JPH06264720A - ディーゼルエンジンの排気後処理装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排気後処理装置

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Publication number
JPH06264720A
JPH06264720A JP5052436A JP5243693A JPH06264720A JP H06264720 A JPH06264720 A JP H06264720A JP 5052436 A JP5052436 A JP 5052436A JP 5243693 A JP5243693 A JP 5243693A JP H06264720 A JPH06264720 A JP H06264720A
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JP
Japan
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time
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filter
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Application number
JP5052436A
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English (en)
Inventor
Takashi Fukuda
隆 福田
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06264720A publication Critical patent/JPH06264720A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

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  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 再生中でも高負荷域や高回転域のような運転
条件では再生を中断することにより、これらの運転条件
での加速性をよくする。 【構成】 再生時期判定手段28の判定結果より再生時
期になると、再生制御手段29が、あらかじめ定めた再
生順序にしたがい今回指定されたフィルターが再生され
るように駆動装置24A,24Bと昇温装置25A,2
5Bとを制御する。設定手段30ではエンジンの高負荷
域または高回転域を再生中断領域として設定しており、
再生中でかつ運転条件がこの再生中断領域になったかど
うかを判定手段31が判定する。この判定結果より再生
中でかつ運転条件が再生中断領域になると、再生中断指
示手段32が再生制御手段29に対して再生の中断を指
示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はディーゼルエンジンの
排気後処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンから排出されるパー
ティキュレートを排気通路に設けたフィルターで捕集す
るものでは、このフィルターにパーティキュレートが堆
積するにつれ排気通路での圧力損失が増加し、加速時の
運転性に与える影響が大きくなるため、圧力損失が所定
値以上になるとフィルターの再生を行う必要がある。
【0003】このため、特開昭59−126018号公
報のように圧力損失を実際に検出して再生の時期になっ
たかどうかを判定したり、特開昭58−13115号公
報のように運転の履歴で再生の時期を判定したりするも
のがある。再生の時期になると、フィルターをヒーター
などの昇温装置で加熱してパーティキュレートを燃焼温
度まで高めることで、フィルターに堆積したパーティキ
ュレートを焼却除去するのである。この再生時にはパー
ティキュレートの加熱のための熱が排気に奪われないよ
