JPH06264201A - 電解コンデンサ用電極材の製造方法 - Google Patents

電解コンデンサ用電極材の製造方法

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JPH06264201A
JPH06264201A JP5424193A JP5424193A JPH06264201A JP H06264201 A JPH06264201 A JP H06264201A JP 5424193 A JP5424193 A JP 5424193A JP 5424193 A JP5424193 A JP 5424193A JP H06264201 A JPH06264201 A JP H06264201A
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JP
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electrode material
rolling
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heat treatment
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JP5424193A
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Inventor
Toshiya Kuroki
俊哉 黒木
Susumu Mizunuma
晋 水沼
Kazuhiko Fukutani
一彦 福谷
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、純アルミニウム箔を陽極素子と
し、絶縁皮膜として急冷合金箔を用いた電解コンデンサ
用電極材の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 1〜25原子%のZrと、残部Alとからな
る合金の急冷合金箔を純Alの両面に温間圧延してクラ
ッド接合するに際し、温間圧延を250〜400℃の範
囲の加熱温度、3〜90%の圧下率で1パス、または多
パスで行い、その後、再び250〜400℃の範囲の温
度で熱処理することを特徴とする。 【効果】 3000μFV/cm2 以上の高いCV積の電
極材を安定して生産することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、純Al箔と、バルブメ
タルを含有するAl合金急冷凝固箔とをクラッド接合し
た、優れたCV積特性を有する電解コンデンサ用電極材
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電解コンデンサ用電極材料として
純Al箔が用いられているが、さらに静電容量を増大す
るために、比誘電率を高めるTi、Ta、Zr、Hf、
Nbなどのバルブメタルの少なくとも1種を含むAl合
金箔を急冷凝固法によって製造する技術が開発されてい
る。この様な合金元素を含む箔は延性が低く電極成形上
の問題があることから、純Al箔を芯材とし、その両面
に前記バルブメタルを含有するAl合金箔を積層させた
3層クラッド箔を電極材に用いることが特開平1−29
0217号公報に提案されている。該公報に記載された
電極材によれば、CV積2000μFV/cm2 以上を達
成することができ、さらに最大3000μFV/cm2
上を超える高いCV積をも達成可能とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなCV積値
は、Al電解コンデンサとしては非常に高い値であが、
かかる高い特性値の電極材を安定して生産することは必
ずしも容易でなく、ばらつきも大きく、そのため最終製
品である電解コンデンサの容量もばらつくという問題が
あった。一方、現状固体電解コンデンサのさらなる小型
化、高性能化への要望があり、固体電解コンデンサ用の
電極材として、さらに高いCV積のものが求められてい
る。
【0004】このような現状から、本発明は急冷凝固合
金の持つ高い静電特性を利用し、これによりさらに高い
CV積の電極材を安定して製造することが可能な電解コ
ンデンサ用電極材の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、以下の構成を要旨とする。すなわち、Z
r:1〜25原子%を含み残部実質的にAlからなる急
冷凝固合金箔を純Al箔の両面に積層し、温間圧延して
クラッド接合する電解コンデンサ用電極材の製造法にお
