JPH06265669A - 一体型燃料の製造方法 - Google Patents
一体型燃料の製造方法Info
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- JPH06265669A JPH06265669A JP5053997A JP5399793A JPH06265669A JP H06265669 A JPH06265669 A JP H06265669A JP 5053997 A JP5053997 A JP 5053997A JP 5399793 A JP5399793 A JP 5399793A JP H06265669 A JPH06265669 A JP H06265669A
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- particles
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、オーバーコート被覆燃料粒子を
有してなる燃料部と黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ
部との間に割れや剥離が生じにくい、原子力発電に好適
な一体型燃料を簡便かつ容易に製造することのできる、
一体型燃料の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 前記目的を達成するための一体型燃料の製造
方法は、被覆燃料粒子の表面に黒鉛粉末及び結合剤を有
するマトリックス材をオーバーコートしてなるオ−バ−
コ−ト被覆燃料粒子と、黒鉛粉末を有してなる黒鉛粒子
とを、一体型燃料の型中に充填し、これを成形すると共
に焼成することを特徴とする。
有してなる燃料部と黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ
部との間に割れや剥離が生じにくい、原子力発電に好適
な一体型燃料を簡便かつ容易に製造することのできる、
一体型燃料の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】 前記目的を達成するための一体型燃料の製造
方法は、被覆燃料粒子の表面に黒鉛粉末及び結合剤を有
するマトリックス材をオーバーコートしてなるオ−バ−
コ−ト被覆燃料粒子と、黒鉛粉末を有してなる黒鉛粒子
とを、一体型燃料の型中に充填し、これを成形すると共
に焼成することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、原子力発電に用いる
一体型燃料の製造方法に関し、更に詳しくは、使用時
に、オーバーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料部と
黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との間に割れや剥
離が発生しにくく、燃料内に生じる温度差の減少及び熱
伝達能の向上を図ることができる、原子力発電に好適な
一体型燃料の製造方法に関する。
一体型燃料の製造方法に関し、更に詳しくは、使用時
に、オーバーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料部と
黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との間に割れや剥
離が発生しにくく、燃料内に生じる温度差の減少及び熱
伝達能の向上を図ることができる、原子力発電に好適な
一体型燃料の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来か
ら、高温ガス炉等における核燃料体には、オーバーコー
ト被覆燃料粒子を成形した燃料コンパクトが使用されて
いる。前記オーバーコート被覆燃料粒子は、被覆燃料粒
子の表面に黒鉛粉末及び熱硬化性樹脂等の結合剤からな
るマトリックス材をオーバーコートすることにより得ら
れる。前記被覆燃料粒子は、通常、ウラン、トリウム、
プルトニウム等の核燃料物質からなる燃料核の表面に、
炭化ケイ素、炭化ジルコニウム等のセラミックスや炭素
(例えば熱分解炭素)等をコートし、被覆層を形成する
ことにより得られる。前記被覆層は、原子炉運転中に生
じる核分裂生成物の放出を防止するための障壁層になる
等の、核燃料の健全性を保持する重要な機能を有する。
ら、高温ガス炉等における核燃料体には、オーバーコー
ト被覆燃料粒子を成形した燃料コンパクトが使用されて
いる。前記オーバーコート被覆燃料粒子は、被覆燃料粒
子の表面に黒鉛粉末及び熱硬化性樹脂等の結合剤からな
るマトリックス材をオーバーコートすることにより得ら
れる。前記被覆燃料粒子は、通常、ウラン、トリウム、
プルトニウム等の核燃料物質からなる燃料核の表面に、
炭化ケイ素、炭化ジルコニウム等のセラミックスや炭素
(例えば熱分解炭素)等をコートし、被覆層を形成する
ことにより得られる。前記被覆層は、原子炉運転中に生
じる核分裂生成物の放出を防止するための障壁層になる
等の、核燃料の健全性を保持する重要な機能を有する。
【0003】近時、かかるオーバーコート被覆燃料粒子
を有する燃料部に黒鉛焼成体である燃料スリーブ部が覆
設されてなり、前記燃焼部と前記燃料スリーブ部との間
が連続的かつ一体的に成形・焼成されてなる一体型燃料
が、核燃料体として好適に使用されている。
を有する燃料部に黒鉛焼成体である燃料スリーブ部が覆
設されてなり、前記燃焼部と前記燃料スリーブ部との間
が連続的かつ一体的に成形・焼成されてなる一体型燃料
が、核燃料体として好適に使用されている。
【0004】ところで、この一体型燃料は、従来におい
