JPH0626725A - 極めて高温で操作される吸収式ヒートポンプに対する作動流体 - Google Patents
極めて高温で操作される吸収式ヒートポンプに対する作動流体Info
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- JPH0626725A JPH0626725A JP3330493A JP33049391A JPH0626725A JP H0626725 A JPH0626725 A JP H0626725A JP 3330493 A JP3330493 A JP 3330493A JP 33049391 A JP33049391 A JP 33049391A JP H0626725 A JPH0626725 A JP H0626725A
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- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
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- C09K5/02—Materials undergoing a change of physical state when used
- C09K5/04—Materials undergoing a change of physical state when used the change of state being from liquid to vapour or vice versa
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- Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 極めて高温、とりわけ200から1,000
℃において操作される吸収式ヒートポンプ用の作動流体
の提供。 【構成】 少くとも2つの化学成分の混合物からなる作
動流体であって、“溶媒”と呼ばれる第一成分が“溶
質”と呼ばれる他の成分にくらべそれらの混合物の温度
において極めて揮発性で、それら化学成分のそれぞれの
性質と混合比率を、混合物の蒸気圧が第一成分単独の蒸
気圧にくらべ、ポンプ中の作動流体の操作サイクルを通
して著しく低いように選ばれることを特徴とする作動流
体。これらの化学成分は、具体的には水銀またはナトリ
ウムのような金属、または硫黄のようなメタロイドであ
り得る。
℃において操作される吸収式ヒートポンプ用の作動流体
の提供。 【構成】 少くとも2つの化学成分の混合物からなる作
動流体であって、“溶媒”と呼ばれる第一成分が“溶
質”と呼ばれる他の成分にくらべそれらの混合物の温度
において極めて揮発性で、それら化学成分のそれぞれの
性質と混合比率を、混合物の蒸気圧が第一成分単独の蒸
気圧にくらべ、ポンプ中の作動流体の操作サイクルを通
して著しく低いように選ばれることを特徴とする作動流
体。これらの化学成分は、具体的には水銀またはナトリ
ウムのような金属、または硫黄のようなメタロイドであ
り得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は一般的な用語で吸収式
ヒートポンプとして知られる装置に関し、それは熱力学
的装置で、そこにおいて熱は“冷源”から“熱源”へと
汲みあげられ、この熱移動に逆行する作用は、熱力学の
法則に従い、装置による外部からの一定のエネルギの受
容である。
ヒートポンプとして知られる装置に関し、それは熱力学
的装置で、そこにおいて熱は“冷源”から“熱源”へと
汲みあげられ、この熱移動に逆行する作用は、熱力学の
法則に従い、装置による外部からの一定のエネルギの受
容である。
【0002】
【従来の技術】既知の方法においては、これらのヒート
ポンプは、順次に分離器における濃縮、混合器における
希釈を行う閉サイクルを通過する二元混合液の助けによ
り操作される。
ポンプは、順次に分離器における濃縮、混合器における
希釈を行う閉サイクルを通過する二元混合液の助けによ
り操作される。
【0003】この発明をよりよく理解するために、最初
に通常の水とカセイソーダの混合物を用いた周知の吸収
式ヒートポンプの操作を詳細に示す。この混合物は、ソ
ーダ溶液への水蒸気またはスチームの吸収は発熱で、そ
のため水の蒸発によりこの2成分を分離するためには混
合物を加熱する必要があるという事実、一方不揮発性の
ソーダは溶液の水の蒸気圧を著しく低下するという事実
をベースとする個有の熱力学的性質を理由に使われる。
に通常の水とカセイソーダの混合物を用いた周知の吸収
式ヒートポンプの操作を詳細に示す。この混合物は、ソ
ーダ溶液への水蒸気またはスチームの吸収は発熱で、そ
のため水の蒸発によりこの2成分を分離するためには混
合物を加熱する必要があるという事実、一方不揮発性の
ソーダは溶液の水の蒸気圧を著しく低下するという事実
をベースとする個有の熱力学的性質を理由に使われる。
【0004】この周知のヒートポンプは本質的に図1に
示す4つの装置からなる。ここには蒸発器Eがあり、こ
れは純水を60℃、150mmHgで蒸発して蒸気また
はスチームにする。吸収器Aには濃縮カセイソーダ溶液
(すなわち“濃縮液”)が1kgNaOH/kg水で流
れる。スチームはやや希薄な溶液、即ち0.9kgNa
OH/kg水(即ち“希薄液”)の形で吸収される。こ
の吸収は発熱である。吸収は100℃でおこなわれ(図
2のグラフ参照)そして発生熱は熱交換器により外部に
取り去られ、そこで約5℃の低下があり結果的に95℃
になる。蒸発器Eと吸収器Aとは合わせてポンプの混合
ステージを構成する。
示す4つの装置からなる。ここには蒸発器Eがあり、こ
れは純水を60℃、150mmHgで蒸発して蒸気また
はスチームにする。吸収器Aには濃縮カセイソーダ溶液
(すなわち“濃縮液”)が1kgNaOH/kg水で流
れる。スチームはやや希薄な溶液、即ち0.9kgNa
OH/kg水(即ち“希薄液”)の形で吸収される。こ
の吸収は発熱である。吸収は100℃でおこなわれ(図
2のグラフ参照)そして発生熱は熱交換器により外部に
取り去られ、そこで約5℃の低下があり結果的に95℃
になる。蒸発器Eと吸収器Aとは合わせてポンプの混合
ステージを構成する。
