JPH06264845A - 燃料噴射弁 - Google Patents
燃料噴射弁Info
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- JPH06264845A JPH06264845A JP5051782A JP5178293A JPH06264845A JP H06264845 A JPH06264845 A JP H06264845A JP 5051782 A JP5051782 A JP 5051782A JP 5178293 A JP5178293 A JP 5178293A JP H06264845 A JPH06264845 A JP H06264845A
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- air
- fuel injection
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、混合気生成のためのエアと燃料
粒との混合時の空気利用率を向上させることのできる燃
料噴射弁を提供することにある。 【構成】 エンジンの基部3に支持され燃料噴霧位置4
に対向配備されるスロットルノズル21を備え、このス
ロットルノズルのノズル噴孔22にスロットルノズルの
中心線L3の方向に作動する環状傾斜面24x,24y
を形成された針弁先端部25を備え、環状隙間tを通し
て燃料噴射を行もので、環状傾斜面24x,24yのス
ロットルノズル中心線L3に対する傾斜角が、エアの流
動方向Xの傾斜角α1よりエアの流動方向と直角な方向
Yの傾斜角α2が大きく設定されたことを特徴とする。
粒との混合時の空気利用率を向上させることのできる燃
料噴射弁を提供することにある。 【構成】 エンジンの基部3に支持され燃料噴霧位置4
に対向配備されるスロットルノズル21を備え、このス
ロットルノズルのノズル噴孔22にスロットルノズルの
中心線L3の方向に作動する環状傾斜面24x,24y
を形成された針弁先端部25を備え、環状隙間tを通し
て燃料噴射を行もので、環状傾斜面24x,24yのス
ロットルノズル中心線L3に対する傾斜角が、エアの流
動方向Xの傾斜角α1よりエアの流動方向と直角な方向
Yの傾斜角α2が大きく設定されたことを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエンジンの混合気生成に
用いられる燃料噴射弁、特に、噴霧を行うノズル噴孔と
その内側の針弁先端部とで形成される環状隙間を通して
燃料噴霧を行うスロットルノズルを備えた燃料噴射弁に
関する。
用いられる燃料噴射弁、特に、噴霧を行うノズル噴孔と
その内側の針弁先端部とで形成される環状隙間を通して
燃料噴霧を行うスロットルノズルを備えた燃料噴射弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの燃料供給系の先端部には燃料
噴射弁が設けられ、この燃料噴射弁によって燃料粒を燃
焼室に供給されるエア中に噴霧して混合気を生成してい
る。ここで、燃料粒とエアとの混合を促進するほど、混
合気の空気利用率が早期に進み、燃焼速度を向上させる
ことが出来る。特に、圧縮着火式のディーゼルエンジン
では燃料粒とエアとの混合を促進して着火性を改善し、
NOxの発生率を低減し、排煙濃度を低減することの必
要性が高い。
噴射弁が設けられ、この燃料噴射弁によって燃料粒を燃
焼室に供給されるエア中に噴霧して混合気を生成してい
る。ここで、燃料粒とエアとの混合を促進するほど、混
合気の空気利用率が早期に進み、燃焼速度を向上させる
ことが出来る。特に、圧縮着火式のディーゼルエンジン
では燃料粒とエアとの混合を促進して着火性を改善し、
NOxの発生率を低減し、排煙濃度を低減することの必
要性が高い。
【0003】ところで、渦流室付きのディーゼルエンジ
ンは直噴式ディーゼルエンジンと比べて圧縮比が高く、
