JPH0627006B2 - 酸化鉄赤色顔料の製造方法 - Google Patents
酸化鉄赤色顔料の製造方法Info
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- C08K3/22—Oxides; Hydroxides of metals
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Description
【発明の詳細な説明】 発明の背景 本発明は水溶液中のアルカリによる鉄(II)塩の沈澱、2
0〜100℃の温度における酸化、及びその後の生ずる
沈澱生成物の空気中における酸化鉄赤色顔料へのアニー
リングによる、鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料の製
造方法、及びこれらの酸化鉄赤色顔料の使用に関する。
0〜100℃の温度における酸化、及びその後の生ずる
沈澱生成物の空気中における酸化鉄赤色顔料へのアニー
リングによる、鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料の製
造方法、及びこれらの酸化鉄赤色顔料の使用に関する。
合成酸化鉄赤色顔料の製造には、基本的に4方法が公知
である。一つの方法は黒色酸化鉄Fe3O4の酸化である
[テイ・シー・パツトン、ヒグメント・ハンドブツク、
第1巻、ジヨーン ワイリーアンド サイズ、1973
(T.C.Patton,Pigment Handbook,Volume1,Jo
hn Wiley and Sons,1973)]。
である。一つの方法は黒色酸化鉄Fe3O4の酸化である
[テイ・シー・パツトン、ヒグメント・ハンドブツク、
第1巻、ジヨーン ワイリーアンド サイズ、1973
(T.C.Patton,Pigment Handbook,Volume1,Jo
hn Wiley and Sons,1973)]。
酸化鉄赤色顔料は建築材料及びラツカーに用いられる。
鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料は特にラツカー系に
おいて使用するために望まれている。ラツカー中の顔料
の色調はDIN6174(ISO/DIN7724、1
−3案と同じ)に従って測定される。ラツカー中で測定
される赤含量(a*)ASは酸化鉄赤色顔料の色の純度の
尺度となる。
鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料は特にラツカー系に
おいて使用するために望まれている。ラツカー中の顔料
の色調はDIN6174(ISO/DIN7724、1
−3案と同じ)に従って測定される。ラツカー中で測定
される赤含量(a*)ASは酸化鉄赤色顔料の色の純度の
尺度となる。
アニーリングの後に得られる酸化鉄赤色顔料の色調は、
出発材料、すなわち針状のゲータイトまたは等軸のマグ
ネタイト、の選択によつて影響を受ける。針状のゲータ
イトの使用は望ましくない黄の色合いを有する赤色顔料
を与える。細かく粉砕した等軸マグネタイトは、アニー
リングによりそれよりも純粋な色を有する赤色酸化鉄を
生じさせる。しかしながら、細かく粉砕したマグネタイ
トは、酸化剤として芳香族ニトロ化合物を使用する、ア
ニリン方法によつて取得することができるに過ぎない。
出発材料、すなわち針状のゲータイトまたは等軸のマグ
ネタイト、の選択によつて影響を受ける。針状のゲータ
イトの使用は望ましくない黄の色合いを有する赤色顔料
を与える。細かく粉砕した等軸マグネタイトは、アニー
リングによりそれよりも純粋な色を有する赤色酸化鉄を
生じさせる。しかしながら、細かく粉砕したマグネタイ
トは、酸化剤として芳香族ニトロ化合物を使用する、ア
ニリン方法によつて取得することができるに過ぎない。
鋼の酸洗い作業及び二酸化チタン工業における廃液とし
て得られる種類の工業的な鉄(II)塩は一般に、酸化鉄赤
色顔料に対する出発材料としての沈澱マグネタイトを取
得するための原材料として用いられる。これらの廃液は
通常は少量の、割合が変動する鉄(III)を含有してい
る。沈澱は、たとえば、NaOH、Na2CO3、MgO、
MgCO3又はNH3を用いて行なわれる。マグネタイト
を沈澱させるために用いる酸化剤は酸素、空気、塩素酸
塩、硝酸塩、過酸化物などとすることができる。
て得られる種類の工業的な鉄(II)塩は一般に、酸化鉄赤
色顔料に対する出発材料としての沈澱マグネタイトを取
