JPH06270106A - 木材への薬液の含浸・液切り方法および同装置 - Google Patents

木材への薬液の含浸・液切り方法および同装置

Info

Publication number
JPH06270106A
JPH06270106A JP6552893A JP6552893A JPH06270106A JP H06270106 A JPH06270106 A JP H06270106A JP 6552893 A JP6552893 A JP 6552893A JP 6552893 A JP6552893 A JP 6552893A JP H06270106 A JPH06270106 A JP H06270106A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wood
tank
chemical
chemical solution
conveyor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6552893A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeyuki Ogata
重行 尾形
Shinji Kajita
伸二 梶田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koshii and Co Ltd
Original Assignee
Koshii and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koshii and Co Ltd filed Critical Koshii and Co Ltd
Priority to JP6552893A priority Critical patent/JPH06270106A/ja
Publication of JPH06270106A publication Critical patent/JPH06270106A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業効率の良好な木材の薬液含浸・液切り方
法および同装置を提供する。 【構成】 原料木材Wを上流側ローラコンベヤ2によっ
て第一昇降コンベヤ63に搬入し、このコンベヤ63を
薬液含浸槽3内に下降させて原料木材Wを薬液内に浸漬
し、薬液含浸槽を密閉して原料木材Wへの薬液含浸操作
を行って薬液含浸済木材W1とし、同槽W1の密閉を解
除した後同昇降コンベヤを上昇させて薬液含浸済木材W
1を薬液含浸槽3から引き上げ、この薬液含浸済木材W
1を液切り槽側の昇降コンベヤ73に搬入し、この液切
り槽側昇降コンベヤ73を液切り槽4に下降させて薬液
含浸済木材W1を同槽内に装填し、同槽内で薬液含浸済
木材W1に付着している余剰付着薬液を除去して液切り
済木材W2とし、その後液切り槽側昇降コンベヤ73を
上昇させて液切り済木材W2を液切り槽4から引き上
げ、この液切り済木材W2を下流側ローラコンベヤ5に
送り出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、木材に防腐防虫用の薬
液を注入するための薬液の含浸・液切り方法およびこの
方法で使用される薬液の含浸・液切り装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、木材に防腐、防虫用の薬液を注入
する手段として、含浸槽内に原料木材を搬入した後、含
浸槽に薬液を充満させ、加圧することにより原料木材に
薬液を含浸し、含浸操作が完了すると含浸槽に充満して
いる薬液を一旦抜き出し、木材に付着している余剰薬液
の除去操作であるいわゆる液切りを行うようにした方法
および装置が一般的であった。しかし、このような方法
および装置においては、薬液含浸後における液切り操作
や取り出し操作等全体的に作業性が悪いという欠点が存
在した。
【0003】そのようなことから、その後種々の改良が
行われ、例えば、特公昭57−20123号公報におい
ては、上部に開口を有する含浸槽と、上記開口を閉止す
る蓋体と、含浸槽内を減圧するための真空脱気装置と、
この真空脱気装置に上記開口から出没される木材保持枠
と、この保持枠の吊持手段とが備えられた薬液含浸・水
切り装置およびこの装置を用いた同装置が開示されてい
る。
【0004】そしてこの装置においては、上記木材保持
枠に原料木材を装着した状態で上記吊持手段を操作し、
木材保持枠を含浸槽内に吊り降ろして蓋体で開口を閉止
することによって薬液の含浸処理が行われる。含浸処理
が完了すると、上記吊持手段を操作して木材が薬液面よ
り上方に位置するように木材保持枠を上方に吊り上げ、
木材に付着している余剰薬液の液切り処理が行われる。
こうすることによって木材への薬液の含浸・液切り操作
の作業性が改善されたと説明されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭57−20123号公報に開示されている薬液の含
浸・液切り方法および同装置においては、改良されたと
はいいながら、含浸処理が完了した木材は、上記木材保
持枠に保持された状態で含浸槽の内部で所定時間液切り
操作が行われるため、この液切り操作の間つぎの木材の
ために含浸槽は使用することができないという不都合が
存在した。また、この装置は基本的にはバッチシステム
であるため、木材の保持枠への装着や取り出し等の作業
性は相変わらずあまり良好なものとはいえず、これの改
善が嘱望されていた。
【0006】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、作業効率の良好な木材の薬
液含浸・液切り方法および同装置を提供することを目的
としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
木材への薬液の含浸・液切り方法は、順次原料木材を薬
液含浸槽に供給し、この薬液含浸槽で得られた薬液含浸
済木材を順次液切り槽に供給し、この液切り槽で得られ
た液切り済木材を順次搬出するようにした木材への薬液
の含浸・液切り方法において、原料木材を木材供給コン