燃料粒を渦流室の旋回エア流中に噴霧して比較的早期に
着火を行うことが出来多用されている。例えば、図7及
び図8に示すように、この渦流室付きエンジンはシリン
ダブロック1内の主室Cとシリンダヘッド3内に形成さ
れ、ピストン頂面に対して垂直な渦流室中心線L2を有
する渦流室4とを備え、主室Cと渦流室4とは両者に挾
まれた口金2上の噴口5を通して連通されている。
ンは直噴式ディーゼルエンジンと比べて圧縮比が高く、
燃料粒を渦流室の旋回エア流中に噴霧して比較的早期に
着火を行うことが出来多用されている。例えば、図7及
び図8に示すように、この渦流室付きエンジンはシリン
ダブロック1内の主室Cとシリンダヘッド3内に形成さ
れ、ピストン頂面に対して垂直な渦流室中心線L2を有
する渦流室4とを備え、主室Cと渦流室4とは両者に挾
まれた口金2上の噴口5を通して連通されている。
【0004】このエンジンはシリンダブロック1内でシ
リンダ中心線L1方向に摺動するピストン6が圧縮上死
点近傍にあるとき、主室Cをピストン6の頂面上の凹部
7により形成している。このエンジンの渦流室4は渦流
室中心線L2を中心とした筒状壁面402と、筒状壁面
402の上側に連続して形成されると共に上開口501
からの上向き流f1を下向き流f2に偏向させる半円球
状のドーム壁面401と、筒状壁面の下側に環状傾斜面
404を介して連続して形成され下向き流f2を上開口
501に向けて流れる低壁流f3に偏向させる低壁面4
03とを備える。そしてドーム壁面401の中央部分に
は渦流室中心線L2に対して所定量傾斜してインジェク
タ装着孔8が形成され、そこにスロットルノズル型の燃
料噴射弁9が取り付けられている。
リンダ中心線L1方向に摺動するピストン6が圧縮上死
点近傍にあるとき、主室Cをピストン6の頂面上の凹部
7により形成している。このエンジンの渦流室4は渦流
室中心線L2を中心とした筒状壁面402と、筒状壁面
402の上側に連続して形成されると共に上開口501
からの上向き流f1を下向き流f2に偏向させる半円球
状のドーム壁面401と、筒状壁面の下側に環状傾斜面
404を介して連続して形成され下向き流f2を上開口
501に向けて流れる低壁流f3に偏向させる低壁面4
03とを備える。そしてドーム壁面401の中央部分に
は渦流室中心線L2に対して所定量傾斜してインジェク
タ装着孔8が形成され、そこにスロットルノズル型の燃
料噴射弁9が取り付けられている。
【0005】スロットルノズル型の燃料噴射弁9は図9
に示すように、シリンダヘッド3の渦流室対向部に固着
される保持器901と、この保持器901の先端に保持
されるスロットルノズル11とで構成される。スロット
ルノズル11はそのノズル噴孔12の内側に上記スロッ
トルノズルのノズル中心線L3(図9参照)の方向に作
動する針弁13を備え、同針弁13はその中央段部13
1の受ける燃料圧のレベルに応じてノズル中心線L3の
方向に作動し、その環状シール面132をケース111
の環状内壁面に接離して開閉作動する。ここで針弁13
はその先端部にノズル中心線L3に対して傾斜する環状
傾斜面14を形成された針弁先端部15を備え、この針
弁13が図9に2点鎖線で示す閉弁位置p1より実線で
示す開弁位置p2に作動した際に、ノズル噴孔12と針
弁先端部15とで形成される環状隙間tを通して燃料噴
射を行うことができる。
に示すように、シリンダヘッド3の渦流室対向部に固着
される保持器901と、この保持器901の先端に保持
されるスロットルノズル11とで構成される。スロット
ルノズル11はそのノズル噴孔12の内側に上記スロッ
トルノズルのノズル中心線L3(図9参照)の方向に作
動する針弁13を備え、同針弁13はその中央段部13
1の受ける燃料圧のレベルに応じてノズル中心線L3の
方向に作動し、その環状シール面132をケース111
の環状内壁面に接離して開閉作動する。ここで針弁13
はその先端部にノズル中心線L3に対して傾斜する環状
傾斜面14を形成された針弁先端部15を備え、この針