得するための原材料として用いられる。これらの廃液は
通常は少量の、割合が変動する鉄(III)を含有してい
る。沈澱は、たとえば、NaOH、Na2CO3、MgO、
MgCO3又はNH3を用いて行なわれる。マグネタイト
を沈澱させるために用いる酸化剤は酸素、空気、塩素酸
塩、硝酸塩、過酸化物などとすることができる。
等軸マグネタイトの沈澱には、3つの方法、すなわち、
1段階方法、2段階方法及び酸化鉄(III)方法が知られ
ている。
1段階方法、2段階方法及び酸化鉄(III)方法が知られ
ている。
1段階法[ウインナツカー−キユンヒラー(Winnacker−
Kchler)、第2巻、171頁、ミユンヘン1970]
においては、鉄(II)塩とアルカリから、50℃以上の温
度と4.5以上のpHにおいては通気することによつ
て、1段階で黒色酸化鉄が製造される。この方法におい
て使用する鉄(II)塩は、できる限り鉄(III)成分を含有
しているべきではない[ドイツ特許(DE−PS)第2,
919,854号、第8頁、19行以降]。
Kchler)、第2巻、171頁、ミユンヘン1970]
においては、鉄(II)塩とアルカリから、50℃以上の温
度と4.5以上のpHにおいては通気することによつ
て、1段階で黒色酸化鉄が製造される。この方法におい
て使用する鉄(II)塩は、できる限り鉄(III)成分を含有
しているべきではない[ドイツ特許(DE−PS)第2,
919,854号、第8頁、19行以降]。
2段階法の第一段階においては(ウインナツカー−キユ
ンヒラー、第2巻、71頁、ミユンヘン1970)、酸
性のpH(pH<5)又は12以上のアルカリ性のpHにお
いて、室温乃至100℃の温度において酸化条件下に黄
色の核を沈澱させる。この時間のかかる段階ののちに、
工程の第二段階において、黄色の核を、なおいつそうの
量の鉄(II)塩及びアルカリと反応させて、黒色酸化鉄を
形成させる。
ンヒラー、第2巻、71頁、ミユンヘン1970)、酸
性のpH(pH<5)又は12以上のアルカリ性のpHにお
いて、室温乃至100℃の温度において酸化条件下に黄
色の核を沈澱させる。この時間のかかる段階ののちに、
工程の第二段階において、黄色の核を、なおいつそうの
量の鉄(II)塩及びアルカリと反応させて、黒色酸化鉄を
形成させる。
黒色酸化鉄の沈澱のための酸化鉄(III)方法は技術的に
複雑である。マグネタイトの割合に相当する、ほぼ化学
量論的な割合で使用する数(III)と鉄(II)塩の混合物を
用いて出発する。すなわち、混合物の約1/2乃至1/
3が高価な鉄(III)塩から成る。この方法において使用
する鉄(III)は塩化鉄(III)であることが好ましいが(日
本特許願56−60789)、これは高度に腐食的であ
る。この塩をアルカリによつて沈澱させて黒褐色の酸化
鉄を形成させる。
複雑である。マグネタイトの割合に相当する、ほぼ化学
量論的な割合で使用する数(III)と鉄(II)塩の混合物を
用いて出発する。すなわち、混合物の約1/2乃至1/
3が高価な鉄(III)塩から成る。この方法において使用
する鉄(III)は塩化鉄(III)であることが好ましいが(日
本特許願56−60789)、これは高度に腐食的であ
る。この塩をアルカリによつて沈澱させて黒褐色の酸化
鉄を形成させる。
上記の沈澱方法はマグネタイトを与えるが、これはアニ
ーリングすると、中−微乃至粗の赤色酸化鉄の形態にあ
る赤色酸化鉄を与える。これらの方法は、鮮明な純粋色
の範囲にある、色彩的に価値のある酸化鉄赤色顔料を与
えないという欠点を有している。
ーリングすると、中−微乃至粗の赤色酸化鉄の形態にあ
る赤色酸化鉄を与える。これらの方法は、鮮明な純粋色
の範囲にある、色彩的に価値のある酸化鉄赤色顔料を与
えないという欠点を有している。
沈澱させたマグネタイトのアニーリングによつて鮮明
な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料を取得するためには、X
線によつて測定して約30〜50nmの微結晶(crystalli
te)径と25〜60m2/gの比表面積SBETを有する
沈澱したマグネタイトを使用する必要がある。この範囲
の粒径すなわち微結晶径とBET表面積を有するマグネ
タイトは前記の3つの沈澱法によつて得ることはできな
い。
な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料を取得するためには、X