ベヤによって同コンベヤに連設されかつ昇降可能に構成
された薬液槽側昇降コンベヤに搬入し、原料木材が浮上
しないように固定した状態で上記薬液槽側昇降コンベヤ
を上記薬液含浸槽内に下降させて原料木材を薬液内に浸
漬し、薬液含浸槽を密閉して同槽内の圧力を変化させる
ことによって原料木材からの脱気処理、原料木材相互間
の接触面に滞留している空気の脱気処理および原料木材
への薬液含浸操作を行って薬液含浸済木材を得、薬液含
浸槽内を常圧に戻して同槽の密閉を解除した後上記薬液
槽側昇降コンベヤを上昇させて薬液含浸済木材を薬液含
浸槽から引き上げ、この薬液含浸済木材を薬液槽側昇降
コンベヤに連設されかつ昇降可能に構成された液切り槽
側昇降コンベヤに搬入し、この液切り槽側昇降コンベヤ
を上記液切り槽に下降させて薬液含浸済木材を同槽内に
装填し、同槽内を減圧して薬液含浸済木材に付着してい
る余剰付着薬液を除去した液切り済木材を得、その後液
切り槽内を常圧に戻して同槽の密閉を解除した後液切り
槽側昇降コンベヤを上昇させて液切り済木材を液切り槽
から引き上げ、この液切り済木材を木材搬出コンベヤに
送り出すことを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項2記載の木材への薬液の含
浸・液切り装置は、薬液が充填された薬液含浸槽と、薬
液含浸済木材の液切り処理用の液切り槽とが互いに隣接
して直列に設けられ、上記薬液含浸槽の上流側に原料木
材を薬液含浸槽に供給する木材供給コンベヤが設けら
れ、上記液切り槽の下流側に液切り済木材を次工程に搬
出する木材搬出コンベヤが設けられ、上記薬液含浸槽に
は一体に昇降可能な薬液槽側昇降コンベヤと薬液含浸槽
の上部開口を閉止する蓋体とが設けられ、上記液切り槽
には一体に昇降可能な液切り槽側昇降コンベヤと液切り
槽の上部開口を閉止する蓋体とが設けられるとともに薬
液含浸済木材から回収された余剰付着薬液を薬液含浸槽
に返送する返送ポンプが設けられ、上記薬液含浸槽およ
び液切り槽が上記蓋体で閉止された状態でこれらの槽内
の圧力を変化させるポンプ機構が付設され、木材を移動
させる木材移動機構が上記木材供給コンベヤ、薬液槽側
昇降コンベヤ、液切り槽側昇降コンベヤおよび木材搬出
コンベヤに沿って配設されていることを特徴とするもの
である。
【0009】本発明の請求項3記載の木材への薬液の含
浸・液切り方法は、順次原料木材を一対の併設された各
薬液含浸槽に供給し、同槽から搬出するようにし、各薬
液含浸槽内に原料木材が装填されているときに両薬液含
浸槽の間で交互に薬液の充填と排出とを行うことによっ
て原料木材の薬液含浸処理と余剰付着薬液の液切り処理
とを両薬液含浸槽の間で交互に行うようにした木材への
薬液の含浸・液切り方法において、薬液が充填された側
の木材供給コンベヤによって原料木材を同コンベヤに連
設されかつ昇降可能に構成された昇降コンベヤに搬入
し、原料木材が浮上しないように固定した状態で上記昇
降コンベヤを上記薬液含浸槽内に下降させて原料木材を
薬液内に浸漬し、薬液含浸槽を密閉して同槽内の圧力を
変化させることによって原料木材からの脱気処理、原料
木材相互間の接触面に滞留している空気の脱気処理およ
び原料木材への薬液含浸処理を行って薬液含浸済木材を
得、その後薬液を他方の薬液含浸槽に排出し、槽内を減
圧して薬液含浸済木材に付着している余剰付着薬液が除
去された液切り済木材を得、その後薬液含浸槽内を常圧
に戻して同槽の密閉を解除した後昇降コンベヤを上昇さ
せて液切り済木材を薬液含浸槽から引き上げ、この液切
り済木材を木材搬出コンベヤに送り出す操作を二系列で
交互に行うことを特徴とするものである。
【0010】本発明の請求項4記載の木材への薬液の含
浸・液切り装置は、薬液が充填される一対の薬液含浸槽
が並列に設けられ、これら一対の薬液含浸槽間には薬液
の授受を行う薬液授受機構が設けられ、上記一対の薬液
含浸槽の上流側に原料木材を薬液含浸槽に供給する一対
の木材供給コンベヤが設けられるとともに、同下流側に
液切り済木材を次工程に搬出する木材搬出コンベヤが設
けられ、上記一対の薬液含浸槽には一体に昇降可能な一
対の昇降コンベヤと薬液含浸槽の上部開口を閉止する一
対の蓋体とが設けられ、上記一対の薬液含浸槽が蓋体で
閉止された状態でこれらの槽内の圧力を変化させるポン
プ機構が付設され、木材を移動させる木材移動機構が上
記木材供給コンベヤ、昇降コンベヤおよび木材搬出コン
ベヤに沿って配設されていることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】上記請求項1記載の木材への薬液の含浸・液切
り方法および請求項2記載の同装置によれば、原料木材
を薬液含浸槽および液切り槽とに順次直列的に送り込む
ことができ、先に含浸処理が完了した薬液含浸済木材が
液切り槽で液切り処理されている間に、つぎの原料木材
が薬液含浸槽で含浸処理が施され、たえず薬液含浸槽と
液切り槽とが稼働状態になっているため、その分従来の
バッチ処理のようなロスタイムが発生せず、効率的に木
材に対する薬液の含浸処理を行うことができる。
【0012】すなわち、原料木材を木材供給コンベヤに
よって薬液含浸槽に供給し、この薬液含浸槽における薬
液含浸槽側昇降コンベヤの作動によって同槽の薬液に対
する木材の浸漬および引き上げ操作を行いその間に所定
の薬液含浸処理を施し、つぎの液切り槽における液切り
槽側昇降コンベヤの作動によって木材の同槽内への装填
および引き上げ操作を行いその間に液切り処置を施し、
その後液切り済木材を木材搬出コンベヤによって次工程
に送り出すようにしているため、上記薬液含浸処置と液
切り処理とが独立して行われ、その結果従来のように薬
液含浸処理の後、液切り処理が完了するまでつぎの原料
木材の処理ができないという不都合はなく、順次連続的
に処理が可能になり作業効率が上昇する。
【0013】上記請求項3記載の木材への薬液の含浸・
液切り方法および請求項4記載の同装置によれば、並列
に配設され薬液含浸槽の各々に順次原料木材を供給し、
同槽から搬出するようにしており、各薬液含浸槽内に原
料木材が装填されているときに両薬液含浸槽の間で交互
に薬液の充填と排出とを行うことによって原料木材の薬