弁13が図9に2点鎖線で示す閉弁位置p1より実線で
示す開弁位置p2に作動した際に、ノズル噴孔12と針
弁先端部15とで形成される環状隙間tを通して燃料噴
射を行うことができる。
【0006】このような燃料噴射弁9を備えたエンジン
はその圧縮行程でピストン頂面Pf上の主室Cより、噴
口5を通して渦流室4にエアを押し込み、旋回流Fを生
成し、スロットルノズル11より燃料を噴霧する。する
と燃料の噴霧流束は旋回流Fによってエアと撹拌され、
混合気が生成され、この混合気が着火して燃焼膨張を開
始する。この燃焼膨張を開始した混合気は噴口5よりピ
ストン頂面Pfに対して所定の噴口角βで噴出され、主
室Cに噴出された混合気は噴口中心線L5(図8参照)
を中心に拡散して主燃焼し、エンジンは燃焼膨張行程を
行うことと成る。
はその圧縮行程でピストン頂面Pf上の主室Cより、噴
口5を通して渦流室4にエアを押し込み、旋回流Fを生
成し、スロットルノズル11より燃料を噴霧する。する
と燃料の噴霧流束は旋回流Fによってエアと撹拌され、
混合気が生成され、この混合気が着火して燃焼膨張を開
始する。この燃焼膨張を開始した混合気は噴口5よりピ
ストン頂面Pfに対して所定の噴口角βで噴出され、主
室Cに噴出された混合気は噴口中心線L5(図8参照)
を中心に拡散して主燃焼し、エンジンは燃焼膨張行程を
行うことと成る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】処で、図9及び図10
に示すように、スロットルノズル11の針弁先端部15
の環状傾斜面14はのノズル中心線L3に対する傾斜角
α0が全周にわたって一定であり、環状隙間tを通して
噴霧される単一の噴霧流束の噴霧角(=2×α0)は全
周にわたって一定である。このため噴霧流束は旋回流F
によって拡散される際に、旋回流Fの方向に対しては比
較的拡散されるが、旋回流Fと直行する旋回中心線L4
の方向にはあまり拡散されない。
に示すように、スロットルノズル11の針弁先端部15
の環状傾斜面14はのノズル中心線L3に対する傾斜角
α0が全周にわたって一定であり、環状隙間tを通して
噴霧される単一の噴霧流束の噴霧角(=2×α0)は全
周にわたって一定である。このため噴霧流束は旋回流F
によって拡散される際に、旋回流Fの方向に対しては比
較的拡散されるが、旋回流Fと直行する旋回中心線L4
の方向にはあまり拡散されない。
【0008】このように、スロットルノズル11を備え
た燃料噴射弁9によって燃料を渦流室4に噴霧した場
合、渦流室4の旋回中心線L4の方向に対する燃料粒の
拡散が十分になされなかった。このため、この燃料噴射
弁では渦流室4の全域に燃料粒を一様に分散して空気と
燃料粒とが接触する比率、即ち空気利用率を向上させる
が十分に出来なかった。結果として、この燃料噴射弁を
用いた渦流室4の着火性を十分に改善出来ず、燃焼期間
が延びる傾向にあり、機関の排煙濃度を十分に低減出来
ず、燃費も悪化するという問題が有った。本発明の目的
は混合気生成のためのエアと燃料粒との混合時の空気利
用率を向上させることのできる燃料噴射弁を提供するこ
とにある。
た燃料噴射弁9によって燃料を渦流室4に噴霧した場
合、渦流室4の旋回中心線L4の方向に対する燃料粒の
拡散が十分になされなかった。このため、この燃料噴射
弁では渦流室4の全域に燃料粒を一様に分散して空気と
燃料粒とが接触する比率、即ち空気利用率を向上させる
が十分に出来なかった。結果として、この燃料噴射弁を
用いた渦流室4の着火性を十分に改善出来ず、燃焼期間
が延びる傾向にあり、機関の排煙濃度を十分に低減出来
ず、燃費も悪化するという問題が有った。本発明の目的
は混合気生成のためのエアと燃料粒との混合時の空気利
用率を向上させることのできる燃料噴射弁を提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明はエンジンの基部に支持されると共に上記