【0005】そこには又ボイラ−発生器Bがあり、その
機能は溶液の再生であり、希薄液を受け入れて濃縮液に
して出すことである。そのボイラの温度、従って作動圧
力は自由に選択できる。この例ではボイラの温度は60
℃に選ばれ、従って65℃の熱源が供給される。従って
ボイラは17mmHgのスチームを発生する。そこには
コンデンサCがあり、そこで17mmHgのスチームが
20℃の熱交換器と接触して凝縮し、従って約15℃の
“冷”源が供給される。ボイラBとコンデンサCの全体
はポンプの発生ステージを構成する。
機能は溶液の再生であり、希薄液を受け入れて濃縮液に
して出すことである。そのボイラの温度、従って作動圧
力は自由に選択できる。この例ではボイラの温度は60
℃に選ばれ、従って65℃の熱源が供給される。従って
ボイラは17mmHgのスチームを発生する。そこには
コンデンサCがあり、そこで17mmHgのスチームが
20℃の熱交換器と接触して凝縮し、従って約15℃の
“冷”源が供給される。ボイラBとコンデンサCの全体
はポンプの発生ステージを構成する。
【0006】このように装置の熱バランスは次のようで
ある。ボイラBと蒸発器Eは60℃で、65℃の熱源に
より供給される。コンデンサCは20℃で15℃の
“冷”源に排出される。そして吸収器Aは100℃で、
約95℃において有用な熱を供給する。
ある。ボイラBと蒸発器Eは60℃で、65℃の熱源に
より供給される。コンデンサCは20℃で15℃の
“冷”源に排出される。そして吸収器Aは100℃で、
約95℃において有用な熱を供給する。
【0007】言うまでもなくこれら4つの基本装置は図
1に示されない循環ポンプ、膨脹弁、回収熱交換器によ
り結ばれている。
1に示されない循環ポンプ、膨脹弁、回収熱交換器によ
り結ばれている。
【0008】このシステムの操作サイクルは図2のクラ
ペイロン線図またはグラフ(logp,T)で示され
る。サイクルABCEはスチーム径路で、A=吸収器、
B=ボイラ−発生器、C=コンデンサ、そしてE=蒸発
器である。サイクルABB′A′は溶液径路で、AB=
希薄液、A′B′=濃縮液である。
ペイロン線図またはグラフ(logp,T)で示され
る。サイクルABCEはスチーム径路で、A=吸収器、
B=ボイラ−発生器、C=コンデンサ、そしてE=蒸発
器である。サイクルABB′A′は溶液径路で、AB=
希薄液、A′B′=濃縮液である。
【0009】異常に高い水の蒸発エンタルピ(Hv=5
50kcal/kg)の結果、蒸発器−コンデンサは大
量の熱を処理するために少量の水しか必要としない。こ
のように、1kgの水を蒸発−凝縮する場合、550k
cal=2.3Mj=0.64kWHの熱量に対応して
65から95℃への温度の回復が生じる。
50kcal/kg)の結果、蒸発器−コンデンサは大
量の熱を処理するために少量の水しか必要としない。こ
のように、1kgの水を蒸発−凝縮する場合、550k
cal=2.3Mj=0.64kWHの熱量に対応して
65から95℃への温度の回復が生じる。
【0010】第一の概算では、コンデンサCと吸収器A
の熱伝達効率が等しいと認めることができる。このよう
に、コンデンサCにおいて減退する熱流束は吸収器Aに
おいて回復する熱流速に等しいかそれより僅かに高い。
言葉を変えれば、総合された効率は50%に等しいか僅
かに下で、そして65℃でシステムに入った2つのカロ
リーのひとつは95℃に高められ、他は15℃に減退さ
れる。65℃で入り95℃に高められたカロリーが、ま
さに装置にヒートポンプとしての資格を与える。
の熱伝達効率が等しいと認めることができる。このよう
に、コンデンサCにおいて減退する熱流束は吸収器Aに
おいて回復する熱流速に等しいかそれより僅かに高い。
言葉を変えれば、総合された効率は50%に等しいか僅
かに下で、そして65℃でシステムに入った2つのカロ
リーのひとつは95℃に高められ、他は15℃に減退さ
れる。65℃で入り95℃に高められたカロリーが、ま
さに装置にヒートポンプとしての資格を与える。
【0011】吸収式ヒートポンプの理論的研究は例えば
“Revue Generalede Thermiq
ue”,No.320−321,August−Sep
tember,1988,p451ffに見られる。
“Revue Generalede Thermiq
ue”,No.320−321,August−Sep
tember,1988,p451ffに見られる。
【0012】この明細書の残りを理解するために、分離
器の機能、温度混合器の機能と2つの異った機能の吸収
式ヒートポンプがあることが指摘される。分離器が混合
器より高温の場合はポンプは第一のまたは通常の型式で
あるといえる。しかし混合器が分離器より高温の場合は
ポンプは第二の型式であり、そして又時として熱輸送機
ともいわれる。
器の機能、温度混合器の機能と2つの異った機能の吸収
式ヒートポンプがあることが指摘される。分離器が混合
器より高温の場合はポンプは第一のまたは通常の型式で
あるといえる。しかし混合器が分離器より高温の場合は
ポンプは第二の型式であり、そして又時として熱輸送機
ともいわれる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】二元混合物を用いるこ
のような吸収式ヒートポンプは満足すべき方法で何ら大
きな問題なしに操作されるが、水溶液混合物の場合には
明らかに約150℃の高温に対しては温度の制約をうけ
る。もし作動流体が有機混合物で構成される場合は、操
作温度は明らかにその混合物の分解温度で制限される。
のような吸収式ヒートポンプは満足すべき方法で何ら大
きな問題なしに操作されるが、水溶液混合物の場合には
明らかに約150℃の高温に対しては温度の制約をうけ
る。もし作動流体が有機混合物で構成される場合は、操
作温度は明らかにその混合物の分解温度で制限される。
【0014】しかし、産業界には高温のそして極めて高
温、例えば1,000℃およびそれ以上の熱設備があ
り、これらの温度範囲で働くヒートポンプがないので、
そこでは大量の熱が利用されることなしに棄てられてい
る。これは、たとえば蒸気発生ボイラおよび原子力およ
び非原子力発電所の場合である。今までこの水準の極め
て高温におけるヒートポンプをつくる可能性はなく、そ
してこのようなポンプは未だ出現したことがなかった。
温、例えば1,000℃およびそれ以上の熱設備があ