ては以下のような方法により製造されていた。即ち、先
ず、結合剤を含有する黒鉛粉末からなる黒鉛粒子を調製
する。そして、例えば図2に示すような、中子6を有す
る円筒状のゴム製の型5に前記黒鉛粒子2を充填し、こ
れをラバープレス法に従い一次成形することにより、図
3に示す中空の燃料スリーブ部8を得る。次に、図4に
示すように、前記燃料スリーブ部8における中空部9に
オーバーコート被覆燃料粒子1を充填すると共に、前記
燃料スリーブ部8の両端部に、前記黒鉛粒子をプレス成
形して得た円盤状の端栓部7を配置する。その後、これ
を前記ゴム製の型5中で再びラバープレス法に従い二次
成形することにより、例えば図5に示すような、オーバ
ーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料部10と黒鉛粒
子を有してなる燃料スリーブ部8とを有する一体型燃料
の成形体3を得る。そして、この一体型燃料の成形体を
焼成した後、その外面を機械加工することにより、一体
型燃料を製造する方法である。
ては以下のような方法により製造されていた。即ち、先
ず、結合剤を含有する黒鉛粉末からなる黒鉛粒子を調製
する。そして、例えば図2に示すような、中子6を有す
る円筒状のゴム製の型5に前記黒鉛粒子2を充填し、こ
れをラバープレス法に従い一次成形することにより、図
3に示す中空の燃料スリーブ部8を得る。次に、図4に
示すように、前記燃料スリーブ部8における中空部9に
オーバーコート被覆燃料粒子1を充填すると共に、前記
燃料スリーブ部8の両端部に、前記黒鉛粒子をプレス成
形して得た円盤状の端栓部7を配置する。その後、これ
を前記ゴム製の型5中で再びラバープレス法に従い二次
成形することにより、例えば図5に示すような、オーバ
ーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料部10と黒鉛粒
子を有してなる燃料スリーブ部8とを有する一体型燃料
の成形体3を得る。そして、この一体型燃料の成形体を
焼成した後、その外面を機械加工することにより、一体
型燃料を製造する方法である。
【0005】しかしながら、かかる従来における一体型
燃料の製造方法には、以下のような問題がある。即ち、
一体型燃料における燃料部と燃料スリーブ部とをそれぞ
れ別々に成形しているので、先に成形した燃料スリーブ
部と後から成形する燃料部との間に密度差が生じ、燃料
部と燃料スリーブ部との間に割れや剥離が発生しやすい
という問題である。前記割れや剥離の生じた一体型燃料
は、高温ガス炉等において使用する場合、一体型燃料内
に生じる温度差を減少させることができず、また熱伝達
能の向上を図ることもできないので好ましくない。
燃料の製造方法には、以下のような問題がある。即ち、
一体型燃料における燃料部と燃料スリーブ部とをそれぞ
れ別々に成形しているので、先に成形した燃料スリーブ
部と後から成形する燃料部との間に密度差が生じ、燃料
部と燃料スリーブ部との間に割れや剥離が発生しやすい
という問題である。前記割れや剥離の生じた一体型燃料
は、高温ガス炉等において使用する場合、一体型燃料内
に生じる温度差を減少させることができず、また熱伝達
能の向上を図ることもできないので好ましくない。
【0006】この発明は、前記問題を解決すると共に、
使用時に、オーバーコート被覆燃料粒子を有する燃料部
と黒鉛粒子を有するスリーブ部との間に割れや剥離が生
じにくく、燃料内に生じる温度差の減少及び熱伝達能の
向上を図ることができる、原子力発電に好適な一体型燃
料を簡便かつ容易に製造する、一体型燃料の製造方法を
提供することを目的とする。
使用時に、オーバーコート被覆燃料粒子を有する燃料部
と黒鉛粒子を有するスリーブ部との間に割れや剥離が生
じにくく、燃料内に生じる温度差の減少及び熱伝達能の
向上を図ることができる、原子力発電に好適な一体型燃
料を簡便かつ容易に製造する、一体型燃料の製造方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するため
にこの発明の発明者が鋭意検討を重ねた結果、以下の知
見を得た。即ち、特定のオーバーコート被覆燃料粒子及
び黒鉛粒子を型に充填し、これらを一体として同時に成
形し焼成すると、オーバーコート被覆燃料粒子を有して
なる燃料部と黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との
間に割れや剥離が生じにくい核燃料体を簡便かつ容易に
製造することができる。更に、この核燃料体は、その使
用時に燃料内に生じる温度差の減少及び熱伝達能の向上
を図ることができるので原子力発電に好適である。
にこの発明の発明者が鋭意検討を重ねた結果、以下の知
見を得た。即ち、特定のオーバーコート被覆燃料粒子及
び黒鉛粒子を型に充填し、これらを一体として同時に成
形し焼成すると、オーバーコート被覆燃料粒子を有して
なる燃料部と黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との
間に割れや剥離が生じにくい核燃料体を簡便かつ容易に
製造することができる。更に、この核燃料体は、その使
用時に燃料内に生じる温度差の減少及び熱伝達能の向上
を図ることができるので原子力発電に好適である。
【0008】この発明は、この発明者のかかる知見から
到達したものである。
到達したものである。
【0009】前記課題を解決するための請求項1に記載
の発明は、被覆燃料粒子の表面に黒鉛粉末及び結合剤を
有するマトリックス材をオーバーコートしてなるオ−バ
−コ−ト被覆燃料粒子と、黒鉛粉末を有してなる黒鉛粒
子とを、一体型燃料の型中に充填し、これを成形すると
共に焼成することを特徴とする一体型燃料の製造方法で
ある。