エンジンの混合気生成のためのエアが流動する所定の燃
料噴霧位置に対向配備されるスロットルノズルを備え、
上記スロットルノズルのノズル噴孔の内側に上記スロッ
トルノズルの中心線の方向に作動すると共に上記スロッ
トルノズル中心線に対して傾斜する環状傾斜面を形成さ
れた針弁先端部を備え、上記ノズル噴孔と上記針弁先端
部で形成される環状隙間を通して燃料噴射を行う燃料噴
射弁において、上記針弁先端部の環状傾斜面の上記スロ
ットルノズル中心線に対する傾斜角が、上記エアの流動
方向の傾斜角より上記エアの流動方向と直角な方向の傾
斜角が大きく設定されたことを特徴とする。
めに、本発明はエンジンの基部に支持されると共に上記
エンジンの混合気生成のためのエアが流動する所定の燃
料噴霧位置に対向配備されるスロットルノズルを備え、
上記スロットルノズルのノズル噴孔の内側に上記スロッ
トルノズルの中心線の方向に作動すると共に上記スロッ
トルノズル中心線に対して傾斜する環状傾斜面を形成さ
れた針弁先端部を備え、上記ノズル噴孔と上記針弁先端
部で形成される環状隙間を通して燃料噴射を行う燃料噴
射弁において、上記針弁先端部の環状傾斜面の上記スロ
ットルノズル中心線に対する傾斜角が、上記エアの流動
方向の傾斜角より上記エアの流動方向と直角な方向の傾
斜角が大きく設定されたことを特徴とする。
【0010】
【作用】針弁先端部の環状傾斜面のスロットルノズル中
心線に対する傾斜角が、エアの流動方向の傾斜角より、
エアの流動方向と直角な方向の傾斜角が大きく設定され
たので、エアの流動方向と直角な方向に対してより燃料
粒を大きく拡散噴霧出来、燃料噴霧位置の流動するエア
と燃料粒との混合を促進出来る。
心線に対する傾斜角が、エアの流動方向の傾斜角より、
エアの流動方向と直角な方向の傾斜角が大きく設定され
たので、エアの流動方向と直角な方向に対してより燃料
粒を大きく拡散噴霧出来、燃料噴霧位置の流動するエア
と燃料粒との混合を促進出来る。
【0011】
【実施例】図1の燃料噴射弁20は図7に示したと同様
の渦流室付きエンジンの渦流室4に装着されている。し
かも、ここでの燃料噴射弁20は図7乃至図10に示し
たものと比較して、スロットルノズル21内のノズル噴
孔22(図3参照)及び針弁23の構成のみが異なり、
ここでは同一部分には同一符号を付し、重複説明を略
す。図1の渦流室4の燃料噴射弁装着孔8には、そこに
スロットルノズル型の燃料噴射弁20が取り付けられ
る。この燃料噴射弁20はシリンダヘッド3の渦流室対
向部に固着される保持器201と、この保持器201の
先端に保持されるスロットルノズル21とで構成され
る。図3に示すように、スロットルノズル21はそのノ
ズル噴孔22を真円に形成され、その内側にノズル中心
線L3の方向に作動する針弁23を備え、同針弁23は
その中央段部231の受ける燃料圧のレベルに応じてノ
ズル中心線L3の方向に作動し、その環状シール面23
2をケース211の環状内壁面に接離して開閉作動す
る。
の渦流室付きエンジンの渦流室4に装着されている。し
かも、ここでの燃料噴射弁20は図7乃至図10に示し
たものと比較して、スロットルノズル21内のノズル噴
孔22(図3参照)及び針弁23の構成のみが異なり、
ここでは同一部分には同一符号を付し、重複説明を略
す。図1の渦流室4の燃料噴射弁装着孔8には、そこに
スロットルノズル型の燃料噴射弁20が取り付けられ
る。この燃料噴射弁20はシリンダヘッド3の渦流室対
向部に固着される保持器201と、この保持器201の
先端に保持されるスロットルノズル21とで構成され
る。図3に示すように、スロットルノズル21はそのノ
ズル噴孔22を真円に形成され、その内側にノズル中心
線L3の方向に作動する針弁23を備え、同針弁23は
その中央段部231の受ける燃料圧のレベルに応じてノ
ズル中心線L3の方向に作動し、その環状シール面23
2をケース211の環状内壁面に接離して開閉作動す
る。
【0012】ここで針弁23はその先端部に針弁先端部