線によつて測定して約30〜50nmの微結晶(crystalli
te)径と25〜60m2/gの比表面積SBETを有する
沈澱したマグネタイトを使用する必要がある。この範囲
の粒径すなわち微結晶径とBET表面積を有するマグネ
タイトは前記の3つの沈澱法によつて得ることはできな
い。
黒色酸化鉄の沈澱によつて必要な範囲の微結晶径及びB
ET表面積を有する生成物を得ることを可能とする種々
の方法は既知である。これらの方法は沈澱の間の反応温
度の低下及びpHの低下を生じさせるが、しかしこれら
の方法は不均一な等軸性(isometric)マグネタイトと、
たとえばα−FeOOH及びγ−FeOOHのような針状
成分とから成る不均一な沈澱生成物を生じさせる。これ
らの沈澱した酸化鉄をアニーリングするとき、それらは
妨害的な黄色の色合いをもつ、不均一な粒子のα−Fe2
O3を生じさせる。
ET表面積を有する生成物を得ることを可能とする種々
の方法は既知である。これらの方法は沈澱の間の反応温
度の低下及びpHの低下を生じさせるが、しかしこれら
の方法は不均一な等軸性(isometric)マグネタイトと、
たとえばα−FeOOH及びγ−FeOOHのような針状
成分とから成る不均一な沈澱生成物を生じさせる。これ
らの沈澱した酸化鉄をアニーリングするとき、それらは
妨害的な黄色の色合いをもつ、不均一な粒子のα−Fe2
O3を生じさせる。
本発明の簡単な説明 本発明の目的は上記の方法の欠点を有していない、等軸
性酸化鉄赤色顔料の製造のための、原価の面で効率的
な、技術的にすぐれた方法を提供することである。
性酸化鉄赤色顔料の製造のための、原価の面で効率的
な、技術的にすぐれた方法を提供することである。
驚くべきことに、今回、鉄(III)イオンの存在における
沈澱によつて得られるマグネタイトをアニーリングする
と、鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料を与えることが
できる方法が見出された。この製品の粒径は鉄(III)塩
の含量によつて制御することができる。
沈澱によつて得られるマグネタイトをアニーリングする
と、鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料を与えることが
できる方法が見出された。この製品の粒径は鉄(III)塩
の含量によつて制御することができる。
詳細な説明 前記の塩化鉄(III)法と異なって、本発明による方法は
高価な、腐食性塩化鉄(III)の使用を必要としない。
高価な、腐食性塩化鉄(III)の使用を必要としない。
かくして本発明は水溶液中の鉄(II)塩のアルカリによる
沈澱と20〜100℃の温度における酸化及び生じる沈
澱生成物の空気中におけるアニーリングによる酸化鉄赤
色顔料の生成によつて鮮明な色の純粋な酸化鉄赤色顔料
を製造するための方法を提供するものであつて、この方
法は、該溶液を、アルカリ性沈澱剤の添加前に、溶液の
全鉄含量に基づいて、1〜15モル%のFe(III)含量に
調節することを特徴としている。この方法において使用
する酸化剤は空気であることが好ましい。
沈澱と20〜100℃の温度における酸化及び生じる沈
澱生成物の空気中におけるアニーリングによる酸化鉄赤
色顔料の生成によつて鮮明な色の純粋な酸化鉄赤色顔料
を製造するための方法を提供するものであつて、この方
法は、該溶液を、アルカリ性沈澱剤の添加前に、溶液の
全鉄含量に基づいて、1〜15モル%のFe(III)含量に
調節することを特徴としている。この方法において使用
する酸化剤は空気であることが好ましい。
この方法の開始において、マグネタイトの粒径を調節す
るために必要な鉄(III)含量は鉄(II)塩溶液中で生ぜし
めるが、その鉄(II)塩は鋼酸洗い作業及び/又は二酸化
チタンの製造から得た硫酸塩及び/又は塩化物であるこ
とが好ましい。鉄(III)含量の調節は、酸性の鉄(II)塩
溶液、たとえば、3以下のpHの硫酸鉄(II)溶液への酸
化性気体の導入によつて行なわれる。鉄(III)含量は通
気時間の増大と共に増大する。鉄(III)含量は3以下のp
Hにおいて空気による酸化によつて生ぜしめることが好
ましい。この予備的な通気は約20〜100℃の温度の
撹拌容器中で通気撹拌機を用いて行うことが好都合であ
るけれども、たとえば泡鐘塔、ループ反応器、放熱器な
どのような、気体/液体反応にたいして適するその他の
反応器をも、同様に具合良く用いることができる。
るために必要な鉄(III)含量は鉄(II)塩溶液中で生ぜし
