性体2を圧縮すると共に、燃料室11に
も燃料が圧送される。大径プランジャ1と小径プランジ
ャ3の行程は可変容量高圧ポンプ8からの送出油量で決
まりそれに比例して燃料噴射量も増減する。燃料噴射時
期には大径プランジャ1下部の蓄圧室6内の高圧燃料油
は低圧側に開放されて圧力は低下し、大径プランジャ1
はその上部の弾性体2で押圧され降下する。大径プラン
ジャ1の降下にともない該大径プランジャ1と一体の小
径プランジャ3は燃料室11内の燃料油を加圧してさら
に高圧とし噴口18から燃焼室内に噴射させる。
その上部に連接されている弾性体2に押圧されてスリー
ブ4内を下降し最下部に位置する。次のサイクルでの燃
料噴射開始時期までに可変容量高圧ポンプ8から圧送さ
れる高圧の燃料油が大径プランジャ1の下面の高圧室6
内に流入し該大径プランジャ1と小径プランジャ3を徐
々に上昇させ弾性体2を圧縮すると共に、燃料室11に
も燃料が圧送される。大径プランジャ1と小径プランジ
ャ3の行程は可変容量高圧ポンプ8からの送出油量で決
まりそれに比例して燃料噴射量も増減する。燃料噴射時
期には大径プランジャ1下部の蓄圧室6内の高圧燃料油
は低圧側に開放されて圧力は低下し、大径プランジャ1
はその上部の弾性体2で押圧され降下する。大径プラン
ジャ1の降下にともない該大径プランジャ1と一体の小
径プランジャ3は燃料室11内の燃料油を加圧してさら
に高圧とし噴口18から燃焼室内に噴射させる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の実施例に係る蓄圧式インジェ
クタの縦断面図を示し、図2に図1に示した蓄圧式イン
ジェクタの作動説明図を示した。図1における主要部分
の符号と名称は次のとおりである。1は大径プランジ
ャ、2は弾性体、3は小径プランジャ、4はスリーブ、
6は蓄圧室、8は高圧ポンプ、11は燃料室、12は燃
料通路(針弁室)、13は針弁室、14は針弁、15は
ばね室、16は燃料通路(ばね室)、17はばね、18
は噴口、19は圧抜弁、22はドレン穴、23は連通路
である。
クタの縦断面図を示し、図2に図1に示した蓄圧式イン
ジェクタの作動説明図を示した。図1における主要部分
の符号と名称は次のとおりである。1は大径プランジ
ャ、2は弾性体、3は小径プランジャ、4はスリーブ、
6は蓄圧室、8は高圧ポンプ、11は燃料室、12は燃
料通路(針弁室)、13は針弁室、14は針弁、15は
ばね室、16は燃料通路(ばね室)、17はばね、18
は噴口、19は圧抜弁、22はドレン穴、23は連通路
である。
【0009】大径プランジャ1の上部には内部に高圧ガ
スを封入した金属ベローズ形等の弾性体2が連接され、
下部には燃料油を加圧する小径プランジャ3が大径プラ
ンジャ1と一体に形成されている。大径プランジャ1の
外周部にはスリーブ4が本体に嵌入され、本体との間隙
はOリング5で封止されている。大径プランジャ1はス
リーブ4内を油密性を保持して滑動でき、その下面と小
径プランジャ3の外周とスリーブ4の内面で囲まれる空
間は高圧の燃料油の蓄圧室6として機能する。小径プラ
ンジャ3は大径プランジャ1と同軸に本体に穿設されて
いるバレル内に嵌入され、その内面と油密性を保持して
滑動でき、その下部に燃料室11が形成される。該燃料
室11はその底部の連通路23を介して蓄圧室6から針
弁室13まで通じる燃料通路12に連通し、該燃料通路
12の蓄圧室6側開口部には逆止作用をする圧抜弁19
が設けられている。蓄圧室6は高圧パイプ7により高圧
ポンプ8に連通し、高圧の燃料油が圧送されるとその圧
力を下面に受けた大径プランジャ1は弾性体2に抗して
小径プランジャ3とともに上昇を始める。また蓄圧器6
内の燃料油圧で圧抜弁19が開弁し燃料室11へ燃料が
送り込まれる。
スを封入した金属ベローズ形等の弾性体2が連接され、
下部には燃料油を加圧する小径プランジャ3が大径プラ
ンジャ1と一体に形成されている。大径プランジャ1の
外周部にはスリーブ4が本体に嵌入され、本体との間隙
はOリング5で封止されている。大径プランジャ1はス
リーブ4内を油密性を保持して滑動でき、その下面と小
径プランジャ3の外周とスリーブ4の内面で囲まれる空
間は高圧の燃料油の蓄圧室6として機能する。小径プラ
ンジャ3は大径プランジャ1と同軸に本体に穿設されて