25を備え、同針弁先端部25はその外周にノズル中心
線L3に対する傾斜角α1,α2が異なる環状傾斜面2
4x,24yを形成される。即ち、旋回流Fの方向であ
るX方向の環状傾斜面24xは図3に示すように、その
傾斜角α1が比較的小さく、旋回流Fの方向と直角な方
向であるY方向の環状傾斜面24yは図4に示すよう
に、その傾斜角α2が比較的小さく形成される。このよ
うな針弁先端部25に対してそれと対向するノズル噴孔
22は真円である。このため、ノズル噴孔22と針弁先
端部25とで形成される環状隙間t(図5参照)を通し
て燃料噴射が成された場合、X方向の噴射角は図1、図
3に示すように2×α1となり、Y方向の噴射角は図
2、図4に示すように2×α2となり、X方向よりY方
向、即ち、旋回流Fの方向と直角な方向により大きく燃
料粒が分散して噴霧されるように成る。
25を備え、同針弁先端部25はその外周にノズル中心
線L3に対する傾斜角α1,α2が異なる環状傾斜面2
4x,24yを形成される。即ち、旋回流Fの方向であ
るX方向の環状傾斜面24xは図3に示すように、その
傾斜角α1が比較的小さく、旋回流Fの方向と直角な方
向であるY方向の環状傾斜面24yは図4に示すよう
に、その傾斜角α2が比較的小さく形成される。このよ
うな針弁先端部25に対してそれと対向するノズル噴孔
22は真円である。このため、ノズル噴孔22と針弁先
端部25とで形成される環状隙間t(図5参照)を通し
て燃料噴射が成された場合、X方向の噴射角は図1、図
3に示すように2×α1となり、Y方向の噴射角は図
2、図4に示すように2×α2となり、X方向よりY方
向、即ち、旋回流Fの方向と直角な方向により大きく燃
料粒が分散して噴霧されるように成る。
【0013】図3、図4に示すスロットルノズル21の
ケーシング211には針弁23の中央段部231側に燃
料を導く燃料路26が形成され、同路には周知の高圧燃
料供給系が連結されている。更に、図3、図4には針弁
23の側壁に固着されるピン28と、同ピン28をノズ
ル中心線L3の方向にのみガイドするケーシング211
内壁の長溝29を示した。ここで、ピン28と長溝29
の働きによって針弁23のノズル中心線L3回りの回転
を規制出来る。このような燃料噴射弁9を備えたエンジ
ン(図7参照)はその圧縮行程で主室Cより噴口5を通
して渦流室4にエアを流入させ、燃料噴射弁20によっ
て旋回流F中に燃料粒を噴霧して燃料とエアの混合気を
生成し、この混合気を着火させた上で噴口5より主室C
に噴出させて主燃焼を完了させる。
ケーシング211には針弁23の中央段部231側に燃
料を導く燃料路26が形成され、同路には周知の高圧燃
料供給系が連結されている。更に、図3、図4には針弁
23の側壁に固着されるピン28と、同ピン28をノズ
ル中心線L3の方向にのみガイドするケーシング211
内壁の長溝29を示した。ここで、ピン28と長溝29
の働きによって針弁23のノズル中心線L3回りの回転
を規制出来る。このような燃料噴射弁9を備えたエンジ
ン(図7参照)はその圧縮行程で主室Cより噴口5を通
して渦流室4にエアを流入させ、燃料噴射弁20によっ
て旋回流F中に燃料粒を噴霧して燃料とエアの混合気を
生成し、この混合気を着火させた上で噴口5より主室C
に噴出させて主燃焼を完了させる。
【0014】この際、燃料噴射弁のスロットルノズル2
1は図示しない高圧燃料噴射ポンプよりの高圧燃料を燃
料路26を通して中央段部231で受け、その燃料圧の
レベルが所定の開弁圧を上回った時点で針弁23を閉弁
位置P1より開弁位置P2に切換え、ノズル噴孔22と
針弁先端部25とで形成される環状隙間tを通して燃料
噴射が成される。この時の噴霧流束の分布はX方向の噴
射角2×α1に対してY方向の噴射角2×α2が十分に
大きいため、旋回流Fの方向と直角なY方向には十分に
大きな噴射角2×α2で燃料粒が拡散され、X方向には
比較的小さな噴射角2×α1で燃料粒が噴霧されてもこ
の方向の燃料粒は旋回流Fの働きでX方向に大きく拡散