めるが、その鉄(II)塩は鋼酸洗い作業及び/又は二酸化
チタンの製造から得た硫酸塩及び/又は塩化物であるこ
とが好ましい。鉄(III)含量の調節は、酸性の鉄(II)塩
溶液、たとえば、3以下のpHの硫酸鉄(II)溶液への酸
化性気体の導入によつて行なわれる。鉄(III)含量は通
気時間の増大と共に増大する。鉄(III)含量は3以下のp
Hにおいて空気による酸化によつて生ぜしめることが好
ましい。この予備的な通気は約20〜100℃の温度の
撹拌容器中で通気撹拌機を用いて行うことが好都合であ
るけれども、たとえば泡鐘塔、ループ反応器、放熱器な
どのような、気体/液体反応にたいして適するその他の
反応器をも、同様に具合良く用いることができる。
望ましい鉄(III)含量を有する透明な、顔料を含有しな
い溶液は、短時間の間に得られる。この溶液は驚くべき
ことに、望ましくない沈澱した塩基性硫酸鉄(III)を含
有しないことが認められる。溶液中にどのような形態で
三価の鉄が存在しているかは明らかではない。マグネタ
イトを製造するために必要な鉄(III)含量は、全鉄含量
に基づいて、1〜15モル%の鉄(III)の範囲内で変化
する。
い溶液は、短時間の間に得られる。この溶液は驚くべき
ことに、望ましくない沈澱した塩基性硫酸鉄(III)を含
有しないことが認められる。溶液中にどのような形態で
三価の鉄が存在しているかは明らかではない。マグネタ
イトを製造するために必要な鉄(III)含量は、全鉄含量
に基づいて、1〜15モル%の鉄(III)の範囲内で変化
する。
予備通気後にマグネタイトへの沈澱と酸化を行なう。使
用する沈澱剤はNaOH、NH3、Na2CO3、MgO及び
/又はMgCO3であることが好ましい。沈澱は0.5〜
1.5当量、好ましくは0.8〜1.3当量のアルカリ
性沈澱剤を用いて行なうときにきわめて高い収率が得ら
れ且つ使用する酸化剤は空気であることが好ましい。反
応温度は20〜100℃の範囲であり、70℃以上であ
ることが好ましい。沈澱生成物を塩が存在しなくなるま
で洗浄し、乾燥し、次いで700〜1100℃、好まし
くは800〜950℃でアニーリングすると、それによ
つて磨砕後に鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料が得ら
れる。
用する沈澱剤はNaOH、NH3、Na2CO3、MgO及び
/又はMgCO3であることが好ましい。沈澱は0.5〜
1.5当量、好ましくは0.8〜1.3当量のアルカリ
性沈澱剤を用いて行なうときにきわめて高い収率が得ら
れ且つ使用する酸化剤は空気であることが好ましい。反
応温度は20〜100℃の範囲であり、70℃以上であ
ることが好ましい。沈澱生成物を塩が存在しなくなるま
で洗浄し、乾燥し、次いで700〜1100℃、好まし
くは800〜950℃でアニーリングすると、それによ
つて磨砕後に鮮明な、色の純粋な酸化鉄赤色顔料が得ら
れる。
マグネタイトの焼きなまし後に得られる酸化鉄赤色顔料
は鮮明で、純粋な色と0.2μm以下の粒径をもち、ラ
ツカー中の色調は26CEIELAB単位以上の赤含量
(a*)を有している。このような高い色純度(a*>26
CIELAB単位)を有する酸化鉄赤色顔料は従来の沈
澱方法によつて製造したマグネタイトのアニーリングに
よつては取得できない。酸化鉄含量の色調はDIN61
74(ISO/DIN7724、1−3案と同じ)に従つ
て、ラツカー中の10%の顔料容量濃度(PVK)におい
て測定される。使用するラツカー系は、アルキダールF
48(バイエルAGの商品名)である。
は鮮明で、純粋な色と0.2μm以下の粒径をもち、ラ
ツカー中の色調は26CEIELAB単位以上の赤含量
(a*)を有している。このような高い色純度(a*>26
CIELAB単位)を有する酸化鉄赤色顔料は従来の沈
澱方法によつて製造したマグネタイトのアニーリングに
よつては取得できない。酸化鉄含量の色調はDIN61
74(ISO/DIN7724、1−3案と同じ)に従つ
て、ラツカー中の10%の顔料容量濃度(PVK)におい
て測定される。使用するラツカー系は、アルキダールF
48(バイエルAGの商品名)である。
さらに最終製品の色彩値は、沈澱前に鉄塩溶液中にアル
ミニウム及び燐の可溶性塩を添加することによつて有利
な影響を受けることができる。これらの化合物の添加
は、沈澱前に溶液に対して、何れの場合も全鉄含量に基
づいて、1から10モル%の量の可溶性アルミニウム塩
及び/又は1〜5モル%の量の燐の可溶性塩を添加する