の発明は、被覆燃料粒子の表面に黒鉛粉末及び結合剤を
有するマトリックス材をオーバーコートしてなるオ−バ
−コ−ト被覆燃料粒子と、黒鉛粉末を有してなる黒鉛粒
子とを、一体型燃料の型中に充填し、これを成形すると
共に焼成することを特徴とする一体型燃料の製造方法で
ある。
【0010】以下、この発明に係る一体型燃料の製造方
法につき詳細に説明する。
法につき詳細に説明する。
【0011】(A)オーバーコート被覆燃料粒子 この発明においては、被覆燃料粒子の表面に黒鉛粉末及
び熱硬化性樹脂等の結合材を有するマトリックス材をオ
ーバーコートしてなるオーバーコート被覆燃料粒子を用
いる。
び熱硬化性樹脂等の結合材を有するマトリックス材をオ
ーバーコートしてなるオーバーコート被覆燃料粒子を用
いる。
【0012】前記被覆燃料粒子としては、例えば、高温
ガス炉等で使用する核燃料体に通常用いられているそれ
自体公知の被覆燃料粒子が挙げられる。前記被覆燃料粒
子の平均粒径としては、通常800〜900μmであ
る。
ガス炉等で使用する核燃料体に通常用いられているそれ
自体公知の被覆燃料粒子が挙げられる。前記被覆燃料粒
子の平均粒径としては、通常800〜900μmであ
る。
【0013】前記被覆燃料粒子は、核燃料物質からなる
燃料核の表面に、炭化ケイ素、炭化ジルコニウム等のセ
ラミックスや炭素(熱分解炭素)等を被覆することによ
り被覆層を形成した粒子である。
燃料核の表面に、炭化ケイ素、炭化ジルコニウム等のセ
ラミックスや炭素(熱分解炭素)等を被覆することによ
り被覆層を形成した粒子である。
【0014】前記被覆燃料粒子における燃料核は、ウラ
ン、トリウム、プルトニウム等を含有する核燃料物質か
らなる。これらとしては、例えば、平均粒径400〜6
00μmのウラン、トリウム、プルトニウム等の酸化物
粒子が挙げられる。
ン、トリウム、プルトニウム等を含有する核燃料物質か
らなる。これらとしては、例えば、平均粒径400〜6
00μmのウラン、トリウム、プルトニウム等の酸化物
粒子が挙げられる。
【0015】前記被覆燃料粒子における被覆層は、原子
炉運転中に生じる核分裂生成物の放出を防止するための
障壁層になる等の機能を有するので、高温ガス炉等で使
用される核燃料体においては、核燃料の健全性を保持す
る上で重要である。前記被覆層は、単層でもあるいは複
数層で形成されていてもよく特に制限はない。被覆層が
複数の層から形成されるものとしては、例えば、BIS
O型、TRISO型等が挙げられる。前記被覆層の層厚
としては、通常150〜250μmである。
炉運転中に生じる核分裂生成物の放出を防止するための
障壁層になる等の機能を有するので、高温ガス炉等で使
用される核燃料体においては、核燃料の健全性を保持す
る上で重要である。前記被覆層は、単層でもあるいは複
数層で形成されていてもよく特に制限はない。被覆層が
複数の層から形成されるものとしては、例えば、BIS
O型、TRISO型等が挙げられる。前記被覆層の層厚
としては、通常150〜250μmである。
【0016】前記マトリックス材は、黒鉛粉末及び熱硬
化性樹脂等の結合剤を含有する。
化性樹脂等の結合剤を含有する。
【0017】前記黒鉛粉末としては、特に制限はなく、
それ自体公知のものを使用することができる。前記黒鉛
粉末の平均粒径としては、通常20〜30μmである。
それ自体公知のものを使用することができる。前記黒鉛
粉末の平均粒径としては、通常20〜30μmである。
【0018】前記結合剤としては、熱硬化性樹脂、熱軟
化性樹脂等を用いることができるが、焼成段階での成形
体の変形を防止するためには熱硬化性樹脂を用いるのが
好ましい。
化性樹脂等を用いることができるが、焼成段階での成形
体の変形を防止するためには熱硬化性樹脂を用いるのが
好ましい。
【0019】前記熱硬化性樹脂としては、例えばフェノ
ール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が挙
げられる。これらの中で好ましいのはフェノール樹脂で
ある。この発明においては、前記熱硬化性樹脂が、アセ
トン煮沸加熱でのゲル残存物が70重量%以上であるの
が好ましい。前記アセトン煮沸加熱でのゲル残存物が7
0重量%以上であると、プレス時の変形が少なく、十分
な効果が得られる。ただし、アセトン煮沸加熱でのゲル
残存物が70重量%未満であっても、この発明の目的を
達成することができる。
ール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、キシレン樹脂、
ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂等が挙
げられる。これらの中で好ましいのはフェノール樹脂で
ある。この発明においては、前記熱硬化性樹脂が、アセ
トン煮沸加熱でのゲル残存物が70重量%以上であるの
が好ましい。前記アセトン煮沸加熱でのゲル残存物が7
0重量%以上であると、プレス時の変形が少なく、十分
な効果が得られる。ただし、アセトン煮沸加熱でのゲル
残存物が70重量%未満であっても、この発明の目的を
達成することができる。
【0020】前記マトリックス材における前記黒鉛粉末
と前記熱硬化性樹脂との配合比(黒鉛粉末:熱硬化性樹
脂)としては、通常9:1〜6:4であり、好ましくは
8.5:1.5〜7:3である。前記配合比が前記範囲
内にないと、一体型燃料のプレス成形時、予備焼成時又
は焼成時に被覆燃料粒子が破損したり、一体型燃料にク
ラック等が発生することがある。
と前記熱硬化性樹脂との配合比(黒鉛粉末:熱硬化性樹
脂)としては、通常9:1〜6:4であり、好ましくは
8.5:1.5〜7:3である。前記配合比が前記範囲
内にないと、一体型燃料のプレス成形時、予備焼成時又