う排気を遮断することのほうが効率的に再生を行うこと
ができるため、再生時にフィルターをバイパスする通路
で排気のほとんどを流し、フィルターにはわずかな排気
しか通過しないようにするものも提案されている。
【0004】しかしながら、フィルターの再生中はバイ
パス通路を排気が通過するため、この排気中のパーティ
キュレートについては捕集することができなくなる。そ
こで、排気通路を2つに分岐してその各分岐通路にフィ
ルターをそれぞれ配置したものがあり、このものでは、
再生の時期になると、一方の分岐通路を遮断して他方の
分岐通路に排気のほとんどを流し、遮断された通路側の
フィルターを再生するとともに、再生中に流れる排気の
パーティキュレートは、遮断されなかった通路側のフィ
ルターで捕集する。排気の遮断された側のフィルターの
再生が終了すると、次の再生時には前回の再生時に排気
を流していたほうの分岐通路を遮断してその通路のフィ
ルターを再生し、このフィルターの再生中に流れる排気
のパーティキュレートは、前回に再生の終了したほうの
フィルターで捕集する。
【0005】このように、フィルターを二つに分割して
設けることで、フィルターの再生中であってもパーティ
キュレートが捕集されることなく排出されてしまわない
ようにするのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
にフィルターを二つに分割して設けるときは、再生時の
圧力損失を低減するためひとつひとつのフィルターの容
積が、1つの排気通路に1つのフィルターを設けた場合
のフィルター容積と同等である必要がある。
【0007】しかしながら、乗用車等の比較的小型の車
両では、大型のバスやトラックなどと相違してスペース
上の制約から、片側のフィルター容積が、1つの排気通
路に1つのフィルターを設けた場合のフィルター容積よ
り小さくなっているため、再生時の圧力損失がかなり大
きい。このため、特に排気流量の多くなる高回転域や高
負荷域になると、圧力損失がますます大きくなり、再生
中に加速を行おうとしても、望みの加速が得られない。
再生中でないときは、良好な加速が得られるのだから、
再生中と再生中でないときとで両者の加速感が大きく異
なることにり、運転フィーリングが悪くなるのである。
【0008】なお、この加速感の不一致は、再生時期の
判定を比較的早くすることで回避することは可能である
が、その場合には再生に要するエネルギーが増加して燃
費が悪くなるので得策でない。
【0009】そこでこの発明は、再生中でも高負荷域や
高回転域のような運転条件では再生を中断することによ
り、これらの運転条件での加速性をよくすることを目的
とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、図1に示
すように、排気通路21を複数(図は2つの場合であ
る)に分岐した通路21A,21Bと、各分岐通路21
A,21Bに配置されるフィルター22A,22Bと、
各分岐通路を開閉する絞り弁23A,23Bと、これら
絞り弁23A,23Bをそれぞれ駆動する装置24A,
24Bと、前記各フィルター22A,22Bをそれぞれ
昇温させる装置25A,25Bと、エンジンの負荷と回
転数をそれぞれ検出するセンサ26,27と、これらの
センサ検出値から定まる運転条件にもとづいて再生時期
になったかどうかを判定する手段28と、この判定結果
より再生時期になると、あらかじめ定めた再生順序にし
たがい今回指定されたフィルターが再生されるように前
記駆動装置24A,24Bと前記昇温装置25A,25
Bとを制御する手段29と、エンジンの高負荷域または
高回転域を再生中断領域として設定する手段30と、再
生中でかつ前記センサ検出値から定まる運転条件がこの
再生中断領域になったかどうかを判定する手段31と、
この判定結果より再生中でかつ運転条件が再生中断領域
になると、前記再生制御手段29に対して再生の中断を
指示する手段32とを設けた。
【0011】第2の発明は、図2に示すように、排気通
路21を複数(図は2つの場合である)に分岐した通路
21A,21Bと、各分岐通路21A,21Bに配置さ
れるフィルター22A,22Bと、各分岐通路を開閉す