り、これらの温度範囲で働くヒートポンプがないので、
そこでは大量の熱が利用されることなしに棄てられてい
る。これは、たとえば蒸気発生ボイラおよび原子力およ
び非原子力発電所の場合である。今までこの水準の極め
て高温におけるヒートポンプをつくる可能性はなく、そ
してこのようなポンプは未だ出現したことがなかった。
【0015】この発明はとりわけ、この問題を簡単なそ
して予測されなかった方法で解決する、極めて高温で操
作されるヒートポンプに対する作動流体に関する。
して予測されなかった方法で解決する、極めて高温で操
作されるヒートポンプに対する作動流体に関する。
【0016】
【問題を解決するための手段】この発明は従って極めて
高温、特に200から1,000℃において操作される
吸収式ヒートポンプに対する作動流体に関する。この作
動流体は少くとも2つの成分からなる混合物で、既知の
方法によりヒートポンプの操作サイクルの間循環され
る。
高温、特に200から1,000℃において操作される
吸収式ヒートポンプに対する作動流体に関する。この作
動流体は少くとも2つの成分からなる混合物で、既知の
方法によりヒートポンプの操作サイクルの間循環され
る。
【0017】最初に分離器(発生器とコンデンサで形成
される)を通り、そこで低濃度の溶質を持ち“希薄液”
といわれる溶液は蒸発−凝縮により、純粋のあるいはほ
とんど純粋の溶媒で構成される第一液相と、濃縮溶液で
構成される第二液相に分離される。
される)を通り、そこで低濃度の溶質を持ち“希薄液”
といわれる溶液は蒸発−凝縮により、純粋のあるいはほ
とんど純粋の溶媒で構成される第一液相と、濃縮溶液で
構成される第二液相に分離される。
【0018】ついで“混合器”(蒸発器と吸収器で形成
される)を通り、そこで溶媒と濃縮溶液は希薄溶液を再
形成するために蒸発−凝縮により再混合される。
される)を通り、そこで溶媒と濃縮溶液は希薄溶液を再
形成するために蒸発−凝縮により再混合される。
【0019】そして作動流体は少くとも2つの化学成分
の混合物で構成され、その“溶媒”と呼ばれる第一成分
は“溶質”と呼ばれる他の成分より混合物の温度におい
て極めて高い揮発性をもち、混合物中のこれら化学成分
のそれぞれの性質と比率は、混合物の蒸気圧が最も揮発
性の化学成分単独の蒸気圧より、ポンプ中の作動流体の
操作サイクルを通して十分低くなるように選ばれること
を特徴とする。
の混合物で構成され、その“溶媒”と呼ばれる第一成分
は“溶質”と呼ばれる他の成分より混合物の温度におい
て極めて高い揮発性をもち、混合物中のこれら化学成分
のそれぞれの性質と比率は、混合物の蒸気圧が最も揮発
性の化学成分単独の蒸気圧より、ポンプ中の作動流体の
操作サイクルを通して十分低くなるように選ばれること
を特徴とする。
【0020】ヒートポンプの作業流体が化学成分の混合
物であることによるこの発明の本質的な性質は2つの重
要な利点をもたらす。そのひとつは、成分がその物質が
本来備えている性質により昇温時に分解する危険がない
ものを、高温のヒートポンプ特に200℃以上で使うこ
とができることである。
物であることによるこの発明の本質的な性質は2つの重
要な利点をもたらす。そのひとつは、成分がその物質が
本来備えている性質により昇温時に分解する危険がない
ものを、高温のヒートポンプ特に200℃以上で使うこ
とができることである。
【0021】一方、多くの成分が連続的に変化する任意
の比率で混合することができ、そして明確に定められる
熱力学的特性をもち、クラペイロングラフ上で予測でき
る流体が得られるので、全体として融通性がある。この
発明により、そしてこの目的のために、この流体に会合
する異った成分は、それらの間に形成することができる
化合物が不安定でそして高温度で容易脱会合され得るよ
うな方法で選ばれる。
の比率で混合することができ、そして明確に定められる
熱力学的特性をもち、クラペイロングラフ上で予測でき
る流体が得られるので、全体として融通性がある。この
発明により、そしてこの目的のために、この流体に会合
する異った成分は、それらの間に形成することができる
化合物が不安定でそして高温度で容易脱会合され得るよ
うな方法で選ばれる。
【0022】この発明によればヒートポンプ用の作動流
体に対し特に興味ある形態は、化学成分が高温において
液体である金属である。このように、液体金属の閉回路
形態における循環およびポンピングの技術は過去20年
間に、特にあるリアクタがこのような液体金属により冷
却される核リアクタ分野においておこなわれた研究の結
果著しく進歩した。
体に対し特に興味ある形態は、化学成分が高温において
液体である金属である。このように、液体金属の閉回路
形態における循環およびポンピングの技術は過去20年
間に、特にあるリアクタがこのような液体金属により冷
却される核リアクタ分野においておこなわれた研究の結
果著しく進歩した。
【0023】厳密に機械的および水力学的観点からは、
極高温におけるヒートポンプ操作用の作動流体の製造に
は、このような作動流体を形成するために必要な熱力学
的性質に相当する金属のペアーを発見できれば、結論的
に何等障害はない。出願人は、混合物の蒸気圧が第一の
揮発性の金属のそれより十分低い、ヒートポンプで使う
前述の流体をつくることが可能な液体金属のペアーがあ
ることを示した。
極高温におけるヒートポンプ操作用の作動流体の製造に
は、このような作動流体を形成するために必要な熱力学
的性質に相当する金属のペアーを発見できれば、結論的
に何等障害はない。出願人は、混合物の蒸気圧が第一の
揮発性の金属のそれより十分低い、ヒートポンプで使う
前述の流体をつくることが可能な液体金属のペアーがあ
ることを示した。
【0024】この発明の重要な特徴によれば、第一の揮
発性溶媒金属は水銀により構成され、第二のより低い揮
発性の溶質金属はナトリウムにより構成される。更によ
り具体的には、理想的混合物は、前述の混合物の濃縮状
態において水銀1kg当り0.14kgのナトリウム、
そして希薄状態において水銀1kg当り0.1kgのナ
トリウムに相当する。
発性溶媒金属は水銀により構成され、第二のより低い揮
発性の溶質金属はナトリウムにより構成される。更によ
り具体的には、理想的混合物は、前述の混合物の濃縮状
態において水銀1kg当り0.14kgのナトリウム、
そして希薄状態において水銀1kg当り0.1kgのナ