は焼成時に被覆燃料粒子が破損したり、一体型燃料にク
ラック等が発生することがある。
【0021】なお、前記マトリックス材は、前記黒鉛粉
末及び前記熱硬化性樹脂の他に、添加剤を適宜含有して
いてもよい。
末及び前記熱硬化性樹脂の他に、添加剤を適宜含有して
いてもよい。
【0022】前記添加剤としては、例えばステアリン
酸、ステアリン酸亜鉛等の粉体成形に一般に用いられる
潤滑剤等が挙げられる。
酸、ステアリン酸亜鉛等の粉体成形に一般に用いられる
潤滑剤等が挙げられる。
【0023】前記被覆燃料粒子の表面に前記マトリック
ス材をオーバーコートする方法としては、例えば、前記
被覆燃料粒子を前記マトリックス材の上で転動させなが
ら、これにエタノール等の溶媒を噴霧したり又は熱を加
えたりすることにより、前記被覆燃料粒子と前記マトリ
ックス材との間に粘着性を付与して、オーバーコートす
る方法が挙げられる。
ス材をオーバーコートする方法としては、例えば、前記
被覆燃料粒子を前記マトリックス材の上で転動させなが
ら、これにエタノール等の溶媒を噴霧したり又は熱を加
えたりすることにより、前記被覆燃料粒子と前記マトリ
ックス材との間に粘着性を付与して、オーバーコートす
る方法が挙げられる。
【0024】前記被覆燃料粒子の表面に前記マトリック
ス材をオーバーコートすることにより形成される前記マ
トリックス材からなる層の厚みとしては、通常50〜2
00μmであり、好ましくは75〜100μmである。
前記層の厚みが、50μmよりも薄いと、被覆燃料粒子
のプレス成形時における保護層の意味をなさないことが
ある。一方、200μmよりも厚いと、一体型燃料のプ
レス成形時にクラックが発生したり、被覆燃料粒子が破
損したりすることがある。また、予備焼成時又は焼成時
においても同様に一体型燃料にクラックが発生すること
がある。
ス材をオーバーコートすることにより形成される前記マ
トリックス材からなる層の厚みとしては、通常50〜2
00μmであり、好ましくは75〜100μmである。
前記層の厚みが、50μmよりも薄いと、被覆燃料粒子
のプレス成形時における保護層の意味をなさないことが
ある。一方、200μmよりも厚いと、一体型燃料のプ
レス成形時にクラックが発生したり、被覆燃料粒子が破
損したりすることがある。また、予備焼成時又は焼成時
においても同様に一体型燃料にクラックが発生すること
がある。
【0025】前記被覆燃料粒子の表面にオーバーコート
した前記マトリックス材を加熱すると、前記熱硬化性樹
脂が硬化して前記マトリックス材が熱硬化する。前記マ
トリックス材を熱硬化する際の加熱条件としては、前記
熱硬化性樹脂の種類及び量によって異なるが、例えばフ
ェノール樹脂の場合、通常、硬化温度が130〜220
℃、好ましくは130〜170℃であり、予熱時間が5
分〜1時間、好ましくは20分〜40時間である。
した前記マトリックス材を加熱すると、前記熱硬化性樹
脂が硬化して前記マトリックス材が熱硬化する。前記マ
トリックス材を熱硬化する際の加熱条件としては、前記
熱硬化性樹脂の種類及び量によって異なるが、例えばフ
ェノール樹脂の場合、通常、硬化温度が130〜220
℃、好ましくは130〜170℃であり、予熱時間が5
分〜1時間、好ましくは20分〜40時間である。
【0026】以上によりオーバーコート被覆燃料粒子を
得ることができる。
得ることができる。
【0027】(B)黒鉛粒子 この発明においては、黒鉛粉末を有してなる黒鉛粒子を
用いる。
用いる。
【0028】前記黒鉛粒子は、例えば、結合剤を有する
黒鉛粉末を混合・撹拌し、ペレタイザー等の造粒機を用
いることにより得ることができる。
黒鉛粉末を混合・撹拌し、ペレタイザー等の造粒機を用
いることにより得ることができる。
【0029】前記黒鉛粉末としては、特に制限はなく、
それ自体公知のものを使用することができる。例えば、
前記(A)オーバーコート被覆燃料粒子において挙げた
ものを使用することができる。なお、この発明において
は、前記(A)オーバーコート被覆燃料粒子において用
いる黒鉛粉末と同じものを使用するのが好ましい。前記
黒鉛粉末の平均粒径としては、通常20〜30μmであ
るが、この発明においては、前記(A)オーバーコート
被覆燃料粒子において使用する黒鉛粒子の平均粒径と同
じであることが好ましい。
それ自体公知のものを使用することができる。例えば、
前記(A)オーバーコート被覆燃料粒子において挙げた
ものを使用することができる。なお、この発明において
は、前記(A)オーバーコート被覆燃料粒子において用
いる黒鉛粉末と同じものを使用するのが好ましい。前記
黒鉛粉末の平均粒径としては、通常20〜30μmであ
るが、この発明においては、前記(A)オーバーコート
被覆燃料粒子において使用する黒鉛粒子の平均粒径と同
じであることが好ましい。
【0030】前記結合剤としては、前記(A)オーバー
コート被覆燃料粒子において挙げたものを用いることが
できる。
コート被覆燃料粒子において挙げたものを用いることが
できる。
【0031】この発明においては、前記(A)オーバー
コート被覆燃料粒子におけるマトリックス材と、黒鉛粒
子における黒鉛粉末及び結合剤とが同じ組成であると、
一体型燃料の成形体を焼成したときこれらを互いに均一
の組成にすることができる。その結果として、得られる
一体型燃料に割れや剥離等を生じるのを防ぐことができ
る。また、マトリックス材の調製を簡略化することがで
きる。
コート被覆燃料粒子におけるマトリックス材と、黒鉛粒
子における黒鉛粉末及び結合剤とが同じ組成であると、
一体型燃料の成形体を焼成したときこれらを互いに均一
の組成にすることができる。その結果として、得られる
一体型燃料に割れや剥離等を生じるのを防ぐことができ
る。また、マトリックス材の調製を簡略化することがで