る絞り弁23A,23Bと、これら絞り弁23A,23
Bをそれぞれ駆動する装置24A,24Bと、前記各フ
ィルター22A,22Bをそれぞれ昇温させる装置25
A,25Bと、エンジンの負荷と回転数をそれぞれ検出
するセンサ26,27と、これらのセンサ検出値から定
まる運転条件にもとづいて再生時期になったかどうかを
判定する手段28と、この判定結果より再生時期になる
と、あらかじめ定めた再生順序にしたがい今回指定され
たフィルターが再生されるように前記駆動装置24A,
24Bと前記昇温装置25A,25Bとを制御する手段
29と、エンジンの高負荷域または高回転域を再生中断
領域として設定する手段30と、再生中でかつ前記セン
サ検出値から定まる運転条件がこの再生中断領域になっ
たかどうかを判定する手段31と、この判定結果より再
生中でかつ運転条件が再生中断領域になると、前記再生
制御手段29に対して再生の中断を指示する手段32
と、この再生中断指示手段32による再生中断の頻度を
計算する手段41と、この頻度が所定値以上のとき前記
再生中断指示手段32に対して再生中断の禁止を指示す
る手段42とを設けた。
【0012】
【作用】第1の発明で分岐通路が2つの場合にフィルタ
ー22A,22Bがパーティキュレートの捕集を続ける
とフィルター22A,22Bに堆積するパーティキュレ
ートが次第に増加し圧力損失が大きくなる。
【0013】エンジンの回転数と負荷にもとづいて再生
時期になったことが判定されると、再生制御手段29に
より駆動装置24A,24Bと昇温装置25A,25B
を介してフィルター22A,22Bの再生が交互に行わ
れる。たとえば、今回再生側に指定されたのがフィルタ
ー22Aであったとすると、絞り弁23Aが閉じられ、
昇温装置25Aが作動される。
【0014】その一方で、再生時に絞り弁22Aを閉弁
すると、分岐通路を流れていた排気が残りの分岐通路を
流れる排気に加わって流れるため、すべての絞り弁22
A,22Bとも開弁しているときと比較して圧力損失が
上昇する。エンジンの運転条件が特に高負荷域や高回転
域になると排気流量が増加するため圧力損失はさらに増
加し、運転性の悪化もより大きくなる。
【0015】この場合に、第1の発明で、高負荷域や高
回転域に再生が中断されることから、運転者がアクセル
ペダルを踏んだときの車の加速性が再生中と非再生時と
で変わらず、非再生時と同じ加速感が得られる。
【0016】第2の発明で、さらに再生中断の頻度が計
算され、これが所定値以上のとき再生中断が禁止され再
生が行われると、良好な加速感を得つつ再生も確実に行
われる。再生中断の禁止によってパーティキュレートの
捕集は常に行うが再生は一向にされない状態になること
が防止されるわけである。
【0017】
【実施例】図3において、排気通路2が2つに分岐さ
れ、各分岐通路2A,2Bにエンジン1からのパーティ
キュレートを捕集するフィルター3A,3Bが配置され
る。フィルター3A,3Bは3次元網目状に形成した付
着捕集タイプである。
【0018】分岐通路2Aにはまた、フィルター3Aの
後流にバタフライ型の絞り弁4Aが設けられ、この絞り
弁4Aは駆動装置5Aにより開閉される。駆動装置5A
は、たとえば絞り弁4Aと連結されるダイヤフラムアク
チュエータと、このダイヤフラムアクチュエータへの制
御圧力を切換える三方電磁弁とからなり、電磁弁がOF
Fの状態では絞り弁4Aが全開位置にあるが、電磁弁を
OFFからONにすると、ダイヤフラムアクチュエータ
の圧力室に大気圧に代えて一定圧の負圧が導入され、絞
り弁4Aがほぼ全閉位置まで閉じられる。
【0019】フィルター3Aのすぐ前面にはヒーター6
Aが設けられ、ヒーター6AがONにされると、フィル
ター3Aに堆積したパーティキュレートが燃焼できる温
度にまでフィルター3Aが加熱される。
【0020】同様にして、残りの分岐通路2Bの側に
も、ヒーター6B、絞り弁4B、絞り弁4Bの駆動装置
5Bが設けられ、絞り弁4A,4Bの下流で2つの分岐
通路2A2Bが合流されている。
【0021】11は燃料噴射ポンプの回転数を検出する
センサ、12はアクセル開度(エンジン負荷相当量)を