トリウムに相当する。
【0025】この発明の別の興味ある特徴によれば、作
動流体は第一の揮発性金属としてナトリウムそして第二
の金属として鉛の助けにより形成される。このタイプの
理想的混合物は、濃縮状態においてナトリウム1kg当
り16.7kgの鉛、そして希薄状態において9kg・
Pb/kg・Naに相当する。
動流体は第一の揮発性金属としてナトリウムそして第二
の金属として鉛の助けにより形成される。このタイプの
理想的混合物は、濃縮状態においてナトリウム1kg当
り16.7kgの鉛、そして希薄状態において9kg・
Pb/kg・Naに相当する。
【0026】この発明によれば、第三の二元金属混合物
は第一の揮発性金属としてナトリウム、そして第二の金
属としてスズの助けにより形成される。特に高性能の後
者の金属ペアーの組成は、濃縮状態において9.6kg
・Sn/kg・Naで、希薄状態において5.2kg・
Sn/kg・Naに相当する。
は第一の揮発性金属としてナトリウム、そして第二の金
属としてスズの助けにより形成される。特に高性能の後
者の金属ペアーの組成は、濃縮状態において9.6kg
・Sn/kg・Naで、希薄状態において5.2kg・
Sn/kg・Naに相当する。
【0027】液体金属により構成される興味のある作動
流体組成物は、揮発性溶媒金属がナトリウムで、溶質金
属が鉛およびスズで、これら2つの金属のそれぞれの関
係比率が15から85%であることを特徴とするもので
ある。
流体組成物は、揮発性溶媒金属がナトリウムで、溶質金
属が鉛およびスズで、これら2つの金属のそれぞれの関
係比率が15から85%であることを特徴とするもので
ある。
【0028】この発明による作動流体の別の例は、揮発
性溶媒金属が水銀で、溶質金属がナトリウムとカリウム
で、これら2つの金属のそれぞれの関係比率が15から
85%であることを特徴とするものである。この場合、
好ましくは溶質濃度(純ナトリウムまたはナトリウム/
カリウム混合物)は濃縮溶液において水銀1kg当り
0.1〜0.2kgの溶質/複数の溶質で、希薄溶液中
では0.05〜0.15kg/kgである。
性溶媒金属が水銀で、溶質金属がナトリウムとカリウム
で、これら2つの金属のそれぞれの関係比率が15から
85%であることを特徴とするものである。この場合、
好ましくは溶質濃度(純ナトリウムまたはナトリウム/
カリウム混合物)は濃縮溶液において水銀1kg当り
0.1〜0.2kgの溶質/複数の溶質で、希薄溶液中
では0.05〜0.15kg/kgである。
【0029】最後に、この発明の別の実施態様によれ
ば、作業流体はヨウ素、リン、または硫黄のようなメタ
ロイドである。“溶媒”化学成分と、金属たとえばナト
リウムの形態の化学成分とで構成される。この場合、
“溶質”化学成分は濃縮および希薄溶液上の蒸気圧が純
メタロイド単独の蒸気圧より著しく低くなるような方法
で選ばれた金属である。
ば、作業流体はヨウ素、リン、または硫黄のようなメタ
ロイドである。“溶媒”化学成分と、金属たとえばナト
リウムの形態の化学成分とで構成される。この場合、
“溶質”化学成分は濃縮および希薄溶液上の蒸気圧が純
メタロイド単独の蒸気圧より著しく低くなるような方法
で選ばれた金属である。
【0030】この発明は又前述の作動流体の若干数の応
用に関し、その中で有用な熱が高温で引抜かれる。
用に関し、その中で有用な熱が高温で引抜かれる。
【0031】この発明による作動流体の第一の応用は、
第二のタイプあるいは熱輸送機タイプの吸収式ヒートポ
ンプに関し、300〜450℃の温度の熱源と最高温度
が200℃の冷源との間で操作され、熱の1部が熱源か
らそれを高い温度に上げることにより回収され、その温
度上昇は最低200℃から最高400℃である。
第二のタイプあるいは熱輸送機タイプの吸収式ヒートポ
ンプに関し、300〜450℃の温度の熱源と最高温度
が200℃の冷源との間で操作され、熱の1部が熱源か
らそれを高い温度に上げることにより回収され、その温
度上昇は最低200℃から最高400℃である。
【0032】この発明による作動流体の第2の応用は、
スチーム発生ボイラと協同する第一タイプのヒートポン
プに関し、ヒートポンプ分離器は燃焼室と300〜45
0℃でスチームを発生する第一蒸発器との間に熱的に差
し込まれ、そしてその混合器は低温、即ち最低160℃
で任意に得られる熱源から熱を回収し、その間にその熱
的レベルを第二蒸発器を加熱して300〜450℃でス
チームを発生するのに十分なレベルに上げることを特徴
とする。
スチーム発生ボイラと協同する第一タイプのヒートポン
プに関し、ヒートポンプ分離器は燃焼室と300〜45
0℃でスチームを発生する第一蒸発器との間に熱的に差
し込まれ、そしてその混合器は低温、即ち最低160℃
で任意に得られる熱源から熱を回収し、その間にその熱
的レベルを第二蒸発器を加熱して300〜450℃でス
チームを発生するのに十分なレベルに上げることを特徴
とする。
【0033】第三の応用は高効率の熱機械的原動所に関
し、2つの蒸発器で発生される300〜450℃の温度
のスチームが機械的エネルギをつくるタービンの運転に
使われ、そこでタービンからのスチームが膨張後低温熱
源としてヒートポンプ混合機をその凝縮により加熱する
のに使われることを特徴とする。
し、2つの蒸発器で発生される300〜450℃の温度
のスチームが機械的エネルギをつくるタービンの運転に
使われ、そこでタービンからのスチームが膨張後低温熱
源としてヒートポンプ混合機をその凝縮により加熱する
のに使われることを特徴とする。
【0034】ナトリウム、鉛およびスズのような2つの
溶融液体金属により構成される、この発明による流体の
もうひとつの応用は、450〜600℃の間の熱源と、
最高温度350℃の冷源との間で操作される第二または
熱輸送機タイプの吸収式ヒートポンプに関し、熱源から
熱の1部をその温度をより高くすることにより回収し、
その温度上昇は最低200℃、最高400℃である。
溶融液体金属により構成される、この発明による流体の
もうひとつの応用は、450〜600℃の間の熱源と、
最高温度350℃の冷源との間で操作される第二または
熱輸送機タイプの吸収式ヒートポンプに関し、熱源から
熱の1部をその温度をより高くすることにより回収し、
その温度上昇は最低200℃、最高400℃である。
【0035】濃縮状態でナトリウム/水銀混合物が0.