液含浸処理と余剰付着薬液の液切り処理とを両薬液含浸
槽の間で交互に行うようにしている。従って、薬液含浸
槽に液切り槽の役割を果たさせることが可能であり、一
対の薬液含浸槽を二系列の処理を対象として薬液含浸処
理と液切り処理とに交互に切り換えて使用することによ
って従来のようなロスタイムは発生せず、効率的に木材
に対する薬液の含浸処理を行うことができる。
【0014】すなわち、原料木材を薬液が充填された側
の木材供給コンベヤによって昇降コンベヤに搬入し、こ
の昇降コンベヤを上記薬液含浸槽内に下降させて原料木
材を薬液内に浸漬して所定の処理操作で薬液含浸済木材
とし、その後薬液を他方の薬液含浸槽に排出し、槽内を
減圧して薬液含浸済木材を液切り済木材とし、その後昇
降コンベヤを上昇させて液切り済木材を薬液含浸槽から
引き上げ、この液切り済木材を木材搬出コンベヤに送り
出す一連の操作を二系列で交互に行うようにしているた
め、薬液含浸槽に液切り槽の役割を果たさせることが可
能であり、一対の薬液含浸槽を二系列の処理を対象とし
て薬液含浸処理と液切り処理とに交互に切り換えて使用
することによって従来のようなロスタイムは発生せず、
効率的に木材に対する薬液の含浸処理を行うことができ
る。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る木材の薬液含浸・液切り
装置の第一の例を示す一部断面を含む側面図、図2は同
平面図、図3は図1のA−A線断面図である。これらの
図に示すように、本発明の第一の例の薬液含浸・液切り
装置1は、最上流側に設けられた原料木材供給用の上流
側ローラコンベヤ(木材供給コンベヤ)2と、このロー
ラコンベヤ2の下流側に設けられた薬液含浸槽3と、こ
の薬液含浸槽3の下流側に直列で隣接して設けられた液
切り槽4と、この液切り槽4の下流側に設けられた下流
側ローラコンベヤ(木材搬出コンベヤ)5とで基本構成
されている。
【0016】上記上流側ローラコンベヤ2は、支柱21
の上部に支持された矩形の枠体22と、この枠体22の
両側部に回転自在に差し渡された複数のローラ23とか
ら構成されている。このローラ23は、原料木材Wが進
行する方向と直角に枠体22の両側部に架け渡されてお
り、複数のローラ23の上部に載置された原料木材W
は、外力を得て二点鎖線で示す進行方向にローラ23を
回転させながら滑らかに移動可能になっている。
【0017】原料木材Wは、複数本の角材あるいは丸太
材が筏状に結束され、さらにそれが積層されて直方体状
にされ、この直方体状に結束されたものが薬液含浸・液
切り装置1上を移動させられ、薬液含浸および含浸後の
液切り等の処理が行われるようになっている。上記のよ
うな角材、丸太材の他に、単板、合板、パーティクルボ
ード等の木質材料が原料木材Wとして適用される。
【0018】上記薬液含浸槽3は、上部が開口したプー
ル状の貯槽であって、この中に原料木材Wに注入される
所定の薬剤の水溶液(以下、薬液という)が充満されて
おり、この中に原料木材Wが所定時間浸漬されて薬液の
含浸処理が施される。薬液含浸槽3の内底部の一側部に
は集合溝33が設けられており、薬液を抜き出すときに
残り少なくなった薬液はこの集合槽33に集められるた
め無駄なく抜き出すことができる。また、薬液含浸槽3
の内部には、左右で高さの異なる架台31が立設されて
おり、薬液含浸槽3の薬液内に浸漬された原料木材W
は、これらの架台31上に斜めに載置されるようになっ
ている。
【0019】このような薬液含浸槽3の背部には第一昇
降機6が立設されている。この第一昇降機6は、左右一
対の支柱61およびこれら支柱61の上端部に架橋され
た梁材62からなる逆U字形状の昇降機本体6aと、こ
の昇降機本体6aの支柱61、61間に昇降可能に支持
された薬液槽側の昇降コンベヤ63と、この昇降コンベ
ヤ63を支持するコンベヤ支持部材64とから構成され
ている。このコンベヤ支持部材64は側面視がL字形状
を呈した左右一対の水平腕64aと垂直腕64bとから
なり、昇降機本体6aの左右の支柱61間に昇降可能に
設けられている。上記昇降コンベヤ63はこのコンベヤ
支持部材64の水平腕64aの上部に固定されている。
【0020】また、昇降コンベヤ63には、上記上流側
ローラコンベヤ2と同様に上部にローラ63aが設けら
れており、上流側ローラコンベヤ2から供給された原料
木材Wは、このローラ63a上を滑って昇降コンベヤ6
3上の定位置にセットされた状態になる。
【0021】また、コンベヤ支持部材64の垂直腕64
bの上部には先下がりのフード部65が図1の手前側
(図3の左方)に突出するように設けられ、このフード
部65の基端部65aは左右一対の支柱61の間に挟持
された状態になっている。
【0022】一方、左右一対の支柱61の互いに対向し
た側面には、上下方向に延びる案内レール61aが設け
られている。そして、フード部65の基端部65aにお
いて、上記案内レール61aに対応した部分には案内レ
ール61aを挟み込むように二股が形成された挟持片6
5bが設けられており、この挟持片65bが上記案内レ
ール61aに嵌合することによって、フード部65は案
内レール61aにガイドされた状態で昇降可能になって
いる。このようなフード部65の下部において、第一昇
降機6の前方(図3の左方)には蓋体66が設けられて
いる。この蓋体66は、薬液含浸槽3の上部開口を完全
に閉止することができる大きさに寸法設定されている。
【0023】そして、一対の支柱61の間の中央下部に
は上記フード部65を昇降させるための油圧シリンダ6
7が立設されており、この油圧シリンダ67のシリンダ
ロッド67aの先端部は上記フード部65の基端部65
aに固定されている。この油圧シリンダ67は、第一昇
降機6の背部に配設された油圧ユニット67bから供給
される油圧によってシリンダロッド67aが上下動する
ようになっている。従って、油圧ユニット67bを作動
させてシリンダロッド67aを上下動させることによっ
て、フード部65の基端部65aを介してフード部65
および蓋体66は昇降することになる。
【0024】上記コンベヤ支持部材64の垂直腕64b
の略中央部前方には水平軸64c回りに回動自在に左右