ことによつて行なうことが好都合である。
ミニウム及び燐の可溶性塩を添加することによつて有利
な影響を受けることができる。これらの化合物の添加
は、沈澱前に溶液に対して、何れの場合も全鉄含量に基
づいて、1から10モル%の量の可溶性アルミニウム塩
及び/又は1〜5モル%の量の燐の可溶性塩を添加する
ことによつて行なうことが好都合である。
赤色顔料の鮮明度(L*)はAl又はP含量に従つて増大
させることができるということが認められている。鮮明
度値L*は、DIN6174(ISO/DIN772
4、1−3案と同じ)に従つて、ラツカー中の顔料の色
調測定において得ることができる。
させることができるということが認められている。鮮明
度値L*は、DIN6174(ISO/DIN772
4、1−3案と同じ)に従つて、ラツカー中の顔料の色
調測定において得ることができる。
また本発明は、ラツカー、セラミツクス、建築材料及び
プラスチツクの分野における染色及び着色に対する本発
明に従つて製造した酸化鉄赤色含量の使用に関するもの
である。
プラスチツクの分野における染色及び着色に対する本発
明に従つて製造した酸化鉄赤色含量の使用に関するもの
である。
以下の実施例は、鉄(II)塩溶液中における鉄(III)成分
の生成、マグネタイトの沈澱及びa*>26CIELA
B単位の赤含量を有する酸化鉄赤色含量へのアニーリン
グを記載するものである。
の生成、マグネタイトの沈澱及びa*>26CIELA
B単位の赤含量を有する酸化鉄赤色含量へのアニーリン
グを記載するものである。
これらの実施例は本発明の方法を例証するためのもので
あつて、何ら本発明を制限するものではない。
あつて、何ら本発明を制限するものではない。
実施例1 通気撹拌機を備えた30の容器中の21.7モルとF
e2SO4から成る水溶液を調製する。pHは2.1であ
る。酸化の開始前に滴定によつて0.45モル%の鉄(I
II)含量を定量する。溶液を70゜に加熱し、通気撹拌
機によつて空気を導入する。下表は反応時間と共に増大
するFe3+含量を示している。明瞭とするために、この
関係を第1図にグラフ形態として示す。
e2SO4から成る水溶液を調製する。pHは2.1であ
る。酸化の開始前に滴定によつて0.45モル%の鉄(I
II)含量を定量する。溶液を70゜に加熱し、通気撹拌
機によつて空気を導入する。下表は反応時間と共に増大
するFe3+含量を示している。明瞭とするために、この
関係を第1図にグラフ形態として示す。
実施例2 鉄(III)含量の調節 3以下のpHを有し且つ300gのFeSO4を含有する
1.95の鉄(II)溶液を、横桁撹拌機、通気環及び還
流凝縮器を備え且つ接触温度計によつて調節したハンド
ヒーターで加熱した2.5のガラス装置中で、通気環
を用いる空気による通気下に70℃に加熱する。1.7
5時間で全鉄含量に基づいて、8.3モル%の鉄(III)
含量が確立される。
1.95の鉄(II)溶液を、横桁撹拌機、通気環及び還
流凝縮器を備え且つ接触温度計によつて調節したハンド
ヒーターで加熱した2.5のガラス装置中で、通気環
を用いる空気による通気下に70℃に加熱する。1.7
5時間で全鉄含量に基づいて、8.3モル%の鉄(III)
含量が確立される。
実施例3 沈澱マグネタイトと酸化鉄赤色顔料の製造 横桁撹拌機、通気環及び還流凝縮器を備え且つ接触温度
計によつて制御したバンドヒーターで加熱した2.5
のガラス装置中で、粉砕した酸化マグネシウムの水中に
おけるスラリーの形態にある沈澱剤としての0.6当量
の酸化マグネシウムを、8.3モル%の鉄(III)イオン
が生ぜしめる1.95の硫酸鉄(II)溶液中に加える。
反応混合物を80℃に加熱し且つ通気する。4時間後に
取得した黒色酸化鉄を塩の存在がなくなるまで洗浄し、
乾燥したのち、800℃の空気中で1時間アニーリング
する。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中に示
す。
計によつて制御したバンドヒーターで加熱した2.5
のガラス装置中で、粉砕した酸化マグネシウムの水中に
おけるスラリーの形態にある沈澱剤としての0.6当量
の酸化マグネシウムを、8.3モル%の鉄(III)イオン
が生ぜしめる1.95の硫酸鉄(II)溶液中に加える。
反応混合物を80℃に加熱し且つ通気する。4時間後に
取得した黒色酸化鉄を塩の存在がなくなるまで洗浄し、
乾燥したのち、800℃の空気中で1時間アニーリング