いて、該クラッド接合を250〜400℃の温度範囲に
加熱してから、3〜90%の圧下率となる1パスまたは
多パスの圧延で行い、その後、250〜400℃の範囲
の温度で熱処理することを特徴とする電解コンデンサ用
電極材の製造方法である。また、前記圧延後に行う熱処
理は、圧延前に加熱した温度より75℃高い温度を上限
とし、その温度以下で、且つ、250〜400℃の範囲
の温度で行うことがより好ましい。なお、前記急冷凝固
合金箔には、Ti,Nb,Ta,Hfの少なくとも1種
をZrの全部または一部と置き換えてもよい。
【0006】以下に本発明を詳細に説明する。本発明に
おいては先ずAl合金箔を製造する。すなわち、Zrが
原子比として1〜25%となるように成分調整して溶解
したAlベース溶融合金を、単ロール法で急冷凝固し、
厚さ100μm以下の合金箔とする。Zrを添加するの
はそれ自身すでに知られているように静電容量を増大す
るためであり、そのためには1原子%以上が必要であ
る。また、含有量が25原子%を超えて多くなると材料
の加工性が著しく劣化し、急冷凝固箔が形成できない。
【0007】なお、本発明においてはZrの一部または
全部をTi,Nb,Ta,Haのバルブメタルを少なく
とも1種を適宜添加することを妨げない。これらの元素
はAl,Zrと同様な緻密な誘電体酸化皮膜を生じさ
せ、コンデンサとしての容量を減少させない。また、微
量添加の場合は急冷凝固の析出の殻となったり、凝固速
度を遅らせたりするので、一部元素の置き換えまたは添
加は有効である。ただし、これらの元素はAlとの化合
物がZrほど微細なデンドライト組織にならないので、
Zrの全部を置き換え単独に添加した場合Zrほどには
容量を増加し得ない。
【0008】この様にして製造した合金箔を、芯材とす
る純Al箔の両面に積層して3層構成とし、これを25
0〜400℃の温度範囲に加熱してから温間圧延する。
圧延は全圧下率が3〜90%となるように、少なくとも
1パスで実施し、芯材の両面に金属箔を接合したクラッ
ド箔を製造する。加熱温度が200℃より低くなると両
箔の接合が十分に得られず、他方、400℃を超えると
結晶(デンドライト)のが粗大化が起こり、エッチング
面積が減少するので好ましくない。加熱温度が高温側に
なるとこの傾向が大きくなる。従ってその温度は接合可
能となるできるだけ低い温度にすることが好ましい。加
熱方法はとくに限定せず、通常の方法を採用すればよ
い。
【0009】上記圧延後形成したクラッド箔は250〜
400℃の範囲で熱処理を施す。本発明はこの熱処理を
施すことにより、著しくCV積を向上することができ
る。本発明者等は熱処理がCV積に及ぼす影響の原因を
次のように推定している。すなわち、急冷凝固合金箔は
クラッド圧延中に界面方向に強い剪断力を受ける。これ
によって急冷凝固合金箔のデンドライト組織が変形さ
れ、または、デンドライト中に歪みエネルギーの蓄積が
生じ、ロールの抜熱によって、その状態に固定される。
この組織の変形および歪みエネルギーの蓄積は、後のエ
ッチング工程でそれを起点とする異常なエッチングが進
行し剥離の原因にもなり、これが製品の特性値のばらつ
きに影響を与えることになると考えられる。
【0010】圧延後の熱処理は、このような変形した組
織を修復し、歪みエネルギーを解放する。従って、熱処
理は温度が高いかまたは時間が長い程、変形した組織を
修復し、歪みエネルギーを解放するには効果的である
が、一方では結晶の粗大化が起こり、後のエッチング工
程での表面積拡大効果が損なわれる。そのため本発明で
は400℃以下に規定した。また250℃未満であると
十分に歪みを取ることができない。
【0011】さらに、圧延後の熱処理温度は圧延前の加
熱温度により規制する必要がある。すなわち、前記した
250〜400℃の範囲内において、圧延後の熱処理温
度は圧延前に加熱した温度を基準にして、それより75
℃以上高くならないようにすることが好ましい。圧延前
後の加熱温度と熱処理温度の差を75℃以下とする理由
は、この差が75℃を超えると、圧延までに吸着したガ
スが熱処理によって放出され、箔の剥離の原因になるか
らである。
【0012】他方、熱処理時間は温度との相関で決り、
低温の場合は長時間、高温の場合は短時間でよいが、こ
の場合、圧延時の加熱時間と圧延後の熱処理時間とを総
合的に考慮する必要がある。すなわち加熱時間と熱処理
時間の合計は少なくとも10分とし(高温側での処
理)、また低温側での処理では4時間以内となるように
することが好ましい。なお、圧延後の熱処理時間はおお
よそ、10分ないし4時間とするのが望ましい。
【0013】この様にして熱処理したクラッド箔は、例
