JPH0626882B2 - 導電性付与複合金属板の製造方法 - Google Patents
導電性付与複合金属板の製造方法Info
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- JPH0626882B2 JPH0626882B2 JP2287597A JP28759790A JPH0626882B2 JP H0626882 B2 JPH0626882 B2 JP H0626882B2 JP 2287597 A JP2287597 A JP 2287597A JP 28759790 A JP28759790 A JP 28759790A JP H0626882 B2 JPH0626882 B2 JP H0626882B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は導電性付与複合金属板の製造に係り、より詳し
くは、導電性付与接着性樹脂を2枚の金属板の中間に積
層してなる導電性に優れた複合金属板の製造方法に関す
る。
くは、導電性付与接着性樹脂を2枚の金属板の中間に積
層してなる導電性に優れた複合金属板の製造方法に関す
る。
(従来の技術及び解決しようとする課題) 近年、騒音に対する意識が高まるに伴い、各種機械器
具、或いはその他の部材から発生する騒音を防止するた
めに種々の対策が講じられている。
具、或いはその他の部材から発生する騒音を防止するた
めに種々の対策が講じられている。
このような状況にあって、鋼板を使用する部位には、振
動減衰性能を有する制振樹脂を中間層に配した制振複合
鋼板が有効であることが知られている。
動減衰性能を有する制振樹脂を中間層に配した制振複合
鋼板が有効であることが知られている。
そころで、この制振複合鋼板は、中間層の制振樹脂が電
気絶縁体であるため、スポット溶接等の抵抗溶接ができ
ないという大きな欠点がある。そのため、制振複合鋼板
に導電性を付与する方法として、ゲル状若しくは液状樹
脂内又は樹脂フィルム内に導電性フィラー(繊維状又は
粒状金属類)を混和したものを2枚の鋼板の片側に供給
し又は仮接着させた後、加熱圧着ロール(本接着ロー
ル)により本接着し、積層する方法が採用されている。
気絶縁体であるため、スポット溶接等の抵抗溶接ができ
ないという大きな欠点がある。そのため、制振複合鋼板
に導電性を付与する方法として、ゲル状若しくは液状樹
脂内又は樹脂フィルム内に導電性フィラー(繊維状又は
粒状金属類)を混和したものを2枚の鋼板の片側に供給
し又は仮接着させた後、加熱圧着ロール(本接着ロー
ル)により本接着し、積層する方法が採用されている。
しかしながら、導電性複合鋼板として安定したスポット
溶接性を確保するためには、樹脂内又は樹脂フィルム内
に混和されたフィラーが、積層後、積層面積内で均一に
分散されていなければならないにも拘らず、上記の積層
方法では、その分布が不均一となり、溶接性を不安定に
しているという問題がある。
溶接性を確保するためには、樹脂内又は樹脂フィルム内
に混和されたフィラーが、積層後、積層面積内で均一に
分散されていなければならないにも拘らず、上記の積層
方法では、その分布が不均一となり、溶接性を不安定に
しているという問題がある。
本発明は、上記従来技術の欠点を解消し、導電性に優れ
ると共に安定した溶接性及び接着強度を有する導電性付
与複合金属板を製造する方法を提供することを目的とす
るものである。
ると共に安定した溶接性及び接着強度を有する導電性付
与複合金属板を製造する方法を提供することを目的とす
るものである。
(課題を解決するための手段) 前述の如く、従来の積層方法において溶接性が不安定に
なるのは、以下の原因によるものである。
なるのは、以下の原因によるものである。
まず、導電性樹脂と2枚の鋼板から構成される複合鋼板
を連続して製造するに際しては、樹脂と2枚の鋼板との
間が強固に接合されていること、樹脂の持つ望ましい機
能が複合鋼板において発揮されることが重要である。
を連続して製造するに際しては、樹脂と2枚の鋼板との