一対の押えアーム64dが設けられている。この押えア
ーム64dは、昇降コンベヤ63上に載置された原料木
材Wが、薬液中に浸漬されたときに、原料木材Wが浮き
上がらないように上から押える役割を果たすものであ
る。そして、フード部65の内部には左右一対の油圧シ
リンダ68が設けられ、この油圧シリンダ68から下方
に向かって一対のシリンダロッド68aが延びている。
【0025】上記それぞれのシリンダロッド68aの先
端部は、左右一対の押えアーム64dの水平軸64cを
挟んだ一端部に接続されており、油圧シリンダ68を作
動させてシリンダロッド68aを上下動させると、それ
ぞれの押えアーム64dは水平軸64c回りに回動して
同アーム64dの他端部も上下動する。このような水平
軸64cの上記他端部には、図1においては手前に向か
って(図3においては左方に向かって)押えロッド68
bが突設されており、この押えロッド68bによって原
料木材Wは押え付けられることになる。
【0026】図1に示す上記薬液含浸槽3の左側部外方
には真空ポンプ32および加圧ポンプ32’が設けられ
ている。前者の真空ポンプ32は所定の経路を介して薬
液含浸槽3内と連通されており、この真空ポンプ32を
運転することによって薬液含浸槽3内は減圧され、後者
の加圧ポンプ32’を運転することによって薬液含浸槽
3内は加圧されるようになっている。
【0027】このような薬液含浸槽3の下流側には、液
切り槽4が設けられている。そして、この液切り槽4の
背部には第二昇降機7が立設されている。これら液切り
槽4および第二昇降機7の構成は、上記薬液含浸槽3お
よび第一昇降機6とほとんど同じ構成である。
【0028】ただし、液切り槽4は、薬液含浸槽3にお
いて含浸処理が完了した薬液含浸済木材W1に余剰に付
着している薬液を液切り槽4内に垂らして除去する役割
を担っているため、液切り槽4内には薬液は充填されて
いない。その代り槽内の一側部には集合溝43が設けら
れており、含浸済木材W1から滴下した余剰付着薬液は
この集合溝43に集められるようになっている。そして
この集合溝43に集められた薬液を抜き出すためのポン
プ44が設けられており、所定の経路を介して薬液含浸
槽3に返送されるようになっている。
【0029】その他液切り槽4に関しては、液切り槽4
の底部には高さの異なる一対の架台41が設けられ、こ
の上に載置される薬液含浸済木材W1が傾くようになっ
ていること、および液切り槽4の側部外方には真空ポン
プ42が設けられ、閉止状態の液切り槽4内の減圧が可
能になっていること等は薬液含浸槽3と同じである。
【0030】上記第二昇降機7は、左右一対の支柱71
およびこれら支柱71の上端部に架橋された梁材72か
らなる逆U字形状の昇降機本体7aと、この昇降機本体
7aの支柱71、71間に昇降可能に支持された薬液槽
側の昇降コンベヤ73と、この昇降コンベヤ73を支持
するコンベヤ支持部材74とから構成されている。この
コンベヤ支持部材74は側面視がL字形状を呈した左右
一対の水平腕74aと垂直腕74bとからなり、昇降機
本体7aの左右の支柱71間に昇降可能に設けられてい
る。上記昇降コンベヤ73はこのコンベヤ支持部材74
の水平腕74aの上部に固定されている。
【0031】また、昇降コンベヤ73には、上流側の昇
降コンベヤ63と同様に上部にローラ73aが設けられ
ており、上流側の昇降コンベヤ63から供給された薬液
含浸済木材W1は、このローラ73a上を滑って昇降コ
ンベヤ73上の定位置にセットされた状態になる。
【0032】また、コンベヤ支持部材74の垂直腕74
bの上部には先下がりのフード部75が第一昇降機6の
場合と同様に設けられ、このフード部75の基端部75
aは左右一対の支柱71の間に挟持された状態になって
いる。
【0033】一方、左右一対の支柱71の互いに対向し
た側面には、上下方向に延びる案内レール71aが設け
られている。そして、フード部75の基端部の上記案内
レール71aに対応した部分には案内レール71aを挟
み込むように二股が形成された挟持片75bが設けら
れ、この挟持片75bが上記案内レール71aに嵌合す
ることによって、フード部75は案内レール71aにガ
イドされた状態で昇降可能になっている。このようなフ
ード部75の下部には蓋体76が設けられている。この
蓋体76は、液切り槽4の上部開口を完全に閉止するこ
とができる大きさに寸法設定されている。
【0034】そして、一対の支柱71の間の中央下部に
は上記フード部75を昇降させるための油圧シリンダが
立設されており、この油圧シリンダのシリンダロッド7
7aの先端部は上記フード部75の基端部に固定されて
いる。この油圧シリンダは、第二昇降機7の背部に配設
された油圧ユニット77bから供給される油圧によって
シリンダロッド77aが上下動するようになっている。
従って、油圧ユニット77bを作動させてシリンダロッ
ド77aを上下動させることによって、フード部75の
基端部を介してフード部75および蓋体76は昇降する
ことになる。
【0035】なお、第二昇降機7には第一昇降機6の支
柱61に付設されているような押えアームは設けられて
いない。液切り槽4内には薬液は満たされていないた
め、同槽4内に装填された薬液含浸済木材W1が浮き上
がることはなく、従って、それを押え付ける必要がない
からである。
【0036】上記液切り槽4の下流側に設けられた下流
側ローラコンベヤ5は、基本的に上記上流側ローラコン
ベヤ2と同じ構成であり、枠体52が支柱51に支持さ
れているとともに、上記枠体52の上部には複数のロー
ラ53が軸心回りに回転自在に設けられ、液切り済木材
W2はこのローラ53上を滑りながら移動して次工程に
搬出されるようになっている。
【0037】このような薬液含浸・液切り装置1におい
て、木材W、W1、W2を移動させる木材移動機構8
が、図2および図3に示すように、上流側ローラコンベ
ヤ2、薬液含浸槽3、液切り槽4および下流側ローラコ
ンベヤ5に沿って設けられている。
【0038】この木材移動機構8は、薬液含浸・液切り
装置1の前部に立設された複数の支柱80に敷設されて
いるレール8aと、このレール8a上を移動可能に設け
られた移動機構本体81と、この移動機構本体81に水