14kg・Na/kg・Hg、希薄状態で0.1kg・
Na/kg・Hgの比率に相当する第1の応用において
は、この応用は110℃の冷源と300℃の熱源で操作
され、430から520℃の温度範囲の有用な熱をつく
るヒートポンプに関する。
14kg・Na/kg・Hg、希薄状態で0.1kg・
Na/kg・Hgの比率に相当する第1の応用において
は、この応用は110℃の冷源と300℃の熱源で操作
され、430から520℃の温度範囲の有用な熱をつく
るヒートポンプに関する。
【0036】二元のナトリウム/鉛およびナトリウム/
スズ混合物により構成される、この発明による作動流体
の他の応用は、310℃の冷源と610℃の熱源で操作
され、700〜800℃の範囲の温度の有用な熱をつく
るヒートポンプに関する。これら後者の応用は、今まで
損失と考えられていたカロリーを、ボイラの場合にはそ
れらを第二の水蒸発器に送るために、あるいは熱原動所
の場合にはタービンに送るスチームを再熱するために、
回収することを可能にする。
スズ混合物により構成される、この発明による作動流体
の他の応用は、310℃の冷源と610℃の熱源で操作
され、700〜800℃の範囲の温度の有用な熱をつく
るヒートポンプに関する。これら後者の応用は、今まで
損失と考えられていたカロリーを、ボイラの場合にはそ
れらを第二の水蒸発器に送るために、あるいは熱原動所
の場合にはタービンに送るスチームを再熱するために、
回収することを可能にする。
【0037】いずれの場合においても、この発明は図3
〜7に関し、説明のためであって制限のためではなしに
与えられる以下の記述によりよりよく理解されるであろ
う。
〜7に関し、説明のためであって制限のためではなしに
与えられる以下の記述によりよりよく理解されるであろ
う。
【0038】図3には水銀とナトリウムの混合物を作動
流体として用いた吸収式ヒートポンプが記載される。温
度の関数として、このグラフは純粋銀、および前記混合
物から展開される希薄液および濃厚液の蒸気圧を示す。
明らかに、得られた曲線の形状は水銀/ナトリウム溶液
中の水銀の活性が変っても実質的に同じである。図3に
今示されるこの例は、希薄液として0.10kg・Na
/kg・Hgそして濃縮液として0.14kg・Na/
kg・Hgで用いられる興味があるが非制約の選択に由
来する結果である。
流体として用いた吸収式ヒートポンプが記載される。温
度の関数として、このグラフは純粋銀、および前記混合
物から展開される希薄液および濃厚液の蒸気圧を示す。
明らかに、得られた曲線の形状は水銀/ナトリウム溶液
中の水銀の活性が変っても実質的に同じである。図3に
今示されるこの例は、希薄液として0.10kg・Na
/kg・Hgそして濃縮液として0.14kg・Na/
kg・Hgで用いられる興味があるが非制約の選択に由
来する結果である。
【0039】希薄溶液は溶液中の水銀の活性a=3・1
0-2に相当し、ここでこの溶液のモル濃度は0.54で
ある。濃縮液は活性a=10-2とモル濃度x=0.45
に相当する。図3は従来の技術に関する図2の正確な置
換で、2つのサイクルA,B,C,EおよびA,B,
B′,A′を見ることができる。
0-2に相当し、ここでこの溶液のモル濃度は0.54で
ある。濃縮液は活性a=10-2とモル濃度x=0.45
に相当する。図3は従来の技術に関する図2の正確な置
換で、2つのサイクルA,B,C,EおよびA,B,
B′,A′を見ることができる。
【0040】グラフ中の曲線は純水銀の蒸気圧が270
℃の温度で120mmの時濃縮液のそれは同じ温度で僅
かにHgの1.2mmであることを示す。言い換えれ
ば、Hgの蒸気圧を百分の一にするのに必要なHgに加
えるNaは僅かに14%であるので、直ちにこのHg/
Na混合物に大きな興味をもつことができる。これはヒ
ートポンプの作動流体を形成するための液体金属Naお
よびHgの混合物に対する興味を示す。
℃の温度で120mmの時濃縮液のそれは同じ温度で僅
かにHgの1.2mmであることを示す。言い換えれ
ば、Hgの蒸気圧を百分の一にするのに必要なHgに加
えるNaは僅かに14%であるので、直ちにこのHg/
Na混合物に大きな興味をもつことができる。これはヒ
ートポンプの作動流体を形成するための液体金属Naお
よびHgの混合物に対する興味を示す。
【0041】図3のグラフは0.1kg・Na/kg・
Hgの希薄液と0.14kg・Na/kg・Hgの濃縮
液の助けによりヒートポンプをつくることができ、そこ
でボイラは270℃、コンデンサは140℃、蒸発器は
270℃、そして吸収器は約460〜550℃であるこ
とを示す。
Hgの希薄液と0.14kg・Na/kg・Hgの濃縮
液の助けによりヒートポンプをつくることができ、そこ
でボイラは270℃、コンデンサは140℃、蒸発器は
270℃、そして吸収器は約460〜550℃であるこ
とを示す。
【0042】熱交換器の壁の両サイドを流れる流体間の
温度差の平均が約30℃であるとすれば、ポンプに供給
される熱源は270+30=300℃で、冷源は140
−30=110℃でなければならない。このポンプは有
用な熱を460/550℃−30℃=430/520℃
でつくり出す。300℃で熱源から入ってくるカロリ−
は結論的に430/520℃まで高められる。即ち約1
30/220℃の価値が回復される。
温度差の平均が約30℃であるとすれば、ポンプに供給
される熱源は270+30=300℃で、冷源は140
−30=110℃でなければならない。このポンプは有
用な熱を460/550℃−30℃=430/520℃
でつくり出す。300℃で熱源から入ってくるカロリ−
は結論的に430/520℃まで高められる。即ち約1
30/220℃の価値が回復される。
【0043】制限が塩の飽和濃度により与えられる塩
(臭化リチウムのような)の水溶液の場合と異り、水銀
とナトリウムが濃度の全範囲で完全に混和できるこのタ
イプには全く制限がないということに注目することは重
要である。
(臭化リチウムのような)の水溶液の場合と異り、水銀
とナトリウムが濃度の全範囲で完全に混和できるこのタ
イプには全く制限がないということに注目することは重
要である。
【0044】従って上述の例でとられたa=1・10-2
の値より十分小さいHgの活性“a”が極めて容易に得
られる。例えば、約1kg・Na/kg・Hgの混合物
ではHgの活性“a”は1・10-3以下に下る。図3の
グラフは、これらの条件下では、少くとも理論的には、
例えば300℃の蒸発器から約600/700℃の吸収