間が強固に接合されていること、樹脂の持つ望ましい機
能が複合鋼板において発揮されることが重要である。
樹脂と鋼板との接合強度、樹脂自身の特性はいずれも複
合鋼板製造時の受ける熱履歴により大きく支配されるた
め、製造に当たっては、前接着、本接着、更には本接着
後の徐冷時の熱履歴を厳しく設定し管理する必要があ
る。加えて、本接着時には2本の本接着ロール間で樹脂
並びに2枚の鋼板を適正な加圧力で押えることが必要で
ある。
合鋼板製造時の受ける熱履歴により大きく支配されるた
め、製造に当たっては、前接着、本接着、更には本接着
後の徐冷時の熱履歴を厳しく設定し管理する必要があ
る。加えて、本接着時には2本の本接着ロール間で樹脂
並びに2枚の鋼板を適正な加圧力で押えることが必要で
ある。
とりわけ、本接着時の鋼板内への空気の流入は健全な複
合鋼板を製造する上で絶対避けなければならず、そのた
めには、本接着ロールの前面に常に適量の樹脂溜り(以
下、「樹脂バンク」と称す)を生成させることが必要で
ある。
合鋼板を製造する上で絶対避けなければならず、そのた
めには、本接着ロールの前面に常に適量の樹脂溜り(以
下、「樹脂バンク」と称す)を生成させることが必要で
ある。
しかし、本接着時の鋼板並びに樹脂温度は、樹脂側から
みると、ガラス転位点を超え、十分に流動性を有する条
件下にあるため、加圧力のもとでは何らかの拘束がない
限り、容易に樹脂の移動が行われる。この点で、従来の
積層方法では、何らの拘束がないため、樹脂バンクが幅
方向に不均一に流動することが不可避であり、したがっ
て、フィラーが溶融樹脂バンクの表面に集約された状態
で多量に流出し、一方に片寄る結果、積層内のフィラー
密度が片寄り、特に積層幅の両サイドの密度が薄くな
り、溶接性が不安定になる。
みると、ガラス転位点を超え、十分に流動性を有する条
件下にあるため、加圧力のもとでは何らかの拘束がない
限り、容易に樹脂の移動が行われる。この点で、従来の
積層方法では、何らの拘束がないため、樹脂バンクが幅
方向に不均一に流動することが不可避であり、したがっ
て、フィラーが溶融樹脂バンクの表面に集約された状態
で多量に流出し、一方に片寄る結果、積層内のフィラー
密度が片寄り、特に積層幅の両サイドの密度が薄くな
り、溶接性が不安定になる。
第1図はこのように樹脂バンクが不均一に生成する状況
を示したもので、一対の本接着ロール1、2の間に2枚
の鋼板3、4を連続的に供給すると共に、片側の鋼板3
に導電性付与接着性樹脂フィルム5を前接着ロール6を
介して連続的に供給しつつ本接着し、複合鋼板7を製造
するが、生成される樹脂バンク8は図示の如く幅方向に
流動し、幅方向において両サイドに大きく偏奇してい
る。
を示したもので、一対の本接着ロール1、2の間に2枚
の鋼板3、4を連続的に供給すると共に、片側の鋼板3
に導電性付与接着性樹脂フィルム5を前接着ロール6を
介して連続的に供給しつつ本接着し、複合鋼板7を製造
するが、生成される樹脂バンク8は図示の如く幅方向に
流動し、幅方向において両サイドに大きく偏奇してい
る。
このため、本発明者は、樹脂バンクの流動を安定化でき
る方策について鋭意研究を重ねた結果、本接着ロールに
導電性付与接着性樹脂を供給する際に、糸又は帯体を複
数本補給し、或いは気流を供給するこそとにより、樹脂
バンクが幅方向に安定して生成可能であることを見い出
し、ここに本発明をなしたものである。
る方策について鋭意研究を重ねた結果、本接着ロールに
導電性付与接着性樹脂を供給する際に、糸又は帯体を複
数本補給し、或いは気流を供給するこそとにより、樹脂
バンクが幅方向に安定して生成可能であることを見い出
し、ここに本発明をなしたものである。
すなわち、本発明は、上下2枚の金属板の間にフィルム
状、ゲル状又は液状の導電性付与接着性樹脂を連続的に
供給し、熱ロールで加熱圧着して積層することにより導
電性付与複合金属板を製造するに際し、熱ロール前面に
糸又は帯体を2本以上補給しつつ或いは気流を補給しつ
つ本接着することにより、本接着時に発生する樹脂バン
クの流動を安定化しつつ積層することを特徴とする導電