平軸82回りに回動自在に軸支された押し板83と、こ
の押し板83を水平軸82回りに回動させるエアシリン
ダ84と、上記移動機構本体81をレール8aに沿って
移動させるチエン85とから構成されている。
【0039】上記移動機構本体81は、上下一対のレー
ル8aに噛み込むようにして移動可能に支持されてお
り、この移動機構本体81に取り付けられたチエン85
を引くことによって移動するようになっている。上記チ
エン85は、レール8a上で複数の移動機構本体81を
連結し、その両端部は結合されてループが形成されてい
る。そして、このループには図外の駆動手段が設けられ
ており、この駆動手段を正逆駆動させることによって木
材移動機構8は前進または後退するようになっている。
本実施例の場合、木材移動機構8の設置基数は三基とさ
れ、各木材移動機構8間のスパンは原料木材Wの長さよ
りも若干長めに設定されている。
【0040】上記エアシリンダ84のシリンダロッド8
4aは押し板83の上部に連結されており、エアシリン
ダ84を作動させることによって押し板83は水平姿勢
から垂直姿勢の間で姿勢変更が可能になっている。上記
押し板83は、水平姿勢のときはその先端が各コンベヤ
2、63、73、5の上面に架かるように寸法設定され
ている。
【0041】従って、押し板83を水平姿勢にして図2
の右方にチエン85を1スパン分だけ移動させると、各
押し板83の右側に位置している木材W、W1、W2は
1スパンだけ右に移動して、上流側ローラコンベヤ2上
にあった原料木材Wは第一昇降機6の昇降コンベヤ63
上に移動され、昇降コンベヤ63上の薬液含浸済木材W
1は第二昇降機7の昇降コンベヤ73に移され、昇降コ
ンベヤ73上の液切り済木材W2は下流側ローラコンベ
ヤ5上に移動される。なお、先に下流側ローラコンベヤ
5に送り込まれている液切り済木材W2は、後からきた
液切り済木材W2によって玉突き現象で先に進められ
る。
【0042】本発明の第一の例の薬液含浸・液切り装置
1は、以上のように構成されているので、薬液を含浸す
べき原料木材Wは、前工程から上流側ローラコンベヤ2
を介して、上記木材移動機構8の1スパンの進行方向へ
の移動によって第一昇降機6の昇降コンベヤ63上に送
り込まれる。
【0043】原料木材Wが昇降コンベヤ63上に載置さ
れると、まず油圧シリンダ68を作動させてシリンダロ
ッド68aを引き上げる。そうすると、上記ロッド68
aに連結している押えアーム64dは水平軸64c回り
に回動してその先端に押えロッド68bが下方に降り、
昇降コンベヤ63上の原料木材Wを上から押え付けた状
態になる。
【0044】つぎに油圧ユニット67bからの油圧によ
って油圧シリンダ67を作動させてシリンダロッド67
aを下降させると、それに連設している蓋体66および
この蓋体66にコンベヤ支持部材64を介して一体に設
けられている昇降コンベヤ63も下降してその上に載置
されている原料木材Wは薬液含浸槽3内の薬液中に浸漬
され、かつ蓋体66によって薬液含浸槽3の上部開孔は
閉止されることになる。この場合、原料木材Wは上記押
えロッド68bによって押え付けられているため、薬液
中にあっても図1に示すように浮き上がることはない。
【0045】そして、原料木材Wが薬液含浸槽3内の薬
液中に浸漬されてから真空ポンプ32および加圧ポンプ
32’が適宜駆動され、密封状態の槽内が減圧されたり
加圧されたりする。上記減圧によって原料木材W中に入
り込んでいる空気や隣接している木材相互間に滞留して
いる空気が抜き出されるため、その後薬液が含浸され易
くなる。また、槽内の加圧によって薬液は原料木材W内
に含浸され易くなる。
【0046】所定時間の薬液含浸槽3内への薬液含浸処
理が完了して原料木材Wが薬液含浸済木材W1になると
槽内は常圧に戻される。そして油圧シリンダ67の作動
によって蓋体66が開けられるとともに、昇降コンベヤ
63上の薬液含浸済木材W1は元の高さまで上昇させら
れる。その後押えロッド68bによる薬液含浸済木材W
1への押圧が解除され、木材移動機構8の駆動によって
同木材W1は下流側の第二昇降機7の昇降コンベヤ73
上に引き渡される。
【0047】含浸済木材W1が第二昇降機7の昇降コン
ベヤ73に引き渡されると、この第二昇降機7の図略の
油圧シリンダを作動して蓋体76を下降させる。そうす
ると、蓋体76と一体の昇降コンベヤ73も下降し、そ
の上に載置された薬液含浸済木材W1は液切り槽4に装
填される。蓋体76で液切り槽4の上部開口が閉止され
た状態では、図1の二点鎖線で示すように、含浸済木材
W1は槽内底部に設けられた高さの異なる左右一対の架
台41上に斜めに載せられた状態になっている。薬液含
浸済木材W1が斜めになっているため、同木材W1に付
着した余剰付着薬液は滴り落ち易くなっている。
【0048】このような状態で、真空ポンプ42が駆動
させられ、液切り槽4内は減圧される。この槽内の減圧
によって余剰付着薬液はより迅速に除去される。そし
て、液切り槽4内における所定時間の液切り処理が施さ
れて薬液含浸済木材W1は液切り済木材W2になる。そ
の後槽内は常圧に戻されて蓋体76が開けられ、かつ昇
降コンベヤ73は引き上げられる。そして、木材移動機
構8の駆動によって昇降コンベヤ73上の液切り済木材
W2は下流側ローラコンベヤ5に移送され、引き続き次
工程に搬出される。
【0049】以上の処理操作において、原料木材Wは上
流側ローラコンベヤ2につぎつぎに送り込まれ、先の木
材が液切り槽4において液切り処理がなされているとき
には、後の木材は薬液含浸槽3において含浸処理が同時
に施されるため、従来のような、液切り処理が完了する
までつぎの含浸処理ができないというような制約はな
く、順次連続的に処理が可能であり、作業効率が大幅に
改善される。
【0050】図4は、本発明に係る他の例の薬液含浸・
液切り装置1’を示す平面図である。この図に示すよう
に、この例の場合は、薬液が充填される第一薬液含浸槽
3aと第二薬液含浸槽3bとからなる一対の薬液含浸槽
が並列に設けられている。そして、これら一対の薬液含
浸槽3a、3bの構成は、既述の第一の例の薬液含浸槽
3と全く同じであり、それぞれには同構成の昇降機6’
が設けられているとともに、この昇降機6’には同構成