検出するアクセルセンサ(たとえばポテンショメータか
ら構成する)である。ポンプ回転数からはエンジン回転
数Neが計算される。
【0022】これらセンサからの信号はマイクロコンピ
ュータからなるコントロールユニット15に入力され、
コントロールユニット15では図4と図5に示すところ
にしたがって、2つの駆動装置5A,5Bに駆動信号
(三方電磁弁へのON、OFF信号)を、ヒーター6
A,6Bに通電信号をそれぞれ出力する。
【0023】図4と図5のフローチャートは一定周期
(たとえば10msecごと)に実行される。
【0024】まず、前処理としてエンジン回転数とアク
セル開度を読み込み、これらからパーティキュレートの
堆積速度を図6を内容とするマップを検索して求める
(図4のステップ1,2,3)。
【0025】再生要求フラグなどから再生要求中かどう
かをみて、再生要求中でないときは再生時期を計算する
(図4のステップ4,5)。この再生時期の計算では、
前記堆積速度のマップ値に計算周期をかけて堆積量を計
算し、これを積算するのである。図6の堆積速度の単位
はg/hであるため、計算周期である10msecを時
間単位に換算した値をマップ値にかけることで、グラム
単位の堆積量を求めるわけである。図6のように、速度
を単位としたのは、計算周期が異なっても同じマップで
すむようにするためである。
【0026】この再生時期データ(つまり堆積量の積算
値)が、所定のしきい値を越えたかどうかをみて、しき
い値を越えると再生の要求命令を出し、再生処理を行う
(図4のステップ6,7)。
【0027】一方、再生要求中になると、再生継続時間
Kをインクリメントする(図4のステップ9)。この再
生継続時間Kは再生終了を判断するために必要となるも
ので、再生継続時間Kが所定値以上になると再生の終了
処理を行い(図5のステップ11,12)、再生継続時
間Kをクリヤする(図5のステップ15)。なお、飛ば
したステップ8,10,13,14,16は後述する。
【0028】この再生終了処理と上記の再生処理とは従
来と変わらない。たとえば、前回どちらのフィルターの
再生処理を行ったかが記憶されており、今回は前回とは
逆のフィルターの再生処理を行う。いま図3において、
今回の再生側がフィルター3Aのほうであったとする
と、再生の開始で絞り弁4Aにより分岐通路2Aを遮断
して他方の分岐通路2Bに排気のほとんどを流し、遮断
された通路側のフィルター3Aをヒーター加熱で再生す
るとともに、再生中に流れる排気のパーティキュレート
は、遮断されなかった通路側のフィルター3Bで捕集す
る。これを一定時間継続したあと、ヒーター6Aへの通
電を停止し、絞り弁4Aを開く。
【0029】次の再生時期には、分岐通路2Bを絞り弁
4Bで遮断してその通路のフィルター3Bを再生し、こ
のフィルター3Bの再生中に流れる排気のパーティキュ
レートは、再生の終了したほうのフィルター3Aで捕集
する。これを一定時間継続したあと、ヒーター6Bへの
通電を停止し、絞り弁4Bを開く。
【0030】このように、再生の要求命令で再生要求フ
ラグが立ち、また今回はいずれの側のフィルターを再生
するかも指示されるわけである。
【0031】さて、乗用車等の比較的小型の車両では、
大型のバスやトラックなどと相違してスペース上の制約
から、フィルターを2つ合わせた容積は、1つの排気通
路に1つのフィルターを設けた場合のフィルター容積よ
り大きくなるものの、個々のフィルター3Aまたは3B
の容積では1つの排気通路に1つのフィルターを設けた
場合のフィルター容積より小さく、再生時の圧力損失が
かなり大きい。
【0032】この圧力損失は排気圧力が高まるにつれ大
きくなるので、高負荷や高回転のような運転条件では、
加速などの運転性を悪くしないため再生を中断すること
のほうが好ましい。その一方で、再生の中断があまり多
く繰り返されると、再生が一向に行われないことになり
かねない。
【0033】これに対処するため、図4のステップ8、
図5のステップ10,17〜29で、フィルターの再生
要求中でも高負荷や高回転のような運転条件では再生を
中断し、さらに再生中断の頻度を計算して、これが所定
値を越えたときは再生中断を禁止して再生を行わせる。