性付与複合金属板の製造方法を要旨とするものである。
状、ゲル状又は液状の導電性付与接着性樹脂を連続的に
供給し、熱ロールで加熱圧着して積層することにより導
電性付与複合金属板を製造するに際し、熱ロール前面に
糸又は帯体を2本以上補給しつつ或いは気流を補給しつ
つ本接着することにより、本接着時に発生する樹脂バン
クの流動を安定化しつつ積層することを特徴とする導電
性付与複合金属板の製造方法を要旨とするものである。
以下に本発明を更に詳細に説明する。
(作用) 複合鋼板の連続製造工程の中で本接着での加熱圧着で
は、第1図に示したように、樹脂バンクは中央部が不安
定で両サイドが大きく、流動、流出し易く、このためフ
ィラーが流出し、スポット溶接性を不安定にしている。
は、第1図に示したように、樹脂バンクは中央部が不安
定で両サイドが大きく、流動、流出し易く、このためフ
ィラーが流出し、スポット溶接性を不安定にしている。
これに対して、本発明は、要するに、安定した導電性を
付与した導電性複合金属板を製造する過程において、本
接着時に生成させる樹脂バンクの流動挙動を極力抑える
手段を講じるものである。
付与した導電性複合金属板を製造する過程において、本
接着時に生成させる樹脂バンクの流動挙動を極力抑える
手段を講じるものである。
すなわち、第1の手段は、反対側又は同一側の鋼板に糸
又は帯体の複数本を本接着ロール部へ補給挿入する方法
であり、第2の手段は、気流を供給する方法である。
又は帯体の複数本を本接着ロール部へ補給挿入する方法
であり、第2の手段は、気流を供給する方法である。
まず、第1の手段については説明する。
複合鋼板の製造に際しては、第2図に示すように、ま
ず、2枚の鋼板3、4のうち、片側の鋼板3に予め導電
性付与接着性樹脂フィルム5を前接着(仮接着)する。
この時の鋼板は樹脂が前接着ロール6で抑えることによ
り、鋼板に貼り付く温度まで加温されていることが必要
である。樹脂が前接着された1枚の鋼板3は本接着ロー
ル1、2まで進行し、もう片方の鋼板4と合体する。本
接着時、樹脂5は、複合鋼板の樹脂膜厚から定められる
所定のロール際に設定された相対する2本の本接着ロー
ル1、2により、鋼板を介して加圧力を受けると共に、
設定された本接着温度まで昇温される。その際、前述の
如く、本接着時の鋼板内への空気の流入を避けるため
に、本接着ロール前面に適量の樹脂バンクを存在させる
必要があるが、何らの拘束もないと本接着ロール通過時
に樹脂バンク8が板幅方向に移動する。
ず、2枚の鋼板3、4のうち、片側の鋼板3に予め導電
性付与接着性樹脂フィルム5を前接着(仮接着)する。
この時の鋼板は樹脂が前接着ロール6で抑えることによ
り、鋼板に貼り付く温度まで加温されていることが必要
である。樹脂が前接着された1枚の鋼板3は本接着ロー
ル1、2まで進行し、もう片方の鋼板4と合体する。本
接着時、樹脂5は、複合鋼板の樹脂膜厚から定められる
所定のロール際に設定された相対する2本の本接着ロー
ル1、2により、鋼板を介して加圧力を受けると共に、
設定された本接着温度まで昇温される。その際、前述の
如く、本接着時の鋼板内への空気の流入を避けるため
に、本接着ロール前面に適量の樹脂バンクを存在させる
必要があるが、何らの拘束もないと本接着ロール通過時
に樹脂バンク8が板幅方向に移動する。
このような樹脂バンクの移動をコントロールするため、
本発明では、第1の手段として、糸又は帯体9を供給機
10により、前接着ロール部若しくは本接着ロール部か
ら樹脂フィルム直近に補給するものである。第2図中、
実線で示した供給ラインが糸又は帯体9を本接着ロール
部から直接補給する態様であり点線で示した供給ライン
が糸又は帯体9を前接着ロール6を介して補給する態様
である。勿論、糸又は帯体5を反対側の鋼板4側から補
給する態様も可能である。
本発明では、第1の手段として、糸又は帯体9を供給機
10により、前接着ロール部若しくは本接着ロール部か
ら樹脂フィルム直近に補給するものである。第2図中、
実線で示した供給ラインが糸又は帯体9を本接着ロール