の昇降コンベヤ63と蓋体66とが備えられ、それらは
油圧シリンダ67の駆動によって昇降可能になってい
る。
【0051】そして、上記一対の第一および第二薬液含
浸槽3a、3bの上流側には原料木材Wを薬液含浸槽3
a、3bに供給する一対の上流側ローラコンベヤ(木材
供給コンベヤ)2が設けられるとともに、同下流側には
液切り済木材W2を次工程に搬出する下流側ローラコン
ベヤ(木材搬出コンベヤ)5が設けられている。木材の
移送はそれぞれの薬液含浸槽3a、3bに沿って配設さ
れた上記と同じ構成の木材移動機構8によって行うよう
になっている。
【0052】また、上記一対の薬液含浸槽3a、3bが
蓋体66で閉止された状態でこれらの槽内を減圧する真
空ポンプ(ポンプ機構)32が付設されているととも
に、同槽内を加圧する加圧ポンプ(ポンプ機構)32’
が付設されており、これらの真空ポンプ32および加圧
ポンプ32’を適宜作動させることによって第一薬液含
浸槽3aおよび第二薬液含浸槽3b内を加圧状態、ある
いは減圧状態にすることが可能になっている。
【0053】このような薬液含浸・液切り装置1’の薬
液含浸槽3aと薬液含浸槽3bとの間には、両槽間で薬
液の授受を行う薬液授受ポンプ(薬液授受機構)9が設
けられている。この薬液授受ポンプ9を正逆運転するこ
とによって、第一薬液含浸槽3aに充満している薬液を
第二薬液含浸槽3bに移行させたり、第二薬液含浸槽3
bに充満している薬液を第一薬液含浸槽3aに移行させ
たりすることができるようになっている。
【0054】そして、第二の例の最も特徴とするところ
は、上記のように併設された一対の薬液含浸槽3a、3
b間で薬液の授受を行って、薬液が充満されているとき
一方の薬液含浸槽で原料木材Wの含浸処理を行い、薬液
が充填されていない他方の薬液含浸槽で液切り処理を行
い、これらの操作を一対の薬液含浸槽間で順次切り換え
て行うようにしたところに存する。
【0055】従って、第二の例の薬液含浸・液切り装置
1’においては、原料木材Wを薬液が充填された側の上
流側ローラコンベヤ2によって昇降コンベヤ63に搬入
し、この昇降コンベヤ63を上記薬液含浸槽内に下降さ
せて原料木材Wを薬液内に浸漬して所定の処理操作で薬
液含浸済木材W1とし、その後薬液を薬液授受ポンプ9
を介して他方の薬液含浸槽に排出し、槽内を減圧して薬
液含浸済木材W1を液切り済木材W2とし、その後昇降
コンベヤ63を上昇させて液切り済木材W2を薬液含浸
槽から引き上げ、この液切り済木材W2を下流側ローラ
コンベヤ5に送り出す一連の操作を二系列で交互に行う
ことが可能になる。
【0056】すなわち、一対の薬液含浸槽を二系列の処
理を対象として薬液含浸処理と液切り処理とに交互に切
り換えて使用することによって従来のような作業上のロ
スタイムは発生せず、効率的に木材に対する薬液の含浸
処理を行うことができる。
【0057】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の請求項1記
載の木材への薬液の含浸・液切り方法および請求項2記
載の同装置は、順次原料木材を上記薬液含浸槽に供給
し、この薬液含浸槽で得られた薬液含浸済木材を順次上
記液切り槽に供給し、この液切り槽で得られた液切り済
木材を順次搬出するようになっている。
【0058】従って、原料木材を薬液含浸槽および液切
り槽とに順次直列的に送り込むことができ、先に含浸処
理が完了した薬液含浸済木材が液切り槽で液切り処理さ
れている間に、つぎの原料木材が薬液含浸槽で含浸処理
が施され、たえず薬液含浸槽と液切り槽とが稼働状態に
なっているため、その分従来のバッチ処理のようなロス
タイムが発生せず、効率的に木材に対する薬液の含浸処
理を行うことができ好都合である。
【0059】すなわち、上記方法および装置によれば、
原料木材を木材供給コンベヤによって薬液含浸槽に供給
し、この薬液含浸槽における薬液含浸槽側昇降コンベヤ
の作動によって同槽の薬液に対する木材の浸漬および引
き上げ操作を行いその間に所定の薬液含浸処理を施し、
つぎの液切り槽における液切り槽側昇降コンベヤの作動
によって木材の同槽内への装填および引き上げ操作を行
いその間に液切り処置を施し、その後液切り済木材を木
材搬出コンベヤによって次工程に送り出すようにしてい
るため、上記薬液含浸処置と液切り処理とが独立して行
われ、その結果従来のように薬液含浸処理の後、液切り
処理が完了するまでつぎの原料木材の処理ができないと
いう不都合はなく、順次連続的に処理が可能になり作業
効率が上昇する。
【0060】本発明の請求項3記載の木材への薬液の含
浸・液切り方法および請求項4記載の同装置は、薬液含
浸槽が並列に配設され、両薬液含浸槽の間で薬液の充填
と排出とが交互に行われるように構成され、順次原料木
材を各薬液含浸槽に供給および同槽から搬出するように
し、各薬液含浸槽内に原料木材が装填されているときに
両薬液含浸槽の間で交互に薬液の充填と排出とを行うこ
とによって原料木材の薬液含浸処理と余剰付着薬液の液
切り処理とを両薬液含浸槽の間で交互に行うようにして
いる。
【0061】従って、薬液含浸槽に液切り槽の役割を果
たさせることが可能であり、一対の薬液含浸槽を二系列
の処理を対象として薬液含浸処理と液切り処理とに交互
に切り換えて使用することによって従来のようなロスタ
イムは発生せず、効率的に木材に対する薬液の含浸処理
を行うことができ好都合である。
【0062】すなわち、上記方法および装置によれば、
原料木材を薬液が充填された側の木材供給コンベヤによ
って昇降コンベヤに搬入し、この昇降コンベヤを上記薬
液含浸槽内に下降させて原料木材を薬液内に浸漬して所
定の処理操作で薬液含浸済木材とし、その後薬液を他方
の薬液含浸槽に排出し、槽内を減圧して薬液含浸済木材
を液切り済木材とし、その後昇降コンベヤを上昇させて
液切り済木材を薬液含浸槽から引き上げ、この液切り済
木材を木材搬出コンベヤに送り出す一連の操作を二系列
で交互に行うようにしているため、薬液含浸槽に液切り
槽の役割を果たさせることが可能であり、一対の薬液含
浸槽を二系列の処理を対象として薬液含浸処理と液切り
処理とに交互に切り換えて使用することによって従来の
ようなロスタイムは発生せず、効率的に木材に対する薬