される。結果として、この燃料噴射弁によれば、燃焼室
4の全域に燃料粒が拡散され、エアと十分に混合され空
気利用率を向上させることができ、この点から着火性が
改善されることと成る。
1は図示しない高圧燃料噴射ポンプよりの高圧燃料を燃
料路26を通して中央段部231で受け、その燃料圧の
レベルが所定の開弁圧を上回った時点で針弁23を閉弁
位置P1より開弁位置P2に切換え、ノズル噴孔22と
針弁先端部25とで形成される環状隙間tを通して燃料
噴射が成される。この時の噴霧流束の分布はX方向の噴
射角2×α1に対してY方向の噴射角2×α2が十分に
大きいため、旋回流Fの方向と直角なY方向には十分に
大きな噴射角2×α2で燃料粒が拡散され、X方向には
比較的小さな噴射角2×α1で燃料粒が噴霧されてもこ
の方向の燃料粒は旋回流Fの働きでX方向に大きく拡散
される。結果として、この燃料噴射弁によれば、燃焼室
4の全域に燃料粒が拡散され、エアと十分に混合され空
気利用率を向上させることができ、この点から着火性が
改善されることと成る。
【0015】このような燃料噴射弁20を用いた図1の
エンジンでは早期着火が成され、主室C中のエアと早期
に燃焼が進み、燃焼期間が短縮され、機関の排煙濃度を
低減出来、燃費も改善される。更に、図6(a)には、
本発明の他の実施例としての燃料噴射弁30を示した。
この燃料噴射弁30は図7に示したと同様の渦流室付き
エンジンの渦流室4に装着されている。しかも、ここで
の燃料噴射弁20は図1乃至図5に示したものと比較し
て、スロットルノズル31内に2つのノズル噴孔32及
び2つの針弁先端部35を一体的に有した針弁33を設
けた点でのみその構成が異なり、ここでは重複説明を略
す。
エンジンでは早期着火が成され、主室C中のエアと早期
に燃焼が進み、燃焼期間が短縮され、機関の排煙濃度を
低減出来、燃費も改善される。更に、図6(a)には、
本発明の他の実施例としての燃料噴射弁30を示した。
この燃料噴射弁30は図7に示したと同様の渦流室付き
エンジンの渦流室4に装着されている。しかも、ここで
の燃料噴射弁20は図1乃至図5に示したものと比較し
て、スロットルノズル31内に2つのノズル噴孔32及
び2つの針弁先端部35を一体的に有した針弁33を設
けた点でのみその構成が異なり、ここでは重複説明を略
す。
【0016】図6(a)の燃料噴射弁30はシリンダヘ
ッド3の渦流室対向部に固着される保持器301と、こ
の保持器301の先端に保持されるスロットルノズル3
1とで構成される。スロットルノズル31はノズル中心
線L3の方向に沿って互いに並行に2つのノズル噴孔3
2を形成される(図6(b)参照)。各ノズル噴口32
の内側にはノズル中心線L3の方向に作動する針弁先端
部35をそれぞれ備え、2つの針弁先端部35を一体的
に備える針弁33はその中央段部331の受ける燃料圧
のレベルに応じてノズル中心線L3の方向に作動し、2
つの環状シール面332をケーシング311の2つの環
状内壁面に接離して開閉作動する。
ッド3の渦流室対向部に固着される保持器301と、こ
の保持器301の先端に保持されるスロットルノズル3
1とで構成される。スロットルノズル31はノズル中心
線L3の方向に沿って互いに並行に2つのノズル噴孔3
2を形成される(図6(b)参照)。各ノズル噴口32
の内側にはノズル中心線L3の方向に作動する針弁先端
部35をそれぞれ備え、2つの針弁先端部35を一体的
に備える針弁33はその中央段部331の受ける燃料圧
のレベルに応じてノズル中心線L3の方向に作動し、2
つの環状シール面332をケーシング311の2つの環
状内壁面に接離して開閉作動する。
【0017】ここで2つの針弁先端部35はノズル中心
線L3と並行な2つの先端中心線L3’、L3’を中心
に形成されている。各針弁先端部3はその外周に沿って
傾斜角α1,α2が異なる環状傾斜面34x,34yを
形成される。即ち、旋回流Fの方向であるX方向の環状