きる。
【0032】なお、この発明においては、一体型燃料を
製造するのに必要な黒鉛粒子の量は、以下の式から算出
することができる。
製造するのに必要な黒鉛粒子の量は、以下の式から算出
することができる。
【0033】必要な黒鉛粒子の量=燃料スリーブ部の体
積×マトリックス密度目標値 以上により黒鉛粒子を得ることができる。
積×マトリックス密度目標値 以上により黒鉛粒子を得ることができる。
【0034】(C)一体型燃料の製造 (C−a)充填 この発明においては、一体型燃料を成形する際に、先ず
前記オーバーコート被覆燃料粒子(A)と前記黒鉛粒子
(B)とを、一体型燃料の型に充填する。
前記オーバーコート被覆燃料粒子(A)と前記黒鉛粒子
(B)とを、一体型燃料の型に充填する。
【0035】前記型としては、特に制限はないが、採用
する成形法に応じて適宜その材質、大きさ、形状等を選
択することができる。例えば、ラバープレス法を採用す
る場合には円筒形状のゴム製の型を好適に使用すること
ができる。
する成形法に応じて適宜その材質、大きさ、形状等を選
択することができる。例えば、ラバープレス法を採用す
る場合には円筒形状のゴム製の型を好適に使用すること
ができる。
【0036】前記型に充填する方法としては、例えば、
図1に示す有底円筒形状のゴム製の型5における中空部
9内の底面から一定の高さまで、適宜選択した機器、例
えば薬さじ11等を用いて黒鉛粒子2を充填する。次
に、オーバーコート被覆燃料粒子案内筒4の軸線と前記
中空部9の軸線とが一致するように、かつ、前記オーバ
ーコート被覆燃料粒子案内筒4の先端が先に充填した黒
鉛粒子2に接するように、前記オーバーコート被覆燃料
粒子案内筒4を前記中空部9内に挿入する。このオーバ
ーコート被覆燃料粒子案内筒4及び中空部9により挟ま
れる空間に黒鉛粒子2を充填する。また、オーバーコー
ト被覆燃料粒子案内筒4の内部にオーバーコート被覆燃
料粒子1を充填する。その後、前記オーバーコート被覆
燃料粒子案内筒4を抜き去り、充填されたオーバーコー
ト被覆燃料粒子1及び黒鉛粒子2の上面に、黒鉛粒子2
の層を形成するように黒鉛粒子2を充填すると共に前記
型5に蓋をする。このようにして一体型燃料の型へオー
バーコート被覆燃料粒子及び黒鉛粒子を充填する方法が
挙げられる。
図1に示す有底円筒形状のゴム製の型5における中空部
9内の底面から一定の高さまで、適宜選択した機器、例
えば薬さじ11等を用いて黒鉛粒子2を充填する。次
に、オーバーコート被覆燃料粒子案内筒4の軸線と前記
中空部9の軸線とが一致するように、かつ、前記オーバ
ーコート被覆燃料粒子案内筒4の先端が先に充填した黒
鉛粒子2に接するように、前記オーバーコート被覆燃料
粒子案内筒4を前記中空部9内に挿入する。このオーバ
ーコート被覆燃料粒子案内筒4及び中空部9により挟ま
れる空間に黒鉛粒子2を充填する。また、オーバーコー
ト被覆燃料粒子案内筒4の内部にオーバーコート被覆燃
料粒子1を充填する。その後、前記オーバーコート被覆
燃料粒子案内筒4を抜き去り、充填されたオーバーコー
ト被覆燃料粒子1及び黒鉛粒子2の上面に、黒鉛粒子2
の層を形成するように黒鉛粒子2を充填すると共に前記
型5に蓋をする。このようにして一体型燃料の型へオー
バーコート被覆燃料粒子及び黒鉛粒子を充填する方法が
挙げられる。
【0037】なお、前記充填の方法は、その目的に応じ
て適宜選択することができる。
て適宜選択することができる。
【0038】(C−b)成形 この発明においては、一体型燃料の型に充填したオーバ
ーコート被覆燃料粒子及び黒鉛粒子を一体型燃料に成形
するには、適宜選択した成形方法及び条件を採用するこ
とができる。
ーコート被覆燃料粒子及び黒鉛粒子を一体型燃料に成形
するには、適宜選択した成形方法及び条件を採用するこ
とができる。
【0039】前記成形方法としては、押出成形法、等方
加圧成形法等のそれ自体公知の方法を採用することがで
きる。これらの中でも、ラバープレス法等の等方圧成形
法に従い成形を行なうのが好ましい。前記等方加圧成形
法としては、温間等方加圧成形法及び冷間等方加圧成形
法のいずれであってもよい。これらの方法に従い成形す
ることにより、中実円筒状、中空円筒状、球状をはじめ
とする任意の形状に一体型燃料を成形することができ
る。
加圧成形法等のそれ自体公知の方法を採用することがで
きる。これらの中でも、ラバープレス法等の等方圧成形
法に従い成形を行なうのが好ましい。前記等方加圧成形
法としては、温間等方加圧成形法及び冷間等方加圧成形
法のいずれであってもよい。これらの方法に従い成形す
ることにより、中実円筒状、中空円筒状、球状をはじめ
とする任意の形状に一体型燃料を成形することができ
る。
【0040】前記成形条件としては、圧力、時間等につ
き特に制限はなく、必要に応じて適宜選択することがで
きる。
き特に制限はなく、必要に応じて適宜選択することがで
きる。
【0041】前記成形の際の圧力としては、通常20〜
50Kg/cm2 であり、好ましくは30〜40Kg/
cm2 である。前記圧力が20Kg/cm2 よりも小さ
いと、成形が不十分になり、成形後に焼成する際に型く
ずれの原因になることがある。一方、50Kg/cm2
よりも大きいと、被覆燃料粒子が破損することがある。
50Kg/cm2 であり、好ましくは30〜40Kg/
cm2 である。前記圧力が20Kg/cm2 よりも小さ
いと、成形が不十分になり、成形後に焼成する際に型く
ずれの原因になることがある。一方、50Kg/cm2
よりも大きいと、被覆燃料粒子が破損することがある。
【0042】前記時間としては、通常4〜10分であ
る。前記時間が4分よりも短いと、成形が不十分にな
り、成形後に焼成する際に型くずれの原因になることが