いるバレル内に嵌入され、その内面と油密性を保持して
滑動でき、その下部に燃料室11が形成される。該燃料
室11はその底部の連通路23を介して蓄圧室6から針
弁室13まで通じる燃料通路12に連通し、該燃料通路
12の蓄圧室6側開口部には逆止作用をする圧抜弁19
が設けられている。蓄圧室6は高圧パイプ7により高圧
ポンプ8に連通し、高圧の燃料油が圧送されるとその圧
力を下面に受けた大径プランジャ1は弾性体2に抗して
小径プランジャ3とともに上昇を始める。また蓄圧器6
内の燃料油圧で圧抜弁19が開弁し燃料室11へ燃料が
送り込まれる。
【0010】高圧ポンプ8は可変容量形で燃料噴射量に
応じて蓄圧室6内の高圧燃料油の蓄圧量が制御される。
蓄圧量が多いときは大径プランジャ1及び小径プランジ
ャ3のストロークは長くなり燃料噴射量が増加する。蓄
圧量が少ないときは前記両プランジャのストロークは短
くなり燃料噴射量は低減する。図1に例示した高圧ポン
プ8は可変容量形でディーゼル機関の燃料噴射ポンプと
して広く用いられているジャーク型のプランジャポンプ
である。高圧ポンプ8のプランジャ9のリードで給排油
口10が開口されると、高圧パイプ7、蓄圧室6内の蓄
圧燃料油は低圧側に開放され圧力が低下する。蓄圧室6
内の圧力が低下すると、大径プランジャ1は弾性体2に
押圧されて下降し、それと一体の小径プランジャ3も下
降して燃料室11内の燃料に圧を加える。増圧された燃
料は連通路23とそれに連通している燃料通路12を通
って針弁室13に送り込まれる。また、ばね室15は燃
料通路16を介して蓄圧室6に連通しており、蓄圧室6
内の圧力が低下するとばね室15内の圧力も低下する。
応じて蓄圧室6内の高圧燃料油の蓄圧量が制御される。
蓄圧量が多いときは大径プランジャ1及び小径プランジ
ャ3のストロークは長くなり燃料噴射量が増加する。蓄
圧量が少ないときは前記両プランジャのストロークは短
くなり燃料噴射量は低減する。図1に例示した高圧ポン
プ8は可変容量形でディーゼル機関の燃料噴射ポンプと
して広く用いられているジャーク型のプランジャポンプ
である。高圧ポンプ8のプランジャ9のリードで給排油
口10が開口されると、高圧パイプ7、蓄圧室6内の蓄
圧燃料油は低圧側に開放され圧力が低下する。蓄圧室6
内の圧力が低下すると、大径プランジャ1は弾性体2に
押圧されて下降し、それと一体の小径プランジャ3も下
降して燃料室11内の燃料に圧を加える。増圧された燃
料は連通路23とそれに連通している燃料通路12を通
って針弁室13に送り込まれる。また、ばね室15は燃
料通路16を介して蓄圧室6に連通しており、蓄圧室6
内の圧力が低下するとばね室15内の圧力も低下する。
【0011】針弁室13内の圧力が上昇し針弁14に作
用する燃料油の圧力による力がばね17の力以上になる
と針弁14が上昇して燃料油が噴口18から燃焼室(図
示していない)内に噴射される。下降した大径プランジ
ャ1の下面が蓄圧室6内に僅かに突出している圧抜弁1
9の端部に作用すると、該圧抜弁の逆止作用が開放され
燃料室11と蓄圧室6とが連通路23を介して連通状態
となり燃料噴射は終了となる。なお、大径プランジャ1
が最下方近傍まで下降した際には、大径プランジャ1下
部のクッションピストン部20が本体側のクッション室
21に作用して当該部分が高圧となって下降速度を緩和
するので、大径プランジャ1と本体との衝撃的接触は抑
止される。また、クッション室21は燃料通路16を介
してばね室15と連通しているので、クッション室21
が高圧となるときはばね室15内も高圧となり、この圧
力増加による力がばね17の力に加えられて針弁14に
作用するので、燃料噴射の終了後に再度針弁14が開弁
して2次噴射などをすることがない。大径プランジャ1
からの漏洩油はドレーン穴22から排出される。
用する燃料油の圧力による力がばね17の力以上になる
と針弁14が上昇して燃料油が噴口18から燃焼室(図
示していない)内に噴射される。下降した大径プランジ
ャ1の下面が蓄圧室6内に僅かに突出している圧抜弁1
9の端部に作用すると、該圧抜弁の逆止作用が開放され
燃料室11と蓄圧室6とが連通路23を介して連通状態
となり燃料噴射は終了となる。なお、大径プランジャ1
が最下方近傍まで下降した際には、大径プランジャ1下