【0034】詳細には、まず再生要求中になると、再生
継続時間Kとは別に再生要求時間Tをインクリメントす
る(図4のステップ8)。再生要求中でも再生が中断さ
れることがあるため、Tで再生の中断時間を含めた再生
要求の開始からの時間を表すわけである。
【0035】図5に移り、再生中断禁止フラグなどから
再生中断が禁止されているかどうかをみる(図5のステ
ップ10)。たとえば値が“1”のとき再生中断の禁止
を、“0”で再生中断の禁止解除を表すフラグを用意し
ておくと、初めて再生要求に入ったときフラグの値は
“0”であり、ステップ17以降の再生の中断処理に進
む。
【0036】再生の中断を行う条件は 〈1〉運転条件が再生中断領域にあること(図5のステ
ップ17)、 〈2〉再生中断領域時間が所定時間に一致したこと(図
5のステップ19)の両方を満たす場合である(図5の
ステップ17,19,21)。
【0037】条件〈1〉の再生中断領域にあるかどうか
は図7を内容とするマップを検索して行う。図7のよう
に高負荷域と高回転域域とが再生中断領域で、再生中断
になる頻度は再生中断領域に留まるのが再生要求中に1
度あるかないかの程度となるように再生中断領域と再生
領域の境界を定める。
【0038】条件〈2〉の再生中断領域時間は、再生中
断領域に入ってからの時間のことで、タイマによりイン
クリメントしている(図5のステップ17,18)。条
件〈2〉を要件とするのは、過渡的(一時的)に再生中
断領域に入ったときまでは再生中断を行わせないためで
ある。
【0039】再生中断領域時間が所定時間に一致したと
きは、再生中断時間tをインクリメントし、再生中断要
求を出して(たとえば再生中断要求で再生中断フラグの
値を“1”にする。このフラグの値を後述するようにス
テップ29で使う)、再生中断処理を開始する(図5の
ステップ19,20,21)。再生の中断処理は、ヒー
ターの通電停止と絞り弁の開弁である。再生中断の開始
で不要となる再生中断領域時間はクリヤする(図5のス
テップ22)。
【0040】また、再生中断に入ると、再生継続時間K
をクリヤする(図5のステップ23)。これは、タイム
アップの前に再生が中断されると、再生が中途で終わる
ため、その後に再生中断が禁止されたときにあらためて
再生処理を開始するためである。
【0041】なお、再生中断領域時間が所定時間より小
さいときは、再生中断中でない(つまり再生中断フラグ
の値が“0”である)ことからステップ20〜23を飛
ばし(図5のステップ19,29,24)、また上記の
所定時間を越えたときは再生中断中であるため再生中断
時間tをインクリメントし続ける(図5のステップ1
9,29,20,21,22,23)。
【0042】一方、運転条件が再生中断領域でなくなる
と、再生中断領域時間をクリヤするとともに、再生中断
解除要求を出し(この要求で上記の再生中断フラグの値
を“0”に戻す)、再生中断解除処理を実行する(図5
のステップ17,27,28)。これによりあらためて
再生中断フラグの値をみても“0”である(つまり再生
中断中でない)ことから再生中断時間tがそれ以上イン
クリメントされることはない(図5のステップ29,2
4)。
【0043】このようにして再生中断時間tがインクリ
メントされるのであるが、この再生中断時間tと上記の
再生要求時間Tとから再生中断頻度を 再生中断頻度=t/T の式で計算し、これが所定値以上になると再生中断禁止
の命令を出し、再生中断禁止処理を行う(図5のステッ
プ24,25,26)。ステップ10で用いた上記の再
生中断禁止フラグを“1”にするわけである。再生中断
が禁止される運転条件は、たとえば登坂や高速高負荷運
転が長く続く場合などである。
【0044】再生中断が禁止されるのは、再生要求中で
のことであるから、再生中断禁止処理により再生処理が
開始される。次回も再生要求中となり、あらためて再生
継続時間Kがインクリメントされ再生処理が継続される
(図4のステップ4,8,9,図5のステップ10,1
1)。再生終了時には再生中断時間tをクリヤし、上記
の再生中断禁止フラグを“0”にして再生中断禁止を解
除しておく(図5のステップ14,16)。