ある。一方、10分よりも長いと、熱硬化性樹脂が硬化
してしまい、成形が困難になることがある。
る。前記時間が4分よりも短いと、成形が不十分にな
り、成形後に焼成する際に型くずれの原因になることが
ある。一方、10分よりも長いと、熱硬化性樹脂が硬化
してしまい、成形が困難になることがある。
【0043】以上のようにして得られる成形体において
は、オーバーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料部と
黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との間の界面が連
続かつ一体化している。
は、オーバーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料部と
黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との間の界面が連
続かつ一体化している。
【0044】(C−c)焼成 この発明においては、成形により得られた一体型燃料の
成形体を焼成することにより一体型燃料を製造する。
成形体を焼成することにより一体型燃料を製造する。
【0045】前記焼成は、適宜選択した温度、時間等の
条件により行なわれる。
条件により行なわれる。
【0046】前記温度としては、通常1600〜190
0℃であり、好ましくは約1800℃である。前記温度
が1600℃よりも低いと、焼結しないことがある。一
方、1900℃よりも高いと、被覆燃料粒子の被覆第三
層目が2300℃程度しかもたないことがある。
0℃であり、好ましくは約1800℃である。前記温度
が1600℃よりも低いと、焼結しないことがある。一
方、1900℃よりも高いと、被覆燃料粒子の被覆第三
層目が2300℃程度しかもたないことがある。
【0047】前記焼成は、一度の焼成のみならず、例え
ば、成形体中に含まれるガス状成分を脱ガスすることを
目的として一次焼成を行ない、その後に最終焼成を目的
として二次焼成を行なう等の複数回に分けて焼成を行な
ってもよい。例えば、一次焼成は、N2 ガス雰囲気中で
18〜20℃/hrの速度で800℃まで昇温し、80
0℃に2時間維持した後、自然降温させる。二次焼成
は、真空中で200℃/hrの速度で1800℃まで昇
温し、1800℃で1時間維持することにより行なうこ
ともできる。
ば、成形体中に含まれるガス状成分を脱ガスすることを
目的として一次焼成を行ない、その後に最終焼成を目的
として二次焼成を行なう等の複数回に分けて焼成を行な
ってもよい。例えば、一次焼成は、N2 ガス雰囲気中で
18〜20℃/hrの速度で800℃まで昇温し、80
0℃に2時間維持した後、自然降温させる。二次焼成
は、真空中で200℃/hrの速度で1800℃まで昇
温し、1800℃で1時間維持することにより行なうこ
ともできる。
【0048】このような焼成を行なうことにより、前記
成形体における前記オーバーコート被覆燃料粒子中のマ
トリックス材と、黒鉛粒子中の黒鉛粉末及び結合剤と
は、互いに炭化されて黒鉛マトリックスとなる。
成形体における前記オーバーコート被覆燃料粒子中のマ
トリックス材と、黒鉛粒子中の黒鉛粉末及び結合剤と
は、互いに炭化されて黒鉛マトリックスとなる。
【0049】なお、この発明においては、前記焼成後
に、得られた一体型燃料につき必要に応じてその外周等
を機械加工することにより、寸法調整を行うことができ
る。
に、得られた一体型燃料につき必要に応じてその外周等
を機械加工することにより、寸法調整を行うことができ
る。
【0050】以上により、オーバーコート被覆燃料粒子
を有してなる燃料部と黒鉛粒子を有してなるスリーブ部
との間の界面が連続かつ一体で、割れや剥離の生じにく
い一体型燃料が得られる。
を有してなる燃料部と黒鉛粒子を有してなるスリーブ部
との間の界面が連続かつ一体で、割れや剥離の生じにく
い一体型燃料が得られる。
【0051】この発明の製造方法により製造される一体
型燃料は、使用時に燃料内に生じる温度差の減少及び熱
伝達能の向上を図ることができ、原子力発電における、
例えば高温ガス炉等に好適に使用することができる。
型燃料は、使用時に燃料内に生じる温度差の減少及び熱
伝達能の向上を図ることができ、原子力発電における、
例えば高温ガス炉等に好適に使用することができる。
【0052】
【実施例】以下にこの発明の実施例を示すと共に、この
発明について更に具体的に説明する。なお、この発明は
以下の実施例に何ら限定されるものではない。
発明について更に具体的に説明する。なお、この発明は
以下の実施例に何ら限定されるものではない。
【0053】(実施例1)二酸化ウランの核に、常法に
より、炭素及び炭化ケイ素又は炭化ジルコニウムを含有
するセラミックスを被覆熱分解蒸着した直径900μm
の被覆燃料粒子に、クロップミュール社製の黒鉛粉末8
0重量%及びフェノール樹脂20重量%からなるマトリ
ックス材を、厚み75μmになるまで、エタノールを噴
霧しながら付着させてオーバーコートして後、170℃
の加熱炉で30分間加熱し、フェノール樹脂を硬化さ
せ、オーバーコート層を形成してなる、平均粒径1,0
00μmのオーバーコート被覆燃料粒子を得た。
より、炭素及び炭化ケイ素又は炭化ジルコニウムを含有
するセラミックスを被覆熱分解蒸着した直径900μm
の被覆燃料粒子に、クロップミュール社製の黒鉛粉末8
0重量%及びフェノール樹脂20重量%からなるマトリ
ックス材を、厚み75μmになるまで、エタノールを噴
霧しながら付着させてオーバーコートして後、170℃
の加熱炉で30分間加熱し、フェノール樹脂を硬化さ
せ、オーバーコート層を形成してなる、平均粒径1,0
00μmのオーバーコート被覆燃料粒子を得た。