器へ通る熱エネルギは約300〜400℃の回収が可能
である。
の値より十分小さいHgの活性“a”が極めて容易に得
られる。例えば、約1kg・Na/kg・Hgの混合物
ではHgの活性“a”は1・10-3以下に下る。図3の
グラフは、これらの条件下では、少くとも理論的には、
例えば300℃の蒸発器から約600/700℃の吸収
器へ通る熱エネルギは約300〜400℃の回収が可能
である。
【0045】Na/PbまたはNa/Snの混合物によ
り形成される作動流体に関する図4のグラフには、これ
らの2つの流体のひとつの助けにより操作されるヒート
ポンプのサイクルが与えられる。
り形成される作動流体に関する図4のグラフには、これ
らの2つの流体のひとつの助けにより操作されるヒート
ポンプのサイクルが与えられる。
【0046】活性a=1をもつ純Naをベースにして、
a=10-2およびa=3・10-2の曲線が次の混合物の
助けにより得られる。a=10-2は9.6kg・Sn/
kg・Naまたは16.7kg・Pb/kg・Naによ
り形成される濃縮液に相当する。a=3・10-2に相当
する活性曲線は5.2kg・Sn/kg・Naまたは9
kg・Pb/kg・Naにより得られる希薄液に相当す
る。
a=10-2およびa=3・10-2の曲線が次の混合物の
助けにより得られる。a=10-2は9.6kg・Sn/
kg・Naまたは16.7kg・Pb/kg・Naによ
り形成される濃縮液に相当する。a=3・10-2に相当
する活性曲線は5.2kg・Sn/kg・Naまたは9
kg・Pb/kg・Naにより得られる希薄液に相当す
る。
【0047】図4のグラフの曲線は、ボイラおよび蒸発
器が560℃で、コンデンサが360℃で、吸収器が8
00/900℃であるヒートポンプをつくることを可能
にする。ボイラ−蒸発器およびコンデンサの壁を通過す
る温度差の合理的な数値オーダを50℃、吸収器の場合
100℃と考えれば、ヒートポンプには610℃の熱源
が供給され、一方冷源は310℃で供給され、700/
800℃の有用熱がつくり出される。
器が560℃で、コンデンサが360℃で、吸収器が8
00/900℃であるヒートポンプをつくることを可能
にする。ボイラ−蒸発器およびコンデンサの壁を通過す
る温度差の合理的な数値オーダを50℃、吸収器の場合
100℃と考えれば、ヒートポンプには610℃の熱源
が供給され、一方冷源は310℃で供給され、700/
800℃の有用熱がつくり出される。
【0048】熱力学的データはモル比が0.8Sn/N
aである10倍低い活性(即ちa=1.5・10-3)の
ナトリウムが得られることを示し、これは20kg・S
n/kg・Naの混合物に相当する。少くとも理論的に
は、このような混合物は約500℃まで温度を上げるこ
とができる。従って600℃の熱源から約1,000か
ら1,100℃の有用熱をつくり出すことができる。
aである10倍低い活性(即ちa=1.5・10-3)の
ナトリウムが得られることを示し、これは20kg・S
n/kg・Naの混合物に相当する。少くとも理論的に
は、このような混合物は約500℃まで温度を上げるこ
とができる。従って600℃の熱源から約1,000か
ら1,100℃の有用熱をつくり出すことができる。
【0049】ナトリウムの蒸発エンタルピは950kc
al/kg、即ち950kal/リットルで、これは特
に興味ある性質である。Na蒸気1kg当りの輸送熱流
束はスチームにより輸送されるものよりほとんど2倍大
きく、これはすべての有機化合物およびフレオン(登録
商標)の蒸気により輸送されるそれよりもはや10倍大
きい。
al/kg、即ち950kal/リットルで、これは特
に興味ある性質である。Na蒸気1kg当りの輸送熱流
束はスチームにより輸送されるものよりほとんど2倍大
きく、これはすべての有機化合物およびフレオン(登録
商標)の蒸気により輸送されるそれよりもはや10倍大
きい。
【0050】図5は硫黄とNaの混合物ならびにこれら
の成分の異った硫化物に対する、対数座標におけるクラ
ペイロングラフp=f(T)で、図3および4のグラフ
と同じ方法で、このような混合物を作動流体とするヒー
トポンプをつくる可能性を理解するためにつくることが
できる。
の成分の異った硫化物に対する、対数座標におけるクラ
ペイロングラフp=f(T)で、図3および4のグラフ
と同じ方法で、このような混合物を作動流体とするヒー
トポンプをつくる可能性を理解するためにつくることが
できる。
【0051】このように、純硫黄と硫化物組成物Na2
S4 を使うとき、ヒートポンプをつくり吸収器を437
/547℃で、そして蒸発器を200℃で操作すること
ができることを、図5は明らかに示す。このような混合
物において溶媒が硫黄で溶質がナトリウムの場合、液体
硫黄の粘度に起因する問題は少量のヨウ素を添加するこ
とにより回避できる。
S4 を使うとき、ヒートポンプをつくり吸収器を437
/547℃で、そして蒸発器を200℃で操作すること
ができることを、図5は明らかに示す。このような混合
物において溶媒が硫黄で溶質がナトリウムの場合、液体
硫黄の粘度に起因する問題は少量のヨウ素を添加するこ
とにより回避できる。
【0052】この発明による作動流体を用いるヒートポ
ンプの多くの応用における参考を以下に記載する。 1.化学および準化学産業においては、400/500
℃において熱を使う(直火、または過熱蒸気により加熱
される)数多くの炉、反応器、分離器等があり、それら
は排出物を約100/400℃で排出する。
ンプの多くの応用における参考を以下に記載する。 1.化学および準化学産業においては、400/500
℃において熱を使う(直火、または過熱蒸気により加熱
される)数多くの炉、反応器、分離器等があり、それら
は排出物を約100/400℃で排出する。
【0053】理論的にはこの廃熱は使用可能であり、そ
れをその近くの他の装置に供給することによりこの受入
れ温度で使うか(しかしこれは両ユニットを結びその結
果それらの作業フレキシビリティーを低下する大きな不
利益をもつ)、あるいは発生したスチームを(またはそ
れを過熱して)、共通のプラントスチーム回路に導入す
るかしてそれがおこなわれるが、これもまた多くの不利
益を伴う。
れをその近くの他の装置に供給することによりこの受入
れ温度で使うか(しかしこれは両ユニットを結びその結
果それらの作業フレキシビリティーを低下する大きな不
利益をもつ)、あるいは発生したスチームを(またはそ