【0045】ここで、この例の作用を説明する。
【0046】絞り弁4A,4Bがともに開弁している状
態では、フィルター3A,3Bによりエンジン1から排
出された排気中のパーティキュレートが捕集され、クリ
ーンになった排気は車両後部に排出される。
【0047】フィルター3A,3Bがこの捕集作動を続
けるとフィルター3A,3Bに堆積するパーティキュレ
ートが次第に増加し圧力損失が大きくなる。
【0048】コントロールユニット15ではエンジン回
転数とアクセル開度にもとづいて各フィルター3A,3
Bのパーティキュレート堆積量が計算され、その値がし
きい値に達した時点でフィルター3A,3Bの再生が交
互に行われる。
【0049】再生は、再生側のフィルター(たとえば3
Aとする)に流れる排気を遮断するため絞り弁4Aを閉
じ、かつヒーター6Aに通電することで開始するのであ
るが、パーティキュレートは燃焼温度に達するまでは燃
焼しないため、短時間で再生を終了することが難しく、
再生終了までに比較的長い時間(たとえば20分程度)
を要する。
【0050】その一方で、再生時に絞り弁4Aを閉弁す
ると、2倍の流量の排気が分岐通路2Bを流れるため、
2つの絞り弁4A,4Bとも開弁しているときと比較し
て圧力損失が4倍ちかくに上昇する。
【0051】この場合に、エンジンの運転条件が特に高
負荷や高回転になると排気流量が増加するため圧力損失
がさらに増加し、加速時の運転性の悪化もより大きくな
ってしまう。再生中に運転者がアクセルペダルを踏み込
んだときに圧力損失のために車が加速されず、非再生時
に加速を行うときとで大きな違和感が生じるのである。
【0052】これに対して、この例では、高負荷時や高
回転時になるとフィルターの再生が中断されることか
ら、運転者がアクセルペダルを踏んだときの車の加速性
が、再生中と非再生時とで変わらず、上記の違和感は生
じないのである。
【0053】たとえば、市街地や渋滞路での走行などで
は再生の中断が行われることはあまりない。ところが、
市街地においても登り坂や停車からの急発進など、運転
者が加速の要求を一時的にするような条件ではいったん
再生を中断することで加速性が確保され、加速の止んだ
後に再び再生が行われる。
【0054】一方、再生の中断は、あまり多く繰り返さ
れるとパーティキュレートの捕集は常に行うが、再生は
一向にされない状態になるともかぎらない。
【0055】この場合に、この例では再生中に再生の中
断された頻度を計算しており、これが所定値を越えた時
点で再生中断が禁止され、再生が行われる。再生中断の
頻度が所定値を越えたときは、再生によりパーティキュ
レートが燃焼除去される速度よりもパーティキュレート
の堆積速度のほうが大きいと判断し、再生中断の禁止
(つまり再生)を再生中断指令に優先させるわけであ
る。これによって加速時の運転性を確保しつつ再生も確
実に行われるようにするのである。
【0056】実施例では分岐通路が2つの場合で説明し
たが、3以上に分岐されている場合も同様にして適用す
ることができる。
【0057】
【発明の効果】第1の発明では、排気通路を複数に分岐
した通路にそれぞれフィルターを配置し、各分岐通路を
開閉する絞り弁と、これら絞り弁をそれぞれ駆動する装
置と、前記各フィルターをそれぞれ昇温させる装置とを
設ける一方で、エンジンの負荷と回転数のセンサ検出値
から定まる運転条件にもとづいて再生時期になったかど
うかを判定し、この判定結果より再生時期になると、あ
らかじめ定めた再生順序にしたがい今回指定されたフィ
ルターが再生されるように前記駆動装置と前記昇温装置
とを制御するとともに、エンジンの高負荷域または高回
転域を再生中断領域として設定し、再生中でかつ前記セ
ンサ検出値から定まる運転条件がこの再生中断領域にな
ったときは、再生を中断するように構成したため、スペ
ース上の制約を受けて、再生されるフィルターを除いた
残りのフィルター容積が、1つの排気通路に設けられる
1つのフィルターの容積より小さくなっている乗用車等
の比較的小型の車両においても、良好な加速性が得られ
る。
【0058】第2の発明は、第1の発明に加えて、さら