【0054】次に、前記黒鉛粉末80重量%及びフェノ
ール樹脂20重量%からなるマトリックス材と同じ粉体
を東武製作所(株)製の皿型造粒装置を用いて造粒する
ことにより、粒径800〜900μmの黒鉛粒子を得
た。
ール樹脂20重量%からなるマトリックス材と同じ粉体
を東武製作所(株)製の皿型造粒装置を用いて造粒する
ことにより、粒径800〜900μmの黒鉛粒子を得
た。
【0055】そして、図1に示す直径40cm有底円筒
形状のゴム製の型5における、直径26cmの中空部9
内におけるの底面から4cmの高さまで薬さじ11を用
いて先に調製した黒鉛粒子2を充填する。次に、直径
1.5cmのオーバーコート被覆燃料粒子案内筒4の軸
線と前記中空部9の軸線とが一致するように、かつ、前
記オーバーコート被覆燃料粒子案内筒4の先端が先に充
填した黒鉛粒子2に接するように、前記オーバーコート
被覆燃料粒子案内筒4を前記中空部9内に挿入した。こ
のオーバーコート被覆燃料粒子案内筒4及び中空部9に
より挟まれる空間に黒鉛粒子2を充填した。また、オー
バーコート被覆燃料粒子案内筒4の内部にオーバーコー
ト被覆燃料粒子1を充填した。その後、前記オーバーコ
ート被覆燃料粒子案内筒4を抜き去り、充填されたオー
バーコート被覆燃料粒子1及び黒鉛粒子2の上面に、黒
鉛粒子2の層を厚み4cmになるように前記黒鉛粒子2
を充填すると共に前記型5に蓋をした。
形状のゴム製の型5における、直径26cmの中空部9
内におけるの底面から4cmの高さまで薬さじ11を用
いて先に調製した黒鉛粒子2を充填する。次に、直径
1.5cmのオーバーコート被覆燃料粒子案内筒4の軸
線と前記中空部9の軸線とが一致するように、かつ、前
記オーバーコート被覆燃料粒子案内筒4の先端が先に充
填した黒鉛粒子2に接するように、前記オーバーコート
被覆燃料粒子案内筒4を前記中空部9内に挿入した。こ
のオーバーコート被覆燃料粒子案内筒4及び中空部9に
より挟まれる空間に黒鉛粒子2を充填した。また、オー
バーコート被覆燃料粒子案内筒4の内部にオーバーコー
ト被覆燃料粒子1を充填した。その後、前記オーバーコ
ート被覆燃料粒子案内筒4を抜き去り、充填されたオー
バーコート被覆燃料粒子1及び黒鉛粒子2の上面に、黒
鉛粒子2の層を厚み4cmになるように前記黒鉛粒子2
を充填すると共に前記型5に蓋をした。
【0056】このとき使用した黒鉛粒子の配合量は、2
0〜30gであり、マトリックス密度目標値に基づいて
算出した。
0〜30gであり、マトリックス密度目標値に基づいて
算出した。
【0057】このようにしてオーバーコート被覆燃料粒
子及び黒鉛粒子を充填した型を、ラバープレス装置内に
入れ、温度及び時間がそれぞれ110℃、1分の条件に
て加圧成形し、一体型燃料の成形体を得た。
子及び黒鉛粒子を充填した型を、ラバープレス装置内に
入れ、温度及び時間がそれぞれ110℃、1分の条件に
て加圧成形し、一体型燃料の成形体を得た。
【0058】この得られた成形体を、水分その他のガス
状物を脱ガスする目的で、N2 ガス中にて、昇温速度1
8℃/hr、温度800℃の条件下で1時間一次焼成し
た。その後、更に真空中にて、温度1800℃の条件下
で1時間二次焼成した。
状物を脱ガスする目的で、N2 ガス中にて、昇温速度1
8℃/hr、温度800℃の条件下で1時間一次焼成し
た。その後、更に真空中にて、温度1800℃の条件下
で1時間二次焼成した。
【0059】更に、前記焼成後に、得られた一体型燃料
の外周を機械加工して寸法調整を行い、高さが約600
mmであり、外径が約40mmであり、燃料部の径が約
26mmである一体型燃料を製造した。
の外周を機械加工して寸法調整を行い、高さが約600
mmであり、外径が約40mmであり、燃料部の径が約
26mmである一体型燃料を製造した。
【0060】得られた一体型燃料には、燃料部と燃料ス
リーブ部との間に割れや剥離等は見られなかった。
リーブ部との間に割れや剥離等は見られなかった。
【0061】
【発明の効果】この発明に係る一体型燃料の製造方法に
よると、オーバーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料
部と黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との間に割れ
や剥離が生じにくく、使用時に燃料内に生じる温度差の
減少及び熱伝達能の向上を図ることができる、原子力発
電に好適な一体型燃料を簡便かつ容易に提供することが
できる。
よると、オーバーコート被覆燃料粒子を有してなる燃料
部と黒鉛粒子を有してなる燃料スリーブ部との間に割れ
や剥離が生じにくく、使用時に燃料内に生じる温度差の
減少及び熱伝達能の向上を図ることができる、原子力発
電に好適な一体型燃料を簡便かつ容易に提供することが
できる。
【図1】図1は、この発明に係る一体型燃料の製造方法
を示す概略説明図である。
を示す概略説明図である。
【図2】図2は、燃料スリーブ部と燃料部とを別々に製
造する従来の一体型燃料における燃料スリーブ部の製造
を示す概略説明図である。
造する従来の一体型燃料における燃料スリーブ部の製造
を示す概略説明図である。
【図3】図3は、燃料スリーブ部を示す概略説明図であ
る。
る。
【図4】図4は、燃料スリーブ部と燃料部とを別々に製
造する従来の一体型燃料の製造方法を示す概略説明図で
ある。
造する従来の一体型燃料の製造方法を示す概略説明図で
ある。
【図5】図5は、一体型燃料の成形体を示す概略説明図
である。
である。