部から直接補給する態様であり点線で示した供給ライン
が糸又は帯体9を前接着ロール6を介して補給する態様
である。勿論、糸又は帯体5を反対側の鋼板4側から補
給する態様も可能である。
補給する糸又は帯体5としては、融点又はガラス転移温
度が使用温度以上であり、かつ本接着時に加圧力下で容
易に偏平になる材質、性状のものであれば良く、例え
ば、グラスウール、カーボンファイバー、ボルンファイ
バー、耐熱性樹脂ファイバー、又はそれらの帯体、或い
は金属繊維、撚糸等々が挙げられる。勿論、本接着すべ
き導電性付与接着性樹脂の糸はフィルム或いは帯体も使
用できる。
度が使用温度以上であり、かつ本接着時に加圧力下で容
易に偏平になる材質、性状のものであれば良く、例え
ば、グラスウール、カーボンファイバー、ボルンファイ
バー、耐熱性樹脂ファイバー、又はそれらの帯体、或い
は金属繊維、撚糸等々が挙げられる。勿論、本接着すべ
き導電性付与接着性樹脂の糸はフィルム或いは帯体も使
用できる。
これにより、溶融樹脂バンク8の流動挙動を容易にコン
トロールできるので、両サイドへの樹脂バンク8の流動
が止まり、流出が防止され、全面均一に生成されて安定
化し、したがって、フィラーの片寄りもなく、均一に分
布し、安定化させることが可能となる。
トロールできるので、両サイドへの樹脂バンク8の流動
が止まり、流出が防止され、全面均一に生成されて安定
化し、したがって、フィラーの片寄りもなく、均一に分
布し、安定化させることが可能となる。
なお、補給すべき糸又は帯体は、樹脂バンクの生成状況
に応じてその位置、間隔、本数等を適宜決めて補給すれ
ばよく、板幅方向の樹脂フィルムエッジ直近、又は中央
部に複数本補給するのが好ましい。
に応じてその位置、間隔、本数等を適宜決めて補給すれ
ばよく、板幅方向の樹脂フィルムエッジ直近、又は中央
部に複数本補給するのが好ましい。
次に第2の手段について説明する。
前述の第1手段のように糸又は帯体を補給する代わり
に、第3図に示すように、気体供給機11を用いて、本
接着ロール1、2の前面から樹脂フィルム直近に気流を
供給することによっても、樹脂バンク8の板幅方向への
移動を抑止することができる。この場合、気体としては
圧縮エアーなどを使用でき、気体の供給位置、方向、圧
力等は樹脂バンクの生成状況に応じて適宜決めるが、樹
脂フィルムエッジ直近が好ましい。
に、第3図に示すように、気体供給機11を用いて、本
接着ロール1、2の前面から樹脂フィルム直近に気流を
供給することによっても、樹脂バンク8の板幅方向への
移動を抑止することができる。この場合、気体としては
圧縮エアーなどを使用でき、気体の供給位置、方向、圧
力等は樹脂バンクの生成状況に応じて適宜決めるが、樹
脂フィルムエッジ直近が好ましい。
なお、金属板、導電性付与接着性樹脂、導電性フィラー
については、その材質、サイズ等々は特に制限されるも
のではなく、他の加熱圧着条件も特に制限されないこと
は云うまでもない。
については、その材質、サイズ等々は特に制限されるも
のではなく、他の加熱圧着条件も特に制限されないこと
は云うまでもない。
(実施例) 次に本発明の実施例を示す。
実施例1 0.4mm厚×914mm幅のコイル状鋼板を加熱圧着ロー
ル間に通板するに際し、上鋼板に0.07mm厚×800
mm幅の導電性付与接着性樹脂フィルムを仮接着して挿入
し、下鋼板に同一の樹脂フィルムで50mm幅のものを中
央部に200mm間隔で2本仮接着して補給挿入し、本接
着ロールにて加熱圧着(本接着)した。
ル間に通板するに際し、上鋼板に0.07mm厚×800
mm幅の導電性付与接着性樹脂フィルムを仮接着して挿入
し、下鋼板に同一の樹脂フィルムで50mm幅のものを中
央部に200mm間隔で2本仮接着して補給挿入し、本接
着ロールにて加熱圧着(本接着)した。
補給位置は、生成する樹脂バンクの生成状況によって左
右の位置と間隔を調整し、本接着時の温度条件は使用す
る樹脂の溶融温度の適温とした。
右の位置と間隔を調整し、本接着時の温度条件は使用す
る樹脂の溶融温度の適温とした。
その結果、溶融樹脂バンクは全面に均一に生成され、流