する。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中に示
す。
実施例4 沈澱剤として1当量の酸化マグネシウムを用いる以外は
実施例3と同様な手順を用いる。粉砕した酸化鉄赤色顔
料の性質を第1表中に示す。
実施例3と同様な手順を用いる。粉砕した酸化鉄赤色顔
料の性質を第1表中に示す。
実施例5 沈澱剤として1当量の9N NaOHを用いる以外は実
施例3と同様な手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料
の性質を第1表中に示す。
施例3と同様な手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料
の性質を第1表中に示す。
実施例6 沈澱剤として0.6当量の酸化マグネシウムを用い、鉄
(III)含量を5.6モル%とする以外は実施例と同様な
手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表
中に示す。
(III)含量を5.6モル%とする以外は実施例と同様な
手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表
中に示す。
実施例7 沈澱剤として1.1当量のMgOを使用し且つ沈澱前に
全鉄含量に基づいて1.4モル%のAlをAl2(SO4)3
・18H2Oの形態で添加する以外は実施例3と同様な
手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色含量の性質を第1表
中に示す。
全鉄含量に基づいて1.4モル%のAlをAl2(SO4)3
・18H2Oの形態で添加する以外は実施例3と同様な
手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色含量の性質を第1表
中に示す。
実施例8 沈澱剤として1.1当量のMgOを用い且つ沈澱前に全
鉄含量に基づいて2.8モル%のAlをAl2(SO4)3・
18H2Oの形態で添加する以外は実施例3と同様な手
順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中
に示す。
鉄含量に基づいて2.8モル%のAlをAl2(SO4)3・
18H2Oの形態で添加する以外は実施例3と同様な手
順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中
に示す。
実施例9 沈澱剤として1当量の9N NaOHを使用し且つ沈澱
前に全鉄含量に基づいて1.6モル%のPをNa2HPO
4の形態で添加する以外は実施例3と同様な手順に従が
う。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中に示す。
前に全鉄含量に基づいて1.6モル%のPをNa2HPO
4の形態で添加する以外は実施例3と同様な手順に従が
う。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中に示す。
比較実施例: 実施例A 0.5モル%未満の鉄(III)含量を有する鋼酸洗いから
得た鉄(II)溶液を用いて反応を行ない且つ沈澱を1当量
の9N NaOHによつて行なう以外は実施例3と同様
な手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1
表中に示す。
得た鉄(II)溶液を用いて反応を行ない且つ沈澱を1当量
の9N NaOHによつて行なう以外は実施例3と同様
な手順に従がう。粉砕した酸化鉄赤色顔料の性質を第1
表中に示す。
実施例B 0.5モル%未満の鉄(III)を含有する鉄(II)塩溶液を
用いて反応を行ない且つ1当量のMgOを用いて沈澱を
行なう以外は実施例3の手順に従がう。粉砕した酸化鉄
赤色顔料の性質を第1表中に示す。
用いて反応を行ない且つ1当量のMgOを用いて沈澱を
行なう以外は実施例3の手順に従がう。粉砕した酸化鉄
赤色顔料の性質を第1表中に示す。
実施例C 0.5モル%未満の鉄(III)を有する鉄(II)塩溶液を用
いて反応を行ない且つ0.6当量のMgOを用いて沈澱
を行なう以外は、実施例3は同様な手順に従がう。粉砕
した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中に示す。
いて反応を行ない且つ0.6当量のMgOを用いて沈澱
を行なう以外は、実施例3は同様な手順に従がう。粉砕