れを過熱して)、共通のプラントスチーム回路に導入す
るかしてそれがおこなわれるが、これもまた多くの不利
益を伴う。
【0054】理想は流出物として放出したカロリーの取
入れ口に、それらをヒートポンプで価値を高めた後に再
投入することにより装置に戻すループをつくることであ
る。従ってユニットはその独立とフレキシビリティーを
維持する。
入れ口に、それらをヒートポンプで価値を高めた後に再
投入することにより装置に戻すループをつくることであ
る。従ってユニットはその独立とフレキシビリティーを
維持する。
【0055】いわゆる核反応器は最高約650/750
℃をもつことが知られている。しかしこの核熱の可能な
熱使用の棚卸し表は、それが真の“損失”(real
“hole”)に落下しそこには意味のある利用方法は
ないことを示した。応用の主分野は500℃以下か
(油、有機化学および準化学)または900℃以上(石
油精製における水蒸気分解塔、セメントキルン、ガラス
/セラミックの操業)である。
℃をもつことが知られている。しかしこの核熱の可能な
熱使用の棚卸し表は、それが真の“損失”(real
“hole”)に落下しそこには意味のある利用方法は
ないことを示した。応用の主分野は500℃以下か
(油、有機化学および準化学)または900℃以上(石
油精製における水蒸気分解塔、セメントキルン、ガラス
/セラミックの操業)である。
【0056】このように1,000MWの核反応器の出
口に巨大なヒートポンプを置くことを予見することは可
能で、それは500MWの熱を900/1100℃で、
そして500MWの熱を300/500℃でつくり出
す。これは原子力産業に対し900℃以上ですべての変
換を実行させることができ、そしてそれは現在は不可能
である。
口に巨大なヒートポンプを置くことを予見することは可
能で、それは500MWの熱を900/1100℃で、
そして500MWの熱を300/500℃でつくり出
す。これは原子力産業に対し900℃以上ですべての変
換を実行させることができ、そしてそれは現在は不可能
である。
【0057】図6では高効率蒸気発生ボイラの製造に、
この発明による作動流体を例示的に応用する説明がなさ
れている。図6は液体金属Hg−Naのペアを用い中圧
で操作される吸収式ヒートポンプの分離器Sと混合機M
を示す。分離器Sは発生器BとコンデンサCとを組み込
み、混合器Mは蒸発器Eと吸収器Aとを組み込む。
この発明による作動流体を例示的に応用する説明がなさ
れている。図6は液体金属Hg−Naのペアを用い中圧
で操作される吸収式ヒートポンプの分離器Sと混合機M
を示す。分離器Sは発生器BとコンデンサCとを組み込
み、混合器Mは蒸発器Eと吸収器Aとを組み込む。
【0058】図6の装置において、ベース4から燃焼を
維持する燃料が投入されるスチームボイラの燃焼室2を
見ることができる。この発明に従い、この燃焼室2は分
離器Sの発生器Bと直接結合しそのためそれは熱源とし
て働く。分離器Sは燃焼室2と、その中に再び圧力水が
330℃で入り342℃のスチーム状態で出て行く第一
水蒸発器6との間におかれる。
維持する燃料が投入されるスチームボイラの燃焼室2を
見ることができる。この発明に従い、この燃焼室2は分
離器Sの発生器Bと直接結合しそのためそれは熱源とし
て働く。分離器Sは燃焼室2と、その中に再び圧力水が
330℃で入り342℃のスチーム状態で出て行く第一
水蒸発器6との間におかれる。
【0059】この水が352℃で操作されるコンデンサ
Cを冷却する。混合機ステージMは価値のない熱源、た
とえばボイラからの燃焼ヒュームにより供給され、その
カロリーは蒸発器に208℃で入り198℃で出る。分
離器のボイラBは791から764℃で運転され、その
間コンデンサは352℃で、システムは700mmHg
の圧力下にある。
Cを冷却する。混合機ステージMは価値のない熱源、た
とえばボイラからの燃焼ヒュームにより供給され、その
カロリーは蒸発器に208℃で入り198℃で出る。分
離器のボイラBは791から764℃で運転され、その
間コンデンサは352℃で、システムは700mmHg
の圧力下にある。
【0060】第一蒸発器には水が通され、それは332
から342℃に加熱される。混合機Mは12mmHgの
圧力下にあり、蒸発器は188℃で、吸収器は350か
ら398℃の間で働く。この有用な熱は、340℃の液
体で入り388℃のスチームで出て行く第二圧力水回路
に伝達される。このように、そこには2つのスチーム生
成があり、ひとつは分離器Sからの熱による342℃の
もので、他は混合機Mからの熱による388℃のもので
ある。
から342℃に加熱される。混合機Mは12mmHgの
圧力下にあり、蒸発器は188℃で、吸収器は350か
ら398℃の間で働く。この有用な熱は、340℃の液
体で入り388℃のスチームで出て行く第二圧力水回路
に伝達される。このように、そこには2つのスチーム生
成があり、ひとつは分離器Sからの熱による342℃の
もので、他は混合機Mからの熱による388℃のもので
ある。
【0061】最後に図7を参照すると、そこにはこの発
明による作動流体を用いた高効率熱原動所の記載があ
る。図7に見られるように、この装置は原動所ボイラの
燃焼室2と2つのスチームタービン8および10との間
に、分離器Sと混合器Mとをもつ液体混合ヒートポンプ
を持つ。
明による作動流体を用いた高効率熱原動所の記載があ
る。図7に見られるように、この装置は原動所ボイラの
燃焼室2と2つのスチームタービン8および10との間
に、分離器Sと混合器Mとをもつ液体混合ヒートポンプ
を持つ。
【0062】ダイアグラムは設備のそれぞれの構成要素
における受入れおよび排出温度を与え、燃焼室2は分離
器Sのボイラ−発生器Bを900℃まで加熱し、後方の
コンデンサCはスチームを500℃で第一タービン8に
供給することを見ることができる。第一タービン8で膨
張した後、200℃で出たスチームはヒートポンプの混
合機Mに再び投入されて、カロリーが500℃まで回復
され、第二スチームタービン10に投入される。
における受入れおよび排出温度を与え、燃焼室2は分離
器Sのボイラ−発生器Bを900℃まで加熱し、後方の
コンデンサCはスチームを500℃で第一タービン8に
供給することを見ることができる。第一タービン8で膨
張した後、200℃で出たスチームはヒートポンプの混
合機Mに再び投入されて、カロリーが500℃まで回復
され、第二スチームタービン10に投入される。
【0063】2台のスチームタービンを使うのに代る変