動、流出もなく非常に安定した。
動、流出もなく非常に安定した。
実施例2 0.4mm厚×1219mm幅の鋼板に対し、0.07mm厚
の導電性付与接着性樹脂フィルム×1100mm幅を上鋼
板側より挿入し、下鋼板側より30mm幅の帯状にした該
樹脂フィルムを150mm間隔で中央部に補給挿入し、加
熱圧着した。本接着条件は実施例1と同じく該樹脂に対
する最適温度とし、本接着ロールの加圧力を若干微調整
するのみで、安定した均一な樹脂バンクが生成され、樹
脂バンクの流動もなかった。
の導電性付与接着性樹脂フィルム×1100mm幅を上鋼
板側より挿入し、下鋼板側より30mm幅の帯状にした該
樹脂フィルムを150mm間隔で中央部に補給挿入し、加
熱圧着した。本接着条件は実施例1と同じく該樹脂に対
する最適温度とし、本接着ロールの加圧力を若干微調整
するのみで、安定した均一な樹脂バンクが生成され、樹
脂バンクの流動もなかった。
更に、導電性複合鋼板の面積内部のフィラー(金属粉)
の分布状況を調べた結果を第4図に示す。同図より、本
発明例の場合は金属粉が幅方向に均一に分布しているこ
とがわかる。一方、比較例の場合は幅方向の両サイドに
金属粉が片寄り、不均一に分布している。
の分布状況を調べた結果を第4図に示す。同図より、本
発明例の場合は金属粉が幅方向に均一に分布しているこ
とがわかる。一方、比較例の場合は幅方向の両サイドに
金属粉が片寄り、不均一に分布している。
また、剪断引張試験を行って板幅方向の接着強度を調べ
た結果を第5図に示すが、本発明例は高強度で板幅方向
で安定しているのに対し、比較例は強度が低く、板幅方
向でバラツキがある。
た結果を第5図に示すが、本発明例は高強度で板幅方向
で安定しているのに対し、比較例は強度が低く、板幅方
向でバラツキがある。
実施例3 実施例1の場合と同様、0.4mm厚×914mm幅のコイ
ル状鋼板を加熱圧着ロール間に通板するに際し、上鋼板
に0.07mm厚×800mm幅の導電性付与接着性樹脂フ
ィルムを仮接着して挿入すると共に、上鋼板に耐熱性樹
脂ファイバーを前記樹脂フィルムエッジに位置するよう
に前接着ロールを介して仮接着して挿入し、本接着ロー
ルにて加熱圧着(本接着)した。本接着時の温度条件に
使用する樹脂の溶融温度の適温とした。
ル状鋼板を加熱圧着ロール間に通板するに際し、上鋼板
に0.07mm厚×800mm幅の導電性付与接着性樹脂フ
ィルムを仮接着して挿入すると共に、上鋼板に耐熱性樹
脂ファイバーを前記樹脂フィルムエッジに位置するよう
に前接着ロールを介して仮接着して挿入し、本接着ロー
ルにて加熱圧着(本接着)した。本接着時の温度条件に
使用する樹脂の溶融温度の適温とした。
また、比較のため、前記耐熱性樹脂ファイバーの補給を
行わずに、同様にして本接着ロールにて加熱圧着した。
行わずに、同様にして本接着ロールにて加熱圧着した。
本接着時の樹脂バンクを観察したところ、比較例の場合
は、第6図に示すように樹脂バンク8が板幅方向に流れ
て、樹脂フィルム幅よりも広がっていたのに対し、本発
明例の場合は、第7図に示すように樹脂バンク8が樹脂
フィルム幅と同一の幅で板幅方向に均一に形成されてい
た。
は、第6図に示すように樹脂バンク8が板幅方向に流れ
て、樹脂フィルム幅よりも広がっていたのに対し、本発
明例の場合は、第7図に示すように樹脂バンク8が樹脂
フィルム幅と同一の幅で板幅方向に均一に形成されてい
た。
また、得られた導電性複合鋼板について、その板端部近
傍のT剥離強度を調べた結果、比較例の場合は第8図に
示すように板端部の強度が低下していたのに対し、本発
明例の場合は第9図に示すように板端部においても何ら
の強度低下も認められなかった。
傍のT剥離強度を調べた結果、比較例の場合は第8図に
示すように板端部の強度が低下していたのに対し、本発
明例の場合は第9図に示すように板端部においても何ら
の強度低下も認められなかった。
更に、板端部近傍のフィラー(金属粉)分布を調べた結
果、比較例の場合は第10図に示すように板端部にフィ
ラーが片寄っていたのに対し、本発明例の場合は第11