した酸化鉄赤色顔料の性質を第1表中に示す。
第1図は実施例1に従がう空気による酸化の条件下に時
間による鉄(III)含量の変化を示すグラフである。 第2図は、比表面積によつて表わした、磁鉄鉱の粒径に
対する、鉄(III)の不在(曲線1)及び8.3モル%の鉄
(III)の存在(曲線2)下の、全鉄顔料に対しての沈澱剤
の当量比の影響を示すグラフである。 第3図は0.8の沈澱剤/全鉄当量の一定当量比におけ
る、比表面積で表わした、磁鉄鉱の粒径に対する鉄(II
I)含量の影響を示すグラフである。
間による鉄(III)含量の変化を示すグラフである。 第2図は、比表面積によつて表わした、磁鉄鉱の粒径に
対する、鉄(III)の不在(曲線1)及び8.3モル%の鉄
(III)の存在(曲線2)下の、全鉄顔料に対しての沈澱剤
の当量比の影響を示すグラフである。 第3図は0.8の沈澱剤/全鉄当量の一定当量比におけ
る、比表面積で表わした、磁鉄鉱の粒径に対する鉄(II
I)含量の影響を示すグラフである。
Claims (11)
- 【請求項1】水溶液中の鉄(II)塩をアルカリ性沈澱剤
により沈澱させ、生じる沈澱生成物を20〜100℃の
温度において酸化し且つ空気中でアニーリングして酸化
鉄赤色顔料を形成させることにより、鮮明な、色の純粋
な酸化鉄赤色顔料を製造するための改良された方法であ
って、 アルカリ性沈澱剤の添加の前に、水溶液の鉄(III)含
量を、酸化により、鉄塩溶液の全鉄含量に基づいて1〜
15モル%に調節することを特徴とする酸化鉄赤色顔料
の製造方法。 - 【請求項2】鉄(III)含量の調節のための酸化を空気
である酸化剤によって達成する特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項3】鉄(III)含量を3以下のpHにおいて空
気による酸化によって調節する特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項4】鉄(II)塩が硫酸塩、塩化物又は両者の混
合物である特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項5】アルカリ性沈澱剤がNaOH、NH3、N
a2CO3、MgO、MgCO3又はそれらの混合物であ
る特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項6】沈澱を0.5〜1.3当量のアルカリ性沈
澱剤によって達成する特許請求の範囲第1項記載の方
法。 - 【請求項7】沈澱を0.8〜1.3当量のアルカリ性沈
澱剤によって達成する特許請求の範囲第6項記載の方
法。 - 【請求項8】沈澱の前に、溶液に対して、全鉄含量に基
づいて1〜10モル%の量の可溶性アルミニウム塩を添
加する特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項9】沈澱の前に、溶液に対して、全鉄含量に基
づいて1〜5モル%の量の可溶性燐酸塩を添加する特許
請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項10】沈澱した黒色酸化鉄を洗浄し、乾燥し、
700〜1100℃においてアニーリングし、次いで粉
砕する特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項11】アニーリングを800〜950℃におい
て行なう特許請求の範囲第10項記載の方法。
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|---|---|
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| DE19919791A1 (de) * | 1999-04-30 | 2000-11-02 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Fällungsmagnetiten |
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| DE10101769A1 (de) * | 2001-01-17 | 2002-07-18 | Bayer Ag | Verfahren zur Herstellung von Magnetitteilchen |
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