部のクッションピストン部20が本体側のクッション室
21に作用して当該部分が高圧となって下降速度を緩和
するので、大径プランジャ1と本体との衝撃的接触は抑
止される。また、クッション室21は燃料通路16を介
してばね室15と連通しているので、クッション室21
が高圧となるときはばね室15内も高圧となり、この圧
力増加による力がばね17の力に加えられて針弁14に
作用するので、燃料噴射の終了後に再度針弁14が開弁
して2次噴射などをすることがない。大径プランジャ1
からの漏洩油はドレーン穴22から排出される。
【0012】図2はエンジンの1サイクルについて前記
蓄圧式インジェクタの作動説明図である。燃料噴射が終
了すると、高圧ポンプ吸入期間で燃料油兼作動油が高
圧ポンプ内に吸引される。蓄圧期間で高圧ポンプは高
圧の燃料油兼作動油を蓄圧式インジェクタに圧送して蓄
圧する。噴射期間で蓄圧油は解放され、燃料油が噴射
されて一連の作動が完結する。
蓄圧式インジェクタの作動説明図である。燃料噴射が終
了すると、高圧ポンプ吸入期間で燃料油兼作動油が高
圧ポンプ内に吸引される。蓄圧期間で高圧ポンプは高
圧の燃料油兼作動油を蓄圧式インジェクタに圧送して蓄
圧する。噴射期間で蓄圧油は解放され、燃料油が噴射
されて一連の作動が完結する。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記のように構成されているの
で次のような効果が得られる。蓄圧式インジェクタの蓄
圧量は噴射燃料の量に比例して増減するように制御され
る。従って高圧ポンプから過剰な燃料油兼作動用が送出
されることがないので動力の損失が抑止され、複雑な圧
力調整装置を必要としないので燃料噴射装置の構成をコ
ンパクトにできる。また、燃料噴射の都度蓄圧されるの
で、始動準備の段階で蓄圧しておく必要がなく始動も容
易である。なお、噴出口を閉止する際の針弁の閉弁力の
向上も図られているので燃料の2次噴射も抑止されるほ
か、高圧噴射が可能であるから、噴射の遅延によりNO
xの排出を抑制しても黒煙の発生を防止できる。
で次のような効果が得られる。蓄圧式インジェクタの蓄
圧量は噴射燃料の量に比例して増減するように制御され
る。従って高圧ポンプから過剰な燃料油兼作動用が送出
されることがないので動力の損失が抑止され、複雑な圧
力調整装置を必要としないので燃料噴射装置の構成をコ
ンパクトにできる。また、燃料噴射の都度蓄圧されるの
で、始動準備の段階で蓄圧しておく必要がなく始動も容
易である。なお、噴出口を閉止する際の針弁の閉弁力の
向上も図られているので燃料の2次噴射も抑止されるほ
か、高圧噴射が可能であるから、噴射の遅延によりNO
xの排出を抑制しても黒煙の発生を防止できる。
【図1】本発明の実施例に係る蓄圧式インジェクタの縦
断面図
断面図
【図2】図1に示した蓄圧式インジェクタの作動説明図
【図3】従来の技術による蓄圧式燃料噴射装置の構成図
1…大径プランジャ、2…弾性体、3…小径プランジ
ャ、4…スリーブ、6…蓄圧室、7…高圧パイプ、8…
高圧ポンプ、11…燃料室、12…燃料通路(針弁
室)、13…針弁室、14…針弁、15…ばね室、16
…燃料通路(ばね室)、17…ばね、18…噴口、19
…圧抜弁、20…クッションピストン、21…クッショ
ン室、22…ドレン穴、23…連通路。
ャ、4…スリーブ、6…蓄圧室、7…高圧パイプ、8…
高圧ポンプ、11…燃料室、12…燃料通路(針弁
室)、13…針弁室、14…針弁、15…ばね室、16
…燃料通路(ばね室)、17…ばね、18…噴口、19
…圧抜弁、20…クッションピストン、21…クッショ
ン室、22…ドレン穴、23…連通路。
Claims (2)
- 【請求項1】 軸方向に伸縮する弾性体(2)と、該弾
性体の下部に同軸上に装着されスリーブ(4)内を油密
に摺動する大径プランジャ(1)と、該大径プランジャ
と一体で且つその下部に同軸上に形成されバレル内を油
密に摺動する小径プランジャ(3)と、大径プランジャ
(1)の下部と小径プランジャ(3)とスリーブ(4)
の内壁で形成される蓄圧室(6)と、該蓄圧室へ高圧燃
料を圧送する高圧ポンプ(8)と、燃料噴射時に蓄圧室
(6)内の高圧燃料を低圧側へ開放する手段とを有して
なり、蓄圧室(6)内の高圧燃料を弾性体(2)と大径