図に示すように均一に分布していた。
果、比較例の場合は第10図に示すように板端部にフィ
ラーが片寄っていたのに対し、本発明例の場合は第11
図に示すように均一に分布していた。
実施例4 実施例3において、糸の補給に代えて、第3図に示す要
領により、樹脂フィルムエッジ直近に気流を供給した。
なお、気体として圧縮エアーを用い、気体の供給圧力は
3kg/cm2とした。
領により、樹脂フィルムエッジ直近に気流を供給した。
なお、気体として圧縮エアーを用い、気体の供給圧力は
3kg/cm2とした。
その結果、実施例3の場合と同様、樹脂バンクの分布は
板幅方向に均一に分布し、接着強度も板幅方向に均一で
あり、フィラーの分布も均一であった。
板幅方向に均一に分布し、接着強度も板幅方向に均一で
あり、フィラーの分布も均一であった。
なお、以上の説明では、導電性付与接着性樹脂がフィル
ム状である場合について示したが、液状又はゲル状の場
合においても同様の効果が得られることは云うまでもな
い。
ム状である場合について示したが、液状又はゲル状の場
合においても同様の効果が得られることは云うまでもな
い。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、導電性に優れる
と共にフィラーの片寄りの影響を受けずに安定した高接
着強度及び溶接性を有する導電性付与複合金属板を製造
できる。
と共にフィラーの片寄りの影響を受けずに安定した高接
着強度及び溶接性を有する導電性付与複合金属板を製造
できる。
第1図は本接着ロールにより導電性付与複合鋼板を積層
する態様、並びに従来法により形成される樹脂バンクの
状況を示す説明図、 第2図は本発明により糸又は帯体を本接着ロール部に補
給する態様を説明する図、 第3図は本発明により気流を本接着ロール部に補給する
態様を説明する図、 第4図は実施例2で得られた導電性鋼板におけるフィラ
ーの板幅方向の分布状況を示す図、 第5図は実施例2で得られた導電性鋼板の板幅方向の剪
断接着力を示す図、 第6図及び第7図は実施例3における樹脂バンクの生成
状況強を示す図で、第6図は比較例の場合、第7図は本
発明例の場合を示し、 第8図及び第9図は実施例3で得られた導電性鋼板の板
端部近傍のT剥離強度分布を示す図で、第8図は比較例
の場合、第9図は本発明例の場合を示し、 第10図及び第11図は実施例3で得られた導電性鋼板
の板端部近傍のフィラー分布を示す図で、第10図は比
較例の場合、第11図は本発明例の場合を示している。 1、2……加熱圧着(本接着)ロール、3、4……鋼
板、5……導電性付与接着性樹脂フィルム、6……前接
着ロール、7……導電性複合鋼板、8……樹脂バンク、
9……糸又は帯体、10……糸又は帯体供給機、11…
…気体供給機。
する態様、並びに従来法により形成される樹脂バンクの
状況を示す説明図、 第2図は本発明により糸又は帯体を本接着ロール部に補
給する態様を説明する図、 第3図は本発明により気流を本接着ロール部に補給する
態様を説明する図、 第4図は実施例2で得られた導電性鋼板におけるフィラ
ーの板幅方向の分布状況を示す図、 第5図は実施例2で得られた導電性鋼板の板幅方向の剪
断接着力を示す図、 第6図及び第7図は実施例3における樹脂バンクの生成
状況強を示す図で、第6図は比較例の場合、第7図は本
発明例の場合を示し、 第8図及び第9図は実施例3で得られた導電性鋼板の板
端部近傍のT剥離強度分布を示す図で、第8図は比較例
の場合、第9図は本発明例の場合を示し、 第10図及び第11図は実施例3で得られた導電性鋼板
の板端部近傍のフィラー分布を示す図で、第10図は比
較例の場合、第11図は本発明例の場合を示している。 1、2……加熱圧着(本接着)ロール、3、4……鋼
板、5……導電性付与接着性樹脂フィルム、6……前接
着ロール、7……導電性複合鋼板、8……樹脂バンク、
9……糸又は帯体、10……糸又は帯体供給機、11…