形は、この方法で回収し500℃まで回復されたスチー
ムを、単一のより大きいタービンに再投入することで構
成される。
形は、この方法で回収し500℃まで回復されたスチー
ムを、単一のより大きいタービンに再投入することで構
成される。
【図1】ヒートポンプの略図。
【図2】このシステムの操作サイクルのクラペイロン線
図またはグラフ。
図またはグラフ。
【図3】水銀/ナトリウムヒートポンプのクラペイロン
線図またはグラフ。
線図またはグラフ。
【図4】ナトリウム/鉛またはナトリウム/スズヒート
ポンプのクラペイロングラフ。
ポンプのクラペイロングラフ。
【図5】硫黄/ナトリウムヒートポンプのクラペイロン
グラフ。
グラフ。
【図6】この発明によるヒートポンプを備えた高効率ボ
イラ。
イラ。
【図7】この発明によるヒートポンプを備えた高効率熱
原動所のダイアグラム。
原動所のダイアグラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディミトリオス アントナカス フランス国エイクル アン プロバンス, ル ブケ/サンクエンタン スル ベイヨ ン(番地なし) (72)発明者 ガブリエル マルバック フランス国マノスク,シェマン ドゥ モ ン ドール(番地なし)
Claims (5)
- 【請求項1】 極めて高温、特に200から1,000
℃において操作される吸収式ヒートポンプ用作動流体で
あって、その作動流体は少くとも2つの成分からなる混
合物で、既知の方法によりヒートポンプの操作サイクル
の間循環され、最初に分離器(発生器とコンデンサで形
成される)を通り、そこで低濃度の溶質をもち“希薄
液”といわれる溶液は蒸発−凝縮により、純粋のあるい
はほとんど純粋の溶媒で構成される第一液相と、濃縮溶
液で構成される第二液相に分離され、 ついで“混合器”(蒸発器と吸収器で形成される)を通
り、そこで溶媒と濃縮溶液は希薄溶液を再形成するため
に蒸発−凝縮により再混合され、 そして作動流体は少くとも2つの化学成分の混合物で構
成され、その“溶媒”と呼ばれる第一成分は“溶質”と
呼ばれる他の成分より混合物の温度において極めて高い
揮発性をもち、混合物中のこれら化学成分のそれぞれの
性質と比率は、混合物の蒸気圧が最も揮発性の化学成分
単独の蒸気圧より、ポンプ中の作動流体の操作サイクル
を通して十分低くなるように選ばれることを特徴とする
作動流体。 - 【請求項2】 請求項1に記載の作動流体であって、化
学成分が、濃縮および希薄溶液上の蒸気圧が純溶媒金属
単独の蒸気圧より十分低いように選ばれた金属であるこ
とを特徴とする作動流体。 - 【請求項3】 請求項2に記載の作動流体であって、揮
発性溶媒金属が水銀で、そして単一の低揮発性溶質がナ
トリウムであることを特徴とする作動流体。 - 【請求項4】 請求項3に記載の作動流体であって、溶
質として使われる純ナトリウムの濃度が濃縮溶液中で水
銀1kg当り0.10〜0.20kgの溶質であり、揮
発溶液中で水銀1kg当り0.05〜0.15kgの溶
質であることを特徴とする作動流体。 - 【請求項5】 作動流体として水銀(揮発性溶媒)とナ
トリウム(微揮発性溶質)との混合物を用いる第二のま
たは熱輸送機タイプの吸収式ヒートポンプであって、3
00〜450℃の加熱源と最高温度200℃の冷却源と
の間で操作され、そして熱の1部を加熱源からより高温
度にそれを上げることにより回収し、その温度上昇が最
低200℃、最高400℃であることを特徴とするヒー
トポンプ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9015697A FR2670570B1 (fr) | 1990-12-14 | 1990-12-14 | Fluide de travail pour pompes a chaleur a absorption fonctionnant a tres hautes temperatures. |
| FR9015697 | 1990-12-14 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0626725A true JPH0626725A (ja) | 1994-02-04 |
Family
ID=9403262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3330493A Pending JPH0626725A (ja) | 1990-12-14 | 1991-12-13 | 極めて高温で操作される吸収式ヒートポンプに対する作動流体 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5332546A (ja) |
| EP (1) | EP0490767B1 (ja) |
| JP (1) | JPH0626725A (ja) |
| DE (1) | DE69109454T2 (ja) |
| FR (1) | FR2670570B1 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
| WO2011013296A1 (ja) * | 2009-07-30 | 2011-02-03 | アイシン精機株式会社 | 粘性物質希釈装置 |
| US9239155B2 (en) | 2011-12-29 | 2016-01-19 | San Min Chung | Lighting apparatus |
| FR3152177A1 (fr) * | 2023-08-18 | 2025-02-21 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Transformateur de chaleur à absorption couplé à une machine frigorifique à absorption |
Families Citing this family (6)
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| US6282917B1 (en) * | 1998-07-16 | 2001-09-04 | Stephen Mongan | Heat exchange method and apparatus |
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