に再生中断の頻度を計算し、この頻度が所定値以上のと
き再生中断を禁止して再生を行うように構成したため、
第1の発明と同じに良好な加速性を得つつ、第1の発明
と相違して、再生も確実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明のクレーム対応図である。
【図2】第2の発明のクレーム対応図である。
【図3】一実施例のシステム図である。
【図4】再生処理を説明するための流れ図である。
【図5】再生処理を説明するための流れ図である。
【図6】パーティキュレートの堆積速度の特性図であ
る。
【図7】再生中断領域を示す特性図である。
【符号の説明】
2 排気通路 2A,2B 分岐通路 3A,3B フィルター 4A,4B 絞り弁 5A,5B 駆動装置 6A,6B ヒーター(昇温装置) 11 ポンプ回転数センサ(エンジン回転数センサ) 12 アクセルセンサ(エンジン負荷センサ) 15 コントロールユニット 21 排気通路 21A,21B 分岐通路 22A,22 フィルター 23A,23 絞り弁 24A,24B 駆動装置 25A,25B 昇温装置 26 エンジン負荷センサ 27 エンジン回転数センサ 28 再生時期判定手段 29 再生制御手段 30 再生中断領域設定手段 31 再生中断判定手段 32 再生中断指示手段 41 再生中断頻度計算手段 42 再生中断禁止指示手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気通路を複数に分岐した通路と、各分
    岐通路に配置されるフィルターと、各分岐通路を開閉す
    る絞り弁と、これら絞り弁をそれぞれ駆動する装置と、
    前記各フィルターをそれぞれ昇温させる装置と、エンジ
    ンの負荷と回転数をそれぞれ検出するセンサと、これら
    のセンサ検出値から定まる運転条件にもとづいて再生時
    期になったかどうかを判定する手段と、この判定結果よ
    り再生時期になると、あらかじめ定めた再生順序にした
    がい今回指定されたフィルターが再生されるように前記
    駆動装置と前記昇温装置とを制御する手段と、エンジン
    の高負荷域または高回転域を再生中断領域として設定す
    る手段と、再生中でかつ前記センサ検出値から定まる運
    転条件がこの再生中断領域になったかどうかを判定する
    手段と、この判定結果より再生中でかつ運転条件が再生
    中断領域になると、前記再生制御手段に対して再生の中
    断を指示する手段とを設けたことを特徴とするディーゼ
    ルエンジンの排気後処理装置。
  2. 【請求項2】 排気通路を複数に分岐した通路と、各分
    岐通路に配置されるフィルターと、各分岐通路を開閉す
    る絞り弁と、これら絞り弁をそれぞれ駆動する装置と、
    前記各フィルターをそれぞれ昇温させる装置と、エンジ
    ンの負荷と回転数をそれぞれ検出するセンサと、これら
    のセンサ検出値から定まる運転条件にもとづいて再生時
    期になったかどうかを判定する手段と、この判定結果よ
    り再生時期になると、あらかじめ定めた再生順序にした
    がい今回指定されたフィルターが再生されるように前記
    駆動装置と前記昇温装置とを制御する手段と、エンジン
    の高負荷域または高回転域を再生中断領域として設定す
    る手段と、再生中でかつ前記センサ検出値から定まる運
    転条件がこの再生中断領域になったかどうかを判定する
    手段と、この判定結果より再生中でかつ運転条件が再生
    中断領域になると、前記再生制御手段に対して再生の中
    断を指示する手段と、この再生中断指示手段による再生
    中断の頻度を計算する手段と、この頻度が所定値以上の
    とき前記再生中断指示手段に対して再生中断の禁止を指
    示する手段とを設けたことを特徴とするディーゼルエン
    ジンの排気後処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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