えば6%塩酸溶液で直流100クーロン/cm2 でエッチ
ングする工程と、このエッチングされた急冷凝固合金箔
を例えば上述のように燐酸アンモニウム溶液で20V化
成処理し、Al2 3 +ZrO2 の酸化皮膜を形成する
工程と、これを所定のチップサイズに裁断し、ついでリ
ードフレームの陽極リードと接合する工程と、陰極材溶
液に含浸させて急冷凝固合金箔上に陰極層を形成し、こ
れをリードフレームの陰極リードと接合する工程と、こ
れら全体を樹脂でモールドする工程とからなり、これに
より製品としての電解コンデンサを製造することができ
る。
【0014】なお、上記において3層クラッド材を主に
説明したが、本発明はこれに限定するものでなく、純A
l箔と合金箔の3層、又は、両面或いは片面に多層の合
金箔を積層圧延したクラッド材を電極材とすることがで
きる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。ま
ず、単ロール鋳造機により、Alが95原子%以上、Z
rが4原子%、残部不可避的不純物からなる溶融金属を
ノズルより噴出させ、幅40mm、厚み100〜120μ
mの急冷凝固合金箔を作製した。これを99.9%以上
の高純度アルミニウム箔(厚み0.3mm)を芯材とし、
その両面に表1に示す種々の温度条件(加熱時間15
分)でクラッド圧延(圧下率15%)したのち、表1に
示す種々の温度条件で熱処理を1時間行なった。このよ
うにして得たクラッド材を6%塩酸溶液で直流100ク
ーロン/cm2 でエッチングを行ない、ついで十分に洗浄
したのち、燐酸アンモニウム溶液で20V化成を行い、
それぞれの特性を調べた。その結果を本発明範囲外の例
および従来例と共に、表1に示す。
【0016】
【表1】
【0017】この表1に示す結果から明らかなように、
圧延時の加熱または圧延後の熱処理を、本発明に従い2
50〜400℃の範囲の温度で行った場合は、3000
μFV/cm2 以上のCV積のものを安定的に得ることが
できるが、圧延時の加熱温度または圧延後の熱処理温度
が400℃を超える場合、あるいは圧延後に熱処理を行
わない場合は、CV積もそれほど高くならず、かつCV
積のばらつきも大きい。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
3000μFV/cm2 以上の高いCV積の電極材を安定
して生産することができ、小型で大容量の安定した電解
コンデンサを得ることができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Zr:1〜25原子%を含み残部実質的
    にAlからなる急冷凝固合金箔を純Al箔の両面に積層
    し、温間圧延してクラッド接合する電解コンデンサ用電
    極材の製造法において、該クラッド接合を250〜40
    0℃の温度範囲に加熱してから、3〜90%の圧下率と
    なる1パスまたは多パスの圧延で行い、その後、250
    〜400℃の範囲の温度で熱処理することを特徴とする
    電解コンデンサ用電極材の製造方法。
  2. 【請求項2】 圧延後に行う熱処理を、圧延前加熱温度
    より75℃高い温度以下で、且つ、250〜400℃の
    範囲の温度で行うことを特徴とする請求項1記載の電解
    コンデンサ用電極材の製造方法。
  3. 【請求項3】 Zrの全部または一部をTi,Ta,H
    f,Nbの1種以上に置換することを特徴とする請求項
    1または2記載の電解コンデンサ用電極材の製造方法。
JP5424193A 1993-03-15 1993-03-15 電解コンデンサ用電極材の製造方法 Withdrawn JPH06264201A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5747959A (en) * 1991-10-08 1998-05-05 Fuji Electric Co., Ltd. Method of controlling electric vehicle driven by an internal combustion engine
WO2011052156A1 (ja) * 2009-10-30 2011-05-05 パナソニック株式会社 電極箔およびこれを用いたコンデンサ
US9245260B2 (en) 1994-10-27 2016-01-26 Xylon Llc Data copyright management

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