プランジャ(1)と小径プランジャ(3)を介して前記
バレル内に形成される燃料室(11)でさらに高圧化し
て高圧噴射を可能とした蓄圧式インジェクタ。 - 【請求項2】 軸方向に伸縮する弾性体(2)と、該弾
性体の下部に同軸上に装着されスリーブ(4)内を油密
に摺動する大径プランジャ(1)と、該大径プランジャ
と一体で且つその下部に同軸上に形成されバレル内を油
密に摺動する小径プランジャ(3)と、大径プランジャ
(1)の下部と小径プランジャ(3)とスリーブ(4)
の内壁で形成される蓄圧室(6)と、該蓄圧室へ高圧燃
料を圧送する高圧ポンプ(8)と、燃料噴射時に蓄圧室
(6)内の高圧燃料を低圧側へ開放する手段と、噴射終
了時蓄圧室(6)の一部(20,21)に発生する高圧
燃料をばね室(15)に導入する手段とを有してなり2
次噴射の防止をはかったことを特徴とする蓄圧式インジ
ェクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18755292A JPH062633A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 蓄圧式インジェクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18755292A JPH062633A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 蓄圧式インジェクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH062633A true JPH062633A (ja) | 1994-01-11 |
Family
ID=16208081
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18755292A Withdrawn JPH062633A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 蓄圧式インジェクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH062633A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016176474A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド | ターボ過給式大型2行程自己着火内燃エンジンの燃焼室に低引火点燃料を噴射するための燃料弁 |
| JP2016176473A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド | ターボ過給式大型2行程自己着火内燃エンジンの燃焼室に低引火点燃料を噴射するための燃料弁 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP18755292A patent/JPH062633A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016176474A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド | ターボ過給式大型2行程自己着火内燃エンジンの燃焼室に低引火点燃料を噴射するための燃料弁 |
| JP2016176473A (ja) * | 2015-03-20 | 2016-10-06 | エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド | ターボ過給式大型2行程自己着火内燃エンジンの燃焼室に低引火点燃料を噴射するための燃料弁 |
| JP2018048641A (ja) * | 2015-03-20 | 2018-03-29 | エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド | ターボ過給式大型2行程自己着火内燃エンジンの燃焼室に低引火点燃料を噴射するための燃料弁 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990831 |