傾斜面24xの傾斜角α1は比較的小さく、旋回流Fの
方向と直角な方向であるY方向で外側(2つの針弁先端
部35が互いに対向する内側は環状傾斜面24xと同様
の形状)の環状傾斜面34yの傾斜角α2は比較的大き
く形成される。
線L3と並行な2つの先端中心線L3’、L3’を中心
に形成されている。各針弁先端部3はその外周に沿って
傾斜角α1,α2が異なる環状傾斜面34x,34yを
形成される。即ち、旋回流Fの方向であるX方向の環状
傾斜面24xの傾斜角α1は比較的小さく、旋回流Fの
方向と直角な方向であるY方向で外側(2つの針弁先端
部35が互いに対向する内側は環状傾斜面24xと同様
の形状)の環状傾斜面34yの傾斜角α2は比較的大き
く形成される。
【0018】このような燃料噴射弁30で燃料噴射が成
された場合、X方向の噴射角は図1と同様に2×α1と
なり、Y方向の噴射角は2×α2で、噴霧幅は2つのノ
ズル中心線L3の間隔e分が図1の燃料噴射弁20より
も大きくなる。このため、X方向よりY方向、即ち、旋
回流Fの方向と直角な方向により大きく燃料粒を分散し
て噴霧でき、結果として、この燃料噴射弁によれば、図
1の燃料噴射弁と同様の効果が得られ、特に、燃焼室4
の全域に燃料粒がより大きく拡散して燃料粒とエアとを
十分に混合して空気利用率を向上させることができる。
された場合、X方向の噴射角は図1と同様に2×α1と
なり、Y方向の噴射角は2×α2で、噴霧幅は2つのノ
ズル中心線L3の間隔e分が図1の燃料噴射弁20より
も大きくなる。このため、X方向よりY方向、即ち、旋
回流Fの方向と直角な方向により大きく燃料粒を分散し
て噴霧でき、結果として、この燃料噴射弁によれば、図
1の燃料噴射弁と同様の効果が得られ、特に、燃焼室4
の全域に燃料粒がより大きく拡散して燃料粒とエアとを
十分に混合して空気利用率を向上させることができる。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、針弁先
端部の環状傾斜面のスロットルノズル中心線に対する傾
斜角の内、特にエアの流動方向と直角な方向の流動直角
方向傾斜角が大きく設定し、同方向に対してより燃料粒
を大きく拡散噴霧出来るので、燃料噴霧位置の広範囲に
燃料粒を噴霧出来、エアと十分に混合出来、空気利用率
を向上させることができ、この点からこの燃料噴射弁の
装着されるエンジンの着火性を改善出来る。
端部の環状傾斜面のスロットルノズル中心線に対する傾
斜角の内、特にエアの流動方向と直角な方向の流動直角
方向傾斜角が大きく設定し、同方向に対してより燃料粒
を大きく拡散噴霧出来るので、燃料噴霧位置の広範囲に
燃料粒を噴霧出来、エアと十分に混合出来、空気利用率
を向上させることができ、この点からこの燃料噴射弁の
装着されるエンジンの着火性を改善出来る。
【図1】本発明の燃料噴射弁を備えた渦流室付きエンジ
ンの要部概略断面図である。
ンの要部概略断面図である。
【図2】図1のエンジンの渦流室の要部平断面図であ
る。
る。
【図3】図1中の燃料噴射弁の拡大要部断面図である。
【図4】図3の燃料噴射弁の側方視における要部断面図
である。
である。
【図5】図3の燃料噴射弁のノズル噴孔の正面図であ
る。
る。
【図6】(a)は本発明の他の実施例としての燃料噴射
弁の拡大要部断面図である。(b)は同上燃料噴射弁の
ノズル噴孔の正面図である。
弁の拡大要部断面図である。(b)は同上燃料噴射弁の
ノズル噴孔の正面図である。
【図7】従来燃料噴射弁を備えたエンジンの要部概略断
面図である。
面図である。
【図8】図7のエンジンの渦流室の要部平断面図であ
る。
る。
【図9】図7中の燃料噴射弁の拡大要部断面図である。
【図10】図7中の燃料噴射弁のノズル噴孔の平面図で
ある。
ある。
1 シリンダブロック 3 シリンダヘッド 4 渦流室 5 噴口 6 ピストン 20 燃料噴射弁 21 スロットルノズル 201 保持器 22 ノズル噴孔 23 針弁 24x 環状傾斜面 24y 環状傾斜面 25 針弁先端部 32 ノズル噴孔 33 針弁 34x 環状傾斜面 34y 環状傾斜面 35 針弁先端部 α1 噴射角 α2 噴射角 F 旋回流 Pf ピストン頂面 C 主室 t 環状隙間