1 オーバーコート被覆燃料粒子 2 黒鉛粒子 3 一体型燃料の成形体 4 オーバーコート被覆燃料粒子案内筒 5 型 6 中子 7 端栓部 8 燃料スリーブ部 9 中空部 10 燃料部 11 薬さじ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月22日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
Claims (1)
- 【請求項1】 被覆燃料粒子の表面に黒鉛粉末及び結合
剤を有するマトリックス材をオーバーコートしてなるオ
−バ−コ−ト被覆燃料粒子と、黒鉛粉末を有してなる黒
鉛粒子とを、一体型燃料の型中に充填し、これを成形す
ると共に焼成することを特徴とする一体型燃料の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5053997A JPH06265669A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 一体型燃料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5053997A JPH06265669A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 一体型燃料の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06265669A true JPH06265669A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12958253
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5053997A Withdrawn JPH06265669A (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 一体型燃料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06265669A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6233299B1 (en) * | 1998-10-02 | 2001-05-15 | Japan Nuclear Cycle Development Institute | Assembly for transmutation of a long-lived radioactive material |
| JP2006112838A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 高温ガス炉用燃料コンパクトの製造方法 |
| JP2006145508A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-08 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 高温ガス炉用成型燃料の製造方法 |
| JP2007183150A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料の製造方法及び高温ガス炉用燃料 |
| KR100866312B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2008-10-31 | 한국원자력연구원 | 진동 충전 튜브형 우라늄-몰리브덴 분산 핵연료 및 이의제조방법 |
| CN115602346A (zh) * | 2022-10-26 | 2023-01-13 | 中核北方核燃料元件有限公司(Cn) | 一种包覆颗粒弥散燃料芯块无燃料区制备方法 |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5053997A patent/JPH06265669A/ja not_active Withdrawn
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6233299B1 (en) * | 1998-10-02 | 2001-05-15 | Japan Nuclear Cycle Development Institute | Assembly for transmutation of a long-lived radioactive material |
| JP2006112838A (ja) * | 2004-10-13 | 2006-04-27 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 高温ガス炉用燃料コンパクトの製造方法 |
| JP2006145508A (ja) * | 2004-11-25 | 2006-06-08 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 高温ガス炉用成型燃料の製造方法 |
| JP2007183150A (ja) * | 2006-01-06 | 2007-07-19 | Nuclear Fuel Ind Ltd | 燃料の製造方法及び高温ガス炉用燃料 |
| KR100866312B1 (ko) * | 2007-04-16 | 2008-10-31 | 한국원자력연구원 | 진동 충전 튜브형 우라늄-몰리브덴 분산 핵연료 및 이의제조방법 |
| CN115602346A (zh) * | 2022-10-26 | 2023-01-13 | 中核北方核燃料元件有限公司(Cn) | 一种包覆颗粒弥散燃料芯块无燃料区制备方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000530 |