…気体供給機。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:16 105:22 B29L 9:00 4F (72)発明者 藤村 裕一 兵庫県高砂市阿弥陀町魚橋287―18 (72)発明者 高田 隆英 兵庫県姫路市田寺6丁目10―21
Claims (3)
- 【請求項1】上下2枚の金属板の間にフィルム状、ゲル
状又は液状の導電性付与接着性樹脂を連続的に供給し、
熱ロールで加熱圧着(本接着)して積層することにより
導電性付与複合金属板を製造するに際し、熱ロール前面
に糸又は帯体を2本以上補給しつつ本接着することによ
り、本接着時に発生する樹脂バンクの流動を安定化しつ
つ積層することを特徴とする導電性付与複合金属板の製
造方法。 - 【請求項2】前記糸又は帯体は、融点又はガラス転位温
度が使用温度以上であり、且つ本接着時の加圧下で容易
に偏平になる材質、性状のものである請求項1に記載の
方法。 - 【請求項3】上下2枚の金属板の間にフィルム状、ゲル
状又は液状の導電性付与接着性樹脂を連続的に供給し、
熱ロールで加熱圧着して積層することにより導電性付与
複合金属板を製造するに際し、熱ロール前面に気流を供
給しつつ本接着することにより、本接着時に発生する樹
脂バンクの流動を安定化しつつ積層することを特徴とす
る導電性付与複合金属板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287597A JPH0626882B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 導電性付与複合金属板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2287597A JPH0626882B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 導電性付与複合金属板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04163043A JPH04163043A (ja) | 1992-06-08 |
| JPH0626882B2 true JPH0626882B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=17719351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2287597A Expired - Lifetime JPH0626882B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | 導電性付与複合金属板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0626882B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105006301A (zh) * | 2015-07-09 | 2015-10-28 | 苏州沃尔非自动化设备有限公司 | 一种贴合机用传动装置 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103072358B (zh) * | 2013-01-28 | 2015-07-01 | 任四平 | 一种结构用微发泡芯层钢塑复合板的制造方法和设备 |
-
1990
- 1990-10-24 JP JP2287597A patent/JPH0626882B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105006301A (zh) * | 2015-07-09 | 2015-10-28 | 苏州沃尔非自动化设备有限公司 | 一种贴合机用传动装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04163043A (ja) | 1992-06-08 |
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