液の含浸処理を行うことができ好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第一の例の薬液含浸・液切り装置
を示す一部断面視を含む側面略図である。
【図2】図1に示す薬液含浸・液切り装置の平面略図で
ある。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】本発明に係る第二の例の薬液含浸・液切り装置
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 薬液含浸・液切り装置 2 上流側ローラコンベヤ 5 下流側ローラコンベヤ 21、51 支柱 22、52 枠体 23、53、63a、73a ローラ 3、3a、3b 薬液含浸槽 31、41 架台 32、42 真空ポンプ 32’ 加圧ポンプ 33、43 集合溝 4 液切り槽 6 第一昇降機 6a 昇降機本体 61 支柱 61a 案内レール 62 梁材 63 昇降コンベヤ 64 コンベヤ支持部材 64a 水平腕 64b 垂直腕 64c 水平軸 64d 押えアーム 65 フード部 66 蓋体 67、68 油圧シリンダ 68a シリンダロッド 68b 押えロッド 67b 油圧ユニット 7 第二昇降機 8 木材移動機構 9 薬液授受ポンプ W 原料木材 W1 薬液含浸済木材 W2 液切り済木材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次原料木材を薬液含浸槽に供給し、こ
    の薬液含浸槽で得られた薬液含浸済木材を順次液切り槽
    に供給し、この液切り槽で得られた液切り済木材を順次
    搬出するようにした木材への薬液の含浸・液切り方法に
    おいて、原料木材を木材供給コンベヤによって同コンベ
    ヤに連設されかつ昇降可能に構成された薬液槽側昇降コ
    ンベヤに搬入し、原料木材が浮上しないように固定した
    状態で上記薬液槽側昇降コンベヤを上記薬液含浸槽内に
    下降させて原料木材を薬液内に浸漬し、薬液含浸槽を密
    閉して同槽内の圧力を変化させることによって原料木材
    からの脱気処理、原料木材相互間の接触面に滞留してい
    る空気の脱気処理および原料木材への薬液含浸操作を行
    って薬液含浸済木材を得、薬液含浸槽内を常圧に戻して
    同槽の密閉を解除した後上記薬液槽側昇降コンベヤを上
    昇させて薬液含浸済木材を薬液含浸槽から引き上げ、こ
    の薬液含浸済木材を薬液槽側昇降コンベヤに連設されか
    つ昇降可能に構成された液切り槽側昇降コンベヤに搬入
    し、この液切り槽側昇降コンベヤを上記液切り槽に下降
    させて薬液含浸済木材を同槽内に装填し、同槽内を減圧
    して薬液含浸済木材に付着している余剰付着薬液を除去
    した液切り済木材を得、その後液切り槽内を常圧に戻し
    て同槽の密閉を解除した後液切り槽側昇降コンベヤを上
    昇させて液切り済木材を液切り槽から引き上げ、この液
    切り済木材を木材搬出コンベヤに送り出すことを特徴と
    する木材への薬液の含浸・液切り方法。
  2. 【請求項2】 薬液が充填された薬液含浸槽と、薬液含
    浸済木材の液切り処理用の液切り槽とが互いに隣接して
    直列に設けられ、上記薬液含浸槽の上流側に原料木材を
    薬液含浸槽に供給する木材供給コンベヤが設けられ、上
    記液切り槽の下流側に液切り済木材を次工程に搬出する
    木材搬出コンベヤが設けられ、上記薬液含浸槽には一体
    に昇降可能な薬液槽側昇降コンベヤと薬液含浸槽の上部
    開口を閉止する蓋体とが設けられ、上記液切り槽には一
    体に昇降可能な液切り槽側昇降コンベヤと液切り槽の上
    部開口を閉止する蓋体とが設けられるとともに薬液含浸
    済木材から回収された余剰付着薬液を薬液含浸槽に返送
    する返送ポンプが設けられ、上記薬液含浸槽および液切
    り槽が上記蓋体で閉止された状態でこれらの槽内の圧力
    を変化させるポンプ機構が付設され、木材を移動させる
    木材移動機構が上記木材供給コンベヤ、薬液槽側昇降コ
    ンベヤ、液切り槽側昇降コンベヤおよび木材搬出コンベ
    ヤに沿って配設されていることを特徴とする木材への薬
    液の含浸・液切り装置。
  3. 【請求項3】 順次原料木材を一対の併設された各薬液
    含浸槽に供給し、同槽から搬出するようにし、各薬液含
    浸槽内に原料木材が装填されているときに両薬液含浸槽
    の間で交互に薬液の充填と排出とを行うことによって原
    料木材の薬液含浸処理と余剰付着薬液の液切り処理とを
    両薬液含浸槽の間で交互に行うようにした木材への薬液
    の含浸・液切り方法において、薬液が充填された側の木
    材供給コンベヤによって原料木材を同コンベヤに連設さ
    れかつ昇降可能に構成された昇降コンベヤに搬入し、原
    料木材が浮上しないように固定した状態で上記昇降コン
    ベヤを上記薬液含浸槽内に下降させて原料木材を薬液内
    に浸漬し、薬液含浸槽を密閉して同槽内の圧力を変化さ
    せることによって原料木材からの脱気処理、原料木材相
    互間の接触面に滞留している空気の脱気処理および原料
    木材への薬液含浸処理を行って薬液含浸済木材を得、そ
    の後薬液を他方の薬液含浸槽に排出し、槽内を減圧して
    薬液含浸済木材に付着している余剰付着薬液が除去され
    た液切り済木材を得、その後薬液含浸槽内を常圧に戻し
    て同槽の密閉を解除した後昇降コンベヤを上昇させて液
    切り済木材を薬液含浸槽から引き上げ、この液切り済木
    材を木材搬出コンベヤに送り出す操作を二系列で交互に
    行うことを特徴とする木材への薬液の含浸・液切り方
    法。
  4. 【請求項4】 薬液が充填される一対の薬液含浸槽が並
    列に設けられ、これら一対の薬液含浸槽間には薬液の授
    受を行う薬液授受機構が設けられ、上記一対の薬液含浸
    槽の上流側に原料木材を薬液含浸槽に供給する一対の木
    材供給コンベヤが設けられるとともに、同下流側に液切