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンの基部に支持されると共に上記エ
ンジンの混合気生成のためのエアが流動する所定の燃料
噴霧位置に対向配備されるスロットルノズルを備え、上
記スロットルノズルのノズル噴孔の内側に上記スロット
ルノズルの中心線の方向に作動すると共に上記スロット
ルノズル中心線に対して傾斜する環状傾斜面を形成され
た針弁先端部を備え、上記ノズル噴孔と上記針弁先端部
で形成される環状隙間を通して燃料噴射を行う燃料噴射
弁において、上記針弁先端部の環状傾斜面の上記スロッ
トルノズル中心線に対する傾斜角が、上記エアの流動方
向の傾斜角より上記エアの流動方向と直角な方向の傾斜
角が大きく設定されたことを特徴とする燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178293A JP2785634B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5178293A JP2785634B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 燃料噴射弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06264845A true JPH06264845A (ja) | 1994-09-20 |
| JP2785634B2 JP2785634B2 (ja) | 1998-08-13 |
Family
ID=12896522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5178293A Expired - Fee Related JP2785634B2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 燃料噴射弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2785634B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013985A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Delphi Technologies Inc | 複式噴霧噴射ノズル |
| WO2020105351A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | ヤンマー株式会社 | 副室式ディーゼル機関 |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP5178293A patent/JP2785634B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009013985A (ja) * | 2007-07-06 | 2009-01-22 | Delphi Technologies Inc | 複式噴霧噴射ノズル |
| WO2020105351A1 (ja) * | 2018-11-20 | 2020-05-28 | ヤンマー株式会社 | 副室式ディーゼル機関 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2785634B2 (ja) | 1998-08-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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