    り済木材を次工程に搬出する木材搬出コンベヤが設けら
    れ、上記一対の薬液含浸槽には一体に昇降可能な一対の
    昇降コンベヤと薬液含浸槽の上部開口を閉止する一対の
    蓋体とが設けられ、上記一対の薬液含浸槽が蓋体で閉止
    された状態でこれらの槽内の圧力を変化させるポンプ機
    構が付設され、木材を移動させる木材移動機構が上記木
    材供給コンベヤ、昇降コンベヤおよび木材搬出コンベヤ
    に沿って配設されていることを特徴とする木材への薬液
    の含浸・液切り装置。
JP6552893A 1993-03-24 1993-03-24 木材への薬液の含浸・液切り方法および同装置 Pending JPH06270106A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6552893A JPH06270106A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 木材への薬液の含浸・液切り方法および同装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6552893A JPH06270106A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 木材への薬液の含浸・液切り方法および同装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06270106A true JPH06270106A (ja) 1994-09-27

Family

ID=13289608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6552893A Pending JPH06270106A (ja) 1993-03-24 1993-03-24 木材への薬液の含浸・液切り方法および同装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06270106A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222117A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 株式会社アルス 脱水機
CN114055581A (zh) * 2021-10-11 2022-02-18 江苏沪东木业有限公司 一种用纳米纤维素对木材进行防腐和加固的方法及系统
KR102515082B1 (ko) * 2021-12-16 2023-03-29 (주)엠에스티통상 친환경 스마트 오일스테인 자동 도포장치
CN117207301A (zh) * 2023-10-26 2023-12-12 南京林业大学 一种磁性竹木材的制备方法及其装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014222117A (ja) * 2013-05-13 2014-11-27 株式会社アルス 脱水機
CN114055581A (zh) * 2021-10-11 2022-02-18 江苏沪东木业有限公司 一种用纳米纤维素对木材进行防腐和加固的方法及系统
KR102515082B1 (ko) * 2021-12-16 2023-03-29 (주)엠에스티통상 친환경 스마트 오일스테인 자동 도포장치
WO2023113332A1 (ko) * 2021-12-16 2023-06-22 (주)엠에스티통상 친환경 스마트 오일스테인 자동 도포장치
CN117207301A (zh) * 2023-10-26 2023-12-12 南京林业大学 一种磁性竹木材的制备方法及其装置
CN117207301B (zh) * 2023-10-26 2024-01-26 南京林业大学 一种磁性竹木材的制备方法及其装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109157415A (zh) 一种中药饮片快速浸渍设备及中药饮片自动浸渍方法
US3655316A (en) Unloading mechanism for single-level platen press
US4407229A (en) Dip tank hoist
JP2019063793A (ja) ワークの洗浄装置及びワークの洗浄方法
US4452056A (en) Liquid extracting apparatus
CN112452993A (zh) 一种用于大型齿轮箱体的全自动上下料清洗装置
US4286540A (en) Apparatus for strengthening porous plates by impregnation
JPS58100024A (ja) パレツト荷積装置
CN208066676U (zh) 有机浸渗系统
KR100595091B1 (ko) 세정장치
JP5210720B2 (ja) 洗濯物の圧搾式脱水機
CN116352831B (zh) 一种竹木片材抗霉变处理工艺及设备
CN219648252U (zh) 一种样瓶自动清洗烘干系统
US6315028B1 (en) Equipment for circulating box containing model for making mold under reduced pressures
JPH10212700A (ja) パルプモールド抄造方法及び装置
JP2997019B2 (ja) ウェーハ貼付用プレートの洗浄装置
JP2001058304A (ja) 木材の乾燥方法
JP2941515B2 (ja) 脱水機
CN115072375B (zh) 一种托盘组装用自动吸板压实设备
JPS64607Y2 (ja)
JPH0434415B2 (ja)
US20020114895A1 (en) Green lumber dip machine
CN218079333U (zh) 一种化工生产用化工原料漂洗装置
JPH0726947Y2 (ja) 高圧処理装置
JP3333924B2 (ja) 洗浄方法及びその装置